JP2013128224A - 追尾アンテナ装置および受信系rf特性変動補償方法 - Google Patents

追尾アンテナ装置および受信系rf特性変動補償方法 Download PDF

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皓平 須崎
Takatoshi Sugiyama
隆利 杉山
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貴史 廣瀬
Yoshinori Suzuki
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Abstract

【課題】それぞれ独立に動作する複数の送受信装置における時間経過による受信系の位相変動を補償する。
【解決手段】複数の送受信装置は、共通の基準信号をそれぞれ入力し、受信RF信号の周波数帯域に逓倍してから受信RF信号に重畳して周波数ダウンコンバートする構成であり、複数の送受信装置から基準信号が重畳された受信IF信号を入力して合成する信号合成手段と、信号合成手段の合成出力から受信信号成分と基準信号成分を分離し、受信信号成分を復調装置に出力する分離手段と、分離手段で分離された基準信号成分の合成出力を入力し、基準信号成分の合成出力が最大になるように、複数の送受信装置から入力する基準信号が重畳された受信IF信号の位相変動を補償して信号合成手段に入力する位相制御手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動体衛星通信用地球局装置における追尾アンテナ装置および受信系RF特性変動補償方法に関する。
衛星通信は広範なサービスエリアと災害に強い特徴を有しているため、地上回線の使用困難な洋上やデジタルディバイド地域、災害時の通信環境構築に広く利用されている。しかしながら、36,000km上空の静止衛星を介する通信の場合、伝搬損失が非常に大きいため、伝送速度や伝送容量を向上させるためには、地球局の性能を向上させる必要がある。これを低コストで実現する技術として、移動局および固定局ともに複数のアンテナを使用する追尾アンテナ装置が検討されている(非特許文献1,非特許文献2)。ここで、追尾アンテナ装置は、各種センサ情報や通信の相手方からの受信信号から指向方向推定や指向方向誤差量を検出し、アンテナの指向方向(仰角および方位角)を機械的に制御する機能を備えている。
図4は、複数のアンテナを使用する従来の追尾アンテナ装置の構成例を示す。
図4において、追尾アンテナ装置は、複数N個の送受信装置50−1〜50−N、位相制御装置60および変復調装置70により構成される。
図5は、従来の送受信装置50−kの構成例を示す(k=1〜N)。
図5において、送受信装置50−kは、追尾機能付きアンテナ部51と、周波数アップコンバート器52と、周波数ダウンコンバート器53により構成される。
周波数アップコンバート器52は、10MHz参照信号を入力する局部発振器521と周波数変換器522を備える。周波数変換器522は、変復調装置70から位相制御装置60を介して入力する周波数fIFの送信IF信号TIF(k) と、局部発振器521から入力するローカル信号とをミキシングし、周波数fRFの送信RF信号TRF(k) を追尾機能付きアンテナ部51に出力する。ここで、Δθkt(t) は、ローカル信号に含まれる位相成分である。
周波数ダウンコンバート器53は、10MHz参照信号を入力する局部発振器531と周波数変換器532を備える。周波数変換器532は、追尾機能付きアンテナ部11から入力する周波数fRFの受信RF信号RRF(k) と、局部発振器531から入力するローカル信号とをミキシングし、周波数fIFの受信IF信号RIF(k) を位相制御装置60を介して変復調装置70に出力する。ここで、Δθkr(t) は、ローカル信号に含まれる位相成分である。
このような追尾アンテナ装置では、複数の送受信装置50−1〜50−Nからの送信信号が衛星局に対して所定の位相で送信するように制御し、受信信号に関しては最大比合成(または同相合成)することで、EIRP(実効放射電力)およびG/T(受信性能)を向上させている。
須崎、鈴木、山下、小林、「複数アンテナを用いた船上地球局追尾アンテナの検討」、2010年電子情報通信学会ソサイエティ大会、 B-3-19 、2010 鈴木、須崎、廣瀬、小林、「分散アレーアンテナシステムの固定局適用に関する検討」、衛星通信研究会 SAT2011-36 、2011 須崎、鈴木、小林、「ESV用分散アレーアンテナの船上環境における経路長変動補償方法の検討」、衛星通信研究会 SAT2011-9、2011
図4に示した従来の追尾アンテナ装置における各送受信装置50−1〜50−Nは、図5に示すように個々に周波数アップコンバート器52および周波数ダウンコンバート器53を備えている。
各送受信装置が備える局部発振器521,531は、共通の参照信号(例えば10MHz参照信号) を入力し、同一の周波数(ku帯(14/12GHz) では送信系 13.05GHz,受信系 11.30GHz)で発振している。ここで、ローカル信号と参照信号との周波数差が1000倍超であるため、局部発振器521,531の分周等によるわずかな位相のずれΔθkt(t) 、Δθkr(t) が蓄積されると、各送受信装置間で時間経過とともに相対的な位相が変動する。図6は、送受信装置間の受信系に生じる相対位相差の時間変動例を示す。同一の入力信号に対する2つの周波数ダウンコンバート器の出力信号にこのような相対位相差が生じると、合成信号の利得の低下といった問題が生じる。
ところで、受信に特化した場合は、周波数ダウンコンバート器の位相変動を含めて最大比合成(または同相合成)を行うため、問題にはならなかった。
しかし、地球局が移動する場合、複数のアンテナから信号を衛星局に対して所定の位相で送信するように制御するには、周波数アップコンバート器の位相変動のみならず、周波数ダウンコンバート器の位相変動についても移動に伴う経路長変動を補償する必要がある。移動に伴う補償量算出には、到来波推定方法を用いて衛星電波の到来方向を求める手法が報告されている(非特許文献3)。到来波推定方法を適用する場合、各受信アンテナ入力から信号処理入力部までの通過特性が既知(または校正状態)である必要があるため、周波数ダウンコンバート器の位相変動があれば、到来波推定方法が図7に示すように大幅に劣化する。図7では、アンテナの所望の指向方向(仰角および方位角)の他に複数のピークが立っている状態を示し、衛星電波の到来方向の誤差となることがわかる。
この問題を解決するためには、位相制御装置60において、各送受信装置50−kの周波数ダウンコンバート器53の入力に位相の基準となる信号(基準信号)を入力し、各周波数ダウンコンバート器53の出力位相を比較し、基準信号の位相差が0になるようにフィードバック制御を行うことが考えられる。しかし、周波数ダウンコンバート器へ入力する基準信号の周波数はKu帯(12GHz帯)にする必要があり、さらに位相制御装置60と各送受信装置50−k間もメートルオーダとなる場合もあることから、損失や環境変化による位相変動の点を考慮すると、周波数ダウンコンバート器へはKu帯の基準信号の供給は困難であった。
本発明は、それぞれ独立に動作する複数の送受信装置の受信系における時間経過による位相変動を補償することができる追尾アンテナ装置および受信系RF特性変動補償方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、それぞれ追尾機能付きアンテナ部を有する複数の送受信装置から受信RF信号を周波数ダウンコンバートした受信IF信号を入力し、合成して復調装置に出力する追尾アンテナ装置において、複数の送受信装置は、共通の基準信号をそれぞれ入力し、受信RF信号の周波数帯域に逓倍してから受信RF信号に重畳して周波数ダウンコンバートする構成であり、複数の送受信装置から基準信号が重畳された受信IF信号を入力して合成する信号合成手段と、信号合成手段の合成出力から受信信号成分と基準信号成分を分離し、受信信号成分を復調装置に出力する分離手段と、分離手段で分離された基準信号成分の合成出力を入力し、基準信号成分の合成出力が最大になるように、複数の送受信装置から入力する基準信号が重畳された受信IF信号の位相変動を補償して信号合成手段に入力する位相制御手段とを備える。
