JP2013140723A - ロータリスイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】希望する状態が選択不可であることを利用者に速やかに認識させる可能なロータリスイッチを提供する。
【解決手段】複数の操作位置を備えるロータリスイッチであって、ロータリ部1を駆動する駆動手段22、23と、複数の操作位置の選択の可否を判断する選択可否判断手段100とを備える。そして、ロータリスイッチのロータリ部1の回動方向に存在する操作位置が、選択可否判断手段10により選択が不可と判断された場合には、ロータリ部1を操作する操作力に代えて駆動手段22、23によってロータリ部1を操作位置から離れる方向に回動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の選択肢から目的の選択肢を選択するため各選択しに対応した複数の操作位置を備えるロータリスイッチに関する。
ロータリスイッチとして、例えば内燃機関を搭載した自動車のイグニッションスイッチや、電動自動車のパワースイッチ等が知られている。イグニッションスイッチでは、OFF、ロック解除、アクセサリON、イグニッションON、スタート等の各状態を、パワースイッチではOFF、ON、ロック解除、PowerOUT(出力)等の各状態を選択するために用いられる。
ところで、上記の状態の中には、所定の条件を満たさなければ実行が許可されないものがある。つまり、ロータリスイッチで選択しても実行が許可されず、ロータリスイッチの選択ポジションと実際の状態とが異なる状況が生じ得る。
このような状況を回避するための技術として、実行許可条件を満たさなければロータリスイッチをロックして回動不能にするものがある。例えば特許文献1では、電子キーから電波により送信される照合コードを確認するまでは、ロータリスイッチをロック状態にして回動不能にしている。
特開平11−91460号公報
しかしながら、特許文献1のように選択不能な場合にはロータリスイッチをロックする構成では、利用者は、希望する状態が実行不可能なためにロックされているのか、ロータリスイッチの故障により回動不能になっているのかを直ちに判断することができない。特に、利用者がその車両に不慣れな場合には、判断するまでの時間が長くなる。
そこで、本発明では、希望する状態が実行不可能なために選択できないことを、利用者に速やかに認識させることができるロータリスイッチを提供することを目的とする。
本発明のロータリスイッチは、複数の操作位置を備えるロータリスイッチであって、ロータリ部を駆動する駆動手段と、複数の操作位置の選択の可否を判断する選択可否判断手段と、ロータリ部を駆動する駆動手段と、複数の操作位置の選択の可否を判断する選択可否判断手段とを備える。そして、ロータリスイッチのロータリ部の回動方向に存在する操作位置が、選択可否判断手段により選択が不可と判断された場合には、ロータリ部を操作する操作力に代えて駆動手段によってロータリ部を操作位置から離れる方向に回動させる。
本発明によれば、利用者が意図した操作位置が選択不可の場合には、利用者がスイッチをその操作位置に合わせようとしたときに、利用者の操作力ではなくモータによってスイッチを回動させることになるため、意図した操作位置から離れてしまう。このような意図に反したモータ回動により利用者に違和感を与え、意図した操作位置を選択できないことを利用者に認識させることができる。その結果、利用者は速やかに不備を解消する操作を実行することができるようになる。
本発明の実施形態に係るロータリスイッチの構造を示す図である。 外リングの内周部分を説明するための図である。 ロータリスイッチの操作部分の正面図である。 第1実施形態の制御ブロック図である。 第1実施形態の制御ルーチンを示すフローチャートである。 第1実施形態の作用を説明するための図であり、選択が許可された場合について示すである。 第1実施形態の作用を説明するための図であり、選択が許可されない場合について示す図である。 比較のために選択が許可されない場合にスイッチの回動を禁止する場合について示す図である。 第2実施形態の制御ブロック図である。 第2実施形態の制御ルーチンを示すフローチャートである。 第3実施形態の制御ブロック図である。 第3実施形態の制御ルーチンを示すフローチャートの一部である。 第3実施形態の制御ルーチンを示すフローチャートの他の部分である。 他の例のロータリスイッチがOFFの状態を示す図である。 他の例のロータリスイッチにおいてステアリングロックが解除されていない状態を示す図である。 他の例のロータリスイッチにおいてSTARTまで回動可能な状態を示す図である。
