JP2013142602A - 原子炉燃料集合体のチャンネルボックス及びその製造方法 - Google Patents

原子炉燃料集合体のチャンネルボックス及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、従来のチャンネルボックスと比較して、より一層の安全性及び信頼性を有する原子炉燃料集合体のチャンネルボックスを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明の原子炉燃料集合体Faのチャンネルボックス1は、ジルコニウム合金(ジルカロイ)からなる板状部材11をコの字状に屈曲させると共に、この屈曲した板状部材11からなる2部材を、筒状体(角筒体)を形成するように、2部材からなる当該板状部材11の端縁部13同士を突き合わせてその合せ目14を摩擦攪拌接合したことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、原子炉燃料集合体のチャンネルボックス及びその製造方法に関する。
一般に、原子炉内に装荷される原子炉燃料集合体は、複数行、複数列となるように配列される燃料棒と、これらの燃料棒を支持する上部タイプレート、下部タイプレート及びスペーサと、これらによって支持された燃料棒を内部に収納するチャンネルボックスとを備えて構成されている。
従来、原子炉燃料集合体のチャンネルボックスとしては、ジルカロイからなる角型円筒部材であって、ジルカロイ圧延板を溶接して形成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平09−197081号公報
ところで、高融点を示すジルカロイを溶接(例えば、プラズマ溶接、TIG溶接等)によって接合すると、たとえ不活性ガス雰囲気下で溶接を行ったとしても、接合部に水素が取り込まれることを本発明者らは確認した。このことは、溶接雰囲気に含まれる微量の水分が高温の溶接熱によって分解して水素を発生し、この水素が溶接部(接合部)に取り込まれたものと考えられる。一方、例えばBWR(Boiling Water Reactor)型の原子炉で使用される原子炉燃料集合体のチャンネルボックスは、原子炉の運転中に高温高圧水に曝されると共に、そのジルカロイは、水素と強い親和性を有するため炉内の環境下で経時的に水素を徐徐に吸収していく。
しかしながら、ジルカロイは、過剰に水素を吸収するとジルコニウムの水素化物を形成して脆化(水素脆化)する。したがって、チャンネルボックスの接合部における水素含有量を低減して、炉内滞在時間の延びる高燃焼用の原子炉燃料集合体のチャンネルボックスとして、より一層の安全性及び信頼性を有するものが望まれる。
そこで、本発明の課題は、従来のチャンネルボックスと比較して、高燃焼化に適した、より一層の安全性及び信頼性を有する原子炉燃料集合体のチャンネルボックス及びその製造方法を提供することにある。
前記課題を解決する本発明は、ジルコニウム合金からなる板状部材を屈曲させて筒状体を形成するように当該板状部材の端縁部同士を突き合わせた合せ目を摩擦攪拌接合したことを特徴とする原子炉燃料集合体のチャンネルボックスである。
また、前記課題を解決する本発明は、ジルコニウム合金からなる板状部材を屈曲させると共に、この板状部材の端縁部を互いに突き合わせて筒状体を形成する工程と、前記板状部材の前記端縁部の突き合わせにより前記筒状体に形成される合せ目を摩擦攪拌接合する工程と、を有することを特徴とする原子炉燃料集合体のチャンネルボックスの製造方法である。
本発明によれば、従来のチャンネルボックスと比較して、高燃焼化に適した、より一層の安全性及び信頼性を有する原子炉燃料集合体のチャンネルボックス及びその製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係るチャンネルボックスを有する原子炉燃料集合体の斜視図である。 図1のII−II断面に対応するチャンネルボックスの断面図である。 本発明の実施形態に係るチャンネルボックスの製造方法の説明図であり、屈曲させたジルカロイ圧延板を摩擦攪拌接合する様子を模式的に示すものである。 本発明の実施形態に係るチャンネルボックスの製造方法の説明図であり、屈曲させたジルカロイ圧延板を、図3に示す接合ツールと異なる接合ツールを使用して摩擦攪拌接合する様子を模式的に示すものである。 