JP2013130179A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃料改質システムは、排気管13と吸気管12とを連通するEGR管14と、EGR管14に設けられた改質触媒51と、改質触媒51に水蒸気を供給する水インジェクタINJ3と、改質触媒51に燃料を供給する改質燃料インジェクタINJ2と、改質触媒に電力を供給する直流電源52と、水インジェクタINJ3、および直流電源52を制御するECU8と、を備える。ECU8は、電源52により改質触媒51に電場を印加しながら水インジェクタINJ3および改質燃料インジェクタINJ2により改質触媒51に水蒸気および燃料を供給し、改質触媒51では排気の熱と供給された水蒸気とを利用した吸熱反応である水蒸気改質反応により改質ガスを生成させる。
【選択図】図1
Description
しかしながら、メタノールを分解するためには改質装置を400〜800℃程度まで昇温する必要がある。特許文献2の技術では、改質装置の温度を上記メタノールの分解温度まで昇温できるようにするために改質装置を排気通路内に設けており、結果として排気系の圧損が増加してしまう。また、特許文献2の技術では、排気熱だけでは不足する熱を補うために補助バーナーを利用している。すなわち、特許文献2の技術では吸熱反応を利用して排気熱を回収するとはいえ、この吸熱反応を進行させるために余分なエネルギーを必要としている。
また、水素を含んだ改質ガスを内燃機関に供給することにより、内燃機関の燃焼を改善することができる。より具体的には、ノッキングを抑制したり熱効率を向上したりすることができる。
また、排気還流通路に設けられた改質触媒において吸熱反応を進行させることにより、従来は排気還流通路を流通するガスの冷却に必要であったクーラーを小型化することができる。
また、改質触媒に電場を印加することにより、数[W]程度の少ない投入電力で約150℃程度の低温から吸熱反応である水蒸気改質反応を進行させることができる。この反応温度は、ヒータを使用することなく通常の運転状態にある内燃機関から排出される排気のみで十分に達成できる温度であるため、従来と比較して、余分なエネルギーを投入することなく吸熱反応を進行させ、排気の熱エネルギーを回生することができる。
また、改質触媒における改質反応で水素を生成するにあたり、改質触媒に流入する排気に含まれる未燃燃料成分だけでは、高収率で水素を生成したとしても内燃機関の燃焼の改善に大きく寄与する程度の量の水素を生成できない場合がある。これに対し、本発明では、改質燃料供給手段を備えることにより、排気中の未燃燃料だけでは足りない燃料を補うようにして、望ましい量の水素を生成することができる。
また、改質触媒に供給される水蒸気や燃料をガスの状態で維持できるかどうかは、改質触媒の受熱量に左右される。また、この改質触媒の受熱量は、これを配置する場所などの機械的な要因によって大きく左右される。本発明では、この受熱量に相関のあるパラメータに基づいて上記上限値を設定することにより、改質触媒における改質反応を安定に維持しつつ、改質燃料供給割合を幅広く制御することができる。
これに対し本発明では、改質触媒に流入するガスのS/C比を1から6の範囲内に制御することにより、効率的に排熱を回収しつつ効率的に水素を生成することができる。また、S/C比をこの範囲内で制御する限り水蒸気の気化熱によって改質触媒の反応温度が過剰に低下することもないので、安定した改質反応を継続することができる。
図1は、本実施形態に係る内燃機関(以下、単に「エンジン」という)1と、その排気を用いて燃料改質を行う燃料改質システムの構成を模式的に示す図である。なお、図1には、エンジン1の複数の気筒のうちの1つのみの構成を図示する。
ここで、燃料タンク31に貯蔵する燃料、すなわちインジェクタINJ1から噴射する燃料としては、ガソリン、又は、ガソリンにバイオ燃料やその他の炭化水素燃料を混合した、従来既知の自動車用燃料が用いられる。バイオ燃料としては、エタノール、ブタノール、BTL、およびバイオディーゼル燃料などが挙げられる。また、その他の炭化水素燃料としては、アルカン類、アルケン類、アルキン類、芳香族化合物、アルコール類、およびアルデヒド類などが挙げられる。
