JP2013133832A - 電動ポンプの吐出流量制御装置 - Google Patents

電動ポンプの吐出流量制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電動ポンプの吐出流量を、発進操作に先立つ発進意図に応答してプリチャージ制御することで、発進時における吐出流量の応答遅れを防止する。
【解決手段】t1にブレーキペダルを釈放し(SWb=OFF)、t3より一定割合でアクセル開度APOを増大させたことで発進クラッチ入力トルクTcinが図示のごとくに大きくなる発進時につき説明する。目標ポンプ回転速度tNopを実線で示すように定め、ブレーキペダルの釈放(SWb=OFF)による発進意図の発生時t1にtNop=Nop_2により電動オイルポンプをプリチャージ制御する。これによりポンプ吐出流量Qopは実線で示すごとく早期の瞬時t2より立ち上がると共に、速やかにプリチャージ流量Qpriとなって、発進クラッチへのオイル供給開始時t2が、発進クラッチの温度上昇開始時t3よりも早くなる。
【選択図】図6

Description

本発明は、トランスミッションの発進クラッチに潤滑を含む冷却用のオイルを適宜供給する等のために用いる電動ポンプの吐出流量制御装置に関するものである。
トランスミッションは、各変速段で動力伝達を司るよう締結される発進クラッチを具え、この発進クラッチは、アクセル操作による加速要求があったり、湾曲登坂路などで変速段を切り替えながらの低速走行を繰り返す場合に、クラッチ伝達トルクの増大や繰り返し変化に伴って負荷が増し、発熱量が多くなる。
かように発進クラッチの発熱量が多くなる場合、または、そのために発進クラッチが温度上昇してしまった場合、該クラッチが焼損するなどの問題を生じないよう、当該クラッチを冷却する必要がある。
この冷却に電動オイルポンプからの吐出オイルを用いる場合、例えば特許文献1に記載のごとく、アクセル操作による加速でトランスミッションの負荷が増すことによって発進クラッチが温度上昇するためその冷却が必要なとき、一時的にオイルポンプ吐出流量を増大させるべく電動オイルポンプの回転速度を高く設定するのが普通である。
つまり、電動オイルポンプを回転速度制御して、その吐出流量を上記のクラッチ発熱量やクラッチ温度に応じた要求吐出流量通りのものとなし、クラッチの過熱に関する問題解決の実現を図るのが普通であった。
特開2007−198438号公報
しかし、車両伝動系のトルクコンバータに代わる発進クラッチを発進に際しスリップさせながら締結進行させる場合などにおいて、当該発進クラッチを電動ポンプからの吐出オイルにより冷却させようとする時などは従来の場合、発進操作が行われてから、ポンプ吐出流量がクラッチ発熱量やクラッチ温度に応じた要求通りのものにする電動ポンプの回転速度制御を行うこととなる。
このため、発進操作に呼応した電動ポンプの上記回転速度制御から、実際にポンプ吐出流量が要求通りのものになるまでのポンプ流量応答遅れ時間中、実際のポンプ吐出流量が要求通りのものでなく、冷却などの用を十分に果たし得ないことになって発進クラッチが焼損したり、その耐久性が低下するという虞があった。
なお電動ポンプに、容量の大きな大型ポンプを用いる場合、上記の問題が或る程度は改善されるが、十分な問題解決に至らないし、コスト高やポンプ駆動損失が大きくなるという別の看過できない問題が発生する。
本発明は、上述の問題に鑑み、大容量の大型ポンプを用いる対策に頼らず、発進操作よりも前の発進意図をいち早く検知し、これに呼応して、上記のポンプ流量応答遅れが防止されるようなプリチャージ制御を電動ポンプに対し行うようにすることで上記の問題を解消した電動ポンプの吐出流量制御装置を提供することを目的とする。
この目的のため、本発明による電動ポンプの吐出流量制御装置は、以下のごとくにこれを構成する。
先ず、本発明の前提となる電動ポンプを説明するに、これは、車両伝動系に用いる電動ポンプであって、回転速度制御により要求吐出流量を実現するものである。
本発明の吐出流量制御装置は、かかる電動ポンプに対し、以下のような発進意図検出手段およびプリチャージ制御手段を設けた構成に特徴づけられる。
前者の発進意図検出手段は、上記車両伝動系の駆動を開始させようとする発進意図を示す操作に基づき発進意図を検出するものであり、
後者のプリチャージ制御手段は、発進意図検出手段が発進意図を検出するとき、上記要求吐出流量をポンプ流量応答遅れ防止用のプリチャージ流量となすものである。
本発明による電動ポンプの吐出流量制御装置にあっては、発進意図を示す操作に基づき発進意図を検出するとき、要求吐出流量をポンプ流量応答遅れ防止用のプリチャージ流量となし、このプリチャージ流量が実現されるよう電動ポンプを回転速度制御するため、
発進意図を示す操作に続く発進操作時に実際のポンプ吐出流量が、ポンプ流量応答遅れによる影響を受けることなく、確実に要求通りのものにされることとなってポンプ流量不足になることがなく、車両伝動系における例えば発進クラッチの冷却などを十分に果たし得てこの発進クラッチが焼損したり、その耐久性が低下するという問題を回避することができる。
そして、容量の大きな大型ポンプを用いることなく上記の効果を奏し得るため、大型ポンプを用いた場合におけるコスト高やポンプ駆動損失増の問題を生ずることもない。
本発明の一実施例になるポンプ吐出流量制御装置を具えた、トランスミッションの発進クラッチ冷却制御システムを示す機能別ブロック線図である。 図1におけるポンプ吐出流量制御装置が実行するプリチャージ流量制御の一態様を示すタイムチャートである。 図1におけるポンプ吐出流量制御装置が実行するプリチャージ流量制御の別態様を示すタイムチャートである。 図1におけるポンプ吐出流量制御装置が実行する制御プログラムのメインルーチンを示すフローチャートである。 図4のメインルーチンにおけるプリチャージ流量制御および発進時流量制御を示すサブルーチンである 図1におけるポンプ吐出流量制御装置の動作例を示すタイムチャートである。 図1におけるポンプ吐出流量制御装置の他の動作例を示すタイムチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
<実施例の構成>
図1は、本発明の一実施例になるポンプ吐出流量制御装置を示す機能別ブロック線図で、このポンプ吐出流量制御装置は、トランスミッション1内における図示せざる発進クラッチに対し、潤滑を含む冷却用のオイルを必要に応じて適宜供給するための電動オイルポンプ2(本発明における電動ポンプに相当)を吐出流量制御するものとする。
なお電動オイルポンプ2は、回転速度制御により、その吐出流量が要求吐出流量となるよう制御されるものである。
トランスミッション1内における図示せざる発進クラッチは、各変速段で動力伝達を司るよう締結されるクラッチで、トルクコンバータの代わりに設けられ、この発進クラッチは、アクセル操作による加速(発進を含む)要求があったり、湾曲登坂路などで変速段を切り替えながらの低速走行を繰り返す場合に、クラッチ伝達トルクの増大や繰り返し変化に伴って負荷が増大し、スリップにより発熱量が多くなる。
そして、かように発進クラッチの発熱量が多くなる場合、または、そのために発進クラッチが温度上昇してしまった場合、該クラッチが焼損するなどの問題を生ずることのないよう、当該クラッチは冷却する必要がある。
この場合、電動オイルポンプ2を作動させて、これからの吐出オイルを発進クラッチに供給し、同時に電動オイルポンプ2を、その吐出流量が発進クラッチの冷却必要油量に対応したものとなるよう回転速度制御する。
そのため図1に示す電動オイルポンプ2の吐出流量制御装置は、オイルポンプ作動要否判定部10と、通常時目標ポンプ回転速度演算部20と、プリチャージ&発進用目標ポンプ回転速度演算部30と、待機流量用目標ポンプ回転速度演算部40と、発進意図判定部50と、プリチャージ&発進制御終了判定部60と、目標ポンプ回転速度選択部70とで構成し、これらを以下に順次詳説する。
オイルポンプ作動要否判定部10は、トランスミッション1の油温TEMPoil、発進クラッチの入力トルクTcin、発進クラッチの前後差回転であるクラッチスリップ量ΔNcl、路面勾配θ、および発進クラッチの温度TEMPclを基に、発進クラッチを冷却すべきか否かをチェックして、電動オイルポンプ2を作動させるべきか否かを判定する。
クラッチ温度TEMPclや油温TEMPoilが、発進クラッチの冷却を必要とする高温であれば、とにかく発進クラッチを冷却すべきであるから、電動オイルポンプ2の作動を指令すべく、オイルポンプ作動要否判定部10はオイルポンプ作動要否信号SopをSop=ONとなす。
クラッチ温度TEMPclや油温TEMPoilが、発進クラッチの冷却を必要としない低温であれば、発進クラッチを冷却する必要がないから、電動オイルポンプ2の非作動を指令すべく、オイルポンプ作動要否判定部10はオイルポンプ作動要否信号SopをSop=OFFとなす。
オイルポンプ作動要否判定部10は更に、クラッチ入力トルクTcin、クラッチスリップ量ΔNcl、および路面勾配θから、発進クラッチが近々冷却の必要な高温になるか否かを予測し、
発進クラッチが近々冷却の必要な高温になると予測される条件下であれば、発進クラッチを冷却すべきであるから、電動オイルポンプ2の作動を指令すべく、オイルポンプ作動要否信号SopをSop=ONとなし、
発進クラッチが近々冷却の必要な高温になることはないと予測される条件下であれば、 発進クラッチを冷却する必要がないから、電動オイルポンプ2の非作動を指令すべく、オイルポンプ作動要否信号SopをSop=OFFとなす。
なおオイルポンプ作動要否判定部10は、油温TEMPoil、クラッチ入力トルクTcin、クラッチスリップ量ΔNcl、路面勾配θ、および発進クラッチ温度TEMPclのいずれか1つのみに基づいて発進クラッチを冷却すべきか否かをチェックして、電動オイルポンプ2を作動させるべきか否かを判定してもよいし、これら入力情報の任意のものを組み合わせて当該判定を行うようにしてもよい。
通常時目標ポンプ回転速度演算部20は、油温TEMPoilおよびクラッチ入力トルクTcinに基づき、発進制御後における通常伝動時の目標ポンプ回転速度Nop_1を求める。
つまり通常時目標ポンプ回転速度演算部20は、油温TEMPoilおよびクラッチ入力トルクTcinから予定のマップを基に、発進制御後の通常伝動時において発進クラッチの冷却に必要な電動オイルポンプ2の要求吐出流量に対応した、電動オイルポンプ2の目標ポンプ回転速度Nop_1を求める。
この時のポンプ要求吐出流量を、図2,3にQnorで例示する。
プリチャージ&発進用目標ポンプ回転速度演算部30は、電動オイルポンプ2がその駆動指令から実際にオイルを吐出して発進時要求吐出流量のオイルを発進クラッチに供給し始めるまでのポンプ流量応答遅れを防止するのに必要な、図2に例示するステップ状の一時的に大きなプリチャージ流量Qpriに対応した、電動オイルポンプ2のプリチャージ用目標ポンプ回転速度Nop_2、および発進クラッチをスリップさせながらの発進時における発進時目標ポンプ回転速度(便宜上同じ符号Nop_2で示す)を求める。
従ってプリチャージ&発進用目標ポンプ回転速度演算部30は、本発明におけるプリチャージ制御手段に相当する。
図2に例示するステップ状の一時的に大きなプリチャージ流量Qpriは、発進意図の発生時t1に立ち上がった後、プリチャージ時間Δt1が経過する瞬時t2まで保持され、瞬時t2に上記した通常時要求ポンプ吐出流量Qnorへと低下するものであり、図2の波形はポンプ要求吐出流量Qreqの時系列変化を表す。
なお一時的に大きなプリチャージ流量Qpriは、図3に例示するように与えるようにしてもよい。
図3に示すプリチャージ流量Qpriは、発進意図の発生時t1より所定の時間変化勾配ΔWpriで増大して瞬時t2に設定値となった後、所定時間Δt2が経過する瞬時t3までこの設定値に保持され、瞬時t3に上記した通常時要求ポンプ吐出流量Qnorへと低下するものである。
図3の波形もポンプ要求吐出流量Qreqの時系列変化を表す。
ここで、プリチャージ&発進用目標ポンプ回転速度演算部30は発進クラッチの入力トルクTcinを取得し、図2,3におけるプリチャージ流量Qpri、その増大変化速度ΔQpri、プリチャージ流量保持時間Δt1,Δt2の全て、或いは任意のものをクラッチ入力トルクTcinの増大につれ大きくなるよう変化させるものとする。
また図2,3におけるΔQreqは、プリチャージ終了時におけるポンプ要求吐出流量Qreqのプリチャージ流量Qpriから通常時ポンプ要求吐出流量Qnorへの低下量を示し、
クラッチ入力トルクTcinが大きいほど通常時ポンプ要求吐出流量Qnorが多くなることから、クラッチ入力トルクTcinが大きいほどポンプ要求吐出流量Qreqの低下量ΔQreqが小さくなるようプリチャージ流量Qpriを設定する。
図2または図3のごとく経時変化するよう設定したプリチャージ流量Qpri(図2ではt1〜t2間のQpri、図3ではt1〜t3間のQpri)に基づきプリチャージ&発進用目標ポンプ回転速度演算部30は、このプリチャージ流量Qpriに対応した電動オイルポンプ2のプリチャージ用目標ポンプ回転速度Nop_2を求める。
このプリチャージ&発進用目標ポンプ回転速度Nop_2は後で詳述するように、発進意図(例えばブレーキペダルの釈放)が発生した時(図2,3のt1)から用いる。
発進意図が発生する(図2,3のt1)までの待機中に電動オイルポンプ2をOFF状態にしておくと、電動オイルポンプ2がプリチャージ用目標ポンプ回転速度Nop_2となるまでの起動応答遅れが大きくなる。
待機流量用目標ポンプ回転速度演算部40は、かかる電動オイルポンプ2の起動応答遅れを回避するため、発進意図が発生する(図2,3のt1)までの待機中に電動オイルポンプ2をON状態にしておくための待機流量用目標ポンプ回転速度Nop_3を求める。
具体的には待機流量用目標ポンプ回転速度演算部40は、電動オイルポンプ2のポンプ要求吐出流量を図2,3の瞬時t1よりも前におけるごとく0近辺の待機流量とし、この待機流量に対応した電動オイルポンプ2の待機流量目標ポンプ回転速度Nop_3を求める。
この待機流量目標ポンプ回転速度Nop_3は、電動オイルポンプ2を低負荷起動状態にしておく用をなす。
従って待機流量用目標ポンプ回転速度演算部40は、本発明における起動制御手段に相当する。
図1における発進意図判定部50は、ブレーキペダルの踏み込み時にONとなり、ブレーキペダルの釈放時にOFFとなるブレーキスイッチ信号SWbに基づき、ブレーキスイッチ信号SWbがONからOFFに切り替わるブレーキペダル釈放時に発進意図があると判定し、ブレーキスイッチ信号SWbがONである(ブレーキペダル踏み込み状態である)間は発進意図がないと判定する。
