JP2013129504A - 巻取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】全ての貫通孔に給糸ボビンを投入できるボビン供給部を備えた巻取装置を提供する。
【解決手段】給糸ボビンSBに巻かれた紡績糸Yを巻き取ってパッケージPKを作成する巻取部8と、給糸ボビンSBを支持するボビン支持部1と、ボビン支持部1に給糸ボビンSBを供給するボビン供給部9と、を備える巻取装置100であって、ボビン供給部9は、円周方向に複数の貫通孔91Hが形成されたマガジン91と、複数の貫通孔91Hの一部に向けて配置された案内通路92と、案内通路92が向かう貫通孔91Hを除いた貫通孔91Hの一方に配置され、案内通路92が向かう貫通孔91Hを除いた貫通孔91Hに投入された給糸ボビンSBを保持する板部材931と、板部材931の配置されていない貫通孔91Hと案内通路92を連通又は遮断する開閉機構93と、を備え、開閉機構93は、マガジン91を回転させる駆動装置94によって可動される、とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、紡績糸を巻き取ることによってパッケージを作成する巻取装置の技術に関する。
従来より、給糸ボビンから解舒された紡績糸を巻き取ってパッケージを作成する巻取装置が知られている(例えば特許文献1参照)。巻取装置には、給糸ボビンを支持するボビン支持部が備えられている。また、ボビン支持部に給糸ボビンを供給するため、ボビン供給部を備えた巻取装置が存在する。
ボビン供給部は、主にマガジンと案内通路で構成される。マガジンは、円周方向に複数の貫通孔が形成され、該貫通孔に給糸ボビンを収納できる。案内通路は、貫通孔に収納された給糸ボビンをボビン支持部まで導く。具体的に説明すると、マガジンは、貫通孔が所定の位置で止まるように間欠的に回転することができる。貫通孔に収納されている給糸ボビンは、該貫通孔が所定の位置に止まると重力によって落下する。案内通路は、落下した給糸ボビンをボビン支持部まで案内できる。
従って、マガジンに形成された複数の貫通孔のうち、一の貫通孔には給糸ボビンを投入することができなかった。つまり、一の貫通孔は、案内通路を介してボビン支持部と連通されているため、この貫通孔に給糸ボビンが投入された場合は、該給糸ボビンを意図せずにボビン支持部に供給してしまうこととなる。
このため、例えば9箇所の貫通孔が形成されたマガジンを備えている場合は、8箇所の貫通孔にのみ給糸ボビンを投入することが許されていた。しかし、オペレータが給糸ボビンを誤って投入した場合、給糸ボビンを支持する状態となっていないボビン支持部に給糸ボビンが供給されたり、給糸ボビンが支持されている状態のボビン支持部に更に給糸ボビンが供給されるという問題を生じていた。
特開2011−6179号公報
本発明は、このような問題を解決すべくなされたものであり、全ての貫通孔に給糸ボビンを投入できるボビン供給部を備えた巻取装置を提供することを目的としている。
第1の発明は、
給糸ボビンに巻かれた紡績糸を巻き取ってパッケージを作成する巻取部と、
前記給糸ボビンを支持するボビン支持部と、
前記ボビン支持部に前記給糸ボビンを供給するボビン供給部と、を備える巻取装置であって、
前記ボビン供給部は、
円周方向に複数の貫通孔が形成されたマガジンと、
前記複数の貫通孔の一部に向けて配置された案内通路と、
前記案内通路が向かう前記貫通孔を除いた前記貫通孔の一方に配置され、前記案内通路が向かう前記貫通孔を除いた前記貫通孔に投入された前記給糸ボビンを保持する板部材と、
前記板部材の配置されていない前記貫通孔と前記案内通路を連通又は遮断する開閉機構と、を備え、
前記開閉機構は、前記マガジンを回転させる駆動装置によって可動される、とした。
第2の発明は、第1の発明に係る巻取装置であって、
前記開閉部材は、前記板部材に対して平行に移動するシャッタ部材である、とした。