電源52は、改質触媒51の上、下流端に設けられた電極対に数百[V]程度の電圧を印加し、触媒、水蒸気、燃料を活性化させる電場をガスの流通方向に沿って印加する。電源52には、例えば直流電源が用いられる。
またここで、改質触媒51における改質反応が吸熱反応を主体とするものである場合、燃料改質装置5は、排気熱を利用して水素を生成していると言える。したがってこの場合、燃料改質装置5による水素の生成は、エンジン1の燃焼状態の向上に寄与するだけでなく、熱効率の向上にも寄与していると言える。
次に、以上のように構成された燃料改質システムの燃料改質装置5において、改質触媒51で起こり得る改質反応について、イソオクタン(C8H18)を改質燃料とした場合を例にして具体的に説明する。
改質触媒51では、イソオクタンが供給されると、酸化反応(下記(1)式参照)と、部分酸化反応(下記(2)式参照)と、水蒸気改質反応(下記(3)式参照)と、オートサーマル改質反応(下記(4)式参照)と、水性ガスシフト反応(下記(5)式参照)と、の5種類に大別される改質反応がそれぞれ単独で、又は何れかの組み合わせで同時に進行し得る。
C8H18+25/2O2→8CO2+9H2O (1)
部分酸化反応(発熱反応):
C8H18+4O2→8CO+9H2 (2)
水蒸気改質反応(吸熱反応):
C8H18+8H2O→8CO+17H2 (3)
オートサーマル改質法(発熱反応):
C8H18+2(8−X)H2O+XO2→8CO2+1/2(50−4X)25H2 (4)
水性ガスシフト反応(発熱反応):
CO+H2O→CO2+H2 (5)
先ず、酸化反応、部分酸化反応、およびオートサーマル改質反応は、上記式(1)、(2)、(4)に示すように、十分な量の酸素の共存下で進行する反応である。したがって、混合気の空燃比をストイキにしたときには、排気中に酸素が殆ど含まれないことから、別途酸素を供給しない限りこれら3つの反応は改質触媒で殆ど進行しないと考えられる。
混合ガスのS/C比を1にすると、上記式(3)に示すように、供給された水蒸気の殆どは水蒸気改質反応に供されるため、水性ガスシフト反応は殆ど進行しないと考えられる。これに対し、混合ガスのS/C比を1より小さくすると、改質触媒で生成される水素の量は減り、混合ガスのS/C比を1より大きくすると、水性ガスシフト反応の進行する割合が増加すると考えられ、したがって改質触媒で生成される水素の量は増加する。
水蒸気改質反応+水性ガスシフト反応(吸熱反応):
C8H18+16H2O→8CO2+25H2 (6)
改質触媒51に流入する混合ガスのS/C比は、ECU8により、水インジェクタINJ3から噴射され気化した水蒸気量や、改質燃料インジェクタINJ2から噴射される改質燃料量を調整することによって、後述の好ましい制御範囲内に制御される。
先ず、改質燃料噴射割合[%]について説明する。
図2は、改質燃料噴射割合と燃料改質装置の出口温度[℃]との相関関係を示す図である。この図2は、改質燃料噴射割合を0から約30[%]まで変化させたときにおける出口温度の変化を示す図である。この図において、エンジンの運転条件は、図示平均有効圧力1250[kPa]、エンジン回転速度1500[rpm]、EGR率35[%]とした。なお、改質燃料噴射割合を0としたときの出口温度(初期温度)は、433[℃]であった。
図5に示すように、排熱回生割合が100[%]である図3のストレートフローの場合には、改質燃料噴射割合の上限値は20[%]であったのに対し、排熱回生割合が185[%]である図4のクロスフローの場合には、改質燃料噴射割合の上限値は37[%]まで上昇する。また、この図5に示されるように、改質燃料噴射割合の上限値と排熱回生割合とは概ね比例関係にあると考えられる。このことから、改質燃料噴射割合の好ましい制御範囲の上限値は、EGR管とエンジンや排気管などの熱源との相対位置関係に基づいて定められる排熱回生割合に基づいて決定される。
先ず、燃料改質装置の出口温度は、下記式(7)に示すように、温度センサ73の検出値に相当する燃料改質装置の入口温度から、改質触媒51における改質反応に必要な温度を減算することにより得られる。