プリチャージ&発進制御終了判定部60は、プリチャージ&発進用目標ポンプ回転速度演算部30の演算結果であるプリチャージ用&発進時用目標ポンプ回転速度Nop_2が、通常時目標ポンプ回転速度Nop_1に低下した図2の瞬時t2または図3の瞬時t3をもって、プリチャージ&発進用目標ポンプ回転速度Nop_2によるプリチャージが終了したと判定し、クラッチ入力トルクTcinに基づいて発進制御が終了したと判定する。
目標ポンプ回転速度選択部70は、オイルポンプ作動要否判定部10からのオイルポンプ作動要否信号Sop=ON(電動オイルポンプ2の作動要求を示す信号)またはオイルポンプ作動要否信号Sop=OFF(電動オイルポンプ2の作動不要を示す信号)と、発進意図判定部50の判定結果である発進意図の有無と、プリチャージ&発進制御終了判定部60の判定結果とに応答し、以下の論理に基づき、
演算部20からの通常時目標ポンプ回転速度Nop_1、演算部30からのプリチャージ&発進用目標ポンプ回転速度Nop_2、演算部40からの待機流量用目標ポンプ回転速度Nop_3、およびポンプ停止用回転速度指令tNop=0のうちの1つを目標ポンプ回転速度tNopに設定する。
つまり目標ポンプ回転速度選択部70は、Sop=ONであって、且つ発進意図がない停車中であれば、演算部40からの待機流量目標ポンプ回転速度Nop_3を目標ポンプ回転速度tNopに設定して、電動オイルポンプ2を回転速度がtNop=Nop_3になるよう制御し、電動オイルポンプ2を待機流量目標ポンプ回転速度Nop_3で回転させる。
また目標ポンプ回転速度選択部70は、Sop=ONであって、且つ発進意図が発生した後であれば、演算部30からのプリチャージ&発進用目標ポンプ回転速度Nop_2を目標ポンプ回転速度tNopに設定して、電動オイルポンプ2を回転速度がtNop=Nop_2になるよう制御し、電動オイルポンプ2をプリチャージ&発進用目標ポンプ回転速度Nop_2で回転させる。
更に目標ポンプ回転速度選択部70は、Sop=ONであって、且つプリチャージ&発進が終了していれば、演算部20からの通常時目標ポンプ回転速度Nop_1を目標ポンプ回転速度tNopに設定して、電動オイルポンプ2を回転速度がtNop=Nop_1になるよう制御し、電動オイルポンプ2を通常時目標ポンプ回転速度Nop_1で回転させる。
そして目標ポンプ回転速度選択部70は、Sop=OFFであれば、tNop=0を目標ポンプ回転速度tNopにに設定して、電動オイルポンプ2を回転速度が0になるよう制御し、電動オイルポンプ2を停止させる。
<オイルポンプの吐出流量制御>
上記した実施例による電動オイルポンプ2の回転速度制御を介した吐出流量制御を、図4,5のフローチャートに基づき以下に説明する。
図4は、電動オイルポンプ2の吐出流量制御に係わるメインルーチン、図5は、当該メインルーチンにおけるプリチャージ流量制御および発進時流量制御を示すサブルーチンである。
図4はイグニッションスイッチのONで開始され、先ずステップS11において、電動オイルポンプ2を待機流量制御する。
この待機流量制御は、図1の待機流量用目標ポンプ回転速度演算部40につき前述したように、図2,3の発進意図発生時t1に電動オイルポンプ2を起動したのではポンプ流量の起動応答遅れにより発進クラッチ冷却不足を生ずるから、発進意図発生瞬時t1までの待機中に電動オイルポンプ2をON状態にしておくための0近辺の待機流量(図2,3参照)を実現する目標ポンプ回転速度tNop=Nop_3で、電動オイルポンプ2を前もって低速起動させておく制御である。
次のステップS12では、図1の発進意図判定部50につき前述したように発進意図を検知するが、この検知まではステップS11でのポンプ待機流量制御を継続し、図2,3の発進意図発生時t1以前におけるようにポンプ吐出流量を待機流量となす。
