JP2013129584A - 亜鉛化合物被覆炭素材及びその製造方法、並びに該亜鉛化合物被覆炭素材を用いた複合材 - Google Patents
亜鉛化合物被覆炭素材及びその製造方法、並びに該亜鉛化合物被覆炭素材を用いた複合材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013129584A JP2013129584A JP2011282092A JP2011282092A JP2013129584A JP 2013129584 A JP2013129584 A JP 2013129584A JP 2011282092 A JP2011282092 A JP 2011282092A JP 2011282092 A JP2011282092 A JP 2011282092A JP 2013129584 A JP2013129584 A JP 2013129584A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon material
- zinc
- group
- compound
- bis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
Abstract
【解決手段】
炭素材の少なくとも一部(特に全面)の上に、9,9−ビス(置換アリール)フルオレン骨格を有する化合物を含む吸着層を介して、酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む被覆層が形成された、亜鉛化合物被覆炭素材。当該被覆層は、酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む層を複数有していてもよい。このような亜鉛化合物被覆炭素材は、9,9−ビス(置換アリール)フルオレン骨格を有する化合物及び炭素材を、溶媒中で混合し、前記9,9−ビス(置換アリール)フルオレン骨格を有する化合物を含む吸着層を炭素材表面に形成する工程、及び吸着層を有する炭素材を、酸化亜鉛前駆体を含む溶液と混合し、前記吸着層の上に酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む層を形成する工程を含む方法により、得られる。
【選択図】なし
Description
9,9−ビス(置換アリール)フルオレン骨格を有する化合物を含む吸着層を介して、
酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む被覆層が形成された、亜鉛化合物被覆炭素材。
で示されるフルオレン化合物、又はその塩酸塩、アルカリ金属塩、有機アンモニウム塩、若しくはエチレンオキシド付加物である、項1又は2に記載の亜鉛化合物被覆炭素材。
(1)9,9−ビス(置換アリール)フルオレン骨格を有する化合物及び炭素材を、水性溶媒中で混合し、前記9,9−ビス(置換アリール)フルオレン骨格を有する化合物を含む吸着層を炭素材表面に形成する工程、及び
(2−1)工程(1)で形成された吸着層を有する炭素材を、酸化亜鉛前駆体を含む溶液と混合し、前記吸着層の上に酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む層を形成する工程
を備える、製造方法。
(2−2)酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む層を有する炭素材を、ポリアニオンを有する溶媒と混合し、酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む層の上にポリアニオンを有する有機層を形成する工程、及び
(2−3)工程(2−2)で形成された有機層を有する炭素材を、酸化亜鉛前駆体を含む溶液と混合し、前記有機層の上に、さらに酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む層を形成する工程
を備える、項9に記載の製造方法。
(3)200〜1000℃で熱処理する工程
を備える、項9〜10のいずれかに記載の製造方法。
本発明の亜鉛化合物被覆炭素材は、炭素材の少なくとも一部の上に、9,9−ビス(置換アリール)フルオレン骨格を有する化合物を含む吸着層を介して、酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む被覆層が形成されている。
本発明で使用する炭素材としては特に制限はなく、ナノスケールカーボンチューブ、グラフェン、黒鉛、炭素繊維等が使用できる。
ナノスケールカーボンチューブとしては、例えば、
(i)単層カーボンナノチューブ、
(ii)アモルファスナノスケールカーボンチューブ、
(iii)ナノフレークカーボンチューブ、又は入れ子構造の多層カーボンナノチューブ
(iv)上記(iii)のカーボンチューブと炭化鉄又は鉄とからなり、該カーボンチューブのチューブ内空間部の10〜90%の範囲に炭化鉄又は鉄が充填されている鉄−炭素複合体
等が例示できる。
カーボンナノチューブは、黒鉛シート(即ち、黒鉛構造の炭素原子面又はグラフェンシート)がチューブ状に閉じた中空炭素物質であり、その直径はナノメートルスケールであり、壁構造は黒鉛構造を有している。壁構造が一枚の黒鉛シートでチューブ状に閉じた形状のカーボンナノチューブは単層カーボンナノチューブと呼ばれている。一方、複数枚の黒鉛シートがそれぞれチューブ状に閉じて、入れ子状になっているカーボンナノチューブは入れ子構造の多層カーボンナノチューブと呼ばれている。本発明では、これら単層又は多層カーボンナノチューブをいずれも使用できる。
本発明で使用できるアモルファスナノスケールカーボンチューブは、特許文献2〜3に記載されており、カーボンからなる主骨格を有し、直径が0.1〜1000nmであり、アモルファス構造を有し、且つ、直線状の形態を有し、X線回折法(入射X線:CuKα)において、ディフラクトメーター法により測定される炭素網平面(002)の平面間隔(d002)が3.54Å以上、特に3.7Å以上であり、回折角度(2θ)が25.1度以下、特に24.1度以下であり、2θバンドの半値幅が3.2度以上、特に7.0度以上であるナノスケールカーボンチューブである。