本発明の実施形態に係るチャンネルボックスの製造方法の説明図であり、屈曲させたジルカロイ圧延板を、複数の接合ツールを使用して摩擦攪拌接合する様子を模式的に示すものである。 本発明の他の実施形態に係るチャンネルボックスの断面図であり、図2における断面に対応する断面を示すものである。 本発明の他の実施形態に係るチャンネルボックスの製造方法に使用するチャンネルボックス材料の断面図であり、図2における断面に対応する断面を示すものである。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本実施形態においては、原子力プラント(例えば、原子力発電所)における沸騰水型軽水炉(BWR、Boiling Water Reactor)に使用される原子炉燃料集合体のチャンネルボックスを例にとって説明する。ちなみに、図示しないが、原子炉の運転時には、複数の原子炉燃料集合体が炉心支持板及び上部格子板によって原子炉圧力容器内で支持されることとなる。図1は、本実施形態に係るチャンネルボックスを有する原子炉燃料集合体の斜視図である。
図1に示すように、原子炉燃料集合体Fa(以下、単に「燃料集合体Fa」ということがある)は、その外形が上下方向に長い略角柱形状を呈しており、複数行、複数列となるように配列される燃料棒(図示省略)と、これらの燃料棒を支持する上部タイプレート2a、下部タイプレート2b及びスペーサ(図示省略)と、これらによって支持された燃料棒を内部に収納するチャンネルボックス1とを備えて構成されている。図1中、符号2cは、上部タイプレート2aと一体に設けられたハンドルであり、符号12は、チャンネルボックス1の後記する接合部である。
なお、図示しないが、チャンネルボックス1内には、燃料棒と並行に1本又は複数本のウォーターロッドが配置されることとなる。
次に参照する図2は、図1のII−II断面に対応するチャンネルボックスの断面図である。
図2に示すように、本実施形態に係るチャンネルボックス1は、断面視で略正方形の外形(輪郭)を有する筒状体(角筒体)である。さらに詳しく説明すると、このチャンネルボックス1は、ジルコニウム合金(ジルカロイ)からなる板状部材11を屈曲させて筒状体を形成するように当該板状部材11の端縁部13同士を突き合わせた合せ目14(図2中、仮想線(点線)で表す)を、後記するように摩擦攪拌接合したものである。具体的には、板状部材11を断面視で略コの字状となるように屈曲させた2部材が、角筒体を形成するように当該板状部材11の端縁部13同士が突き合わせられ、その合せ目が摩擦攪拌接合されたものである。ちなみに、図2に仮想線(点線)で表す合せ目14は、摩擦攪拌接合によって接合部12が形成されることで消失する。
なお、本実施形態でのチャンネルボックス1の接合部12は、略正方形の対向し合う辺のそれぞれ略中央部に形成されている。
ジルコニウム合金としては、ジルコニウムを95質量%以上含むジルコニウム基合金が望ましい。さらに望ましいジルコニウム基合金としては、ジルカロイ−2(ASTM B
350 R60802)、ジルカロイ−4(ASTM B 350 R60804)、Zr−2.5Nb(ASTM B 350 R60901)が挙げられる。
さらに具体的には、Feを0.18〜0.24質量%、Crを0.07〜0.13質量%、Snを1.20〜1.70質量%、Zrを95.0〜98.5質量%、及び残部としての不可避不純物を含むジルコニウム基合金、Feを0.07〜0.20質量%、Crを0.05〜0.15質量%、Niを0.03〜0.08質量%、Snを1.20〜1.70質量%、Zrを95.0〜98.5質量%、及び残部としての不可避不純物を含むジルコニウム基合金、及びNbを2.40〜2.80質量%、Oを0.09〜0.13質量%、Zrを95.0〜97.0質量%、及び残部としての不可避不純物を含むジルコニウム基合金が望ましい。
本実施形態でのジルコニウム基合金に含まれる不可避不純物としては、例えば、C、Hf、Si等が挙げられる。
また、本実施形態に係るチャンネルボックス1においては、板状部材11の水素含有率(C1)と接合部12の水素含有率(C2)との差(C2−C1)が、2質量ppm以下であるものが望ましい。ちなみに、板状部材11及び接合部12における水素含有率は、例えば、不活性ガス融解赤外線吸収法等の既知の分析方法により測定することができる。
ちなみに、本実施形態での水素含有率は、拡散水素及び固溶水素の合計量で求めた値である。