ステップS12で発進意図を検知すると、ステップS13において、図1のプリチャージ&発進制御終了判定部60につき前述したように電動オイルポンプ2のプリチャージ流量制御および発進制御が終了したか否かをチェックする。
電動オイルポンプ2のプリチャージ流量制御および発進制御が終了する前は、ステップS14において、電動オイルポンプ2をプリチャージ流量制御および発進時流量制御する。
このプリチャージ流量制御および発進時流量制御は図5に示すごときもので、ステップS21において発進クラッチ温度TEMPclを読み込み、ステップS22においてこのクラッチ温度TEMPclが設定温度TEMPcls未満の低温かTEMPcls以上の高温かを判定する。
発進クラッチがTEMPcl<TEMPclsの低温であれば、その冷却に必要な油量が少ないことから、発進時におけるポンプ流量の応答遅れが少ないことに鑑み、ステップS23において電動オイルポンプ2を中ポンプ回転速度tNop=Nop_2(中速度)でプリチャージ流量制御する。
しかして発進クラッチがTEMPcl≧TEMPclsの高温であれば、その冷却に必要な油量が多いことから、発進時におけるポンプ流量の応答遅れが大きいことに鑑み、ステップS24において電動オイルポンプ2を高ポンプ回転速度tNop=Nop_2(高速度)でプリチャージ流量制御する。
ステップS23またはステップS24による電動オイルポンプ2のプリチャージ制御に引き続き、以下のように電動オイルポンプ2の発進時流量制御を行う。
先ずステップS25において発進クラッチの入力トルクTclinを読み込む。
なお、実際に発進が行われるのかどうかは、クラッチ入力トルクTclinで決まるが、ここでは発進が行われない場合も含めて発進時流量制御と言う。
クラッチ入力トルクTclinが設定トルクTclins未満であれば、発進時における発進クラッチ2のスリップが小さく、クラッチ発熱量が少ないことに鑑み、ステップS27において電動オイルポンプ2を低ポンプ回転速度tNop=Nop_2(低速度)で発進時流量制御する。
クラッチ入力トルクTclinが設定トルクTclins以上であれば、発進時における発進クラッチ2のスリップが大きく、クラッチ発熱量が多いことに鑑み、ステップS28において電動オイルポンプ2を中ポンプ回転速度tNop=Nop_2(中速度)で発進時流量制御する。
図4のステップS14(図5のサブルーチン)で上記のごとくに電動オイルポンプ2をプリチャージ流量制御および発進時流量制御した後は、ステップS15において、図1の通常時目標ポンプ回転速度演算部20につき前述したように通常時目標ポンプ回転速度Nop_1を求め、電動オイルポンプ2をこのポンプ回転速度tNop=Nop_1で通常通りに駆動する。
なおステップS13で電動オイルポンプ2のプリチャージ流量制御および発進制御が終了したと判別する場合は、ステップS14をスキップして制御をステップS15に進め、電動オイルポンプ2をポンプ回転速度tNop=Nop_1により通常制御するのは言うまでもない。
<実施例の効果>
上記した実施例による電動ポンプ2の吐出流量制御によって得られる効果を、図6,7に基づき以下に説明する。
図6は、運転者が発進意図をもって瞬時t1にブレーキペダルを釈放し(ブレーキスイッチ信号SWb=OFF)、瞬時t3より一定割合でアクセル開度APOを増大させたことで発進クラッチ入力トルクTcinが図示のごとく一定値に保たれるような発進時のタイムチャートである。
図7は、運転者が発進意図をもって瞬時t1にブレーキペダルを釈放し(ブレーキスイッチ信号SWb=OFF)、瞬時t3にアクセル開度APOをステップ状に増大させて一定値に保つことで発進クラッチ入力トルクTcinが図示のごとく当初は一時的に大きくなるも、その後は低下するような発進時のタイムチャートである。
