JP6679089B2 - アレイアンテナ装置 - Google Patents

アレイアンテナ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6679089B2
JP6679089B2 JP2016561976A JP2016561976A JP6679089B2 JP 6679089 B2 JP6679089 B2 JP 6679089B2 JP 2016561976 A JP2016561976 A JP 2016561976A JP 2016561976 A JP2016561976 A JP 2016561976A JP 6679089 B2 JP6679089 B2 JP 6679089B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
signals
local
antenna elements
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016561976A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016084975A1 (ja
Inventor
淳史 冨木
淳史 冨木
季次 篠原
季次 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aerospace Exploration Agency JAXA
Original Assignee
Japan Aerospace Exploration Agency JAXA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aerospace Exploration Agency JAXA filed Critical Japan Aerospace Exploration Agency JAXA
Publication of JPWO2016084975A1 publication Critical patent/JPWO2016084975A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6679089B2 publication Critical patent/JP6679089B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/26Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture
    • H01Q3/30Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture varying the relative phase between the radiating elements of an array
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/06Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/08Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/10Polarisation diversity; Directional diversity

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Description

本発明は、アレイアンテナ装置に関する。
船舶自動識別システム(AIS:Automatic Identification System)は、海洋における安心及び安全への寄与並びに、船舶の交通管理を行うことを目的としたシステムである。AIS信号は主に船舶間及び船舶−海岸局間でやりとりされ、海岸局は受信したAIS信号を収集している。
日本は海洋国家であり、広大な排他的経済水域を持つ。また、様々な国の商業船舶が出入りしている。海岸局は受信したAIS信号を収集しているが、収集できる範囲はAIS信号の到達距離によって決まる。そのため海岸から50km程度の範囲に限られている。よって、海岸局のみでは排他的経済水域のAIS搭載船舶を把握しきれない。
日本の船舶は、海外においてしばしば海賊被害を受けている。ただし現状では、日本には全球的にAIS信号を収集する方法がない。よって、衛星によるAISデータの取得が望まれているが、以下に記載するような問題がある。
AISは、2周波を用いて運用され、(161.975MHzを中心とする)AIS1チャンネルまたは(162.025MHzを中心とする)AIS2チャンネルで通信が行われ、各チャンネルは25kHzの幅を有する。AISスロットのデータフォーマットは図1に示す通り所定の長さを有するものであるが、データ部分には、静的情報(MMSI:海上移動業務識別、船舶名等)、動的情報(船速、緯度・経度、航路等)を含む。
AISは自己管理型時分割多元接続(SOTDMA)を使用しており、図1のAISスロットのデータフォーマットに示す通り各通信チャンネルにおいては、1フレーム(60秒の長さ)は毎分2250個のスロットに分割される。すなわち、1スロットは約26.7msで256ビットを有する。通常の運用では1つのAISメッセージが各スロットを占有できるようになっている。通常のモードでは、各AIS搭載船は2つの通信チャンネルで自己のAISメッセージを交互に送信する。信号はブロードキャスティングで送信される。ここでAIS搭載船はAIS信号を送信すると共に、次の送信に備えて空きスロットを予約するが、AIS信号を送信するAIS搭載船が同じセル内にあれば、SOTDMAによって各船舶のAIS信号の送信タイミングが制御されるので、AIS信号同士の衝突を避けることができる。
しかし図2に示す通り、衛星に小型の線状アンテナを搭載して船舶からのAIS信号の受信を行う場合、衛星可視範囲が広いためにSOTDMAで制御されている複数のセルを捕捉してしまい、多数の船舶からの信号が到来する結果、スロット単位で干渉が発生してしまう。例えば船舶Aが送信した信号と船舶Tが送信した信号は同じタイミングとなってしまうため、衛星は干渉した信号を受信してしまう。このように、複数のセルの干渉に対し、1スロット、1信号の受信では通信容量が足らなくなり、受信できない信号が増加することとなる。
また干渉は船舶からのAIS信号だけにとどまらない。地上の違法局や国際法に準拠しない無線局からの妨害波、衛星搭載電源装置や搭載される他のミッション機器、計算機、ハーネスなどから空間に放射される妨害波など、これらがすべて雑音としてAIS受信アンテナに到来し、目的信号を劣化させる。
これらの問題を回避するには、周波数帯域を広くする又はアンテナに指向性をもたせる必要がある。現実的には、AISで使用できる周波数帯には制約があるため、指向性アンテナを使用する必要がある。指向性アンテナを使用するにあたっては、(i)八木アンテナのような指向性アンテナを用いる場合と、(ii)複数アンテナを用い各アンテナからの信号を位相合成する場合に分けることができる。しかし(i)八木アンテナのような指向性アンテナを用いる場合は、所望の到来波における最適な受信経路の信号が非常に高速に変化しうるため、アンテナを機械的に回転させなければならず、実施が困難である。よって、(ii)複数アンテナを用い各アンテナからの信号を位相合成する方式を用いる必要がある。本方式は、ビームフォーミングによりビームを狭くして視野を狭くすることで、衝突信号を減らし、またさらに位相を反転させたものを合成することでヌル点を形成し信号レベルを低減させることにより、雑音を減らすことができる。(ii)の場合はさらに、(1)アナログの位相器を用いる方式と(2)デジタル信号処理を用いる方式とが考えられる。
(1)アナログの位相器を用いる方式は、可変容量素子を制御することにより位相制御を行うが、一般的に位相は固定、あるいは微調整が出来る程度である。厳密な制御を行おうとする場合は素子が大型になってしまうため、アンテナの大型化が避けられないという問題がある。また衛星で使用する場合、打ち上げる前に各位相器の位相を決めておく必要があり、地上からの制御で位相値を変えることができないという問題がある。さらに、アナログ位相器を使用した場合、宇宙という過酷な条件下においてはアンテナの特性を劣化させやすいという問題がある。以上の問題から、実施が難しいと考えられる。
(2)デジタル信号処理を用いる方式は、アンテナからの出力をAD変換器でRF信号からデジタル信号に変換し、このデジタル信号をデジタル回路で位相を変えて、合成するという方式である。この方式は、衛星の受信機で地上からのコマンドを受けて、制御回路のデジタル回路にてアンテナ毎に位相を変えることができる。しかし、位相を変える場合は、アナログ信号をサンプリングするサンプリング周波数を高くして、振幅方向の分解能も上げる必要があり、位相の調整量はAD変換器の分解能とサンプリング周波数に依存することになる。位相分解能を上げるには、回路が複雑になり、部品が高価になるという問題、アンテナの数だけAD変換器が必要になるため大型化が避けられないという問題がある。また、アナログの位相器で合成する方式と比べると消費電力が増えるという問題があり、衛星等の限られた使用可能電力下では大きな問題になる。
特公平2‐15122号公報 特許3336881号公報
AIS情報を取得するための従来のアンテナ装置は、上記のような課題を有している。したがって、AIS情報取得のための衛星用アンテナ装置であって、地上からのコマンドで複数のアンテナ素子が受信する信号の位相制御が可能であり、小型衛星に乗せることができる程度にコンパクトであり、及びアナログ位相器と同等程度に消費電力を小さくすることができる、アンテナ装置が必要とされている。