第3の発明は、第2の発明に係る巻取装置であって、
前記駆動装置は、
前記マガジンと一体となって回転するマガジンギヤと、
前記マガジンギヤを一方向に回転させる送り爪と、
前記送り爪を押動する送りレバーと、を具備し、
前記送りレバーが一方向に回動した場合に前記シャッタ部材によって前記板部材の配置されていない前記貫通孔を開口又は閉口し、
前記送りレバーが他方向に回動した場合に前記シャッタ部材によって前記板部材の配置されていない前記貫通孔を閉口又は開口して、前記送り爪が前記マガジンギヤと共に前記マガジンを回転させる、とした。
第4の発明は、第3の発明に係る巻取装置であって、
前記シャッタ部材は、前記送りレバーに取り付けられており、
前記送りレバーは、前記ボビン供給部を駆動する専用の動力源によって回動される、とした。
第5の発明は、第3又は第4の発明に係る巻取装置であって、
前記送りレバーは、ステッピングモータの動力を用いて回動される、とした。
第6の発明は、第1から第5のいずれかの発明に係る巻取装置であって、
前記開閉機構は、前記シャッタ部材が前記給糸ボビンを支持しているか否かを検出できる検出装置を具備する、とした。
第7の発明は、第1から第6のいずれかの発明に係る巻取装置を複数備える自動ワインダ、とした。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
第1の発明によれば、板部材の配置されていない貫通孔と案内通路を連通又は遮断する開閉機構を備えるので、全ての貫通孔に給糸ボビンを投入できる。これにより、オペレータによる給糸ボビンの投入作業が単純化される。また、投入作業の頻度を減らすことができる。更に、開閉機構は、板部材の配置されていない貫通孔を開口又は閉口する開閉部材で構成され、マガジンを回転させる駆動装置によって可動されるので、マガジンの動作と開閉機構の動作を連動させることができる。
第2の発明によれば、シャッタ部材が板部材に対して平行に移動するので、開閉機構の小型化を図ることができる。
第3の発明によれば、マガジンを回転させる駆動装置によってシャッタ部材が可動されるので、マガジンの動作と開閉機構の動作を容易に連動させることができる。
第4の発明によれば、ボビン供給部を駆動する専用の動力源によって送りレバーが回動されるので、他の本体機構の動作に左右されない自由度の高いボビン交換を実現できる。
第5の発明によれば、ステッピングモータの動力を用いて送りレバーが回動されるので、給糸ボビンがシャッタ部材と板部材の間でつまった場合などでも開閉機構や駆動装置の故障を防ぐことができる。
第6の発明によれば、シャッタ部材が給糸ボビンを支持しているか否かを検出できるので、マガジンに給糸ボビンが投入されていないことによる巻取装置の稼動停止を防ぐことができる。
第7の発明によれば、巻取装置を複数備えることで、オペレータによる給糸ボビンの投入作業が単純化されるという効果が大きくなる。また、投入作業の頻度を減らすことができるという効果も大きくなる。
巻取装置100の全体構成を示す図。 ボビン供給部9を示す図。 ボビン供給部9を矢印Xの方向から見た図。 開閉機構93と駆動装置94の構成を示す図。 開閉機構93と駆動装置94の動作態様を示す図。 シャッタ部材932が給糸ボビンSBを支持している状態を示す図。
まず、本発明の一実施形態に係る巻取装置100について説明する。
図1は、巻取装置100の全体構成を示す図である。図中の矢印は、紡績糸Yの送り方向を示している。
巻取装置100には、ボビン支持部1が備えられている。ボビン支持部1には、紡績糸Yが巻かれた給糸ボビンSBが装着される。巻取装置100には、給糸ボビンSBから解舒された紡績糸Yの送り方向に沿って、糸解舒補助部2、張力付与部3、張力検出部4、糸継部5、糸検出部6、綾振部7、巻取部8が備えられている。更に、巻取装置100には、ボビン供給部9が備えられている。