鉄−炭素複合体は、特許文献4に記載されており、
(a)ナノフレークカーボンチューブ及び入れ子構造の多層カーボンナノチューブからなる群から選ばれるカーボンチューブと、
(b)炭化鉄又は鉄と
からなり、該カーボンチューブ(a)のチューブ内空間部の10〜90%の範囲に(b)の炭化鉄又は鉄が充填されている。即ち、チューブ内空間部の100%の範囲に完全に充填されているものではなく、上記金属又は合金がそのチューブ内空間部の10〜90%の範囲に充填されている(即ち、部分的に充填されている)。壁部は、パッチワーク状ないし張り子状(いわゆるpaper mache状)のナノフレークカーボンチューブ、又は上述の多層カーボンナノチューブである。
グラフェンとしては、特に制限はなく、公知又は市販品を使用することができる。なお、このグラフェンを多層積層させたものは後述の黒鉛を形成し、チューブ状に形成したものは前述のナノスケールカーボンチューブを形成する。
黒鉛としては、特に制限はなく、天然黒鉛及び人造黒鉛のいずれも使用できる。
炭素繊維としては、グラファイト層で覆われた構造を有するものが好ましく、気相成 長法による炭素繊維(VGCF)等が好ましい。
本発明において、吸着層は、9,9−ビス(置換アリール)フルオレン骨格を有する化合物を含み、且つ、前述した炭素材上に形成される層である。
で示されるフルオレン化合物、又はその塩酸塩、アルカリ金属塩、有機アンモニウム塩、若しくはエチレンオキシド付加物が好ましい。
本発明において、被覆層は、酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含み、且つ、炭素材の少なくとも一部の上に、上述した吸着層を介して形成される。
本発明の亜鉛化合物被覆炭素材は、特に制限されるわけではないが、例えば、
(1)9,9−ビス(置換アリール)フルオレン骨格を有する化合物及び炭素材を、溶媒中で混合し、前記9,9−ビス(置換アリール)フルオレン骨格を有する化合物を含む吸着層を炭素材表面に形成する工程、及び
(2−1)工程(1)で形成された吸着層を有する炭素材を、酸化亜鉛前駆体を含む溶液と混合し、前記吸着層の上に酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む層を形成する工程
を備える方法により製造することができる。
9,9−ビス(置換アリール)フルオレン骨格を有する化合物及び炭素材は、前記したものである。
酸化亜鉛前駆体としては、容易に酸化亜鉛に変換できるものであれば特に制限はなく、具体的には、水酸化亜鉛、酢酸亜鉛、塩化亜鉛、硝酸亜鉛等が挙げられる。水酸化亜鉛等を使用すれば、水酸化亜鉛を含む層を形成でき、その後必要に応じて熱処理することで、酸化亜鉛に変換することができる。また、酢酸亜鉛等を使用すれば、酸化亜鉛を含む層を形成できる。
(2−2)酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む層を有する炭素材を、ポリアニオンを有する溶媒と混合し、酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む層の上にポリアニオンを有する有機層を形成する工程、及び
(2−3)工程(2−2)で形成された有機層を有する炭素材を、酸化亜鉛前駆体を含む溶液と混合し、前記有機層の上に、さらに酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む層を形成する工程
を、必要な回数(得ようとする層の数より1少ない回数)だけ繰り返せばよい。
使用する溶媒としては、特に制限されるわけではないが、水、メタノール、エタノール及びこれらの混合液等が挙げられる。
この工程では、工程(2−2)で形成された有機層の上に、酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む層を形成する。この際、工程(2−1)と同様にすればよい。使用できる溶媒、各成分の含有量等は、工程(2−1)と同様にすることができる。
(3)200〜1000℃で熱処理する工程
を施してもよい。
この際、熱処理雰囲気を、酸素を含む雰囲気(空気等)とすれば、本発明の亜鉛化合物被覆炭素材中に水酸化亜鉛が残存している場合は酸化亜鉛に変換することができる。
本発明の複合材は、本発明の亜鉛化合物被覆炭素材と樹脂とを含む。
炭素材:大阪ガスケミカル製のメソカーボンマイクロビーズ(MCMB;平均粒径:25μm)
ポリカーボネート:三菱ガス化学(株)製のPCZ−400
を使用した。
水20mlに9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン(BPF)0.3gと10%水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液を2.4g添加して攪拌し、BPFを溶解した。この溶液にMCMBを3g加えて5分攪拌後、MCMBを遠心分離機を用いて3回水洗した後、50mlの水に分散して、フルオレン化合物で表面処理を行ったMCMBの分散液を得た。
製造例1で得たMCMBの分散液(MCMB3g含有)に水酸化亜鉛ゲル水分散液20g(固形分0.02g)を加えて5分攪拌した後、マイクロビーズを濾別して水洗し、60℃の熱風乾燥機で乾燥した。乾燥粒子をFE−SEMで観察したところ、粒子表面に薄い水酸化亜鉛シートが積層している様子が観察された。
実施例1で製造した酸化亜鉛層が形成されたMCMB2.5gをメタノール50mlに分散してポリアクリル酸メタノール溶液(ポリアクリル酸30mg)10mlと混合後、遠心分離機を用いて、MCMBをメタノールで2度洗浄した。
実施例2で製造した酸化亜鉛層が2層形成されたMCMB2.5gをメタノール50mlに分散してポリアクリル酸メタノール溶液(ポリアクリル酸30mg)10mlと混合後、遠心分離機を用いて、MCMBをメタノールで2度洗浄した。
実施例1で製造した酸化亜鉛層が形成されたMCMB1gをメタノール50mlに分散してポリアクリル酸メタノール溶液(ポリアクリル酸20mg)10mlと混合後、遠心分離機を用いて、MCMBをメタノールで2度洗浄した。
