JP2013141866A - 表示装置の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置の配置を変更することが可能な表示装置の取付構造を提供する。
【解決手段】表示装置20の取付構造であって、インストルメントパネル10に取り付けられ、方形状をなす枠部材30と、枠部材30の内部に配されたヒンジを介して、枠部材30に対して取り付けられるガイド部材52と、ガイド部材52に対して、枠部材30の長辺方向に沿ってスライド可能に取り付けられる第2スライド部材60と、表示装置20を収容可能な収容空間と、収容空間内に収容された表示装置20の表示面21を外部から視認可能とする窓部42と、を有し、第2スライド部材60に固定される収容部材と、を備え、収容部材は、ガイド部材52がヒンジによって回動されることで、窓部42及び表示面21が下方を向く状態と、窓部42及び表示面21が上方を向く状態との間で回動可能とされることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置の取付構造に関する。
従来、車両用内装部品に搭載される表示装置(車載用ディスプレイ装置)として下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載のものでは、表示装置を使用しない場合においては、表示装置のディスプレイを本体ケース内に収納可能な構成となっている。一方、表示装置を使用する場合においては、本体ケース内からディスプレイを引き出すことが可能な構成となっている。
実開平3−81979号公報
車両用内装部品に取り付けられる表示装置としては、一般的に車両購入時に車両用内装部品に搭載されたものが知られている。しかしながら、近年、携帯可能な表示装置の普及に伴って、車両とは別体の表示装置を乗員が車両に設置することも想定される。このため、車両用内装部品に対して後付けの表示装置を取り付けるための表示装置の取付構造が求められている。また、このような表示装置の取付構造としては、その使用目的に応じて表示装置の配置を変更可能なものが求められている。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、表示装置の配置を変更することが可能な表示装置の取付構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の表示装置の取付構造は、車両用内装部品に対して、画像を表示可能な表示面を有する表示装置を取り付けるための表示装置の取付構造であって、前記車両用内装部品に取り付けられ、方形状をなす枠部材と、前記枠部材の内部に配されたヒンジを介して、前記枠部材に対して取り付けられるガイド部材と、前記ガイド部材に対して、前記枠部材の一辺方向に沿ってスライド可能に取り付けられるスライド部材と、前記表示装置を収容可能な収容空間と、前記収容空間内に収容された前記表示装置の前記表示面を外部から視認可能とする窓部と、を有し、前記スライド部材に固定される収容部材と、を備え、前記収容部材は、前記ガイド部材が前記ヒンジによって回動されることで、前記窓部及び前記表示面が下方を向く状態と、前記窓部及び前記表示面が上方を向く状態との間で回動可能とされることに特徴を有する。
本発明においては、収容部材の窓部及び表示装置の表示面を下方に向けることができる。この状態は、例えば、表示装置を使用しない際に好適である。また、表示装置を使用する場合は、ヒンジによって収容部材を回動させ、窓部及び表示面が上方を向く状態にすることができる。
そして、収容部材が固定されるスライド部材は、ガイド部材に対して、枠部材の一辺方向に沿ってスライド可能に取り付けられている。このような構成において、例えば、枠部材を、その一辺方向が車室内外方向と一致するように取り付けた場合には、収容部材(ひいては表示装置)を車室内側(表示装置を使用する乗員に対して手前側)と、車室外側(表示装置を使用する乗員に対して奥側)との間で変位させることができる。
このような構成とすれば、例えば、表示装置を使用しない場合には、窓部(表示面)が下方に向く状態にするとともに、表示装置を車室外側に配置すればよい。これにより、乗員が車室内空間をより広く使用することができる。また、表示装置が車室外側に配された状態から、収容部材を車室内側に変位させることで、収容部材を乗員に近づけることができる。このようにすれば、乗員が表示装置を操作しやすくなる。
上記構成において、前記収容部材は、前記スライド部材に対して、前記表示装置の前記表示面に直交する軸を回動軸として回動可能に固定されている構成であるものとすることができる。
このような構成とすれば、表示装置の表示面を、その面内で回動させることができる。これにより、表示面に表示する画像に対応して表示面を回動させることができる。例えば、表示面が矩形状をなす場合には、表示面の長辺方向が略鉛直方向に沿う状態と、表示面の短辺方向が略鉛直方向に沿う状態との間で変更することが可能となる。
本発明によれば、表示装置の配置を変更することが可能な表示装置の取付構造を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る表示装置の取付構造を示す斜視図(第1使用状態を示す図) 図1の表示装置の取付構造を示す斜視図(収納状態を示す図) 図1の状態から収容部材を車両前側にスライドさせた状態を示す斜視図 図3の状態から収容部材を横置きにした状態を示す斜視図(第2使用状態を示す図) 本実施形態の表示装置の取付構造を示す分解斜視図 図2の状態における表示装置の取付構造を示す正面図 図2の状態における表示装置の取付構造を示す断面図(図6のA−A線で切断した図に対応) 図7の状態から収容部材を車両後側に引き出した状態を示す断面図 図8の状態から収容部材を車両前側に回動させた状態を示す断面図 図1の状態における表示装置の取付構造を示す断面図(第1使用状態を示す図) 図3の状態における表示装置の取付構造を示す断面図 図4の状態における表示装置の取付構造を示す断面図(第2使用状態を示す図) ガイド部材に対する第2スライド部材の取付構造を示す断面図(図10のB−B線で切断した図に対応) 収容部材が縦置き状態にある場合のロック機構を示す正面図 収容部材が横置き状態にある場合のロック機構を示す正面図
本発明の一実施形態を図1ないし図15によって説明する。図1は、車両のインストルメントパネル10(車両用内装部品)を車両後方から視た図であって、本実施形態に係る表示装置20の取付構造を示す斜視図である。本実施形態では、このインストルメントパネル10におけるセンタークラスター部11に表示装置20を取り付けるための取付構造について説明を行う。なお、このような表示装置20としては、例えば、携帯型情報端末、携帯電話、ノートパソコン、携帯型ゲーム機などを例示することができるが、これに限定されるものではない。
本実施形態の表示装置20の取付構造は、図1に示すように、センタークラスター部11に取り付けられた枠部材30と、表示装置20を収容することが可能な収容部材40を主体に構成されている。収容部材40は、枠部材30に対して取り付けられている。なお、インストルメントパネル10は、図1のみに図示してある。
枠部材30は、平面視において、車両前後方向に長い方形状をなしており、車幅方向に延びる上辺部31及び下辺部32と、上辺部31及び下辺部32を互いの端部で連結する一対の側辺部34を備えている。上辺部31は下辺部32に対して車両前側に配されるとともに、高い位置に配されている。つまり、側辺部34は、車両前側に向かうにつれて上昇傾斜する形で延びている。
また、図6に示すように、上辺部31は下辺部32よりも車幅方向の長さが大きいものとされ、両側辺部34の車幅方向(図6の左右方向)における対向間隔は、車両前側に向かうにつれて大きくなっている。なお、センタークラスター部11には、空調装置(図示せず)からの風が吹き出されるレジスター12が配置されている。
このレジスター12は、平面視及び正面視において、枠部材30の内部領域(上辺部31、下辺部32、一対の側辺部34に囲まれた領域)に配されている。より具体的には、レジスター12は、枠部材30の内部領域において、上部側に配置されている。
収容部材40は、図1に示すように、矩形板状をなしている。この収容部材40には、図7に示すように、収容部材40より一回り小さい表示装置20を収容可能な収容空間41が形成されている。収容部材40の表面には、図1及び図13に示すように、表示装置20において画像を表示可能な表示面21とほぼ同じ大きさの窓部42が形成されている。