出口温度[℃]=入口温度[℃]−改質反応に必要な温度[K] (7)
改質反応に必要な温度[K]=EGRガス流量当りの熱量[J/mol]
/EGRガスの熱容量[J/mol/K] (8)
EGRガス流量当りの熱量[J/mol]=反応に必要な熱量[J/s]
/EGRガス流量[mol/s] (9)
反応に必要な熱量[J/s]=ガソリンの気化熱[J/s]
+吸熱反応熱[J/s] (10)
次に、混合気の空燃比について説明する。
図6は、混合気の空燃比と燃料改質装置の入口温度[℃]との相関関係を示す図である。この図において、エンジンの運転条件は、図示平均有効圧力1250[kPa]、エンジン回転速度1500[rpm]、EGR率25[%]とした。
混合気の空燃比と燃料改質装置の入口温度との間には、図6に示すような相関関係がある。すなわち、入口温度は、空燃比がストイキ近傍にあるときに最大となるような上に凸の特性を示す。燃料改質装置による排熱回収の観点からは、燃料改質装置の入口温度はできるだけ高い方が好ましいといえる。このため、混合気の空燃比の好ましい制御範囲の上限値および下限値ともに、排熱回収の効果を確保できるような値に設定される。
次に、EGR率[%]の好ましい制御範囲について説明する。
図7は、EGR率と燃焼変動率[%]との相関関係を示す図である。この図において、エンジンの運転条件は、図示平均有効圧力1250[kPa]、エンジン回転速度1500[rpm]とした。
先ず、EGR率が大きくなると燃料改質装置における吸熱反応で回収できる排気の熱量も大きくなるため、排熱回収の観点からは、EGR率はできるだけ大きい方が好ましいといえる。しかしながら、図7に示すように、EGR率を過剰に大きくすると、燃焼変動率が大きくなり、したがって燃焼が不安定になってしまう。
以上のことから、図7に示すように、EGR率を10〜40[%]、より好ましくは25〜35[%]の範囲内に制御することにより、安定した燃焼を確保しつつ十分な排熱回収の効果を奏することができる。
次に、改質触媒に流入する混合ガスのS/C比について説明する。
図8は、S/C比と改質触媒に流入する炭素に対する水素分子生成の比との相関関係を示す図である。
図8に示すように、S/C比を0から大きくすると、投入する燃料に対する水素分子の生成効率(水素の収率)はこれに従って高くなり、S/C比が2のときに最大となり、以降は概ね一定となる。したがって、効率的な水素生成の観点からは、S/C比の好ましい制御範囲の下限値は、例えば2となる。
図9に示す例では、S/C比を4.17より大きくすると、すなわち水インジェクタから供給する水の量を多くすると、この水の気化熱により、ガスの温度はベース温度から大きく低下する。このように、ベース温度からの低下値が小さくなると、反応温度が過剰に低下してしまい、反応温度が下限値(図2を参照して説明したように、例えば150[℃])を下回ってしまうおそれがある。
そこで、S/C比の好ましい制御範囲の上限値は、水の気化熱による改質触媒の温度低下が過剰にならないような値、より具体的には、例えば6に設定される。
次に、改質触媒を流れる電流値[mA]について説明する。
図10は、改質触媒に電場を印加したときにおける電流値と改質触媒両端の印加電圧[V]との相関関係を示す図である。より具体的には、改質触媒の両端に直流電源によって高電圧を印加し、徐々に電流値を大きくしたときにおける印加電圧の変化を示す図である。
図11は、電流値と単位時間当りの水素生成量[μg/min]との相関関係を示す図である。
図12は、電流値と投入電力から見た水素の生成効率との相関関係を示す図である。なお、これら図10〜12に示す例は、後述の実施例と同じ条件下で得られたものである。
以上のように、本実施形態によれば、燃料改質装置を利用することによって、水素を生成できるとともに、排熱を回収できる。以下では、これら水素生成と排熱回収とを両立することにより、エンジンの熱勘定に及ぼす影響について説明する。