ポリカーボネート0.4gをテトラヒドロフラン2mlとトルエン0.2mlの混合液に溶解させた液を用意し、実施例4で製造した亜鉛化合物被覆炭素材を0.6g混合してよくかき混ぜた後、PET板にバーコードし、実施例4の複合材からなる塗膜(膜厚:103μm)を得た。
実施例4で製造した亜鉛化合物被覆炭素材ではなく、未処理のMCMBを用いること以外は実施例5と同様に、比較例1の複合材からなる塗膜(膜厚:88μm)を得た。
実施例5及比較例1で得た試料を60℃・3時間乾燥後、表面抵抗を三菱化学(株)製のハイレスタで測定したところ、実施例5の塗膜は1010Ω/□以上、比較例1の塗膜は104Ω/□以下(3.54×103Ω/□)であった。このことから、酸化亜鉛層を形成したMCMBは表面抵抗が高くなっていることが分かる。
比較例1で作製したMCMB混合液と実施例4の粒子混合液からそれぞれ溶媒を除いて得られた固体をプレス成形することにより、直径2cm、厚さ1mmの円板を作製した。これらの円板の熱伝導率をレーザーフラッシュ法により測定したところ、比較例1では0.853W/mK、実施例4では0.595W/mKであった。酸化亜鉛被覆により若干熱伝導率は低下するものの維持されていることがわかった。この結果は、シリカを被覆した場合には、熱伝導率は大幅に低下することが推測されるため、酸化亜鉛被覆はシリカ被覆よりも優れていることが分かる。
Claims (13)
- 炭素材の少なくとも一部の上に、
9,9−ビス(置換アリール)フルオレン骨格を有する化合物を含む吸着層を介して、
酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む被覆層が形成された、亜鉛化合物被覆炭素材。 - 前記被覆層が、炭素材の全面に、前記吸着層を介して形成されている、請求項1に記載の亜鉛化合物被覆炭素材。
- 前記9,9−ビス(置換アリール)フルオレン骨格を有する化合物が、一般式(1):
で示されるフルオレン化合物、又はその塩酸塩、アルカリ金属塩、有機アンモニウム塩、若しくはエチレンオキシド付加物である、請求項1又は2に記載の亜鉛化合物被覆炭素材。 - 前記9,9−ビス(置換アリール)フルオレン骨格を有する化合物が、9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン;9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン;9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)フルオレン;9,9−ビス(4−ヒドロキシナフチル)フルオレン;これらの塩酸塩、アルカリ金属塩若しくは有機アンモニウム塩;並びに9,9−ビス(4−ヒドロフェニル)フルオレン・エチレンオキシド付加物よりなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1〜3のいずれかに記載の亜鉛化合物被覆炭素材。
- 前記炭素材が、単層若しくは多層のカーボンナノチューブ、グラフェン、黒鉛及び炭素繊維よりなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1〜4のいずれかに記載の亜鉛化合物被覆炭素材。
- 前記被覆層が、複数の酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む層を有する、請求項1〜5のいずれかに記載の亜鉛化合物被覆炭素材。
- 前記被覆層が、炭素材の上に前記吸着層を介して形成される第一の酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む層の上に、ポリアニオンを有する有機層を介して第二の酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む層が形成された構造を有する、請求項6に記載の亜鉛化合物被覆炭素材。
- 200〜1000℃での熱処理物である、請求項1〜7のいずれかに記載の亜鉛化合物被覆炭素材。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の亜鉛化合物被覆炭素材の製造方法であって、
(1)9,9−ビス(置換アリール)フルオレン骨格を有する化合物及び炭素材を、水性溶媒中で混合し、前記9,9−ビス(置換アリール)フルオレン骨格を有する化合物を含む吸着層を炭素材表面に形成する工程、及び
(2−1)工程(1)で形成された吸着層を有する炭素材を、酸化亜鉛前駆体を含む溶液と混合し、前記吸着層の上に酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む層を形成する工程
を備える、製造方法。 - さらに、
(2−2)酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む層を有する炭素材を、ポリアニオンを有する溶媒と混合し、酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む層の上にポリアニオンを有する有機層を形成する工程、及び
(2−3)工程(2−2)で形成された有機層を有する炭素材を、酸化亜鉛前駆体を含む溶液と混合し、前記有機層の上に、さらに酸化亜鉛及び/又は水酸化亜鉛を含む層を形成する工程
を備える、請求項9に記載の製造方法。 - さらに、
(3)200〜1000℃で熱処理する工程
を備える、請求項9〜10のいずれかに記載の製造方法。 - 請求項1〜8のいずれかに記載の亜鉛化合物被覆炭素材、又は請求項9〜11のいずれかに記載の製造方法により得られる亜鉛化合物被覆炭素材と、樹脂とを含む複合材。
- 前記樹脂がポリカーボネートである、請求項12に記載の複合材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011282092A JP5832277B2 (ja) | 2011-12-22 | 2011-12-22 | 亜鉛化合物被覆炭素材及びその製造方法、並びに該亜鉛化合物被覆炭素材を用いた複合材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011282092A JP5832277B2 (ja) | 2011-12-22 | 2011-12-22 | 亜鉛化合物被覆炭素材及びその製造方法、並びに該亜鉛化合物被覆炭素材を用いた複合材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013129584A true JP2013129584A (ja) | 2013-07-04 |
JP5832277B2 JP5832277B2 (ja) | 2015-12-16 |
Family
ID=48907469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011282092A Active JP5832277B2 (ja) | 2011-12-22 | 2011-12-22 | 亜鉛化合物被覆炭素材及びその製造方法、並びに該亜鉛化合物被覆炭素材を用いた複合材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5832277B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015059079A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-30 | 大阪瓦斯株式会社 | グラフェンシート有機分散体の製造方法、並びにそれにより得られるグラフェンシート有機分散体及び放熱性グラフェンシート構造体 |
JP2016108531A (ja) * | 2014-12-01 | 2016-06-20 | 大日精化工業株式会社 | 強化熱可塑性樹脂組成物及びその製造方法 |
KR101919496B1 (ko) | 2017-11-20 | 2018-11-16 | 울산과학기술원 | 플라즈마 처리를 이용한 탄소섬유 상의 아연 산화물 나노 구조체 형성 방법 및 이를 이용한 복합 재료의 형성 방법 |
CN114656828A (zh) * | 2022-03-09 | 2022-06-24 | 青岛爱尔家佳新材料股份有限公司 | 一种用于新能源电池盒的阻燃聚脲及其制备方法 |
CN114989641A (zh) * | 2022-06-23 | 2022-09-02 | 四川轻化工大学 | 一种改性炭微球/氧化锌杂化体及其制备方法和应用 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08259838A (ja) * | 1995-03-22 | 1996-10-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 非導電性炭素質粉体及びその製造方法 |
JP2009096181A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-05-07 | Toray Ind Inc | 光学用易接着フィルムおよび光学用積層フィルム |
JP2009165925A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | ポリエステル分散剤、およびそれを用いた顔料組成物 |
JP2009235650A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Toyota Central R&D Labs Inc | 繊維状炭素系材料絶縁物、それを含む樹脂複合材、および繊維状炭素系材料絶縁物の製造方法 |
WO2010026668A1 (en) * | 2008-09-05 | 2010-03-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Nanocomposite material, method for producing nanocomposite material, and insulating material |
JP2010522133A (ja) * | 2007-03-28 | 2010-07-01 | ツェントラム・フューア・アンゲヴァンテ・ナノテヒノロギー(ツェーアーエン)ゲーエムベーハー | 炭素表面にナノ粒子を製造させる方法およびそれからの生成物 |
WO2010128660A1 (ja) * | 2009-05-07 | 2010-11-11 | 日産化学工業株式会社 | カーボンナノチューブ分散・可溶化剤 |
JP2011051867A (ja) * | 2009-09-04 | 2011-03-17 | Toyo Tanso Kk | セラミックス炭素複合材及びその製造方法並びにセラミックス被覆セラミックス炭素複合材及びその製造方法 |
US20110268647A1 (en) * | 2010-04-22 | 2011-11-03 | Max-Planck-Gesellschaft zur Foerd. der Wisse. e.V. | Producing two-dimensional sandwich nanomaterials based on graphene |
-
2011
- 2011-12-22 JP JP2011282092A patent/JP5832277B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08259838A (ja) * | 1995-03-22 | 1996-10-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 非導電性炭素質粉体及びその製造方法 |
JP2010522133A (ja) * | 2007-03-28 | 2010-07-01 | ツェントラム・フューア・アンゲヴァンテ・ナノテヒノロギー(ツェーアーエン)ゲーエムベーハー | 炭素表面にナノ粒子を製造させる方法およびそれからの生成物 |
JP2009096181A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-05-07 | Toray Ind Inc | 光学用易接着フィルムおよび光学用積層フィルム |