第2の発明は、それぞれ追尾機能付きアンテナ部を有する複数の送受信装置から受信RF信号を周波数ダウンコンバートした受信IF信号を入力し、合成して復調装置に出力する追尾アンテナ装置において、複数の送受信装置は、共通の基準信号をそれぞれ入力し、受信RF信号の周波数帯域に逓倍してから受信RF信号に重畳して周波数ダウンコンバートする構成であり、複数の送受信装置から入力する受信IF信号から受信信号成分と基準信号成分を分離する分離手段と、複数の送受信装置に対応する基準信号成分を入力し、互いの位相差が0になる移相量を算出し、分離手段で分離された受信信号成分の位相変動を当該移相量に応じて補償する位相制御手段と、位相変動が補償された受信信号成分を合成して復調装置に出力する信号合成手段とを備える。
第1の発明または第2の発明の追尾アンテナ装置において、複数の送受信装置に共通の基準信号は、基準信号発生器で発生させた基準信号を複数の送受信装置に伝送する送信IF信号に重畳し、または受信IF信号の経路で逆方向に伝送し、複数の送受信装置は、送信IF信号または受信IF信号に重畳された基準信号を分波して逓倍する構成である。
第3の発明は、それぞれ追尾機能付きアンテナ部を有する複数の送受信装置から受信RF信号を周波数ダウンコンバートした受信IF信号を入力し、合成して復調装置に出力する追尾アンテナ装置の受信系RF特性変動補償方法において、複数の送受信装置は、共通の基準信号をそれぞれ入力し、受信RF信号の周波数帯域に逓倍してから受信RF信号に重畳して周波数ダウンコンバートし、複数の送受信装置から入力する基準信号が重畳された受信IF信号を信号合成手段で合成し、信号合成手段の合成出力を分離手段に入力して受信信号成分と基準信号成分を分離し、受信信号成分を復調装置に出力し、分離手段で分離された基準信号成分の合成出力を位相制御手段に入力し、基準信号成分の合成出力が最大になるように、複数の送受信装置から入力する基準信号が重畳された受信IF信号の位相変動を補償して信号合成手段に入力する。
第4の発明は、それぞれ追尾機能付きアンテナ部を有する複数の送受信装置から受信RF信号を周波数ダウンコンバートした受信IF信号を入力し、合成して復調装置に出力する追尾アンテナ装置の受信系RF特性変動補償方法において、複数の送受信装置は、共通の基準信号をそれぞれ入力し、受信RF信号の周波数帯域に逓倍してから受信RF信号に重畳して周波数ダウンコンバートし、複数の送受信装置から受信IF信号を分離手段に入力し、受信信号成分と基準信号成分を分離し、複数の送受信装置に対応する基準信号成分を位相制御手段に入力し、互いの位相差が0になる移相量を算出し、分離手段で分離された受信信号成分の位相変動を当該移相量に応じて補償し、位相変動が補償された受信信号成分を信号合成手段で合成して復調装置に出力する。
第3の発明または第4の発明の受信系RF特性変動補償方法において、複数の送受信装置に共通の基準信号は、基準信号発生器で発生させた基準信号を複数の送受信装置に伝送する送信IF信号に重畳し、または受信IF信号の経路で逆方向に伝送し、複数の送受信装置は、送信IF信号または受信IF信号に重畳された基準信号を分波して逓倍する。
本発明は、時間経過による受信系の位相変動を補償することにより、移動に伴う経路長変動補償が可能となるため、送信EIRPおよび指向方向を安定させることができる。
また、各送受信装置に共通の基準信号として低い周波数を用い、各送受信装置で逓倍して受信RF信号に重畳することにより、各送受信装置で周波数ダウンコンバートした受信IF信号に重畳した基準信号のフィードバック信号を得ることができる。
また、他ユーザが使用していないRF周波数に合わせて基準信号の周波数を変えることにより、他ユーザ等の干渉がない安定したフィードバック信号を得ることができる。
送信IF信号周波数または受信IF信号周波数と基準信号周波数が異なるように選び、送受信装置内で分波することで、両者を同一の信号線に重畳して供給することが可能となり、信号線の数を少なくすることができる。
