JP2013129263A - 導風板の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャブとバンボディとの高さ違いによる導風板のサイズの相違によってボルト穴部の位置の相違が発生しても、フレーム構造の一部共通化を図ることにより対応できる導風板の取付構造を提供する。
【解決手段】ドラッグフォイラ2を支持する前端側支持フレーム部5と、前記フォイラ2を支持する後端側支持フレーム部とを有し、前端側支持フレーム部5は、前記フォイラ2の支持フレーム51と、前記フォイラ2の全サイズに対応可能な共通金具部とを有し、該共通金具部は、該支持フレーム51の基端側が連結され且つ縦長穴52aが形成された取付金具52と、該取付金具52に隣接して配置され且つ車体前後方向に沿って形成された横長穴53aを有する支持フレーム位置調整金具53と、取付金具52と支持フレーム位置調整金具53とを前記穴52a,53aを使って締結する締結具とを有し、前記金具53には横長穴53aを高さ方向に所定間隔で複数形成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、トラックのキャブ上面よりも高さ方向に突出しているバンボディ等へ走行風が正面衝突することを避けるためにキャブ上面に設置される導風板の取付構造に関する。
従来、トラックのキャブ上面には空力特性の改善のためにドラッグフォイラと呼ばれる導風板が設置されることが多く、導風板の取付構造に関する研究開発がなされている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。ドラッグフォイラを用いると、バンボディの正面への走行風の衝突が回避され、走行空気抵抗が小さくなり空力特性の改善及び燃費の向上が図られる。ドラッグフォイラの両側面部は略三角形状であり、走行風はドラッグフォイラの斜面に沿って整流された状態でスムーズに流れ、バンボディ上方に円滑に流れる。走行風は、キャブ前面のフロントガラスの上端からドラッグフォイラの斜面に沿って流れるため、ドラッグフォイラの下端側とキャブ上面との間隙がなるべく小さくなるように設計されている。
ドラッグフォイラは、軽量化及び剛性の観点から例えば繊維強化プラスチック(FRP)等の樹脂が適用され、また、軽量化の観点から底面及び背面が開放しており板状の部材からなる。
キャブ後方には、積荷を収納するバンボディが配置されている。バンボディは規格化された箱体であり主に直方体状である。勿論、道路交通法で規定された高さ制限値を超えない寸法である。バンボディにはなるべく多くの積荷を収納したいため、一般にバンボディの上面はキャブ上面よりも高い位置に来る。そして、図8(a)〜図8(c)に示すように、キャブ100の上面には、バンボディの高さに対応したドラッグフォイラ101が配置される。例えば、大きめのドラッグフォイラ101をキャブ上面に設置すると、ドラッグフォイラ101の上頂部がバンボディ上面より高い位置に来るため、適した高さのドラッグフォイラ101を設置する場合よりもドラッグフォイラ101の斜面が急になり、空気抵抗が大きくなる。そのため、ドラッグフォイラ101の上頂部はバンボディの上面付近に来ることが好ましい。従って、図8(a)〜図8(c)に示すように、キャブ100とバンボディとの高さ違いに応じてサイズの異なるドラッグフォイラ101が用いられる。このドラッグフォイラ101は予め大きめのサイズに製作され、キャブ100とバンボディとの高さ違いに対応させて適宜切断加工される(図9参照)。切断ラインは予め数段階に規定されており、その切断ラインに沿って切断することで複数種別のドラッグフォイラ101が提供される。
ドラッグフォイラ101には図10に示すように、表面に略三角錐状の窪みであるボルト穴部102Aが多数形成されている。略三角錐状の窪みの底面が鉛直方向に起立して配置され、該底面にボルト挿通用の穴が形成されている。このボルト穴部102Aと、図11に示すフレーム構造103のボルト締結部102Bとにボルトが挿通され、ナットで締結される。なお、ドラッグフォイラ101の表面は空気抵抗を減少させるために主に湾曲した形状にされ、普通自動車のボンネットの形状に似ている。
