JP2013135378A - 車両用表示システム、および、車両用装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両用装置が備える表示部に、外部の携帯端末装置から得た画像を表示するとともに各種の動作を実行するための操作部を表示する場合に、表示部全体としての視認性が低下してしまうことを回避する。
【解決手段】携帯端末装置41が表示する画像をナビゲーション装置11が備える表示部15に表示する車両用表示システム10は、ナビゲーション装置11の表示部15に携帯端末装置41が表示する画像を表示させているときにおいて、所定状態に応じた動作を実行するための操作スイッチを生成するか否かを判定する判定処理部34と、判定処理部34により操作スイッチを生成すると判定されたときに、ナビゲーション装置11の表示部15に、携帯端末装置41が表示する画像とともに操作スイッチを表示させる操作部表示処理部37と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】携帯端末装置41が表示する画像をナビゲーション装置11が備える表示部15に表示する車両用表示システム10は、ナビゲーション装置11の表示部15に携帯端末装置41が表示する画像を表示させているときにおいて、所定状態に応じた動作を実行するための操作スイッチを生成するか否かを判定する判定処理部34と、判定処理部34により操作スイッチを生成すると判定されたときに、ナビゲーション装置11の表示部15に、携帯端末装置41が表示する画像とともに操作スイッチを表示させる操作部表示処理部37と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯端末装置が表示する画像を車両に搭載される車両用装置に送信し、その画像を車両用装置が備える表示部に表示する車両用表示システム、および、当該車両用表示システムを構成する車両用装置に関する。
従来、例えば特許文献1に開示されているように、外部からの情報を表示部に表示する装置が考えられている。また、車両に搭載されるナビゲーション装置などの車両用装置では、当該車両用装置に携帯端末装置を通信可能に接続し、この携帯端末装置が表示する画像を車両用装置に送信することで、その画像を車両用装置が備える表示部に表示する技術が考えられている。
ところで、この種の車両用装置、例えば車両に搭載されるナビゲーション装置の表示部は、いわゆるタッチパネルで構成されることが主流であり、従って、表示部の画面上には、各種の画像のみならず、各種の動作を実行するための操作部がタッチスイッチとして常に表示され、その表示位置は予め設定された一定の位置に固定されている。このため、例えば、タッチスイッチが、表示部に表示されている画像の一部に重なる一定の位置に常に表示されていると、タッチスイッチによって隠れた部分が表示中の画像に発生してしまうことから、表示部全体としての視認性が低下してしまう。また、例えば、タッチスイッチを、表示部に表示されている画像に重なる一定の位置に表示するのではなく、表示部に画像を縮小して表示するとともに、その縮小画像以外の部分の一定の位置に常に表示すると、タッチスイッチによって隠れた部分が表示中の画像に発生することは回避できるものの、画像自体が小さくなってしまうことから、やはり表示部全体としての視認性が低下してしまう。
このように、タッチスイッチの表示位置を常に一定の位置に固定して表示するのでは、表示部全体としての視認性が低下してしまうという問題がある。
このように、タッチスイッチの表示位置を常に一定の位置に固定して表示するのでは、表示部全体としての視認性が低下してしまうという問題がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両用装置が備える表示部に、外部の携帯端末装置から得た画像を表示するとともに各種の動作を実行するための操作部を表示する場合に、表示部全体としての視認性が低下してしまうことを回避することができる車両用表示システム、および、当該車両用表示システムを構成する車両用装置を提供することにある。
本発明は、表示部全体としての視認性の低下を回避すべく、各種の動作を実行するための操作部を常に表示するのではなく、当該表示部を生成するか否かの判定結果に応じて表示するようにしたところに特徴がある。
即ち、請求項1に記載した発明は、携帯端末装置が表示する画像を車両に搭載される車両用装置に送信し、その画像を車両用装置が備える表示部に表示する車両用表示システムに係る発明であり、このシステムによれば、判定手段は、車両用装置の表示部に携帯端末装置が表示する画像を表示させているときにおいて、所定状態に応じた動作を実行するための操作部を生成するか否かを判定し、操作部表示手段は、判定手段により操作部を生成すると判定されたときに、車両用装置の表示部に、携帯端末装置が表示する画像とともに操作部を表示させる。
即ち、請求項1に記載した発明は、携帯端末装置が表示する画像を車両に搭載される車両用装置に送信し、その画像を車両用装置が備える表示部に表示する車両用表示システムに係る発明であり、このシステムによれば、判定手段は、車両用装置の表示部に携帯端末装置が表示する画像を表示させているときにおいて、所定状態に応じた動作を実行するための操作部を生成するか否かを判定し、操作部表示手段は、判定手段により操作部を生成すると判定されたときに、車両用装置の表示部に、携帯端末装置が表示する画像とともに操作部を表示させる。
この構成によれば、車両用装置の表示部に携帯端末装置が表示する画像を表示させているときにおいて、所定状態に応じた動作を実行するための操作部は、車両用装置の表示部に常に表示されるのではなく、判定手段が操作部を生成すると判定したときに表示されるようになる。これにより、必要なときに限って操作部が表示されるようになり、車両用装置の表示部に、外部の携帯端末装置から得た画像を表示するとともに、各種の動作を実行するための操作部を表示することを、表示部全体としての視認性を低下させることなく実現することができる。
請求項2に記載した発明によれば、操作部表示位置設定手段は、操作部表示手段が表示する操作部の表示部における表示位置を、表示部に表示される画像の変化量に基づいて設定する。
この構成によれば、操作部は、表示部の一定の位置ではなく、表示部に表示される画像の変化量が考慮された表示位置に表示されるようになるから、必要なときに限って表示される操作部を、表示中の画像に極力影響を及ぼさない位置に表示することができる。これにより、車両用装置の表示部に、外部の携帯端末装置から得た画像とともに操作部を表示する場合に、表示部全体としての視認性が低下してしまうことを一層抑えることができる。
この構成によれば、操作部は、表示部の一定の位置ではなく、表示部に表示される画像の変化量が考慮された表示位置に表示されるようになるから、必要なときに限って表示される操作部を、表示中の画像に極力影響を及ぼさない位置に表示することができる。これにより、車両用装置の表示部に、外部の携帯端末装置から得た画像とともに操作部を表示する場合に、表示部全体としての視認性が低下してしまうことを一層抑えることができる。
請求項3に記載した発明は、判定手段が「操作部を生成する」と判定する場合を限定したものであり、この場合、判定手段は、所定状態として、車両用装置が搭載された車両に関連する状態、車両用装置あるいは携帯端末装置が実行するアプリケーションに関連する状態、携帯端末装置に関連する状態、車両用装置に関連する状態のうち少なくとも何れか1つの状態が発生したときに、操作部を生成すると判定する。
請求項4に記載した発明は、車両に搭載される車両用装置に係る発明であり、表示部と、携帯端末装置から当該携帯端末装置が表示する画像を受信する表示画像受信手段と、表示画像受信手段が受信した画像を表示部に表示する画像表示手段と、を備え、さらに、上記した判定手段と、操作部表示手段と、を備える。この車両用装置を車両に搭載しておけば、この車両用装置に携帯端末装置が通信可能に接続されて車両用表示システムが構築された場合に、上記の発明と同様の効果を奏することができる。
