JP2013142778A - 両面露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両面露光装置において、マスクステージや投影レンズをZ方向に移動させることなく、上下マスクの位置合せとワークの露光を行えるようにすること。
【解決手段】上下マスクM1,M2のアライメントマークMA1,MA2と露光パターンP1,P2が、ワークWの表面位置に投影結像するように、上下マスクステージMS1,MS2や上下投影レンズL1.L2を配置する。この状態で、下投影レンズL2とワークステージWSの間の露光パターンP1,P2の光路内に、結像位置をワークWの厚み分だけ短くする平行平板PLを配置する。これにより、上下マスクM1,M2のマスクマークMA1,MA2の投影像は、ワークWの表面位置に結像し、マスクパターンP1,P2の投影像はそれぞれワークWの表面位置、裏面位置に結像する。このためマスクステージや投影レンズをZ方向に移動させることなく、位置合せと露光を行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワークの両面を同時に露光する両面露光装置に関する。
プリント配線基板、MEMS(メムス、MICRO Electro Mechanical Systems)、水晶振動子などを製造するための露光工程においては、それらを形成する基板(以下ワーク)の両面を同時に露光する両面露光装置が使用されることがある。
図4に、従来の両面露光装置の概略構成を示す。
両面露光装置は、上ランプハウス(上光照射部)LH1、下ランプハウス(下光照射部)LH2、上マスクM1を保持する上マスクステージMS1、下マスクM2を保持する下マスクステージMS2、上投影レンズL1、下投影レンズL2、両面に露光処理がなされるワークWを保持するワークステージWSを備える。
上下光照射部LH1,LH2は、それぞれ露光光を含む光を放射するランプ、ランプからの光を反射するミラー、露光光の照射を制御するシャッタ機構などを備え、露光光を上下マスクM1,M2へ照射する。
上マスクM1にはワークWの表面(第1面)に形成するパターン(以下、上マスクパターン)P1とマスクアライメントマーク(以下、上マスクマーク)MA1が、下マスクM2にはワークWの裏面(第2面)に形成するパターン(以下、下マスクパターン)P2とマスクアライメントマーク(以下、下マスクマーク)MA2が形成されている。
上マスクステージMS1と下マスクステージMS2には、それぞれ上マスクステージ移動機構(不図示)、下マスクステージ移動機構(不図示)が取り付けられている。
上投影レンズL1は、上光照射部LH1からの露光光によって、上マスクM1のパターンP1像をワークWの表面(第1面)に投影する。下投影レンズL2は、下光照射部LH2からの露光光によって、下マスクM2のパターンP2像をワークWの裏面(第2面)に投影する。ワークWの露光時においては、上投影レンズL1による上マスクパターンP1と下投影レンズL2による下マスクパターンP2とは、ワークWの厚み分結像位置がZ方向(図面上下方向、露光光の光軸方向)にずれている。
ワークステージWSにはワークステージ移動機構(不図示)が取り付けられている。また、後述する上下マスクM1,M2の位置合せを行うために、ワークステージWSには貫通孔Hが形成されている。この貫通孔Hは、下マスクマークMA2の像が露光光により投影される位置に、マスクマークMAの数に応じて形成される。
また、上光照射部LH1と上マスクステージとの間には、上下マスクマークMA1,MA2を受像するアライメント顕微鏡A1が設けられている。アライメント顕微鏡A1は、ハーフミラーHM1とレンズ(不図示)と画像センサCCD1等から構成され、アライメント顕微鏡移動機構(不図示)により同図矢印方向(図面左右方向)に挿脱される。
図5は図4に示す両面露光装置の動作を説明する図であり、図4の両面露光装置の動作を、図5も使って簡単に説明する。
(1)まず、上マスクM1と下マスクM2の位置合せを行うために、上マスクM1を保持した上マスクステージと上投影レンズL1を、不図示の駆動機構によりZ方向(図上下方向)に下方に移動させ、図5(a)に示すように、上マスクM1のパターンP1と上マスクマークMA1の投影像が結像する位置が、ワークWの裏面位置に来るようにする。これにより、上マスクマークMA1の結像位置が下マスクマークMA2の結像位置と一致する。なお、下マスクマークMA2が、ワークWの表面位置に結像するようにマスクステージMS2と下投影レンズL2を移動しても良い。ここでは、上マスクマークMA1と下マスクマークMA2のZ方向の結像位置を一致させることが重要である。