特公平7−90801号公報 実公平6−44775号公報
しかし、上述した従来の導風板の取付構造では、キャブ100とバンボディとの高さ違いによるドラッグフォイラ101のサイズ変更に対応させるために、予めドラッグフォイラ101に全種別に対応できるように多数のボルト穴部102Aを形成するか、又は複数種別分のフレーム構造103の製作が必要となる。
より詳しくは、前者の場合、ドラッグフォイラ101とフレーム構造103との固定はボルト締結によりなされるので、共通のフレーム構造を用いようとするとドラッグフォイラ101への穴明け箇所、すなわちボルト穴部102Aが増加し、樹脂厚肉部にヒケが発生し外観上の美感を損なったり、製作コストが増加したりする。
後者の場合、ドラッグフォイラ101の切断箇所の相違によるボルト穴部102Aの位置の相違に対応させてボルト締結部102Bの位置を変更しなければならないため、種別分のフレーム構造を予め製造業者側で用意しなければならず、生産コストが高くなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、キャブとバンボディとの高さ違いに対応させて導風板を切断加工する場合において、導風板のサイズの相違によるボルト穴部の位置の相違が発生しても、フレーム構造の一部共通化を図ることにより、ボルト穴部の位置の相違に対応できる導風板の取付構造を提供することを目的とする。
本発明者は、このような課題に対して鋭意研究を重ねた結果、ドラッグフォイラを切断加工することによるドラッグフォイラのボルト穴部のキャブ上面での位置ずれに対応できる共通金具部を採用することにより、フレーム構造の一部共通化を図り、ボルト穴部の位置の相違に対応できることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の導風板の取付構造は、トラックのキャブの上面に設置され走行時の空気抵抗を減少させるための側面視略三角形状の導風板と、該導風板に複数形成されたボルト穴部に連結され該導風板を前記キャブの上面に固定するためのフレーム構造とを有し、該フレーム構造は、前記導風板の前端側を支持する前端側支持フレーム部と、前記導風板の後端側を支持し上下方向にスライド可能なフレームを有する後端側支持フレーム部とを有する導風板の取付構造であって、前記前端側支持フレーム部は、先端が前記導風板のボルト穴部と締結されるボルト締結部を有する支持フレームと、ドラッグフォイラの全サイズに対応可能な共通金具部とを有し、該共通金具部は、前記支持フレームの基端側が連結され且つ縦長穴が形成された取付金具と、該取付金具に隣接して配置され且つ車体前後方向に沿って形成された横長穴を有する支持フレーム位置調整金具と、前記取付金具と前記支持フレーム位置調整金具とを前記縦長穴と前記横長穴を使って締結する締結具とを有し、前記支持フレーム位置調整金具には、前記横長穴が高さ方向に所定間隔で複数形成されていることを特徴とする。
本発明では、取付金具と支持フレーム位置調整金具とを縦長穴と横長穴を使って締結するので、縦長穴の長手方向すなわち車体上下方向と、横長穴の長手方向すなわち車体前後方向に支持フレームを位置調整可能である。また、支持フレーム位置調整金具には横長穴が高さ方向に所定間隔で複数形成されているので、締結に用いる横長穴を適宜選択することができ、支持フレームを車体上下方向にステップ的に位置調整可能である。従って、キャブとバンボディとの高さ違いに対応させて導風板であるドラッグフォイラを切断加工したときに、ドラッグフォイラのサイズの相違によるボルト穴部の位置の相違が発生しても、支持フレームの前後上下方向の位置調整によってボルト締結部をボルト穴部に合わせることができる。また、ドラッグフォイラのサイズに関係ない共通金具部を設けることでフレーム構造を一部共通化でき、部品の共通化による生産コストの低減が図られる。さらに、切断前のドラッグフォイラに全種別のボルト穴部を形成する必要がなく、1種別のボルト穴部で複数種別のドラッグフォイラに対応でき、ボルト穴部の共通化を図ることができ、生産コストの低減が図られ、外観上の美感の低下を防止することができる。
