JP2013129398A - 燃料タンク保持バンド - Google Patents

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【課題】簡素な構成でバンドの破損を抑制することができるようにした、燃料タンク保持バンドを提供する。
【解決手段】板材から形成され、先端に車体に係止されるフック部1aを有し基端にストラップ2が重合される重合部1dを有するフック1と、フック1の重合部1dの一面と面接合される帯状のストラップ2とを備え、フック1のフック部1aと重合部1dとの間に、重合部1dに重合されるストラップ2の厚さ方向の中心面C2をフック部1aの厚さ方向の中心面C1に近接させる段部1cが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される燃料タンクを保持する燃料タンク保持バンドに関するものである。
トラック等の車両では、L型ブラケットに載置された燃料タンクをバンドで保持することが行なわれている。
燃料タンクは、L型ブラケットの垂直部に接してL型ブラケットの水平部に載置され、L型ブラケットの垂直部及び水平部に両端部が掛け渡されたバンドにより保持される。以下、図3を用いて、燃料タンクを保持する従来のバンドを説明する。
図3(a)に示すバンドは、L型ブラケットの垂直部に係止されるフック10aと、フック10aに面状に接して接合されるストラップ20aとを有する。
図3(b)に示すバンドは、L型ブラケットの垂直部に係止されるフック10bと、このフック10bが回動自在に取り付けられるストラップ20bとを有する。このストラップ20bは、フック10bが装着される穴を有し、折り曲げられて形成される。
これらのフック10a,10b及びストラップ20a,20bは板金等の板材で形成される。
図3(a),(b)に示すようなバンドが、特許文献1,2等に開示されている。
特開2002−165039号公報 特表2001−511094号公報
図3(a)に示すバンドは、フック10aとストラップ20aとが面状に接するため、フック10aとストラップ20aとはオフセットして接合されている。このため、バンドに張力が作用すると、フック10aとストラップ20aとの接合部に曲げ応力が発生してバンドが破損するおそれがある。
一方、図3(b)に示すバンドは、フック10bとストラップ20bとがオフセットされずに接合されている。しかしながら、フック10bを板金等の板材のみで形成することは困難であり、また、ストラップ20bに穴の形成や折り曲げ加工を要してしまう。
本発明は、かかる課題に鑑み創案されたものであり、簡素な構成でバンドの破損を抑制することができるようにした、車両用燃料タンク保持バンドを提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明の燃料タンク保持バンドは、板材(板金等の板材)から形成され、先端に車体に係止されるフック部を有し基端にストラップが重合される重合部を有するフックと、前記フックの前記重合部の一面と面接合される帯状の前記ストラップとを備え、前記フックの前記フック部と前記重合部との間に、前記重合部に重合される前記ストラップの厚さ方向の中心面を前記フック部の厚さ方向の中心面に接近させる段部が形成されていることを特徴としている。つまり、前記段部は、前記ストラップの厚さ方向の中心面を前記フック部の厚さ方向の中心面に接近させるように、前記重合部を前記フック部に対して厚さ方向にオフセットさせる。
(2)前記フックは、前記ストラップよりも厚みが大きいことが好ましい。
(3)前記段部は、前記重合部に重合される前記ストラップの厚さ方向の中心面を前記フック部の厚さ方向の中心面に一致させることが好ましい。
(4)前記フックと前記ストラップとは、リベットにより接合されていることが好ましい。
(5)前記フックの前記フック部と前記重合部との間に幅方向にくびれていて車体の係止穴に差し込まれるくびれ部が形成され、前記段部は前記くびれ部又は前記くびれ部を含む箇所に形成されていることが好ましい。
本発明の燃料タンク保持バンドによれば、フックのフック部と重合部との間に、重合部に重合されるストラップの厚さ方向の中心面をフック部の厚さ方向の中心面に接近させる段部が形成されるため、重合部をフック部に対して厚さ方向にオフセットさせることになり、フックのフック部とフックの重合部に接合されるストラップとのオフセットは、小さくなる或いは解消される。このため、燃料タンク保持バンドに張力が作用した場合には、フックとストラップとの接合箇所に発生する曲げ応力が抑制される。したがって、板材から形成されるフックに段部を設けるという簡素な構成で、燃料タンク保持バンドの破損を抑制することができる。
本発明の一実施形態にかかる燃料タンク保持バンドを説明する図であり、(a)はその一部を破断して示す斜視図、(b)は図1(a)のI方向矢視図(側面図)、(c)はフックの第1変形例を示す斜視図、(d)はフックの第2変形例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる燃料タンク保持バンドが適用される燃料タンク及びその周辺の構造を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)は図2(a)の矢II方向矢視図(上面図)である。 従来の燃料タンクを保持するバンドの一端部を拡大して示す要部拡大図であり、(a)はその第1例を示し、(b)はその第2例を示す。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
〈一実施形態〉
[構成]
まず、一実施形態にかかる車両用の燃料タンク保持バンド(以下、単にバンドともいう)について説明する。また、本実施形態にかかるバンドは、例えばトラック又はバスといったいわゆる大型又は中型の自動車等の車両に搭載される燃料タンクを保持するものである。
図1(a)及び図2(a)に示すように、車両用の燃料タンク保持バンドは、フック1と、帯状に延在するストラップ2と、このストラップ2に接着されたパッキン3と、フック1とストラップ2とを接合するリベット4と、ボルト5a及びナット5bから構成される締結部材5とを有する。
フック1は、バンドの先端側(バンドの一端側、ここではサイドフレーム9に接続される側)に設けられ、板材(板状の材料)が折り曲げ形成されたものである。このフック1の材料としては、鋼や軽合金の板金を用いることができる。フック1の厚みは、燃料タンク6を保持する際に作用する張力により変形しない或いは略変形しない程度の厚み(例えば4.5mm)に設定され、ストラップ2の厚みよりも大きい。
フック1は、ストラップ2に対してせぎり形状に加工される。ここでいう、せぎり形状とは、一方の部材(フック1)に段を付けて両者の部材(フック1及びストラップ2)が同一平面上にあるように形成されたものをいう。
ストラップ2は、バンドの両端を除く中間部に延在する平板材である。このストラップ2の材料(平板材)としては、鋼や軽合金の板金を用いることができる。ストラップ2の厚みは、燃料タンク6の外周に沿って変形可能な厚み(例えば1.6mm)に設定され、フック1の厚みよりも小さい。
ストラップ2の下面にはパッキン3が接着され、このパッキン3の先端(バンドの先端側の端部)はフック1よりも基端側に設けられる。
パッキン3は、燃料タンク6にバンドが取り付けられた際に、ストラップ2と燃料タンク6との間に介装され、板金どうし(ここでは、ストラップ2及び燃料タンク6)の接触を緩衝する緩衝材として機能するものである。このパッキン3としては、ゴムや樹脂等を用いることができる。
締結部材5は、バンドの基端側(バンドの他端側、つまり先端側とは反対側)に設けられ、ストラップ2の基端部に接続されるボルト5aと、このボルト5aに螺装されるナット5bとから構成される。締結部材5は、燃料タンク6にバンドが取り付けられた際に、バンドを車体側に締結する。
以下、フック1の構成について詳細に説明する。
フック1は、フック1の先端側に形成された先端部(フック部)1aと、フック1の基端側に形成された重合部1dと、これら先端部1aと重合部1dとの間に連続して形成されたくびれ部1b及び段部1cとを有する。くびれ部1bは先端部1aと段部1cとの間に形成され、段部1cはくびれ部1bと重合部1dの間に形成される。
先端部1aは、フック1の延在方向に直交する方向の幅W1を有し、フック1の先端に翼状に形成される。
くびれ部1bは、フック1の延在方向に直交する方向の幅W2を有する。このくびれ部1bの幅W2は、先端部1aの幅W1よりも小さい。
これら先端部1a及びくびれ部1bの上面及び下面は、連続した平面を形成している。また、先端部1a及びくびれ部1bの形状は、上面視でT字型になっている。
くびれ部1bと重合部1dとの間には、重合部1dに接合されるストラップ2の厚さ方向の中心面C2を、先端部1aの厚さ方向の中心面C1に接近させる段部1cが形成される。この段部1cは、フック1が折り曲げられた部位であり、重合部1dに対してくびれ部1bを厚さ方向にオフセットさせる段状に形成される。
重合部1dは、ストラップ2の先端側と重合し、重合部1dの下面は、ストラップ2の先端側の上面と面状に接触している。この重合部1dには、リベット4が嵌装される図示しない接合穴が形成され、ストラップ2の先端側にも重合部1dの接合穴に対応する箇所に図示しない接合穴が形成されている。
重合部1d及びストラップ2の各接合穴にはリベット4が嵌挿されて、フック1とストラップ2とが接合されている。なお、ここではリベット4が四つ設けられているが、リベット4の数はこれに限られない。
図1(b)に示すように、フック1の先端側に形成された先端部1a及びくびれ部1bの延在方向に沿う厚さ方向の中心面C1と、ストラップ2の延在方向に沿う厚さ方向の中心面C2とは一致している。なお、図1(b)は、本案の理解を助けるべく、厚さ方向に拡大したものを示している。
また、フック1の基端側に形成された重合部1dの中心面C3と、先端部1a及びくびれ部1bの中心面C1とはオフセット量dを有している。
このオフセット量dは、重合部1dにおける厚みの半分(半厚みともいう)の半厚みT1と、ストラップ2における厚みの半分の半厚みT2とを合わせた大きさとなるように設定される。
つまり、段部1cは、重合部1dを先端部1aに対して厚さ方向(図中上方)にオフセットさせる。
詳細には、段部1cの基端側の厚さ方向中心は重合部1dの中心面C3と一致し、段部1cの先端側の厚さ方向中心はくびれ部1bの中心面C1と一致する。このため、段部1cは、重合部1dが形成されるフック1の基端側の中心面C3を先端側に向けてオフセット量dだけ下方に偏倚させ、先端部1a及びくびれ部1bが形成されるフック1の先端側の中心面C1とストラップ2の中心面C2とを一致させる部位といえる。したがって、ストラップ2の厚さ方向の中心面C2と先端部1aの厚さ方向の中心面C1とが一致する。
このフック1は、例えば、板金からくびれさせる部分をカットし曲げ加工を行なうことにより製造される。
次に、図2を用いて、燃料タンク保持バンドが適用される燃料タンク及びその周辺構造を説明する。
図2(a)に示すように、燃料タンク6は、車両の前後方向に延在するサイドフレーム9に取り付けられ、L型に形成されたハット断面形状のブラケット7に載置される。なお、ブラケット7は、車両前側と車両後側とに二つ配設される。これらのブラケット7,7はそれぞれ同様の構成となっているため、一つのブラケット7について説明し、もう一つのブラケット7の説明については省略する。
ブラケット7は、車幅方向に延在する水平部7aと、この水平部7aに直交する垂直部7bとからL字状に形成される。この垂直部7bには、長穴(係止穴)8が形成されている。この長穴8は、短径がフック1のくびれ部1bの幅W2よりも大きく且つ先端部1aの幅W1よりも小さく設定され、長径がフック1の先端部1aの幅W1よりも大きく設定される。なお、長穴8の長径は、長穴8の長手方向に沿った内径を意味し、長穴8の短径は、長穴8の長手方向に直交する方向に沿った内径を意味する。
水平部7aには、燃料タンク6の底面が図示しないパッキン等の緩衝材を介して載置され、垂直部7bと燃料タンク6の側面との間には図示しないパッキン等の緩衝材が介装される。
フック1,ストラップ2,パッキン3及び締結部材5を有するバンドは、両端部がブラケット7の水平部7a及び垂直部7bに掛け渡される。なお、バンドは、車両前側のブラケット7と、車両後側のブラケット7とにそれぞれ装着され、これらのバンドもそれぞれ同様の構成となっているため、一つのバンドについて説明し、もう一つのバンドについての説明は省略する。
フック1は、垂直部7bに形成された長穴8に係止される。このフック1は、フック1の幅方向が長穴8の長径方向に沿うように回転され、フック1の先端側(先端部1a及びくびれ部1b)が長穴8に差し込まれた後、フック1の幅方向が長穴8の短径方向に沿うように回転されることで係止される。なお、ここでいう係止とは、引っ掛けるように取り付けることを意味する。