請求項4に記載した発明は、車両に搭載される車両用装置に係る発明であり、表示部と、携帯端末装置から当該携帯端末装置が表示する画像を受信する表示画像受信手段と、表示画像受信手段が受信した画像を表示部に表示する画像表示手段と、を備え、さらに、上記した判定手段と、操作部表示手段と、を備える。この車両用装置を車両に搭載しておけば、この車両用装置に携帯端末装置が通信可能に接続されて車両用表示システムが構築された場合に、上記の発明と同様の効果を奏することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。車両用表示システム10は、車両に搭載されているナビゲーション装置11と、車両の車室内に持ち込まれた携帯端末装置41とから構成される。なお、ナビゲーション装置11は、特許請求の範囲に記載の車両用装置に相当する。
この場合、ナビゲーション装置11および携帯端末装置41は、何れも近距離無線通信機能を有しており、ナビゲーション装置11が搭載されている車両の車室内に携帯端末装置41が持ち込まれると、ナビゲーション装置11と携帯端末装置41とが近距離無線通信可能に接続される。なお、近距離無線通信としては、例えば、Bluetooth通信(Bluetooth:登録商標)が考えられる。また、ナビゲーション装置11および携帯端末装置41は、有線通信機能により通信可能に接続される構成としてもよい。
この場合、ナビゲーション装置11および携帯端末装置41は、何れも近距離無線通信機能を有しており、ナビゲーション装置11が搭載されている車両の車室内に携帯端末装置41が持ち込まれると、ナビゲーション装置11と携帯端末装置41とが近距離無線通信可能に接続される。なお、近距離無線通信としては、例えば、Bluetooth通信(Bluetooth:登録商標)が考えられる。また、ナビゲーション装置11および携帯端末装置41は、有線通信機能により通信可能に接続される構成としてもよい。
ナビゲーション装置11は、制御部12、位置検出部13、地図データ入力部14、表示部15、操作部16、リモコンセンサ17、記憶部18、音声コントローラ19、近距離無線通信部20、ハンズフリー機能部21などを備えている。
制御部12は、図示しないCPU、ROMおよびRAMを有するマイクロコンピュータを主体として構成されており、ナビゲーション装置11の動作全般を制御する。また、このナビゲーション装置11は、制御部12のCPUにおいて制御プログラムを実行することにより、表示画像情報受信処理部31、画像表示処理部32、状態検知処理部33、判定処理部34、操作スイッチ生成処理部35、操作スイッチ表示位置設定処理部36、操作スイッチ表示処理部37をソフトウェアによって仮想的に実現する。なお、表示画像情報受信処理部31は、特許請求の範囲に記載の表示画像受信手段に相当し、画像表示処理部32は、特許請求の範囲に記載の画像表示手段に相当し、判定処理部34は、特許請求の範囲に記載の判定手段に相当し、操作スイッチ表示位置設定処理部36は、特許請求の範囲に記載の操作部表示位置設定手段に相当し、操作スイッチ表示処理部37は、特許請求の範囲に記載の操作部表示手段に相当する。
制御部12は、図示しないCPU、ROMおよびRAMを有するマイクロコンピュータを主体として構成されており、ナビゲーション装置11の動作全般を制御する。また、このナビゲーション装置11は、制御部12のCPUにおいて制御プログラムを実行することにより、表示画像情報受信処理部31、画像表示処理部32、状態検知処理部33、判定処理部34、操作スイッチ生成処理部35、操作スイッチ表示位置設定処理部36、操作スイッチ表示処理部37をソフトウェアによって仮想的に実現する。なお、表示画像情報受信処理部31は、特許請求の範囲に記載の表示画像受信手段に相当し、画像表示処理部32は、特許請求の範囲に記載の画像表示手段に相当し、判定処理部34は、特許請求の範囲に記載の判定手段に相当し、操作スイッチ表示位置設定処理部36は、特許請求の範囲に記載の操作部表示位置設定手段に相当し、操作スイッチ表示処理部37は、特許請求の範囲に記載の操作部表示手段に相当する。
位置検出部13は、ナビゲーション装置11を搭載した車両の現在位置を検出するための検出モジュールである。位置検出部13は、方位センサ13a、ジャイロセンサ13b、距離センサ13c、測位用電波受信器13dなどの各種のセンサ類を有している。方位センサ13aは、車両の方位を検出する。ジャイロセンサ13bは、車両の回転角度を検出する。距離センサ13cは、車両の走行距離を検出する。測位用電波受信器13dは、測位システムにより車両の現在位置を測位するために、図示しない測位用衛星から送信される電波を受信する。位置検出部13は、これらのセンサ類から得られる検出データを相互に補完しながら、車両の現在位置を検出する。
地図データ入力部14は、地図データ記憶部14aから地図データを取得する。地図データ記憶部14aに記憶されている地図データは、図示しないドライブ装置によって地図データ入力部14に読み取られる。地図データ記憶部14aとしては、例えばDVDやCDなどの大容量記憶媒体、メモリカードあるいはハードディスクドライブなどの記憶媒体が用いられる。
地図データ記憶部14aに記憶されている地図データは、予めDVDやハードディスクドライブなどの記憶媒体から提供、または、図示しない外部の情報提供サーバから配信されたものであり、複数のノードおよびノード同士をつなぐリンクにより形成された道路データ、目印データ、マップマッチング用データ、目的地データ、交通情報を道路データに変換するためのテーブルデータなどの各種のデータを含んでいる。また、この地図データには、例えば市町村名、施設名、地名、道路名、ガソリンスタンドやチャージ施設などの店舗名などの各種の情報が含まれている。また、この地図データには、交差点の複雑度を示す複雑度情報が含まれている。この複雑度情報は、各交差点の形状の複雑さや通過の困難さの度合いを示す情報であり、例えば、T字路の交差点や十字路の交差点には低い値が設定され、Y字路の交差点や三叉路の交差点には高い値が設定される。
地図データ記憶部14aに記憶されている地図データは、予めDVDやハードディスクドライブなどの記憶媒体から提供、または、図示しない外部の情報提供サーバから配信されたものであり、複数のノードおよびノード同士をつなぐリンクにより形成された道路データ、目印データ、マップマッチング用データ、目的地データ、交通情報を道路データに変換するためのテーブルデータなどの各種のデータを含んでいる。また、この地図データには、例えば市町村名、施設名、地名、道路名、ガソリンスタンドやチャージ施設などの店舗名などの各種の情報が含まれている。また、この地図データには、交差点の複雑度を示す複雑度情報が含まれている。この複雑度情報は、各交差点の形状の複雑さや通過の困難さの度合いを示す情報であり、例えば、T字路の交差点や十字路の交差点には低い値が設定され、Y字路の交差点や三叉路の交差点には高い値が設定される。
表示部15は、例えば液晶や有機ELなどのカラーディスプレイからなる表示画面を有している。この場合、表示部15の画面は、いわゆるタッチパネルで構成されている。
操作部16は、表示部15の画面の近傍に設けられている図示しないメカニカルスイッチ、および、携帯端末装置41がナビゲーション装置11に通信可能に接続されているか否かに関わらず表示部15の画面に設けられる図示しないタッチスイッチなどから構成されている。ユーザは、操作部16の各スイッチを用いて、車両の目的地の設定、表示部15の画面や表示態様の切り替え、地図縮尺の変更、メニュー画面の選択、ナビゲーション機能による案内経路の探索、探索した案内経路に基づく車両の案内の実行、現在位置の修正、音量の調整などを行う各種のコマンドの入力を行う。これにより、ナビゲーション装置11は、ユーザの指示に従って作動する。なお、この操作部16には、詳しくは後述するように、携帯端末装置41がナビゲーション装置11に通信可能に接続されている状態で所定の重視すべき状態が発生した場合に設けられる操作スイッチも含まれる。