ここで、支持フレーム位置調整金具の横長穴と取付金具の縦長穴とにボルトなどの挿通部材を挿通してナットを螺合させることにより、両金具を相互に締結させることができる。また、取付金具の2箇所に縦長穴を形成して、2本のボルトを挿通すれば回り止め機能を発揮する。複数の縦長穴にボルトを挿通する場合、横長穴と重畳する縦長穴の位置をずらして取付金具を支持フレーム位置調整金具に対して傾斜させることができ、取付金具に固定して連結された支持フレームの水平面に対する角度調整ができ、ひいては支持フレームに固定されるドラッグフォイラの水平面に対する角度調整が可能である。
なお、前端側支持フレーム部と後端側支持フレーム部との間にドラッグフォイラを支持する中間支持フレーム部を設けてもよい。中間支持フレーム部を設けると、前端部と後端部の支持フレーム部間で板状のドラッグフォイラが自重により撓むのを抑止することができる。
本発明の導風板の取付構造では、キャブとバンボディとの高さ違いに対応させて導風板を切断加工する場合において、導風板のサイズの相違によるボルト穴部の位置の相違が発生しても、共通金具の適用によるフレーム構造の一部共通化を図ることにより、ボルト穴部の位置の相違に対応できる。
トラックのキャブの上面に設置されるドラッグフォイラを示す斜視図である。 本発明の導風板の取付構造の一実施形態を示す斜視図である。 図2の導風板の取付構造に用いられる主フレームのスライド可能方向を示す説明図である。 前端側支持フレーム部付近の拡大図である。 前端側支持フレーム部の支持フレーム及び取付金具を示す説明図である。 前端側支持フレーム部の支持フレーム位置調整金具を示す説明図である。 図5の取付金具と図6の支持フレーム位置調整金具とを重ね合わせた形態を示す説明図である。 キャブとバンボディとの高さ違いに応じてドラッグフォイラのサイズが変更されることを示す説明図である。図8(a)はキャブとバンボディとの高さ違いが大きい場合に用いるドラッグフォイラを示している。図8(b)はキャブとバンボディとの高さ違いが中程度の場合に用いるドラッグフォイラを示している。図8(c)はキャブとバンボディとの高さ違いが小さい場合に用いるドラッグフォイラを示している。 ドラッグフォイラの切断ラインを示す説明図である。 ドラッグフォイラの詳細を示す斜視図である。 図10のドラッグフォイラを支持するフレーム構造を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。
図1は、トラックのキャブの上面に設置される導風板であるドラッグフォイラを示している。図に示すように、トラックのキャブ1の上面には走行時の空気抵抗を減少させるための側面視略三角形状のドラッグフォイラ2が設置されている。キャブ1の後方には直方体状のバンボディ3が設けられている。ドラッグフォイラ2は、キャブ1とバンボディ3との高さ違いによる空気抵抗を低減させるために設置されており、バンボディ3の正面に走行風が直接衝突しないようにされている。なお、ドラッグフォイラ2の内部には金属製のフレーム構造が設けられており、ドラッグフォイラ2の裏面(内側面)には多数のボルト穴部が形成されている(図10参照)。
図2は、本発明の導風板の取付構造に用いるフレーム構造を示している。なお、本発明では、導風板とフレーム構造とを合わせて導風板の取付構造と称している。このフレーム構造4は、キャブの上面にフレーム構造4を固定するために、比較的剛性の高いクロスメンバ7A,7Bと一対のサイドメンバ8を備えている。クロスメンバ7A,7Bの下面側にサイドメンバ8がボルト締結により連結されている。クロスメンバ7A,7Bの両端及びサイドメンバ8の一端には脚部10が設けられている。この脚部10を適宜キャブ上面に固定することでフレーム構造4は安定して設置される。サイドメンバ8の他端はクロスメンバ7Bと連結されており、交差部の位置に端部がくる。クロスメンバ7A,7B及びサイドメンバ8は軽量化及び剛性の観点から断面コ字状に形成されており、材質にはアルミニウム合金や鋼板などを適用することができる。ドラッグフォイラの前端側を支持する前端側支持フレーム部5と、各フレーム部のフレームにはパイプを適用することが、軽量化及び加工性の点から好ましい。