この窓部42を通じて、収容空間41内に収容された表示装置20の表示面21を外部から視認可能とされる。また、収容部材40の側壁部には、図2に示すように、表示装置20を挿通可能なスリット43が形成されている。このスリット43を通じて、表示装置20を収容空間41に収容可能となっている。
本実施形態では、収容部材40が枠部材30に対してスライド移動及び回動可能に取り付けられている。これにより、収容部材40(ひいては表示装置20)は、センタークラスター部11内かつレジスター12の下方に収納された状態(図2及び図7の状態)と、窓部42(及び表示面21)が上方を向く状態(図1及び図10の状態)と、窓部42(及び表示面21)が車室内側を向く状態(図4及び図12の状態)の3つの状態に切り替えることが可能となっている。
以下の説明では、図2及び図7に示す収容部材40の状態を収納状態と呼ぶものとする。また、図1及び図10に示す収容部材40の状態を第1使用状態と呼び、図4及び図12に示す収容部材40の状態を第2使用状態と呼ぶものとする。
また、収納状態においては、収容部材40が窓部42を下方に向く状態で配されている。そして、第1使用状態においては、収容部材40が枠部材30の長辺方向における一端側(車室内側、乗員にとっては手前側)に配され、第2使用状態においては、収容部材40が枠部材30の長辺方向における他端側(車室外側、乗員にとっては奥側)に配されている。
図5は、本実施形態の表示装置20の取付構造を示す分解斜視図である。表示装置20の取付構造は、図5に示すように、上述した枠部材30及び収容部材40と、枠部材30に対してスライド可能に取り付けられる第1スライド部材50と、第1スライド部材50(ひいては枠部材30)に対してヒンジ51を介して回動可能に取り付けられるガイド部材52と、ガイド部材52に対してスライド可能に取り付けられる第2スライド部材60(スライド部材)と、を備えている。また、収容部材40は、第2スライド部材60に対して回動板70を介して回動可能に取り付けられている。
第1スライド部材50は、車幅方向に長い板状をなしており、長辺方向における各端部が、枠部材30の側辺部34に形成された第1レール溝34Aにそれぞれ嵌合される構成となっている。第1レール溝34Aは、側辺部34の延設方向(車両前側に向かうにつれて上昇傾斜する)に沿って延びている。
これにより、第1スライド部材50は、枠部材30の内部に配されるとともに、枠部材30の長辺方向に沿ってスライド可能とされる。また、第1スライド部材50に取り付けられているヒンジ51(ヒンジピン)も、枠部材30の内部に配されている。なお、図5に示すように、枠部材30は、枠部材下部30Aと枠部材上部30Bとを重ね合わせることで構成されており、枠部材下部30Aと枠部材上部30Bとの間に第1レール溝34Aが形成される構成となっている。
ガイド部材52は、車幅方向に長い形状をなしている。第1スライド部材50とガイド部材52とを回動可能に接続するヒンジ51は、その軸(回動軸)が車幅方向に沿って配されている。これにより、ガイド部材52に取り付けられる収容部材40は、ガイド部材52がヒンジ51によって回動されることで、窓部42(及び表示面21)が下方を向く状態(収納状態)と、窓部42(及び表示面21)が上方を向く状態(第1使用状態)との間で回動可能な構成となっている。
ガイド部材52の長辺方向における各端部53は、ガイド部材52における一方面側に折り返されることで、第2レール溝53Aを形成している。この第2レール溝53Aの各々には、第2スライド部材60の車幅方向における側端部61の各々がそれぞれ嵌合される。これにより、ガイド部材52(ひいては第1スライド部材50)に対して、第2スライド部材60が枠部材30の長辺方向に沿ってスライド可能に取り付けられる構成となっている。
第2スライド部材60は、方形板状をなしている。第2スライド部材60の側端部61は、その中央部に比して低い段差形状とされ、上述したガイド部材52が取り付け可能となっている。図5及び図14に示すように、側端部61の延設方向(ガイド部材52に対する第2スライド部材60のスライド方向)における一端部(図14の上端部)には、ガイド部材52に対する第2スライド部材60のスライドを規制する規制壁部61Aが形成されている。
また、第2スライド部材60において、側端部61の延設方向における他端部側(図14の下側)には、ストッパ部材77がビス78によって取り付けられている。このストッパ部材77は、ガイド部材52を側端部61の延設方向における他端側から覆うことで、側端部61に対するガイド部材52の抜け止めをする機能を担っている。