締結部材5は、ボルト5aが水平部7aに設けられたボルト穴に挿通され、このボルト穴の下方からボルト5aにナット5bが締結されることにより、バンドをブラケット7に締結する。
図2(b)に示すように、バンドの先端側に設けられたフック1は、垂直部7bに形成された長穴8にくびれ部1bが挿通され、垂直部7bのサイドフレーム9から突出するように形成された凸面部の車両方向中心側の面(図中上面)に先端部1aの基端側(図中下側)が当接している。
つまり、バンドの基端側に形成される締結部材5による締結により、フック1には、ストラップ2及びリベット4を介して基端側に引っ張るように張力がかけられており、この張力が作用するフック1の先端部1aが垂直部7bの凸面部の内面に引っ掛かる。これにより、フック1は車両側に係止され、燃料タンク保持バンドは水平部7aに載置された燃料タンク6を保持する。
[作用・効果]
本発明の一実施形態に係る燃料タンク保持バンドは上述のように構成される。すなわち、フック1の先端部1a及びくびれ部1bと重合部1dとの間に、重合部1dに重合されるストラップ2の厚さ方向の中心面C2を先端部1aの厚さ方向の中心面C1に一致させる段部1cが形成される。そのため、重合部1dを先端部1aに対して厚さ方向にオフセットし、先端部1a及びくびれ部1bの中心面C1とストラップ2の中心面C2とが一致する。
つまり、フック1の先端部1a及びくびれ部1bとストラップ2とはオフセットしない。これにより、燃料タンク保持バンドに張力が作用した場合、フック1とストラップ2との接合箇所に発生する曲げ応力を抑制することができる。したがって、板材から形成されるフック1に段部1cを設けるという簡素な構成で、燃料タンク保持バンドの破損を抑制することができる。
これについて図を用いて説明する。図1(b)中には、二点鎖線で段部1cを有さないフック1′を示す。このフック1′は、全体に亘って延在方向に沿った厚さ方向の中心面が重合部1dの厚さ方向中心面C3と一致しており、ストラップ2に対してオフセット量dを有する。このようなフック1′を有する燃料タンク保持バンドに張力が作用した場合は、フック1′とストラップ2との接合部に曲げ応力が発生し、バンドが破損してしまうおそれがある。一方、本燃料タンク保持バンドは、フック1の先端部1a及びくびれ部1bとストラップ2とがオフセットしていないため、燃料タンク保持バンドの破損を抑制することができる。
また、重合部1dの半厚みT1とストラップ2の半厚みT2とを合わせたオフセット量dだけ、重合部1dの中心面C3は、先端部1a及びくびれ部1bの中心面C1よりもオフセットしている。このため、ストラップ2の厚みに応じてオフセット量dを設定することにより、種々の厚みを有するストラップに対応して、フック1の先端側に形成される先端部1a及びくびれ部1とストラップ2とのオフセットを解消することができる。
また、フック1の厚みは、ストラップ2の厚みよりも大きく、燃料タンク6を保持する際に作用する張力により変形しない或いは略変形しない大きさに設定されるため、強度が確保されたフック1に段部1cを設けることにより、燃料タンク保持バンドに張力が作用した場合のフック1の変形が抑制され、フック1とストラップ2との接合箇所に発生する曲げ応力を抑制することができる。
また、フック1とストラップ2とがリベット4により接合されるため、溶接等による接合よりも、接合強度のばらつきを抑制することができる。また、リベット4による接合はせん断方向に作用する力に強いため、フック1とストラップ2とを確実に接合し、かかる接合の耐久性を確保することができる。
また、フック1は、板金からくびれさせる部分のカットし曲げ加工を行なうことにより製造されるため、フック1の製造工程を簡素化することができる。
[その他]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
上述の実施形態では、フック1の先端部1a及びくびれ部1bとフック1の重合部1dに接合されるストラップ2とはオフセットしていないものを示したが、これに限らず、重合部1dに重合されるストラップ2の厚さ方向の中心面C2が先端部1aの厚さ方向の中心面C1に接近していればよい。この場合、フック1の先端部1a及びくびれ部1bとストラップ2とのオフセットを小さくすることにより、フック1とストラップ2との接合箇所に作用する曲げ応力を抑制することができる。
また、フック1とストラップ2とがリベット4により接合されるものを示したが、これに限らず、スポット溶接等の溶接により接合されるものでもよい。この場合には、フック1及びストラップ2にリベット4が嵌装される接合穴を形成する必要が無く、より簡素な構成とすることができる。さらに、スポット溶接の場合は、一般的にせん断方向に作用する力に強いため、フック1とストラップ2とを確実に接合し、かかる接合の耐久性を確保することができる。また、板材どうしを固定するのに一般的な技法である溶接を用いて、フック1とストラップ2とを接合するため、加工も比較的容易である。
また、フック1が、くびれ部1bと段部1cとを有するものを示したが、フック1の形状はこれに限らない。例えば、図1(c)に示すフック100のように、先端部100aと重合部100cとの間のくびれ部100bの部位において段部が形成されてもよい。また、図1(d)に示すフック100′のように、先端部100a′と重合部100c′との間に、くびれ部101b′と上側段部101c′とからなる段部100b′を設けてもよい。言い換えると、段部はくびれ部を含む箇所に形成されてもよい(つまり、くびれ部に段部としての機能を包含させてもよい)。これによれば、フックの延在方向の長さを短くすることができ、これにより、フックの製造コストを抑制して燃料タンク保持バンドの製作コストを抑制することができる。
また、パッキン3がストラップ2に接着されたものを示したが、これに限らず、ストラップ2と別体のパッキンを用いてもよい。この場合、燃料タンク6の外周にパッキンを配置し、このパッキンの外周にストラップを配設する。
また、ブラケット7が二つ配設されるものを示したが、これに限らず、ブラケット7が三つ以上配設されてもよい。この場合、燃料タンク保持バンドもブラケット7の個数に対応して三つ以上配設される。
本発明の車両用の燃料タンク保持バンドは、トラック又はバスといった大型又は中型の自動車のみならず、普通自動車,軽自動車等の小型車や、鉄道や建設機械等の車両にも適用することができる。
1 フック
1a 先端部(フック部)
1b くびれ部
1c 段部
1d 重合部
2 ストラップ
3 パッキン
4 リベット
5 締結部材
5a ボルト
5b ナット
6 燃料タンク
7 ブラケット
7a 水平部
7b 垂直部
8 長穴(係止穴)
9 サイドフレーム

Claims (5)

  1. 板材から形成され、先端に車体に係止されるフック部を有し基端にストラップが重合される重合部を有するフックと、
    前記フックの前記重合部の一面と面接合される帯状の前記ストラップとを備え、
    前記フックの前記フック部と前記重合部との間に、前記重合部に重合される前記ストラップの厚さ方向の中心面を前記フック部の厚さ方向の中心面に接近させる段部が形成されている
    ことを特徴する、燃料タンク保持バンド。
  2. 前記フックは、前記ストラップよりも厚みが大きい
    ことを特徴する、請求項1記載の燃料タンク保持バンド。
  3. 前記段部は、前記重合部に重合される前記ストラップの厚さ方向の中心面を前記フック部の厚さ方向の中心面に一致させる
    ことを特徴する、請求項1又は2記載の燃料タンク保持バンド。
  4. 前記フックと前記ストラップとは、リベットにより接合されている
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の燃料タンク保持バンド。
  5. 前記フックの前記フック部と前記重合部との間に幅方向にくびれていて車体の係止穴に差し込まれるくびれ部が形成され、前記段部は前記くびれ部又は前記くびれ部を含む箇所に形成されている
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の燃料タンク保持バンド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016002852A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 日野自動車株式会社 車両用タンクの固定バンド

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