次に、本実施形態に係るチャンネルボックス1の製造方法について説明する。
図3は、本実施形態に係るチャンネルボックスの製造方法の説明図である。図3中、シールド19は、その一部を切欠いた部分断面図となっている。なお、以下の説明での上下左右方向は、図3に示す上下左右方向を基準とする。
本実施形態に係るチャンネルボックス1(図2参照)の製造方法は、ジルコニウム合金からなる板状部材11を屈曲させると共に、この板状部材11の端縁部13を互いに突き合わせて筒状体を形成する工程と、板状部材11の端縁部13の突き合わせにより筒状体に形成される合せ目14を摩擦攪拌接合する工程と、を有する。
本実施形態に係る製造方法では、図3に示すように、まず、板状部材11を断面視で略コの字状となるように屈曲させた2部材が用意される。
板状部材11としては、前記したジルコニウム合金からなる圧延板が使用される。ちなみに、この圧延板の厚さとしては特に制限はないが、例えば2.0mm(80mil)〜3.0mm(120mil)程度のものが好適に使用される。
次に、この製造方法では、それぞれ略コの字状に屈曲した2部材の、端縁部13同士を互いに突き合わせて筒状体(角筒体)を形成する。
そして、略コの字状の2部材は、筒状体(角筒体)の形状を維持するように、言い換えれば、端縁部13同士を互いに突き合わせた合せ目14がずれないように、定盤15上で支持される。この際、2箇所の合せ目14は、定盤15上で上下方向に重なるように配置される。
図3中、符号16aは、定盤15上の筒状体(角筒体)が上方向に移動しないように拘束する拘束治具であり、符号16bは、定盤15上の筒状体(角筒体)が左右方向に移動しないように拘束する拘束治具である。符号17aは、拘束治具16aとの間で上側の合せ目14がずれないように、この合せ目14にあてがうバックプレートであり、符号17bは、定盤15との間で下側の合せ目14がずれないように、この合せ目14にあてがうバックプレートである。符号18は、バックプレート17a,17bが互いに離反し、又は接近するようにこれらを移動させる伸縮機構である。つまり、伸縮機構18で互いに離反するように移動するバックプレート17a,17bが、それぞれ拘束治具16a及び定盤15との間で、合せ目14周りの2部材を押圧挟持する。そのことで、筒状体(角筒体)の合せ目14は、ずれないように固定されることとなる。また、伸縮機構18によりバックプレート17a,17bを互いに接近させ、拘束治具16a,16bを筒状体(角筒体)から取り外すことで、定盤15上での筒状体(角筒体)の支持を解除することができるようになっている。
次に、この製造方法では、合せ目14が摩擦攪拌接合される。図3中、符号20は、摩擦攪拌接合の接合ツールであり、符号19は、シールドである。
接合ツール20としては、円柱状のシャンク部20aの下端部に形成されるショルダ部20bとピン部20cとを有する既知の形状のものを使用することができる。
ショルダ部20bの直径は、板状部材11の厚さの8倍〜20倍程度のものが望ましい。
この接合ツール20の材質は、Coを25原子%以上含むCo基合金からなるものが望ましい。さらに望ましい材質は、分散して析出したγ´析出相を含有する結晶粒と、相隣る前記結晶粒の間に挟まれた結晶粒界、及び析出相とを含み、前記析出相が、μ相、ラーベス相、及び炭化物相から選択される少なくとも1種類の相であるCo基合金である。特に、γ´析出相がCo(Al、W)、又は(Co、X)(Al、W、Z)の組成を有するものが、より望ましい。
そして、所定の回転速度で回転させた接合ツール20を合せ目14に沿うように、所定の移動速度で移動させることで2部材の摩擦攪拌接合が行われる。ちなみに、合せ目14に対するピン部20cの進入深さは、ショルダ部20bが板状部材11に接触した状態で、板状部材11の厚さと同じか、それよりも0.1mm程度浅く設定することができる。
接合ツール20の回転速度は、150〜400rpm程度が望ましく、接合ツール20の移動速度は、50〜400mm/分程度が望ましい。このような回転速度及び移動速度の範囲内で摩擦攪拌接合を行うことで、接合部12における水素の取り込みを著しく抑制することができる。
シールド19は、中空の略ベル形状(略釣鐘形状)を呈している。このシールド19は、接合ツール20と共に水平移動が可能なように、接合ツール20のチャック部(図示省略)近傍に所定のアーム(図示省略)を介して支持されている。