フレーム51は略コ字状に形成され、端部は取付金具52に連結される。ここで、従来の支持フレームは、サイドメンバの外側まで延出してから後方に折れ曲がり、クロスメンバ7Bまで延在していたが、本実施形態では、取付金具52及び支持フレーム位置調整金具53を介在させ、1本のフレームを3つに分割した形態となっている。支持フレーム51の位置・角度調整によりボルト締結部55の位置決め調整を行うためである。そのため、図中、54はクロスメンバ7Aとクロスメンバ7Bに架け渡された補強フレームとして機能する。そして、従来の支持フレームを機械加工により切断して支持フレーム51及び一対の補強フレーム54を形成することができる。
後側のクロスメンバ7Bには後端側支持フレーム部6が設けられている。後端側支持フレーム部6はドラックフォイラ2の高さ方向に沿って配置された主フレーム61を有している。主フレーム61は略コ字状に折曲形成されている。主フレーム61の車体幅方向に沿う部分のフレームには間隔を置いてボルト締結部62が6箇所に設けられている。ボルト締結部62にはボルト穴が形成されており、このボルト穴はドラッグフォイラ2の組付時には、ドラックフォイラ2側の取付孔(リテーナナット)とボルトによって締結される。主フレーム61の内側には、強度補強用に逆V字状の補強フレーム63が設けられている。
前側のクロスメンバ7Aには中間支持フレーム部9が設けられている。中間支持フレーム部9は、ドラッグフォイラ2の高さ方向に沿って主フレーム91が設けられている。主フレーム91は略コ字状に折曲形成されている。主フレーム91の車体幅方向に沿う部分のフレームには間隔を置いてボルト締結部92が4箇所に設けられている。
前端側支持フレーム部5は、先端がドラッグフォイラのボルト穴部に連結される支持フレーム51と、ドラッグフォイラ2の複数サイズに対応可能な共通金具部とを有している。
該共通金具部は、支持フレーム51の基端側が連結され且つ縦長穴52aが形成された取付金具52と、この取付金具52に隣接して配置された支持フレーム位置調整金具53とを有している。この支持フレーム位置調整金具53には横長穴53aが高さ方向に所定間隔で複数形成されている。この横長穴53aは車体前後方向に沿って形成されている。支持フレーム51の車体幅方向に沿う部分には間隔を置いてボルト締結部55が3箇所に設けられている。
図3は、図2のドラッグフォイラ2の取付構造に用いられる支持フレーム51のスライド可能方向を示している。図に示すように、後端側支持フレーム部6の主フレーム61はボルト締結部62をドラッグフォイラ2のボルト穴部と位置合わせてして締結することでドラッグフォイラ2と連結される。中間支持フレーム部9も後端側支持フレーム部6と同様に、主フレーム91のボルト締結部92とドラッグフォイラ2のボルト締結部とを位置合わせして締結することでドラッグフォイラ2と連結される。このとき、中間支持フレーム部9のボルト締結部92のボルト穴を長穴とするなど、ドラッグフォイラ2のボルト穴部に確実にボルトを挿入できるようにする必要がある。これは運転席1後方のバンボディ3の高さに沿って、ドラッグフォイラ2の後端部と両側部を切断(削除)するため、ボルト締結部62,92に対応するドラッグフォイラ2のボルト穴部同士の距離が変化するものである。
前端側支持フレーム部5の支持フレーム51は上下前後にスライド可能な他、回転方向にもスライド可能である。前端側支持フレーム部5の構造は、図4の拡大図を用いて説明する。
図4に示すように、支持フレーム位置調整金具53には、スリットである横長穴53aが車体前後方向に沿って3箇所、形成されており、この横長穴53aに取付金具52の縦長穴52aが重ね合わせた状態で位置合わせされる。縦長穴52aは2箇所に形成され、横長穴53aに位置合わせされている。取付金具52には、支持フレーム51が取り付けられており、取付金具52を横長穴53aに沿ってスライドさせることで支持フレーム51及びボルト締結部55がスライドと傾斜調整が行われ、ボルト締結部55で締結されたドラッグフォイラ2の車体前後方向の位置決め調整がなされる。
傾斜調整とは、ドラッグフォイラ先端部の中側に固着されているナット21の軸線CLに、ボルト締結部55に設けられたボルト挿通孔の軸線をあわせるようにする。
また、縦長穴52aを合わせる横長穴53aを変更し取付金具52の取付高さを変更することで車体上下方向のドラッグフォイラ2の位置決め調整がステップ的になされる。さらに、取付金具52には縦長穴52aが形成されているので、横長穴53aに対して縦長穴52aの位置をずらすことで車体上下方向への取付金具52のスライドだけでなく取付金具52の傾きをも変更することができ、ドラッグフォイラ2の水平面に対する連続的高さ調整及び角度調整が可能である。
図5は、前端側支持フレーム部5の支持フレーム51及び取付金具52を示している。支持フレーム51は略正方形板状の取付金具52に連結されている。連結方法は特に限定されることはなく、例えば、支持フレーム51と取付金具52は溶接等によって連結することができる。取付金具52には、縦長穴52aが2箇所に形成されているので、締結具であるボルトを縦長穴52aと横長穴53aとに挿通してナットを用いて締結させると、締結が緩んだ場合でもボルトが2本あることにより回り止めが抑止される。そして、上記取付金具52、支持フレーム位置調整金具53、これらの締結具、補強フレーム54、クロスメンバ7A,7B、サイドメンバ8等を要素として構成されている。従って、共通金具部とするこの部分の部品を複数種別ストックする必要がなく、在庫管理が容易であり、コストの低減に繋がる。そして、主フレーム61,91及び補強フレーム63を種別毎に変更することで、複数種別のドラッグフォイラ2に対応することができる。
図6は、前端側支持フレーム部5の支持フレーム位置調整金具53を示している。この支持フレーム位置調整金具53には、水平方向に沿ってスリット状の横長穴53aが3本形成されている。勿論、4本以上形成して、高さ調整の自由度を高めてもよい。支持フレーム位置調整金具53の上端中央には溝53bが形成され、この溝53bにフレーム54が連結される。すなわち、従来は支持フレーム51とフレーム54が1本のフレームであったが、本実施形態では途中で分断されており、既販のフレーム構造を改造して本発明を適用することができる。
図7は、図5の取付金具52と図6の支持フレーム位置調整金具53とを重ね合わせた形態を示している。図に示すように、取付金具52は車体前後方向にスライド可能になっている(図7実線矢印方向)。また、取付金具52との締結のための横長穴53aを適宜選択することができ、取付金具52は支持フレーム位置調整金具53に対してステップ的にスライド可能である。(図7点線矢印方向)
勿論、縦長穴52aの長さの範囲で連続的な上下方向へのスライドも可能である。このように、取付金具52の位置決めには上下前後方向の自由度が確保されている。
さらに、縦長穴52aの横長穴53aに対する重なり位置を調整することで取付金具52の角度調整が可能である。この取付金具52の位置・角度調整により支持フレーム51の先端のボルト締結部55の位置も容易に調整され、ドラッグフォイラの位置決めの基準となる先端部のボルト穴部と支持フレーム51のボルト締結部55との位置調整が容易になされる。
上述した一実施形態の導風板の取付構造では、取付金具52と支持フレーム位置調整金具53とを縦長穴52a及び横長穴53aにボルトを挿通して締結するので、支持フレーム51を車体上下方向及び車体前後方向に位置調整可能である。また、支持フレーム位置調整金具53には横長穴53aが高さ方向に所定間隔で複数形成されているので、締結に用いる横長穴53aを適宜選択することができ、支持フレーム51を車体上下方向にステップ的に位置調整可能である。従って、キャブ1とバンボディ3との高さ違いに対応させてドラッグフォイラ2を切断加工したときに、ドラッグフォイラ2のサイズの相違によるボルト穴部の位置の相違が発生しても、支持フレーム51の前後上下方向の位置調整によってボルト締結部55をドラッグフォイラ2のボルト穴部に合わせることができる。また、取付金具52の貫通穴を縦長穴52aであるので、取付金具52を支持フレーム位置調整金具53に対して車体上下方向にスライドさせたり傾斜させたりすることができ、ドラッグフォイラ2の位置・角度調整が可能である。
そして、ドラッグフォイラ2のサイズに関係ない共通金具部を設けることでフレーム構造4を一部共通化でき、部品の共通化による生産コスト低減が図れる。さらに、切断前のドラッグフォイラ2に全種別のボルト穴部を形成する必要がなく、1種別のボルト穴部で全種別のドラッグフォイラ2に対応でき、ボルト穴部の共通化を図ることができ、生産コストの低減が図られ、外観上の美感の低下を防止することができる。
以上、本発明を説明してきたが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質を逸脱しない範囲で、種々の変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した一実施形態では、取付金具52に縦長穴52aを形成した例について説明したが、縦長穴52aを形成するのではなく、螺旋切りがされた突起を形成してもよい。この突起を横長穴53aに挿通し、ナットを用いて取付金具52と支持フレーム位置調整金具53とを締結して接合しても同様の作用効果を奏する。
本発明は、車両の走行風が正面衝突する段差のある部分に有効に適用することができる。特に、トラックのキャブ上面に設置されるドラッグフォイラの取付構造に好適に用いることができる。
1 キャブ
2 ドラッグフォイラ
3 バンボディ
4 フレーム構造
5 前端側支持フレーム部
51 支持フレーム
52 取付金具
52a 縦長穴
53 支持フレーム位置調整金具
53a 横長穴
53b 溝
54 補強フレーム
55 ボルト締結部
6 後端側支持フレーム部
61 主フレーム
62 ボルト締結部
63 補強フレーム
7A,7B クロスメンバ
8 サイドメンバ
9 中間支持フレーム部
91 主フレーム
92 ボルト締結部
10 脚部
100 キャブ
101 ドラッグフォイラ
102A ボルト穴部
102B ボルト締結部
103 フレーム構造
L 軸線

Claims (4)

  1. トラックのキャブの上面に設置され走行時の空気抵抗を減少させるための側面視略三角形状の導風板と、該導風板に複数形成されたボルト穴部に連結され該導風板を前記キャブの上面に固定するためのフレーム構造とを有し、
    該フレーム構造は、前記導風板の前端側を支持する前端側支持フレーム部と、前記導風板の後端側を支持する後端側支持フレーム部とを有する導風板の取付構造であって、
    前記前端側支持フレーム部は、先端が前記導風板のボルト穴部と締結されるボルト締結部を有する支持フレームと、ドラッグフォイラの全サイズに対応可能な共通金具部とを有し、
    該共通金具部は、前記支持フレームの基端側が連結され且つ縦長穴が形成された取付金具と、該取付金具に隣接して配置され且つ車体前後方向に沿って形成された横長穴を有する支持フレーム位置調整金具と、前記取付金具と前記支持フレーム位置調整金具とを前記縦長穴と前記横長穴を使って締結する締結具とを有し、
    前記支持フレーム位置調整金具には、前記横長穴が高さ方向に所定間隔で複数形成されていることを特徴とする導風板の取付構造。
  2. 前記締結具は、前記横長穴と前記縦長穴とに挿入される挿通部材を有していることを特徴とする請求項1に記載の導風板の取付構造。
  3. 前記縦長穴は複数形成され、前記挿通部材を挿通することにより前記取付金具の回り止めが防止されることを特徴とする請求項2に記載の導風板の取付構造。
  4. 前記前端側支持フレーム部と前記後端側支持フレーム部との間には、前記風洞板を支持する中間支持フレーム部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の導風板の取付構造。
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