図13は、従来(水素供給、排熱回収無し)のガソリンエンジンの熱勘定を示し、エンジンに投入した燃料から動力を取り出すための各種損失の内訳を示す図である。この図において、エンジンの運転条件は、図示平均有効圧力1250[kPa]、エンジン回転速度1500[rpm]、EGR率35[%]とした。
(1)本実施形態によれば、EGR管を流通する排気の熱を利用して吸熱反応を進行させることにより、水素を生成しながら排熱を回収することができる。また、水素を含んだ改質ガスをエンジンに供給することにより、エンジンの燃焼を改善することができる。より具体的には、ノッキングを抑制したり熱効率を向上したりすることができる。また、EGR管に設けられた改質触媒において吸熱反応を進行させることにより、従来はEGRガスの冷却に必要であったクーラーを小型化することができる。また、改質触媒に電場を印加することにより、数[W]程度の少ない投入電力で、改質触媒では、約150℃程度の低温から吸熱反応である水蒸気改質反応を進行させることができる。このため、従来と比較して、余分なエネルギーを投入することなく吸熱反応を進行させ、排気の熱エネルギーを回生することができる。また、改質燃料インジェクタを備えることにより、排気中の未燃燃料だけでは足りない燃料を補うようにして、望ましい量の水素を生成することができる。
実施例で用いた改質触媒の調製手順は、以下の通りである。
先ず、乾燥したCeO2の粉末を25g秤量し、さらにこの粉末CeO2に対し、Ptとして重量分率で1%となるように硝酸ロジウムPt(NO3)3を秤量した。
次に、1000mLのビーカに、上記秤量した硝酸ロジウムと、350mLの超純水を入れ、攪拌するとともに、温度が60℃となるように熱を加えた。これに、上記秤量したCeO2粉末をさらに加え、60℃の温度で1時間攪拌した。
以上の手順で得られたスラリーにハニカム構造体を含浸した後、スラリーから水分を留居し、100℃のオーブンに12時間入れて乾固させた。さらに、700℃の電気炉に4時間入れて、焼成した。
この試験では、電場の存在による改質触媒における水蒸気改質反応の進行に及ぼす影響について検証した。この試験では、S/C比=2および反応温度=150[℃]の条件下において、電場をオフ又はオンにしたときの単位時間当りの水素生成量[mg/min]を測定した。本試験の結果を表1に示す。
先ず、電場がオフの場合、すなわち投入電力が0[W]の場合、反応温度が150[℃]である場合には水蒸気改質反応は進行せず、したがって水素生成量は0[mg/min]となった。一方、電場をオンにすると、より具体的には投入電力を190[W]とすると、150[℃]でも水蒸気改質反応が進行し、水素生成量は550[mg/min]となった。
以上のことから、電場の存在下では、改質触媒では150[℃]程度の低温でも水蒸気改質反応が進行し、水素を生成しながら排気熱を回収できる、という本発明の効果を裏付けるものである。
この試験では、投入電力と水素生成量の相関関係について検証した。この試験では、S/C比=2および反応温度=150[℃]の条件下において、投入電力[W]を変化させたときの水素生成量[mg/min]の変化を測定した。本試験の結果を図14に示す。
上述のように、投入電力が0[W]である場合、改質反応は進行しない。一方、投入電力を徐々に大きくすると、これに従い、水素生成量[mg/min]も増加する。
以上のことから、改質触媒への投入電力量によって、水素生成量[mg/min]を増減できることが検証された。これは、エンジンの負荷の変動、ひいてはエンジンに要求される水素の量の変動に追随するようにして、燃料改質装置で生成する水素の量を変化させることができる、という本発明の効果を裏付けるものである。
この試験では、燃料改質装置の応答性、すなわち、電場をオン/オフを切り換えたときの水素生成量の変化について検証した。この試験では、S/C比=2および反応温度150℃の条件下において、1分間隔で電場のオン/オフを切り換えたときの水素生成量[mg/min]の変化を測定した。なお、電場のオン時における投入電力は190[W]とした。本試験の結果を図15に示す。
図15に示すように、電場のオン/オフとほぼ同じタイミングで水素生成量[mg/min]は2値的に変化する。これは、エンジンの始動/停止に対して、瞬時に燃料改質装置を起動/停止できる、という本発明の効果を裏付けるものである。
この試験では、改質触媒の触媒量[g]と水素生成速度との相関関係について検証した。より具体的には、触媒量を変化させたときにおける水素生成速度の変化を測定した。本試験の結果を図16に示す。この図に示すように、触媒量と水素生成量との間には、ほぼ正比例の関係があることが検証された。なお、表1および図14に示すデータは、触媒量が約2500[g]の改質触媒を用いて得られた結果を示し、図10〜12は、触媒量が数[g]程度の改質触媒を用いて得られた結果を示す。
11…気筒
12…吸気管(吸気通路)
13…排気管(排気通路)
14…EGR管(排気還流通路)
5…燃料改質器
51…改質触媒
52…直流電源(電場印加手段)
8…ECU8(制御手段)
INJ1…主燃料インジェクタ(主燃料噴射手段)
INJ2…改質燃料インジェクタ(改質燃料供給手段)
INJ3…水インジェクタ(水蒸気供給手段)
Claims (8)
- 内燃機関の排気通路と吸気通路とを連通する排気還流通路と、
前記排気還流通路に設けられた改質触媒と、を備え、前記排気還流通路を流通する排気中の燃料を前記改質触媒で改質し、生成した含水素の改質ガスを前記吸気通路に供給する内燃機関の制御装置であって、
前記改質触媒に燃料を供給する改質燃料供給手段と、
前記改質触媒に電力を供給する電力供給手段と、
前記改質燃料供給手段、および前記電力供給手段を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記電力供給手段により前記改質触媒に電場を印加しながら改質燃料供給手段により前記改質触媒に燃料を供給し、当該改質触媒では排気の熱と排気に含まれる水蒸気とを利用した吸熱反応により改質ガスを生成させることを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 前記改質触媒に水蒸気を供給する水蒸気供給手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記吸気通路又は前記内燃機関の気筒内に燃料を噴射する主燃料噴射手段をさらに備え、
単位時間当りに前記主燃料噴射手段により噴射される燃料量と前記改質燃料供給手段により供給される燃料量とを合わせたものを総燃料量と定義し、単位時間当りに前記改質燃料供給手段により供給される燃料量の前記総燃料量に対する割合を改質燃料供給割合と定義し、
前記制御手段は、前記改質燃料供給割合の上限値を前記改質触媒の受熱量に相関のあるパラメータに基づいて決定することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記制御手段は、前記内燃機関に供給される混合気の空燃比を、10から60の範囲内に制御することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の内燃機関の制御装置。
- 前記制御手段は、前記内燃機関に供給される混合気の空燃比を、10から25の範囲内に制御することを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記制御手段は、前記改質触媒に流入するガス中の炭素に対する水蒸気のモル比を1から6の範囲内に制御することを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の内燃機関の制御装置。
- 前記制御手段は、前記改質触媒に流入するガス中の炭素に対する水蒸気のモル比を2から6の範囲内に制御することを特徴とする請求項6に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記制御手段は、前記改質触媒を流れる電流値を制御量として、前記電力供給手段を制御することを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の内燃機関の制御装置。
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