(2)アライメント顕微鏡移動機構(不図示)によりアライメント顕微鏡A1を上マスクM1の上部に挿入する。
(3)ワークステージWSにワークWがない状態で、下光照射部LH2から露光光を下マスクM2に照射する。露光光により照明された下マスクマークMA2の像は、下投影レンズL2により、ワークWの裏面位置(注:具体的な物体面があるわけではない。実際には空中である)に投影され結像する。そして、この下マスクマークMA2の投影像は、ワークステージWSの貫通孔Hを通り、上投影レンズL1により、上マスクM1上に投影され結像する。
(4)アライメント顕微鏡A1のCCD1により、上マスクマークMA1と下マスクマークMA2の投影像を受像して両者の位置を検出する。上マスクマークMA1と下マスクマークMA2が、あらかじめ設定した位置関係になるように、上マスクステージ移動機構と下マスクステージ移動機構により、上マスクM1と下マスクM2の一方または両方を移動させ、上マスクM1と下マスクM2の位置合わせを行う。
(5)上下マスクM1,M2の位置合わせが終わると、下光照射部LH2からの露光光の照射を停止する。
(6)図5(b)に示すように、上記でZ方向下方に移動させていた上マスクステージMS1と上投影レンズL1を、ワークWの厚み分上方に移動し、上マスクパターンP1と上マスクマークMA1の投影像が、ワークWの表面位置に結像するようにする。
(7)ワークステージWSにワークWを置き、上下マスクM1,M2とワークWの位置合せを行う。上下マスクM1,M2とワークWの位置合せについては、本発明と直接関係がなく、ここでは説明を省略する。なお、上記のようなワークの両面を露光する露光装置の位置合せについて点は、特許文献1に記載されている。
(8)上下マスクM1,M2とワークWの位置合せが終わると、上下光照射部LH1,LH2から露光光を照射する。上マスクパターンP1は上投影レンズL1によりワークWの表面(第1面)に投影され結像する。下マスクパターンP2は下投影レンズL2によりワークWの裏面(第2面)に投影され結像する。これによりワークWの両面が同時に露光される。
特開平9−45603号公報
近年は、上記のような両面露光においても、たとえば0.5μmといった高い露光精度が要求されてきている。
従来の露光装置においては、上記したように、上下マスクM1,M2の位置合せとワークの露光との間で、マスクステージMS1や投影レンズL1を機械的にZ方向(上下方向)に移動させている。
しかし、このようにマスクステージや投影レンズを機械的に移動させると、移動機構による移動の真直度や移動の再現性の問題により、0.5μmといった高い露光精度を達成することが難しい。
本発明は上記事情に基づきなさたれものであって、両面露光装置において、マスクステージや投影レンズをZ方向に移動させることなく、上下マスクの位置合せとワークの露光を行えるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明においては、上下マスクのアライメントマークと露光パターンが、ワークの表面位置もしくは裏面位置に投影結像するように、各マスクステージや投影レンズを配置し、その状態で、一方の投影レンズとワークステージ(ワーク)の間であって、露光パターンの光路内に、露光パターンの結像位置をワークの厚み分だけ短くする厚みを供えた平行平板を配置する。平行平板は、露光光を透過するものであり、マスクの露光パターンの光路中のみであって、マスクマークの投影像の光路にはかからないように配置する。
すなわち、上記平行平板を挿入しない状態における一方の投影レンズ(例えば下側の投影レンズ)の結像位置はワークの一方の面(上記平行平板に対向する面の裏面側)の表面位置となり、他方の投影レンズ(例えば上側の投影レンズ)の結像位置も上記ワークの一方の表面位置となる。このため、一方の投影レンズから出射する光により投影されるマスクマーク像は上記ワークの表面位置に結像し、他方の投影レンズから出射する光により投影されるマスクマーク像も上記ワークの表面位置に結像することとなる。
