JP2013143474A - 超電導マグネット装置及びその電流リード - Google Patents

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Abstract

【課題】電流リードを構成する材料として酸化物系超電導材を使用することにより熱侵入の抑制を図りながら、当該酸化物系超電導導体の温度が上昇してその超電導状態が一時的に消失しても定常運転に復帰することが可能な超電導マグネット装置10、及びこの超電導マグネット装置10に好適な電流リード30を提供する。
【解決手段】超電導マグネット装置10は、超電導マグネット12と、首管15を有して超電導マグネット12及び液体ヘリウム13を収容する液体ヘリウム容器14と、電流リード30とを備える。電流リードは、首管15内に挿入された状態で超電導マグネット12と外部電源とを接続する接続用導体31,32を含む。接続用導体31,32は、金属導体37と、酸化物系超電導材料からなる超電導導体38とを有する。両導体37,38は、互いに並列に配置され、前記首管に沿って延び、かつ、その長手方向と直交する方向に互いに重ね合わされていてその重ね合わせ領域内の任意の位置で互いに導通可能となるように接合されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、液体ヘリウムを利用した超電導マグネット装置及びその電流リードに関するものである。
従来、超電導マグネットの超電導状態を保持する手段として、これを液体ヘリウム容器内の液体ヘリウムに浸漬することが一般に行われている。このような超電導マグネット及び液体ヘリウム容器を備えた超電導マグネット装置では、当該液体ヘリウム容器内の超電導マグネットと、当該液体ヘリウム容器の外部に設けられている電源とを接続するための電流リードが必要である。
前記電流リードについては、当該電流リードを通じての液体ヘリウム容器内への熱侵入が大きな課題となる。当該電流リードには、導電率の高い銅が多用されているが、この銅は高い熱導電率を有していて外部からの熱侵入を許容し易いのに加え、銅自身のもつ電気抵抗による発熱が前記熱侵入の大きな要因となる。この熱侵入は、液体ヘリウムの消費量の増大を招く。特に、超電導マグネットが電流リードと切り離された状態で永久電流が流される永久運転モードではなく、超電導マグネットと外部電源とが電流リードにより接続されたままの駆動モードで運転が行われる超電導マグネット装置、例えば、超電導マグネットのコイルが酸化物系超電導線材により構成されていて永久電流スイッチの使用が困難な装置、では、当該電流リードを通じての熱侵入の抑制が強く望まれる。
従来、前記のような熱侵入を抑制するための電流リードとして、例えば特許文献1に記載されるようなものが知られている。この電流リードは、銅などの良導電性金属からなる高温側リードと、酸化物系超電導導体からなる低温側リードとを有し、これらが直列に接続されている。両リードのうち、前記低温側リードが液体ヘリウム容器内の超電導コイルに接続され、前記高温側リードが外部接続用の常温端子に接続される。
この電流リードにおいて、液体ヘリウムに近い低温側リードを構成する酸化物系超電導導体は、蒸発するヘリウムガスにより冷却されて超電導状態を維持し、これにより、電気抵抗による発熱の大幅な削減に寄与する。その一方、前記低温側リードよりも高い位置にあって前記ヘリウムガスによる冷却度合いの低い高温側リードは、銅等の良導電性金属により構成され、常温下においても比較的高い導電率を保有する。
特開平5−114753号公報
前記特許文献1に記載される電流リードでは、酸化物系超電導導体の温度が何らかの要因で上昇してその少なくとも一部(一般には液体ヘリウムの液面から遠い上部)の超電導状態が消失することがあり、その場合に定常運転に復帰することが困難であるという課題がある。具体的に、前記酸化物系超電導導体の冷却条件は、これを冷却しているヘリウムガスの流れが何らかの熱擾乱によって変化したり、液体ヘリウムの液面高さが変動したりすることにより変動する可能性があり、その変動が大きいと前記酸化物系超電導導体の少なくとも一部の温度が超電導転移温度(例えば90K)を超えてその超電導状態が破れる可能性がある。この超電導状態の消失は酸化物系超電導導体の抵抗を著しく増大させるが(例えば1mΩ・cm程度以上)、当該抵抗の増大にかかわらず電流は継続して当該酸化物系超電導導体を流れざるを得ない。この電流により、当該酸化物系超電導導体の温度は上昇の一途をたどり、最終的には当該酸化物系超電導導体が溶断するおそれがある。
このような事態を避けるには、前記電流リードにおける前記酸化物系超電導導体の長さの比率を小さく抑えて当該酸化物系超電導導体が確実に低温領域内に収まるように設計する必要があるが、このような設計は前記酸化物系超電導導体の使用領域を著しく制限し、その熱侵入抑制効果を必要以上に低下させる結果となる。
本発明の目的は、前記課題を解決すること、すなわち、電流リードを構成する材料として酸化物系超電導材を使用することにより熱侵入の抑制を図りながら、当該酸化物系超電導導体の温度が上昇してその超電導状態が一時的に消失しても定常運転に復帰することが可能な超電導マグネット装置、及びこの超電導マグネット装置に好適な電流リードを提供することを目的とする。
本発明が提供する超電導マグネット装置は、超電導マグネットと、この超電導マグネット及びこれを冷却するための液体ヘリウムを収容する液体ヘリウム容器と、前記超電導マグネットと前記液体ヘリウム容器の外部の電源とを接続するための電流リードとを備える。前記液体ヘリウム容器は、上下方向に延びて当該液体ヘリウム容器内に連通する首管を上部に有し、前記電流リードは、前記首管内に挿入された状態で前記超電導マグネットと前記電源とを接続する接続用導体を含む。この接続用導体は、例えば銅や銅系合金といった常温で導電性を有する金属からなる金属導体と、前記液体ヘリウム容器内の蒸発ヘリウムガスにより所定温度以下に冷却されることにより超電導状態となり得る酸化物系超電導材料からなる超電導導体とを有する。前記金属導体及び前記超電導導体は、互いに並列に配置され、前記首管に沿って延び、かつ、当該長手方向と直交する方向に互いに重ね合わされていてその重ね合わせ領域内の任意の位置で互いに導通可能となるように接合されている。
この超電導マグネット装置では、前記電流リードに含まれる超電導導体の少なくとも一部の領域(一般には液体ヘリウムの液面に近い少なくとも下部を含む領域)が液体ヘリウム容器内のヘリウムガスによる冷却で超電導状態となる。従って、この領域での温度勾配はほとんど0となり、このことが熱侵入の著しい低減に寄与する。また、前記超電導導体に超電導状態に移行していない領域(一般には前記液体ヘリウムの液面から遠い上側の領域)、すなわち、その抵抗が大きい領域が残っていても、この領域では、当該超電導導体と重ね合わされて導通可能な金属導体が低抵抗で電流が流れるのを許容する。従って、この電流リードは、前記超電導導体の冷却状態にかかわらず、その冷却状態において最も抵抗の小さい電流経路を提供することができる。
さらに、この超電導マグネット装置では、従来の装置と異なり、何らかの要因で前記超電導導体の温度が一時的に上昇してその超電導状態が破れても、その後に自動的に正常運転に復帰することが可能である。すなわち、従来のように酸化物系超電導導体と銅等の金属導体とが直列に並べられたものでは、当該酸化物系超電導導体の一部または全部の超電導状態が破れると、その抵抗が著しく増大しているにもかかわらず電流は当該酸化物系超電導導体に流れ続けざるを得ず、このことが当該酸化物系超電導導体の著しい温度上昇さらには溶断を招くおそれがあるが、本発明に係る超電導マグネット装置では、酸化物系超電導材料からなる超電導導体の冷却状態が急変してその超電導状態が破れても、あるいはその超電導状態が形成されている領域が著しく縮小されても、当該超電導導体と並列に配置されかつその長手方向と直交する方向に重ね合わされている金属導体が最低限の電流経路を担保することにより、前記超電導導体の著しい温度上昇を防ぐことができる。従って、前記超電導導体は、その冷却状態の一時的な悪化が解消された後に元の超電導状態に復帰することが可能である。
この超電導マグネット装置は、前記接続用導体の周囲にヘリウムガス上昇流路を形成しながら当該接続用導体を囲む断熱層を有することが、より好ましい。この断熱層は、前記接続用導体の周囲を上向きに流れるヘリウムガスの冷熱が径方向すなわち前記接続用導体の長手方向と直交する方向に外向きに逃がされるのを抑制し、これにより、当該ヘリウムガスによる超電導導体の冷却効率を高めることができる。
前記断熱層は、例えば前記首管に形成されてもよいが、前記電流リードが、当該断熱層を構成する断熱管を備え、この断熱管が前記接続用導体と一体に前記首管に挿入されるように当該断熱管と当該接続用導体とが連結されているものが、好ましい。この電流リードによれば、首管に断熱層が設けられていない既設の液体ヘリウム容器であっても、当該電流リードの挿入によって好適な断熱層を容易に形成することができる。
また、当該電流リードにおける断熱管の下端は前記接続用導体における超電導導体の下端よりも上側に位置していることが、好ましい。このことは、当該超電導導体の下端を液体ヘリウムに浸漬させ、もしくは当該液体ヘリウムの液面に極力近づけることで、その冷却を促しながら、前記断熱管の下端を前記液体ヘリウムの液面よりも上側に位置させることで液体ヘリウム容器内の蒸発ヘリウムガスを前記断熱管の内側のヘリウムガス上昇流路に積極的に取り込むことを可能にする。
また本発明は、超電導マグネットと、この超電導マグネット及びこれを冷却するための液体ヘリウムを収容する液体ヘリウム容器とを備え、この液体ヘリウム容器が上下方向に延びて当該液体ヘリウム容器内に連通する首管を上部に有する超電導マグネット装置に用いられる電流リードを提供する。この電流リードは、前記首管内に挿入されて前記超電導マグネットと前記液体ヘリウム容器の外部の電源とを接続する接続用導体を含み、この接続用導体は、銅または銅系合金からなる金属導体と、前記液体ヘリウム容器内の蒸発ヘリウムガスにより所定温度以下に冷却されることにより超電導状態となり得る酸化物系超電導材料からなる超電導導体とを有する。前記金属導体及び超電導導体は、互いに並列に配置され、前記首管に沿って延び、かつ、当該長手方向と直交する方向に互いに重ね合わされていてその重ね合わせ領域内の任意の位置で互いに導通可能となるように接合されている。
この電流リードは、前記接続用導体の周囲にヘリウムガス上昇流路を形成しながら当該接続用導体を囲む断熱管を備え、この断熱管が前記接続用導体と一体に前記首管に挿入されるように当該断熱管及び当該接続用導体が相互に連結されているのが、好ましい。この電流リードによれば、ヘリウムガス上昇流路を囲む断熱層が設けられていない既設の液体ヘリウム容器であっても、その首管への前記電流リードの挿入によって好適な断熱層を容易に配設することができる。
前記断熱管としては、内部に真空層を有する真空断熱管が好適である。また、当該電流リードにおける断熱管の下端は前記接続用導体における超電導導体の下端よりも上側に位置していることが、好ましい。
本発明に係る電流リードは、前記超電導マグネットを通電させるために、前記接続用導体として第1接続用導体と第2接続用導体とを備えるのが、好ましい。この場合において、前記第1及び第2接続用導体がその長手方向と直交する方向に互いに間隔をおいて配置され、各接続用導体ではその金属導体の外側面すなわち相手方接続用導体と反対側の面に超電導導体が重ねられ、両接続用導体の金属導体の内側面同士の間に電気絶縁性を有するスペーサが介設されるのが、より好ましい。この配置によれば、前記スペーサが前記両接続用導体同士の短絡を確実に防ぐ一方、その反対側の金属導体の外側面に重ねられた超電導導体がその外側のヘリウムガス上昇流路を流れるヘリウムガスと直接接触することで効果的に冷却される。
前記金属導体としては、銅または銅系合金からなるものが、好適である。その場合、当該金属導体の長さをL(m)、断面積をS(m)、残留抵抗比をRRR、接続用導体に流される電流をI(A)とした時に、下記の式の条件を満たすことによって、当該金属導体を通じての熱侵入を効果的に抑制することが可能である。
0.8×10−6≦S/(L・I)・(RRR)0.574≦40×10−7
以上のように、本発明によれば、電流リードを構成する材料として酸化物系超電導材を使用することにより熱侵入の抑制を図りながら、これを超電導導体としたときに当該超電導導体と銅または銅系合金からなる金属導体とを互いに並列に配置してその長手方向と直交する方向に重ね合わせて互いに導通可能とすることにより、当該酸化物系超電導導体の温度が上昇してその超電導状態が一時的に消失しても定常運転に復帰することが可能な超電導マグネット装置、及びこの超電導マグネット装置に好適な電流リードを提供することができる。