JP2009165925A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | ポリエステル分散剤、およびそれを用いた顔料組成物 |
JP2009235650A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Toyota Central R&D Labs Inc | 繊維状炭素系材料絶縁物、それを含む樹脂複合材、および繊維状炭素系材料絶縁物の製造方法 |
WO2010026668A1 (en) * | 2008-09-05 | 2010-03-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Nanocomposite material, method for producing nanocomposite material, and insulating material |
WO2010128660A1 (ja) * | 2009-05-07 | 2010-11-11 | 日産化学工業株式会社 | カーボンナノチューブ分散・可溶化剤 |
JP2011051867A (ja) * | 2009-09-04 | 2011-03-17 | Toyo Tanso Kk | セラミックス炭素複合材及びその製造方法並びにセラミックス被覆セラミックス炭素複合材及びその製造方法 |
US20110268647A1 (en) * | 2010-04-22 | 2011-11-03 | Max-Planck-Gesellschaft zur Foerd. der Wisse. e.V. | Producing two-dimensional sandwich nanomaterials based on graphene |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015059079A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-30 | 大阪瓦斯株式会社 | グラフェンシート有機分散体の製造方法、並びにそれにより得られるグラフェンシート有機分散体及び放熱性グラフェンシート構造体 |
JP2016108531A (ja) * | 2014-12-01 | 2016-06-20 | 大日精化工業株式会社 | 強化熱可塑性樹脂組成物及びその製造方法 |
KR101919496B1 (ko) | 2017-11-20 | 2018-11-16 | 울산과학기술원 | 플라즈마 처리를 이용한 탄소섬유 상의 아연 산화물 나노 구조체 형성 방법 및 이를 이용한 복합 재료의 형성 방법 |
CN114656828A (zh) * | 2022-03-09 | 2022-06-24 | 青岛爱尔家佳新材料股份有限公司 | 一种用于新能源电池盒的阻燃聚脲及其制备方法 |
CN114656828B (zh) * | 2022-03-09 | 2022-11-22 | 青岛爱尔家佳新材料股份有限公司 | 一种用于新能源电池盒的阻燃聚脲及其制备方法 |
CN114989641A (zh) * | 2022-06-23 | 2022-09-02 | 四川轻化工大学 | 一种改性炭微球/氧化锌杂化体及其制备方法和应用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5832277B2 (ja) | 2015-12-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Ding et al. | MXene‐derived TiC/SiBCN ceramics with excellent electromagnetic absorption and high‐temperature resistance | |
Jin et al. | Flame-retardant poly (vinyl alcohol)/MXene multilayered films with outstanding electromagnetic interference shielding and thermal conductive performances | |
Song et al. | Multifunctional SiC@ SiO2 nanofiber aerogel with ultrabroadband electromagnetic wave absorption | |
Sun et al. | Preparation of boron nitride nanosheet/nanofibrillated cellulose nanocomposites with ultrahigh thermal conductivity via engineering interfacial thermal resistance | |
Jia et al. | Multifunctional fireproof electromagnetic shielding polyurethane films with thermal management performance | |
Wang et al. | Multicomponent nanoparticles synergistic one-dimensional nanofibers as heterostructure absorbers for tunable and efficient microwave absorption | |
Tan et al. | Fabrication of Chitosan/MXene multilayered film based on layer-by-layer assembly: Toward enhanced electromagnetic interference shielding and thermal management capacity | |
Zhou et al. | Self-assembly of exfoliated molybdenum disulfide (MoS2) nanosheets and layered double hydroxide (LDH): towards reducing fire hazards of epoxy | |
Jiao et al. | Robust bioinspired MXene-based flexible films with excellent thermal conductivity and photothermal properties | |
Yao et al. | Highly thermally conductive composite papers prepared based on the thought of bioinspired engineering | |
Jiao et al. | Ultrarobust MXene-based laminated paper with excellent thermal conductivity and flame retardancy | |
JP5832277B2 (ja) | 亜鉛化合物被覆炭素材及びその製造方法、並びに該亜鉛化合物被覆炭素材を用いた複合材 | |
Wang et al. | Surface modification of graphene with layered molybdenum disulfide and their synergistic reinforcement on reducing fire hazards of epoxy resins | |
Kumar et al. | Direct synthesis of lithium-intercalated graphene for electrochemical energy storage application | |
Du et al. | Electromagnetic wave absorbing properties of glucose‐derived carbon‐rich SiOC ceramics annealed at different temperatures | |
Xiong et al. | Vertically aligned Co9S8 nanotube arrays onto graphene papers as high‐performance flexible electrodes for supercapacitors | |
JP6065244B2 (ja) | 一種のグラフェンの製造方法 | |
Xie et al. | Synthesis of a carbon nanotubes/ZnAl‐layered double hydroxide composite as a novel flame retardant for flexible polyurethane foams | |
JP5800678B2 (ja) | ナノカーボン水分散体及びその製造方法並びにナノカーボン含有構造体 | |
Gai et al. | Compositional and hollow engineering of silicon carbide/carbon microspheres as high-performance microwave absorbing materials with good environmental tolerance | |
Liu et al. | The influence of mesoporous SiO2‐graphene hybrid improved the flame retardancy of epoxy resins | |
Wu et al. | Layer‐by‐Layer Assembly of Multifunctional NR/MXene/CNTs Composite Films with Exceptional Electromagnetic Interference Shielding Performances and Excellent Mechanical Properties | |
Gao et al. | Mussel‐inspired decoration of Ni (OH) 2 nanosheets on 2D MoS2 towards enhancing thermal and flame retardancy properties of poly (lactic acid) | |
Geng et al. | Covalent‐induced heterostructure of covalent‐organic frameworks and MXene as advanced electrodes with motivated pseudocapacitance performance | |
Huang et al. | Coal-based carbon composite with excellent electromagnetic-shielding properties prepared from modification of coal with DA reaction |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140626 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150303 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150414 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150728 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150813 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150929 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151027 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5832277 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |