JP2013128475A - 網膜組織の製造方法 - Google Patents
網膜組織の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013128475A JP2013128475A JP2012043081A JP2012043081A JP2013128475A JP 2013128475 A JP2013128475 A JP 2013128475A JP 2012043081 A JP2012043081 A JP 2012043081A JP 2012043081 A JP2012043081 A JP 2012043081A JP 2013128475 A JP2013128475 A JP 2013128475A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cells
- serum
- retinal tissue
- suspension culture
- cell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
Abstract
【解決手段】下記(1)〜(3)の工程を含むことを特徴とする網膜組織の製造方法。
(1)多能性幹細胞を、Wntシグナル経路阻害物質を含む無血清培地中で浮遊培養することにより多能性幹細胞の凝集体を形成させる第一工程
(2)第一工程で形成された凝集体を、基底膜標品を含む無血清培地中で浮遊培養する第二工程
(3)第二工程で培養された凝集体を、血清培地中で浮遊培養する第三工程
【選択図】なし
Description
即ち、本発明は
[1]下記(1)〜(3)の工程を含むことを特徴とする網膜組織の製造方法。
(1)多能性幹細胞を、Wntシグナル経路阻害物質を含む無血清培地中で浮遊培養することにより多能性幹細胞の凝集体を形成させる第一工程
(2)第一工程で形成された凝集体を、基底膜標品を含む無血清培地中で浮遊培養する第二工程
(3)第二工程で培養された凝集体を、血清培地中で浮遊培養する第三工程
[2] 前記多能性幹細胞が、霊長類多能性幹細胞であることを特徴とする前記[1]記載の網膜組織の製造方法。
[3] 前記多能性幹細胞がヒト多能性幹細胞であることを特徴とする前記[1]記載の網膜組織の製造方法。
[4] 前記基底膜標品が、ラミニン、IV型コラーゲン、ヘパラン硫酸プロテオグリカンおよびエンタクチンからなる群から選ばれる少なくとも1つの細胞外マトリックス分子であることを特徴とする前記[1]〜[3]のいずれか記載の網膜組織の製造方法。
[5] 前記第一工程乃至第三工程が、ノックアウト血清代替物(以下、「KSR」という場合がある)存在下で行われることを特徴とする前記[1]〜[4]のいずれか記載の網膜組織の製造方法。
[6] 前記[1]〜[5]のいずれか記載の製造方法により製造される網膜組織の毒性・薬効評価用試薬としての使用。
[7] 前記[1]〜[5]のいずれか記載の製造方法により製造される網膜組織の移植用生体材料としての使用。
このようなベクターのうち、クローニングに適したベクターを「クローニングベクター」と記すこともある。このようなクローニングベクターは、通常、制限酵素部位を複数含むマルチプルクローニング部位を含む。現在、遺伝子のクローニングに使用可能なベクターは、当該技術分野において多数存在しており、販売元により、微妙な違い(例えば、マルチクローニングサイトの制限酵素の種類や配列)から名前を代えて販売されている。例えば、「Molecular Cloning(3rd edition)」 by Sambrook, J and Russell, D.W., Appendix 3 (Volume 3), Vectors and Bacterial strains. A3.2 (Cold Spring Harbor USA, 2001)) に代表的なものが記載(発売元も記載)されており、このようなものを当業者は適宜目的に応じて使用することができる。
(1)多能性幹細胞を、Wntシグナル経路阻害物質を含む無血清培地中で浮遊培養することにより多能性幹細胞の凝集体を形成させる第一工程
(2)第一工程で形成された凝集体を、基底膜標品を含む無血清培地中で浮遊培養する第二工程、及び
(3)第二工程で培養された凝集体を、血清培地中で浮遊培養する第三工程
多能性幹細胞を、Wntシグナル経路阻害物質を含む無血清培地中で浮遊培養することにより多能性幹細胞の凝集体を形成させる第一工程について説明する。
「凝集体を形成させる」とは、細胞を集合させて細胞の凝集体を形成させて浮遊培養させる際に、「一定数の分散した幹細胞を迅速に凝集」させることで質的に均一な細胞の凝集体を形成させることをいう。
第一工程で形成された凝集体を、基底膜標品を含む無血清培地中で浮遊培養する第二工程について説明する。
第一工程で用いた無血清培地をそのまま本工程に用いる場合、「基底膜標品」を培地中に添加すればよい。
第二工程で培養された凝集体を、血清培地中で浮遊培養する第三工程について説明する。
また、かかる血清培地として、市販のKSR(Knockout Serum Replacement)を適量添加したものを用いてもよい。
また、凝集体の表面に存在する網膜組織をピンセット等を用いて、凝集体から物理的に切り出すことも可能である。この場合、各凝集体の表面には、網膜組織以外の神経組織が形成される場合もあるため、凝集体から切り出した神経組織の一部を切り取り、これを用いて(4)記載の免疫染色法等により確認することで、その組織が網膜組織であることを確認することが出来る。
以上の第一工程乃至第三工程を経ることにより、網膜組織を製造することができる。さらに、以下の方法により、第一工程乃至第三工程により網膜組織が製造されたことを確認することができる。
本工程の培養時間は特に限定されないが、通常48時間以上であり、好ましくは7日以上である。
本発明製造方法により製造された網膜組織は、網膜組織の障害に基づく疾患の治療薬のスクリーニング、その他の原因による細胞損傷状態における治療薬に対しての細胞治療用移植用材料や疾患研究材料、創薬材料として利用可能である。また化学物質等の毒性・薬効評価においても、光毒性等の毒性研究、毒性試験等に活用可能である。
網膜組織の障害に基づく疾患としては、例えば、有機水銀中毒、クロロキン網膜症、網膜色素変性症、加齢黄斑変性症、緑内障、糖尿病性網膜症、新生児網膜症、などが挙げられる。
本発明製造方法により製造された網膜組織は、細胞損傷状態において、当該細胞や、障害を受けた組織自体を補充する(例えば、移植手術に用いる)ためなどに用いる移植用生体材料として用いることができる。
網膜前駆細胞のマーカー遺伝子の1つであるRAX遺伝子座にGFPをノックインしたヒトES細胞株の作製を実施した。
ヒトES細胞株(KhES-1:京都大学が樹立したヒトES細胞株)のゲノムDNA上RAX遺伝子を特異的に切断するZinc Finger Nuclease(ZFN)をSigmaAldrich社から購入した。単一細胞化したヒトES細胞を用いて、エレクトロポレーション法により、ZFNをコードするmRNAとGFP及び薬剤選択遺伝子であるネオマイシン耐性遺伝子が搭載されたノックインベクターを共導入し、マイトマイシンC処理したネオマイシン耐性マウス線維芽細胞上へ播種した。播種翌日から培地中にG418を添加し、薬剤選択を行った。得られた耐性クローンのコロニーをピックアップして培養を続け、PCR法やサザンブロット法により、ノックイン細胞を選別し、RAX::GFPノックインヒトES細胞株を樹立した。
RAX::GFPノックインヒトES細胞(KhES-1由来)を「Ueno, M. et al. PNAS 2006」 「Watanabe, K. et al. Nat Biotech 2007」に記載の方法に倣って培養し、実験に用いた。培地にはDMEM/F12 培地(Invitrogen)に20%KSR(Knockout Serum Replacement;Invitrogen)、0.1mM 2−メルカプトエタノール、1mM ピルビン酸、5〜10ng/ml bFGFを添加したものを用いた。0.25%trypsin−EDTA(Invitrogen)を用いてES細胞を単一分散し、非細胞接着性の96穴培養プレート(スミロン スフェロイド プレート,住友ベークライト社)の1ウェルあたり9×10^3細胞になるように100μlの無血清培地で37℃、5%CO2で浮遊培養した。その際の無血清培地には、G−MEM培地に20%KSR、0.1mM 2−メルカプトエタノール、1mM ピルビン酸、20μM Y27632を添加した無血清培地を用いた。また、浮遊培養開始2日目から容積あたり1/100量のマトリゲルを添加して浮遊培養した。その後浮遊培養を継続しながら、定期的に蛍光顕微鏡観察を実施した。
その結果、浮遊培養開始25日目まで蛍光顕微鏡観察を実施したところ、網膜前駆細胞が誘導されたことを示すGFP発現細胞が多少認められた(図1A,B)。
RAX::GFPノックインヒトES細胞(KhES-1由来)を「Ueno, M. et al. PNAS 2006」 「Watanabe, K. et al. Nat Biotech 2007」に記載の方法に倣って培養し、実験に用いた。培地にはDMEM/F12 培地(Invitrogen)に20%KSR(Knockout Serum Replacement;Invitrogen)、0.1mM 2−メルカプトエタノール、1mM ピルビン酸、5〜10ng/ml bFGFを添加したものを用いた。浮遊培養による網膜組織の製造には、0.25%trypsin−EDTA(Invitrogen)を用いてES細胞を単一分散し、非細胞接着性の96穴培養プレート(スミロン スフェロイド プレート,住友ベークライト社)の1ウェルあたり9×10^3細胞になるように100μlの無血清培地で37℃、5%CO2で浮遊培養した。その際の無血清培地には、G−MEM培地に20%KSR、0.1mM 2−メルカプトエタノール、1mM ピルビン酸、20μM Y27632、Nodalシグナル経路阻害物質(10μM SB431542)を添加した無血清培地を用いた。また、浮遊培養開始2日目から容積あたり1/100量のマトリゲルを添加して浮遊培養した。その後浮遊培養を継続し、浮遊培養開始18日目に蛍光顕微鏡観察及びFACSを用いたGFP発現細胞の割合確認を実施した。
その結果、GFP発現細胞が多少認められた(図1C,D)。
RAX::GFPノックインヒトES細胞(KhES-1由来)を「Ueno, M. et al. PNAS 2006」 「Watanabe, K. et al. Nat Biotech 2007」に記載の方法に倣って培養し、実験に用いた。培地にはDMEM/F12 培地(Invitrogen)に20%KSR(Knockout Serum Replacement;Invitrogen)、0.1mM 2−メルカプトエタノール、1mM ピルビン酸、5〜10ng/ml bFGFを添加したものを用いた。浮遊培養による網膜組織の製造には、0.25%trypsin−EDTA(Invitrogen)を用いてES細胞を単一分散し、非細胞接着性の96穴培養プレート(スミロン スフェロイド プレート,住友ベークライト社)の1ウェルあたり9×10^3細胞になるように100μlの無血清培地で37℃、5%CO2で浮遊培養した。その際の無血清培地には、G−MEM培地に20%KSR、0.1mM 2−メルカプトエタノール、1mM ピルビン酸、20μM Y27632、Wntシグナル経路阻害物質(3μM IWR1e)を添加した無血清培地を用いた。また、浮遊培養開始2日目から容積あたり1/100量のマトリゲルを添加して浮遊培養した。その後浮遊培養を継続し、浮遊培養開始18日目に蛍光顕微鏡観察及びFACSを用いたGFP発現細胞の割合確認を実施した。
その結果、比較例1及び2に比べ、明らかにGFP発現細胞が増加した(図1E,F)。
RAX::GFPノックインヒトES細胞(KhES-1由来)を「Ueno, M. et al. PNAS 2006」 「Watanabe, K. et al. Nat Biotech 2007」に記載の方法に倣って培養し、実験に用いた。培地にはDMEM/F12 培地(Invitrogen)に20%KSR(Knockout Serum Replacement;Invitrogen)、0.1mM 2−メルカプトエタノール、1mM ピルビン酸、5〜10ng/ml bFGFを添加したものを用いた。浮遊培養による網膜組織の製造には、0.25%trypsin−EDTA(Invitrogen)を用いてES細胞を単一分散し、非細胞接着性の96穴培養プレート(スミロン スフェロイド プレート,住友ベークライト社)の1ウェルあたり9×10^3細胞になるように100μlの無血清培地で、37℃、5%CO2で浮遊培養した。その際の無血清培地には、G−MEM培地に20%KSR、0.1mM 2−メルカプトエタノール、1mM ピルビン酸、20μM Y27632、Wntシグナル経路阻害物質(3μM IWR1e)を添加した無血清培地を用いた。また、浮遊培養開始2日目から容積あたり1/100量のマトリゲルを添加して浮遊培養した。さらに、浮遊培養開始12日目に容積あたり1/10量の牛胎児血清を添加した。その後浮遊培養を継続し、浮遊培養開始18日目に蛍光顕微鏡観察及びFACSを用いたGFP発現細胞の割合確認を実施した。同時に血清を添加しない比較例3の条件でも実験を実施した。
比較例3の条件ではGFP発現細胞の割合は3.2%(図2A,B、図3A)であったのに対し、血清を添加した条件では多数のGFP発現細胞が出現した(図2C,D)。FACSを用いた解析からGFP陽性細胞の割合は30%強であった(図3B)。
RAX::GFPノックインヒトES細胞(KhES-1由来)を「Ueno, M. et al. PNAS 2006」 「Watanabe, K. et al. Nat Biotech 2007」に記載の方法に倣って培養し、実験に用いた。培地にはDMEM/F12 培地(Invitrogen)に20%KSR(Knockout Serum Replacement;Invitrogen)、0.1mM 2−メルカプトエタノール、1mM ピルビン酸、5〜10ng/ml bFGFを添加したものを用いた。浮遊培養による網膜組織の製造には、0.25%trypsin−EDTA(Invitrogen)を用いてES細胞を単一分散し、非細胞接着性の96穴培養プレート(スミロン スフェロイド プレート,住友ベークライト社)の1ウェルあたり9×10^3細胞になるように100μlの無血清培地で、37℃、5%CO2で浮遊培養した。その際の無血清培地には、G−MEM培地に20%KSR、0.1mM 2−メルカプトエタノール、1mM ピルビン酸、20μM Y27632、Wntシグナル経路阻害物質(3μM IWR1e)を添加した無血清培地を用いた。また、浮遊培養開始2日目から容積あたり1/100量のマトリゲルを添加して浮遊培養した。浮遊培養開始12日目に容積あたり1/10量の牛胎児血清及びShhシグナル経路作用物質(100nM SAG)を添加し浮遊培養した。浮遊培養開始18日目にFACSを用いてGFP発現細胞の割合を調べた。
血清と同時にShhシグナル経路作用物質を添加することで非常に多くのGFP発現細胞が出現した(図2E,F)。FACSを用いた解析からGFP発現細胞の割合は70%以上に達していた。
比較例3に比べ、血清を添加する実施例1の条件ではGFP発現細胞の割合が約10倍に、さらに血清とShhシグナル経路作用物質を同時に添加する実施例2の条件ではGFP発現細胞の割合が24倍程度上昇することがわかった(図3D)。
(方法)
実施例2及び3で製造したGFP発現細胞をもつ凝集体について、網膜組織形成の確認を実施した。浮遊培養開始18日目からDMEM/F12培地にN2 supplement、10%(v/v)牛胎児血清、0.5μM レチノイン酸を添加した血清培地を用いて、40% O2条件下で浮遊培養を行った。その後、凝集塊を4%パラホルムアルデヒド溶液で固定し、凍結切片を作製後、免疫染色法により組織構造の確認を行った。
その結果、浮遊培養開始60日目において、最下層にはBrn3及びTuJ1陽性の神経節細胞、最外層及び中間層にCrx及びRecoverin陽性の視細胞前駆細胞、最外層のBrn3陽性細胞と最下層のBrn3陽性細胞の間にChx10陽性の双極細胞等のインターニューロン前駆細胞が整然と層をなして配列していることが明らかとなった(図4A,B,C)。さらに、126日目まで浮遊培養を継続すると、Crx及びRecoverin陽性の視細胞前駆細胞は最外層へ集積し、杆体細胞で特異的に発現するNrlを発現する細胞や錐体細胞で特異的に発現するRxr-gammaを発現する細胞が観察された。また、中間層において水平細胞やアマクリン細胞の前駆細胞マーカーであるPtf1aを発現する細胞が観察された(図4D,E,F,G,H,I)。この結果から、ヒトES細胞から、高効率に網膜組織が製造可能であることが示された。
眼球の強膜切開後、強膜切開創から硝子体中に注射針を挿入し、眼圧を低下させる。強膜切開創から網膜下腔に細胞移植針を用いて眼内灌流液を注入し、人工的に浅い網膜剥離の状態を形成する。形成した空間に細胞移植針または細胞シート移植デバイスを用いて網膜組織を移植する。
Claims (7)
- 下記(1)〜(3)の工程を含むことを特徴とする網膜組織の製造方法。
(1)多能性幹細胞を、Wntシグナル経路阻害物質を含む無血清培地中で浮遊培養することにより多能性幹細胞の凝集体を形成させる第一工程
(2)第一工程で形成された凝集体を、基底膜標品を含む無血清培地中で浮遊培養する第二工程
(3)第二工程で培養された凝集体を、血清培地中で浮遊培養する第三工程 - 前記多能性幹細胞が、霊長類多能性幹細胞であることを特徴とする請求項1記載の網膜組織の製造方法。
- 前記多能性幹細胞が、ヒト多能性幹細胞であることを特徴とする請求項1または2記載の網膜組織の製造方法。
- 前記基底膜標品が、ラミニン、IV型コラーゲン、ヘパラン硫酸プロテオグリカンおよびエンタクチンからなる群から選ばれる少なくとも1つの細胞外マトリックス分子であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の網膜組織の製造方法。
- 前記第一工程乃至第三工程が、ノックアウト血清代替物存在下で行われる請求項1〜4のいずれか記載の網膜組織の製造方法。
- 請求項1〜5のいずれか記載の製造方法により製造される網膜組織の毒性・薬効評価用試薬としての使用。
- 請求項1〜5のいずれか記載の製造方法により製造される網膜組織の移植用生体材料としての使用。
Priority Applications (13)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012043081A JP5985208B2 (ja) | 2011-11-25 | 2012-02-29 | 網膜組織の製造方法 |
KR1020147017301A KR102111936B1 (ko) | 2011-11-25 | 2012-11-22 | 망막 조직 및 망막 관련 세포의 제조 방법 |
CA3114895A CA3114895A1 (en) | 2011-11-25 | 2012-11-22 | Artificial cell aggregate comprising retinal tissue |
CA2856867A CA2856867C (en) | 2011-11-25 | 2012-11-22 | Methods for producing retinal tissue and retina-related cell |
PCT/JP2012/080366 WO2013077425A1 (ja) | 2011-11-25 | 2012-11-22 | 網膜組織及び網膜関連細胞の製造方法 |
CN202111110584.4A CN113817679A (zh) | 2011-11-25 | 2012-11-22 | 制备视网膜组织和视网膜相关细胞的方法 |
ES12851901T ES2733956T3 (es) | 2011-11-25 | 2012-11-22 | Métodos para producir tejido retiniano y células relacionadas con la retina |
IN4599CHN2014 IN2014CN04599A (ja) | 2011-11-25 | 2012-11-22 | |
US14/360,534 US10973854B2 (en) | 2011-11-25 | 2012-11-22 | Methods for producing retinal tissue and retina-related cell |
CN201280060865.6A CN103998599A (zh) | 2011-11-25 | 2012-11-22 | 制备视网膜组织和视网膜相关细胞的方法 |
EP12851901.4A EP2784152B1 (en) | 2011-11-25 | 2012-11-22 | Methods for producing retinal tissue and retina-related cell |
AU2012341417A AU2012341417B2 (en) | 2011-11-25 | 2012-11-22 | Methods for producing retinal tissue and retina-related cell |
US17/227,497 US20210228645A1 (en) | 2011-11-25 | 2021-04-12 | Methods for producing retinal tissue and retina-related cell |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011258210 | 2011-11-25 | ||
JP2011258210 | 2011-11-25 | ||
JP2012043081A JP5985208B2 (ja) | 2011-11-25 | 2012-02-29 | 網膜組織の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013128475A true JP2013128475A (ja) | 2013-07-04 |
JP5985208B2 JP5985208B2 (ja) | 2016-09-06 |
Family
ID=48906611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012043081A Active JP5985208B2 (ja) | 2011-11-25 | 2012-02-29 | 網膜組織の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5985208B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016537967A (ja) * | 2013-10-09 | 2016-12-08 | ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア | 哺乳動物の網膜幹細胞の生産方法及び適用 |
JP2019115351A (ja) * | 2013-12-11 | 2019-07-18 | 住友化学株式会社 | 毛様体周縁部様構造体の製造法 |
CN113528443A (zh) * | 2014-10-24 | 2021-10-22 | 大日本住友制药株式会社 | 视网膜组织的制备方法 |
CN113564123A (zh) * | 2014-10-24 | 2021-10-29 | 大日本住友制药株式会社 | 神经组织的制备方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005123902A1 (ja) * | 2004-06-18 | 2005-12-29 | Riken | 無血清浮遊培養による胚性幹細胞の神経分化誘導法 |
WO2008087917A1 (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-24 | Riken | 視細胞への分化誘導方法 |
WO2008129554A1 (en) * | 2007-04-18 | 2008-10-30 | Hadasit Medical Research Services & Development Limited | Stem cell-derived retinal pigment epithelial cells |
JP2011500024A (ja) * | 2007-10-12 | 2011-01-06 | アドバンスド セル テクノロジー, インコーポレイテッド | Rpe細胞を生成する改良された方法およびrpe細胞の組成物 |
WO2011055855A1 (en) * | 2009-11-05 | 2011-05-12 | Riken | A method for differentiation induction in cultured stem cells |
-
2012
- 2012-02-29 JP JP2012043081A patent/JP5985208B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005123902A1 (ja) * | 2004-06-18 | 2005-12-29 | Riken | 無血清浮遊培養による胚性幹細胞の神経分化誘導法 |
WO2008087917A1 (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-24 | Riken | 視細胞への分化誘導方法 |
WO2008129554A1 (en) * | 2007-04-18 | 2008-10-30 | Hadasit Medical Research Services & Development Limited | Stem cell-derived retinal pigment epithelial cells |
JP2011500024A (ja) * | 2007-10-12 | 2011-01-06 | アドバンスド セル テクノロジー, インコーポレイテッド | Rpe細胞を生成する改良された方法およびrpe細胞の組成物 |
WO2011055855A1 (en) * | 2009-11-05 | 2011-05-12 | Riken | A method for differentiation induction in cultured stem cells |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
EIRAKU M., ET AL.: "Self-organizing optic-cup morphogenesis in three-dimensional culture", NATURE, vol. 472, no. 7341, JPN6012065512, 7 April 2011 (2011-04-07), pages 51 - 56, XP055077367, ISSN: 0003238674, DOI: 10.1038/nature09941 * |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016537967A (ja) * | 2013-10-09 | 2016-12-08 | ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア | 哺乳動物の網膜幹細胞の生産方法及び適用 |
US10220117B2 (en) | 2013-10-09 | 2019-03-05 | The Regents Of The University Of California | Methods of mammalian retinal stem cell production and applications |
JP2019115351A (ja) * | 2013-12-11 | 2019-07-18 | 住友化学株式会社 | 毛様体周縁部様構造体の製造法 |
JP2021192634A (ja) * | 2013-12-11 | 2021-12-23 | 住友化学株式会社 | 毛様体周縁部様構造体の製造法 |
JP6991517B2 (ja) | 2013-12-11 | 2022-02-15 | 住友化学株式会社 | 毛様体周縁部様構造体の製造法 |
CN113528443A (zh) * | 2014-10-24 | 2021-10-22 | 大日本住友制药株式会社 | 视网膜组织的制备方法 |
CN113564123A (zh) * | 2014-10-24 | 2021-10-29 | 大日本住友制药株式会社 | 神经组织的制备方法 |
CN113528443B (zh) * | 2014-10-24 | 2023-11-03 | 住友制药株式会社 | 视网膜组织的制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5985208B2 (ja) | 2016-09-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7120585B2 (ja) | 網膜組織及び網膜関連細胞の製造方法 | |
US20210228645A1 (en) | Methods for producing retinal tissue and retina-related cell | |
US11542471B2 (en) | Method for producing ciliary marginal zone-like structure | |
JPWO2017183732A1 (ja) | 網膜組織の製造法 | |
JP7448166B2 (ja) | 移植用細胞集団及びその製造方法 | |
JP5985207B2 (ja) | 網膜色素上皮細胞の製造方法 | |
JP5985209B2 (ja) | 眼杯様構造体の製造方法 | |
JP5985208B2 (ja) | 網膜組織の製造方法 | |
JP6067232B2 (ja) | 網膜層特異的神経細胞を製造する方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160126 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160324 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160719 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160803 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5985208 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |