JP2013130742A - 携帯端末装置の蓋構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】コネクタカバーが携帯端末装置本体に装着された後に使用者が意図しない外力がどの方向から加わっても簡単に抜脱されることを防止出来る蓋構造を提供する。
【解決手段】バッテリーを収納するバッテリー室と、バッテリー室と直交する2面の角部に外部機器接続用のコネクタが配された凹部と、凹部を開閉自在に覆う弾性部材で形成された蓋体と携帯端末装置本体とを保持する複数の保持手段と、蓋体と携帯端末装置本体とを連結する連結手段を有し、かつ連結部を挿入する開口部を携帯端末装置本体に有し、連結部を前記バッテリーの挿入方向側に配し、蓋体の連結部に対向する携帯端末装置本体の位置に蓋操作部を配し、複数の保持手段の内の一つはバッテリーの挿入方向側に配し、複数の保持手段の内の一つは蓋操作部の近傍に配し、蓋体のバッテリー室に対向する側に携帯端末装置本体の一部で形成される壁を設ける。
【選択図】図3
【解決手段】バッテリーを収納するバッテリー室と、バッテリー室と直交する2面の角部に外部機器接続用のコネクタが配された凹部と、凹部を開閉自在に覆う弾性部材で形成された蓋体と携帯端末装置本体とを保持する複数の保持手段と、蓋体と携帯端末装置本体とを連結する連結手段を有し、かつ連結部を挿入する開口部を携帯端末装置本体に有し、連結部を前記バッテリーの挿入方向側に配し、蓋体の連結部に対向する携帯端末装置本体の位置に蓋操作部を配し、複数の保持手段の内の一つはバッテリーの挿入方向側に配し、複数の保持手段の内の一つは蓋操作部の近傍に配し、蓋体のバッテリー室に対向する側に携帯端末装置本体の一部で形成される壁を設ける。
【選択図】図3
Description
本発明は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラなどの携帯端末装置に設けられた端子を開閉自在に覆う蓋構造に関するものである。
ビデオカメラやデジタルスチルカメラなどの携帯端末装置は、さまざまな外部機器と接続し、電子機器の活用範囲を広げるため、多くの信号入出力コネクタ類が装備されており、それらの信号入出力コネクタ類をほこりや水分から保護する為、開放自在に覆うコネクタカバーが取り付けられている。
また一般的に、コネクタカバーはエラストマー等の弾性部材で形成され、携帯端末装置本体との圧入係止のための圧入ボスまたは爪部が設けられている。該圧入ボスまたは爪部と、携帯端末装置本体側の対応する位置に設けられた形状との間の摩擦力によってコネクタカバーが閉状態に保持される。
このような蓋構造において、特許文献1に示す技術が開示されている。
特許文献1によって示された従来技術は、蓋部とフック部と連結部からなる蓋で、フック部に挿入する方向に球形状で反対側が起立した面を持つ凸を設け、蓋のヒンジの反対側に係り止め部を設ける。これにより、挿入しやすくするとともに、挿入後に使用者が意図しない外力によって簡単に抜脱されることを防止するものである。
しかし、特許文献1によって示された従来の技術では、ヒンジに対して横方向からの外力に対して抵抗する手段を持っておらず、この方向から力を受けた場合には、コネクタカバーが簡単に抜脱されてしまうという問題がある。
そこで、本発明では、携帯端末装置において、コネクタカバーが携帯端末装置本体に装着された後に使用者が意図しない外力がどの方向から加わっても簡単に抜脱されることを防止出来る蓋構造を提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本出願に係る第1の発明は、バッテリーを収納するバッテリー室と、前記バッテリー室と、前記バッテリー室と直交する2面の角部に外部機器接続用のコネクタが配された凹部と、前記凹部を開閉自在に覆う弾性部材で形成された蓋体を有する携帯端末装置本体において、前記蓋体と前記携帯端末装置本体とを保持する複数の保持手段と、前記蓋体と前記携帯端末装置本体とを連結する連結手段を前記蓋体(に有し、かつ前記連結部を挿入する開口部を前記携帯端末装置本体に有し、前記連結部を前記バッテリーの挿入方向側に配し、前記蓋体の前記連結部に対向する前記携帯端末装置本体の位置に蓋操作部を配し、前記複数の保持手段の内の一つは前記バッテリーの挿入方向側に配し、前記複数の保持手段の内の一つは前記蓋操作部の近傍に配し、前記蓋体の前記バッテリー室に対向する側に携帯端末装置本体の一部で形成される壁を設けることを特徴としている。
