JP2013133896A - Damping force adjustment type shock absorber - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば自動車等の振動を緩衝するのに好適に用いられる減衰力調整式緩衝器に関する。 The present invention relates to a damping force adjusting type shock absorber that is suitably used for buffering vibrations of, for example, an automobile.
4輪自動車等の車両には、車輪側と車体側との間に減衰力調整式緩衝器が設けられ、走行時に発生する上,下方向の振動等を緩衝する構成としている。この減衰力調整式緩衝器は、ピストン側に形成した主通路と、該主通路を迂回してピストンロッド側に設けられたバイパス通路とを有し、減衰力調整弁を用いて該バイパス通路の通路面積を変えることにより、シリンダ内で発生する減衰力を可変に調整する構成としている(例えば、特許文献1参照)。 A vehicle such as a four-wheeled vehicle is provided with a damping force adjusting type shock absorber between the wheel side and the vehicle body side, and is configured to buffer upward and downward vibrations and the like generated during traveling. This damping force adjustment type shock absorber has a main passage formed on the piston side and a bypass passage provided on the piston rod side so as to bypass the main passage, and a damping force adjusting valve is used to The damping force generated in the cylinder is variably adjusted by changing the passage area (see, for example, Patent Document 1).
ところで、上述した従来技術による減衰力調整式緩衝器は、減衰力調整弁を円筒状のシャッタ部材により形成し、該シャッタ部材には作動流体が流通するシャッタポートを径方向で対向する位置に形成し、これによって、減衰力調整弁の軸方向長さを短縮できるようにしている。しかし、前記各シャッタポートからシャッタ部材内へと流れる作動流体は、流量の増大に伴って径方向で互いに衝突することがあり、予期せぬ渦が発生したり、エアレーションが生じたりする上に、異音の発生原因にもなるという問題がある。 By the way, in the damping force adjusting type shock absorber according to the above-described prior art, a damping force adjusting valve is formed by a cylindrical shutter member, and a shutter port through which a working fluid flows is formed at a position facing the shutter member in the radial direction. Thus, the axial length of the damping force adjusting valve can be shortened. However, the working fluids flowing from the respective shutter ports into the shutter member may collide with each other in the radial direction as the flow rate increases, causing unexpected vortices and aeration. There is a problem that it also causes abnormal noise.
本発明は、上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、減衰力調整弁の軸方向長さを短くできると共に、異音等の発生を抑制することができるようにした減衰力調整式緩衝器を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above-described problems of the prior art, and an object of the present invention is to reduce the axial length of the damping force adjustment valve and to suppress the occurrence of abnormal noise and the like. An object of the present invention is to provide a damping force adjusting shock absorber.
上述した課題を解決するために本発明は、作動流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に移動可能に嵌装され該シリンダ内をロッド側室とボトム側室との2室に画成するピストンと、一端側が該ピストンに固着され他端側が前記シリンダの外部に突出したピストンロッドと、前記ピストンに形成され前記ロッド側室とボトム側室とを連通させる主通路と、前記ロッド側室内に位置して前記ピストンロッドに設けられ前記シリンダ内に非摺動状態で配置されるサブピストンと、該サブピストンと前記ピストンロッドとに形成され前記主通路を迂回して前記ロッド側室とボトム側室との間を連通させるバイパス通路と、該バイパス通路の通路面積を変えることにより減衰力を可変に調整する減衰力調整弁とを備えてなる減衰力調整式緩衝器において、前記減衰力調整弁は、前記ピストンロッドの一部をなす筒体からなり周壁に前記バイパス通路の一部を構成する径方向のガイドポートが複数個形成された筒状のガイド部材と、該ガイド部材内に回転可能に設けられ前記ガイドポートに対して連通,遮断される複数のシャッタポートを有したシャッタ部材と、該シャッタ部材を回転操作するため前記ピストンロッド内に挿通して設けられたピン部材と、を含んで構成され、前記各ガイドポートと前記各シャッタポートとは、それぞれ周方向に180度で対向する位置に設ける構成とし、前記ピン部材は、前記シャッタ部材に固定して取付けられる取付端側が前記シャッタポートと径方向で対向する位置に配置される構成としたことを特徴としている。 In order to solve the above-described problems, the present invention includes a cylinder in which a working fluid is sealed, and a piston that is movably fitted in the cylinder and defines the chamber in two chambers, a rod side chamber and a bottom side chamber. A piston rod having one end fixed to the piston and the other end protruding to the outside of the cylinder, a main passage formed in the piston for communicating the rod side chamber and the bottom side chamber, and located in the rod side chamber. A sub-piston provided on the piston rod and arranged in a non-sliding state in the cylinder, and formed between the sub-piston and the piston rod, bypassing the main passage and communicating between the rod side chamber and the bottom side chamber A damping force adjusting shock absorber comprising: a bypass passage to be adjusted; and a damping force adjusting valve that variably adjusts a damping force by changing a passage area of the bypass passage. The damping force adjusting valve is a cylindrical guide member formed of a cylindrical body forming a part of the piston rod, and having a plurality of radial guide ports forming a part of the bypass passage on a peripheral wall; A shutter member that is rotatably provided in the guide member and has a plurality of shutter ports that are communicated with and cut off from the guide port, and is inserted into the piston rod to rotate the shutter member. Each guide port and each shutter port are provided at positions facing each other at 180 degrees in the circumferential direction, and the pin member is fixed to the shutter member. The mounting end side to be mounted is arranged at a position facing the shutter port in the radial direction.
上記構成により、各シャッタポートからシャッタ部材内へと流入する作動流体は、ピン部材の取付端側周囲に沿って流れるため、作動流体同士が直接衝突することはなくなり、異音等の発生を抑制することができると共に、減衰力調整弁の軸方向長さも短くすることができる。 With the above configuration, since the working fluid flowing into the shutter member from each shutter port flows along the periphery of the mounting end side of the pin member, the working fluid does not directly collide with each other, and generation of abnormal noise or the like is suppressed. And the axial length of the damping force adjusting valve can be shortened.
以下、本発明の実施の形態による減衰力調整式緩衝器を、車両用の減衰力調整式油圧緩衝器に適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。 Hereinafter, a case where the damping force adjusting shock absorber according to the embodiment of the present invention is applied to a damping force adjusting hydraulic shock absorber for a vehicle will be described as an example and described in detail with reference to the accompanying drawings.
ここで、図1ないし図3は本発明の実施の形態を示している。図1において、円筒状のシリンダ1は、単筒型の減衰力調整式油圧緩衝器における外殻を形成し、シリンダ1の下端部はボトムキャップ2により閉塞されている。また、シリンダ1の上端側には、後述のピストンロッド7をガイドするロッドガイド3が設けられると共に、該ロッドガイド3を覆うようにアッパキャップ4およびばね受5等が取付けられている。ばね受5は、車両の懸架ばね(図示せず)を下側から支持するものである。
Here, FIG. 1 to FIG. 3 show an embodiment of the present invention. In FIG. 1, a
6はシリンダ1内に移動可能に嵌装されたピストンで、該ピストン6は、シリンダ1内をロッド側油室Aとボトム側油室Bとの2室に画成している。ピストン6には、ロッド側油室Aとボトム側油室Bとを連通可能な油路6A,6Bがそれぞれ複数個、周方向に離間して形成され、これらの油路6A,6Bは、ピストン6の軸線に対して斜めに傾いた油穴により構成されている。油路6A,6Bは、シリンダ1内に封入された作動流体としての油液を、ロッド側油室Aとボトム側油室Bとの間で流通させる主通路を構成している。
A
ピストン6の上側端面には、油路6Aの上側開口を取囲むように形成された環状凹部6Cと、該環状凹部6Cの径方向外側に位置し後述の縮み側減衰バルブ13(ディスクバルブ)が離着座する環状弁座6Dとが設けられている。ピストン6の下側端面には、油路6Bの下側開口を取囲むように形成された環状凹部6Eと、該環状凹部6Eの径方向外側に位置し後述の伸び側減衰バルブ14(ディスクバルブ)が離着座する環状弁座6Fとが設けられている。
On the upper end face of the
7はシリンダ1内を軸方向に延びたピストンロッドで、このピストンロッド7は、一端側としての下端側がシリンダ1内に挿入された筒状のロッド部材8と、該ロッド部材8の一側(下端側)に筒状の継手部材9を介して連結された段付筒状のガイド部材10とを含んで構成されている。継手部材9は、ピストンロッド7の一部を構成し、後述のスプリング29に対するばね受を兼用している。
7 is a piston rod extending in the axial direction in the
ピストンロッド7の一端側(即ち、ガイド部材10の下端側)には、ピストン6がナット11等により締結された状態で取付けられている。ナット11は、ピストン6をガイド部材10に固定すると共に、ピストン6の上,下両面側に後述の縮み側,伸び側減衰バルブ13,14を着脱可能に締結するものである。また、ピストンロッド7の他端側(即ち、ロッド部材8の上端側)は、ロッドガイド3、アッパキャップ4等を介してシリンダ1の外部に突出している。
The
筒体からなるガイド部材10の内周側には、図2に示すように、後述のピン部材24が隙間をもって挿入されるピン挿入穴10Aと、該ピン挿入穴10Aの下側に位置して軸方向に延びピン挿入穴10Aよりも大径に形成されたシャッタ装入穴10Bとが設けられている。また、ロッド部材8の内周側にも、ガイド部材10のピン挿入穴10Aと軸方向で連通するようにピン挿入穴(図示せず)が軸方向に貫通して設けられ、このピン挿入穴内にも後述のピン部材24が隙間をもって挿入されている。
As shown in FIG. 2, a
ガイド部材10のシャッタ装入穴10Bは、その下端側がボトム側油室Bに常時連通する開口端10Cとなっている。このシャッタ装入穴10B内には、後述のシャッタ部材23が回動可能に挿嵌して設けられている。シャッタ装入穴10Bの上端側は、ピン挿入穴10Aを介してロッド部材8側の前記ピン挿入穴と上,下方向で連通し、ピン挿入穴10Aとシャッタ装入穴10Bとは、互いに軸線がほぼ一致する位置に配置されている。
The
ピストンロッド7のガイド部材10は、後述する減衰力調整弁22の一部を構成している。筒体からなるガイド部材10のうちシャッタ装入穴10Bの周壁側には、図2に示すように、シャッタ装入穴10Bから径方向外向きに延びた複数のガイドポート10D,10E等がそれぞれ軸方向と周方向とに離間して設けられている。
The
これらのガイドポート10D,10E等のうち各ガイドポート10Dは、図3に示す如く後述するサブピストン15の凹陥部15G内と径方向で連通する位置に配置されている。即ち、各ガイドポート10Dは、ガイド部材10の周方向に180度の間隔で、径方向で互いに対向する位置に形成された合計2個の径方向穴により構成されている。
Of these
また、他の各ガイドポート10Eは、図3に示す如く後述の中間室D内と筒形スペーサ19を介して径方向で連通する位置に配置されている。即ち、このガイドポート10Eについても、前述したガイドポート10Dと同様にガイド部材10の周方向に180度の間隔で、径方向で互いに対向する位置に形成された合計2個の径方向穴により構成されている。さらに、ガイド部材10の外周側には、後述のスペーサ18が軸方向に位置決めされる環状の段部10Fが形成されている。
Further, each of the
一方、図1に示すようにシリンダ1内には、フリーピストン12がピストン6とボトムキャップ2との間に位置して摺動可能に挿嵌されている。このフリーピストン12は、シリンダ1のボトム側に加圧ガスが封入されたガス室Cを画成している。ここで、フリーピストン12は、ピストンロッド7がシリンダ1内に進入したり、シリンダ1内から退出したりするときに、これに応じてガス室Cを縮小,拡張させるようにシリンダ1内を軸方向に摺動変位する。即ち、フリーピストン12はピストンロッド7の進入体積分を補償するようにガス室Cを拡,縮させるものである。
On the other hand, as shown in FIG. 1, a
13はピストン6の上面側に設けられた縮小側減衰力発生機構(以下、縮み側減衰バルブ13という)で、該縮み側減衰バルブ13は、図2に示すようにシリンダ1のロッド側油室A内に位置してピストン6の上面側に固定状態で取付けられた複数枚のディスクバルブ等により構成されている。縮み側減衰バルブ13(ディスクバルブ)には、環状弁座6Dとの間に固定オリフィスを構成する小さな切欠き13Aが形成され、該切欠き13Aは、油路6A側の油液がロッド側油室Aに向けて流通するのを、縮み側減衰バルブ13の閉弁時にも許すものである。なお、前記切欠き13Aに替えて、環状弁座6D側に切欠き等からなる固定オリフィスを設けてもよい。
縮み側減衰バルブ13は、ピストンロッド7の縮小行程でピストン6がシリンダ1内を下向きに摺動変位するときに、ボトム側油室Bからピストン6の各油路6A、環状凹部6Cおよび環状弁座6D側を介してロッド側油室Aに向け流通する油液に抵抗力を与えて、予め決められた所定の縮み側の減衰力を発生するものである。
When the
14はピストン6の下面側に設けられた伸長側減衰力発生機構(以下、伸び側減衰バルブ14という)で、該伸び側減衰バルブ14は、図2に示すようにシリンダ1のボトム側油室B内に位置してピストン6の下面側に固定状態で取付けられた複数枚のディスクバルブ等により構成されている。伸び側減衰バルブ14(ディスクバルブ)には、環状弁座6Fとの間に固定オリフィスを構成する小さな切欠き14Aが形成され、該切欠き14Aは、油路6B側の油液がボトム側油室Bに向けて流通するのを、伸び側減衰バルブ14の閉弁時にも許すものである。なお、前記切欠き14Aに替えて、環状弁座6F側に切欠き等からなる固定オリフィスを設けてもよい。
伸び側減衰バルブ14は、ピストンロッド7の伸長行程でピストン6がシリンダ1内を上向きに摺動変位するときに、ロッド側油室Aからピストン6の各油路6B、環状凹部6Eおよび環状弁座6F側を介してボトム側油室Bに向け流通する油液に抵抗力を与えて、予め決められた所定の伸び側の減衰力を発生するものである。
When the
15はロッド側油室A内に位置してピストンロッド7のガイド部材10に設けられたサブピストンで、該サブピストン15は、後述のキャップ部材20および筒形スペーサ19を介してピストン6の縮み側減衰バルブ13上に配設されている。サブピストン15は、その外径寸法がシリンダ1の内径よりも小さく形成され、シリンダ1内に非摺動状態(即ち、径方向に隙間をもった状態)で配置されている。
A
サブピストン15は、後述のキャップ部材20との間に中間室Dを画成し、この中間室Dは、後述するバイパス通路21の一部を構成している。サブピストン15には、ロッド側油室Aと中間室Dとを連通可能な油路15A,15Bがそれぞれ複数個、周方向に離間して形成され、これらの油路15A,15Bは、サブピストン15の軸線に対して斜めに傾いた油穴により構成されている。油路15A,15Bは、ロッド側油室Aと中間室Dとの間で油液を流通させる通路(後述するバイパス通路21の一部)を構成している。
The
サブピストン15の上側端面には、油路15Aの上側開口を取囲むように形成された環状凹部15Cと、該環状凹部15Cの径方向外側に位置し縮小側ディスクバルブ16が離着座する環状弁座15Dとが設けられている。サブピストン15の下側端面には、油路15Bの下側開口を取囲むように形成された環状凹部15Eと、該環状凹部15Eの径方向外側に位置し伸長側ディスクバルブ17が離着座する環状弁座15Fとが設けられている。
An
縮小側ディスクバルブ16と環状弁座15Dとの間には、縮小側ディスクバルブ16の閉弁時にも油液の流通を許す固定オリフィスとしての切欠き(図示せず)が設けられている。また、伸長側ディスクバルブ17と環状弁座15Fとの間にも、同様に固定オリフィスとしての切欠き(図示せず)が設けられている。
A notch (not shown) is provided between the reduction-
また、サブピストン15の内周側には、下面側(軸方向の一側)が環状凹部15Eに連通して開口し、上面側(軸方向の他側)が閉塞端となった環状の凹陥部15Gが設けられている。この凹陥部15Gは、ガイド部材10のガイドポート10Dを径方向外側から取囲むように形成され、ガイドポート10Dをサブピストン15の環状凹部15E、油路15Bに常時連通させるものである。
Further, on the inner peripheral side of the sub-piston 15, an annular recess having a lower surface side (one side in the axial direction) opened to communicate with the
18はガイド部材10の段部10Fと縮小側ディスクバルブ16との間に設けられたスペーサで、該スペーサ18は、ガイド部材10の外周側に嵌合して設けられた環状のリング等により構成されている。スペーサ18は、縮小側ディスクバルブ16を段部10Fとの間で挟持し、縮小側ディスクバルブ16の開,閉弁動作を安定させるものである。
Reference numeral 18 denotes a spacer provided between the
19は伸長側ディスクバルブ17をサブピストン15の下面側に位置決めする筒形スペーサで、該筒形スペーサ19は、ガイド部材10の外周側に挿通して設けられた有蓋筒状体により構成されている。筒形スペーサ19は、サブピストン15の環状弁座15Fとの間で伸長側ディスクバルブ17を下側から挟持し、伸長側ディスクバルブ17の開,閉弁動作を安定させるものである。また、筒形スペーサ19には、連通穴としての切欠き19Aが周方向に間隔をもって複数個形成され、該各切欠き19Aは、中間室Dをガイド部材10の各ガイドポート10Eに常時連通させるものである。
20はサブピストン15との間に中間室Dを画成するキャップ部材で、該キャップ部材20は、軸方向一側(下面側)に位置してガイド部材10の外周側に挿通され縮み側減衰バルブ13と筒形スペーサ19との間に挟持された環状の底部20Aと、該底部20Aの外周側から斜め上向きに延びた傾斜筒部20Bと、該傾斜筒部20Bの外周側から軸方向他側(上側)に向けて延びた円筒状の筒状部20Cとにより構成されている。キャップ部材20は、筒状部20Cの上端側がサブピストン15の外周側に液密状態で嵌合され、これにより、サブピストン15との間に中間室Dを画成している。
キャップ部材20は、その外径寸法がシリンダ1の内径よりも小さく形成され、シリンダ1内に非摺動状態(即ち、径方向に隙間をもった状態)で配置されている。そして、キャップ部材20は、ピストンロッド7のガイド部材10にサブピストン15および筒形スペーサ19等を介して固定され、これらのサブピストン15および筒形スペーサ19等と一緒にシリンダ1内を上,下方向に移動するものである。
The
21はピストンロッド7のガイド部材10とサブピストン15とにわたって形成されたバイパス通路で、該バイパス通路21は、サブピストン15の油路15A,15B、環状凹部15C,15Eおよび凹陥部15G、ガイド部材10のシャッタ装入穴10Bおよび各ガイドポート10D,10E等により構成されている。これにより、バイパス通路21は、ピストン6に形成した主通路(即ち、油路6A,6B)を迂回してロッド側油室Aとボトム側油室Bとの間を、後述のシャッタポート23D〜23F等を介して連通させるものである。
21 is a bypass passage formed between the
22はバイパス通路21の通路面積を変えることにより減衰力を可変に調整する減衰力調整弁である。この減衰力調整弁22は、ピストンロッド7の一部をなす前記ガイド部材10と、ガイド部材10のシャッタ装入穴10B内に回転可能に設けられたシャッタ部材23と、該シャッタ部材23を回転操作するためロッド部材8の前記ピン挿入穴およびガイド部材10のピン挿入穴10A内に挿通して設けられた回動操作軸としてのピン部材24とを含んで構成されている。
A damping
このピン部材24は、軸方向一側の端部がシャッタ部材23に廻止め状態で固定して取付けられる取付端部24Aとなり、この取付端部24Aは、その横断面が図3に示す如くD字状に形成されている。ピン部材24の取付端部24Aは、後述のシャッタポート23D,23Eと径方向で対向するようにシャッタ部材23内へと軸方向に延びて配置されている。
The
減衰力調整弁22のシャッタ部材23は、ガイド部材10のシャッタ装入穴10B内に回転可能に挿嵌される筒部23Aと、該筒部23Aの軸方向端部(図2中の上端側端部)を閉塞した蓋部23Bと、該蓋部23Bから筒部23A内に向けて軸方向に延びピン部材24の取付端部24Aが蓋部23B側から嵌合して取付けられる筒状取付部23Cとを含んで構成されている。
The
この筒状取付部23Cは、図3に示すように、その内周側が断面D字状の嵌合穴として形成され、ピン部材24の取付端部24Aが廻止め状態で嵌合して取付けられている。筒状取付部23Cの外周面は断面円形状をなし、筒部23Aと筒状取付部23Cとの間には、後述のシャッタポート23D,23Eに連通しバイパス通路21の一部を構成する環状通路部25(図3参照)が設けられている。即ち、筒状取付部23Cは、ピン部材24の取付端部24Aを外側から取囲んで軸方向に延び、シャッタポート23D,23Eと径方向で対向する位置に配置されている。
As shown in FIG. 3, the
ここで、シャッタ部材23の筒部23Aには、ガイド部材10の各ガイドポート10Dに対して連通,遮断される第1シャッタポート23D,第2シャッタポート23Eと、これらのシャッタポート23D,23Eから軸方向に離間して配置され、ガイド部材10の各ガイドポート10Eに対して連通,遮断される第3のシャッタポート23F,第4のシャッタポート(図示せず)とが設けられている。
Here, the
第1シャッタポート23Dは、図3に示すようにシャッタ部材23(筒部23A)の周方向に180度の間隔で、径方向で互いに対向する位置に形成された合計2個の径方向穴により構成されている。第2シャッタポート23Eも、シャッタ部材23の周方向に180度の間隔で、径方向で互いに対向する位置に形成された合計2個の径方向穴により構成されている。しかし、第2シャッタポート23Eは、第1シャッタポート23Dよりも大きな穴径に形成され、両者は筒部23Aの周方向に90度の間隔をもって配置されている。
As shown in FIG. 3, the
第3シャッタポート23Fは、前述した第1シャッタポート23Dと同様にシャッタ部材23の周方向に180度の間隔で、径方向で互いに対向する位置に形成された合計2個の径方向穴により構成されている。しかし、第3シャッタポート23Fは、第1シャッタポート23Dよりも大きな穴径に形成されている。前記第4シャッタポートについても、シャッタ部材23の周方向に180度の間隔で、径方向で互いに対向する位置に形成された合計2個の径方向穴により構成されている。しかし、この第4シャッタポートは、第3シャッタポート23Fよりも大きな穴径をもって形成され、両者は筒部23Aの周方向に90度の間隔をもって配置されている。
The
ロッド部材8の突出端側(軸方向の他側)には、ピン部材24を回動する電動モータ等のアクチュエータ(図示せず)が設けられ、このアクチュエータは、ピン部材24を介してシャッタ部材23をシャッタ装入穴10B内で図3中の矢示E方向(または、矢示E方向とは逆方向)に回動する。これにより、シャッタ部材23の第1シャッタポート23Dまたは第2シャッタポート23Eが、ガイド部材10のガイドポート10Dに対して連通,遮断される。また、シャッタ部材23の第3シャッタポート23Fまたは前記第4シャッタポートが、ガイド部材10のガイドポート10Eに対して連通,遮断される。このとき、減衰力調整弁22は、前記シャッタポート23D〜23F等の穴径(即ち、通路面積)に応じた減衰力を発生させるものである。
An actuator (not shown) such as an electric motor that rotates the
また、バイパス通路21を流通する作動流体としての油液は、例えば図3中に示す一対のガイドポート10Dから第1シャッタポート23Dを介してシャッタ部材23の環状通路部25内へと矢示F,F方向に互いに対向する流れとなって流入する。しかし、このとき油液は、矢示F,F方向で直接的に衝突することなく、筒状取付部23Cの周面(即ち、ピン部材24の取付端部24Aの周囲)に沿ってガイドされ、環状通路部25内を滑らかな流れとなって流通するものである。
Further, the oil liquid as the working fluid flowing through the
ガイド部材10とピン部材24との間には、シール部材を兼用したブッシュ26が設けられ、このブッシュ26は、シャッタ装入穴10B内でシャッタ部材23の蓋部23Bにワッシャ27を介して当接する位置に配置されている。ブッシュ26は、ガイド部材10内でピン部材24を回動可能に支持し、ピン部材24とシャッタ部材23との円滑な回動操作を補償するものである。
A
シャッタ部材23の蓋部23Bには、軸方向の貫通孔23Gが穿設され、この貫通孔23Gは、油液の一部をブッシュ26側に導くことにより、ブッシュ26を潤滑状態に保つものである。ガイド部材10のピン挿入穴10Aとピン部材24との間は、ブッシュ26によりシールされるため、油液の漏洩が阻止されるものである。
The
ガイド部材10のシャッタ装入穴10B内には、シャッタ部材23の下側(軸方向の一側)に位置して筒体28が設けられている。筒体28は、シャッタ部材23の上側(軸方向の他側)に設けたワッシャ27(ブッシュ26)との間でシャッタ部材23を軸方向に位置決めする位置決め部材を構成している。
A
ピストンロッド7のロッド部材8には、図1に示す如く、継手部材9との間にスプリング29を挟んでリバウンドストッパ30が設けられている。このリバウンドストッパ30は、緩衝ゴム31と一緒にロッド部材8の外周面に沿って移動可能に設けられている。即ち、ピストンロッド7が大きく伸長するときには、リバウンドストッパ30が緩衝ゴム31を介してロッドガイド3の下面に当接すると共に、スプリング29が圧縮方向に撓み変形し、これにより、当接時の衝撃は緩衝される。
The rod member 8 of the
第1の実施の形態による減衰力調整式油圧緩衝器は、上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。 The damping force adjusting type hydraulic shock absorber according to the first embodiment has the above-described configuration, and the operation thereof will be described next.
減衰力調整式油圧緩衝器を車両に実装するときには、ロッド部材8の上端側が車両の車体側に取付けられ、ボトムキャップ2に設けた取付アイ32(図1参照)側が車輪側に取付けられる。車両の走行時には、路面の凹凸等により上,下方向の振動が発生すると、ピストンロッド7がシリンダ1から伸長、縮小するように変位し、縮み側減衰バルブ13、伸び側減衰バルブ14および減衰力調整弁22等により減衰力を発生することができ、車両の振動を緩衝することができる。