糸解舒補助部2は、給糸ボビンSBに巻かれた紡績糸Yの解舒を補助する。糸解舒補助部2は、給糸ボビンSBから解舒された紡績糸Yが遠心力によって広がることを制限する。
張力付与部3は、給糸ボビンSBから解舒された紡績糸Yに所定の張力を付与する。張力付与部3は、紡績糸Yに所定の張力を付与することによって、該紡績糸Yの高速巻き取りを可能としている。なお、張力付与部3として、櫛歯によって紡績糸Yに張力を付与するゲート式テンサーの他、ディスク式テンサー等を用いることが可能である。
張力検出部4は、紡績糸Yに掛かる張力を検出する。張力検出部4は、紡績糸Yの張力に応じて変化する電圧値に基づいて、該紡績糸Yに掛かる張力を検出できる。具体的には、制御部が張力検出部4からの検出信号を分析することによって、紡績糸Yに掛かるの張力が把握される。
糸継部5は、紡績糸Yどうしを継ぎ合わせる。糸継部5は、例えば紡績糸Yが切れた場合に、分断された紡績糸Yどうしを継ぎ合わせる。なお、糸継部5として、旋回気流によって紡績糸Yを継ぎ合わせるエアスプライサの他、機械式スプライサ等を用いることが可能である。
糸検出部6は、紡績糸Yの欠点部を検出する。また、糸検出部6は、紡績糸Yの糸切れを検出する。糸検出部6は、発光ダイオードを光源として紡績糸Yを照射し、該紡績糸Yからの反射光量に基づいて、紡績糸Yの欠点部及び紡績糸Yの糸切れを検出できる。具体的には、制御部が糸検出部6からの検出信号を分析することによって、欠点部の有無及び糸切れの有無が判断される。なお、糸検出部6として、上記のような光学式センサの他、静電容量式センサ等を用いることが可能である。
綾振部7は、パッケージPKに導かれる紡績糸Yを綾振する。綾振部7は、主に綾振ガイド71と綾振ガイド駆動部を備える。綾振ガイド71は、フック部に紡績糸Yを引っ掛けた状態でボビンTBの回転軸方向に往復し、紡績糸Yを綾振する。綾振ガイド駆動部は、サーボモータの動力を用いて綾振ガイド71を駆動する。このように、綾振部7は、往復する綾振ガイド71によって紡績糸Yを綾振する、いわゆるアーム式トラバース装置を構成している。しかし、アーム式トラバース装置の他、ベルト式トラバース装置や羽根トラバース装置等を用いることが可能である。また、本巻取装置100は、パッケージPKに接触した状態で回転するドラムを設け、該ドラムの表面に形成された案内溝によって紡績糸Yを綾振する構成、即ち、綾振ドラム方式であっても良い。
巻取部8は、ボビンTBを回転させて紡績糸Yを巻き取る。巻取部8は、主にボビン保持部81と接触ローラ82とパッケージ駆動部を備える。ボビン保持部81は、ボビンTBを脱着自在に把持するベアリングを備え、該ボビンTBを回転自在に保持する。接触ローラ82は、パッケージPKの表面を押圧することによって、該パッケージPKの形状を整える。パッケージ駆動部は、サーボモータの動力を用いてボビンTB及び該ボビンTB上に作成されたパッケージPKを回転させる。このように、巻取部8は、パッケージ駆動部によってパッケージPKが主動回転され、該パッケージPKの回転に伴って接触ローラ82が従動回転するように構成されている。しかし、パッケージ駆動部によって接触ローラ82が主動回転され、該接触ローラ82の回転に伴ってパッケージPKが従動回転するように構成しても良い。
ボビン供給部9は、ボビン支持部1に給糸ボビンSBを供給する。ボビン供給部9は、主にマガジン91と、案内通路92と、開閉機構93と、で構成される。以下にボビン供給部9の構造について詳細に説明する。
図2は、ボビン供給部9を示す図である。また、図3は、ボビン供給部9を矢印Xの方向から見た図である。図中の矢印は、マガジン91の回転方向(図3参照)及び給糸ボビンSBの案内方向(図2参照)を示している。
マガジン91は、該マガジン91の回転軸Aを中心として円周方向に複数の貫通孔91Hが形成されている。従って、マガジン91は、各貫通孔91Hに給糸ボビンSBを収納することができる。より詳細に説明すると、各貫通孔91Hに投入された給糸ボビンSBは、開閉機構93によって支持され、該貫通孔91Hの内部に保持される。なお、マガジン91は、貫通孔91Hが所定の位置で止まるように間欠的に回転することができる。所定の位置とは、貫通孔91Hが切欠部931Lと重なる位置である。切欠部931Lとは、板部材931の配置されていない空間部分を指す。