第2スライド部材60には、図5及び図14に示すように、円形状をなす嵌合孔62が貫通形成されている。これに対して、回動板70は、嵌合孔62よりも径が大きい円形状をなしている。回動板70には、嵌合孔62よりも一回り径の小さい円形状をなす嵌合部71と、嵌合部よりさらに一回り径の小さい円形状をなす被取付部72が形成されている。嵌合部71が嵌合孔62に対して嵌合される構成となっている。また、嵌合部71及び被取付部72は互いに同軸上に配されている。
嵌合部71は、嵌合孔62に対して第2スライド部材60の裏面側(図14における奥側)から挿通される形で嵌合される。そして、嵌合部71の表面に形成された被取付部72に対して、第2スライド部材60の表面側から、ビス79によって収容部材40が取り付けられる。これにより、回動板70の周端部及び収容部材40の双方によって、嵌合孔62の孔縁が挟持される。
この結果、回動板70、ひいては収容部材40が、第2スライド部材60に対して、表示装置20の表示面21(言い換えると収容部材40における窓部42の延設面)に直交する軸を回動軸R1として回動可能に固定される。なお、図14及び図15においては、収容部材40を2点鎖線で図示してある。
これにより、収容部材40(表示装置20)は、その短辺方向が水平方向(本実施形態では車幅方向)に沿う状態(縦置き状態、図1の状態)と、その長辺方向が水平方向(本実施形態では車幅方向)に沿う状態(横置き状態、図4の状態)との間で回動可能な構成となっている。そして、本実施形態では、収容部材40が横置き状態(収容部材の一辺方向が水平方向と一致した状態)の場合に、ガイド部材52(ひいては、第1スライド部材50)に対する第2スライド部材60のスライド移動を規制するロック機構80を備えている。
ロック機構80は、図14に示すように、回動板70の被取付部72の外周面に形成された一対の突出部81と、これに対応して第2スライド部材60に取り付けられた一対のロック片82と、ロック片82を被取付部72側に付勢する板ばね83と、を備えている。
両突出部81は、被取付部72の外周面から、互いに反対側に突出されている。各突出部81は、嵌合孔62の内周面に対して摺動可能に当接している。ロック片82は、側端部61の延設方向に沿って延びる形状をなし、第2スライド部材60に形成された凹部63内に収容されている。この凹部63は、嵌合孔62と側端部61の双方にそれぞれ開口されている。
ロック片82は、延設方向における一端部82Aが被取付部72側に突き出す形状をなし、延設方向における他端部82Bが側端部61側に突き出す形状をなしている。ロック片82は、車幅方向における外側の側面と、凹部63の内面との間に介在された板ばね83によって、被取付部72側に付勢されている。これにより、収容部材40が縦置き状態にある場合(より正確には、横置き状態でない場合)には、図14に示すように、ロック片82の一端部82Aが嵌合孔62内に侵入する構成となっている。
一方、収容部材40が横置き状態にある場合には、突出部81がロック片82の一端部82Aを外側に押圧する。これにより、ロック片82が板ばね83の付勢に抗して側端部61側に変位する。この結果、図15に示すように、ロック片82の他端部82Bの突出端部が、側端部61におけるガイド部材52の端部53のスライド経路上(言い換えると、段差状をなす側端部61の段差内)に侵入する。
ガイド部材52が、第2スライド部材60における下端部にある状態で、ロック片82の他端部82Bの突出端部が、ガイド部材52の端部53のスライド経路上に侵入すると、ガイド部材52の端部53によって他端部82Bが下方から支持される。これにより、ガイド部材52に対して第2スライド部材60が下方に変位する事態を規制することができる。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。まず、収納状態にある収容部材40(図2、図7参照)を第1使用状態(図1、図10)に変更する際の作用を説明する。収納状態では、図7に示すように、第1スライド部材50が第1レール溝34Aにおける下端かつ車両後端部に配されており、ガイド部材52が、第2スライド部材60の車両後端部に配されている。
また、収納状態の収容部材40は、その長辺方向が車両前後方向に沿う形で配されており、窓部42が下方を向くとともにスリット43が車両後側(車室内側)を向くように配されている。この収容部材40のスリット43に対して、乗員は、表示装置20を挿入する(図7の矢線D1参照)。これにより、表示装置20が収容空間41内に収容される。なお、図7においては、スリット43に挿入される前の表示装置20を2点鎖線で図示してある。
次に、乗員は、収容部材40を車両後側に引き出す。これにより、ガイド部材52に対して、第2スライド部材60がスライドする結果、収容部材40が車両後側に変位する(図8参照)。なお、この時、収容部材40の大部分(車両前端部を除く部分)は、枠部材30の内部領域を通過することとなる。
次に、収容部材40の車両後端部を上方かつ車両前側に折り返すようにして収容部材40を回動させる(図8の矢線D2参照)。これにより、ヒンジ51によってガイド部材52が第1スライド部材50に対して回動する。この結果、図9に示すように、収容部材40の窓部42(及び表示装置20の表示面21)は、上方(より正確には、上方かつ車両後側)を向く形で配された状態となる。つまり、表示面21を表裏反転させることができる。
次に、乗員は、収容部材40を車両後側に引き出す(図9の矢線D3参照)。すると、ガイド部材52に対して、第2スライド部材60がスライドする結果、収容部材40が車両後側に変位する(図1及び図10参照)。これにより、収容部材40が、第1使用状態になる。なお、第1使用状態においては、例えば、収容部材40の車両後端部が、枠部材30の下辺部32によって下方から支持される構成であってもよい。
次に、第1使用状態にある収容部材40を第2使用状態(図4、図12に示す状態)に変更する際の作用を説明する。まず、乗員は、第1使用状態の収容部材40を車両前側に押圧する。これにより、ガイド部材52に対して、第2スライド部材60が車両前側(図10の左側)にスライドする。やがて、ガイド部材52がストッパ部材77に当接する。
これ以降、さらに収容部材40を車両前側に押圧すると、第1スライド部材50が第1レール溝34Aに沿って、車両前側(及び上方)にスライドする(図3及び図11参照)。第1スライド部材50が第1レール溝34Aの上端に達すると、第1スライド部材50は、第1レール溝34Aの内周面に当接する。これにより、第1スライド部材50の上方へのスライドが規制される。
なお、収容部材40を車両前側に押圧する過程においては、第1スライド部材50が第1レール溝34Aに沿ってスライドした後に、ガイド部材52に対して第2スライド部材60がスライドする構成であってもよい。
次に縦置き状態にある収容部材40を、表示装置20の表示面21に直交する回動軸R1を中心として、正面視における時計回りに回動させる(図14の矢線D4参照)。これにより、回動板70が第2スライド部材60に対して回動する結果、収容部材40を横置き状態にすることができる(図15参照)。また、回動板70の回動に伴って、各突出部81も時計回りに回動する。この結果、ロック機構80における各突出部81が各ロック片82(一端部82A)を外側に押圧する。これにより、ロック片82の他端部82Bが、側端部61におけるガイド部材52の端部53のスライド経路上に侵入する。
これにより、ガイド部材52に対して第2スライド部材60が下方に変位する事態が規制される。なお、突出部81において時計回り方向の端部81Aは、その角部が面取りされている。これにより、突出部81が時計回りに回動する際には、突出部81によって、ロック片82(一端部82A)を確実に押圧可能な構成となっている。
次に、収容部材40を横置き状態にした後、収容部材40をヒンジ51によって回動させ、図12に示すように、起立した状態にする。なお、この状態では、収容部材40の下端部が枠部材30(側辺部34)の上面によって下方から支持される構成としてもよい。これにより、収容部材40を第2使用状態とすることができる。また、この第2使用状態では、図12に示すように、収容部材40の大部分がレジスター12よりも上方に位置している。これにより、収容部材40によってレジスター12から吹き出す風が遮られる事態を抑制している。