また、本発明の他の特徴とするところは、前記バッテリー室側に、前記複数の保持手段の内の一つを配することを特徴としている。
また本発明の他の特徴とするところは、前記蓋操作部の近傍に配した前記複数の保持手段の内の一つは、前記壁側に配することを特徴としている。
また本発明の他の特徴とするところは、前記バッテリーの挿入方向側に配した前記複数の保持手段の内の一つは、前記連結部の一部と前記開口部を使用することを特徴としている。
また本発明の他の特徴とするところは、前記バッテリーの挿入方向側に配した前記複数の保持手段の内の一つは、前記蓋操作部の近傍に配した前記複数の保持手段の内の一つよりも強い保持力を有することを特徴としている。
また、本発明の他の特徴とするところは、前記バッテリー室側に、前記複数の保持手段の内の一つを配することを特徴としている。
また本発明の他の特徴とするところは、前記蓋操作部の近傍に配した前記複数の保持手段の内の一つは、前記壁側に配することを特徴としている。
また本発明の他の特徴とするところは、前記バッテリーの挿入方向側に配した前記複数の保持手段の内の一つは、前記連結部の一部と前記開口部を使用することを特徴としている。
また本発明の他の特徴とするところは、前記バッテリーの挿入方向側に配した前記複数の保持手段の内の一つは、前記蓋操作部の近傍に配した前記複数の保持手段の内の一つよりも強い保持力を有することを特徴としている。
以上説明したように、本発明によれば、携帯端末装置において、コネクタカバーが携帯端末装置本体に装着された後に使用者が意図しない外力がどの方向から加わっても簡単に抜脱されることを防止出来る蓋構造を提供することが可能となる。
以下に本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
[実施の形態]
本発明の実施形態においては、携帯端末装置の一例としてビデオカメラを用いて説明する。
本発明の実施形態においては、携帯端末装置の一例としてビデオカメラを用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るビデオカメラの斜視図である。
この時、図1(a)はコネクタカバーの閉状態を示し、図1(b)はコネクタカバーの開状態を示している。
まず最初に、図1を用いて、ビデオカメラ100の構成を説明する。
本発明の実施形態におけるビデオカメラには、図1に示すようにビデオカメラ100には、コネクタ室101、コネクタカバー102、蓋操作部103、バッテリー収納部104、表示部105、表示部収納面106、操作部107、ロック解除ノブ108が存在する。
次に、ビデオカメラ100の各構成要素について説明を行う。
コネクタ室101は、ビデオカメラ100の外部に向けて開口されており、ビデオカメラ100の外装面に対して凹形状となっている。そして、バッテリー収納面104と表示部収納面106との2面で構成される角部に設けられている。また、コネクタ室101のバッテリー収納部104側の面は解放されている。
コネクタカバー102は、屈曲変位可能な加撓性を有する適宜の弾性部材で形成されており、コネクタ109を埃や水滴から保護するため、コネクタ室101を開閉自在に設けられている。
また、コネクタカバー102は閉状態では図1(a)に示すように、コネクタ室101に収納され、ビデオカメラ100の外装の一部を形成する。
蓋操作部103は、コネクタカバー102を開く際に指を掛け操作する部位であり、コネクタカバー102の上側に設けられている。また、ビデオカメラ100の外装面に対して凹形状となっており、指をかけてコネクタカバー102を開操作するために適した形状となっている。
バッテリー収納部104は、ビデオカメラ100に電源を供給するバッテリー120を取り付ける部位であり、製品最背面部に設けられている。
表示部105は撮像した画像や撮影中の画像を表示するためのものであり、表示部105は、ビデオカメラ100にひんじ(123)によって連結されている。そして、ビデオカメラ100に対して閉じた状態、開いた状態と開閉操作することができ、開いた状態となった場合に使用者は画面105aを見ることが可能となる。また、閉じた状態では、表示部105は画面105aが表示部収納面106と対向する位置となり、画面105aは消灯する。
表示部収納面106は、ビデオカメラ100の外観を形成する面であり、表示部105の収納状態で画面105aと対向する位置にあり、操作ボタン107及びロック解除ノブ108が設けられている。