上記の課題は以下の特徴を有する本発明によって解決される。すなわち本発明は、その1つの態様において、複数のアンテナ素子を備えるアレイアンテナ装置であって、複数のアンテナ素子のそれぞれが受信した各RF信号とミキシングするための複数のローカル信号を生成するローカル信号生成部と、複数のアンテナ素子のそれぞれと接続され、ローカル信号生成部にそれぞれ接続される複数の周波数変換部であって、複数のアンテナ素子が受信した各RF信号をローカル信号のそれぞれとミキシングすることで、複数のアンテナ素子が受信した各RF信号を、各RF信号とローカル信号のそれぞれとの差の各IF信号に変換する複数の周波数変換部と、複数の周波数変換部のそれぞれに接続され、各IF信号を合成することによって、単一の合成信号を出力する合成出力部と、を備え、ローカル信号生成部は、ローカル信号のそれぞれの位相を、所定の方向から到来するRF信号に由来する各IF信号の位相が一致するように制御することを特徴とする、アレイアンテナ装置を提供する。当該装置によれば、アンテナ素子の数のAD変換器が不要であり、従来のデジタル信号処理を用いるアンテナ装置と比較して必要となる部品が少ないため小型化が容易であり、消費電力も少ない。従来のアナログの位相器を用いるアンテナ装置と比較しても、高精度で位相を可変できるため、従来の問題点を解消しうる。
本発明の別の態様においては、AIS情報取得のための衛星用アレイアンテナ装置であって、複数のアンテナ素子と、複数のアンテナ素子のそれぞれが受信した各RF信号とミキシングするための複数のローカル信号を生成するローカル信号生成部と、複数のアンテナ素子のそれぞれと接続され、ローカル信号生成部にそれぞれ接続される複数の周波数変換部であって、複数のアンテナ素子が受信した各RF信号をローカル信号のそれぞれとミキシングすることで、複数のアンテナ素子が受信した各RF信号を、各RF信号とローカル信号のそれぞれとの差の各IF信号に変換する複数の周波数変換部と、複数の周波数変換部のそれぞれに接続され、各IF信号を合成することによって、単一の合成信号を出力する合成出力部と、複数の周波数変換部のそれぞれに出力するローカル信号のそれぞれの位相変化量を決定するための位相制御情報を地上局から受信するための受信部と、を備え、ローカル信号生成部は、受信部から受信した位相制御情報に基づいてローカル信号のそれぞれの位相を、所定の方向から到来するRF信号に由来する各IF信号の位相が一致するように制御することを特徴とする、アレイアンテナ装置を提供する。当該装置によれば、前述した従来の問題点を解消しうる効果を有するアレイアンテナ装置は、AIS情報取得のために衛星に搭載して利用することで、前述した衛星でのAIS信号の干渉を解消することができる。また当該装置のローカル信号生成部は、受信部から受信した位相制御情報に基づいてローカル信号のそれぞれの位相を、所定の方向から到来する雑音信号に由来する各IF信号の一方(複数)の位相が一致し、他方(複数)の位相が一方の位相に対して反転するようにさらに制御することができる。この場合、当該装置は、雑音信号が到来する方向に対してヌル点を形成することができるため、前述した衛星でのAIS信号に対する雑音の干渉を解消することができる。
複数のアンテナ素子を有するアンテナのメインビームを絞るには、半波長の間隔を空けて等間隔にアンテナ素子を配置するのが有効である。このように配置すると、配置本数が同じ場合に他の配置と比較して、サイドローブの数を増やすことなく、メインビーム幅を狭くすることができる。また小型衛星に搭載可能な大きさのアレイアンテナ装置に、このような配置で複数本のアンテナ素子を配置することで、アンテナのメインビームの幅を所望の幅である20度以下にすることができる。これによって、アンテナ視野内のSOTDMAセルの数を減らすことや、受信の妨害となる衝突信号の電力レベルを下げることができる。なお、アンテナ素子の本数をさらに多くすると、より指向性を鋭くすることができる。また半波長の間隔を空けて等間隔にアンテナ素子を配置する構成は、雑音の影響を低減させることにも有効である。当該配置において信号の振幅と位相を制御することにより雑音信号が到来する方向に対してヌル点を形成することで、受信の妨害となる雑音信号の電力レベルを下げながらも、目的信号に対してメインビームを絞ることが可能となる。なお、アンテナ素子の本数をさらに多くすると、複数のヌル点を形成することができ、よって複数の雑音源に対応することができる。
AISスロットのデータフォーマットを示す図である。 小型の線状アンテナを搭載した衛星でのAIS信号の干渉を示す図である。 従来型のアレイアンテナ装置の構成を示す図である。 本発明の1つの実施形態によるアレイアンテナ装置の構成を示す図である。 本発明の1つの実施形態によるアレイアンテナ装置の構成を示す図である。 アレイアンテナ素子の直線配置での受信する各RF信号の遅延を説明する図である。 本発明の1つの実施形態によるアレイアンテナ素子の配置を示す図である。 AISのネットワーク概要を示す図である。 本発明の1つの実施形態によるアレイアンテナ装置が、SOTDMAセルを1つ含むように衛星可視範囲を制御する様子を示す図である。