以上、説明したように、本実施形態の表示装置の取付構造は、インストルメントパネル10に対して、画像を表示可能な表示面21を有する表示装置20を取り付けるための表示装置の取付構造であって、インストルメントパネル10に取り付けられ、方形状をなす枠部材30と、枠部材30の内部に配されたヒンジ51を介して、枠部材30に対して取り付けられるガイド部材52と、ガイド部材52に対して、枠部材30の長辺方向に沿ってスライド可能に取り付けられる第2スライド部材60と、表示装置20を収容可能な収容空間41と、収容空間41内に収容された表示装置20の表示面21を外部から視認可能とする窓部42と、を有し、第2スライド部材60に固定される収容部材40と、を備え、収容部材40は、ガイド部材52がヒンジ51によって回動されることで、窓部42及び表示面21が下方を向く状態と、窓部42及び表示面21が上方を向く状態との間で回動可能とされる。
本実施形態においては、収容部材40の窓部42及び表示装置20の表示面21を下方に向けることができる(収納状態)。この状態は、例えば、表示装置20を使用しない際に好適である。また、表示装置20を使用する場合は、収容部材40をヒンジ51によって回動させ、窓部42及び表示面21が上方を向く状態(第1使用状態)にすることができる。
そして、収容部材40が固定される第2スライド部材60は、ガイド部材52に対して、枠部材30の長辺方向に沿ってスライド可能に取り付けられている。このような構成において、例えば、枠部材30を、その長辺方向が車室内外方向と一致するように取り付けた場合には、収容部材40(ひいては表示装置20)を車室内側(表示装置20を使用する乗員に対して手前側)と、車室外側(表示装置20を使用する乗員に対して奥側)との間で変位させることができる。
このような構成とすれば、例えば、表示装置20を使用しない場合には、窓部42(表示面21)が下方に向く状態にするとともに、表示装置20を車室外側に配置すればよい(収納状態)。これにより、乗員が車室内空間をより広く使用することができる。また、表示装置20が車室外側に配された状態から、収容部材40を車室内側に変位させることで、収容部材40(ひいては表示装置20)を乗員に近づけることができる。このようにすれば、乗員が表示装置20を操作しやすくなる。
また、収容部材40は、第2スライド部材60に対して、表示装置20の表示面21に直交する軸を回動軸R1として回動可能に固定されている構成とされる。
このような構成とすれば、表示装置20の表示面21を、その面内で回動させることができる。これにより、表示面21に表示する画像に対応して表示面21を回動させることができる。例えば、本実施形態では、表示装置20を縦置き状態と横置き状態との間で回動することが可能となる。
また、本実施形態においては、枠部材30に対してスライド可能に取り付けられる第1スライド部材50と、第1スライド部材50に対してスライド可能に取り付けられる第2スライド部材60と、を備えており、表示装置20を収容する収容部材40が、第2スライド部材60に固定されている。つまり、収容部材40(ひいては、表示装置20)は、枠部材30に対して2段階にスライド可能な構成となっている。
このように、収容部材40を枠部材30に対して2段階にスライド可能な構成とすれば、スライド可能な距離を容易に増やすことができる。仮に、収容部材40を枠部材30に対して1段階でスライド可能とする構成の場合、スライド距離を大きくするためには、収容部材40のスライド方向(枠部材30の長辺方向)において、枠部材30の長さを大きくする必要がある。
これに対して、枠部材30に対して2段階にスライドさせる構成とすれば、枠部材30の長さを小さくし、枠部材30に対する第1スライド部材50のスライド距離が小さくなった場合であっても、第1スライド部材50に対する第2スライド部材60のスライド距離を長くすることで収容部材40のスライド距離を稼ぐことができる。
これにより、枠部材30に対する収容部材40のスライド距離を長くできる。その結果、本実施形態のように、第1使用状態では、レジスター12の下方に収容部材40を配置し、第2使用状態では、レジスター12の上方に収容部材40を配置することができる。つまり、レジスター12を跨ぐ形で収容部材40をスライド移動させることができる。