When the damping force adjusting hydraulic shock absorber is mounted on the vehicle, the upper end side of the rod member 8 is attached to the vehicle body side of the vehicle, and the attachment eye 32 (see FIG. 1) side provided on the
即ち、ピストンロッド7の縮小行程では、ピストンロッド7がシリンダ1内へと進入し、ボトム側油室B内がロッド側油室Aよりも高圧になるので、ボトム側油室B内の油液がピストン6の油路6Aから環状凹部6C、縮み側減衰バルブ13(切欠き13A)を介してロッド側油室A内に流通する。また、ボトム側油室Bからバイパス通路21(ガイド部材10のシャッタ装入穴10B内)に流通した油液は、例えばシャッタ部材23の第3シャッタポート23F、ガイド部材10のガイドポート10E、筒形スペーサ19の切欠き19Aを介してキャップ部材20内の中間室Dに流入し、この流入油は、サブピストン15の油路15Aから環状凹部15C、縮小側ディスクバルブ16(切欠きを含む)を介してロッド側油室A内に流通する。
That is, in the reduction stroke of the
一方、ピストンロッド7の伸長行程では、ピストン6がシリンダ1内で上向きに摺動変位し、ロッド側油室Aがボトム側油室B内よりも高圧になるので、ロッド側油室A内の油液がピストン6の油路6Bから環状凹部6E、伸び側減衰バルブ14(切欠き14A)を介してボトム側油室B内に流通する。また、ロッド側油室Aからサブピストン15の油路15B、環状凹部15Eおよび凹陥部15G(即ち、バイパス通路21)内に流通した油液は、ガイド部材10のガイドポート10D、シャッタ部材23の第1シャッタポート23Dまたは第2シャッタポート23E(図3参照)を介して環状通路部25内に流入し、ガイド部材10のシャッタ装入穴10B、開口端10C側からボトム側油室B内に流通する。
On the other hand, in the extension stroke of the
ここで、減衰力調整弁22のシャッタ部材23を回動操作して第1シャッタポート23Dをガイド部材10のガイドポート10Dに連通させた場合、第1シャッタポート23Dを流通する油液により、その穴径に応じた減衰力を発生することができる。また、シャッタ部材23を回動操作して第2シャッタポート23E(図3参照)をガイド部材10のガイドポート10Dに連通させた場合、第2シャッタポート23Eを流通する油液により、その穴径に応じて相対的にソフトな減衰力を発生することができる。
Here, when the
ところで、バイパス通路21を流通する作動流体としての油液は、例えば図3中に示す一対のガイドポート10Dから第1シャッタポート23Dを介してシャッタ部材23の環状通路部25内へと矢示F,F方向に互いに対向する流れとなって流入する。このような油液の流れが、仮に矢示F,F方向(径方向)で互いに衝突すると、これによって予期せぬ渦が発生したり、エアレーションが生じたりする上に、異音の発生原因にもなる。
By the way, the oil liquid as the working fluid flowing through the
そこで、本実施の形態によれば、減衰力調整弁22を、ガイド部材10、シャッタ部材23およびピン部材24により構成し、ピン部材24の取付端部24Aは、シャッタ部材23の第1,第2シャッタポート23D,23Eと径方向で対向するようにシャッタ部材23内へと軸方向に延びる構成としている。また、シャッタ部材23は、ガイド部材10のシャッタ装入穴10B内に回転可能に挿嵌される筒部23Aと、該筒部23Aの軸方向端部を閉塞した蓋部23Bと、該蓋部23Bから筒部23A内に向けて軸方向に延びピン部材24の取付端部24Aが蓋部23B側から嵌合して取付けられる筒状取付部23Cとを含んで構成されている。そして、この筒状取付部23Cは、ピン部材24の取付端部24Aを外側から取囲んで軸方向に延び、第1,第2シャッタポート23D,23Eと径方向で対向する位置に配置されている。
Therefore, according to the present embodiment, the damping
これにより、例えば図3中に示す一対のガイドポート10Dから第1シャッタポート23Dを介してシャッタ部材23の環状通路部25内へと矢示F,F方向に流入する油液は、筒状取付部23Cの外周面に当たるだけで、双方の油液が矢示F,F方向で直接的に衝突することはなくなり、シャッタ部材23内の環状通路部25(即ち、ピン部材24の取付端部24Aの周囲)に沿って流れる。
Thus, for example, the oil liquid flowing in the directions indicated by arrows F and F from the pair of
このため、シャッタ部材23の筒状取付部23C(即ち、ピン部材24の取付端部24Aの周囲部分)によって油液が直接的に衝突したりするのを防止でき、予期せぬ渦が発生したり、エアレーションが生じたりするのを防ぐことができると共に、異音等の発生を抑制することができる。また、シャッタ部材23とピン部材24とが矢示F,F方向に流入する油液により回転力を受けることはなく、例えばピストンロッド7(ロッド部材8)の突出端側に設ける前記アクチュエータに余分な回転負荷を与えるのを防ぐことができる。