以下本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
ここでは、システム停止状態のOFFと、電源が入っているONと、走行可能なPowerOUTの3つの車両状態を切り換えるための、電動自動車のパワースイッチを例に挙げて説明する。
(第1実施形態)
図1は、ロータリスイッチの構造を説明する為の図である。図2は後述する外リング1の内周側について説明するための図である。図3は本ロータリスイッチの操作部分の正面図である。
本ロータリスイッチは、外リング1と内ケース21を含んで構成されている。
外リング1は、利用者が操作する際に手を掛ける円筒状の部品であり、内周部には複数のノッチ凹み32を備える。外リング1の上面開口部は、スモーク透過板2で覆われている。
内ケース21は、外リング1の内周側に同心状に配置された円盤状の部品である。内ケース21は上面にOFF、ON、PowerOUTの3つの操作位置に対応した3つのスリット25を備え、各スリット25の内側にはインジケータランプ24を備える。インジケータランプ24は、選択された操作位置に対応したものが点灯する。
インジケータランプ24が点灯すると、スリット25を通過する光によって、点灯するインジケータランプ24に対応するスリット25の形状がスモーク透過板2越しにはっきりと確認できる。一方、インジケータランプ24が消灯していると、これに対応するスリット25はスモーク透過板2によって目立たない。
ロータリスイッチ周辺には、図3に示すように、操作位置に対応した車両状態を示す状態ラベル41が設けられている。選択した車両状態に対応する位置のインジケータランプ24が点灯することで、利用者は選択した状態を目視することができる。
内ケース21は、外周から突出するノッチ突起27と、ノッチ突起27を半径方向外側に向けて押圧するスプリング28を備える。ノッチ突起27は、先端付近が半球状であり、外リング1の内周部と当接している場合はスプリング28の押圧力に抗して内ケース21の内周方向へ押圧される。そして、外リング1が回動してノッチ突起27とノッチ凹み32が一致すると、ノッチ突起27はスプリング28に押圧されてノッチ凹み32に突入し係合する。また、ノッチ突起27がノッチ凹み32と係合した状態で外リング1が回動すると、ノッチ突起27は、接触するノッチ凹み32の内壁部により内ケース21側へ押圧されて、係合が解かれる。これにより、外リング1を操作したときにノッチ感が発生する。なお、ノッチ凹み32を設ける位置は、選択する車両状態が切り替わるタイミングでノッチ感が発生するよう設定する。
内ケース21は、内接ローラ22を備える。内接ローラ22は、内ケース21に回転可能に支持され、その一部が内ケース21の外周部から突出して外リング1の内周部と当接する。そして、内接ローラ22はモータ23に駆動されることによって外リング1を回転させることができる。また、内ケース21は、外リング1の回動方向や回動速度等を検出可能なロータリエンコーダ26を備える。
図4は、上述したロータリスイッチのようなスイッチ装置の制御に関する構成を示すブロック図である。
信号入力手段U1は、ロータリスイッチの各操作位置に割り振られた車両状態、つまりOFF、ON、PowerOUTのそれぞれを選択可能か否か判断するのに必要な信号を、コントローラ100の選択可否判断部U21へ入力する。これは、CAN(Controller Area Network)等の通信インターフェース回路で構成される。
入力する信号は、例えば、ブレーキペダルが踏みこまれている場合にONになるブレーキスイッチ信号、シフトポジションがパーキングであるか否かを示すシフトポジション信号、電子キーの照合コード等である。
回動方向検出手段U2は、利用者が外リング1をいずれの方向に回動させているかを検出し、検出した回動方向をコントローラ100の選択位置判断部U22へ入力する。本実施形態ではロータリエンコーダ26と図示しない読み取り装置がこれに相当する。
選択可否判断部U21は、入力された信号に基づいて、各車両状態が選択可能であるか否かを判断し、判断結果を選択位置判断部U22に出力する。例えば、照合コードが適当でなければONの状態は許可されない。また、ブレーキペダルが踏みこまれていない場合や、パーキングポジション以外の場合は、PowerOUTの状態は許可されない。
選択位置判断部U22は、回動方向検出手段U2及び選択可否判断部U21の入力に基づいて選択する車両状態の許否を判断し、判断結果に基づいてロータリ駆動手段U31及び選択位置指示手段U32に指示を出力する。
コントローラ100は、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。また、コントローラ100を複数のマイクロコンピュータで構成することも可能である。
ロータリ駆動手段U31は、モータ23と、これを駆動するドライバ回路を含んで構成され、入力された信号に基づいて作動する。
選択位置指示手段U32は、3つのインジケータランプ24と、これらの点灯、消灯を切り換える回路を含んで構成され、入力された信号に基づいて作動する。
図5は、コントローラ100が実行する制御ルーチンの具体例を示すフローチャートである。本制御ルーチンは、利用者が選択を意図する車両状態が選択不可の場合には、それを利用者に速やかに認識させて、必要な対応を促すために、外リング1をモータ23により能動的に回転させるものであり、例えば数ミリ秒間隔で繰り返し実行する。
意図する車両状態が選択不可であることを利用者に認識させる方法として、外リング1をロックして回動を禁止することも考えられる。しかし、外リング1がロックされた場合に、利用者は車両状態が選択できないのでロックされたのか、スイッチの機構上の不具合で回動できないのか、を直ちには判断できない。とくに、当該スイッチの操作に慣れていない利用者であれば、直観的にはスイッチの機構上の不具合を疑いやすい。
これに対して、外リング1が意図に反して回動すれば、利用者は意図する車両状態を選択できないことを直ちに認識することができる。
以下、本制御ルーチンの内容を、フローチャートのステップに従って具体的に説明する。
ステップS1000で、コントローラ100は利用者により回動操作中か否かを判定する。この判定及び次のステップS1020の判定は、ロータリエンコーダ26の検出信号に基づいて行う。コントローラ100は、回動操作中であればステップS1020の処理を実行し、そうでない場合はステップS1120の処理を実行する。
ステップS1020で、コントローラ100は回動方向がOFF位置の方向か否かを判定する。コントローラ100は、OFF位置方向であればステップS1100の処理を実行し、そうでない場合はステップS1030の処理を実行する。
ステップS1030で、コントローラ100は、外リング1をステップS1010で検出した方向に回動した場合の、直近の操作位置(以下、次操作位置という)の車両状態が選択可能か否かを判定する。つまり、選択可否判断部U21による判断が行われる。次操作位置は、例えばOFF位置から回動操作された場合にはON位置であり、ON位置から回動操作された場合にはPowerOUT位置である。
判定の結果、選択可能であればステップS1040の処理を実行し、選択不可であればステップS1050の処理を実行する。
ステップS1040で、コントローラ100は、選択位置として次操作位置を設定する。
ステップS1050で、コントローラ100は、外スイッチ1が回動範囲の端点に到達したか否かを判定し、到達していたらステップS1080の処理を実行し、到達していなければステップS1060の処理を実行する。
ステップS1060で、コントローラ100はモータ23による外スイッチ1の回動(以下、モータ回動という)の速度を設定する。ここでは、毎秒45度とする。
コントローラ100は、ステップS1070でモータ回動を開始し、ステップS1090の処理を実行する。また、ステップS1070でモータ回動を開始する際に、回動開始時の外リング1の角度(以下、回動開始角度という)を記憶しておく。
なお、ステップS1060、S1070の処理は、回動操作検出後の初回演算時に実行し、その後はモータ回動が終了するまでモータ回動を継続するだけでよい。
ステップS1080で、コントローラ100はモータ回動を停止する。そしてステップS1090の処理を実行する。
ステップS1090で、コントローラ100は選択位置として、操作前の位置を設定する。つまり、利用者が車両状態の変更を意図してロータリスイッチを操作しても、その車両状態が選択不可の場合には、操作前の車両状態を選択位置とする。