シールド19の上部には、接合ツール20のシャンク部20aが挿通される挿通孔19aが形成されている。また、シールド19には、その内部に不活性ガスを導入する図示しないガス導入口が設けられている。そして、このガス導入口からシールド19の内部に導入された不活性ガスは、板状部材11に近接して臨む裾側開口19bからシールド19の外部に噴出するようになっている。つまり、接合ツール20のピン部20cが合せ目14に進入して摩擦攪拌接合が行われる際には、この摩擦攪拌接合は、不活性ガス雰囲気下に行われるようになっている。この不活性ガスにより、接合部12の酸化防止や、接合ツール20の冷却を行うことが可能となる。
ちなみに、不活性ガスとしては、特に制限はなく、アルゴンガス、ヘリウムガス等が使用される。
そして、図3に示すように、上側の合せ目14の摩擦攪拌接合が終了すると、図示は省略するが、定盤15上で筒状体(角筒体)の天地が入れ替わるように、この筒状体(角筒体)を配置し直すと共に、前記したと同様に定盤15上で支持し、天地の入れ替え前に下側であった合せ目14を摩擦攪拌接合することで、本実施形態に係るチャンネルボックス1(図2参照)が得られる。
なお、このような摩擦攪拌接合によって、図2に示すチャンネルボックス1の接合部12は、板状部材11よりもわずかに水素含有率が大きくなる場合があるが、従来の溶接(例えば、プラズマ溶接、TIG溶接等)によって形成される接合部の水素含有率よりも格段に小さいものとなる。ちなみに、本実施形態に係るチャンネルボックス1の製造方法によれば、前記したように、板状部材11の水素含有率(C1)と接合部12の水素含有率(C2)との差(C2−C1)を、後記の実施例で示すように、2質量ppm以下とすることができ、さらには0質量ppmとすることもできる。
以上のような本実施形態によれば、従来の溶接で接合されて形成されるチャンネルボックス(例えば、特許文献1参照)よりも、その接合部12における水素含有率を低減することができる。その結果、板状部材11と接合部12とにおける水素含有率の隔たりを一段と小さくすることができるので、原子炉内で高温高圧水に曝される使用環境での燃料集合体Faの耐用管理(使用時間管理)を、より厳格に行うことができる。よって、本実施形態によれば、高燃焼化に適した、より一層の安全性及び信頼性を有するチャンネルボックス1及びその製造方法を提供することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。次に参照する図4は、前記実施形態での接合ツール20(図3参照)と異なる接合ツールを使用して摩擦攪拌接合する様子を模式的に示すものである。
図4に示す他の実施形態では、前記実施形態での接合ツール20(図3参照)に代えて、ボビン式接合ツール30を使用した。
このボビン式接合ツール30は、上側ショルダ30aが形成される大径部31と、この大径部31よりも小さい径のシリンダで形成される小径部32と、下側ショルダ30bが形成され、大径部31に小径部32を介して接続される大径部33と、で構成され、大径部31,33及び小径部32は、同軸に回転するようになっている。そして、このボビン式接合ツール30は、大径部31と大径部33との間に、突き合せられた板状部材11を挟みながら回転し、共に回転する小径部32が合せ目14に沿って移動することで、合せ目14を摩擦攪拌接合するようになっている。ちなみに、大径部31と大径部33との間の距離(小径部32の長さ)は、板状部材11の厚さに一致させるか、又は板状部材11の厚さよりもやや短くなっており、上側ショルダ30a及び下側ショルダ30bのそれぞれが、板状部材11の表裏面のそれぞれに対して押圧ぎみに接触するようになっている。
なお、図4中、符号15は、定盤であり、符号16bは、定盤15上の筒状体(角筒体)が左右方向に移動しないように拘束する拘束治具であり、符号19は、シールドである。
ちなみに、この実施形態では、ボビン式接合ツール30を使用することで、図3に示す、拘束治具16a、バックプレート17a,17b、及び伸縮機構18を省略することができる。
次に参照する図5は、屈曲させた板状部材11(ジルカロイ圧延板)を、複数(本実施形態では2つ)の接合ツール20を使用して摩擦攪拌接合する様子を模式的に示すものである。ちなみに、図5に示す接合ツール20及びシールド19は、図3に示す接合ツール20及びシールド19と同じ構成となっている。
前記実施形態では、2箇所の合せ目14(図3参照)が、定盤15(図3参照)上で上下方向に重なるように配置すると共に、1つの接合ツール20にて2箇所の合せ目14を個別にそれぞれ摩擦攪拌接合する製造方法について説明した。
これに対して、図5に示すように、本発明の製造方法は、2箇所の合せ目14を定盤15上で左右方向に重なるように配置している。
図5中、符号16aは、定盤15上の筒状体(角筒体)が上方向に移動しないように拘束する拘束治具であり、符号16bは、定盤15上の筒状体(角筒体)が左右方向に移動しないように拘束する拘束治具である。符号17a及び符号17bは、左右の拘束治具16bの間で左右のそれぞれの合せ目14がずれないように、これらの合せ目14のそれぞれにあてがうバックプレートである。符号18は、バックプレート17a,17bが互いに離反し、又は接近するようにこれらを移動させる伸縮機構である。つまり、伸縮機構18で互いに離反するように移動するバックプレート17a,17bが、合せ目14周りの2部材を押圧挟持することで、筒状体(角筒体)の合せ目14がずれないように固定されることとなる。また、伸縮機構18によりバックプレート17a,17bを互いに接近させ、拘束治具16a,16bを筒状体(角筒体)から取り外すことで、定盤15上での筒状体(角筒体)の支持を解除することができるようになっている。なお、図5に示す伸縮機構18は、図3に示す伸縮機構18と配置方向が異なるのみで、その他は同じ構成となっている。
そして、この製造方法では、左右の合せ目14のそれぞれに対して、同時に2つの接合ツール20が摩擦攪拌接合を行うようになっている。このような製造方法によれば、前記実施形態の製造方法と異なって、摩擦攪拌接合に要する時間を短縮化することができる。また、2つの合せ目14を同時に摩擦攪拌接合することで、前記実施形態の製造方法と異なって、定盤15上で筒状体(角筒体)を配置し直す必要もない。
もちろん、この実施形態においても、同時に2つの接合ツール20で摩擦攪拌接合を行わなくともよく、左右の合せ目14のいずれか一方を摩擦攪拌接合した後に、他方を摩擦攪拌接合することもできる。
図6は、一箇所に接合部12を有するチャンネルボックス1aの断面図である。
前記実施形態では、断面視で略コの字状となるように屈曲させた2部材を、角筒体を形成するように突き合わせて構成した。つまり、図3に示すチャンネルボックス1の接合部12は、2箇所に形成されている。
これに対して、図6に示すチャンネルボックス1aは、1部材からなる板状部材11を筒状体(角筒体)となるように屈曲させて、当該板状部材11の端縁部13同士を突き合わせた合せ目14(図6中、仮想線(点線)で表す)を摩擦攪拌接合したものである。ちなみに、図5に仮想線(点線)で表す合せ目14は、摩擦攪拌接合によって接合部13が形成されることで消失する。
このようなチャンネルボックス1aによれば、摩擦攪拌接合に要する時間を短縮化することができる。また、このチャンネルボックス1aによれば、接合部12が1箇所にのみ形成されるので、図3に示す2箇所に接合部12を有するチャンネルボックス1と比較して、チャンネルボックス1a全体としての水素含有率の増加を、抑制することができる。
また、本発明の製造方法では、接合部12(例えば、図3参照)の表面を研削することもできる。
一般に、摩擦攪拌接合によると、接合材料が塑性流動したことによる接合痕跡が残ることがある。したがって、本発明の製造方法においては、合せ目14(例えば、図3参照)を摩擦攪拌接合する工程を実施した後に、接合部12を研削により接合痕跡を消去する工程を実施することができる。
このような研削工程を行うことを前提に、本発明の製造方法は、その研削代を考慮して、予め接合部12を厚くした構成とすることもできる。次に参照する図7は、本発明の他の実施形態に係るチャンネルボックスの製造方法に使用するチャンネルボックス材料の断面図である。図7中、仮想線(破線)で表す符合14は、略コの字状の2部材を摩擦攪拌接合する前の合せ目を表している。
図7に示すように、チャンネルボックス材料10は、第1の厚さT1からなる本体部10aと、この本体部10aの両側にそれぞれ形成されて、本体部10aよりも厚い第2の厚さT2の端縁部10bとを有する板状部材11aを2部材用意し、これらをそれぞれ略コの字状に屈曲させ、その端縁部10b同士を摩擦攪拌接合して形成したものである。