何れの場合も従来は、目標ポンプ回転速度tNopが破線で示すように、アクセル開度APO>0による発進操作に呼応した発進クラッチ入力トルクTcinの立ち上がり瞬時t4にtNop>0となって電動オイルポンプを起動し、これによりポンプ吐出流量Qopが破線で示すように、瞬時t5より発生して発進クラッチへオイルを供給するものであった。
一方で発進クラッチは瞬時t4よりスリップ締結を開始して温度TEMPclを破線で示すごとくに上昇され始める。
しかして発進クラッチへのオイル供給開始時t5が、発進クラッチの温度上昇開始時t4よりも遅く、t4〜t5間に発進クラッチが温度上昇しているにもかかわらず、電動オイルポンプから発進クラッチへオイルが供給されていないこととなる。
このオイル供給遅れにより発進クラッチが要求通りに冷却され得ず、焼損したり、その耐久性が低下するという虞があった。
なお電動オイルポンプに、容量の大きな大型ポンプを用いれば、上記のオイル供給遅れが或る程度は改善されるが、十分な問題解決に至らないし、コスト高やポンプ駆動損失が大きくなるという別の問題が発生する。
これに対し前記した本実施例のポンプ吐出流量によれば、アクセル踏み込みなどの発進操作に先立つブレーキペダル釈放などの発進意図を検出するとき(発進意図判定部50およびステップS12)、要求吐出流量Qreqをポンプ流量応答遅れ防止用のプリチャージ流量Qpriとなし、このプリチャージ流量が実現されるよう電動オイルポンプ2を回転速度tNo=Nop_2で駆動するため、
発進意図を示す操作に続く発進操作時に実際のポンプ吐出流量が、ポンプ流量応答遅れによる影響を受けることなく、確実に要求通りのものにされることとなってポンプ流量不足になることがない。
従って、電動オイルポンプ2からの吐出オイルポンプ量が、トランスミッション1内における発進クラッチの冷却を、発進操作時から遅滞なく十分に果たし得る量となり得て、この発進クラッチが焼損したり、その耐久性が低下するという問題を回避することができる。
図6,7につき詳述するに本実施例では、目標ポンプ回転速度tNopが実線で示すように、ブレーキペダルの釈放(ブレーキスイッチ信号SWb=OFF)による発進意図の発生瞬時t1にtNop=Nop_2により電動オイルポンプ2をプリチャージ制御する。
これによりポンプ吐出流量Qopは実線で示すごとく早期の瞬時t2より立ち上がると共に、速やかにプリチャージ流量Qpriとなって、当該十分な流量のオイルを発進クラッチへ供給することができる。
よって発進クラッチへのオイル供給開始時t2が、発進クラッチの温度上昇開始時t3よりも早く、発進クラッチの温度上昇開始時t3には既に所定量のオイルが発進クラッチに供給されていることとなり、発進クラッチを要求通りに冷却し得て、これが焼損したり、その耐久性が低下するのを防止することができる。
更に、電動オイルポンプ2の容量はそのままに上記の効果が奏し得られるため、容量の大きな大型ポンプを用いる必要がなく、大型ポンプを用いた場合におけるコスト高やポンプ駆動損失増の問題を生ずることもない。
本実施例においては更に、発進意図が発生する(図2,3のt1)までの待機中に電動オイルポンプ2をtNop=Nop_3(待機流量用目標ポンプ回転速度)で駆動し、ON状態にしておく(低負荷起動状態にしておく)ため、
発進意図発生瞬時(図2,3,6,7のt1)に電動オイルポンプ2がプリチャージ用目標ポンプ回転速度Nop_2となるまでの起動応答遅れを小さくすることができ、上記の効果を更に顕著なものにすることができる。
また本実施例では、図2,3におけるプリチャージ流量Qpri、その増大変化速度ΔQpri、プリチャージ流量保持時間Δt1,Δt2の全て、或いは任意のものをクラッチ入力トルクTcinの増大につれ大きくなるよう変化させることとしたため、