また、投影レンズとワークステージの間に平行平板を配置すると、平行平板の厚さに応じた距離だけ、投影レンズの結像位置(焦点位置)が該投影レンズ側に移動するので、一方の投影レンズから出射し平行平板を介して照射される光によるマスクパターン像はワークの他方の面の表面位置(上記一方の面の裏面側、すなわち上記平行平板に対向する面)に結像する。一方、他方の投影レンズから出射する光により投影されるマスクパターン像は上記ワークの一方の面の表面位置に結像することとなる。
これにより、マスクステージや投影レンズをZ方向に移動させることなく、上下マスクの位置合せとワークの露光を行うことができる。
すなわち、本発明においては、以下のようにして前記課題を解決する。
両面を露光するワークが保持されるワークステージと、第1のパターンと第1のアライメントマークが形成された第1のマスクを保持する第1のマスクステージと、上記第1のマスクに露光光を照射する第1の光照射部と、上記第1の光照射部からの露光光を上記第1のマスクを介して入射し、上記第1のパターンを上記ワークの第1面に投影する第1の投影レンズと、第2のパターンと第2のアライメントマークが形成された第2のマスクを保持する第2のマスクステージと、上記第2のマスクに露光光を照射する第2の光照射部と、上記第2の光照射部からの露光光を上記第2のマスクを介して入射し、上記第2のパターンを上記ワークの上記第1面とは反対側の第2面に投影する第2の投影レンズと、上記第1の光照射部または第2の光照射部からの露光光を照明光として、上記第1のアライメントマークと上記第2のアライメントマークを検出するアライメント顕微鏡とを備え、アライメント顕微鏡により検出した第1のアライメントマークと第2のアライメントマークが、あらかじめ設定した位置関係になるように、上記第1のマスクステージと上記第2のマスクステージの少なくとも一方を移動させ、上記第1のマスクと第2のマスクを位置合せする両面露光装置を以下のように構成する。
投影レンズの焦点距離をワークの厚み分投影レンズ側に移動させる平行平板を、ワークステージと上記第1の投影レンズまたは第2の投影レンズのいずれか一方の間の、投影レンズがマスクのパターンをワーク上に投影する光路内であって、アライメントマークを投影する光路を除いた光路内に配置する。
本発明においては、平行平板を、ワークステージと上記第1の投影レンズまたは第2の投影レンズのいずれか一方の間の、投影レンズがマスクのパターンをワーク上に投影する光路内であって、アライメントマークを投影する光路を除いた光路内に配置したので、マスクステージや投影レンズをZ方向に移動させることなく、上下マスクの位置合せとワークの露光を行うことができる。このため、移動機構による移動の再現性や真直度の問題がなくなり、精度のよい露光を行うことができる。
本発明の実施例の露光装置の概略構成を示す図である。 図1に示す両面露光装置の動作を説明する図である。 下マスクマークと下マスクパターンが投影される位置を説明する図である。 従来の両面露光装置の概略構成を示す図である。 図4に示す両面露光装置の動作を説明する図である。
図1は、本発明の実施例の露光装置の概略構成を示す図である。図4に示した従来の装置と同じ構成の部分については、簡単に説明する。
同図に示すように、本発明の実施例の露光装置は、上ランプハウス(上光照射部)LH1、下ランプハウス(下光照射部)LH2、上マスクM1を保持する上マスクステージMS1、下マスクM2を保持する下マスクステージMS2、上投影レンズL1、下投影レンズL2、ワークWを保持するワークステージWSを備える。
上下光照射部LH1,LH2は、前記したように、それぞれ露光光を含む光を放射するランプ、ランプからの光を反射するミラー、露光光の照射を制御するシャッタ機構などを備える。
上マスクM1にはワークWの表面(第1面)に形成する上マスクパターンP1と上マスクマークMA1が、下マスクM2にはワークWの裏面(第2面)に形成する下マスクパターンP2と下マスクマークMA2が形成されている。
上マスクステージMS1と下マスクステージMS2には、それぞれ、上マスクステージ移動機構(不図示)、下マスクステージ移動機構(不図示)が取り付けられている。