本発明の追尾アンテナ装置の実施例1の構成例を示す図である。 実施例1における送受信装置10−kの構成例を示す図である。 本発明の追尾アンテナ装置の実施例2の構成例を示す図である。 複数のアンテナを使用する従来の追尾アンテナ装置の構成例を示す図である。 従来の送受信装置50−kの構成例を示す図である。 送受信装置間の受信系に生じる相対位相差の時間変動例を示す図である。 周波数ダウンコンバート器の位相変動の影響例を示す図である。
図1は、本発明の追尾アンテナ装置の実施例1の構成例を示す。
図1において、実施例1の追尾アンテナ装置は、複数N個の送受信装置10−1〜10−Nと、位相制御装置20と、変復調装置30とを備え、送受信装置10−k(k=1〜N)の周波数ダウンコンバート器における相対的な位相差を位相制御装置20で補償する構成である。
位相制御装置20は、送信系の分配・移相器21および基準信号重畳器22と、受信系の移相器23、信号合成器24、受信信号/基準信号分離フィルタ25、制御部26により構成される。
分配・移相器21は、送信IF信号を入力して各送受信装置10−kに分配する送信IF信号の出力位相を設定する。基準信号重畳器22は、分配・移相器21から出力される送信IF信号に周波数fREF の基準信号(=cos(2πfREFt))を重畳する。なお、送信系において、各送受信装置10−kから出力される送信RF信号の位相変動を検出し、この位相変動が補償されるように送信IF信号の出力位相を制御する制御手段があるが、ここでは省略する。また、送信IF信号に設定される出力位相成分についても省略して表記している。
各送受信装置10−kから受信IF信号を入力する受信系の構成および動作については後述する。
図2は、実施例1における送受信装置10−kの構成例を示す。
図2において、送受信装置10−kは、追尾機能付きアンテナ部11と、周波数アップコンバート器12と、周波数ダウンコンバート器13と、分波器14と、逓倍器15と、加算器16により構成される。
分波器14は、位相制御装置20から入力する送信IF信号TIF(k) から送信IF信号(=cos(2πfIFt)) と基準信号(=cos(2πfREFt))を分波する。周波数アップコンバート器12は、分波器14で分波された送信IF信号(= cos(2πfIFt))とローカル信号をミキシングして周波数変換を行い、送信RF信号TRF(k) へ変換する。
分波器14で分波された基準信号(=cos(2πfREFt))は逓倍器15に入力する。逓倍器15は、この基準信号をL(Lは自然数)逓倍し、追尾機能付きアンテナ部11から入力する受信RF信号RRF(k) の周波数帯に変換する。加算器16は、受信RF信号RRF(k) (=cos(2πfRFt)) とL逓倍された基準信号(=cos(2πLfREFt))を重畳し、周波数ダウンコンバート器13に入力する。両者のスペクトラムを図2に示す。周波数ダウンコンバート器13は、受信RF信号RRF(k) およびL逓倍された基準信号と、周波数 LOのローカル信号をそれぞれミキシングして周波数変換を行い、受信IF信号RIF(k) へ変換する。ここで、受信RF信号RRF(k) の周波数 fRFは fIF1 (= fRF−fLO)となり、基準信号の周波数LfREF は fIF2 (=LfREF−fLO)となる。このとき、ローカル信号の位相成分Δθkr(t) がそれぞれ付加される。
図1において、位相制御装置20は、各送受信装置10−kから基準信号を含む受信IF信号を移相器23を介して信号合成器24に入力し、合成する。合成された基準信号を含む各受信IF信号は、受信信号/基準信号分離フィルタ25で受信IF信号と基準信号に分離され、合成された基準信号(周波数 fIF2=LfREF−fLO)が制御部26に入力する。制御部26は、基準信号の合成出力が最大になるように、移相器23の各送受信装置10−kの受信IF信号および基準信号の出力位相を制御する。例えば、送受信装置10−1から入力する受信IF信号の出力位相を基準に、送受信装置10−2〜10−Nから入力する受信IF信号の出力位相を順次制御する。受信信号/基準信号分離フィルタ25は出力位相が制御された各受信IF信号を基準信号から分離して変復調装置30に出力する。これにより、各送受信装置10−kの周波数ダウンコンバート器から変復調装置30までの通過位相を常に一定の状態に維持することができる。
