JP2013128237A - 通信システム、及び携帯端末装置の通信回線選択方法 - Google Patents

通信システム、及び携帯端末装置の通信回線選択方法 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯電話回線と公衆無線LAN回線など複数の通信回線を介してサーバと接続可能な携帯端末装置において、最適な通信回線を選択することが可能な通信システム、携帯端末装置の通信回線選択方法を提供する。
【解決手段】サーバと、複数の通信回線の中から選択した通信回線を介して前記サーバと通信する機能を備える携帯端末装置と、を備え、携帯端末装置は、通信を行う前に、サーバに対して複数の通信回線のうち少なくとも一つの通信回線の応答時間の測定を要求し、サーバが測定した通信回線の応答時間の計測結果に基づいて、携帯端末装置は、複数の通信回線の中から通信に使用する通信回線を選択し、通信を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信システム及び携帯端末装置の通信回線選択方法に関する。特に、携帯端末装置を含む通信システム、及び携帯電話回線や無線LAN回線などの複数の通信回線に接続する機能を有する携帯端末装置の通信回線選択方法に関する。
携帯電話や携帯情報端末等の携帯端末装置では、携帯電話回線や公衆無線LAN回線など複数の種類の通信回線の中から選択した通信回線を用いてアプリケーションサーバなどの外部の機器と接続する機能を有するものが現れてきている。一般的には、携帯端末装置の利用者が携帯電話回線や公衆無線LAN回線などの複数種類の通信回線から、接続可能なステーションが近くにあるか否か等を判断して通信に用いる通信回線を選択する。利用者に取っては、携帯端末装置が複数種類の通信回線に接続できる機能を持っていることは、より高速に通信できる通信回線を選択することが可能であり便利である一方、複数種類の通信回線の中からどの通信回線を用いて接続するかを選択しなければならず、手間を要し、却って使いづらくなる恐れもある。従って、複数の通信回線の中から良好に通信可能な通信回線を自動的に選択して接続する機能を有する携帯端末装置が望まれている。
特許文献1には、通信相手との間で無線回線を介して通信を行う無線系統と、通信端末に電力を供給する電力線を介して通信相手との間で通信を行う有線系統とを選択的に切り替えて通信を行う通信システムにおいて、無線系統と有線系統の各通信品質を検出し、その通信品質が良好な方の系統へ系統切り替えを行う通信システムが記載されている。特許文献1には、これによって、常に通信品質の良い通信系統を用いて通信することができると記載されている。
特許文献1では、各通信品質検出手段の一つに、スループットによる検出手段を設けており、過去のスループット測定データを通信品質レベルデータとして測定データテーブルに保存し、この過去の測定データに基づいて通信系統の選択を行っている。
携帯端末装置に関するものではないが、特許文献2には、複数のネットワークインタフェースと、複数のネットワークインタフェースの各々について、同じ通信先に送信した信号の応答時間が最短となるネットワークインタフェースを選択するインタフェース選択部と、ネットワーク選択部で選択したネットワークインタフェースを介して通信先と通信を行うネットワークモジュールとを有する通信制御装置が記載されている。上記インタフェース選択部は、通信先との通信を開始する前に複数のネットワークインタフェースのうちいずれかの選択を行うことが記載されている。
特許文献2では、通信制御装置が通信先にテスト信号を送信してから通信先から応答信号を受けるまでの時間を応答時間として、複数のネットワークインタフェースのうち、最も応答時間の短いネットワークインタフェースを選択することにより、通信相手に対して最適なネットワークインタフェースが自動的に設定できるようになることが記載されている。
特開2003−229790号公報 特開2009−219003号公報
以下の分析は、本発明によって与えられたものである。
特許文献1のように過去の通信結果から判断されたスループットの結果から判断された通信系統により通信を行うのでは、利用者が通信を行う時点でのスループットが判断されず、通信環境が急激に悪化した時などは、通信が出来ないことが考えられる。
また、特許文献2のように、これから通信を行おうとする携帯端末装置側が通信先に対してテスト信号を送信し、通信先からテスト信号に対する応答信号があるまでの時間を応答時間として計測を行ったのでは、通信回線の遅延時間以外のテスト信号を受信したときの通信先の状態等により、通信先がテスト信号を受信してから応答信号を返信するまでの通信先自体の処理時間が測定しようとする通信回線の応答時間に加算されてしまうため、通信回線自体の応答時間を正確に測定できない問題がある。
本発明は、複数の通信回線の中から選択した通信回線を介して通信する機能を備える携帯端末装置において、通信回線自体の応答時間を正確に測定し、その正確な応答時間に基づいて通信に使用する通信回線を選択することのできる通信システムを提供することを課題とする。