一方、ステップS1020で操作がOFF方向であった場合には、コントローラ100はステップS1100でモータ回動を停止し、ステップS1110で選択位置としてOFF位置を設定する。
ステップS1040、S1090、またはステップS1110で選択位置を設定したら、コントローラ100はステップS1150で選択位置の指示表示を行なう。つまり、設定した操作位置のインジケータランプ24を点灯させるように、選択位置指示手段U32へ信号を出力する。
また、ステップS1010で回動操作を検出していない場合は、コントローラ100は、ステップS1120でロータリエンコーダ26の検出信号に基づいてモータ回動中であるか否かを判定する。モータ回動中であればステップS1130の処理を実行し、そうでない場合は本ルーチンを終了する。
ステップS1130で、コントローラ100は外リング1が回動開始角度から所定角度回動したか否かを判定する。所定角度は、外リング1を掴んでいる利用者が、モータ回動により手首が捻られていることを確実に認識でき、かつ無理を感じない角度として、例えば90度とする。
外リング1が所定角度回動した場合には、コントローラ100はステップS1140の処理を実行し、そうでない場合は本ルーチンを終了する。
ステップS1140で、コントローラ100はモータ回動を停止する。
上記のように、利用者が外リング1を回動操作した場合に、次の操作位置の車両状態が選択不可であれば、選択位置の変更は行わずにモータ回動を実行する。これにより、利用者に対して外リング1が勝手に回る違和感を与え、選択を意図した車両状態が選択できないことを認識させることができる。なお、利用者が外リング1から手を離したとしても、ステップS1120−S1140により、外リング1は所定角度に到達するまで回動し続ける。
次に、本実施形態の効果について図6−図8を参照して説明する。
図6−図8は、スイッチシステムの動作と、ロータリスイッチの挙動と、スイッチ挙動から察する利用者の理解と、その理解及び自らの判断に基づく利用者の行動とを時系列に表したものである。図6は選択を意図した車両状態の選択が許可された場合、図7は同選択が許可されない場合について示したものである。図8は、比較例として、同選択が許可されない場合に外リング1の回動を禁止する場合について示したものである。いずれもOFF状態からON状態へ切り替える場合であり、図面の上から下に向かって時間が進んでいる。
まず図6から説明する。OFF状態において、利用者はON状態の選択を意図してスイッチ操作を行なうと、スイッチシステムはON状態を選択可能か否か判定する。選択可能であると判定すると、スイッチシステムは選択位置としてON状態を設定、つまりON状態へ移行する。このとき、モータ回動は行われないので、利用者は違和感を覚えることなくスイッチを捻り続ける。ON状態に対応する位置に到達したら、ON状態に対応する位置のインジケータランプ24が点灯する。また、このときノッチ感が発生し、利用者はノッチ感によりON状態に合わせたと推定することができる。そして、インジケータを確認する等した後、発進操作を行なって車両を発信させることができる。
一方、ON状態の選択が不可の場合は、図7に示すように、ON状態の選択が不可であると判定した後、利用者による回動操作を検出したらモータ回動を開始する。また、インジケータでOFF状態であることを表示する。
これにより、運転者に対してスイッチが勝手に回るという違和感を与えることができる。違和感を覚えた利用者は、車両状態が切り替わっていないことをインジケータで確認することで、操作に不備があったことを認識し、不備を解消してから再度捻り操作を行なうことになる。また、インスツルメントパネル等に操作不備の内容を具体的に表示する機能があれば、より速やかに不備を修正することができる。
これに対して、ON状態の選択が不可の場合にスイッチの回動をロックすると、図8に示すように、利用者はスイッチが回らないという違和感を覚える。操作しようとしたスイッチが回らなければ、直観的にスイッチ自体の不備を疑い、再度捻り動作を行ないがちである。しかし、不可となった条件が解消しない限りスイッチは回動しないので、数回は無駄に捻り動作を繰り返すことになる。その後でインジケータを確認すれば不備を解消することはできるが、捻り動作を繰り返した時間は無駄となる。
上記のように、本実施形態によれば、選択を意図した車両状態が選択不可の場合には、利用者がスイッチをその車両状態に対応する位置に合わせようとしても、モータ回動によって意図した位置から外れる。このように、モータ回動により利用者に違和感を与え、意図した車両状態が選択できないことを利用者に認識させることができる。その結果、利用者は速やかに不備を解消する操作を実行することができるようになる。
また、モータ回動する場合には、利用者が選択しようとした操作位置のインジケータランプ24の点灯を禁止して、操作前のインジケータランプ24を点灯するので、利用者は選択を意図した車両状態が選択不可であることを視認することができる。
(第2実施形態)
本実施形態を適用するロータリスイッチの構造は、第1実施形態と同様なので説明を省略する。
図9は、本実施形態のスイッチ装置の制御に関する構成を示すブロック図である。図4との相違点は、回転速度検出手段U3を備える点である。
回転速度検出手段U3は、外リング1の回動速度を検出するものである、具体的にはロータリエンコーダ26と読み取り装置である。回転速度検出手段U3の検出信号は、選択位置判断部U22へ出力される。
図10は、コントローラ100が実行する本実施形態の制御ルーチンを示すフローチャートである。図5とはステップS2022、S2024、及びS2142が追加されている点と、ステップS2060の内容がステップS1060と異なる点で相違し、その他は同様である。以下、これらの相違点について説明する。
コントローラ100は、ステップS2020で利用者の操作による回動方向がOFF方向でないと判断した場合には、ステップS2022で利用者の操作による外リング1の回動速度を検出する。具体的にはロータリエンコーダ26の検出信号を読み込む。
ステップS2024で、コントローラ100は、回動速度の最大値を記録する。今回のルーチンで読み込んだ回動速度が前回のルーチンで読み込んだ回動速度より大きければ最大値を更新し、そうでなければ最大値をそのまま維持する。初回演算時にはステップS2022で読み込んだ回動速度を最大値とする。
コントローラ100は、ステップS2050でスイッチ端点に到達してないと判定したら、ステップS2060で回動速度を設定する。ここでは、ステップS2024で記録した最大値に設定する。つまり、今回のルーチンで最大値が更新されていれば、更新された最大値に設定し、更新されていなければ前回のルーチンと同様の回動速度に設定する。
また、コントローラ100は、ステップS2142で回動速度をクリアする。
このように、本実施形態では、モータ回動を、直前に検出した利用者の操作による回動速度の最大値で行う。これは、利用者の操作力による回動からモータ回動に移行する際の急激な減速を抑制するためである。モータ回動を実行した際に急激に減速すると、利用者は、その減速が、自らが意図した位置への合わせ込みの成功やメカニズムの不具合による回動不良によるものと誤認するおそれがあるが、本実施形態によればそのような誤認を防止することができる。
(第3実施形態)
図13は、イグニッションスイッチの操作部分を示す正面図であり、(A)はOFF状態、(B)はステアリングロックが解除されていない状態、(C)はON−STARTまで選択可能な状態を示している。このスイッチの構造は、基本的には図2−図4に示したパワースイッチと同様であるが、操作位置の数と、後述する警告灯が点灯する点が相違する。
このロータリスイッチは、OFFと、アクセサリ電源がONにあるACCと、メイン電源がONになるONと、スタータが作動するSTARTの4つの操作位置を有する。また、変速機がパーキング位置に入っていないことを示す「not P」と、ブレーキペダルが踏み込まれていないことを示す「BRK pedal」と、いわゆるスマートキーが作動範囲内にないことを示す「Fob touch」と、ステアリングロックが解除されていないことを示す「STR lock」の4つの警告灯を有する。
なお、ステアリングロックは、ステアリングシャフトの回動を規制するストッパーを電磁的に作動させることによって、ステアリングの回動を禁止する機構である。ステアリングロックは、「ACC」位置に切り換わったときに解除される。ただし、前回車両停止時にステアリングの回転角度が適切でない状態でステアリングロックされてしまうと、ロック解除ができない場合がある。そのような場合には、ステアリングをいずれかの方向へ少し回動させることによって解除可能になる。