図3は、本発明の追尾アンテナ装置の実施例2の構成例を示す。
図3において、実施例2の追尾アンテナ装置は、複数N個の送受信装置10−1〜10−Nと、位相制御装置20と、変復調装置30とを備え、送受信装置10−k(k=1〜N)の周波数ダウンコンバート器における相対的な位相差を位相制御装置20で補償する構成である。
位相制御装置20は、送信系の分配・移相器21および基準信号重畳器22と、受信系の受信信号/基準信号分離フィルタ27、移相器23、信号合成器24、制御部28により構成される。実施例1との違いは、位相制御装置20における受信系の構成にある。
位相制御装置20は、各送受信装置10−kから受信IF信号を受信信号/基準信号分離フィルタ27に入力し、受信IF信号(周波数 fIF2= fRF−fLO)と基準信号(周波数 fIF2=LfREF−fLO)に分離し、それぞれ移相器23および制御部28に入力する。制御部28は、各送受信装置10−kに対する基準信号の位相を比較し、互いの位相差が0になる移相量を算出し、移相器23に出力する。移相器23は、当該移相量に基づいて各送受信装置10−kからの受信IF信号の出力位相を制御する。例えば、送受信装置10−1から入力する基準信号の出力位相を基準に、送受信装置10−2〜10−Nから入力する受信IF信号の出力位相との位相差が0になる移相量を算出し、当該移相量に基づいて各受信IF信号の位相を順次制御する。信号合成器24は、出力位相が制御された各受信IF信号を合成して変復調装置30に出力する。これにより、各送受信装置10−kの周波数ダウンコンバート器から変復調装置30までの通過位相を常に一定の状態に維持することができる。
実施例1または実施例2において、位相制御装置20から各送受信装置10−kに伝送する基準信号は、送信IF信号に重畳して伝送したが、各送受信装置10−kから位相制御装置20に伝送される受信IF信号の経路から送信し、各送受信装置10−kの分波器で分波するようにしてもよい。また、送信IF信号や受信IF信号とは独立した信号線で各送受信装置10−kに基準信号を伝送してもよい。この場合には、各送受信装置10−kに基準信号を供給する基準信号発生器は、位相制御装置20の外に設置してもよい。
また、基準信号を用いる代わりに、位相制御装置20から各送受信装置10−kに分配される送信IF信号を用い、各送受信装置10−kにおいて送信IF信号を2分岐し、図2に示す周波数アップコンバート器12および逓倍器15に入力するようにしてもよい。
10−1〜10−N 送受信装置
11 追尾機能付きアンテナ部
12 周波数アップコンバート器
13 周波数ダウンコンバート器
14 分波器
15 逓倍器
16 加算器
20 位相制御装置
21 分配・移相器
22 基準信号重畳器
23 移相器
24 信号合成器
25,28 制御部
26 受信信号成分抽出フィルタ
27 受信信号/基準信号分離フィルタ
30 変復調装置

Claims (6)

  1. それぞれ追尾機能付きアンテナ部を有する複数の送受信装置から受信RF信号を周波数ダウンコンバートした受信IF信号を入力し、合成して復調装置に出力する追尾アンテナ装置において、
    前記複数の送受信装置は、共通の基準信号をそれぞれ入力し、前記受信RF信号の周波数帯域に逓倍してから前記受信RF信号に重畳して前記周波数ダウンコンバートする構成であり、
    前記複数の送受信装置から前記基準信号が重畳された受信IF信号を入力して合成する信号合成手段と、
    前記信号合成手段の合成出力から受信信号成分と前記基準信号成分を分離し、受信信号成分を前記復調装置に出力する分離手段と、
    前記分離手段で分離された前記基準信号成分の合成出力を入力し、前記基準信号成分の合成出力が最大になるように、前記複数の送受信装置から入力する前記基準信号が重畳された受信IF信号の位相変動を補償して前記信号合成手段に入力する位相制御手段と
    を備えたことを特徴とする追尾アンテナ装置。
  2. それぞれ追尾機能付きアンテナ部を有する複数の送受信装置から受信RF信号を周波数ダウンコンバートした受信IF信号を入力し、合成して復調装置に出力する追尾アンテナ装置において、