本発明の第1の視点によれば、サーバと、複数の通信回線の中から選択した通信回線を介して前記サーバと通信する機能を備える携帯端末装置と、を備え、前記携帯端末装置は、通信を行う前に、前記サーバに対して前記複数の通信回線のうち少なくとも一つの通信回線の応答時間の測定を要求し、前記サーバが測定した通信回線の応答時間の計測結果に基づいて、前記携帯端末装置は、前記複数の通信回線の中から通信に使用する通信回線を選択し、通信を行う通信システムが提供される。
本発明の第2の視点によれば、それぞれ種類の異なる複数の通信回線を介してサーバと通信する機能を有する携帯端末装置の通信回線選択方法であって、前記複数の通信回線のうち特定の通信回線を通じて前記サーバと接続し、前記特定の通信回線を介した応答速度の測定を要求するステップと、前記要求に応答して前記サーバから送信されてきたテストデータを受信し、前記サーバに前記テストデータを返信するステップと、前記サーバがテストデータの送信時間と受信時間との時間差から計算した前記特定の通信回線の応答時間を前記サーバから受信するステップと、前記応答時間に基づいて、以後の通信に使用する通信回線を決定するステップと、を含むことを特徴とする携帯端末装置の通信回線選択方法が提供される。
本発明の各視点によれば、通信前の通信回線の状態を正確に反映した応答時間を測定することができるので、測定した応答時間に基づいて適切に通信回線を選択することが可能になる。
本発明の一実施形態による通信システム全体の構成を示す図である。 図1における携帯情報端末内部の構成の一例を示すブロック図である。 一実施形態による応答時間計測処理を示すシーケンス図である。 一実施形態による通信回線選択処理を示すシーケンス図である。 図1における計測サーバ内部の構成の一例を示すブロック図である。
本発明の実施形態の概要について説明する。図1に示すように、一実施形態の通信システム(100)は、サーバ(計測サーバ3)と、複数の通信回線(21、22)の中から選択した通信回線を介してサーバ(3)と通信する機能を備える携帯端末装置(携帯情報端末1)と、を備え、携帯端末装置(1)は、通信を行う前に、サーバ(3)に対して複数の通信回線のうち少なくとも一つの通信回線の応答時間の測定を要求し、サーバ(3)が測定した通信回線の応答時間の計測結果に基づいて、携帯端末装置(1)は、複数の通信回線の中から通信に使用する通信回線を選択し、通信を行う。携帯端末装置自体が応答時間の計測を行うのではなく、携帯端末装置の要求に基づいてサーバ(計測サーバ3)が応答時間の計測を行うので、通信回線の正確な応答時間の計測を行うことができる。また、複数の通信回線のうち、応答時間の予測が困難な通信回線が一つだけであり、他の通信回線の応答時間が計測するまでもなく安定した一定の応答時間を示すことが予測される場合は、予測が困難な通信回線のみについて、応答時間の計測を行うことにより、実際の通信に使用する通信回線を決定することもできる。
また、サーバ(3)は、応答時間計測手段(一例を図5に示す)を、備える。サーバ(3)が備える応答時間計測手段は、携帯端末装置(1)からの応答時間の測定の要求に応じてテストデータ(たとえばダミーデータ)を携帯端末装置(1)に送信し、(サーバは)携帯端末装置(1)からテストデータが返信されてくるまでの時間を応答時間として計測し、携帯端末装置(1)に計測した応答時間を送信する。サーバ(3)が応答時間計測手段を備えているので、携帯端末装置(1)は、単にテストデータをループバックするだけでよいので携帯端末装置(1)の返信処理時間にばらつきが生じ、通信回線の応答時間が正確に測定できなくなることはない。何らかの理由で携帯端末装置(1)が即座にループバックできない場合は、サーバ(3)に対する応答時間の測定要求からやり直せばよい。携帯端末装置(1)は、一例を図2に示すようにループバック部(11B、20B)を設けてもよい。なお、本明細書におけるループバックとは、通信回線を介して送信先から受信したデータについて通信回線を介して送信先にそのまま送り返すことを言う。受信したデータをそのまま送信するのであるから、送信したデータをそのまま受信する一般的なループバックとは送信と受信が逆である。
さらにサーバは、上記応答時間の計測を行う計測サーバ(3)の他に携帯端末装置(1)に対して情報提供等を行うアプリケーションサーバ等の情報サーバ(4)を設けてもよい。計測サーバ(3)を情報サーバ(4)とは別に設けることにより、他のアプリケーション等の実行により応答時間の計測が妨げられることなく、適時に応答時間の計測を行うことができる。
なお、この概要に付記した図面参照符号は専ら理解を助けるための例示であり、図示の態様に限定することを意図するものではない。
本発明において下記の形態が可能である。
[形態1]第1の視点のとおり、サーバと、複数の通信回線の中から選択した通信回線を介して前記サーバと通信する機能を備える携帯端末装置と、を備え、前記携帯端末装置は、通信を行う前に、前記サーバに対して前記複数の通信回線のうち少なくとも一つの通信回線の応答時間の測定を要求し、前記サーバが測定した通信回線の応答時間の計測結果に基づいて、前記携帯端末装置は、前記複数の通信回線の中から通信に使用する通信回線を選択し、通信を行うことを特徴とする通信システム。
[形態2]前記携帯端末装置は、前記通信を行う前に、前記サーバに対して前記複数の通信回線それぞれについて前記測定を要求し、前記サーバが測定した前記複数の通信回線毎の応答時間の計測結果に基づいて、前記携帯端末装置は、前記複数の通信回線の中から前記通信に使用する通信回線を選択し、前記通信を行うことが好ましい。
[形態3]前記サーバが、前記携帯端末装置からの応答時間の測定の要求に応じてテストデータを前記携帯端末装置に送信し、前記携帯端末装置から前記テストデータが返信されてくるまでの時間を応答時間として計測し、前記携帯端末装置に計測した応答時間を送信する応答時間計測手段を、備えることが好ましい。
[形態4]前記複数の通信回線がそれぞれ規格の異なる通信回線であり、前記サーバが、前記応答時間の計測を行う計測サーバと、前記選択した通信回線を用いて前記携帯端末装置と前記通信を行う情報サーバと、を含むことが好ましい。
[形態5]前記複数の通信回線は互いに異なる規格の複数の無線通信回線を含むことが好ましい。
[形態6]前記複数の通信回線が、携帯電話回線と、公衆無線LAN回線と、を含むことが好ましい。
[形態7]第2の視点のとおり、それぞれ種類の異なる複数の通信回線を介してサーバと通信する機能を有する携帯端末装置の通信回線選択方法であって、前記複数の通信回線のうち特定の通信回線を通じて前記サーバと接続し、前記特定の通信回線を介した応答速度の測定を要求するステップと、前記要求に応答して前記サーバから送信されてきたテストデータを受信し、前記サーバに前記テストデータを返信するステップと、前記サーバがテストデータの送信時間と受信時間との時間差から計算した前記特定の通信回線の応答時間を前記サーバから受信するステップと、前記応答時間に基づいて、以後の通信に使用する通信回線を決定するステップと、を含む携帯端末装置の通信回線選択方法。
[形態8]前記携帯端末装置が、前記複数の通信回線それぞれについて前記サーバを用いて応答時間を求め、前記複数の通信回線それぞれの応答時間に基づいて、以後の通信に使用する通信回線を決定することが好ましい。
[形態9]前記複数の通信回線が、それぞれ無線通信回線であり、前記携帯端末装置が、前記複数の通信回線毎の受信電界強度を測定し、前記複数の通信回線毎の前記応答時間と受信電界強度とに基づいて、以後の通信に使用する通信回線を決定することが好ましい。
[形態10]前記複数の通信回線が、携帯電話回線と、公衆無線LAN回線と、を含むことが好ましい。
[形態11]通信回線を介してサーバに接続された携帯端末装置が通信回線の応答時間を測定する方法であって、前記通信回線を通じて前記サーバと接続し、前記通信回線を介した応答速度の測定を要求するステップと、前記要求に応答して前記サーバから送信されてきたテストデータを受信し、前記サーバに前記テストデータを返信するステップと、前記サーバがテストデータの送信時間と受信時間との時間差から計算した前記通信回線の応答時間を前記サーバから受信するステップと、を含む携帯端末装置が通信回線の応答時間を測定する方法。
[形態12]上記形態1乃至11のいずれかにおいて、前記携帯端末装置が、通信回線を介して前記サーバから受信したテストデータをそのまま前記サーバに送り返すループバック部を備えることが好ましい。
[形態13]上記形態1乃至12のいずれかにおいて、前記携帯端末装置は携帯電話であってもよい。
[形態14]携帯情報端末と、第一の通信回線と、第二の通信回線と、通信時間を計測する第一のサーバ装置と、携帯情報端末に対してアプリケーションサービスを提供する第二のサーバ装置、より構成される通信システム。
[形態15]第一の通信回線と第二の通信回線とも無線システム、で構成される形態14の通信システム。
[形態16]前記通信時間を計測する計測手段は、予め定められた通信回線を経由して、携帯情報端末から第一のサーバ装置に対して指示する手段と、前記指示を受けた第一のサーバ装置が携帯情報端末に対して予め定められたデータを送信する手段と、前記データを受信した携帯情報端末が第一のサーバ装置に対して当該データを送信する手段と、前記データを受信した第一のサーバ装置が送信データと受信データの時間差から応答時間を計測する手段と、第一のサーバ装置が前記計測データを携帯情報端末に対して送信する手段と、を備える形態14又は15記載の通信システム。
[形態17]前記携帯情報端末が、第一の通信回線に対して前記通信時間を計測する計測手段と、第二の通信回線に対して前記通信時間を計測する計測手段と、前記第一の通信回線の通信時間と前記第一の通信回線の通信時間との計測結果から最良の結果を比較選択する手段と、前記選択された通信回線経由で第二のサーバ装置と通信を行う手段、を備える形態16記載の通信システム。
[形態18]前記携帯情報端末が、第一の通信回線における受信電界強度の測定手段と、第二の通信回線における受信電界強度の測定手段と、をさらに備え、第一及び第二の通信回線それぞれにおける前記通信時間の計測結果と受信電界強度の測定結果の4つの結果から最良の結果を比較選択する手段と、前記比較選択された通信回線経由で前記第二のサーバ装置と通信を行う手段、を含む携帯情報端末である形態17記載の通信システム。