そして、この製造方法では、チャンネルボックス材料10の接合部12aを研削することで、図2のチャンネルボックス1を形成することとなる。
つまり、この製造方法においては、前記板状部材11aは、第1の厚さT1からなる本体部10aと、この本体部10aの両側にそれぞれ形成されて本体部10aよりも厚い第2の厚さT2の前記端縁部10bと、からなり、前記板状部材11aの前記端縁部10bの突き合わせにより前記筒状体に形成される合せ目14を摩擦攪拌接合する前記工程を実施した後に、図示は省略するが、前記筒状体における第2の厚さT2の前記端縁部10bを第1の厚さT1となるように研削して前記本体部10aと面一にする工程をさらに有する構成となっている。
このような製造方法によれば、接合部12aの研削により接合痕跡を消去することができ、接合部12aの表面における微小な凹凸が解消されることで、接合部12aの表面積を低減することができる。
また、前記実施形態では、断面視で正方形の外形を有するチャンネルボックス1となっているが、燃料棒がヘキサゴナルに配置されるものでは、断面視で正六角形の外形を有するチャンネルボックス1とすることもできる。また、チャンネルボックス1は、2部材を摩擦攪拌接合したものに限定されず、3部材以上を摩擦攪拌接合したものであってもよい。
次に、実施例1から実施例5を示しながら本発明を更に具体的に説明する。
(実施例1)
本実施例では、前記の図3に示した製造方法によってチャンネルボックス1(図2参照)を製造した。
板状部材11としては、厚さ2mmのジルカロイ−4(ASTM B 350 R60804)製の圧延板を使用した。
そして、接合ツール20としては、高温強度を有するCo基合金製のものを使用した。この接合ツール20のショルダ部20bの直径は、板状部材11の厚さの10倍に相当する20mmであった。また、摩擦攪拌接合を行う際にシールド19に供給する不活性ガスとしては、アルゴンガスを使用した。
摩擦攪拌接合は、接合ツール20の回転速度を200rpm、移動速度を100mm/分に設定することにより行われた。
次に、製造したチャンネルボックス1の板状部材11、及び接合部12のそれぞれから試験片を切り取って、不活性ガス融解赤外線吸収法にて水素含有率を測定した。表1に、板状部材11及び接合部12における水素含有率(質量ppm)の差分(前記(C2−C1)参照)を記す。
Figure 2013142602
また、製造したチャンネルボックス1の板状部材11及び接合部12のそれぞれから試験片を切り取って、原子炉での高温高圧水の状態を模擬した環境にこれらを42日間、曝す試験を行った。その結果、板状部材11及び接合部12の試験片は、試験前後で水素含有率の変化の値がほぼ同じであった。
(実施例2)
本実施例では、接合ツール20の回転速度を200rpm、移動速度を200mm/分に設定した以外は、実施例1と同様に摩擦攪拌接合を行ってチャンネルボックス1を製造した。そして、製造したチャンネルボックス1の板状部材11、及び接合部12のそれぞれから試験片を切り取って、実施例1と同様の方法にて水素含有率を測定した。その結果を表1に記す。
(実施例3)
本実施例では、接合ツール20の回転速度を400rpm、移動速度を400mm/分に設定した以外は、実施例1と同様に摩擦攪拌接合を行ってチャンネルボックス1を製造した。そして、製造したチャンネルボックス1の板状部材11、及び接合部12のそれぞれから試験片を切り取って、実施例1と同様の方法にて水素含有率を測定した。その結果を表1に記す。
(実施例4)
本実施例では、接合ツール20の回転速度を400rpm、移動速度を100mm/分に設定した以外は、実施例1と同様に摩擦攪拌接合を行ってチャンネルボックス1を製造した。そして、製造したチャンネルボックス1の板状部材11、及び接合部12のそれぞれから試験片を切り取って、実施例1と同様の方法にて水素含有率を測定した。その結果を表1に記す。
(実施例5)
本実施例では、接合ツール20の回転速度を400rpm、移動速度を50mm/分に設定した以外は、実施例1と同様に摩擦攪拌接合を行ってチャンネルボックス1を製造した。そして、製造したチャンネルボックス1の板状部材11、及び接合部12のそれぞれから試験片を切り取って、実施例1と同様の方法にて水素含有率を測定した。その結果を表1に記す。