操作部16は、表示部15の画面の近傍に設けられている図示しないメカニカルスイッチ、および、携帯端末装置41がナビゲーション装置11に通信可能に接続されているか否かに関わらず表示部15の画面に設けられる図示しないタッチスイッチなどから構成されている。ユーザは、操作部16の各スイッチを用いて、車両の目的地の設定、表示部15の画面や表示態様の切り替え、地図縮尺の変更、メニュー画面の選択、ナビゲーション機能による案内経路の探索、探索した案内経路に基づく車両の案内の実行、現在位置の修正、音量の調整などを行う各種のコマンドの入力を行う。これにより、ナビゲーション装置11は、ユーザの指示に従って作動する。なお、この操作部16には、詳しくは後述するように、携帯端末装置41がナビゲーション装置11に通信可能に接続されている状態で所定の重視すべき状態が発生した場合に設けられる操作スイッチも含まれる。
リモコンセンサ17は、図示しないリモコンとの間でコマンドなどの送受信を行う。リモコンには、複数の操作スイッチが設けられている。ユーザは、リモコンの操作スイッチを操作することにより、リモコンセンサ17を経由して各種の指令信号をナビゲーション装置11に入力可能である。
記憶部18は、例えば着脱可能なフラッシュメモリカードやハードディスクドライブによって構成されている。この記憶部18には、探索した案内経路に基づいて車両を案内するナビゲーション機能を実現するために必要なプログラムやデータのほか、種々のアプリケーション、例えば、オーディオ再生用アプリケーション、映像再生用アプリケーション、テレビやラジオを視聴するためのアプリケーションなどを実行するために必要なプログラムやデータなどが格納されている。なお、記憶部18は、例えばナビゲーション装置11の制御部12に設けられているRAMやEEPROM、あるいは地図データ記憶部14aなどと共用してもよい。
記憶部18は、例えば着脱可能なフラッシュメモリカードやハードディスクドライブによって構成されている。この記憶部18には、探索した案内経路に基づいて車両を案内するナビゲーション機能を実現するために必要なプログラムやデータのほか、種々のアプリケーション、例えば、オーディオ再生用アプリケーション、映像再生用アプリケーション、テレビやラジオを視聴するためのアプリケーションなどを実行するために必要なプログラムやデータなどが格納されている。なお、記憶部18は、例えばナビゲーション装置11の制御部12に設けられているRAMやEEPROM、あるいは地図データ記憶部14aなどと共用してもよい。
音声コントローラ19は、図示しない車載スピーカに接続しており、制御部12からの音声出力信号に基づいて車載スピーカから音声を出力する。車載スピーカから出力される音声は、車両の経路案内に関する音声、操作説明に関する音声、盗難防止機能の動作中であることを報知する音声、ならびに音声認識結果に応じたトークバック音声などである。
近距離無線通信部20は、ナビゲーション装置11に通信可能に接続された携帯端末装置41との間に近距離無線通信回線61を確立する通信モジュールであり、この通信回線61を経由して携帯端末装置41との間で各種の情報通信を行う。なお、図示しないが、ナビゲーション装置11は、外部の情報提供サーバとの間で各種の情報通信を行うための遠距離無線通信部も備えており、外部の情報提供サーバから例えば株価情報などの各種情報を取得することが可能となっている。
ハンズフリー機能部21は、周知のハンズフリー機能を実現する機能ブロックであり、ユーザから発せられて図示しないマイクロホンにより集音された送話音声を変調処理する機能、ナビゲーション装置11に通信可能に接続された携帯端末装置41から受信した受話音声を復調処理して図示しない車載スピーカから出力する機能、エコーをキャンセルする機能などを有する。
近距離無線通信部20は、ナビゲーション装置11に通信可能に接続された携帯端末装置41との間に近距離無線通信回線61を確立する通信モジュールであり、この通信回線61を経由して携帯端末装置41との間で各種の情報通信を行う。なお、図示しないが、ナビゲーション装置11は、外部の情報提供サーバとの間で各種の情報通信を行うための遠距離無線通信部も備えており、外部の情報提供サーバから例えば株価情報などの各種情報を取得することが可能となっている。
ハンズフリー機能部21は、周知のハンズフリー機能を実現する機能ブロックであり、ユーザから発せられて図示しないマイクロホンにより集音された送話音声を変調処理する機能、ナビゲーション装置11に通信可能に接続された携帯端末装置41から受信した受話音声を復調処理して図示しない車載スピーカから出力する機能、エコーをキャンセルする機能などを有する。
表示画像情報受信処理部31は、制御部12からの指令信号に応じて「表示画像情報受信処理」を実行する。この表示画像情報受信処理は、詳しくは後述するようにして携帯端末装置41が送信した表示画像情報、即ち、当該携帯端末装置41において表示中の画像を他の装置において再現するための情報を受信する処理である。
画像表示処理部32は、制御部12からの指令信号に応じて「画像表示処理」を実行する。この画像表示処理は、表示画像情報受信処理部31が受信した表示画像情報に基づいて画像を再生し、その画像を表示部15に表示する処理である。
状態検知処理部33は、制御部12からの指令信号に応じて「状態検知処理」を実行する。この状態検知処理は、詳しくは後述する所定の「重視すべき状態」が発生したか否かを検知する処理である。
画像表示処理部32は、制御部12からの指令信号に応じて「画像表示処理」を実行する。この画像表示処理は、表示画像情報受信処理部31が受信した表示画像情報に基づいて画像を再生し、その画像を表示部15に表示する処理である。
状態検知処理部33は、制御部12からの指令信号に応じて「状態検知処理」を実行する。この状態検知処理は、詳しくは後述する所定の「重視すべき状態」が発生したか否かを検知する処理である。
判定処理部34は、画像表示処理部32がナビゲーション装置11の表示部15に携帯端末装置41が表示する画像を表示させているときにおいて、上記の状態検知処理部33が所定の「重視すべき状態」が発生したことを検知した場合に、制御部12からの指令信号に応じて「判定処理」を実行する。この判定処理は、検知された「重視すべき状態」に応じた動作を実行するための操作スイッチを生成するか否かを判定する処理である。
操作スイッチ生成処理部35は、所定の重視すべき状態が発生して判定処理部34が「操作スイッチを生成する」と判定した場合に、制御部12からの指令信号に応じて「操作スイッチ生成処理」を実行する。この操作スイッチ生成処理は、状態検知処理部33が検知した状態に応じた動作を実行するための操作スイッチを表示部15の画面上に生成する処理である。なお、この操作スイッチ生成処理部35が生成する操作スイッチは、特許請求の範囲に記載の操作部に相当する。
操作スイッチ生成処理部35は、所定の重視すべき状態が発生して判定処理部34が「操作スイッチを生成する」と判定した場合に、制御部12からの指令信号に応じて「操作スイッチ生成処理」を実行する。この操作スイッチ生成処理は、状態検知処理部33が検知した状態に応じた動作を実行するための操作スイッチを表示部15の画面上に生成する処理である。なお、この操作スイッチ生成処理部35が生成する操作スイッチは、特許請求の範囲に記載の操作部に相当する。
操作スイッチ表示位置設定処理部36は、制御部12からの指令信号に応じて「操作スイッチ表示位置設定処理」を実行する。この操作スイッチ表示位置設定処理は、操作スイッチ生成処理部35が生成した操作スイッチの表示部15の画面上における表示位置を、表示部15に表示される画像、つまり、携帯端末装置41から受信した表示画像情報に基づいて表示部15に再現される画像の変化量に基づいて設定する処理である。なお、画像の「変化量」とは、例えば、単位時間当たりに表示部に表示される画像がどの程度変化したのかを示す値であり、例えば動画など時々刻々と変化する画像であればその変化量は大きくなり、例えば静止画など時々刻々と変化しない画像であればその変化量は小さくなる。
操作スイッチ表示処理部37は、制御部12からの指令信号に応じて「操作スイッチ表示処理」を実行する。この操作スイッチ表示処理は、上記の判定処理部34が操作スイッチを生成すると判定した場合に、操作スイッチ生成処理部35が生成した操作スイッチを、操作スイッチ表示位置設定処理部36が設定した表示部15の画面上の表示位置に、携帯端末装置41が表示する画像とともに表示する処理である。
操作スイッチ表示処理部37は、制御部12からの指令信号に応じて「操作スイッチ表示処理」を実行する。この操作スイッチ表示処理は、上記の判定処理部34が操作スイッチを生成すると判定した場合に、操作スイッチ生成処理部35が生成した操作スイッチを、操作スイッチ表示位置設定処理部36が設定した表示部15の画面上の表示位置に、携帯端末装置41が表示する画像とともに表示する処理である。
上記構成のナビゲーション装置11において、制御部12は、ナビゲーション装置11に携帯端末装置41が通信可能に接続されていない場合には、表示部15の画面に、デフォルト表示として、種々の画面を表示可能である。例えば、制御部12は、車両の現在位置周辺の地図を表示するとともに、この表示中の地図に重ねて車両の現在位置および進行方向を示す現在位置マークを表示する。このとき、制御部12は、車両の現在位置マークを地図中の道路上に合わせるマップマッチング処理を実施する。この現在位置マークは、車両の走行に伴い地図上を移動する。また、表示部15の画面に表示される地図は、車両の現在位置に応じてスクロールされる。また、制御部12は、ナビゲーション機能に基づいて車両の経路案内を実行する場合には、表示部15に経路案内用の画面を表示する。また、制御部12は、例えばラジオ再生アプリケーションなどの各種のアプリケーションを実行する場合には、そのアプリケーションの実行画面を表示部15に表示する。また、制御部12は、スクロール操作により車両の現在位置から離れた位置の地図を表示したり、各種の設定を変更するための画面などを表示したりすることも可能である。
一方、制御部12は、ナビゲーション装置11に携帯端末装置41が通信可能に接続された場合、つまり、車両用表示システム10が構築された場合には、表示部15の画面に、デフォルト表示として、携帯端末装置41から受信した表示画像情報に基づく画像、つまり、携帯端末装置41が表示する画像と同様の画像を、詳しくは後述する「通常表示態様」にて表示する。そして、制御部12は、ナビゲーション装置11に携帯端末装置41が通信可能に接続された状態において、所定の重視すべき状態が発生した場合には、表示部15の表示態様を「通常表示態様」から詳しくは後述する「重視状態発生時表示態様」に切り替える。この重視状態発生時表示態様では、制御部12は、表示部15の画面に、携帯端末装置41が表示する画面を表示するとともに、その重視すべき状態に応じた動作を実行するための操作スイッチを表示する。
携帯端末装置41は、制御部42、表示部43、操作部44、記憶部45、および、近距離無線通信部46を備える。制御部42は、図示しないCPU、ROMおよびRAMを有するマイクロコンピュータを主体として構成されており、携帯端末装置41の動作全般を制御する。また、この携帯端末装置41は、制御部42のCPUにおいて制御プログラムを実行することにより、表示画像情報送信処理部51をソフトウェアによって仮想的に実現する。
表示部43は、例えば液晶や有機ELなどのカラーディスプレイからなる表示画面を有している。この場合、表示部43の画面は、いわゆるタッチパネルで構成されている。
操作部44は、表示部43の画面の近傍に設けられているメカニカルスイッチ、および、表示部の画面に設けられているタッチスイッチなどから構成されている。ユーザは、操作部44の各スイッチを用いて、例えばアプリケーションの実行などの各種のコマンドの入力を行う。これにより、携帯端末装置41は、ユーザの指示に従って作動する。
表示部43は、例えば液晶や有機ELなどのカラーディスプレイからなる表示画面を有している。この場合、表示部43の画面は、いわゆるタッチパネルで構成されている。
操作部44は、表示部43の画面の近傍に設けられているメカニカルスイッチ、および、表示部の画面に設けられているタッチスイッチなどから構成されている。ユーザは、操作部44の各スイッチを用いて、例えばアプリケーションの実行などの各種のコマンドの入力を行う。これにより、携帯端末装置41は、ユーザの指示に従って作動する。
記憶部45は、例えば着脱可能なフラッシュメモリカードやハードディスクドライブによって構成されている。この記憶部45には、種々のアプリケーション、例えば、オーディオ再生用アプリケーション、映像再生用アプリケーション、テレビやラジオを視聴するためのアプリケーションなどを実行するために必要なプログラムやデータなどが格納されている。
近距離無線通信部46は、ナビゲーション装置11との間に近距離無線通信回線61を確立するための通信モジュールであり、この通信回線61を経由してナビゲーション装置11との間で種々の情報通信を行う。なお、図示しないが、携帯端末装置41は、外部の情報提供サーバとの間で各種の情報通信を行うための遠距離無線通信部も備えており、外部の情報提供サーバから例えば株価情報などの各種情報を取得することが可能となっている。
近距離無線通信部46は、ナビゲーション装置11との間に近距離無線通信回線61を確立するための通信モジュールであり、この通信回線61を経由してナビゲーション装置11との間で種々の情報通信を行う。なお、図示しないが、携帯端末装置41は、外部の情報提供サーバとの間で各種の情報通信を行うための遠距離無線通信部も備えており、外部の情報提供サーバから例えば株価情報などの各種情報を取得することが可能となっている。
表示画像情報送信処理部51は、制御部42からの指令信号に応じて「表示画像情報送信処理」を実行する。この表示画像情報送信処理は、制御部42が各種のアプリケーションを実行することに伴い生成する表示画像情報を、近距離無線通信部46を介してナビゲーション装置11に送信する処理である。表示画像情報は、制御部42がアプリケーションの実行に伴い表示部43の画面に表示する画像を再現するための情報であり、携帯端末装置41以外の装置であっても、この表示画像情報に基づいて、携帯端末装置41が表示する画像と同様の画像を各装置の表示部に表示することが可能である。
上記構成の車両用表示システム10は、ナビゲーション装置11に携帯端末装置41が通信可能に接続された状態では、近距離無線通信回線61を介して、相互に各種データを送受信可能な状態となるとともに、相互にアプリケーション実行指令コマンドを送信可能な状態となる。これにより、車両用表示システム10が構築された状態では、ナビゲーション装置11の制御部12は、当該ナビゲーション装置11が備えるアプリケーションを実行可能であるとともに、携帯端末装置41が備えるアプリケーションも遠隔で実行することが可能である。また、携帯端末装置41は、当該携帯端末装置41が備えるアプリケーションを実行可能であるとともに、ナビゲーション装置11が備えるアプリケーションも遠隔で実行することが可能である。
次に、上記した構成のナビゲーション装置11に携帯端末装置41が通信可能に接続されて車両用表示システム10が構築された場合に、主としてナビゲーション装置11の制御部12が実行する動作内容について図2から図5を参照しながら説明する。
図2は、車両用表示システム10においてナビゲーション装置11の制御部12が実行する動作内容を示している。即ち、制御部12は、携帯端末装置41が通信可能に接続され、この携帯端末装置41から当該携帯端末装置41が表示する画像、つまり、表示画像情報を受信すると、この表示画像情報に基づく画像を表示部15の画面に「通常表示態様」にて表示する(ステップA1)。これにより、図4(a)に示すように、ナビゲーション装置11の表示部15の画面には、携帯端末装置41の表示部43と同様の画像が表示される。本実施形態では、この状態、つまり、表示部15に携帯端末装置41の表示部43と同様の画像が表示されているが、詳しくは後述する操作スイッチが表示されていない状態を「通常表示態様」と称する。
図2は、車両用表示システム10においてナビゲーション装置11の制御部12が実行する動作内容を示している。即ち、制御部12は、携帯端末装置41が通信可能に接続され、この携帯端末装置41から当該携帯端末装置41が表示する画像、つまり、表示画像情報を受信すると、この表示画像情報に基づく画像を表示部15の画面に「通常表示態様」にて表示する(ステップA1)。これにより、図4(a)に示すように、ナビゲーション装置11の表示部15の画面には、携帯端末装置41の表示部43と同様の画像が表示される。本実施形態では、この状態、つまり、表示部15に携帯端末装置41の表示部43と同様の画像が表示されているが、詳しくは後述する操作スイッチが表示されていない状態を「通常表示態様」と称する。
なお、図4(a)では、携帯端末装置41がオーディオ再生アプリケーションを実行し、このオーディオ再生アプリケーションの実行に伴う実行画面、つまり、オーディオ再生画面を構成する画像がナビゲーション装置11の表示部15に表示されている状態を示している。携帯端末装置41にてオーディオ再生アプリケーションの実行に伴い表示内容が変化すると、これに連動してナビゲーション装置11の表示部15に表示される表示内容も変化する。ナビゲーション装置11の表示部15の画面は、携帯端末装置41の表示部43の画面よりも大きいことが一般的である。従って、このように、携帯端末装置41が表示する画像がナビゲーション装置11の表示部15の画面に表示されることで、ユーザは、ナビゲーション装置11に表示される画像を介して、表示内容を認識し易くなる。
ナビゲーション装置11の制御部12は、上記したように携帯端末装置41が表示する画像と同様の画像を表示部15の画面に表示すると、所定の「重視すべき状態」が発生したか否かを監視する(ステップA2)。なお、この場合、「重視すべき状態」として、特許請求の範囲に記載の「車両用装置が搭載された車両に関連する状態」に相当する「車両が迷走した状態」が設定されている。以下、この「車両が迷走した状態」を「車両迷走状態」と称する。
車両迷走状態が発生したか否かの判断は、例えば、次のようにして実現することができる。即ち、制御部12は、車両のハンドル操作、アクセル操作、ブレーキ操作、ウインカー操作などを学習して平均的な操作態様を記憶しておき、その平均的な操作態様と比較して、操作頻度が増加したり、操作タイミングが頻繁にずれたりする場合に、車両迷走状態が発生したと判定することができる。また、制御部12は、ナビゲーション機能による車両の経路案内を実行している場合には、車両が案内経路上を走行しているか否かを監視し、車両が案内経路から外れる頻度が増加した場合に、車両迷走状態が発生したと判定することができる。また、制御部12は、地図データに含まれる交差点の情報に基づいて交差点の複雑度を判定し、複雑度が所定値よりも高い交差点に車両が差し掛かる場合には、車両が迷走する可能性が高いと判断し、車両迷走状態が発生したと予め判定することができる。即ち、実際には車両が迷走していなくても、その後、迷走する可能性が高い場合には、車両が迷走状態であると判定するように設定することが可能である。なお、複雑度との比較対象となる所定値は、車両の走行履歴を学習し、その走行履歴に基づいて変化させることが可能である。また、以上のような判定方法を総合して、車両迷走状態が発生したか否かを総合的に判定するように構成してもよい。
制御部12は、所定の「重視すべき状態」、この場合、「車両迷走状態」が発生すると(ステップA2:YES)、判定処理部34によって「操作スイッチを生成する」と判定し、ナビゲーション装置11の表示部15の表示出力態様を切り替える表示切替処理(ステップA3〜S5)を実行する。この表示切替処理では、制御部12は、まず、発生した「重視すべき状態」に応じた動作を実行するための操作スイッチを生成する操作スイッチ生成処理(ステップA3)を実行する。この場合、「重視すべき状態」として「車両迷走状態」が設定されている。そのため、制御部12は、この「車両迷走状態」に応じた動作を実行するための操作スイッチとして「ナビゲーション起動スイッチ」を生成する。このナビゲーション起動スイッチは、ナビゲーション装置11が備えるナビゲーション機能を起動するための操作スイッチである。
そして、制御部12は、生成した操作スイッチの表示部15における表示位置を設定する操作スイッチ表示位置設定処理(ステップA4)を実行する。この操作スイッチ表示位置設定処理では、制御部12は、ステップA3にて生成した操作スイッチの表示部15における表示位置を、表示部15に表示される画像の変化量に基づいて設定する。
そして、制御部12は、生成した操作スイッチの表示部15における表示位置を設定する操作スイッチ表示位置設定処理(ステップA4)を実行する。この操作スイッチ表示位置設定処理では、制御部12は、ステップA3にて生成した操作スイッチの表示部15における表示位置を、表示部15に表示される画像の変化量に基づいて設定する。
ここで、この操作スイッチ表示位置設定処理の内容について図3を参照しながら説明する。即ち、制御部12は、表示部15の画面の各画素に入力される表示指令信号の単位時間当たりの変化量をそれぞれ検出し、それら各画素の検出値を合算する(ステップB1)。そして、制御部12は、その合算値、つまり、表示部15の画面に表示される画像全体の単位時間当たりの変化量が小さいか否かを判断する(ステップB2)。
具体的には、制御部12は、合算値を予め設定された第1基準値と比較する。この第1基準値は、表示部15に表示される画像全体の変化量を判定するために設定される基準値であり、適宜の値を設定することができる。制御部12は、合算値が第1基準値よりも小さい場合には、表示部15に表示される画像全体の変化量が小さいと判断する(ステップB2:YES)。一方、制御部12は、合算値が第1基準値よりも大きい場合には、表示部15の画面に表示される画像全体の変化量が大きいと判断する(ステップB2:NO)。なお、制御部12は、合算値と第1基準値とが一致する場合には、表示部15の画面に表示される画像全体の変化量が小さいと判断するように設定してもよいし、大きいと判断するように設定してもよい。また、ステップB2で用いる「単位時間」は、例えば、ミリ秒単位、秒単位、分単位など適宜の時間を設定することができる。
具体的には、制御部12は、合算値を予め設定された第1基準値と比較する。この第1基準値は、表示部15に表示される画像全体の変化量を判定するために設定される基準値であり、適宜の値を設定することができる。制御部12は、合算値が第1基準値よりも小さい場合には、表示部15に表示される画像全体の変化量が小さいと判断する(ステップB2:YES)。一方、制御部12は、合算値が第1基準値よりも大きい場合には、表示部15の画面に表示される画像全体の変化量が大きいと判断する(ステップB2:NO)。なお、制御部12は、合算値と第1基準値とが一致する場合には、表示部15の画面に表示される画像全体の変化量が小さいと判断するように設定してもよいし、大きいと判断するように設定してもよい。また、ステップB2で用いる「単位時間」は、例えば、ミリ秒単位、秒単位、分単位など適宜の時間を設定することができる。
制御部12は、表示部15の画面に表示される画像全体の変化量が小さいと判断した場合(ステップB2:YES)には、表示部15の画面に画像を縮小することなく表示するとともに、その画像の一部に重なる部分を、操作スイッチの表示位置として設定する(ステップB3)。この場合、制御部12は、操作スイッチを重ねて表示する部分を、次のようにして設定する。
即ち、制御部12は、表示部15の画面の各画素に入力される表示指令信号の単位時間当たりの変化量をそれぞれ検出し、それら各画素の検出値を予め設定された第2基準値とそれぞれ比較する。この第2基準値は、表示部15に表示される画像の各画素の変化量を判定するために設定される基準値であり、適宜の値を設定することができる。制御部12は、検出値が第2基準値よりも小さい画素については、その画素の変化量が小さいと判断する。一方、制御部12は、検出値が第2基準値よりも大きい画素については、その画素の変化量が大きいと判断する。なお、制御部12は、検出値と第2基準値とが一致する場合には、その画素の変化量が小さいと判断するように設定してもよいし、大きいと判断するように設定してもよい。
制御部12は、変化量が大きいと判断した画素が発生した場合には、その画素を中心とする所定領域を、操作スイッチの表示位置として設定する領域から除外する。そして、制御部12は、その所定領域以外の部分から、操作スイッチを重ねて表示する部分、つまり、操作スイッチの表示位置を設定する。なお、変化量が大きい画素を中心として設定する所定領域の大きさや形状などは、適宜変更して実施することができる。以上の処理により、制御部12は、表示部15の画面に縮小されることなく表示される画像のうち変化量が少ない部分を選定し、その部分から、操作スイッチの表示位置を設定する。