[形態19]
それぞれ種類の異なる複数の通信回線を介してサーバと通信する手段と、
前記複数の通信回線のうち特定の通信回線を通じて前記サーバと接続し、前記特定の通信回線を介した応答速度の測定を要求する手段と、
前記要求に応答して前記サーバから送信されてきたテストデータを受信し、前記サーバに前記テストデータを返信する手段と、
前記サーバがテストデータの送信時間と受信時間との時間差から計算した前記特定の通信回線の応答時間を前記サーバから受信する手段と、
前記応答時間に基づいて、以後の通信に使用する通信回線を決定する手段と、
を備えることを特徴とする携帯端末装置。
以下に具体的な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1、図2、図5を用いて第1の実施形態による通信システムの構成について説明する。図1は第1の実施形態による通信システム100全体の構成を示す図である。図1に示すように、通信システム100は、携帯情報端末1と、A社携帯電話網21(A社は仮称)と、公衆無線LANシステム22と、計測サーバ3と、情報サーバ4、を備える。携帯情報端末1は、A社携帯電話網21と公衆無線LANシステム22のどちらの通信回線を介しても計測サーバ3や情報サーバ4等のサーバシステム30と通信すること可能な構成を備えている。
A社携帯電話網21は、携帯電話事業者であるA社(仮称)が提供するインフラ設備であり、携帯情報端末1が接続されるインフラ設備である。携帯情報端末1は、通信回線であるA社携帯電話網21を介して計測サーバ3や情報サーバ4などのサーバシステムに接続することが可能である。
公衆無線LANシステム22は、携帯情報端末1が接続される別のインフラ設備であり、無線LAN対応のアクセスポイントを有するインフラ設備である。
計測サーバ3は、A社携帯電話網21と公衆無線LANシステム22にインターネット経由で接続されるサーバ設備である。計測サーバ3は、A社携帯電話網21とインターネット回線5213を介して、公衆無線LANシステム22とインターネット回線5223を介してそれぞれ接続されている。
計測サーバ3は、携帯情報端末1からの指示により、応答時間を測定する。また、応答時間とは、携帯情報端末1と計測サーバ3との間の通信時間である。応答時間を測定する為の動作は、実施形態の動作の説明にて後述する。
情報サーバ4は、計測サーバ3とは別にA社携帯電話網21と公衆無線LANシステム22にインターネット経由で接続されるサーバ設備である。情報サーバ4は、A社携帯電話網21とインターネット回線5214を介して、公衆無線LANシステム22とインターネット回線5224を介してそれぞれ接続されている。情報サーバ4は、通常のWEBアプリケーションシステムを実装した携帯情報端末1向けのアプリケーションサーバである。
図2は、図1における携帯情報端末1内部の構成の一例を示すブロック図である。図2を用いて携帯情報端末1の内部の構成について説明する。無線部11は、アンテナ11Aを介してA社携帯電話網21等の無線通信回線を使用してデータを送受信する。制御部12は、予めROM部19に書き込まれたプログラムにより携帯情報端末1全体を制御し、動作させる。LCD部13は、制御部12の制御に基づいて各種メッセージ情報やユーザデータを表示する。キー入力部14は、制御部12の制御に基づいて利用者の操作により情報や各種指示を入力する。レシーバ部15は、各種通知音パターンを備え、携帯情報端末1の状態に応じて、各種通知音により利用者に通知する。マイク部16は、利用者の音声を入力する。メモリ部17は、電話帳などのユーザデータを保存管理する。RAM部18は、制御部12が各種動作を行う際の作業用データを一時的に格納する。ROM部19には、制御部12が動作する為の本携帯電話(携帯情報端末)1のプログラムが予め書き込まれている。ROM部19に書き込まれたプログラムは通常の利用者の操作では書き換えが不可能である。無線LAN部20は、アンテナ20Aを介して公衆無線LANシステム22等の無線LAN通信回線を使用してデータを送受信する。
なお、図2に破線で示すように、無線部11は、計測サーバ3等の特定のサーバからA社携帯電話網21等の無線通信回線を介して受信したテストデータ(特定のダミーデータ等)をそのまま無線通信回線を介して送信元(計測サーバ3等の特定のサーバ)へ送り返すループバック部11Bを設けてもよい。同様に、無線LAN部20は、計測サーバ3等の特定のサーバから公衆無線LANシステム22等の無線LAN通信回線を介して受信したテストデータ(ダミーデータ)をそのまま無線LAN通信回線を介して送信元(計測サーバ3等の特定のサーバ)へ送り返すループバック部20Bを設けてもよい。
