JP2013133142A - 詰め替え用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】被詰め替え容器の注入部材と注出部材を連結する際に注出部材に力を加えやすく、注出部材の封止片を注入部材によって容易に押し開くことができ、また使用する樹脂量が少なく、低コストで環境負荷も低減できる詰め替え用容器を提供する。
【解決手段】可とう性フィルムからなり、内部が内容物を収容する収容室12とされた容器本体10と、容器本体10に設けられた注出部材20とを有し、注出部材20は、内部が流路22とされた注出筒部24と、注出筒部24内に、流路22を封止しつつ、注出筒部24内に挿入された被詰め替え容器の注入部材によって押し開かれるように設けられた封止片26と、注出筒部24の周壁24aから外側に突出するように設けられた指掛部28とを有し、指掛部28が収容室12内に位置する詰め替え用容器1。
【選択図】図2

Description

本発明は、詰め替え用容器に関する。
液体洗剤等の容器としては、例えば、内容物を収容する容器本体と、該容器本体の上部に取り付けられ、周方向の一部が切り欠かれて突端が傾斜したノズルを有するノズル付きキャップと、該ノズル付きキャップに開閉自在に取り付けられる計量キャップと、を有する容器が広く使用されている。また、多くの場合、このような容器は、詰め替え用の内容物が収容された詰め替え用容器と組み合わせて使用される。具体的には、容器本体の内容物を使い切った容器(以下、「被詰め替え容器」という。)に、詰め替え用容器から内容物を移し替えることで、被詰め替え容器を継続して使用できるようになっている。
従来、詰め替え用容器としては、軽量であることから、上部に突出して形成された注出部を有するスタンディングパウチが用いられていた。しかし、注出部の先端部を切り取ることで形成した注出口から被詰め替え容器のノズル(注入部材)を通じて内容物を移す際に、内容物がこぼれたり、移し替えに時間がかかったりする問題がある。
そこで、内容物をこぼさずに速やかに移し替えるために、例えば、以下に示すような注出部材を有する詰め替え用容器が提案されている。
内部が流路とされた注出筒部と、前記注出筒部内に被詰め替え容器の注入部材が挿入された際に該注入部材によって押し開かれる封止片と、前記注出筒部の周壁から外側に突出した熱溶着部とを有する注出部材が、可とう性フィルムからなる容器本体に前記熱溶着部が溶着されて取り付けられた詰め替え用容器(例えば、特許文献1)。
また、内部が流路とされた注出筒部と、前記注出筒部内に被詰め替え容器の注入部材が挿入された際に該注入部材によって押し開かれる封止片とを有する注出部材が、容器本体の開口部に螺合によって取り付けられた詰め替え用容器(例えば、特許文献2〜4)。
これらの詰め替え用容器を使用する際は、被詰め替え容器の注入部材の上方から、注出筒部内に注入部材が挿入されるように注出部材を押し込み、それら注入部材と注出部材を連結させる。このとき、注出部材の封止片が注入部材によって押し開かれて流路が開通し、詰め替え用容器内の内容物が被詰め替え容器に注ぎ込まれる。
特開2010−215282号公報 特開2010−235152号公報 特開2010−247898号公報 特開2010−260553号公報
しかし、特許文献1の詰め替え用容器は、被詰め替え容器の注入部材と注出部材を連結させる際に注出部材に力を加え難く、注出筒部内の封止片を注入部材によって押し開くことが困難である。溶着部を押すことによって注出部材を押し込むことも考えられるが、溶着部は容器本体に溶着する必要があるために形状に制約があり、注出部材を押し込みやすくする効果は限定的である。
また、特許文献2〜4の詰め替え用容器は、容器本体に使用される樹脂量が多いため、コストが高騰し、環境負荷も高くなる。また、特許文献2〜4に記載された注出部材は、そのままでは可とう性フィルムからなる容器本体には適用できない。そのため、該注出部材を取り付けるための部材が別途必要となるので、結果として部材点数が増え、使用する樹脂量が多くなる。
本発明は、被詰め替え容器の注入部材と注出部材を連結する際に注出部材に力を加えやすく、注出部材の封止片を注入部材によって容易に押し開くことができ、また使用する樹脂量が少なく、低コストで環境負荷も低減できる詰め替え用容器の提供を目的とする。
本発明の詰め替え用容器は、可とう性フィルムからなり、内部が内容物を収容する収容室とされた容器本体と、前記容器本体に設けられた注出部材とを有し、被詰め替え容器に設けられた注入部材と前記注出部材を連結した状態で前記被詰め替え容器に内容物を移し替えるための詰め替え用容器において、
前記注出部材は、内部が流路とされた注出筒部と、前記注出筒部内に、前記流路を封止しつつ、前記注出筒部内に挿入された前記注入部材によって押し開かれるように設けられた封止片と、前記注出筒部の周壁から外側に突出するように設けられた指掛部とを有し、前記指掛部が前記収容室内に位置することを特徴とする。
前記指掛部は、前記注出筒部の後端に設けられていることが好ましい。
また、前記注出筒部の前記指掛部よりも先端側の周壁には、前記収容室内と前記流路とを連通させる開口部が形成されていることが好ましい。
本発明の詰め替え用容器は、被詰め替え容器の注入部材と注出部材を連結する際に注出部材に力を加えやすく、注出部材の封止片を注入部材によって容易に押し開くことができ、また使用する樹脂量が少なく、低コストで環境負荷も低減できる。
本発明の詰め替え用容器を示した正面図である。 図1の詰め替え用容器における注出部材が取り付けられた部分を拡大した断面図である。 本発明の詰め替え用容器の注出部材を示した斜視図である。 被詰め替え容器の一例を示した斜視図である。 図1の詰め替え用容器の注出部材と図4の被詰め替え容器の注入部材を連結する様子を示した斜視図である。 図1の詰め替え用容器の注出部材と図4の被詰め替え容器の注入部材を連結する様子を示した断面図である。 本発明の詰め替え用容器の注出部材の他の例を示した斜視図である。 本発明の詰め替え用容器の他の例の注出部材が取り付けられた部分を拡大した断面図である。 本発明の詰め替え用容器の注出部材の他の例を示した斜視図である。 本発明の詰め替え用容器の注出部材の他の例を示した斜視図である。 本発明の詰め替え用容器の注出部材の他の例を示した斜視図である。
以下、本発明の詰め替え用容器の一例を図1〜3に基づいて詳細に説明する。
本実施形態の詰め替え用容器1は、図1に示すように、可とう性フィルムからなる容器本体10と、容器本体10に設けられた注出部材20とを有している。
詰め替え用容器1は、注入部材が突設された被詰め替え容器に内容物を移し替えるための容器である。具体的には、詰め替え用容器1の注出部材20内に被詰め替え容器の注入部材が挿入されて連結した状態で、注出部材20を通じて容器本体10内の内容物を前記被詰め替え容器に注ぎ込むものである。
容器本体10は、図1に示すように、側壁を構成する2枚の側壁用可とう性フィルム1a,1bと、底壁を構成する1枚の底壁用可とう性フィルム1cとが重ねられ、四方の周縁が剥離不能にヒートシールされた自立可能なスタンディングパウチである。なお、底壁用可とう性フィルム1cは2つ折りに折り返されており、折り返し部1dが容器本体10の上側に向くように配置され、内容物の重さによって押し広げられるようになっている。これにより、容器本体10の下端部が広がって自立するようになっている。
また、容器本体10は、図1及び図2に示すように、内部が内容物を収容する略矩形状の収容室12とされており、収容室12の上部に突出した注出部14が形成されている。注出部14は、内容物を収容室12から注ぎ出しやすいように、収容室12の上部の隅部に、収容室12から斜め上方に向けて突出するように形成されている。
本実施形態では、後述する注出部材20の注出筒部24が注出部14内に挿入されるようにして、容器本体10内に注出部材20が封入されている。
収容室12の大きさは、適宜選定すればよく、特に限定されない。
注出部14の長さL及び幅W(図2)は、注出部材20の注出筒部24の長さ等に応じて適宜調節すればよい。
被詰め替え容器の注入部材と詰め替え用容器1の注出部材20とを連結させる作業が容易になることから、注出部14の長さLは10mm以上が好ましい。また、運搬時や販売時等における詰め替え用容器1の取り扱い性が向上することから、注出部14の長さLは30mm以下が好ましい。
また、注出部14の幅Wは、10〜20mmが好ましい。注出部14の幅Wが下限値以上であれば、注出部材20の注出筒部24の内径を広くでき、内容物を流出させやすくなる。注出部14の幅Wが上限値を超えると、幅広すぎて注出部14として適さない。