これより図面を参照して、本発明に係るアレイアンテナ装置について説明する。なお、本実施形態として説明するアンテナ装置においては、実際には回路上に増幅器等が設置されうるが、説明の便宜上省略する。また、主としてAIS通信で使用されるVHF帯の周波数で用いることを想定しているが、これに限定されない。
従来型のアレイアンテナ装置の構成
まず従来型のアレイアンテナ装置の構成を図3に示す。当該アレイアンテナ装置は、複数のアンテナ素子31と、各アンテナ素子31に接続される複数の周波数変換部32と、各周波数変換部32に接続されるAD変換器33と、各AD変換器33に接続されるデジタル演算部34と、各AD変換器33及びデジタル演算部34に接続される制御部35と、並びに制御部35に接続された受信部36と、を備える。
一般的にRF信号を復調する場合、アナログ信号からデジタル信号に変換するAD変換器が対応する周波数にする必要があるため、低い周波数に変換して処理を行う。この処理を行う周波数変換部32は、一般的には混合器及び混合器にローカル信号を出力する発振器を備え、その中間周波数帯の信号を抽出することにより低い周波数に変換する。ここで、以下にこの従来型のアレイアンテナ装置の位相合成方法について記載する。簡単のため、AD変換される直前の信号を用いて説明する。
図3に示すM個のアンテナ素子よりなるアレイアンテナ装置において任意のk番目のアンテナ素子が受信し周波数変換された信号Vak(t)は、受信信号より低い中間周波数fに変換されたとすると、以下の式となる。
Vak(t)=Vksin2π(ft+αk) (式1)
当該信号Vak(t)をAD変換した信号は、以下の式となる。ここでサンプリング周波数をFs、サンプリング間隔をTsとし、以下の式はt=nTs(n=0、1、…)であって、n=[t/Ts]Ts([]はガウス記号を表す)におけるn番目の信号を表すものとする。
Vakp(t)=Vak(nTs)=Vksin2π([t/Ts]Ts+αk) (式2)
当該信号Vakp(t)を、デジタル演算部が備えるデジタルフィルタに通すことで、各々の信号の位相のみを変更する。例えば、当該アンテナが衛星に搭載されている場合には、受信部で地上からのコマンドを受けて、制御部は当該コマンドに従って、アンテナ毎の位相を変更することができる。
しかし式2から分かる通り、Tsが大きい場合は、位相を少しだけ変えても、つまりtを少しずらしても、出力が同じとなり、位相は変化しないことになる。すなわち、位相分解能を上げるにはサンプリング周波数(1/Ts)を高くする必要がある。また量子化誤差を考量すると振幅方向の分解能についても高くする必要がある。しかしこのように分解能を上げると、前述したように、回路が複雑になり部品が高価になるという問題、アンテナの数だけAD変換器が必要になるため大型化が避けられないという問題、さらにはアナログの位相器で位相合成する方式と比べると消費電力が増えるという問題が発生する。
本発明のアレイアンテナ装置の構成
続いて本発明の1つの実施形態によるアレイアンテナ装置の構成図を図4aに示す。アレイアンテナ装置は、複数のアンテナ素子41と、複数のアンテナ素子41のそれぞれと接続される複数の周波数変換部42と、各周波数変換部42のそれぞれと接続されるローカル信号生成部43と、各周波数変換部42のそれぞれと接続される合成出力部44と、を備える。各アンテナ素子の種類は、到来波を受信できるアンテナであれば制限は無く、ダイポールアンテナまたはモノポールアンテナなどが使用できる。当該アンテナ素子を用いて直線状アレイを構成する場合、後述するように位相を制御することによって、直線状アレイの配列方向及びアンテナ素子の延長方向を含む平面の方向である縦方向においては、メインビームの指向性を高め、またメインビームの方向を制御することができる。一方、縦方向を含む平面に垂直の横方向にアレイは形成されていないため、各アンテナ素子の横方向の指向性がほぼアレイアンテナ装置全体の横方向の指向性となる。なお後述の通り、平面状アレイを構成する場合は、縦横方向においてアレイアンテナによる指向性制御を行うことができる。
各部についての説明は、本発明の1つの実施形態によるアンテナ装置の構成図であって、図4aをより具体的に説明する図4bを用いて行う。周波数変換部42は、それぞれのアンテナ素子41毎に設けられ、混合器(ミキサ)421及びローパスフィルタ422を備える。混合器421は、各アンテナ素子41が受信したRF信号と、数値制御発振器431から出力されるローカル信号のそれぞれとを掛け合わせる(ミキシングする)ことにより、掛け合わせた信号の和及び差の周波数を有する信号を出力する。ローパスフィルタ422は混合器421と合成出力部44の間に配置され、差の周波数を有する信号(IF信号)のみ出力する。合成出力部44は、各混合器421から出力された各IF信号を合成し、単一の合成信号を出力する。アレイアンテナ装置が受信する信号がAIS信号である場合、160MHz帯の信号を受信し、数10kHz〜数10MHz帯のIF信号に変換する。AIS信号はGMSK方式で変調されているが、IF信号には変調された情報が含まれているため、遅延検波や同期検波をすることで、正しく復調することができる。