一方、制御部12は、上記のステップB2において、表示部15の画面に表示される画像の変化量が大きいと判断した場合(ステップB2:NO)には、表示部15の画面に画像を縮小して表示するとともに、このように表示部15の画面に縮小して表示される画像、つまり、縮小画像以外の部分を、操作スイッチの表示位置として設定する。
一方、制御部12は、上記のステップB2において、表示部15の画面に表示される画像の変化量が大きいと判断した場合(ステップB2:NO)には、表示部15の画面に画像を縮小して表示するとともに、このように表示部15の画面に縮小して表示される画像、つまり、縮小画像以外の部分を、操作スイッチの表示位置として設定する。
以上のようにして操作スイッチの表示位置を設定すると、制御部12は、この操作スイッチ表示位置設定処理を終了し、図2に示すステップA5に移行する。制御部12は、ステップA5に移行すると、操作スイッチ表示処理を実行する。この操作スイッチ表示処理では、制御部12は、上記の操作スイッチ生成処理(ステップA3)で生成した操作スイッチを、上記の操作スイッチ表示位置設定処理(ステップA4)で設定した表示位置に表示する。
以上のステップA3〜A5の処理からなる表示切替処理により、表示部15の表示態様は、「通常表示態様」から「重視状態発生時表示態様」に切り替わる。これにより、図4(b)、あるいは、図4(c)に示すように、ナビゲーション装置11の表示部15には、携帯端末装置41の表示部43と同様の画像、この場合、オーディオ再生画面を構成する画像が表示されるとともに、発生した「重視すべき状態」、この場合、「車両迷走状態」に応じた動作を実行するための操作スイッチであるナビゲーション起動スイッチSW(A)が画像の変化量に基づいて設定された表示位置に表示される。本実施形態では、これら図4(b)あるいは図4(c)に示す表示態様を「重視状態発生時表示態様」と称する。
なお、図4(b)は、表示部15に表示される画像全体の変化量が小さい場合における「重視状態発生時表示態様」の表示例であり、操作スイッチSW(A)は、縮小されることなく表示されている画像の一部、この場合、表示画像のうち変化がある文字情報やイメージ情報に重ならない部分であって、変化が殆どあるいは全く無い部分(図4(b)では、イメージ情報の上方部分)に重ねて表示されている。
一方、図4(c)は、表示部15に表示される画像全体の変化量が大きい場合における「重視状態発生時表示態様」の表示例であり、画像は縮小されて縮小画像Sとして表示されており、操作スイッチSW(A)は、その縮小画像S以外の部分(図4(c)では、縮小画像Sの左方部分)に表示されている。なお、図4(c)に示すように、縮小画像S以外の部分に、操作スイッチのほか、メッセージ情報Mを表示するように設定してもよい。メッセージ情報Mとしては、表示中の操作スイッチの操作方法や、表示中の操作スイッチを操作した場合に実行される動作内容など種々の情報を表示することができる。
一方、図4(c)は、表示部15に表示される画像全体の変化量が大きい場合における「重視状態発生時表示態様」の表示例であり、画像は縮小されて縮小画像Sとして表示されており、操作スイッチSW(A)は、その縮小画像S以外の部分(図4(c)では、縮小画像Sの左方部分)に表示されている。なお、図4(c)に示すように、縮小画像S以外の部分に、操作スイッチのほか、メッセージ情報Mを表示するように設定してもよい。メッセージ情報Mとしては、表示中の操作スイッチの操作方法や、表示中の操作スイッチを操作した場合に実行される動作内容など種々の情報を表示することができる。
また、制御部12は、操作スイッチSW(A)に対応付けてオフスイッチSW(B)を表示部15の画面に表示する。このオフスイッチSW(B)が操作された場合、制御部12は、それ以降に「重視すべき状態」が発生したとしても、操作スイッチSW(A)を生成して表示することを実行しないように設定される。即ち、制御部12は、操作スイッチSW(A)として例えばナビゲーション起動スイッチを生成して表示した場合において、このナビゲーション起動スイッチSW(A)に対応して生成したオフスイッチSW(B)が操作された場合には、それ以降に「車両迷走状態」が発生したとしても、ナビゲーション起動スイッチSW(A)を表示部15の画面に表示しないように設定される。なお、一旦オフスイッチSW(B)が操作されてナビゲーション起動スイッチSW(A)を表示する機能がオフされた場合であっても、図示しない設定画面を介してオフ状態を解除することにより、再びナビゲーション起動スイッチSW(A)を表示部15の画面に表示するように設定することが可能である。
制御部12は、表示部15の表示態様を切り替えると、表示中の操作スイッチSW(A)が操作されたか否かを監視する(ステップA6)。そして、制御部12は、操作スイッチSW(A)が操作されると(ステップA6:YES)、図4(d)に示すように、表示部15の表示態様を「重視状態発生時表示態様」から「通常表示態様」に復帰させる。即ち、制御部12は、表示部15の画面から操作スイッチSW(A)およびオフスイッチSW(B)を消去するとともに、表示部15の画面に、操作スイッチSW(A)が操作されたことに伴い実行される動作の動作画面、この場合、ナビゲーション起動スイッチSW(A)の操作に伴い起動されたナビゲーション機能の実行画面、つまり、経路案内用の画面を表示部15の画面に「通常表示態様」にて表示する。
以上に説明したように本実施形態によれば、所定の「重視すべき状態」が発生したとき、この場合、「車両迷走状態」が発生し当該迷走状態を解消することが必要となったときに、その「重視すべき状態」に応じた動作を実行するための操作スイッチSW(A)、つまり、その所定状態を解消するために必要な動作を実行するための操作スイッチSW(A)が、表示部15に表示されるようになる。このように、検出された重視すべき状態に応じた動作を実行するための操作スイッチを、常に表示部15に表示するのではなく、必要なときに限って表示部15に表示するようにした。これにより、ナビゲーション装置11の表示部15全体としての視認性を低下させることなく、当該表示部15に、外部の携帯端末装置41から得た表示画像情報に基づく画像、つまり、携帯端末装置41にて実行中のアプリケーションの実行画面を表示するとともに、各種の動作を実行するための操作スイッチSW(A)を表示することができる。
また、本実施形態によれば、操作スイッチは、表示部15の一定の位置ではなく、表示部15に表示される画像の変化量が考慮された表示位置に表示されるようになる。そのため、必要なときに限って表示される操作スイッチを、表示部15に表示中の画像に極力影響を及ぼさない位置に表示することができる。これにより、ナビゲーション装置11の表示部15に、外部の携帯端末装置41から得た画像とともに操作スイッチを表示する場合に、表示部15全体としての視認性が低下してしまうことを一層抑えることができる。
また、ナビゲーション装置11の表示部15に表示される画像の変化量が小さい場合には、その画像の一部に操作スイッチSW(A)を重ねて表示することによって隠れた部分が発生したとしても、表示部15全体としての視認性はそれ程低下しない。そのため、表示部15に表示される画像の変化量が小さい場合には、図4(b)に示すように、操作スイッチSW(A)を画像の一部に重ねて表示するように構成した。一方、表示部15に表示される画像の変化量が大きい場合には、画像の一部に操作スイッチSW(A)を重ねて表示してしまうと表示部15全体としての視認性が著しく低下してしまうことから、図4(c)に示すように、画像を縮小して表示するとともに、その縮小画像S以外の部分に操作スイッチSW(A)を表示するように構成した。
さらに、表示部15に表示される画像の変化量が小さい場合には、表示部15に表示される画像のうち変化量が少ない部分を選定して、その選定した部分に重なる部分を、操作スイッチSW(A)の表示位置として設定するように構成した。これにより、画像の変化量が小さい場合においても、操作スイッチSW(A)が表示部15に表示中の画像に極力影響を及ぼさない位置に重ねて表示されるから、表示部15全体としての視認性の低下を抑えることができる。
