JP2013133647A - 表面を印刷した畳 - Google Patents

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徳男 吉田
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Abstract

【課題】 ベースの上に表面層を設けた畳において、該表面層に剥れにくく安定した印刷模様、図形などを形成した畳の提供。
【解決手段】 表面層2は細い樹脂製のチューブ又は線材を編んだゴザで構成され、そして該表面層2の上にはプライマーLを塗布したプライマーL層4の上に印刷して印刷層5を形成している。
【選択図】 図2

Description

本発明は表面に模様などを印刷することで、カラフルな色彩、模様、図形などを施した畳に関するものである。
畳は日本独特の床材であり、和室には畳が敷かれている。従来の畳は一定長さのワラを束ねて長方形の版状態にすると共に、表面にはゴザを貼り合わせ、両側には布製の縁を縫い付けている。このようなワラを主原料として製作している畳は日本の風土に合っており、梅雨時で湿度の高い季節では室内の湿気を吸収し、夏期の乾燥時には水分を放出して部屋を涼しくする効果もある。
ところが、今日では原料となるワラが不足し、一方では畳職人も少なく、昔ながらの畳を製作することが困難になりつつある。すなわち、ワラは稲作の副産物として農家で産出されていたが、稲刈り作業が機械化された為に畳の原料となるような長いワラを残すことが出来ず、コンバインでモミを収穫すると同時にワラは短く砕かれて田に放置されてしまう。
一方、このようなワラを束ねて製作される従来の畳は非常に重たく、特に湿気を吸収した畳では一人で持ち運んで部屋に敷くことが出来ない。そこで、近年ではこのワラに代わってハッポー樹脂版が使用され、該ハッポー樹脂版を包み込んで畳を製作している場合も多い。
図3は従来の一般的な畳の外観を示し、図4は従来の畳の断面を示している。同図に示すように、ワラで構成しているベース(イ)と表面層(ロ)を有し、表面層(ロ)は本体となるベース(イ)の上に貼着されている。ベース(イ)は乾燥したワラを圧縮して縫付けて板状体を構成し、このベース(イ)の上にイ草の茎を乾燥して織ったゴザが使用される。そして、両側には縁布(ハ)、(ハ)が縫付けされている。
ところで、表面層(ロ)にはイ草が使用され、その為に畳が新しい時は該イ草の香りが部屋一面に漂い、和室の雰囲気を醸し出すことが出来る。しかし、時が経過すると表面層(ロ)は黄色く燻り、その為に表面層(ロ)の裏返しが行なわれる。光が当らない裏面は薄緑で綺麗なイ草の状態が保たれ、畳は新品のように蘇えることが出来る。
特開2009−299445号に係る「畳及び畳表への加工方法」は、凹凸のある畳表の表面形状を損なわずに、緻密で正確に写真画像等を形成すると共に、文字のはね等の筆跡の繊細な形状をも施し、また、表面を焦がしすぎることなく畳表の表面形状と感触を保持しながら、自然素材であるイ草の香りも損なわない畳である。そこで、レーザー光線の強さを6割に抑え、さらに光軸の速度を4割に抑えることで畳表の表面に文字や写真画像を緻密で繊細、正確に彫刻を施すことができると共に、彫り残された表面の炭化により、凹凸のある畳表の表面形状を損なうことなく、感触も保持することが出来る。
このように、畳表面に模様や文字などを形成することで、和室の床材として使用するというだけに止まらず、洋間などにも適合するように生活空間や使用目的に合わせた畳を構成することが出来る。しかし、畳表に模様や文字などを形成する為にレーザー光線を照射することは、畳表となる表面層(ロ)がキズ付き、該畳の寿命は短くなる。
特開2009−299445号に係る「畳及び畳表への加工方法」
このように、近年では表面に模様、図形、文字などを形成した畳が知られている。しかし、特開2009−299445号に係る畳のように、レーザー光線を照射することで、模様や図形などを形成する場合、上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、畳表面にキズを付けることなく、しかも形成した模様や図形が消えないようにした表面を印刷した畳を提供する。
本発明に係る畳は表面に図形、模様、又は文字、時にはこれらを組み合わせて表現した畳であり、その基本構造はベースと表面層で構成し、両側には縁を設けたもので、従来の畳と共通している。ここで、上記ベースはワラ層で構成する場合に限らず、ハッポースチロール板を用いたり、又はペーパーコアやハニカムコアをその一部に組み込むこともある。
そして、表面層は従来のイ草の茎を編んだゴザではなく、イ草の茎に代わって樹脂製の細いチューブや線材を用いて編み込んで構成したゴザが使用される。そして、この樹脂製ゴザから成る表面層に印刷を施して、図形、模様、又は文字が形成されることになるが、上記印刷に先立って表面層にはプライマー処理が行なわれる。すなわち、表面層にプライマーLを塗布し、このプライマーL層の上に印刷が行なわれる。ここで、印刷の形態は図形、模様、又は文字に限るものではなく、所定の色彩を表面層全面に印刷することもある。
本発明の畳はその表面に印刷を施したものであり、前記特開2009−299445号に係る畳のように、単に和室の床材として使われる場合に限らず、洋間の床材としての利用が可能であり、その用途は大きくなる。そして、イ草で構成される表面層は時の経過と共に変色して、薄緑が黄色に変化してしまうが、樹脂製ゴザから成る表面層にインクを印刷するならば、何時までも綺麗な畳面が維持される。
一方、本発明で印刷して形成した図形、模様などは、畳の表面層にプライマー処理を施し、このプライマーL層の上に印刷する為に、印刷によって形成される図形、模様などは安定し、剥離したり褪色することは殆どなく、何時までも当時の美しさが保たれる。
本発明に係る印刷畳を示す具体例。 印刷畳を構成する表面層の断面拡大図。 従来の一般的な畳を示す外観図。 従来の畳の断面図。
図1は本発明に係る畳を示す実施例であり、同図の1はベース、2は表面層、3は縁布をそれぞれ表している。上記ベース1は従来の畳と同じくワラを圧縮して縫付けたもので、このベース1の表面及び四方の側面を被覆するように表面層2が貼着されている。そして、縁布3,3は畳の両側面に上記表面層2を被覆するように縫付けられている。
ここで、本発明は上記表面層2に特徴を備えた畳であり、上記ベース1の構造、及び縁布3,3の有無、及び該縁布の材質は限定しないことにする。そこで、ベース1はワラを材質とすることなく、ハッポースチロール板を用いる場合もあり、又はペーパーコアやハニカムコアをハッポースチロール板と組み合わせて構成することも可能である。
ペーパーコアやハニカムコアは表面からの押圧力に対する圧縮強度は非常に高く、その為にハッポースチロール板と組み合わせてベース1を構成するならば、軽くて断熱性に優れた畳を製作することが出来る。しかし、湿気の吸収に関してはワラを材質とした昔からの畳は優れ、日本の風土に適していることは事実であるが、前記したように近年ではワラの入手が容易でない。
ところで、表面層2は樹脂製であり、すなわち昔からのイ草の茎に代わって細い樹脂チューブ又は樹脂線材が使用され、この樹脂チューブ又は樹脂線材を編んだゴザとして製作される。そして、表面層1の組織はイ草を用いた昔の畳表を同じにしている。本発明の畳に使用する表面層2はその表面に図形、模様、文字など、又はこれらを組み合わせて形成するものであるが、表面層2に印刷したインクが安定するようにプライマー処理が行なわれ、表面にはプライマーL層が形成される。
そして、プライマーL層の表面に所定の図形、模様等の印刷が行なわれる。プライマーLはスプレーで吹付けることが出来、又は刷毛で表面層2の上に塗布することも出来る。この際、スプレー又は刷毛で塗布されたプライマーLがムラにならないように均等に処理が施される。その後、塗布されたプライマーLは1〜10分程度自然乾燥するが、熱風を与えることでより短時間で乾燥させることも可能である。
乾燥したプライマーL層の上には印刷が施される。ここで、上記印刷に使用されるインクの種類は限定しないが、例えば5600シリーズOPSインクが適している。そして、表面層2を構成する樹脂材としてはポリプロピレン系の材質が好ましい。図2は表面層2の上に塗布したプライマーL層4、及び該プライマーL層4の上に形成される印刷層5の断面拡大図を示している。
ところで、プライマーLを塗布した後で印刷し、印刷後10分程で乾燥する。また、印刷方法は色々あり、具体的な手段は限定しないが、UVインクジェット印刷を行うことが出来、印刷の柄、納期、コストなどにおいて優れた畳を提供することが出来る。そして、プライマーLを施すことで、プライマーL層の上に行なわれる印刷面は安定し、印刷層が剥れるといった問題は殆ど発生しない。
1 ベース
2 表面層
3 縁布
4 プライマーL層
5 印刷層

Claims (3)

  1. ベースの上に表面層を設けた畳において、上記表面層は樹脂製の細いチューブ又は線材を編んだゴザで構成され、そして該表面層の上にはプライマーLを塗布したプライマーL層の上に印刷して印刷層を形成したことを特徴とする表面を印刷した畳。
  2. 上記表面層にはポリプロピレン系の材質を使用した請求項1記載の表面を印刷した畳。
  3. 上記印刷インクとして5600シリーズOPSインクを使用した請求項1、又は請求項2記載の表面を印刷した畳。
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