操作ボタン107は使用者からの入力を受け付けるためのボタンである。
ロック解除ノブ108はバッテリー120をビデオカメラ100から取り外す際に、使用者が操作する部位である。
次に、バッテリー室101の詳細及びバッテリー120の取り付け方を図2を用いて説明する。
図2はバッテリー室104へのバッテリー120の取り外し及び取り付けを示す図である。
この時、図2(a)はバッテリー120の取り付け前の状態を示し、図2(b)はバッテリー120の取り付け後の状態を示す図である。
まず最初に、バッテリー室104の詳細を説明する。
バッテリー室104には、図2(a)に示すように、ロック部104aや爪部104b、ビデオカメラ100とバッテリー120を電気的に接続するための接点104cを有している。
またここで、バッテリー120は、ビデオカメラ100に対して着脱自在な、リチウムイオン電池などの二次電池であり、ビデオカメラ100に電源を供給するものである。
また、コネクタ室101のバッテリー室104側の側面は開放され、コネクタカバー102の外観の一部102aがバッテリー室104の内壁の一部を兼ねている。これにより、ビデオカメラ100の幅方向の小型化を実現している。
なお、本発明の実施形態におけるビデオカメラ100においてはバッテリー室104はビデオカメラ100の最背面部に設けられている。これにより、バッテリー120をビデオカメラ100の外側に露出させて取り付けることが可能となり、ビデオカメラ100の内部空間を有効に使え、製品の小型化を実現することが可能となる。また、バッテリー120はビデオカメラ100の外部に露出した状態で取り付けるため、例えば大容量のバッテリーなどの外形サイズの異なるバッテリーも取り付けることが可能であり、非常に使い勝手の良いものとなる。
次にバッテリー室104へのバッテリー120の取り付け及び取り外しについて説明する。
まず、バッテリー室104からバッテリー120の取り付けについて説明する。
バッテリー120をバッテリー収納部104に取り付ける時は、バッテリー120はバッテリー収納部104に対してビデオカメラ100の底面側から上面側に向かう方向、すなわち図2(a)に示す矢印Aの方向より図2(b)に示す取り付け状態まで挿入される。
取り付け状態では、接点104cがバッテリー120側に設定されている導通部と電気的に接触する。また、この時、バッテリー120はロック部104aによって保持され下側へのバッテリー120の落下を防いでいる。また、バッテリー120に設けた凹(不図示)が爪部104bに引っ掛かることによってバッテリー収納部104からバッテリー120を引きはがす方向の保持をしている。また、爪部104bは挿入方向に所定の量の長さを有しており、バッテリー120は、バッテリー室104にある程度挿入されると爪部104bをガイドにしてロック位置まで挿入される。
次にバッテリー室104からバッテリー120の取り外しについて説明する。
バッテリー120をバッテリー収納部104から取り外す時は、使用者は表示部収納面106に設けられたロック解除ノブ108を操作する。ロック解除ノブ108は、内部でロック部104aと連結されており、ロック解除ノブ108の操作に連動して、ロック部104aは、バッテリー収納部104から退避したポジションへと移動する。これにより、バッテリー120は上面側から底面側に向かう方向、すなわち図2(b)に示す矢印Bの方向へ移動可能となり、取り付け時とは逆の手順でバッテリー120を取り外す。
次にコネクタ室101およびコネクタカバー102の詳細について図3を用いて説明する。
図3はコネクタ室101およびコネクタカバー102の詳細を示す図である。
この時、図3(a)はコネクタ室101内を示し、図3(b)はコネクタカバー102の裏側を示す図であり、図3(c)はコネクタカバー102の斜視図である。
まず図3を用いてコネクタ室101およびコネクタカバー102の各構成要素について説明を行う。
コネクタ室101内には、図3(a)に示すように、コネクタ109、および第一圧入孔110、第二圧入孔111、側壁112、フック穴113が存在する。また、コネクタカバー102には、図3(b)に示すように第一圧入ボス114、第二圧入ボス115、およびフック部116が存在する。
コネクタ109は、例えばUSBコネクタやHDMIコネクタ、電源コネクタなどの、ビデオカメラ100の外部と信号の入出力に用いるものである。