案内通路92は、一の貫通孔91Hをボビン支持部1まで延長するように形成されている。従って、案内通路92は、貫通孔91Hに収納された給糸ボビンSBをボビン支持部1に導くことができる。より詳細に説明すると、貫通孔91Hに収納された給糸ボビンSBは、該貫通孔91Hから落下すると案内通路92によって案内され、ボビン支持部1へ導かれる。そして、給糸ボビンSBは、該給糸ボビンSBにペグ11が挿入されることによって支持される。
開閉機構93は、貫通孔91Hの下方開口部を塞ぐように配置された板部材931と、開閉部材932と、で構成される。本実施形態において、開閉部材932は、シャッタ部材である(以降シャッタ部材932と示す)。板部材931には、貫通孔91Hの一つと案内通路92を連通する切欠部931Lが形成されている。シャッタ部材932は、板部材931に対して平行に移動することによって切欠部931Lを開口又は閉口できる。従って、板部材931は、貫通孔91Hに投入された給糸ボビンSBを支持することができる。一方、シャッタ部材932は、切欠部931Lを閉口している場合に、貫通孔91Hに投入された給糸ボビンSBを支持することができる。また、シャッタ部材932は、切欠部931Lを開口することによって、貫通孔91Hに収納されていた給糸ボビンSBを落下させることができる。より詳細に説明すると、板部材931は、切欠部931Lの上方で止まった貫通孔91Hを除いて、他の貫通孔91Hに投入された給糸ボビンSBを支持することができる。一方、シャッタ部材932は、切欠部931Lを閉口している場合に、該切欠部931Lの上方で止まった貫通孔91Hに投入された給糸ボビンSBを支持することができる。また、シャッタ部材932は、切欠部931Lを開口することによって、該切欠部931Lの上方で止まった貫通孔91Hに収納されていた給糸ボビンSBを落下させることができる。
このように、本巻取装置100のボビン供給部9は、板部材931の配置されていない貫通孔91Hと案内通路92を連通又は遮断する開閉機構93を備えるので、全ての貫通孔91Hに給糸ボビンSBを投入できる。つまり、シャッタ部材932によって切欠部931Lを閉口することで、全ての貫通孔91Hに給糸ボビンSBを投入することが可能となる。これにより、オペレータによる給糸ボビンSBの投入作業が単純化される。また、投入作業の頻度を減らすことができる。
また、上述したように、開閉機構93は、貫通孔91Hの一つと案内通路92を連通する切欠部931Lが形成された板部材931と、切欠部931Lを開口又は閉口するシャッタ部材932と、で構成されている。そして、開閉機構93は、マガジン91を回転させる駆動装置94によって可動される(図4、図5参照)。
このように、開閉機構93は、切欠部931Lが形成された板部材931と切欠部931Lを開口又は閉口するシャッタ部材932で構成され、マガジン91を回転させる駆動装置94によって可動されるので、マガジン91の動作と開閉機構93の動作を連動させることができる。
更に、上述したように、シャッタ部材932は、板部材931に対して平行に移動するように構成されている。
このように、シャッタ部材932は、板部材931に対して平行に移動するので、開閉機構93の小型化を図ることができる。つまり、シャッタ部材932が板部材931に対して平行に移動するので、該シャッタ部材932の可動領域が小さく、開閉機構93の小型化を図ることが可能となる。従って、ボビン供給部9の小型化を図ることができ、ひいては本巻取装置100の小型化を達成できる。