本発明の実施の形態に係るNMR用超電導マグネット装置の全体構成を示す断面正面図である。 前記超電導マグネット装置の要部を示す断面正面図である。 図4のIII−III線断面図である。 前記超電導マグネット装置における電流リードの下端部の詳細を示す拡大断面図である。 本発明の実施例1および比較例1に係る実験結果を示すグラフである。 本発明の実施例2に係る実験結果を示すグラフである。 本発明の実施例3に係る実験結果を示すグラフである。 本発明の実施例4に係る実験結果を示すグラフである。
本発明の好ましい実施の形態を図1〜図4を参照しながら説明する。この実施の形態は、本発明に係る超電導マグネット装置の具体例として核磁気共鳴分析装置(以下、MRS装置と称する。)10を示すが、本発明に係る超電導マグネット装置の用途は限定されない。
前記MRS装置10は、超電導マグネット12と、この超電導マグネット12及びこれを冷却するための液体ヘリウム13を収容する液体ヘリウム容器である液体ヘリウム槽14と、この液体ヘリウム槽14の外側に配置される低温側(例えば40K)熱シールド板16と、この低温側熱シールド板16の外側に配置される高温側(例えば77K)熱シールド板17と、この高温側熱シールド板17を包囲しながら液体窒素19を収容する液体窒素槽18と、以上示した構成要素を収容する真空容器20と、電流リード30と、を備えている。
前記超電導マグネット12は、コイル線が中空状に巻回されてドーナツ状に形成されたものであり、その形状に応じて前記液体ヘリウム槽14、熱シールド板16、液体窒素槽18、及び真空容器20も上下方向に延びる中央の試料空間11を取り巻くドーナツ状に形成されている。前記液体ヘリウム槽14には、前記液体ヘリウム13に前記超電導マグネット12が浸漬されるに十分な量の当該液体ヘリウム13が収容されている。
前記液体ヘリウム槽14は、その上部に首管15を有している。この首管15は、前記液体ヘリウム槽14の天壁から上下方向に沿って上向きに延び、液体ヘリウム槽14内に連通している。また、前記熱シールド板16,17及び真空容器20の天壁が前記首管15に接合されている。
前記電流リード30は、図2に示すように、前記首管15内に上から挿入された状態で前記超電導マグネット12のコイル線と前記液体ヘリウム槽14の外部の電源とを接続するものであり、左右一対の第1接続用導体31及び第2接続用導体32と、これら接続用導体31,32を囲む断熱管34と、前記両接続用導体31,32及び前記断熱管34のそれぞれの上端を保持する保持部36とを有している。
前記第1及び第2接続用導体31,32は、前記首管15の長手方向に沿って互いに平行に延び、当該首管15内に挿入された状態で前記超電導マグネット12と前記電源とを接続する。具体的に、各接続用導体31,32の下端は前記超電導マグネット12から引き出されたリード線12aに接続され、各接続用導体31,32の上端はケーブル35を介して前記電源に接続される。
この電流リード30の特徴として、前記各接続用導体31,32は、図3及び図4に示すような金属導体37と超電導導体38とで構成される。前記金属導体37は、常温でも比較的良好な導電率を示す金属材料、例えば銅または銅系合金、からなり、前記超電導導体38は酸化物系超電導材料からなる。この酸化物系超電導材料は、前記液体ヘリウム槽14内の蒸発ヘリウムガスにより所定の転移温度以下に冷却されることにより超電導状態となり得るものであって、例えば、90K以上の転移温度を有するビスマス系高温超電導材料やイットリウム系高温超電導材料が好適である。これに対して金属導体37は、前記超電導状態に転移していないときの前記超電導導体38の導電率(例えば1×10Ω−1・m−1)よりも高い導電率(例えば3×10Ω−1・m−1)を保有し、後述のように超電導導体38の超電導状態が不意に消失したときの電流経路を担保する。
この実施の形態では、前記両接続用導体31,32の金属導体37が矩形状の断面を有する長尺な平板に形成され、当該矩形の短辺方向である厚み方向に互いに間隔をおいて対向するように配置されている。前記ケーブル35、すなわち電源接続用のケーブルは、前記金属導体37の上端につながれている。
前記両接続用導体31,32の超電導導体38は、前記金属導体37よりも薄肉のシート状をなし、当該金属導体37の外側面、すなわち、相手方の接続用導体と反対の側を向く面にその全長にわたって重ねられて半田付けにより固定されている。すなわち、各接続用導体31,32を構成する金属導体37及び超電導導体38は、互いに並列に配置され、前記首管に沿って延び、かつ、当該長手方向と直交する方向(この実施の形態では厚み方向)に互いに重ね合わされていてその重ね合わせ領域内の任意の位置で互いに導通可能となるように接合されている。また、前記超電導マグネット12につながるリード線12aは、前記各接続用導体31,32のうちの超電導導体38の下端に半田付け等で接続されている。
この実施の形態に係る電流リード30は、さらに、図3及び図4に示すようなスペーサ33を具備する。このスペーサ33は、例えばFRP樹脂のような絶縁材料からなり、前記両接続用導体31,32の内側面(この実施の形態では両接続用導体31,32における金属導体37,38が互いに対向する面)同士の間に介在する。このスペーサ33は、本発明において必須のものではないが、その介在は接続用導体31,32同士の短絡を確実に阻止する。
前記断熱管34は、前記両接続用導体31,32を外側から囲む円筒状をなし、その厚み方向の熱伝導を抑止する断熱機能を有する。この実施の形態に係る断熱管34は、その内部に真空層34aを有する真空断熱管により構成される。この断熱管34の内周面と両接続用導体31,32の外表面との間にはヘリウムガス上昇流路39が形成され、このヘリウムガス上昇流路39内を前記液体ヘリウム13の蒸発により生ずる低温のヘリウムガスが上昇する。
前記断熱管34の下端の高さ位置は、前記両接続用導体31,32の下端の高さ位置と同等であってもよいが、図4に示されるように、前記断熱管34の下端の高さ位置が前記接続用導体31,32の下端(特に超電導導体38の下端)の高さ位置よりも上側にあることが、より好ましい。このことは、同図に示されるように前記超電導導体38の下端を液体ヘリウム13に浸漬させ、もしくは当該液体ヘリウム13の液面に極力近づけることで、当該超電導導体38の冷却を促しながら、前記断熱管34の下端を前記液体ヘリウム13の液面よりも上側に位置させることで前記液体ヘリウム13から蒸発したヘリウムガスを前記断熱管34の下端側の開口を通じて当該断熱管34の内側のヘリウムガス上昇流路39に積極的に取り込むことを可能にする。
前記保持部36は、例えばFRP樹脂といった絶縁材料からなり、前記両接続用導体31,32の上端及び前記断熱管34の上端を保持することにより、これらの相対位置関係を一定に保ち、前記ヘリウムガス上昇流路39を確保しながら当該接続用導体31,32及び当該断熱管34が一体に前記首管15内に挿入されることを可能にする。換言すれば、この保持部36は、前記接続用導体31,32と前記断熱管34とを相互に連結する。さらに、この実施の形態に係る保持部36は、前記各接続用導体31,32の金属導体37の端部に接続されるケーブル35の端部を保持するとともに、前記ヘリウムガス上昇流路39を通じて上昇するヘリウムガスを外部に逃がすためのヘリウムガス排出流路を形成する機能を有する。
以上示した超電導マグネット装置では、電流リード30の各接続用導体31,32を介して超電導マグネット12と外部電源とを接続しながら、各接続用導体31,32において互いに並列に配置される金属導体37と超電導導体38との組み合わせが、当該接続用導体31,32から液体ヘリウム槽14内への熱侵入を安定して抑えることを可能にする。具体的に、前記電流リード30では、断熱管34の下端からその内側のヘリウムガス上昇流路39を通じて上昇するヘリウムガスが各接続用導体31,32の超電導導体38の外表面に接触して当該超電導導体38の少なくとも一部の領域(一般には前記液体ヘリウム13の液面に近い下部の領域)をその転移温度(例えば約90K)以下の温度まで冷却し、この領域での接続用導体31,32における温度勾配を実質上0にする。このことが前記熱侵入の著しい低減に寄与する。その一方、前記超電導導体38に超電導状態に移行していない領域(一般には前記液体ヘリウム13の液面から遠い上側の領域)、すなわち、その抵抗が大きい領域が残っていても、この領域では、当該超電導導体と並列に配置されかつこれと導通可能な金属導体が当該金属導体を通じて低抵抗で電流が流れるのを許容する。従って、この電流リード30は、前記超電導導体38の冷却状態、すなわち当該超電導導体38のどの領域までが超電導状態に転移するまで冷却されているかにかかわらず、その冷却状態において最も抵抗の小さい電流経路を提供することができる。
さらに、この超電導マグネット装置では、金属導体と超電導導体とが直列に配置される従来の装置と異なり、何らかの要因で前記超電導導体38の温度が一時的に上昇してその超電導状態が破れても、その後に自動的に正常運転に復帰することが可能である。例えば、前記ヘリウムガス上昇流路39でのヘリウムガスの流れが何らかの熱擾乱によって乱されあるいは液体ヘリウム13の液面高さが大きく変動することによって、前記超電導導体38の冷却状態が一時的に急変してその超電導状態が破れても、あるいはその超電導状態が形成されている領域が著しく縮小されても、当該超電導導体38と長手方向と直交する方向に重ね合わされている金属導体37が最低限の電流経路、すなわち前記超電導状態を消失した超電導導体38の抵抗よりも小さい抵抗を有する経路を担保することにより、前記超電導導体38の著しい温度上昇を防ぐことができる。従って、前記超電導導体38は、その冷却状態の一時的な悪化が解消された後に元の超電導状態に正常に復帰することが可能である。
本発明は、以上示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施態様を含むことが可能である。
例えば、前記断熱層は本発明において必須ではない。また、この断熱層は、前記断熱管34により構成されるものの他、例えば首管15に形成されたものでもよい。具体的には、首管15の内部に真空層が形成されたり、首管15の内周面または外周面上にその径方向に断熱材が積層されたりしてもよい。しかし、前記のように接続用導体31,32とこれらを囲む断熱管34とが相互に連結された電流リード30は、首管に断熱層が設けられていない既設の液体ヘリウム容器であっても、当該電流リード30の挿入によって好適な断熱層を容易に形成することを可能にする利点がある。また、前記接続用導体31,32と前記断熱管34との連結は、保持部36とは別の部材、例えば接続用導体31,32の長手方向の中間部分と断熱管34とを径方向に連結する複数のリブ、を媒介にしたものでもよい。
本発明では、前記接続用導体の本数や、接続用導体を構成する金属導体及び超電導導体の具体的な形状、配置も限定されない。例えば、図4に示される断面において、前記スペーサ33が省略される場合には、各金属導体37の両面にそれぞれ超電導導体38が重ねられてもよい。あるいは、金属導体37が丸棒であって、その外周面上に超電導導体38からなる層が重ねられてもよい。
本発明において金属導体及び前記超電導導体の具体的な断面形状や断面積も、仕様に応じて適宜設定されることが可能であり、熱侵入を効果的に抑制できるように設計されるのがよい。例えば、前記金属導体が銅または銅系合金からなる場合、当該金属導体の長さをL(m)、断面積をS(m)、残留抵抗比をRRR、接続用導体に流される電流をI(A)とすると、下記の式の条件を満たすことによって、当該金属導体を通じての熱侵入を効果的に抑制することが可能である。
0.8×10−6≦S/(L・I)・(RRR)0.574≦40×10−7
ここで、残留抵抗比RRRは、4.2Kでの電気抵抗率Roに対する300Kでの電気抵抗率R1の比(=R1/Ro)である。材料の純度が高くなると、R1はほとんど変化しないがRoは小さくなるため、結果的にRRRの値は大きくなる。
また、前記の式においてS/(L・I)・(RRR)0.574 を指標に選定したのは、液体ヘリウムの蒸発量を最小にする場合の条件としてS/(LI)・(RRR)0.574=4.08×10−5という関係式が学術的に知られているからであり(例えば低温工学Vol.8.No.2(1973)67−71頁「極低温装置の電流リード(パワーリード)」)、実際に、この指標と熱侵入との間には明確な関係性が認められる。かかる事実は、以下に記載される各実施例、とくに実施例2〜4ついての実験結果により明らかとされる。
実施例1では、図3及び図4に示される金属導体37として、残留抵抗比RRR=30のタフピッチ銅からなる直方体状の2本の部材、すなわち2本の銅製ブスバーが用いられる。これらのブスバーは、長さL=1,100m、幅W=15mmを有し、厚さtは0.5mmから10mmの範囲で変更される。各金属導体37の外側面に超電導導体38として幅4.5mm×厚さ0.45mmの断面を有するBi−2223酸化物超電導線材が全長に亘って重ねられて半田付けされる。金属導体37の一端はFRP製の保持部36に固定され、他端にリード線12aであるNbTi超電導線が半田付けされ、これらが内径32mmの真空断熱管34内に挿入されて電流リード30が構築される。
この電流リード30は液体ヘリウム槽14の首管15内に上から挿入され、両導体37,38の先端すなわち下端から長さ100mmまでの部分が4.2Kの液体ヘリウム13に浸漬される。一方、保持部36に固定された側の端部すなわち上端部にはヒータ線が巻き付けられ、その温度が300Kに調整される。液体ヘリウム槽14内の液体ヘリウム13が蒸発して生成されたヘリウムガスは、前記保持部36に設けられたヘリウムガス排出流路を通じて外部に放出される。一方、各金属導体37の上端すなわち高温端にそれぞれケーブル35が接続されて250Aの電流が流される。
これに対して比較例1では、前記金属導体37と同じ材質及び形状の2本の銅製ブスバーが用いられ、その上端が保持部36に固定され、下端にNbTi超電導線であるリード線12aが半田付けされるが、超電導導体38及び断熱管34は具備されず、両銅ブスバーはそのまま前記NbTi超電導線とともに液体ヘリウム槽14の首管15内に挿入され、当該銅ブスバーの下端から長さ100mmまでの部分が温度4.2Kの液体ヘリウム13に浸漬される。その他は、実施例1と同様である。すなわち、銅製ブスバーのうち保持部36に固定される側の端部である上端部にヒータ線が巻き付けられてその温度が300Kに調整され、液体ヘリウム槽14内の液体ヘリウム13が蒸発して生成されたヘリウムガスは、前記保持部36に設けられたヘリウムガス排出流路を通じて外部に放出され、各金属導体37の上端にそれぞれケーブル35が接続されて250Aの電流が流される。
前記実施例1及び前記比較例1において、銅製ブスバー(金属導体37)の厚さを適宜変更して蒸発ヘリウムガスの流量を、流量計を用いて測定する実験が行われた。当該流量を液体の蒸発量さらには銅ブスバー1本当たりの熱侵入量に変換した結果を図5に示す。
この図5は、実施例1によれば、その金属導体37の長さに対する断面積の比率が比較例1における銅製ブスバーのそれと同一であっても、当該比較例1に比べて熱侵入量を半分以下に低減することができることを示している。
実施例2では、前記実施例1のタフピッチ銅に代えてRRR=5のリン青銅及びRRR=100の無酸素銅が金属導体37に用いられ、これに250Aの電流が流される。他の条件は実施例1と同一である。この実施例2について行われた実験の結果、すなわち、金属導体37の厚さを変えた場合の銅ブスバー1本当たりの熱侵入量、を図6に示す。図6の横軸は、前記の指標、すなわち、金属導体37の断面積をS(m)、金属導体37に流す電流をI(A)としたときの値S/(L・I)・(RRR)0.574である。
この図6は、前記指標が0.8×10−6≦S/(LI)・(RRR)0.574≦40×10−7となる範囲で熱侵入量が2mW/(A・本)以下に抑えられることを示している。
実施例3では、実施例2と同様にして、RRR=5のリン青銅、RRR=30のタフピッチ銅、及びRRR=100の無酸素銅のそれぞれからなる銅製ブスバーについて、100Aの電流を流し、かつ、それぞれの銅製ブスバーの厚さを変えた場合の銅ブスバー1本当たりの熱侵入量が測定された。その結果を図7に示す。この図7は、実施例2と同じく実施例3においても、前記指標が0.8×10−6≦S/(LI)・(RRR)0.574≦40×10−7となる範囲で熱侵入量が2mW/(A・本)以下に抑えられることを示している。
実施例4では、前記実施例2及び3と同様にして、RRR=5のリン青銅、RRR=30のタフピッチ銅、及びRRR=100の無酸素銅のそれぞれからなる銅製ブスバーについて、500Aの電流を流し、かつ、それぞれの銅製ブスバーの厚さを変えた場合の銅ブスバー1本当たりの熱侵入量が測定された。その結果を図8に示す。この図8は、実施例2及び3と同じく、実施例4においても、前記指標が0.8×10−6≦S/(LI)・(RRR)0.574≦40×10−7となる範囲で熱侵入量が2mW/(A・本)以下に抑えられることを示している。
10 超電導マグネット装置
12 超電導マグネット
12a リード線
13 液体ヘリウム
14 液体ヘリウム槽(液体ヘリウム容器)
15 首管
20 真空容器
30 電流リード
31 第1接続用導体
32 第2接続用導体
33 スペーサ
34 断熱管
34a 真空層
35 ケーブル
36 保持部
37 金属導体
38 超電導導体
39 ヘリウムガス上昇流路

Claims (9)

  1. 超電導マグネット装置であって、
    超電導マグネットと、
    この超電導マグネット及びこれを冷却するための液体ヘリウムを収容する液体ヘリウム容器と、
    前記超電導マグネットと前記液体ヘリウム容器の外部の電源とを接続するための電流リードとを備え、
    前記液体ヘリウム容器は、上下方向に延びて当該液体ヘリウム容器内に連通する首管を上部に有し、
    前記電流リードは、前記首管内に挿入された状態で前記超電導マグネットと前記電源とを接続する接続用導体を含み、この接続用導体は、導電性を有する金属からなる金属導体と、前記液体ヘリウム容器内の蒸発ヘリウムガスにより所定温度以下に冷却されることにより超電導状態となる酸化物系超電導材料からなる超電導導体とを有し、前記金属導体及び前記超電導導体は、互いに並列に配置され、前記首管に沿って延び、かつ、その長手方向と直交する方向に互いに重ね合わされていてその重ね合わせ領域内の任意の位置で互いに導通可能となるように接合されている、超電導マグネット装置。
  2. 請求項1記載の超電導マグネット装置であって、前記接続用導体の周囲にヘリウムガス上昇流路を形成しながら当該接続用導体を囲む断熱層を有する、超電導マグネット装置。
  3. 請求項2記載の超電導マグネット装置であって、前記電流リードは、前記断熱層を構成する断熱管を備え、この断熱管が前記接続用導体と一体に前記首管に挿入されるように当該断熱管と当該接続用導体とが連結されている、超電導マグネット装置。
  4. 請求項3記載の超電導マグネット装置であって、前記電流リードにおける断熱管の下端は前記接続用導体における超電導導体の下端よりも上側に位置している、超電導マグネット装置。
  5. 超電導マグネットと、この超電導マグネット及びこれを冷却するための液体ヘリウムを収容する液体ヘリウム容器とを備え、この液体ヘリウム容器が上下方向に延びて当該液体ヘリウム容器内に連通する首管を上部に有する超電導マグネット装置に用いられる電流リードであって、
    前記首管内に挿入されて前記超電導マグネットと前記液体ヘリウム容器の外部の電源とを接続する接続用導体を含み、この接続用導体は、銅または銅系合金からなる金属導体と、前記液体ヘリウム容器内の蒸発ヘリウムガスにより所定温度以下に冷却されることにより超電導状態となる酸化物系超電導材料からなる超電導導体とを有し、前記金属導体及び超電導導体は、互いに並列に配置され、前記首管に沿って延び、かつ、その長手方向と直交する方向に互いに重ね合わされていてその重ね合わせ領域内の任意の位置で互いに導通可能となるように接合されている、電流リード。
  6. 請求項5記載の電流リードであって、前記接続用導体の周囲にヘリウムガス上昇流路を形成しながら当該接続用導体を囲む断熱管をさらに備え、この断熱管が前記接続用導体と一体に前記首管に挿入されるように当該断熱管及び当該接続用導体が相互に連結されている、電流リード。
  7. 請求項6記載の電流リードであって、前記断熱管は、内部に真空層を有する真空断熱管である、電流リード。
  8. 請求項5〜7のいずれかに記載の電流リードであって、前記接続用導体として第1接続用導体と第2接続用導体とを有し、前記第1及び第2接続用導体がその長手方向と直交する方向に互いに間隔をおいて配置され、各接続用導体ではその金属導体の外側面すなわち相手方接続用導体と反対側の面に超電導導体が重ねられ、両接続用導体の金属導体の内側面同士の間に電気絶縁性を有するスペーサが介設されている、電流リード。
  9. 請求項5〜7のいずれかに記載の電流リードであって、前記金属導体は、銅または銅系合金からなり、当該金属導体の長さをL(m)、断面積をS(m)、残留抵抗比をRRR、接続用導体に流される電流をI(A)とした時に下記の式の条件を満たす、電流リード。
    0.8×10−6≦S/(L・I)・(RRR)0.574≦40×10−7
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JP2019012815A (ja) * 2017-05-12 2019-01-24 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 可撓性超伝導リード線アセンブリ

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