上記構成を備えることにより、携帯情報端末1は、一般の携帯電話における無線通信機能と、外部アクセスポイントとの無線LAN通信機能と、前記の無線通信機能あるいは無線LAN通信機能を使って受信した特定のダミーデータを特定の外部サーバへループバックする機能と、上記無線通信機能あるいは無線LAN通信機能を使って(任意の)情報サーバとのデータ送受信機能を実現することができる。これらの機能や通信手順(プロトコル)については特に詳しく説明しないが、いずれも既知の技術を用いることができる。
図5は、図1における計測サーバ3内部の構成の一例を示すブロック図である。図5を用いて、計測サーバ3の内部構成の一例について説明する。送信部31と受信部32はインターネット回線(通信回線)に接続されている。送信部31は携帯情報端末1へ向けてテストデータ(ダミーデータ)を通信回線に出力し、受信部32は携帯情報端末1から通信回線を介して返信(ループバック)されてきたデータを受信する。また、送信部31は、計測した応答時間を通信回線に出力し、受信部32は携帯情報端末1から応答時間の計測要求を受信する。計時部33は、送信部31がテストデータ(ダミーデータ)を送信する時刻から受信部32がテストデータ(ダミーデータ)を受信する時刻までの時間を計時する。テストパターン生成部34は応答時間の計測に使用するテストデータ(ダミーデータ)を生成する。テストパターン検出部35は、携帯情報端末1から返信(ループバック)されてきたテストデータ(ダミーデータ)が送信したデータと一致しているか否かを検出する。応答時間検出部36は、テストパターン検出部35が一致を検出した場合、計時部33が計測した応答時間を記録する。応答時間検出部36が検出した応答時間は、送信部31から携帯情報端末1へ向けて送信される。
なお、図1において、A社携帯電話網21と、計測サーバ3及び情報サーバ4とは、それぞれインターネット接続回線5213と5214を経由して接続され、公衆無線LANシステム22と、計測サーバ3及び情報サーバ4とは、それぞれインターネット接続回線5223と5224を経由して接続されている。A社携帯電話網21と公衆無線LANシステム22の通信回線を経由する時間に対して、インターネット接続回線5213、5214、5223、5224を経由する時間は十分短い時間であるとする。
[第1の実施形態の動作]
次に、利用者の操作に応答して、携帯情報端末1が情報サーバ4とデータ通信を行うときの通信システム100の動作の一例について、図3、図4を用いて説明する。
第1の実施形態において、携帯情報端末1が情報サーバ4とデータ通信を行う場合、各通信回線について計測サーバを用いて応答時間の計測を行い、その応答時間の計測結果に基づいて、情報サーバ4とデータ通信を行う通信回線を決定する。図3はその応答時間計測処理を示すシーケンス図である。
まず、計測サーバ3が、携帯情報端末1からの指示により、応答時間を測定する動作について、図3を用いて説明する。
携帯情報端末1上で、利用者は通信開始の操作あるいは指示を行う。(ステップS1)
この指示を受けた携帯情報端末1は、通信回線と接続を開始する為、接続要求を送出する。この通信回線とは、図1におけるA社携帯電話網21あるいは公衆無線LANシステム22の、インフラ設備一般を示すが、ここでは応答時間を測定する動作について説明しているので、どちらでも問題は無い。ただし携帯情報端末1は、対応するインフラ設備にあわせ、対応するプロトコルや無線回路を適合させて、接続要求を送出する。(ステップS2)
携帯情報端末1からの接続要求を受けた通信回線は、携帯情報端末1との回線を確立できる場合は、携帯情報端末1へ接続応答を送出する。この時点で、携帯情報端末1と通信回線の間で接続完了し、その先の計測サーバ3へデータを送信することが可能となる。(ステップS3)
携帯情報端末1は、計測サーバ3へ応答時間の測定を指示する為、データ計測要求を、通信回線を経由して送信する。(ステップS4)
データ計測要求を受けた計測サーバ3は、携帯情報端末1との応答時間の測定を開始する為、携帯情報端末1へダミーデータ(テストデータ)を送出し、携帯情報端末1はそのダミーデータを受信する。(ステップS5)
携帯情報端末1は、ダミーデータ(テストデータ)を受信すると、そのまま計測サーバ3へループバックする機能を備えている。したがって、ステップS5で計測サーバ3からのダミーデータを受信後、携帯情報端末1は当該ダミーデータをそのまま計測サーバ3へ送り返す。(ステップS6)
計測サーバ3は、ステップS5で送信したダミーデータと、ステップS6で受信したダミーデータの時間差、つまり送信開始から受信完了までの応答時間を計測する。(ステップS7)
計測サーバ3は、ステップS7で計測した応答時間を、携帯情報端末1へ送信し、携帯情報端末1はその応答時間を受信する。(ステップS8)
これで一連の処理が終了した為、携帯情報端末1は通信回線を切断する為、切断要求を送出し(ステップS9)、切断応答を受信することで切断を完了する。(ステップS10)以上の通り、計測サーバ3は、携帯情報端末1からの指示により、応答時間を測定する。
次に、本携帯情報端末1が複数の通信回線から一つを選択して情報サーバ4と通信を行う時の動作シーケンス全体を、図4を使って説明する。図4は、第1の実施形態による通信回線選択処理を示すシーケンス図である。
情報サーバ4とデータ通信を行うために、利用者は、携帯情報端末1上で、通信開始の操作あるいは指示を行う。例えば、利用者は、所定の操作、例えばキー入力部14上の通話キーを押下する。あるいは、利用者の操作有無に拘らず、一定の周期毎に自動的に開始することでも良い。(ステップS11)
先ず、A社携帯電話網21経由での応答時間を測定する。ステップS11で通信開始の指示を受けた携帯情報端末1は、先ずA社携帯電話網21と接続を開始する為、A社携帯電話網21に対して接続要求を送出する。(ステップS12)
携帯情報端末1からの接続要求を受けたA社携帯電話網21は、携帯情報端末1との回線を確立する為、携帯情報端末1へ接続応答を送出する。この時点で、携帯情報端末1とA社携帯電話網21との間で接続完了し、その先の計測サーバ3へデータを送信することが可能となる。(ステップS13)
携帯情報端末1は、計測サーバ3へ応答時間の測定を指示する為、データ計測要求を、A社携帯電話網21を経由して送信する。(ステップS14)
データ計測要求を受けた計測サーバ3は、携帯情報端末1との応答時間の測定を開始する為、携帯情報端末1へダミーデータを送出する。(ステップS15)
携帯情報端末1は、前記ダミーデータを受信すると、そのまま計測サーバ3へループバックする機能を備えているので、ステップS15で計測サーバ3からのダミーデータを受信後、携帯情報端末1は当該ダミーデータをそのまま計測サーバ3へ送り返す。(ステップS16)
計測サーバ3は、ステップS15で送信したダミーデータと、ステップS16で受信したダミーデータの時間差、つまりA社携帯電話網21経由の送信開始から受信完了までの応答時間を計測する。(ステップS17)
計測サーバ3は、ステップS17で計測した応答時間を、携帯情報端末1へ送信する。(ステップS18)
携帯情報端末1はA社携帯電話網21との通信を切断する為、切断要求を送出し(ステップS19)、切断応答を受信することで切断を完了する。(ステップS20)
こうして、A社携帯電話網21経由の応答時間の測定が完了する。
次に、公衆無線LANシステム22経由の応答時間を測定する。動作は、A社携帯電話網21経由の応答時間の測定時と同様だが、以下に説明する。
携帯情報端末1は、公衆無線LANシステム22と接続を開始する為、公衆無線LANシステム22に対して接続要求を送出する。(ステップS21)
携帯情報端末1からの接続要求を受けた公衆無線LANシステム22は、携帯情報端末1との回線を確立する為、携帯情報端末1へ接続応答を送出する。この時点で、携帯情報端末1と公衆無線LANシステム22との間で接続完了する。(ステップS22)
携帯情報端末1は、計測サーバ3へ応答時間の測定を指示する為、データ計測要求を、公衆無線LANシステム22を経由して送信する。(ステップS23)
データ計測要求を受けた計測サーバ3は、携帯情報端末1との応答時間の測定を開始する為、携帯情報端末1へダミーデータを送出する。(ステップS24)
携帯情報端末1は、ステップS24でダミーデータを受信すると、ステップS15、S16と同様に、計測サーバ3からダミーデータを受信後、携帯情報端末1は当該ダミーデータをそのまま計測サーバ3へ送り返す。(ステップS25)
計測サーバ3においては、ステップS24で送信したダミーデータと、ステップS25で受信したダミーデータの時間差、公衆無線LANシステム22経由の送信開始から受信完了までの応答時間を計測する。(ステップS26)
ステップS26で計測した応答時間を、携帯情報端末1へ送信する。(ステップS27)
携帯情報端末1は公衆無線LANシステム22との通信を切断する為、切断要求を送出し(ステップS28)、切断応答を受信することで切断を完了する。(ステップS29)
こうして、A社携帯電話網21経由と同様に、公衆無線LANシステム22経由の応答時間の測定が完了する。
その後、携帯情報端末1は、A社携帯電話網21経由と公衆無線LANシステム22経由のどちらの通信環境が最良であるかを判断するため、ステップS18で受信したA社携帯電話網21経由の応答時間と、ステップS27で受信した公衆無線LANシステム22経由の応答時間を比較、選択する。ここではA社携帯電話網21経由での通信環境が最良(最も応答時間が短い)と判断されるものとする。(ステップS30)
携帯情報端末1は、情報サーバ4と通信を行う為の通信回線を、A社携帯電話網21と決定する。(ステップS31)
ステップS31にて、A社携帯電話網21経由での情報サーバ4との通信を開始するため、あらためてA社携帯電話網21と回線の接続を行い(ステップS32、S33)、同携帯電話網21経由で情報サーバ4とデータ通信を行う。(ステップS34)
[第1の実施形態のまとめ]
以上説明したように、携帯情報端末1と、A社携帯電話網21と、公衆無線LANシステム22と、計測サーバ3と、情報サーバ4、より構成される自動通信回線選択機能を有する携帯電話システム(通信システム100)において、利用者の指示に基づいて、携帯情報端末1がデータ通信を行う前に、計測サーバ3でA社携帯電話網21と公衆無線LANシステム22経由での通信状態を計測し、通信システム100から最良な通信回線を自動的に選択して、情報サーバ4とデータ通信を行うことが可能である。
その理由につき以下に説明する。
携帯情報端末1は、A社携帯電話網21向け無線通信機能と、公衆無線LANシステム22向け無線LAN通信機能と、前記の無線通信機能あるいは無線LAN通信を使って受信した特定のダミーデータを計測サーバ3へループバックする機能、を有する。
計測サーバ3は、A社携帯電話網21と公衆無線LANシステム22にインターネット経由で接続されるサーバ設備であり、携帯情報端末1からの指示により、応答時間を測定する機能、を有する。
情報サーバ4は、計測サーバとは別にA社携帯電話網21と公衆無線LANシステム22にインターネット経由で接続されるサーバ設備であり、携帯情報端末1向けのWEBアプリケーション機能、を有する。
利用者は、情報サーバ4とデータ通信を行うため、携帯情報端末1上で、通信開始の操作あるいは指示を行った時、指示を受けた携帯情報端末1は、先ずA社携帯電話網21と回線を接続する。A社携帯電話網21と接続後、携帯情報端末1は、計測サーバ3へ応答時間の測定を指示する為、データ計測要求を、A社携帯電話網21を経由して送信する。データ計測要求を受けた計測サーバ3は、携帯情報端末1との応答時間の測定を開始する為、携帯情報端末1へダミーデータを送出する。携帯情報端末1は、計測サーバ3からダミーデータを受信後、計測サーバ3へ当該ダミーデータをループバックで送り返す。計測サーバ3は、自分が送信したダミーデータと、受信したダミーデータの時間差、つまりA社携帯電話網21経由の送信開始から受信完了までの応答時間を計測し、当該応答時間を、携帯情報端末1へ送信する。その応答時間を受信した携帯情報端末1は、A社携帯電話網21との通信を切断する。
次に、携帯情報端末1は、同様の動作により、公衆無線LANシステム22経由の応答時間を測定する。
そして、携帯情報端末1は、A社携帯電話網21経由の応答時間と、公衆無線LANシステム22経由の応答時間を比較し、通信環境が最良な通信回線を選択し、あらためて選択した最良な通信回線経由で、情報サーバ4とデータ通信を開始する。
以上説明したように、携帯情報端末1と、A社携帯電話網21と、公衆無線LANシステム22と、計測サーバ3と、情報サーバ4、より構成される自動通信回線選択機能を有する携帯電話システムにおいては、利用者がデータ通信を行う前に、計測サーバ3でA社携帯電話網21と公衆無線LANシステム22経由での通信状態を計測し、通信システム100から最良な通信回線を自動的に選択して、情報サーバ4とデータ通信を行うことが可能である。
これにより、携帯電話システム(通信システム100)において、利用者が携帯情報端末1を操作して情報サーバとデータ通信を行う前に、最良の通信回線が自動的に選択することができ、ついては利便性の向上に繋がる。
[第1の実施形態の変形例]
本発明は上記の実施形態に限定されるものでなく、携帯情報端末に限らず、携帯電話装置等の携帯端末装置一般にも適用可能である。
通信システム(通信回線)においては、携帯電話システム(携帯電話回線)と公衆無線LANシステム(公衆無線LAN回線)の組み合わせに限定するものではなく、インターネットと接続する通信システム(通信回線)であれば、組み合わせ及び種別は、特に問わず、適用可能である。
携帯端末装置が接続可能な通信回線の種類は3種類以上であってもよい。計測した応答時間に基づいて、任意の数の通信回線から最適な通信回線(たとえば最も応答時間の短い通信回線)を選択することができる。
また、接続可能な通信回線のうち、応答時間のばらつきが少なく一定の応答時間が期待できる通信回線があれば、その通信回線の応答時間の測定は省略してもよい。たとえば、通信回線A(仮称)と通信回線B(仮称)のうち、通信回線Aの応答時間が安定しており、一定の応答時間が期待できる場合は、通信回線Bの応答時間を実際に計測し、その実際に計測した通信回線Bの応答時間を通信回線Aが期待できる応答時間と比較することにより以後の通信に使用する通信回線を決定してもよい。
さらに、携帯端末装置における、通信回線(通信システム)の選択手段は、計測サーバ3との応答時間のみに限らず、それぞれの通信回線(通信システム)における受信電界強度と組み合わせて決定しても良い。たとえば、電界強度が一定以上である通信回線の中から応答時間の最も短い通信回線を選択することができる。
また、携帯端末装置における、応答時間の測定は、通信を行おうとする直前に限られず、待ち受け時に一定の時間間隔で自動的に実行してもよい。ただし、待ち受け時に一定の間隔で自動的に応答時間の測定を行ったとしても、通信を行おうとする直前にも応答時間の計測を行うことが好ましい。この場合は、一定の間隔で測定した応答時間の平均値と直前に計測した応答時間の両者共が好ましい値を示した通信回線を選択するものとすればよい。
本発明の全開示(特許請求の範囲及び図面を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施例ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の特許請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、特許請求の範囲及び図面を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1:携帯情報端末(携帯端末装置)
3:計測サーバ(応答時間計測サーバ)
4:情報サーバ(アプリケーションサーバ)
213、5214、5223、5224:接続回線(インターネット接続回線)
11:無線部
11A、20A:アンテナ
11B、20B:ループバック部
12:制御部
13:LCD部
14:キー入力部
15:レシーバ部
16:マイク部
17:メモリ部
18:RAM部
19:ROM部
20:無線LAN部
21:A社携帯電話網(携帯電話回線)
22:公衆無線LANシステム(公衆無線LAN回線)
30:サーバシステム
31:送信部
32:受信部
33:計時部
34:テストパターン生成部(ダミーパターン生成部)
35:テストパターン検出部(ダミーパターン検出部)
36:応答時間検出部
100:通信システム

Claims (10)

  1. サーバと、
    複数の通信回線の中から選択した通信回線を介して前記サーバと通信する機能を備える携帯端末装置と、
    を備え、
    前記携帯端末装置は、通信を行う前に、前記サーバに対して前記複数の通信回線のうち少なくとも一つの通信回線の応答時間の測定を要求し、前記サーバが測定した通信回線の応答時間の計測結果に基づいて、前記携帯端末装置は、前記複数の通信回線の中から通信に使用する通信回線を選択し、通信を行うことを特徴とする通信システム。
  2. 前記携帯端末装置は、前記通信を行う前に、前記サーバに対して前記複数の通信回線それぞれについて前記測定を要求し、前記サーバが測定した前記複数の通信回線毎の応答時間の計測結果に基づいて、前記携帯端末装置は、前記複数の通信回線の中から前記通信に使用する通信回線を選択し、前記通信を行うことを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 前記サーバが、
    前記携帯端末装置からの応答時間の測定の要求に応じてテストデータを前記携帯端末装置に送信し、前記携帯端末装置から前記テストデータが返信されてくるまでの時間を応答時間として計測し、前記携帯端末装置に計測した応答時間を送信する応答時間計測手段を、
    備えることを特徴とする請求項1又は2記載の通信システム。
  4. 前記複数の通信回線がそれぞれ規格の異なる通信回線であり、
    前記サーバが、
    前記応答時間の計測を行う計測サーバと、
    前記選択した通信回線を用いて前記携帯端末装置と前記通信を行う情報サーバと、
    を含むことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の通信システム。
  5. 前記複数の通信回線は互いに異なる規格の複数の無線通信回線を含むことを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の通信システム。
  6. 前記複数の通信回線が、携帯電話回線と、公衆無線LAN回線と、を含むことを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の通信システム。
  7. それぞれ種類の異なる複数の通信回線を介してサーバと通信する機能を有する携帯端末装置の通信回線選択方法であって、
    前記複数の通信回線のうち特定の通信回線を通じて前記サーバと接続し、前記特定の通信回線を介した応答速度の測定を要求するステップと、
    前記要求に応答して前記サーバから送信されてきたテストデータを受信し、前記サーバに前記テストデータを返信するステップと、
    前記サーバがテストデータの送信時間と受信時間との時間差から計算した前記特定の通信回線の応答時間を前記サーバから受信するステップと、
    前記応答時間に基づいて、以後の通信に使用する通信回線を決定するステップと、
    を含むことを特徴とする携帯端末装置の通信回線選択方法。
  8. 前記携帯端末装置が、前記複数の通信回線それぞれについて前記サーバを用いて応答時間を求め、前記複数の通信回線それぞれの応答時間に基づいて、以後の通信に使用する通信回線を決定することを特徴とする請求項7記載の携帯端末装置の通信回線選択方法。
  9. 前記複数の通信回線が、それぞれ無線通信回線であり、
    前記携帯端末装置が、前記複数の通信回線毎の受信電界強度を測定し、前記複数の通信回線毎の前記応答時間と受信電界強度とに基づいて、以後の通信に使用する通信回線を決定することを特徴とする請求項8記載の携帯端末装置の通信回線選択方法。
  10. 前記複数の通信回線が、携帯電話回線と、公衆無線LAN回線と、を含むことを特徴とする請求項7乃至9いずれか1項記載の携帯端末装置の通信回線選択方法。
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