表1に示すように、本発明の製造方法によれば、接合部12における水素含有率を著しく低減することができる。ちなみに、本発明の製造方法によれば、接合ツール20の回転速度が速いほど、そして移動速度が遅いほど、接合部12における水素含有率が大きくなる回転数が大きいと水素吸収が大きくなる傾向が確認された。
(比較例)
本比較例では、溶接によりチャンネルボックス1を製造した。そして、製造したチャンネルボックス1の板状部材11、及び溶接部から試験片を切り取って、実施例1と同様の方法にて水素含有率を測定した。その結果を表1に記す。溶接部と板状部材の水素含有量の差は12質量ppmであった。
1 チャンネルボックス
1a チャンネルボックス
10 チャンネルボックス材料
10a 本体部
10b 端縁部
11 板状部材
11a 板状部材
12 接合部
12a 接合部
13 端縁部
14 合せ目
20 接合ツール
30 ボビン式接合ツール
Fa 燃料集合体(原子炉燃料集合体)

Claims (8)

  1. ジルコニウム合金からなる板状部材を屈曲させて筒状体を形成するように当該板状部材の端縁部同士を突き合わせた合せ目を摩擦攪拌接合したことを特徴とする原子炉燃料集合体のチャンネルボックス。
  2. 請求項1に記載の原子炉燃料集合体のチャンネルボックスにおいて、
    ジルコニウム合金からなる前記板状部材の水素含有率(C1)と前記合せ目を摩擦攪拌接合して形成された接合部の水素含有率(C2)との差(C2−C1)が、2質量ppm以下であることを特徴とする原子炉燃料集合体のチャンネルボックス。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の原子炉燃料集合体のチャンネルボックスにおいて、
    前記ジルコニウム合金は、Feを0.18〜0.24質量%、Crを0.07〜0.13質量%、Snを1.20〜1.70質量%、Zrを95.0〜98.5質量%、及び残部としての不可避不純物を含むことを特徴とする原子炉燃料集合体のチャンネルボックス。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の原子炉燃料集合体のチャンネルボックスにおいて、
    前記ジルコニウム合金は、Feを0.07〜0.20質量%、Crを0.05〜0.15質量%、Niを0.03〜0.08質量%、Snを1.20〜1.70質量%、Zrを95.0〜98.5質量%、及び残部としての不可避不純物を含むことを特徴とする原子炉燃料集合体のチャンネルボックス。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の原子炉燃料集合体のチャンネルボックスにおいて、
    前記ジルコニウム合金は、Nbを2.40〜2.80質量%、Oを0.09〜0.13質量%、Zrを95.0〜97.0質量%、及び残部としての不可避不純物を含むことを特徴とする原子炉燃料集合体のチャンネルボックス。
  6. ジルコニウム合金からなる板状部材を屈曲させると共に、この板状部材の端縁部を互いに突き合わせて筒状体を形成する工程と、
    前記板状部材の前記端縁部の突き合わせにより前記筒状体に形成される合せ目を摩擦攪拌接合する工程と、
    を有することを特徴とする原子炉燃料集合体のチャンネルボックスの製造方法。
  7. 請求項6に記載の原子炉燃料集合体のチャンネルボックスの製造方法において、
    前記筒状体に形成される前記合せ目を摩擦攪拌接合する工程は、不活性ガス雰囲気下に行うことを特徴とする原子炉燃料集合体のチャンネルボックスの製造方法。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の原子炉燃料集合体のチャンネルボックスの製造方法において、
    前記板状部材は、第1の厚さT1からなる本体部と、この本体部の両側にそれぞれ形成されて本体部よりも厚い第2の厚さT2の前記端縁部と、からなり、
    前記板状部材の前記端縁部の突き合わせにより前記筒状体に形成される合せ目を摩擦攪拌接合する前記工程を実施した後に、
    前記筒状体における第2の厚さT2の前記端縁部を第1の厚さT1となるように研削して前記本体部と面一にする工程をさらに有することを特徴とする原子炉燃料集合体のチャンネルボックスの製造方法。
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