JP2013131558A5 - - Google Patents

Description

上記課題を解決するため、請求項１に記載の発明は、車両用灯具に用いられる発光装置において、励起光を発生する励起光源と、励起光を吸収し、波長変換して所定の波長域の光を放出する波長変換部材と、前記励起光源からの励起光の進行方向を変化させて前記波長変換部材を照射する光偏向手段と、を含む発光部と、前記励起光源からの励起光を前記光偏向手段へ照射する第１光学系と、を備え、前記波長変換部材は、リング型の波長変換部材であり、前記光偏向手段は、前記リング型の波長変換部材のリング内側に配置され、前記励起光源からの励起光の進行方向を変化させて前記波長変換部材の内側リング面を照射する光偏向手段であることを特徴とする。

請求項１に記載の発明によれば、光偏向手段の作用により、励起光源からの励起光の進行方向を変化させた上で波長変換部材を照射する構成であり、波長変換部材が励起光源による熱、高強度の光等に直接さらされることがないため、励起光源からの励起光の進行方向を変化させることなく波長変換部材を照射する場合と比べ、波長変換部材が高温となるのを抑えることが可能となる。従って、励起光源を高出力化しても波長変換部材が劣化し、効率が低下するのを抑えることが可能となる。
また、請求項１に記載の発明によれば、光偏向手段の作用により、光密度が小さくなりかつ進行方向が変化させられた励起光源からの励起光で波長変換部材を照射する構成であるため、励起光源からの励起光の進行方向を変化させることなく波長変換部材を照射する場合と比べ、波長変換部材が高温となるのを抑えることが可能となる。従って、励起光源を高出力化しても波長変換部材が劣化し、効率が低下するのを抑えることが可能となる。

請求項５に記載の発明は、請求項１から４のいずれかに記載の発明において、前記発光部の下面の少なくとも一部は、第２反射手段で覆われていることを特徴とする。

請求項５に記載の発明によれば、第２反射手段の作用により、光の取り出し効率を高めることが可能となる。

請求項６に記載の発明は、請求項１から５のいずれかに記載の発明において、前記発光部の下面の周囲には、前記発光部から放出される光を反射する第３反射手段が配置されていることを特徴とする。

請求項６に記載の発明によれば、第３反射手段の作用により、波長変換部材の周端面から放出される双指向性の分布を持つ光が反射されるため、双指向性を半分にした半双指向性の分布を持つ光を放出する、車両用灯具の鉛直方向の薄型化に適した光源装置を構成することが可能となる。

請求項１から６のいずれかに記載の発光装置と、
前記発光装置の前記発光部から放出される光を車両前方に照射するように構成された第２光学系と、を備えることを特徴とする車両用灯具。

請求項７に記載の車両用灯具が搭載された車両。

Claims (8)

1. 車両用灯具に用いられる発光装置において、
   励起光を発生する励起光源と、
   励起光を吸収し、波長変換して所定の波長域の光を放出する波長変換部材と、前記励起光源からの励起光の進行方向を変化させて前記波長変換部材を照射する光偏向手段と、を含む発光部と、
   前記励起光源からの励起光を前記光偏向手段へ照射する第１光学系と、
   を備え、
   前記波長変換部材は、リング型の波長変換部材であり、
   前記光偏向手段は、前記リング型の波長変換部材のリング内側に配置され、前記励起光源からの励起光の進行方向を変化させて前記波長変換部材の内側リング面を照射する光偏向手段であることを特徴とする発光装置。
2. 前記光偏向手段は、前記励起光源からの励起光の光密度を小さくしかつ進行方向を変化させて前記波長変換部材を照射する手段であることを特徴とする請求項１に記載の発光装置。
3. 前記発光部の上面の少なくとも一部は、遮光手段で覆われていることを特徴とする請求項１又は２に記載の発光装置。
4. 前記遮光手段は、第１反射手段であることを特徴とする請求項３に記載の発光装置。
5. 前記発光部の下面の少なくとも一部は、第２反射手段で覆われていることを特徴とする請求項１から４のいずれかに記載の発光装置。
6. 前記発光部の下面の周囲には、前記発光部から放出される光を反射する第３反射手段が配置されていることを特徴とする請求項１から５のいずれかに記載の発光装置。
7. 請求項１から６のいずれかに記載の発光装置と、
   前記発光装置の前記発光部から放出される光を車両前方に照射するように構成された第２光学系と、
   を備えることを特徴とする車両用灯具。
8. 請求項７に記載の車両用灯具が搭載された車両。