ローカル信号生成部43は、数値制御発振器431及び数値制御発振器の周波数、位相、振幅等を決定する制御部432を備える。数値制御発振器431は複数のローカル信号を生成し、各周波数変換部42(混合器421)へと出力する。数値制御発振器は混合器毎にローカル信号の周波数と位相を変更することができ、IF信号のそれぞれの位相を変更することができる。これによって合成出力部が出力する合成信号について、所定の方向から到来する電波(RF信号)の位相のみを揃えることができるため、強力な指向性を持たせることができる。また一方で、合成出力部が出力する合成信号について、複数のアンテナ毎のIF信号の振幅及び位相(反転)を調整することにより雑音信号が到来する方向に対してヌル点を形成することで、雑音の影響を低減することができる。数値制御発振器は、好ましくは160MHz帯の周波数を含む正弦波を、位相を正確に制御したまま生成することができるダイレクトデジタルシンセサイザー(DDS)である。これによって本発明は実現されうる。
アレイアンテナ装置は、情報取得部45及び通信部46をさらに備えうる。通信部45は、送信部と受信部を備える。受信部は、数値制御発振器431がそれぞれの混合器421に出力するローカル信号のそれぞれの位相変化量を決定するための位相制御情報を受信する。例えばアンテナが衛星に搭載される場合に位相制御情報をSバンドやXバンドを利用して地上(地上局)から受信することができる。受信部から受信した位相制御情報に基づいてローカル信号のそれぞれの位相を、所定の方向から到来するRF信号に由来するIF信号のそれぞれの位相が一致するように制御することで、合成出力部が出力する合成信号を所定の方向から到来する電波の信号とすることができる。このようにして、所定の領域から到来する電波のみを受信することができる。
情報取得部45は、合成出力部44から出力された単一の合成信号から、AIS情報を取得し記憶する。具体的には、IF信号から遅延検波又は同期検波でAIS情報を取得し記憶するか、またはIF信号をAD変換器(図示せず)でデジタル信号に変換し、そのデジタル情報を記憶する。アレイアンテナ装置が、AIS情報取得のための衛星に搭載されるアレイアンテナ装置である場合、送信部は、情報取得部45に記憶されたAIS情報又はデジタル情報を、SバンドやXバンドを利用して地上局へ送信する。デジタル情報が送信された場合、当該情報は地上局においてDA変換される。
続いて、アレイアンテナ装置を用いたビームフォーミングについて以下に説明する。アレイアンテナを構成する複数のアンテナ素子の配列方法は、直線状、平面状、曲面状などいろいろ考えられるが、ここでは本発明の1つの実施形態による図4bの構成を用いて、M個の同一アンテナ素子よりなる直線状アレイについて説明する。
図5はアレイアンテナ素子の直線配置での受信する各RF信号の遅延を説明する図であるが、k番目のアンテナ素子が受信した信号Vak(t)は、アンテナが受信する周波数f1を用いて、以下の式で表される。
Vak(t)=Vkcos2π(f1t+αk) (式3)
数値制御発振器から、k番目のアンテナ素子と接続された混合器に出力する、ローカル信号VLOk(t)は、ローカル周波数fLOを用いて、以下の式で表される。
VLOk(t)=Acos2π(fLOt+βk) (式4)
よって、これらの式をミキシングした信号VMIXk(t)は以下の通りになる。
VMIXk(t)=VkA/2*(cos2π((f1+fLO)t+αkk)+cos2π((f1-fLO)t+αkk)) (式5)
上記より得られる差分の中間周波数Vk(t)は、以下の式で表される。
Vk(t)=VkA/2*(cos2π((f1-fLO)t+αkk)) (式6)
上記の式より理解されるように、ローカル信号VLOk(t)のβkを変えることにより、Vk(t)の位相遅延『αkk』を変えることができる。
ここでアンテナ素子が向いている方向に対して、角度θ傾いている方向から到来する電波の受信について説明する。図5はアレイアンテナ素子の配置の一例であるが、ここではアンテナ素子は等間隔で並んでおり、その間隔はdである。k番目とk+1番目のアンテナ素子へ電波が到達する時間Δtは、光速をcとすると、Δt=dsinθ/cずれ、位相は2πf1dsinθ/c(=2πdsinθ/λ1)ずれる。よってk番目の方がk+1番目のアンテナ素子より先に電波が到達するとした場合、k+1番目のアンテナ素子より得られる中間周波数Vk+1(t)は、以下の式で表される。
Vk+1(t)=Vk+1A/2*(cos2π((f1-fLO)t+αkk+1+dsinθ/λ1)) (式7)
式6と式7より、
βk+1k-(dsinθ/λ1)±m [mは整数] (式8)
となるように数値制御発振器の位相を制御することで、それぞれのアンテナ素子が受信するθ方向(所定の方向)から到来する電波の位相を一致させることができ、当該電波の信号を受信することができる。また一方で、雑音信号が到来する方向(θ´方向)に対して、
βk+1k-(dsinθ´/λ1)±m+π(rad) [mは整数] (式9)
となるように数値制御発振器の位相を制御することで、それぞれのアンテナ素子が受信するθ´方向から到来する雑音電波の信号レベルを低減させることができる。なお上記のような位相制御を実際に行う場合は、MMSE法やMUSIC法等の周知の技術を用いることができる。
前述した指向性の制御は、直線状アレイの配列方向及びアンテナ素子の延長方向を含む平面の方向においてのみ行うことができるため、当該方向においてのみメインビームの指向性を鋭くしたり指向方向を制御したりすることができる。当該方向以外にメインビームを動かしたい場合は、機械的にアンテナ素子が向く方向を動かすことにより、例えば衛星の場合は姿勢制御することにより、二次元方向にメインビームを動かすことができる。
続いて、本発明の実施形態による平面状アレイについて説明する。図6に、M×N個の同一アンテナ素子よりなる平面状アレイを示す。前述した直線状アレイの方法と同様に、平面状アレイの縦方向及び横方向それぞれについて数値制御発振器の位相を制御することで、二次元方向において指向性制御を行うことができるため、二次元方向においてメインビームの指向性や指向方向を制御することができ、例えば衛星の場合は前述の姿勢制御の必要がなくなる。
AISシステムにおけるアレイアンテナ装置の利用について
図7は、AISのネットワーク概要図を示したものである。各AIS搭載船72は、船名、船種、位置、針路、速度、目的地、積載物等のデータを含むAISメッセージを送信し、周辺の船舶72、地上局(陸上局)73及び衛星71に搭載したAIS受信機によりこれらメッセージが受信される。前述したように衛星71は、情報取得部に記憶されたAIS情報又はデジタル情報を、SバンドやXバンドを利用して地上局73へ送信する。衛星に搭載されたAIS情報取得のためのアレイアンテナ装置は、前述した位相制御により衛星可視範囲を狭くしてAIS信号を受信する。衛星可視範囲を狭くする、すなわち衛星に搭載された複数のアンテナ素子を有するアレイアンテナ装置のメインビームを絞るには、半波長の間隔を空けて等間隔にアンテナ素子を配置するのが有効である。このように配置すると、配置本数が同じ場合に他の配置と比較して、サイドローブの数を増やすことなく、メインビーム幅を狭くすることができる。また小型衛星用アレイアンテナ装置に、このような配置で複数本のアンテナ素子を配置することで、アンテナのメインビームの幅を所望の幅である20度以下にすることができる。これによって、アンテナ視野内のSOTDMAセルの数を減らすことや、受信の妨害となる衝突信号の電力レベルを下げることができる。なお、アンテナ素子の本数をさらに多くすると、より指向性を鋭くすることができる。また一方で雑音の影響を低減させるためには、同様に半波長の間隔を空けて等間隔にアンテナ素子を配置する構成が有効である。当該配置において信号の振幅と位相を制御することにより雑音信号が到来する方向に対してヌル点を形成することで、受信の妨害となる雑音信号の電力レベルを下げながらも目的信号に対してメインビームを絞ることが可能となる。
実際のAIS情報取得においては、図8に示すように衛星81に搭載されたアレイアンテナ装置は、情報を受信するSOTDMAセルの数を1つ含むように衛星可視範囲を狭くする。SOTDMAセルの数を2つ以上含みうる程度に衛星可視範囲が広い場合であっても、衛星可視範囲内に含まれるSOTDMAセルの数を可能な限り少なくするように衛星可視範囲を動かすことで所望のAIS情報を取得することができる。直線状アレイであれば位相制御及び衛星の姿勢制御によって、平面状アレイであれば位相制御によって、衛星可視範囲を動かすことができる。
以上に説明してきた各実施例は、組み合わせることが可能である。これにより、2以上の実施例を組み合わせて1つの実施例にすることができる。また以上に説明してきた各実施例は、本発明を説明するための例示であり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない限り、種々の形態で実施することができる。
31 アンテナ素子
32 周波数変換部
33 AD変換器
34 デジタル演算部
35 制御部
36 受信部
41 アンテナ素子
42 周波数変換部
421 混合器
422 ローパスフィルタ
43 ローカル信号生成部
431 数値制御発振器
432 制御部
44 合成出力部
45 情報取得部
46 通信部
71 衛星
72 AIS搭載船
73 地上局
81 衛星

Claims (3)