第一圧入ボス114および第二圧入ボス115は、コネクタカバー102に存在する十字型の凸形状であり、弾性を有している。
第一圧入孔110、および第二圧入孔111は、コネクタ室101内に設けられた非貫通の凹形状であり、コネクタカバー102の閉状態において、第一圧入ボス114および第二圧入ボス115のそれぞれと対向した位置に存在する。
フック部116は、図3(c)に示すように、コネクタカバー102と一体で形成されている形状であり、中央部が開口した輪状の形状であり、コネクタカバー102をビデオカメラ100に連結させるための部位である。
フック穴113は、コネクタ室101内に設けられた穴であり、コネクタカバー102の閉状態において、フック部116と対向した位置に存在する。
この時、コネクタカバー102の閉状態では、第一圧入ボス114が第一圧入孔110に押し込まれ、第一保持部117を形成する。第二圧入ボス115が第二圧入孔111に押し込まれ、第二保持部118を形成する。第一保持部117及び第二保持部118ではボスと孔の間では、圧入ボスの外形は圧入孔径よりも大きく設定されている。そのため挿入時は、弾性部材で形成されている圧入ボスが変形し、その摩擦力によりコネクタカバー102を閉状態に保持する。
また、フック部116とフック穴113によって、コネクタカバー102の閉状態で第三保持部119を形成し、コネクタカバー102を閉状態に保持する。
ここで、図4を用いてフック部116とフック穴113の関係を説明する。
図4は第三保持部119での断面図である。
フック部116には挿入時にフック穴113に当接する緩やかな斜面116aと抜脱時にフック穴113に当接する急激な斜面116bの2種類のテーパ形状を有している。
また、フック部116の最大幅Yはフック穴の幅Zよりも大きく設定されている。
そのため、コネクタカバー102が閉状態において、フック部116の急激な斜面116bがフック穴113にの内側に当接して引っ掛かることでコネクタカバー102の抜脱を防止している。
一方、フック部116は中央部が開口されている形状のため、フック部116が内側に弾性変形することが可能である。そのため、コネクタカバー102の挿抜時には所定以上の力を受け、フック部116が内側に弾性変形することでフック部116がフック穴113を通過することが可能となる。これにより、コネクタカバー102の挿抜が可能となる。
またここで、急激な斜面および緩やかな斜面がコネクタカバー102の挿入方向に対する角度α及びβの間ではα>βの関係となっており、抜脱力>挿入力となっている。
これにより、コネクタカバー102の挿入時には、緩やかな斜面116aを当接させながら、ビデオカメラ100の内部に挿入されていくため、装着動作を容易に行う事が出来る。一方、コネクタカバー102を装着された後に抜脱使用とする時には急激な斜面116bがフック穴113内側に当接することで、抜脱動作を阻止され、簡単に抜脱するのを防止できるようになっている。この時、第三保持部119における保持力は第一保持部117及び第二保持部118よりも強くなっている。
側壁112は、コネクタ室101のバッテリー収納部104と反対側の面を担う内壁であり、コネクタカバー102の側面が表示部収納面106に露出することを防いでいる。
ここで、ビデオカメラ100に対するコネクタカバー102の連結方法を図4を用いて説明する。
フック部116は、図4に示すように、ビデオカメラ100の内側でフック部116の開口部の内部に設けられた係り止め部121を通して固定することで、ビデオカメラ100に対する抜け止めを形成している。
またここで、コネクタ室101内における第一保持部117から第三保持部119のの3つの保持部の位置を図3を用いて説明する。
第一保持部117は、蓋操作部103の近傍、側壁112側に配置されている。
第二保持部118は、コネクタカバー102の上下方向の略中央部バッテリー室104側に配置されている。
第三保持部119は、コネクタカバー102の底面側端近傍に配置されている。
以上のように構成されたビデオカメラ100について、コネクタカバー102の開動作を図5を用いて説明する。
図5はコネクタカバー102の開操作を表す断面図である。
コネクタカバー102を開ける場合、使用者は蓋操作部103に指をかけ、図5(a)に示す矢印Cの方向に、任意の力F1を加える。この時、コネクタカバー102は、コネクタカバー102の下端である支点122を支点として回転動作をし、第一保持部117、第二保持部118、第三保持部119の順でビデオカメラ100から抜脱される。そして、抜脱されたコネクタカバー102は図5(b)に示すように、フック部116に設けられた溝端が係り止め部121に当接するまで引き出すことが可能である。