なお、「重視すべき状態」としては、上記の「車両迷走状態」のほか、例えば、特許請求の範囲に記載の「車両用装置あるいは携帯端末装置が実行するアプリケーションに関連する状態」に相当する「視聴中のテレビ番組やラジオ番組が終了した状態」、「予め指定した株価が大きく変動した状態」、特許請求の範囲に記載の「車両用装置が搭載された車両に関連する状態」に相当する「車両のガソリンの残量が所定量よりも低下した状態」、特許請求の範囲に記載の「車両用装置に関連する状態」に相当する「ナビゲーション装置11に通信可能に接続されている携帯端末装置41にチャージされている残高が所定額よりも少なくなった状態」、「ナビゲーション装置11に通信可能に接続されている携帯端末装置41に電話の着信があった状態」、および、「ナビゲーション装置11に通信可能に接続されている携帯端末装置41がメールを受信した状態」、特許請求の範囲に記載なお「車両用装置に関連する状態」に相当する「車両に搭載されている各機器からナビゲーション装置11に異常通知が入力された状態」など、種々の状態を設定することができる。
重視すべき状態として「視聴中のテレビ番組やラジオ番組が終了した状態」が発生した場合には、制御部12は、この状態に応じた操作スイッチSW(A)として「番組選択スイッチ」を生成して表示部15の画面に表示する。この番組選択スイッチは、ナビゲーション装置11が備える番組視聴用アプリケーション、あるいは、携帯端末装置41が備える番組視聴用アプリケーションを起動して、次に視聴する番組を選択するための番組選択画面を表示部15に表示するための操作スイッチである。そして、番組選択画面を介して番組が選択されると、制御部12は、選択された番組を受信して表示部15に表示する。制御部12は、この場合、選択された番組の出力を開始しても、その番組の出力開始から所定時間、例えば1分程の間は、番組選択スイッチを消去することなく表示部15に表示し続ける。番組が一旦選択されて出力が開始されたとしても、例えば、その番組がユーザの好みに合わない番組である場合などには、その番組をユーザが視聴し続けるとは限らない。そのため、制御部12は、番組の再選択を可能とすべく、一旦選択された番組の出力開始から所定時間の間は番組選択スイッチを表示部15に表示し続ける。制御部12は、選択された番組の出力開始から所定時間内にさらに番組選択スイッチが操作されなかった場合には、当該番組選択スイッチを消去する。
重視すべき状態として「予め指定した株価が大きく変動した状態」が発生して場合には、制御部12は、この状態に応じた操作スイッチSW(A)として「株価情報提示スイッチ」を生成して表示部15の画面に表示する。なお、株価の情報は、ナビゲーション装置11あるいは携帯端末装置41が外部の情報提供サーバから受信した株価情報に基づいて把握することができる。この株価情報提示スイッチは、ナビゲーション装置11が備える株価情報提示用アプリケーション、あるいは、携帯端末装置41が備える株価情報提示用アプリケーションを起動して、外部の情報提供サーバから得た最新の株価情報を提示する株価情報提示画面を表示部15に表示するための操作スイッチである。なお、この「予め指定した株価が大きく変動した状態」は、特許請求の範囲に記載の「車両用装置が搭載された車両に関連する状態」、「車両用装置あるいは携帯端末装置が実行するアプリケーションに関連する状態」、「携帯端末装置に関連する状態」、「車両用装置に関連する状態」の何れにも属さない状態であり、このような状態を所定の「重視すべき状態」として設定することも可能である。
重視すべき状態として「車両のガソリンの残量が低下した状態」が発生した場合には、制御部12は、この状態に応じた操作スイッチSW(A)として「ガソリンスタンド案内スイッチ」を生成して表示部15の画面に表示する。このガソリンスタンド案内スイッチは、ナビゲーション装置11が備えるナビゲーション機能を起動して、例えば車両の現在位置の最も近くに存在するガソリンスタンドあるいは車両の進行方向上に存在するガソリンスタンドに車両を案内するための案内経路を探索し、その探索した案内経路に基づいて車両の経路案内を実行するための操作スイッチである。
また、制御部12は、設定された目的地までの経路案内を実行している途中に、ガソリンの残量が少なくなった状態、具体的には、現在のガソリンの残量が、車両が目的地に到達するまでに必要とするガソリンの推定消費量よりも少なくなった場合に、車両がガソリンスタンドに接近したことをトリガとして、そのガソリンスタンドの存在を表示部15による表示出力や車載スピーカによる音声出力によって通知するようにしてもよい。
また、車両が電気自動車である場合には、制御部12は、所定の「重視すべき状態」として「車両の車載バッテリの充電量が所定値よりも低下した状態」が発生した場合に、車両を充電施設に案内するための経路案内を実行する「充電施設案内スイッチ」を生成して表示部15の画面に表示するように構成するとよい。
また、車両が電気自動車である場合には、制御部12は、所定の「重視すべき状態」として「車両の車載バッテリの充電量が所定値よりも低下した状態」が発生した場合に、車両を充電施設に案内するための経路案内を実行する「充電施設案内スイッチ」を生成して表示部15の画面に表示するように構成するとよい。
重視すべき状態として「ナビゲーション装置11に通信可能に接続されている携帯端末装置41にチャージされている残高が所定額よりも少なくなった状態」が発生した場合には、制御部12は、この状態に応じた操作スイッチSW(A)として、「チャージ施設案内スイッチ」を生成して表示部15の画面に表示する。このチャージ施設案内スイッチは、ナビゲーション装置11が備えるナビゲーション機能を起動して、例えば車両の現在位置の最も近くに存在するチャージ施設あるいは車両の進行方向上に存在するチャージ施設に車両を案内するための案内経路を探索し、その探索した案内経路に基づいて車両の経路案内を実行するための操作スイッチである。
重視すべき状態として「ナビゲーション装置11に通信可能に接続されている携帯端末装置41に電話の着信があった状態」が発生した場合には、制御部12は、この状態に応じた操作スイッチSW(A)として「ハンズフリー機能起動スイッチ」を生成して表示部15の画面に表示する。このハンズフリー機能起動スイッチは、ナビゲーション装置11が備えるハンズフリー機能、および、携帯端末装置41が備えるハンズフリー機能を起動して、ナビゲーション装置11と携帯端末装置41との間でハンズフリー通話を実行可能な状態を確立するための操作スイッチである。なお、ナビゲーション装置11のハンズフリー機能とは、携帯端末装置41から受話音声を受信して車載スピーカから出力する機能、および、車載マイクで集音した発話音声を携帯端末装置41に送信する機能を含む。また、携帯端末装置41のハンズフリー機能とは、受話音声をナビゲーション装置11に送信する機能、および、ナビゲーション装置11から発話音声を受信して通話相手の端末に送信する機能を含む。
重視すべき状態として「ナビゲーション装置11に通信可能に接続されている携帯端末装置41がメールを受信した状態」が発生した場合には、制御部12は、この状態に応じた操作スイッチSW(A)として「メール開封スイッチ」を生成して表示部15の画面に表示する。このメール開封スイッチは、ナビゲーション装置11が備えるメール機能、あるいは、携帯端末装置41が備えるメール機能を起動して、携帯端末装置41が受信したメールを開封して表示部15の画面に表示するための操作スイッチである。
重視すべき状態として「車両に搭載されている各機器からナビゲーション装置11に異常通知が入力された状態」が発生した場合には、制御部12は、この状態に応じた操作スイッチSW(A)として「異常状態提示スイッチ」を生成して表示部15の画面に表示する。この異常状態提示スイッチは、表示部15の画面に異常状態提示画面を表示するための操作スイッチである。この異常状態提示画面には、車両の各機器から通知された異常の内容が表示される。