ワークステージWSにはワークステージ移動機構(不図示)が取り付けられている。また、ワークステージWSには貫通孔Hが形成され、この貫通孔Hは、下マスクマークMA2の像が露光光により投影される位置に、マスクマークMAの数に応じて形成される。
また、上光照射部LH1と上マスクステージとの間にはアライメント顕微鏡A1が設けられている。アライメント顕微鏡A1は、ハーフミラーHM1とレンズ(不図示)と画像センサCCD1等から構成され、アライメント顕微鏡移動機構(不図示)により同図矢印方向(図面左右方向)に挿脱される。
図4に示した従来の装置と異なるのは、ワークステージWSと下投影レンズL2の間であって、下投影レンズL2が下マスクパターンP2をワークWの裏面に投影する光路中に、ワークWの厚み分、下投影レンズL2の結像位置(焦点位置)を下投影レンズL2側に移動させる平行平板PLを配置していることである。
ワークWは、本実施例においては水晶振動子を制作する水晶基板で、厚さは種々あるが100μm〜500μm程度である。
平行平板PLは、露光光(本実施例においては波長350nm〜450nmの範囲の紫外線)を透過するガラス板、例えば石英板である。平行平板の両面には反射防止膜を形成する。
投影レンズL2の光出射側に平行平板PLを配置すると、平行平板PLによる光線が屈折し、平行平板PLの厚さの約1/3の距離分だけ、投影レンズL2の結像位置(焦点位置)が投影レンズL2側に移動する。本発明の露光装置においては、この効果を利用する。
上記について図3を用いて説明する。同図は下投影レンズL2の光出射側を拡大し、下マスクマークMA2と下マスクパターンP2が投影される位置を示した図である。まず、下投影レンズL2の結像位置をワークWの表面位置に設定する。この状態であれば、下光照射部LH2からの露光光により投影される下マスクM2のパターンP2の結像位置も、下マスクM2のアライメントマークMA2の結像位置もワークWの表面位置となる。
そして、下マスクパターンP2の光路中のみに、ワークWの厚さtの3倍の平行平板PLを配置する。下マスクマークMA2の光路には、この平行平板PLがかからないようにする。
このようにすることで、下マスクマークMA2像はワークWの表面位置に結像し、下マスクパターンP2像はワークWの裏面位置に結像する。即ち、下マスクパターンP2の投影像の光路のみへの平行平板PLの挿入により、下マスクマークMA2の結像位置と下マスクパターンP2の結像位置が、Z方向に関して、ワークWの厚み分異なる。
図2は図1に示す両面露光装置の動作を説明する図であり、図2(a)は上下マスク、上下投影レンズ、平行平板等を拡大して示した図、図2(b)は、ワークステージWSを上側から見た図である。同図に示すように、ワークステージWSには、貫通孔HがマスクマークMA1,MA2の数に応じて形成されている。貫通孔Hは下マスクマークMA2の投影像が通過する開口である。
平行平板PLは、下マスクパターンP1の光路を含むが、下マスクマークMA2の投影像の光路にかからないような、ワークWよりもやや大きい程度の大きさである。
なお、上投影レンズL1の結像位置は、ワークWの表面位置に設定されており、上マスクマークMA1像も上マスクパターンP1像もワークWの表面位置に結像する。
本発明の図1の両面露光装置の動作を、図2も使って説明する。
(1)まず、上マスクM1と下マスクM2の位置合せを行う。そのためには、従来と同様に、上マスクマークMA1と下マスクマークMA2の結像位置をZ方向に対して一致させる必要がある。しかし、本発明の装置においては、上マスクマークMA1の結像位置も、下マスクマークMA2の結像位置も、ワークWの表面位置に設定されており、従来のように一方のマスクステージや投影レンズをZ方向に移動する必要がない。
したがって、この状態でアライメント顕微鏡移動機構によりアライメント顕微鏡A1を上マスクM1の上部に挿入する。そして、ワークステージにワークWがない状態で、下光照射部LH2から露光光を下マスクM2に照射する。
(2)露光光により照明された下マスクマークMA2の像は、下投影レンズL2により、ワークステージWSの貫通孔Hを通って、ワークWの表面位置に投影され結像する。そして、この下マスクマークMA2の投影像は、上投影レンズL1により、上マスクM1上に投影され結像する。
(3)アライメント顕微鏡A1の画像センサCCD1により、上マスクマークMA1と下マスクマークMA2の投影像を受像して両者の位置を検出する。上マスクマークMA1と下マスクマークMA2が、あらかじめ設定した位置関係になるように、上マスクステージ移動機構と下マスクステージ移動機構により、上マスクM1と下マスクM2の一方または両方を移動させ、上マスクM1と下マスクM2の位置合わせを行う。
(4)上下マスクM1,M2の位置合わせが終わると、下光照射部LH2からの露光光の照射を停止する。
(5)従来は、次に、上マスクパターンP1の像はワークWの表面に、下マスクパターンP2の像はワークWの裏面に結像されるように、上下マスクM1,M2の位置合せのために下降させた上マスクステージMS1と上投影レンズL1を上昇移動させた。しかし、本発明の装置においては、上マスクパターンP1の像はワークWの表面位置に結像するよう設定されており、また、下マスクパターンP2の像は、ワークWの厚みtの3倍の厚さの平行平板の挿入により、ワークWの裏面位置に結像するように設定されている。したがって、従来のように一方のマスクステージや投影レンズをZ方向に移動する必要がない。
したがって、この状態でワークステージWSにワークWを置き、ワークステージWSを移動させて、上下マスクM1,M2とワークWの位置合せを行う。
(6)上下マスクM1,M2とワークWの位置合せが終わると、上下光照射部LH1,LH2から露光光を照射する。上マスクパターンP1は上投影レンズL1によりワークWの表面(第1面)に投影され結像する。下マスクパターンP2は下投影レンズL2により平行平板を介してワークWの裏面(第2面)に投影され結像する。これによりワークWの両面が同時に露光される。
以上のように、本発明の両面露光装置においては、マスクステージや投影レンズをZ方向に移動させることなく、上下マスクの位置合せとワークの露光を行うことができる。
なお、上記実施例においては、下投影レンズL2の光出射側に平行平板PLを配置したが、上投影レンズL1の光出射側に平行平板PLを配置する構成にしてもよい。その場合は、上マスクマークMA1と下マスクマークMA2の結像位置は、ワークWの裏面位置になるように設定することになる。
A1 アライメント顕微鏡
CCD1 画像センサ
H 貫通孔
HM1 ハーフミラー
L1 上投影レンズ
L2 下投影レンズ
LH1 上ランプハウス(上光照射部)
LH2 下ランプハウス(下光照射部)
M1 上マスク
M2 下マスク
MA1 上マスクマーク
MA2 下マスクマーク
MS1 上マスクステージ
MS2 下マスクステージ
P1 上マスクパターン
P2 下マスクパターン
WS ワークステージ

Claims (1)

  1. 両面を露光するワークが保持されるワークステージと、
    第1のパターンと第1のアライメントマークが形成された第1のマスクを保持する第1のマスクステージと、
    上記第1のマスクに露光光を照射する第1の光照射部と、
    上記第1の光照射部からの露光光を上記第1のマスクを介して入射し、上記第1のパターンを上記ワークの第1面に投影する第1の投影レンズと、
    第2のパターンと第2のアライメントマークが形成された第2のマスクを保持する第2のマスクステージと、
    上記第2のマスクに露光光を照射する第2の光照射部と、
    上記第2の光照射部からの露光光を上記第2のマスクを介して入射し、上記第2のパターンを上記ワークの上記第1面とは反対側の第2面に投影する第2の投影レンズと、
    上記第1の光照射部または第2の光照射部からの露光光を照明光として、上記第1のアライメントマークと上記第2のアライメントマークを検出するアライメント顕微鏡とを備え、
    アライメント顕微鏡により検出した第1のアライメントマークと第2のアライメントマークが、あらかじめ設定した位置関係になるように、上記第1のマスクステージと上記第2のマスクステージの少なくとも一方を移動させ、上記第1のマスクと第2のマスクを位置合せする両面露光装置において、
    ワークステージと上記第1の投影レンズまたは第2の投影レンズのいずれか一方の間の、投影レンズがマスクのパターンをワーク上に投影する光路内であって、アライメントマークを投影する光路を除いた光路内に、投影レンズの焦点距離をワークの厚み分投影レンズ側に移動させる平行平板を配置した
    ことを特徴とする両面露光装置。
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