    前記複数の送受信装置は、共通の基準信号をそれぞれ入力し、前記受信RF信号の周波数帯域に逓倍してから前記受信RF信号に重畳して前記周波数ダウンコンバートする構成であり、
    前記複数の送受信装置から入力する受信IF信号から受信信号成分と前記基準信号成分を分離する分離手段と、
    前記複数の送受信装置に対応する前記基準信号成分を入力し、互いの位相差が0になる移相量を算出し、前記分離手段で分離された前記受信信号成分の位相変動を当該移相量に応じて補償する位相制御手段と、
    前記位相変動が補償された前記受信信号成分を合成して前記復調装置に出力する信号合成手段と
    を備えたことを特徴とする追尾アンテナ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の追尾アンテナ装置において、
    前記複数の送受信装置に共通の基準信号は、基準信号発生器で発生させた基準信号を前記複数の送受信装置に伝送する送信IF信号に重畳し、または受信IF信号の経路で逆方向に伝送し、
    前記複数の送受信装置は、前記送信IF信号または前記受信IF信号に重畳された前記基準信号を分波して逓倍する構成である
    ことを特徴とする追尾アンテナ装置。
  4. それぞれ追尾機能付きアンテナ部を有する複数の送受信装置から受信RF信号を周波数ダウンコンバートした受信IF信号を入力し、合成して復調装置に出力する追尾アンテナ装置の受信系RF特性変動補償方法において、
    前記複数の送受信装置は、共通の基準信号をそれぞれ入力し、前記受信RF信号の周波数帯域に逓倍してから前記受信RF信号に重畳して前記周波数ダウンコンバートし、
    前記複数の送受信装置から入力する前記基準信号が重畳された受信IF信号を信号合成手段で合成し、
    前記信号合成手段の合成出力を分離手段に入力して受信信号成分と前記基準信号成分を分離し、受信信号成分を前記復調装置に出力し、
    前記分離手段で分離された前記基準信号成分の合成出力を位相制御手段に入力し、前記基準信号成分の合成出力が最大になるように、前記複数の送受信装置から入力する前記基準信号が重畳された受信IF信号の位相変動を補償して前記信号合成手段に入力する
    ことを特徴とする受信系RF特性変動補償方法。
  5. それぞれ追尾機能付きアンテナ部を有する複数の送受信装置から受信RF信号を周波数ダウンコンバートした受信IF信号を入力し、合成して復調装置に出力する追尾アンテナ装置の受信系RF特性変動補償方法において、
    前記複数の送受信装置は、共通の基準信号をそれぞれ入力し、前記受信RF信号の周波数帯域に逓倍してから前記受信RF信号に重畳して前記周波数ダウンコンバートし、
    前記複数の送受信装置から受信IF信号を分離手段に入力し、受信信号成分と前記基準信号成分を分離し、
    前記複数の送受信装置に対応する前記基準信号成分を位相制御手段に入力し、互いの位相差が0になる移相量を算出し、前記分離手段で分離された前記受信信号成分の位相変動を当該移相量に応じて補償し、
    前記位相変動が補償された前記受信信号成分を信号合成手段で合成して前記復調装置に出力する
    ことを特徴とする受信系RF特性変動補償方法。
  6. 請求項4または請求項5に記載の受信系RF特性変動補償方法において、
    前記複数の送受信装置に共通の基準信号は、基準信号発生器で発生させた基準信号を前記複数の送受信装置に伝送する送信IF信号に重畳し、または受信IF信号の経路で逆方向に伝送し、
    前記複数の送受信装置は、前記送信IF信号または前記受信IF信号に重畳された前記基準信号を分波して逓倍する
    ことを特徴とする受信系RF特性変動補償方法。
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JP2017005507A (ja) * 2015-06-10 2017-01-05 日本電信電話株式会社 分散アンテナ装置

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