選択された操作位置のインジケータランプ24が点灯していることをスリット25を介して視認でき、選択されていない操作位置のスリットはスモーク透過板2により目立たなくなるという構造は、図1−図3に示したものと同様である。
利用者がスマートキーを携帯して車両に乗り込むと、図13(A)に示すようにOFF位置のインジケータランプ24が点灯し、また、「not P」と「BRK pedal」と「STR lock」の警告灯が点灯し、「Fob touch」の警告灯が消灯する。なお、「not P」と「BRK pedal」と「STR lock」については、「ACC」に切り換わったときに診断し、「OFF」の場合には状態のいかんによらず点灯するものとする。
「ACC」に切り換えたときに、変速機はパーキング位置であり、ブレーキペダルは踏み込まれているが、ステアリングロックが解除されていなければ、図13(B)に示すように「not P」、「BRK pedal」の警告灯は消灯し、「STR lock」の警告灯のみが点灯したままとなる。
この状態では「ON」位置を選択することはできず、利用者が「ON」位置の選択を意図した操作を行なうと、上述したモータ回動が実施される。利用者は、警告灯を見ることでステアリングロックが解除されていないことを直ちに認識し、ステアリングロック解除の為の措置をとることができる。
ステアリングロック解除の為の措置を実行することでステアリングロック解除が可能になると、図13(C)に示すように、全ての警告灯が消灯し、「ON」のインジケータランプ24が点灯する。また、この状態では「START」まで選択可能になる。
図11は、本実施形態のスイッチ装置の制御に関する構成を示すブロック図である。図4との相違点は、回転速度検出手段U3、回動中操作検出手段U4、及び促進操作判断部U23を備える点である。
回転速度検出手段U3については第2実施形態の図9と同様なので説明を省略する。
回動中操作検出手段U4は、モータ回動中における利用者の回動操作を検出する。具体的には、モータ23の電流値を検出するセンサである。
促進操作判断部U23は、回動中操作検出手段U4の検出結果に基づいて、モータ回動中に行われた利用者の回動操作が、モータ回動に対して促進方向か抑制方向加を判断する。具体的には、モータ回動中の電流値の変化に基づいて判断する。判断の結果は、選択位置判断部U22へ出力される。
図12(A)、(B)は、コントローラ100が実行する本実施形態の制御ルーチンを示すフローチャートである。図5とはステップS3022、S3024、S3032、S3034、S3036、S3038、S3142、及びS3144が追加されている点と、ステップS3060の内容がステップS1060と異なる点で相違し、その他は同様である。なお、ステップS3022、S3024、S3060、S3142は、それぞれ図10のステップS2022、S2024、S2060、及びS2142と同様である。以下、図5及び図10との相違点であるステップS3032、S3034、S3036、S3038、及びS3144について説明する。
ステップS3032で、コントローラ100は次操作位置以降に選択可能な操作位置が有るか否かを判定する。判定の結果、次操作位置以降に選択可能な操作位置が有る場合は、ステップS3034の処理を実行し、無い場合にはステップS3050の処理を実行する。
ステップS3034で、コントローラ100はモータ回動中か否かを判定する。モータ回動中であれば、コントローラ100はステップS3036の処理を実行し、モータ回動中でなければステップS3050の処理を実行する。
ステップS3036で、コントローラ100は、今回のルーチンで検出した利用者による回動操作が、モータ回動を促進する方向か否かを判定する。例えば、ステップS3024で回動速度の最大値が更新されている場合には促進方向であると判断する。促進方向であると判定した場合にはステップS3038の処理を実行し、促進方向ではない、つまり抑制方向であると判定した場合にはステップS3090の処理を実行する。
ステップS3038で、コントローラ100は、次操作位置以降で選択可能な操作位置のうち、最も近い操作位置を選択位置として設定する。
一方、ステップS3144で、コントローラ100はモータ回動を減速する。つまり、コントローラ100は、利用者の操作による回動速度の直近の最大値でモータ回動を開始したら、ルーチンを繰り返す毎に徐々に回動速度を低下させる。なお、減速の度合いは、例えば、モータ回動により所定角度に到達したときに、回動速度がステップS3060で設定した回動速度の1/4程度になっているように設定する。
すなわち、コントローラ100は、モータ回動中に利用者によって実施された回動操作がモータ回動を促進する方向か、抑制する方向かを判定する。そして、促進方向であれば次位置以降で選択可能な操作位置のうち直近のものを選択位置とし、抑制方向であれば元の操作位置を選択位置とする。
以上のように本実施形態では、第1、第2実施形態と同様の効果に加えて、さらに次のような効果が得られる。
次操作位置は選択不可であるが次操作位置以降に選択可能な操作位置が有る場合に、その選択可能な操作位置を選択しようとすると、ロータリスイッチでは選択不可な次操作位置を経由する必要がある。次操作位置が選択不可の場合に外スイッチ1をロックしたり、第1、第2実施形態のようにモータ回動をしたりする構成では、利用者は次操作位置を選択可能にするための処理を実行しなければならない。しかし、本制御ルーチンによれば、そのような処理を行なわずとも選択可能な操作位置への切り換えを行なうことができる。この場合、選択不可である次操作位置についてはモータ回動で通過するので、選択不可の操作位置の選択を許可するという矛盾は生じない。
モータ回動は、徐々に回動速度を低下させて、所定角度回動後に停止するよう実施するので、モータ回動中に利用者が回動操作を行なったか否かを明確に判断することができる。
また、本発明は、上述したパワースイッチやイグニッションスイッチだけでなく、複数の操作位置の選択に用いるスイッチであれば適用可能である。例えばエアコン吹き出し口選択用スイッチや、エンジン及び変速機等の統合制御により実現する種々の走行モードからいずれかの走行モードを選択するための走行モード選択用スイッチ等にも適用できる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。
1 外リング(ロータリ部)
2 スモーク透過板
21 内ケース
22 内接ローラ(駆動手段)
23 モータ(駆動手段)
24 インジケータランプ(選択位置指示手段)
25 スリット(選択位置指示手段)
26 ロータリエンコーダ(回転速度検出手段、回動中動作検出手段)
27 ノッチ突起
28 スプリング
32 ノッチ凹み
41 状態ラベル
100 コントローラ(選択可否判断手段、促進操作判断手段)

Claims (5)

  1. 複数の操作位置を備えるロータリスイッチであって、
    前記ロータリ部を駆動する駆動手段と、
    前記複数の操作位置の選択の可否を判断する選択可否判断手段と、
    を備え、
    前記ロータリスイッチのロータリ部の回動方向に存在する操作位置が、前記選択可否判断手段により選択が不可と判断された場合には、前記ロータリ部を操作する操作力に代えて前記駆動手段によって前記ロータリ部を前記操作位置から離れる方向に回動させることを特徴とするロータリスイッチ。
  2. 前記ロータリ部の回転速度を検出する回転速度検出手段を更に備え、
    前記駆動手段による回動を、直前に検出した前記回転速度の最大値で行う請求項1に記載のロータリスイッチ。
  3. 前記駆動手段による回動は、徐々に減速して所定の回動角度に達したら停止する請求項1または2に記載のロータリスイッチ。
  4. 複数の操作位置の中から利用者の操作結果に対応する操作位置を指示する選択位置指示手段を更に備え、
    前記選択可否判断手段により選択が不可と判断された場合には、当該選択が不可とされた操作位置の指示を禁止する請求項1から3のいずれかに記載のロータリスイッチ。
  5. 前記駆動手段による回動中に、利用者の回動操作を検出する回動中操作検出手段と、
    前記回動操作検出手段が検出した回動操作が前記駆動手段による回動に対して促進方向か抑制方向かを判断する促進操作判断手段と、
    を更に備え、
    前記促進操作判断手段により促進方向であると判断された場合には、選択が不可と判断された状態に対応する操作位置より先にある選択可能な操作位置に指示位置を切り換える請求項4に記載のロータリスイッチ。
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