For this reason, it is possible to prevent the oil liquid from directly colliding with the cylindrical mounting portion 23C of the shutter member 23 (that is, the peripheral portion of the mounting
しかも、減衰力調整弁22を、ピストンロッド7の一部をなすガイド部材10と、該ガイド部材10内に装入された円筒状のシャッタ部材23およびピン部材24により構成し、ガイド部材10の各ガイドポート10Dとシャッタ部材23の各シャッタポート23D等とは、それぞれ周方向に180度で対向する位置に設ける構成としているので、減衰力調整弁22の軸方向長さを短縮することができる。
Moreover, the damping
従って、本実施の形態によれば、減衰力調整弁22の軸方向長さを短かくして緩衝器の基本長を短縮することができる上に、減衰力調整弁22の内部で作動流体同士が直接的に衝突することはなくなり、異音等の発生を抑制することができる。
Therefore, according to the present embodiment, the axial length of the damping
なお、前記実施の形態では、ガイド部材10の各ガイドポート10Dに対して連通,遮断される第1シャッタポート23Dと第2シャッタポート23Eとを、例えば周方向に90度の間隔をもって形成する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば第1,第2シャッタポートのいずれか一方のみを180度の間隔で設け、他方のシャッタポートは廃止する構成であってもよい。また、第1シャッタポートおよび第2シャッタポートとは穴径の異なる他の一対のシャッタポートを追加して設ける構成としてもよい。
In the above-described embodiment, the
そして、前記シャッタポート23D,23Eから軸方向に離間して配置されガイド部材10の各ガイドポート10Eに対して連通,遮断される第3のシャッタポート23F,第4のシャッタポート(図示せず)についても、前述した第1,第2シャッタポートと同様な変更が可能である。
A
また、前記実施の形態では、円筒状のシリンダ1を用いて単筒型の減衰力調整式油圧緩衝器における外殻を形成する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば外筒と内筒とからなる複筒型の減衰力調整式緩衝器に適用してもよいものである。
Moreover, in the said embodiment, the case where the outer shell in the single cylinder type damping force adjustment type hydraulic shock absorber was formed using the
一方、前記実施の形態では、ロッド部材8の突出端側(軸方向の他側)にピン部材24を回動する電動モータ等のアクチュエータが設ける場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、シリンダの内部(例えば、ピストンロッド内)に減衰力調整弁のピン部材を回動する電動モータ等のアクチュエータを設ける構成としてもよい。この場合には、車両に対する当該減衰力調整式緩衝器の搭載性を高めることができ、アクチュエータがエンジンルーム内に突出して装着されることがなく、省スペースかつ安全である。また、減衰力調整弁のピン部材は、必ずしも電動モータ等のアクチュエータを用いて回動操作する必要はなく、例えば手動操作によりピン部材を介してシャッタ部材を回動操作する構成としてもよい。
On the other hand, in the above embodiment, the case where an actuator such as an electric motor that rotates the
さらに、前記実施の形態では、自動車等の車両に設ける減衰力調整式緩衝器としての減衰力調整式油圧緩衝器を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば、振動源となる種々の機械、建築物等に用いる減衰力調整式緩衝器にも適用することが可能である。 Furthermore, in the above-described embodiment, the damping force adjusting hydraulic shock absorber as a damping force adjusting shock absorber provided in a vehicle such as an automobile has been described as an example. However, the present invention is not limited to this. For example, the present invention can also be applied to a damping force adjustment type shock absorber used for various machines, buildings, and the like which are vibration sources.
1 シリンダ
6 ピストン
6A,6B 油路(主通路)
7 ピストンロッド
8 ロッド部材
9 継手部材
10 ガイド部材
10A ピン挿入穴
10B シャッタ装入穴
10D ガイドポート
13 縮み側減衰バルブ(縮小側減衰力発生機構)
14 伸び側減衰バルブ(伸長側減衰力発生機構)
15 サブピストン
16 縮小側ディスクバルブ
17 伸長側ディスクバルブ
20 キャップ部材
21 バイパス通路
22 減衰力調整弁
23 シャッタ部材
23A 筒部
23B 蓋部
23C 筒状取付部
23D,23E シャッタポート
24 ピン部材
24A 取付端部(取付端側)
25 環状通路部
A ロッド側油室(ロッド側室)
B ボトム側油室(ボトム側室)
C ガス室
D 中間室
1
7 piston rod 8
14 Extension side damping valve (Extension side damping force generation mechanism)
15
25 Annular passage A Rod side oil chamber (rod side chamber)
B Bottom side oil chamber (bottom side chamber)
C Gas chamber D Intermediate chamber
Claims (3)
前記減衰力調整弁は、
前記ピストンロッドの一部をなす筒体からなり周壁に前記バイパス通路の一部を構成する径方向のガイドポートが複数個形成された筒状のガイド部材と、
該ガイド部材内に回転可能に設けられ前記ガイドポートに対して連通,遮断される複数のシャッタポートを有したシャッタ部材と、
該シャッタ部材を回転操作するため前記ピストンロッド内に挿通して設けられたピン部材と、を含んで構成され、
前記各ガイドポートと前記各シャッタポートとは、それぞれ周方向に180度で対向する位置に設ける構成とし、
前記ピン部材は、前記シャッタ部材に固定して取付けられる取付端側が前記シャッタポートと径方向で対向する位置に配置される構成としたことを特徴とする減衰力調整式緩衝器。 A cylinder filled with a working fluid; a piston that is movably fitted in the cylinder and defines two chambers, a rod side chamber and a bottom side chamber; and one end side fixed to the piston and the other end side A piston rod protruding outside the cylinder; a main passage formed in the piston for communicating the rod side chamber and the bottom side chamber; and located in the rod side chamber and provided in the piston rod and non-sliding in the cylinder A sub-piston disposed in a state, a bypass passage formed in the sub-piston and the piston rod, bypassing the main passage and communicating between the rod-side chamber and the bottom-side chamber, and a passage area of the bypass passage In a damping force adjustment type shock absorber comprising a damping force adjustment valve that variably adjusts the damping force by changing,
The damping force adjusting valve is
A cylindrical guide member comprising a cylindrical body forming a part of the piston rod and having a plurality of radial guide ports forming a part of the bypass passage on a peripheral wall;
A shutter member rotatably provided in the guide member and having a plurality of shutter ports that are communicated with and blocked from the guide port;
A pin member that is inserted through the piston rod to rotate the shutter member.
The guide ports and the shutter ports are provided at positions facing each other at 180 degrees in the circumferential direction,
A damping force adjusting type shock absorber, wherein the pin member is arranged at a position where an attachment end side fixedly attached to the shutter member is opposed to the shutter port in a radial direction.
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