このような開動作をするコネクタカバー102では、第三保持部119にかかる抜脱力F2は、支点122を支点とするテコにより、以下の(式1)で表わすことが出来る。
本実施例では第三保持部119は支点122の近傍に配置されており、L1>L2となっている。
なお、本実施例においてはL1はL2の約7倍のとなっている。すなわち第三保持部119での保持力は、第一保持部117の約7倍の保持力を持っていても同じ第一保持部を抜脱する力と同等の力で第三保持部119を抜脱することが可能となる。
これにより、使用者がコネクタカバー102の操作を容易に行えるように第一保持部117での保持力を弱い力に設定しても、第三保持部119では大きな保持力を持たせても、コネクタカバー102の開操作の操作性を悪化させることが無い。
またここで、本実施例のビデオカメラ100では、第一保持部117は蓋操作部103の近傍に配置されている。これにより、外部からコネクタカバー102に対して引っ掛かりが生じやすい蓋操作部103部周辺でコネクタカバー102が浮き上がることを防止している。そのため、使用者が意図せずに蓋操作部103に引っ掛けてしまいコネクタカバー102が抜脱することを防ぐことが出来る。
さらに、本実施例のビデオカメラ100では、ビデオカメラ100の小型化のため、バッテリー室104の内壁をコネクタカバー102の外観の一部102aで形成している。そのため、バッテリー120装着動作時にバッテリー120や使用者の指がコネクタカバー102に当たることがある。しかし、バッテリー120の挿入側である、ビデオカメラ100の底面側には保持力の強い第三保持部が存在している。そのため、バッテリー120装着動作の途中でバッテリー120や使用者の指がコネクタカバー102に当たるなどして、底面方向から使用者の意図しない外力がコネクタカバー102に加えられたとしても、コネクタカバー102が簡単に抜脱することが無く、非常に使い勝手が良い蓋となる。
次に、コネクタカバー102に横方向からの外力がかかった際のコネクタカバー102の受け構造について図6を用いて説明する。
図6はコネクタ室101の第二保持部118での横方向での断面図である。
本実施例のビデオカメラ100では第二保持部118が、コネクタカバー102の上下方向の略中央部に存在するため、バッテリー室104側からの外力に対しては、上下方向のどの位置における外力においても効率良く抵抗することが可能となる。また、第二保持部118はコネクタカバー102のバッテリー室104側に存在する。そのため、コネクタカバー102に対してバッテリー室104側から使用者の意図しない外力がコネクタカバー102に加えられたとしても、外力に対して第二保持部118が強く抵抗することが出来る。
さらに、外力が第二保持部118の保持力以上であったとしても、側壁112がコネクタカバー102を支えるため、コネクタカバー102が簡単に抜脱することが無い。
また、本実施例のビデオカメラ100では、表示部収納面106に操作ボタン107やロック解除ノブ108などの操作部が存在している。そのため、操作時に誤って表示部収納面106とバッテリー室104で構成される角部を触ってしまう事が有る。しかし、コネクタカバー102の表示部収納面106側には側壁112が有り、コネクタカバー102は外観に露出していない。そのため、使用者の意図しない外力が表示部収納面106側からコネクタカバー102に伝わることがなく、コネクタカバー102が意図せず抜脱してしまうことが無い。
ここで、コネクタカバー102の浮き方向の保持に関して説明する。
コネクタカバー102の上下方向で見た時、上部を第一保持部117、中部を第二保持部118、下部を第三保持部119で押さえている。
コネクタカバー102の横方向で見た時には、表示部収納面106側を第一保持部、バッテリー室104側を第二保持部118で押さえている。
このような構成とすることによって、非常にバランス良くコネクタカバー102の浮きを押さえることが可能な構成となっている。
以上説明した構成のコネクタカバー102とすることによって、操作部103に力を加えた時は開き易く、操作部103以外の方向からの意図しない外力を受けた時は簡単に抜脱されることを防止出来る、非常に操作性に優れる蓋構造を提供することが可能となる。