なお、上述したように、開閉機構93は、マガジン91を回転させる駆動装置94によって可動される。駆動装置94は、主にマガジンギヤ941と、送りレバー942と、送り爪943と、ストップラッチ944と、で構成される(図4参照)。以下に開閉機構93が駆動装置94によって可動される構造について詳細に説明する。
図4は、開閉機構93と駆動装置94の構成を示す図である。図5は、開閉機構93と駆動装置94の動作態様を示す図である。図中の矢印は、開閉機構93と駆動装置94を構成する各部品の動作方向を示している。
マガジンギヤ941は、マガジン91を回転させる。マガジンギヤ941には、送り爪943が掛けられる送りギヤGaと、ストップラッチ944が掛けられるストップギヤGbと、が形成されている。送りギヤGaは、回転方向への角度位相の変化に伴って回転軸Aから外周面までの距離が徐々に小さくなるギヤ歯を9つ備えている。ストップギヤGbは、回転方向への角度位相の変化に伴って回転軸Aから外周面までの距離が徐々に大きくなるギヤ歯を9つ備えている。なお、送りギヤGaとストップギヤGbが9つのギヤ歯を備えるのは、マガジン91に9箇所の貫通孔91Hが形成されているからである。
送りレバー942は、回転軸Aを中心として回動自在に取り付けられている。送りレバー942には、送り爪943を回動自在に支持する支持軸SH1と、ローラアーム945を押すためのピンPが形成されている。更に、送りレバー942には、シャッタ部材932が取り付けられ、該シャッタ部材932を移動(旋回)させることができる。本実施形態において、シャッタ部材932は、送りレバー942が一方に回動すると、切欠部931Lを開口する(図5A参照)。しかし、シャッタ部材932は、送りレバー942が他方に回動すると、切欠部931Lを閉口する(図5B、図5C参照)。
送り爪943は、送りレバー942の回動によってマガジンギヤ941を一方向に回転させる。送り爪943には、送りギヤGaに掛かる爪部が形成されている。送り爪943は、送りレバー942が一方に回動すると(図4における反時計回り)、爪部が送りギヤGaに掛からないため、マガジンギヤ941を回転させない(図5A参照)。しかし、送り爪943は、送りレバー942が他方に回動すると(図4における時計回り)、爪部が送りギヤGaに掛かるため、マガジンギヤ941を回転させる(図5B、図5C参照)。
ストップラッチ944は、送りレバー942の回動によってマガジンギヤ941を回転自在又は回転不能とする。ストップラッチ944には、ストップギヤGbに掛かる爪部が形成されている。そして、ストップラッチ944は、ローラアーム945に設けられた支持軸SH2を中心として回動自在に支持されている。ローラアーム945とストップラッチ944は、一定の開き角度内で互いに回動可能に構成されている。ストップラッチ944は、送りレバー942が一方に回動すると、ピンPがローラアーム945を押しても該ローラアーム945が回動することで爪部がストップギヤGbから外れないため、マガジンギヤ941を回転不能とする(図5A参照)。しかし、ストップラッチ944は、送りレバー942が他方に回動すると、ピンPがローラアーム945を押すことで爪部がストップギヤGbから外れるため、マガジンギヤ941を回転自在とする(図5B参照)。また、ストップラッチ944は、送りレバー942が更に回動すると、ピンPがローラアーム945から離れることで爪部がストップギヤGbに掛かるため、マガジンギヤ941を回転不能とする(図5C参照)。
以下に時経列に沿って開閉機構93と駆動装置94の動作態様を説明する。これは、給糸ボビンSBをボビン支持部1に供給する際に行なわれる動作である。
まず、図5Aに示すように、送りレバー942が一方に回動される。このとき、ピンPがローラアーム945をストップラッチ944側に回動させることになるが、ストップラッチ944は、爪部がストップギヤGbから外れないため、マガジンギヤ941を回転不能としている。また、送り爪943は、爪部が送りギヤGaに掛からない方向に回動するため、マガジンギヤ941を回転させることはできない。従って、送り爪943の爪部は、ギヤ歯の外周面を滑って隣接するギヤ歯に移動することとなる。なお、シャッタ部材932は、送りレバー942の回動によって移動(旋回)し、切欠部931Lを開口させる。これにより、シャッタ部材932が支持していた給糸ボビンSBを落下させることができる。
次に、図5Bに示すように、送りレバー942が他方に回動される。このとき、ピンPがローラアーム945をストップラッチ944と反対側に回動させることにより、ストップラッチ944は、ローラアーム945と共に回動して爪部がストップギヤGbから外れるため、マガジンギヤ941を回転自在とする。また、送り爪943は、爪部が送りギヤGaに掛かるため、マガジンギヤ941を回転させることができる。従って、マガジン91は、マガジンギヤ941と一体となって回転することとなる。なお、シャッタ部材932は、送りレバー942と共に移動(旋回)し、切欠部931Lを閉口させる。
次に、図5Cに示すように、送りレバー942が更に回動される。このとき、ストップラッチ944は、爪部がストップギヤGbから外れているため、マガジンギヤ941を回転自在としている。従って、ストップラッチ944の爪部は、ギヤ歯の外周面を滑って隣接するギヤ歯に移動することとなる。また、送り爪943は、爪部が送りギヤGaに掛かっているため、マガジンギヤ941を更に回転させる。従って、マガジン91は、マガジンギヤ941と一体となって更に回転し、隣接する貫通孔91Hが切欠部931Lの上方で止まることとなる。これにより、隣接する貫通孔91Hに収納されていた給糸ボビンSBをシャッタ部材932によって支持することができる。
このように、本巻取装置100のボビン供給部9は、マガジン91を回転させる駆動装置94によって開閉機構93のシャッタ部材932が可動されるので、マガジン91の動作と開閉機構93の動作を容易に連動させることができる。
なお、送りレバー942は、駆動装置94に備えられたステッピングモータ(図示せず)の動力を用いて回動される。
このように、ボビン供給部9は、ステッピングモータの動力を用いて送りレバー942が回動されるので、給糸ボビンSBがシャッタ部材932と板部材931の間でつまった場合などでも開閉機構93や駆動装置94の故障を防ぐことができる。これは、例えば給糸ボビンSBがつまったり、給糸ボビンSBに巻かれた紡績糸Yが絡まったりして、開閉機構93や駆動装置94に強い負荷が掛かっても、ロータの位相がズレる(脱調現象)ことによって負荷を逃がすことができるからである。
なお、送りレバー942は、ボビン供給部9を駆動する専用の動力源によって回動させるとしても良い。つまり、ボビン供給部9は、マガジン91を回転させる専用の動力源を備え、該動力源によって送りレバー942を回動させるとしても良い。
このように構成した場合、ボビン供給部9を駆動する専用の動力源によって送りレバー942が回動されるので、他の本体機構の動作に左右されない自由度の高いボビン交換を実現できる。
また、本巻取装置100のボビン供給部9は、シャッタ部材932が給糸ボビンSBを支持しているか否かを検出できる点に特徴を有する。以下にシャッタ部材932が給糸ボビンSBを支持しているか否かを検出できる構造について詳細に説明する。
図6は、シャッタ部材932が給糸ボビンSBを支持している状態を示す図である。図中の矢印は、給糸ボビンSBによるシャッタ部材932の押動方向を示している。
開閉機構93は、シャッタ部材932の近傍に検出装置933を備えている。検出装置933は、シャッタ部材932に取り付けられた磁石Mの磁力を検出できる磁力センサ(ホールIC)である。検出装置933は、磁束密度の変化に応じて出力電圧を変換し、出力電圧の値から磁石Mの位置を検出できる。
一方、シャッタ部材932は、コイルスプリングなどの付勢部材を介して送りレバー942に取り付けられている。このため、シャッタ部材932は、給糸ボビンSBが投入された場合に、該給糸ボビンSBによって押動されることとなる。従って、制御部は、検出装置933からの検出信号に基づいて、シャッタ部材932が押動されているか否かを把握することができる。
このように、開閉機構93は、シャッタ部材932が給糸ボビンSBを支持しているか否かを検出できるので、マガジン91に給糸ボビンSBが投入されていないことによる本巻取装置100の稼動停止を防ぐことができる。
なお、本巻取装置100は、上述したように、給糸ボビンSBの投入作業の単純化及び投入作業の頻度の低減という効果を有している。これは、本巻取装置100を複数備える自動ワインダを構成することによって、かかる効果を大きくすることができる。
即ち、本巻取装置100を複数備えることで、オペレータによる給糸ボビンSBの投入作業が単純化されるという効果が大きくなる。また、投入作業の頻度を減らすことができるという効果も大きくなる。
1 ボビン支持部
2 糸解舒補助部
3 張力付与部
4 張力検出部
5 糸継部
6 糸検出部
7 綾振部
8 巻取部
9 ボビン供給部
91 マガジン
92 案内通路
93 開閉機構
931 板部材
932 シャッタ部材
933 検出装置
94 駆動装置
941 マガジンギヤ
942 送りレバー
943 送り爪
944 ストップラッチ
SB 給糸ボビン

Claims (7)

  1. 給糸ボビンに巻かれた紡績糸を巻き取ってパッケージを作成する巻取部と、
    前記給糸ボビンを支持するボビン支持部と、
    前記ボビン支持部に前記給糸ボビンを供給するボビン供給部と、を備える巻取装置であって、
    前記ボビン供給部は、
    円周方向に複数の貫通孔が形成されたマガジンと、
    前記複数の貫通孔の一部に向けて配置された案内通路と、
    前記案内通路が向かう前記貫通孔を除いた前記貫通孔の一方に配置され、前記案内通路が向かう前記貫通孔を除いた前記貫通孔に投入された前記給糸ボビンを保持する板部材と、
    前記板部材の配置されていない前記貫通孔と前記案内通路を連通又は遮断する開閉機構と、を備え、
    前記開閉機構は、前記マガジンを回転させる駆動装置によって可動される、ことを特徴とする巻取装置。
  2. 前記開閉部材は、前記板部材に対して平行に移動するシャッタ部材である、ことを特徴とする請求項1に記載の巻取装置。
  3. 前記駆動装置は、
    前記マガジンと一体となって回転するマガジンギヤと、
    前記マガジンギヤを一方向に回転させる送り爪と、
    前記送り爪を押動する送りレバーと、を具備し、
    前記送りレバーが一方向に回動した場合に前記シャッタ部材によって前記板部材の配置されていない前記貫通孔を開口又は閉口し、
    前記送りレバーが他方向に回動した場合に前記シャッタ部材によって前記板部材の配置されていない前記貫通孔を閉口又は開口して、前記送り爪が前記マガジンギヤと共に前記マガジンを回転させる、ことを特徴とする請求項2に記載の巻取装置。
  4. 前記シャッタ部材は、前記送りレバーに取り付けられており、
    前記送りレバーは、前記ボビン供給部を駆動する専用の動力源によって回動される、ことを特徴とする請求項3に記載の巻取装置。
  5. 前記送りレバーは、ステッピングモータの動力を用いて回動される、ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の巻取装置。
  6. 前記開閉機構は、前記シャッタ部材が前記給糸ボビンを支持しているか否かを検出できる検出装置を具備する、ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の巻取装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の巻取装置を複数備える自動ワインダ。
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