また、注出部14には、開封性の向上及び開封方向の規制を目的として、内容物の流出方向に対して垂直方向にハーフカット線16が形成されており、ハーフカット線16に沿って注出部14の先端部分を切除して注出口を形成できるようになっている。また、前記注出口を形成した際に、その注出口から注出部材20の先端20aが現れるようになっている。
ハーフカット線16としては、例えば、レーザー光照射によって可とう性フィルムの表面を部分的に除去する方法等によって形成されたものが挙げられる。
ハーフカット線16は1本であってもよいし、複数本であってもよい。また、ハーフカット線16は、連続的な線であってもよいし、断続的な線であってもよい。また、一方の側壁用可とう性フィルム1aに形成されたハーフカット線16と、他方の側壁用可とう性フィルム1bに形成されたハーフカット線16とが重ならないようにしてもよい。
また、開封作業が容易になることから、ハーフカット線16の端部にはノッチが形成されていることが好ましい。ノッチの形状としては、半円形状、I字形状、V字形状等、いずれの形状であっても構わない。
容器本体10を構成する側壁用可とう性フィルム1a,1b及び底壁用可とう性フィルム1cの材質としては、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、エチレン−酢酸ビニル共重合体又はその鹸化物等が挙げられる。
側壁用可とう性フィルム1a,1b及び底壁用可とう性フィルム1cは、無延伸のフィルムであってもよく、一軸延伸したフィルムであってもよく、二軸延伸したフィルムであってもよい。材質がナイロン、ポリエチレンテレフタレートの場合には、機械的強度が向上することから、二軸延伸したフィルムが好ましい。
また、側壁用可とう性フィルム1a,1b及び底壁用可とう性フィルム1cは積層体であってもよい。前記積層体の場合、ヒートシールしやすいことから、最も内側の層(最内層)がポリエチレン(低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン)であることが好ましい。
また、側壁用可とう性フィルム1a,1b及び底壁用可とう性フィルム1cには、ガスバリア性向上のために、金属箔が積層されていてもよい。
注出部材20は、図1〜3に示すように、内部が流路22とされた円筒状の注出筒部24と、注出筒部24内に、流路22を封止しつつ、注出筒部24内に挿入された注入部材によって押し開かれるように設けられた封止片26と、注出筒部24の周壁24aの後端20bから外側に突出するように設けられた円環板状の指掛部28と、を有している。
注出部材20は、注出筒部24が注出部14内に挿入され、指掛部28が収容室12内に位置するようにして、注出筒部24の外面が注出部14の可とう性フィルム1a,1bと溶着されることで容器本体10内に封入されている。注出部材20の先端20aは可とう性フィルム1a,1bとは溶着されておらず、注出部14における注出部材20の先端20a側にはわずかに空間が設けてある。そして、ハーフカット線16を利用して注出部14の先端部分を切除することで、注出部14に形成された注出口から注出部材20の先端20aが現れるようになっている。また、注出部材20の指掛部28は、容器本体10とは溶着されていない。
詰め替え用容器1は、未使用時には注出部材20が容器本体10内に封入された状態であるので、注出部材20にキャップ等を設けなくても、流通運送時や店頭陳列時等の使用時以外の時に注出筒部24内の封止片26が不必要に開くことが抑制される。そのため、注出部材20の製造に使用する樹脂量を抑え、コスト及び環境負荷を低減しつつ、良好な取り扱い性が得られる。
注出筒部24は、円筒状の周壁24aを有しており、その内形は、注出筒部24の軸方向に垂直な断面が円形となっている。
封止片26は、注出筒部24内に設けられる流路22を塞ぐ薄板状の部材である。封止片26の周縁26aは、全周にわたって注出筒部24の内面に接続されている。つまり、注出筒部24内の流路22は、被詰め替え容器の注入部材によって封止片26が押し開かれる前は封止片26によって封止されており、内容物が排出されないようになっている。
また、封止片26は、図2に示すように、周縁26aに沿って薄肉部26bが形成されることで、注出筒部24の内面と剥離可能になっている。すなわち、注出筒部24内に被詰め替え容器の注入部材が挿入され、該注入部材によって封止片26が押圧された際に、薄肉部26bが破断して開くようになっている。
封止片26の平面形状は、注出筒部24の内形と同じ円形状である。
指掛部28は、注出筒部24の後端20bから外側に突出するように形成されている。注出部材20は、注出部材20を注入部材に向かって先端20a側に押す際に指掛部28に指を掛けることができるため、注出部材20に力を加えやすい。これにより、注出部材20をより強い力で先端20a側に容易に押し込むことができるので、注出筒部24内の封止片26を被詰め替え容器の注入部材によって容易に押し開くことができる。
指掛部28の周辺の直径は、10〜30mmが好ましく、15〜20mmがより好ましい。指掛部28の周辺の直径が下限値以上であれば、注出部材20を先端20a側に押す際に力を加えることが容易になる。指掛部28の周辺の直径が上限値以下であれば、注出部材20の製造に使用する樹脂量をより少なくすることができる。
注出筒部24、封止片26及び指掛部28の材質としては、詰め替え用容器の注出部材に通常使用されるものが使用でき、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。
注出部材20は、例えば、射出成型によって注出筒部24、封止片26及び指掛部28を一体的に成型することで製造できる。
本実施形態の詰め替え用容器1は、例えば、以下に示す方法で製造できる。
まず矩形状の底壁用可とう性フィルム1cを2つ折りにし、その状態のまま底壁用可とう性フィルム1cを、2枚の矩形状の側壁用可とう性フィルム1a,1bで挟む。その際、底壁用可とう性フィルム1cを、底壁を形成するように2枚の側壁用可とう性フィルム1a,1bの下端部で挟持すると共に、折り返し部1dが上側を向くように配置する。
次いで、側壁用可とう性フィルム1aの下端部と底壁用可とう性フィルム1cの側壁用可とう性フィルム1a側の下端部を剥離不能にヒートシールし、側壁用可とう性フィルム1bの下端部と底壁用可とう性フィルム1cの側壁用可とう性フィルム1b側の下端部を剥離不能にヒートシールする。
次いで、2枚の側壁用可とう性フィルム1a,1bにおける注出部14になる部分同士の間に注出筒部24、収容室12となる部分同士の間に指掛部28が位置するように注出部材20を配置する。
次いで、側壁用可とう性フィルム1a,1bの側端部同士、側壁用可とう性フィルム1aと底壁用可とう性フィルム1cの側端部同士、及び側壁用可とう性フィルム1bと底壁用可とう性フィルム1cの側端部同士を、それぞれ剥離不能にヒートシールする。
次いで、注出部14となる部分において、側壁用可とう性フィルム1a,1b同士、側壁用可とう性フィルム1aと注出筒部24、及び側壁用可とう性フィルム1bと注出筒部24を、注出部材20の先端20a側にわずかに空間が形成されるようにヒートシールする。
次いで、側壁用可とう性フィルム1a,1bを収容室12及び注出部14が形成される形状に裁断する。裁断方法としては、打ち抜き刃を用いて打ち抜く方法が適用される。
次いで、ヒートシールされていない側壁用可とう性フィルム1a,1bの上端部側から収容室12内に内容物を充填し、底壁用可とう性フィルム1cを押し広げて自立可能にした後、上端部を剥離不能にヒートシールすることで詰め替え用容器1を得る。
以下、詰め替え用容器1を用いて被詰め替え容器に内容物を移し替える様子について、図4に例示した被詰め替え容器2を使用する場合を例にして説明する。
被詰め替え容器2は、図4〜6に示すように、容器本体30と、容器本体30の上部に取り付けられ、注入部材32を備える注出キャップ34とを有する。注入部材32は、注入口32bを囲い、かつ突端が傾斜するように立設されており、さらに高さが低くなっている側が切り欠かれた形状になっている。
この場合、図5に示すように、まず指掛部28の位置で容器本体10を折り返して、注入部材32の先端32aが注出筒部24の流路22に挿し込まれた状態にする。そして、この状態で、指掛部28に指を掛けて注出部材20を注入部材32に向けて押し込む。これにより、図6に示すように、注入部材32によって封止片26が押し開かれ、注出筒部24内の流路22が開通する。その後、容器本体10を持ち上げることで、収容室12内の内容物が注出部材20を通じて被詰め替え容器2内に注ぎ込まれる。
以上説明した詰め替え用容器1は、注出部材20の注出筒部24に指掛部28が形成されているため、容器本体が可とう性フィルムからなっていても、注出部材20を先端20a側に向かって押す際に指掛部28を利用して力を加えやすい。そのため、被詰め替え容器の注入部材によって注出部材20の封止片26を容易に押し開いて連結し、内容物を移し替えることができる。
また、詰め替え用容器1は、注出部材に容器本体の外部に露出する部分を設け、その部分に指掛部を設ける場合に比べて、注出部材を全体としてより短くすることができる。また、注出部材の形状も特に複雑化しないので、注出部材の製造に使用する樹脂量を抑えることができ、コスト及び環境負荷を低減できる。
なお、本発明の詰め替え用容器は、前記した詰め替え用容器1には限定されない。
例えば、図7に例示した注出部材20Aを有する詰め替え用容器であってもよい。なお、図7における図3と同じ部分は同符号を付して説明を省略する。
注出部材20Aは、注出筒部24における指掛部28の先端20a側に、流路22と外部とを連通させる開口部29,29が形成されている以外は、注出部材20と同じである。注出部材20Aは、図8に示すように、開口部29,29と指掛部28が収容室12内に位置するように容器本体10に取り付けられる。注出筒部24に開口部29,29が形成されていることで、注出部材20Aの指掛部28と容器本体10の注出部14との間に流れ込んだ内容物が、開口部29,29を通じて流路22内に流れ込むので、内容物が収容室12内に残留し難くなり、内容物の移し替えがより効率良く行える。
また、本発明の詰め替え用容器における注出部材は、必ずしも全体が容器本体内に封入されていなくてもよい。例えば、注出部材における注出筒部の先端側の一部が容器本体から露出していてもよい。
また、指掛部が設けられる位置は、注出筒部の後端でなくてもよい。例えば、図9に示すように、注出筒部24の後端20bよりも先端20a側において、外側に突出するように指掛部28が設けられた注出部材20Bを有する詰め替え用容器であってもよい。
また、注出部材に設ける指掛部の形状も円環板状には限定されない。例えば、図10に示すように、注出筒部24の周壁24aにおける内容物側の後端20bから、外側に突出するように複数の指掛部28Aが設けられた注出部材20Cを有する詰め替え用容器であってもよい。また、図11に示すように、注出筒部24の後端20b側に、後端20b側にいくにつれて徐々に拡径するように外側に突出した指掛部28Bが設けられた注出部材20Dを有する詰め替え用容器であってもよい。
なお、図9〜11において図3と同じ部分は同符号を付して説明を省略する。
また、容器本体の収容室の形状は、略矩形状には限定されず、適宜選択できる。
また、注出部材に設ける封止片は、注出筒部内に挿入された被詰め替え容器の注入部材によって押し破られるフィルム材からなる封止片であってもよい。
また、本発明の詰め替え用容器における容器本体は、スタンディングパウチには限定されず、例えば、平袋であってもよい。
1・・・詰め替え用容器、1a,1b・・・側壁用可とう性フィルム、1c・・・底壁用可とう性フィルム、2・・・被詰め替え容器、10・・・容器本体、12・・・収容室、14・・・注出部、16・・・ハーフカット線、20,20A〜20D・・・注出部材、20a・・・先端、20b・・・後端、22・・・流路、24・・・注出筒部、26・・・封止片、28,28A,28B・・・指掛部、29・・・開口部、32・・・注入部材。

Claims (3)

  1. 可とう性フィルムからなり、内部が内容物を収容する収容室とされた容器本体と、前記容器本体に設けられた注出部材とを有し、被詰め替え容器に設けられた注入部材と前記注出部材を連結した状態で前記被詰め替え容器に内容物を移し替えるための詰め替え用容器において、
    前記注出部材は、内部が流路とされた注出筒部と、前記注出筒部内に、前記流路を封止しつつ、前記注出筒部内に挿入された前記注入部材によって押し開かれるように設けられた封止片と、前記注出筒部の周壁から外側に突出するように設けられた指掛部とを有し、前記指掛部が前記収容室内に位置することを特徴とする詰め替え用容器。
  2. 前記指掛部が前記注出筒部の後端に設けられている、請求項1に記載の詰め替え用容器。
  3. 前記注出筒部の前記指掛部よりも先端側の周壁に、前記収容室内と前記流路とを連通させる開口部が形成されている、請求項1又は2に記載の詰め替え用容器。
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