尚、本実施例においては携帯端末装置本体の例としてビデオカメラを挙げて説明したが、機械的構成要素は前述の構成に限定されるものではなく、本発明と同様の効果が得られるものであればどのような構成であっても適応されることは言うまでも無い。
100 ‥‥ビデオカメラ
101 ‥‥コネクタ室
102 ‥‥コネクタカバー
102 a‥‥コネクタカバーの外観の一部
103 ‥‥蓋操作部
104 ‥‥バッテリー収納部
104 a‥‥ロック部
104 b‥‥爪部
104c‥‥接点
105 ‥‥表示部
105 a‥‥画面
106 ‥‥表示部収納面
107 ‥‥操作ボタン
108 ‥‥ロック解除ノブ
109 ‥‥コネクタ
110 ‥‥第一圧入孔
111 ‥‥第二圧入孔
112 ‥‥側壁
113 ‥‥フック穴
114 ‥‥第一圧入ボス
115 ‥‥第二圧入ボス
116 ‥‥フック部
117 ‥‥第一保持部
118 ‥‥第二保持部
119 ‥‥第三保持部
120 ‥‥バッテリー
121 ‥‥係り止め部
122 ‥‥支点
123 ‥‥ひんじ
101 ‥‥コネクタ室
102 ‥‥コネクタカバー
102 a‥‥コネクタカバーの外観の一部
103 ‥‥蓋操作部
104 ‥‥バッテリー収納部
104 a‥‥ロック部
104 b‥‥爪部
104c‥‥接点
105 ‥‥表示部
105 a‥‥画面
106 ‥‥表示部収納面
107 ‥‥操作ボタン
108 ‥‥ロック解除ノブ
109 ‥‥コネクタ
110 ‥‥第一圧入孔
111 ‥‥第二圧入孔
112 ‥‥側壁
113 ‥‥フック穴
114 ‥‥第一圧入ボス
115 ‥‥第二圧入ボス
116 ‥‥フック部
117 ‥‥第一保持部
118 ‥‥第二保持部
119 ‥‥第三保持部
120 ‥‥バッテリー
121 ‥‥係り止め部
122 ‥‥支点
123 ‥‥ひんじ
Claims (5)
- バッテリー(120)を収納するバッテリー室(104)と、前記バッテリー室(104)と、前記バッテリー室(104)と直交する2面の角部に外部機器接続用のコネクタ(109)が配された凹部(101)と、前記凹部(101)を開閉自在に覆う弾性部材で形成された蓋体(102)を有する携帯端末装置本体(100)において、前記蓋体(102)と前記携帯端末装置本体(100)とを保持する複数の保持手段(117〜119)と、前記蓋体(102)と前記携帯端末装置本体(100)とを連結する連結手段(116)を前記蓋体(102)に有し、かつ前記連結部(116)を挿入する開口部(113)を前記携帯端末装置本体(100)に有し、前記連結部(116)を前記バッテリー(120)の挿入方向側に配し、前記蓋体(102)の前記連結部(116)に対向する前記携帯端末装置本体(100)の位置に蓋操作部(103)を配し、前記複数の保持手段(117〜119)の内の一つは前記バッテリー(120)の挿入方向側に配し、前記複数の保持手段(117〜119)の内の一つは前記蓋操作部(103)の近傍に配し、前記蓋体(102)の前記バッテリー室(104)に対向する側に携帯端末装置本体(100)の一部で形成される壁(112)を設けることを特徴とした携帯端末装置の蓋構造。
- 前記蓋体(102)の中央部、前記バッテリー室(104)側に、前記複数の保持手段(117〜119)の内の一つを配することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置の蓋構造。
- 前記蓋操作部(103)の近傍に配した前記複数の保持手段(117〜119)の内の一つ(118)は、前記壁(112)側に配することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯端末装置の蓋構造。
- 前記バッテリー(120)の挿入方向側に配した前記複数の保持手段(117〜119)の内の一つ(119)は、前記連結部(116)の一部と前記開口部(113)を使用することを特徴とする請求項1至請求項3の何れか1項に記載の携帯端末装置の蓋構造。
- 前記バッテリー(120)の挿入方向側に配した前記複数の保持手段(117〜119)の内の一つ(119)は、前記蓋操作部(103)の近傍に配した前記複数の保持手段(117〜119)の内の一つ(118)よりも強い保持力を有することを特徴とする請求項1至請求項4の何れか1項に記載の携帯端末装置の蓋構造。
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