クラッチ入力トルクTcinが大きいほど発進クラッチの発熱量が多くなるのに良く符合して、クラッチ入力トルクTcinが如何なる大きさであるときも、発進クラッチへのオイル供給量を適切なものにし得て、クラッチ入力トルクTcinの大きさにかかわらず前記の効果を確実に達成することができる。
更に本実施例においては、図2,3におけるΔQreq(プリチャージ終了時におけるポンプ要求吐出流量Qreqのプリチャージ流量Qpriからの低下量)を、クラッチ入力トルクTcinが大きいほど小さく設定したため、
プリチャージ制御終了時に発進クラッチへ供給するオイル流量を発進クラッチの負荷に対応させることができ、電動オイルポンプ2の駆動負荷が必要以上に大きくなるのを防止して電力消費を抑制することができる。
<その他の実施例>
なお上記した実施例では、電動オイルポンプ2がトランスミッション1内の発進クラッチを冷却するためのものであることとして説明したが、電動オイルポンプ2は、トランスミッション1内の他のクラッチを冷却するためのものであってもよいし、トランスミッションに限らず、任意の対象物を冷却するためのものであってもよい。
また、吐出流量制御の対象である電動ポンプは、電動オイルポンプに限られず、オイル以外の液体を吐出するものであってもよい。
更に上記した実施例では、電動オイルポンプ2がトランスミッション1内の発進クラッチを冷却する専用ポンプであることとして説明したが、複数の対象物を潤滑したり、冷却する兼用のポンプである場合も、本発明の吐出流量制御装置は同様に適用可能であるのは言うまでもない。
1 トランスミッション
2 電動オイルポンプ(電動ポンプ)
10 オイルポンプ作動要否判定部
20 通常時目標ポンプ回転速度演算部
30 プリチャージ&発進用目標ポンプ回転速度演算部
40 待機流量用目標ポンプ回転速度演算部
50 発進意図判定部
60 プリチャージ&発進制御終了判定部
70 目標ポンプ回転速度選択部

Claims (4)

  1. 車両伝動系に用いる電動ポンプであって、回転速度制御により要求吐出流量を実現するようにした電動ポンプにおいて、
    前記車両伝動系の駆動を開始させようとする発進意図を示す操作に基づき発進意図を検出する発進意図検出手段と、
    該手段が発進意図を検出するとき、前記要求吐出流量をポンプ流量応答遅れ防止用のプリチャージ流量となすプリチャージ制御手段と
    を具備してなることを特徴とする電動ポンプの吐出流量制御装置。
  2. 請求項1に記載された、電動ポンプの吐出流量制御装置において、
    前記車両伝動系の停止中は前記要求吐出流量を0近辺の待機流量として前記電動ポンプを低負荷起動状態にしておく起動制御手段を設けたことを特徴とする電動ポンプの吐出流量制御装置。
  3. 前記電動ポンプの吐出液が前記車両伝動系におけるクラッチの冷却に用いられるものである、請求項1または2に記載された、電動ポンプの吐出流量制御装置において、
    前記プリチャージ制御手段は、前記プリチャージ流量、該プリチャージ流量に至る前記要求吐出流量の時間変化割合、および要求吐出流量をプリチャージ流量に保つ時間のうちの少なくとも1つを、前記クラッチへの入力トルクの増大につれて大きくするものであることを特徴とする電動ポンプの吐出流量制御装置。
  4. 請求項3に記載された、電動ポンプの吐出流量制御装置において、
    前記プリチャージ制御手段は、プリチャージ制御終了時に前記要求吐出流量をプリチャージ流量から低下復帰させる流量低下量を、前記クラッチへの入力トルクが大きいほど小さくするものであることを特徴とする電動ポンプの吐出流量制御装置。
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