また、第1スライド部材50に対する第2スライド部材60のスライド移動を規制するロック機構80を備え、表示装置20及び収容部材40は、平面視方形状をなすものとされ、ロック機構80は、回動軸R1によって回動された収容部材40の長辺方向が水平方向と一致した状態(横置き状態)において、ガイド部材52(ひいては、第1スライド部材50)に対する第2スライド部材60のスライド移動を規制する構成とされる。
このような構成とすれば、収容部材40の長辺方向が水平方向に沿う方向と一致した状態(横置き状態)において、ガイド部材52に対する第2スライド部材60のスライド移動が規制される。より具体的には、図12に示す第2使用状態において、収容部材40が下方に変位する事態を規制できる。これにより、収容部材40の回動動作に伴って収容部材40をガイド部材52(ひいては、枠部材30)に対して位置決めすることが可能となる。
なお、本実施形態において、第1使用状態は、第2使用状態と比較して、乗員に対して手前側に収容部材40(表示装置20)が配置される。このような第1使用状態は、表示装置20に例えば、タッチパネルやボタンなどの操作部が設けられている場合において、乗員が操作部を操作しやすく好適である。
また、本実施形態において、第2使用状態は、第1使用状態と比較して、乗員に対して奥側に収容部材40(表示装置20)が配置される。つまり、第2使用状態では、第1使用状態と比較して、乗員に対して表示面21をより遠い位置に配することができる。これにより、表示面21を視る際における乗員の目線の移動距離をより小さくすることができる。このような第2使用状態は、表示装置20を例えば、カーナビゲーションシステムなどの表示装置として使用する場合などに好適である。
また、第2使用状態のように、収容部材40を横置きとすれば、収容部材40の高さを低くすることができる。これにより、収容部材40によって運転時の視界が妨げられる事態をより確実に抑制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、車両用内装部品として、インストルメントパネル10を例示したが、これに限定されない。表示装置20が取り付けられる車両用内装部品としては、例えば、リアコンソールなどを例示することができる。
(2)上記実施形態では、収容部材40を回動板70に取り付けることで、収容部材40を回動軸R1に対して回動可能な構成としたが、この構成に限定されない。たとえば、ヒンジなどで収容部材40を回動可能としてもよい。
(3)収容部材40及び表示装置20は、方形板状に限定されない。収容部材40及び表示装置20の形状は適宜変更可能である。
(4)ロック機構80の構成は上記実施形態で例示した構成に限定されず適宜変更可能である。また、収容部材40の短辺方向が水平方向と一致した状態において、第1スライド部材50に対する第2スライド部材60のスライド移動を規制する構成としてもよい。
10…インストルメントパネル(車両用内装部品)、20…表示装置、21…表示面、30…枠部材、40…収容部材、41…収容空間、42…窓部、51…ヒンジ、52…ガイド部材、60…第2スライド部材(スライド部材)、R1…回動軸

Claims (2)

  1. 車両用内装部品に対して、画像を表示可能な表示面を有する表示装置を取り付けるための表示装置の取付構造であって、
    前記車両用内装部品に取り付けられ、方形状をなす枠部材と、
    前記枠部材の内部に配されたヒンジを介して、前記枠部材に対して取り付けられるガイド部材と、
    前記ガイド部材に対して、前記枠部材の一辺方向に沿ってスライド可能に取り付けられるスライド部材と、
    前記表示装置を収容可能な収容空間と、前記収容空間内に収容された前記表示装置の前記表示面を外部から視認可能とする窓部と、を有し、前記スライド部材に固定される収容部材と、を備え、
    前記収容部材は、前記ガイド部材が前記ヒンジによって回動されることで、前記窓部及び前記表示面が下方を向く状態と、前記窓部及び前記表示面が上方を向く状態との間で回動可能とされることを特徴とする表示装置の取付構造。
  2. 前記収容部材は、前記スライド部材に対して、前記表示装置の前記表示面に直交する軸を回動軸として回動可能に固定されている構成であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置の取付構造。
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