以上、種々の具体的な「重視すべき状態」が発生した場合について説明したが、複数の「重視すべき状態」が同時に発生する場合も有り得る。その場合には、制御部12は、「重視すべき状態」にそれぞれ優先度を設定し、優先度が高いものに対応する操作スイッチを生成して表示するように構成するとよい。優先度は、例えば、ナビゲーション装置11が備える機能によって対処可能な「重視すべき状態」については高い優先度を設定することができる。さらに、ナビゲーション装置11が備える機能のうちホーム画面に起動ボタンが設けられている機能によって対処可能な「重視すべき状態」には高い優先度を設定し、ホーム画面に起動ボタンが設けられていない機能によって対処可能な「重視すべき状態」には低い優先度を設定することができる。また、携帯端末装置41が備える機能によって対処可能な「重視すべき状態」について高い優先度を設定するように構成してもよい。さらに、携帯端末装置41が備える機能のうちホーム画面に起動ボタンが設けられている機能によって対象可能な「重視すべき状態」には高い優先度を設定し、ホーム画面に起動ボタンが設けられていない「重視すべき状態」には低い優先度を設定するように構成してもよい。
なお、本発明は、上述した一実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能であり、例えば、以下のように変形または拡張することができる。
ナビゲーション装置11の制御部12は、図2のステップS6の判断処理において、操作スイッチが操作されることなく「重視すべき状態」が解消された場合にも、表示部15の表示態様を「重視状態発生時表示態様」から「通常表示態様」に復帰させるように構成してもよい。即ち、例えば、車両迷走状態が発生した場合において、操作スイッチSW(A)が操作される前に車両が目的地に到着した場合などには、制御部12は、表示部15の表示態様を「重視状態発生時表示態様」から「通常表示態様」に復帰させるように構成することが可能である。
ナビゲーション装置11の制御部12は、図2のステップS6の判断処理において、操作スイッチが操作されることなく「重視すべき状態」が解消された場合にも、表示部15の表示態様を「重視状態発生時表示態様」から「通常表示態様」に復帰させるように構成してもよい。即ち、例えば、車両迷走状態が発生した場合において、操作スイッチSW(A)が操作される前に車両が目的地に到着した場合などには、制御部12は、表示部15の表示態様を「重視状態発生時表示態様」から「通常表示態様」に復帰させるように構成することが可能である。
一旦設定した操作スイッチの表示位置を、画像の変化量に応じて変更するように設定してもよい。即ち、例えば、ナビゲーション装置11の表示部15の画面が携帯端末装置41のユーザ操作によって図5(a)に示すラジオ再生画面から図5(b)に示すオーディオ再生画面に遷移した場合、つまり、携帯端末装置41で実行するアプリケーションがラジオ再生アプリケーションからオーディオ再生アプリケーションに切り替えられた場合には、図5(a)に示すラジオ再生画面にて表示されていた操作スイッチSW(A)およびオフスイッチSW(B)の表示位置を、そのまま図5(b)に示すオーディオ再生画面に適用すると、操作スイッチSW(A)およびオフスイッチSW(B)が変化量の大きいイメージ情報の上に重なって表示されてしまう。このような場合には、操作スイッチSW(A)およびオフスイッチSW(B)の表示位置を、表示中の画像のうち変化量が少ない部分(図5(b)では、イメージ情報の上方部分)に移動させることが可能である。
携帯端末装置41がナビゲーション機能を備え、当該携帯端末装置41にてナビゲーション機能を実行している場合には、ナビゲーション装置11の表示部15にもナビゲーション機能の実行に伴う画面、例えば、経路案内用の画面が表示される。この場合、表示部15の画面に表示される地図のうち車両が通過した部分は、画面のスクロールに伴って徐々に消えていく部分であり、情報としての重要度が低い。そのため、ナビゲーション機能の実行に伴う画面に重ねて操作スイッチSW(A)を表示する場合には、表示部15に表示される地図のうち車両が既に通過した部分を操作スイッチSW(A)の表示位置として設定するとよい。
状態検知処理部33、判定処理部34、操作スイッチ生成処理部35、操作スイッチ表示位置設定処理部36、操作スイッチ表示処理部37を携帯端末装置41が備える構成としてもよい。この場合、状態検知処理部33が検知した「重視すべき状態」、判定処理部34による「操作スイッチを生成する」とする判定結果、検知された「重視すべき状態」に応じて生成した操作スイッチ、その操作スイッチの表示位置などを示す情報、および、これらの情報に基づいて表示部15に操作スイッチを表示するための表示実行指令を携帯端末装置41からナビゲーション装置11に送信し、ナビゲーション装置11の制御部12は、携帯端末装置41から受信した情報や指令に基づいて表示部15の表示を制御する構成とする。
車両用装置としては、ナビゲーション装置11に限られるものではなく、車両に搭載される装置であって表示部を備える装置であれば、種々の装置を採用することができる。
携帯端末装置41としては、種々の携帯型の通信端末、例えば、携帯電話機や多機能型携帯通信端末を採用することができる。
本実施形態でいう近距離通信とは、一般的な車両の車室内をカバーする程度の距離を主として想定しているが、例えば、車両のタイプや大きさ、車両用装置の通信性能、携帯端末装置の通信性能など種々の要因に応じて、その距離範囲を適宜変更して実施することができ、その距離範囲に適した通信機能を採用することができる。
携帯端末装置41としては、種々の携帯型の通信端末、例えば、携帯電話機や多機能型携帯通信端末を採用することができる。
本実施形態でいう近距離通信とは、一般的な車両の車室内をカバーする程度の距離を主として想定しているが、例えば、車両のタイプや大きさ、車両用装置の通信性能、携帯端末装置の通信性能など種々の要因に応じて、その距離範囲を適宜変更して実施することができ、その距離範囲に適した通信機能を採用することができる。
図面中、10は車両用表示システム、11はナビゲーション装置(車両用装置)、15は表示部、31は表示画像情報受信処理部(表示画像受信手段)、32は画像表示処理部(画像表示手段)、33は状態検知処理部(状態検知手段)、34は判定処理部(判定手段)、35は操作スイッチ生成処理部(操作部生成手段)、36は操作スイッチ表示位置設定処理部(操作部表示位置設定手段)、37は操作スイッチ表示処理部(操作部表示手段)、41は携帯端末装置を示す。
Claims (4)
- 携帯端末装置が表示する画像を車両に搭載される車両用装置に送信し、その画像を前記車両用装置が備える表示部に表示する車両用表示システムであって、
前記車両用装置の前記表示部に前記携帯端末装置が表示する画像を表示させているときにおいて、所定状態に応じた動作を実行するための操作部を生成するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記操作部を生成すると判定されたときに、前記車両用装置の前記表示部に、前記携帯端末装置が表示する画像とともに前記操作部を表示させる操作部表示手段と、
を備える車両用表示システム。 - 請求項1に記載の車両用表示システムにおいて、
前記操作部表示手段が表示する前記操作部の前記表示部における表示位置を、前記表示部に表示される前記画像の変化量に基づいて設定する操作部表示位置設定手段を更に備えることを特徴とする車両用表示システム。 - 請求項1または2に記載の車両用表示システムにおいて、
前記判定手段は、前記所定状態として、前記車両用装置が搭載された車両に関連する状態、前記車両用装置あるいは前記携帯端末装置が実行するアプリケーションに関連する状態、前記携帯端末装置に関連する状態、前記車両用装置に関連する状態のうち少なくとも何れか1つの状態が発生したときに、前記操作部を生成すると判定することを特徴とする車両用表示システム。 - 車両に搭載され、携帯端末装置が通信可能に接続される車両用装置であって、
表示部と、
前記携帯端末装置から当該携帯端末装置が表示する画像を受信する表示画像受信手段と、
前記表示画像受信手段が受信した前記画像を前記表示部に表示する画像表示手段と、
前記表示部に前記表示画像受信手段が受信した画像を表示させているときにおいて、所定状態に応じた動作を実行するための操作部を生成するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記操作部を生成すると判定されたときに、前記表示部に、前記表示画像受信手段が受信した画像とともに前記操作部を表示させる操作部表示手段と、
を備える車両用装置。
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