  1. 複数のアンテナ素子を備えるアレイアンテナ装置であって、
    前記複数のアンテナ素子のそれぞれが受信した各RF信号とミキシングするための複数のローカル信号を生成するローカル信号生成部と、
    前記複数のアンテナ素子のそれぞれと接続され、前記ローカル信号生成部にそれぞれ接続される複数の周波数変換部であって、前記複数のアンテナ素子が受信した前記各RF信号を前記ローカル信号のそれぞれとミキシングすることで、前記複数のアンテナ素子が受信した前記各RF信号を、前記各RF信号と前記ローカル信号のそれぞれとの差の各IF信号に変換する複数の周波数変換部と、
    前記複数の周波数変換部のそれぞれに接続され、前記各IF信号を合成することによって、単一の合成信号を出力する合成出力部と、を備え、
    前記ローカル信号生成部は、正弦波の前記ローカル信号を、位相を制御して生成可能なダイレクトデジタルシンセサイザーを備え、該ダイレクトデジタルシンセサイザーは、前記複数の周波数変換部のそれぞれにおいて前記RF信号を前記IF信号へ変換するための所定の周波数を有する前記ローカル信号を生成するとともに、前記ローカル信号のそれぞれの位相を、所定の方向から到来する前記RF信号に由来する前記各IF信号の位相が一致するように制御すること特徴とする、アレイアンテナ装置。
  2. SOTDMAで制御されている複数のSOTDMAセルからAIS情報取得するための衛星用アレイアンテナ装置であって、
    複数のアンテナ素子と、
    前記複数のアンテナ素子のそれぞれが受信した各RF信号とミキシングするための複数のローカル信号を生成するローカル信号生成部と、
    前記複数のアンテナ素子のそれぞれと接続され、前記ローカル信号生成部にそれぞれ接続される複数の周波数変換部であって、前記複数のアンテナ素子が受信した前記各RF信号を前記ローカル信号のそれぞれとミキシングすることで、前記複数のアンテナ素子が受信した前記各RF信号を、前記各RF信号と前記ローカル信号のそれぞれとの差の各IF信号に変換する複数の周波数変換部と、
    前記複数の周波数変換部のそれぞれに接続され、前記各IF信号を合成することによって、単一の合成信号を出力する合成出力部と、
    前記複数の周波数変換部のそれぞれに出力する前記ローカル信号のそれぞれの位相変化量を決定するための位相制御情報を地上局から受信するための受信部と、を備え、
    前記ローカル信号生成部は、正弦波の前記ローカル信号を、位相を制御して生成可能なダイレクトデジタルシンセサイザーを備え、該ダイレクトデジタルシンセサイザーは、前記複数の周波数変換部のそれぞれにおいて前記RF信号を前記IF信号へ変換するための所定の周波数を有する前記ローカル信号を生成するとともに、前記受信部から受信した前記位相制御情報に基づいて前記ローカル信号のそれぞれの位相を、所定の方向から到来する前記RF信号に由来する前記各IF信号の位相一致するように制御し、AIS情報を受信するSOTDMAセルの数を1つ含む程度に前記アレイアンテナ装置のメインビームの幅を狭くすることを特徴とする、アレイアンテナ装置。
  3. 前記複数のアンテナ素子は半波長の間隔を空けて等間隔に配置される、請求項1又は請求項2に記載のアレイアンテナ装置。
JP2016561976A 2014-11-28 2015-11-30 アレイアンテナ装置 Active JP6679089B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014241773 2014-11-28
JP2014241773 2014-11-28
PCT/JP2015/083585 WO2016084975A1 (ja) 2014-11-28 2015-11-30 アレイアンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016084975A1 JPWO2016084975A1 (ja) 2017-10-05
JP6679089B2 true JP6679089B2 (ja) 2020-04-15

Family

ID=56074518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016561976A Active JP6679089B2 (ja) 2014-11-28 2015-11-30 アレイアンテナ装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6679089B2 (ja)
WO (1) WO2016084975A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6962173B2 (ja) * 2017-12-14 2021-11-05 富士通株式会社 プローブアンテナ及び測定装置
CN110601730B (zh) * 2019-09-18 2022-01-25 北京邮电大学 一种自适应的数字模拟混合预编码方法
CN111600647B (zh) * 2020-05-22 2021-07-06 上海航天电子通讯设备研究所 一种星载ais信号多重时隙冲突能量检测系统及检测方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4015750B2 (ja) * 1998-05-14 2007-11-28 株式会社東芝 アクティブアレイアンテナシステム
WO2011108397A1 (ja) * 2010-03-04 2011-09-09 三菱電機株式会社 アレイアンテナ装置
FR2962867B1 (fr) * 2010-07-13 2012-08-17 Thales Sa Systeme permettant d'augmenter la couverture, l'information et la robustesse des dispositifs d'identification automatique de navires.

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016084975A1 (ja) 2016-06-02
JPWO2016084975A1 (ja) 2017-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11784699B2 (en) Method and apparatus for focused data communications
CN108028698B (zh) 在没有指南针的情况下捕获leo卫星
EP3353969B1 (en) Frequency tracking with sparse pilots
JP6748195B2 (ja) 低コストの衛星ユーザ端末アンテナ
US10312984B2 (en) Distributed airborne beamforming system
JP2018515962A (ja) 対地球非静止衛星システムの干渉制限値の超過を回避するための方法および装置
Chiba et al. Digital beam forming (DBF) antenna system for mobile communications
JP6679089B2 (ja) アレイアンテナ装置
US20140321578A1 (en) Efficient signal processing for receive and transmit dbf arrays
JP6754967B2 (ja) Ais信号受信システム及びais信号の受信方法
CN102544751A (zh) 多目标中频数字相控阵天线
Ahn et al. Digital beamforming in a large conformal phased array antenna for satellite operations support—Architecture, design, and development
CN104094541A (zh) 无线通信系统、升降机控制系统以及变电设备控制系统
JPH0369076B2 (ja)
KR20200012897A (ko) 위성 위치결정 신호들을 수신하기 위한 장치 및 방법
CN112305517B (zh) 一种具有柱形全方位覆盖的模数混合多波束接收阵列系统
US11387894B2 (en) Satellite receiver and satellite communication system
EP3272020B1 (en) A beamforming receiver
CN208350984U (zh) 一种用于ais通信系统的天线测角装置
JPH09119970A (ja) 通信測位装置
CN112311437B (zh) 一种具有柱形全方位覆盖的模数混合多波束接收阵列的接收方法
CN112305516B (zh) 一种模数混合多波束形成及其在接收阵列中的应用
RU2649897C1 (ru) Автоматизированный радиоприемный центр узла радиосвязи коротковолнового диапазона
JP2000068730A (ja) アンテナ装置
JP2013128224A (ja) 追尾アンテナ装置および受信系rf特性変動補償方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190909

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20191108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6679089

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250