JP2013127838A - 制振率を高める制振材 - Google Patents

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Hajime Eguchi
一 江口
Naoaki Kaneda
修明 金田
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)

Abstract

【課題】制振率を高める制振材を提供する。
【解決手段】制振率を高める制振材を開示する。一実施形態において、ハードディスクドライブ(HDD)のアクチュエータアームアセンブリはアクチュエータアームを含んでいる。粘弾性層がアクチュエータアームに結合されている。拘束層が、アクチュエータアームとは反対側にある粘弾性層の面上で粘弾性層に結合されている。アクチュエータアーム、粘弾性層、および拘束層の結合は、拘束層とアクチュエータアームの間の領域の一部域である領域にわたり生じる。
【選択図】図2A

Description

実施形態は一般に、ハードディスクドライブ(HDD)の分野、特にHDD用ディスク筐体に関する。
ハードディスクドライブ(HDD)の記憶容量が増大するのに伴い、記録データ用のトラックの幅が減少している。データの読み出しおよび書き込みを正確に行なうには、磁気ヘッドの位置を幅が狭いトラックに正確に合わせなければならない。アクチュエータアームの流動励起振動は磁気ヘッドの正確な位置合わせの主要な障害である。従って、そのような振動を減らすことは重要な課題である。従来、このような状況において、アームダンパーとして知られる拘束板および粘弾性要素を含む制振材が用いられる。しかし、トラック幅が狭まるにつれて、単純な構造を有するアームダンパーでは制振性能が不十分になる。
アームの振動を抑える一従来方法は、拘束板の領域全体にわたりアクチュエータのアームに接着された拘束板および粘弾性制振材を用いる。粘弾性制振材は、拘束板とアクチュエータのアームの間で保持されるように接着されている。通常、粘弾性制振材と拘束板はサイズが同じであって、粘弾性制振材の領域全体の一方の側が拘束板に接着され、粘弾性材料の反対側の領域全体がアクチュエータアームに接着されている。動作時において、アームが変形した場合、粘弾性制振材の介在層の剛性がより低いため、アームと拘束板の間で相対的なずれが生じる。その結果、粘弾性制振材に剪断変形が生じて歪みエネルギーが蓄積される。歪みエネルギーが熱エネルギーとして消散することにより、アームの振動が減衰する。
アームの振動を抑える別の従来方法は、同調質量ダンパーとして知られる部材を用いる。この場合、特定の振動モードを減衰させるべく粘弾性要素が挿入されたアクチュエータアームに質量が加えられる。アームの共振点と、質量および粘弾性要素を含む自由度を有する振動系の共振点は同一であるため、粘弾性要素の歪みエネルギーが増大し、振動エネルギーが効果的に消散する。
制振率を高める制振材を開示する。一実施形態において、ハードディスクドライブ(HDD)のアクチュエータアームアセンブリはアクチュエータアームを含んでいる。粘弾性層がアクチュエータアームに結合されている。拘束層が、アクチュエータアームの反対側にある粘弾性層の面上で粘弾性層に結合されている。アクチュエータアーム、粘弾性層、および拘束層の結合は、拘束層とアクチュエータアームの間の領域の一部域である領域にわたり生じる。
本明細書に含まれていてその一部をなす添付図面は各実施形態を例示するものであり、記述と合わせてこれら実施形態の説明に寄与する。以下の説明で参照する図面は、特に注記しない限り、原寸に比例して描かれている訳ではない点を理解されたい。
1つ以上の実施形態による、ハードディスクドライブ(HDD)の平面図である。 一実施形態による、制振率を高める制振材を含むハードディスクドライブ(HDD)アクチュエータのロータリアクチュエータの透視図である。 一実施形態による、制振率を高める制振材を含むハードディスクドライブ(HDD)アクチュエータのロータリアクチュエータの透視図である。 1つ以上の実施形態による、制振率を高める制振材を用いたロータリアクチュエータのアームの周波数応答を示すグラフである。 一実施形態による、制振率を高める制振材を含むロータリアクチュエータのアームの一部を示す透視図である。 一実施形態による、制振率を高める制振材を含むロータリアクチュエータのアームの一部を示す透視図である。 一実施形態による、制振率を高める制振材を含むロータリアクチュエータのアームの一部を示す透視図である。 一実施形態による、制振率を高める制振材を含むロータリアクチュエータのアームの一部を示す透視図である。 一実施形態による、制振率を高める制振材を含むロータリアクチュエータのアームの一部を示す透視図である。
以下、各種の代替的実施形態を詳細に参照する。多数の代替的実施形態について記述するが、これらが限定的であることを意図していない点を理解されたい。むしろ、記述する実施形態が添付の請求項により規定される概念および範囲に含まれる代替物、変型例、および等価物を包含することを意図している。
更に、各実施形態に関する以下の説明において、本発明に対する理解を深めるべく多くの具体的な詳細事項を開示している。しかし、各実施形態がこれらの具体的な詳細事項が無くても実施可能であることは言うまでもない。他の例において、各実施形態を不必要に煩雑にしないよう、公知の方法、手順、および構成要素については詳述しない。全ての図面を通じて、同一の構成要素は同一の参照番号で表記し、記述を簡明にすべく必要が無い限り繰り返して説明しない。
制振率を高める制振材の実施形態の物理的記述
図1を更に参照するに、1つ以上の実施形態による、HDD101内の構成要素の配置を示す。HDD101は、ジンバル110e、ヘッドスライダ110a、および複数のサスペンションリードパッド(図示せず)を含むHGA110を含んでいる。ヘッドスライダ110aは、スライダ110a−1、およびスライダ110a−1に結合された磁気記録ヘッド110a−2を含んでいる。HGA110は更に、ヘッドスライダ110aに取付けられたリードサスペンション110b、およびヘッドスライダ110aの遠位端で磁気記録ヘッド110a−2を含むヘッドスライダ110aに取付けられたロードビーム110cを含んでいる。ヘッドスライダ110aは、ロードビーム110cの遠位端で、ロードビーム110cに取付けられたジンバル110eに取付けられている。HDD101はまた、スピンドル126に回転可能に搭載された少なくとも1つの磁気記録ディスク120およびディスク筐体基部168に搭載されて磁気記録ディスク120を回転させるべくスピンドル126に取付けられたスピンドルモータ(図示せず)を含んでいる。従って、HGA110はまた、舌部110dを含んでいて、ロード/アンロードランプ190a−21およびブラケット190a−1を含むロード/アンロードランプ構造190を用いて磁気記録ディスク120からヘッドスライダ110aをロードおよびアンロードする際に用いる。磁気記録ディスクは、非公式には内径および外径と称する場合が多い内径縁122および外径縁124を有しているが、これらの技術用語はディスクの対応部分を指すものと理解されている。書き込み要素110a−21(いわゆるライター)、および読み出し要素110a−22(いわゆるリーダー)を含む磁気記録ヘッド110a−2が配置されていて、技術用語で「データ」と呼ばれる、HDD101の磁気記録ディスク120に保存された情報の書き込みと読み出しを各々行なう。磁気記録ディスク120、または複数(図示せず)の磁気記録ディスクは、ディスククランプ128によりスピンドル126に固定されていてよい。ディスククランプ128は、締結孔、例えば締結孔130を備え、締結具131を一例とする締結具により磁気記録ディスク120または磁気記録ディスク群(図示せず)をハブ(図示せず)に固定する。HDD101は更に、HGA110に取付けられたアクチュエータアーム134、キャリッジ136、キャリッジ136に取付けられた音声コイル140を含む電機子138を含む音声コイルモーター(VCM)、および音声コイル磁石(図示せず)を含む固定子144を含んでいる。VCMの電機子138はキャリッジ136に取付けられていて、キャリッジ136が差し込まれたピボット軸受アセンブリ152によりピボット軸148に搭載された際に、アクチュエータアーム134およびHGA110を磁気記録ディスク120のアクセス部分の方へ移動させるべく構成されている。
図1を更に参照するに、1つ以上の実施形態に従い、電気信号、例えばVCMの音声コイル140への電流、磁気記録ヘッド110a−2への書き込み信号、磁気記録ヘッド110a−2からの読み出し信号が可撓性ケーブル156により与えられる。可撓性ケーブル156と磁気記録ヘッド110a−2の間の相互接続が、読み出し信号用のオンボードプリアンプおよび他の読み出しチャネルおよび書き込みチャンネル電子部品を有するアーム電子部品(AE)モジュール160により実現できる。可撓性ケーブル156は、ディスク筐体基部168により実現される電気フィードスルー(図示せず)を介した電気通信を実現する電気コネクタブロック164に結合されている。ディスク筐体基部168は、ディスク筐体基部168が鋳造されているか否かに応じて基鋳物とも呼ばれ、HDDカバー(図示せず)と協働して、HDD101の情報記憶要素用に通気フィルタ(図示せず)以外は密封された保護ディスク筐体を提供する。
図1を更に参照するに、1つ以上の実施形態に従い、ディスクコントローラおよびデジタル信号プロセッサ(DSP)を含むサーボ電子機器を含む他の電子要素(図示せず)が、スピンドルモーター、VCMの音声コイル140、およびHGA110の磁気記録ヘッド110a−2に電気信号を与える。スピンドルモーターに与えられた電気信号によりスピンドルモーターが回転可能になってスピンドル126にトルクが与えられ、当該トルクが次いでディスククランプ128によりスピンドル126に固定された磁気記録ディスク120に伝達され、その結果、磁気記録ディスク120が方向172に回転する。回転する磁気記録ディスク120は、流動空気を含む気流、およびヘッドスライダ110aの空気ベアリング面(ABS)が乗る自動空気ベアリングを生成することにより、情報が記録される磁気記録ディスク120の薄い磁気記録媒体との接触を避けるべく、ヘッドスライダ110aが磁気記録ディスク120の記録面の近傍を浮遊する。VCMの音声コイル140に送られる電気信号により、情報が記録されたトラック176にHGA110の磁気記録ヘッド110a−2がアクセス可能になる。ここで用いるように、「アクセスする」とは、磁気記録ディスク120のトラック176をシークして、磁気記録ディスク120からのデータ読み出しおよび磁気記録ディスク120へのデータ書き込みの両方を行なうべく、磁気記録ヘッド110a−2の位置をトラック176に合わせる動作を指す技術用語である。VCMの電機子138は弧180に沿って揺動することで、アクチュエータアーム134により電機子138に取付けられたHGA110が磁気記録ディスク120上の各種トラックにアクセス可能になる。情報は、磁気記録ディスク120上のセクタ、例えばセクタ184に配置された複数の同心トラック(図示せず)の磁気記録ディスク120に保存される。これに対応して、各トラックは、複数のセクタに区切られたトラック部、例えばセクタに区切られたトラック部188で構成される。各々のセクタに区切られたトラック部188は、記録データおよびサーボバースト信号パターン、例えばABCDサーボバースト信号パターン、トラック176を識別する情報、および誤り訂正符号情報を含むヘッダからなる。トラック176にアクセスする際に、HGA110の磁気記録ヘッド110a−2の読み出し要素110a−22が、VCMの音声コイル140に送られた電気信号を制御するサーボ電子機器に位置誤差信号(PES)を送るサーボバースト信号パターンを読み出すことにより、磁気記録ヘッド110a−2がトラック176を辿ることを可能にする。トラック176を見つけて、特定のセクタに区切られたトラック部188を識別したならば、磁気記録ヘッド110a−2は、外部エージェント、例えばコンピュータシステムのマイクロプロセッサからディスクコントローラが受け取った命令に応じて、トラック176からデータを読み出すか、またはデータをトラック176に書き込む。
図1に示すように、矢印196の方向はHDD101のディスク筐体基部168の長辺と略平行であり、矢印194の方向は矢印196に対して垂直であって、HDD101のディスク筐体基部168の短辺と略平行であり、矢印198の先端で示す矢印198は、磁気記録ディスク120の記録面の平面と共にディスク筐体基部168の面に対して略垂直であり、従って矢印194、196に対して垂直である。このように、3本の矢印194、196および198の組は、ベクトルの右手の法則に従い、矢印194に対応するベクトルと矢印196に対応するベクトルの外積が、矢印198の方向に平行且つ同じ向きのベクトルを生成するように矢印194、196および198の方向に互いに関係している。3本の矢印194、196および198の組は次いで、後述するHGA110の図面を見る方向を示すために用いられる。また図1に示すように、図2A、2Bに関して後述するHGA110の部分を示すべく参照円2を付与している。
本明細書で用いるように、HDD101の構成部分は、少なくとも以下の技術用語で指示される異なる側を有している。すなわち、磁気記録ディスクの移動方向172に、従って気流の方向に面する側である前縁(LE)側と、磁気記録ディスクの移動方向172とは反対向きの、従って気流の方向とは反対向きの後縁(TE)側である。
図1に関して上で述べたように、各実施形態は自身の範囲内に、磁気記録ディスク120、ディスク筐体基部168を含むディスク筐体、磁気記録ディスク120を回転させるべくディスク筐体基部168に固定されたスピンドルモーター、アクチュエータアーム134、およびアクチュエータアーム134に取付けられたHGA110を含むHDD101を包含している。1つ以上の実施形態によれば、HGA110は、ジンバル110e、およびジンバル110eに結合されたヘッドスライダ110aを含んでいる。1つ以上の実施形態によれば、ヘッドスライダは、スライダ110a−1、およびスライダ110a−1に結合された磁気記録ヘッド110a−2を含んでいる。1つ以上の実施形態によれば、磁気記録ヘッド110a−2は、磁気記録ディスク120にデータを書き込むべく構成された書き込み要素110a−21、および磁気記録ディスク120からデータを読み出すべく構成された読み出し要素110a−22を含んでいる。1つ以上の実施形態によれば、HGA110は、磁気記録ディスク120がスピンドルモーターにより回転された際にヘッドスライダ110aを磁気記録ディスク120の記録面の近傍に支持すべく構成され、アクチュエータアーム134は、磁気記録ディスク120のデータにアクセスすべく音声コイルモーターによりピボット回転すべく構成されている。更に、1つ以上の実施形態によれば、アクチュエータアーム134は、粘弾性層およびアクチュエータアーム134の反対側の粘弾性層の側で粘弾性層に結合された拘束層で構成されている。1つ以上の実施形態によれば、アクチュエータアーム、粘弾性層、および拘束層の結合は、拘束層とアクチュエータアームの間の領域全体より小さい、拘束層とアクチュエータアームの間の領域の一部である領域にわたり実行される。
図2Aは、一実施形態による、制振率を高める制振材を含むハードディスクドライブ(HDD)アクチュエータのロータリアクチュエータアセンブリ200の透視図である。1つ以上の実施形態において、アーム134が層粘弾性材料に結合されている。1つ以上の実施形態において、粘弾性材料の層が拘束層(例:図2Aの拘束部220)に結合されている。図2Aの実施形態において、粘弾性材料の層は、ロータリアクチュエータアセンブリ200のアーム134に横方向に結合された第1の粘弾性要素210Aを含んでいる。更に、第2の粘弾性要素210Bもまた、ロータリアクチュエータアセンブリ200のアーム134に横方向に結合されている。「横方向に」という語句は矢印245により示すようにアーム134の横軸を指し、アーム134の縦軸が図2Aの矢印240により示されることに注意されたい。1つ以上の実施形態によれば、「横方向に結合された」という語句は、粘弾性要素(例:210Aおよび210B)の縦軸がアーム134の横軸245に沿って整列していることを意味する。図2Aにおいて、拘束部220は、粘弾性要素210A、210Bを介してアーム134に結合されている。図2Aの実施形態によれば、アクチュエータアーム134と拘束部220の結合は、拘束部220の領域全体より小さい、拘束部220とアクチュエータアーム134の間の領域の一部である領域にわたり実行される。
一例として、図2Aに示す実施形態において、アーム134の縦軸240に沿って、粘弾性要素210A、210Bは各々、拘束部220の長さの約10%の幅を有する。その結果、拘束部220は、粘弾性要素210A、210Bを介してアーム134と、自身の領域全体より小さい、自身の領域全体の一部または部分にわたり結合される。より具体的には、拘束部220は自身の両端で、自身の全長の20%にわたりアーム134と結合されているが、拘束部220の全長の中間80%はアーム134または拘束層とは結合されていない。例示的な一実施形態において、アーム134はアルミニウム製であって、長さが約30mm、厚さが1mmであるのに対し、拘束部220はステンレス鋼製であって、長さが約25mm、厚さが0.05mmである。一実施形態において、粘弾性要素210A、210Bは、ポリマー製であって、厚さが約0.05mmである。
1つ以上の実施形態によれば、挿入された粘弾性層(例:粘弾性要素210A、210B)を用いて拘束層(例:拘束部220)の一部だけをアーム134に接着することにより、拘束層またはプレートおよび粘弾性要素を含むアームダンパの制振性能を向上させることが可能である。図2Aに示す実施形態において、拘束部220とアーム134が接着されていない領域では粘弾性材料が設けられていない。その代わり、粘弾性材料(例:粘弾性要素210A、210B)がアーム134の広い側(例えば基部側)およびアーム134の狭い側(例えば先端)で別々に設けられている。その結果、介在的粘弾性材料を介したアーム134への拘束部220の接着は生じない。図2Aに示す実施形態において、拘束部220の近傍または下側にあるアーム134の部分に孔または開口部が存在しない点に注意されたい。
1つ以上の実施形態によれば、拘束部220とアーム134の相対的変形を大きくすることが可能であるのは、拘束部220の一部だけがアーム134に接着または結合されている(例えば、粘弾性要素210A、210B等の粘弾性層を介して)場合である。このように相対的変形がより大きいことの結果の一つとして、粘弾性要素210A、210Bの歪みエネルギーが増大する。通常、粘弾性層の歪みエネルギーは圧力の2乗に比例するため、アーム134の全表面にわたり設けられていて歪みの程度が小さい場合よりも、粘弾性層がアーム134の一部だけに設けられていて歪みの程度が大きい場合に、粘弾性層全体としての歪みエネルギーがより大きくなる。その結果、1つ以上の実施形態において振動エネルギーのより大きな消散が実現され、制振性能が全体的に向上する。従来の制振システムにおいて、粘弾性層は通常、拘束層とアクチュエータアームの間の領域全体を覆い、アームと拘束層の間の接着は当該領域全体にわたり生じる。図2Aに示すように、拘束部220の領域全体に等しい粘弾性層を設けるのではなく、粘弾性要素210A、210Bにより拘束部220の領域全体より小さい部分をアーム134に接着させて、上述の拘束部220とアーム134の相対的変形を大きくすることが可能になる。
図2Bは、一実施形態による、制振率を高める制振材を含むハードディスクドライブ(HDD)アクチュエータのロータリアクチュエータ200の透視図である。図2Bに示す実施形態において、別々の粘弾性要素(例:図2Aの210A、210B)を設けるのではなく、単一の粘弾性要素210が拘束部220に結合されている。図2Bに示す実施形態において、粘弾性要素210は拘束部220と同サイズである。しかし、粘弾性要素210は、1つ以上の実施形態において、拘束部220より大きくても小さくてもよい。図2Bに示す実施形態において、粘弾性要素210とアーム134の間にセパレータ230が挿入されていて、粘弾性要素210に接着または結合されている。各種の実施形態によれば、セパレータ230は代替的に、粘弾性要素210ではなくアーム134に接着または結合されていてよい。図2Bに示す実施形態において、アーム134は、セパレータ230に覆われていない粘弾性要素210の領域で粘弾性要素210に接着または結合されている。従って、アーム134は、セパレータ230の領域において、拘束部220に直接または粘弾性要素210を介して接着も結合もされていない。図2Bに示す実施形態において、セパレータ230の長さは、拘束部220の長さの約80%に等しく、従って拘束部220とアーム134の間に、図2Aに関して上で説明したのとほぼ同じ接着が可能になる。その結果、拘束部220の領域全体にわたりアーム134を接着するのではなく、セパレータ230が粘弾性要素210と協働することにより拘束部220の領域全体より小さい部分をアーム134に接着させて、上述の拘束部220とアーム134の相対的変形を大きくすることが可能になる。図2Bに示す実施形態において、拘束部220の近傍または下側にあるアーム134の部分に孔または開口部が存在しない点に注意されたい。
図3は、1つ以上の実施形態による、制振率を高める制振材を用いたロータリアクチュエータのアームの周波数応答を示すグラフである。図3において、応答曲線310は、アーム、粘弾性材料、および拘束層が拘束層の領域全体にわたり接着されている従来の制振システムの周波数応答を示す。周波数応答曲線は、アームの基部が振動した際にアクチュエータアームの先端の振動を測定するレーザードップラー振動計を用いて生成された。応答曲線320は、例えば図2A、5、7に示すように制振システムに隙間がある1つ以上の実施形態の周波数応答を示す。図3に示すように、応答曲線320は、例示した従来の制振システム(例:図3の応答曲線310)と比較して、アームの先端で測定された振動が約13%減少していることを示す。応答曲線330は、図2B、4、6に示すように、セパレータ層を用いる1つ以上の実施形態の周波数応答を示す。図3に示すように、応答曲線330は、例示した従来の制振システム(例:図3の応答曲線310)と比較して、アームの先端で測定された振動が約26%減少していることを示す。
図4は、一実施形態による、制振率を高める制振材を含むロータリアクチュエータのアームの一部を示す透視図である。図4に示す実施形態において、拘束部220と粘弾性要素210の間にセパレータ230が挿入されていて、粘弾性要素210に接着または結合されている。図4に示す実施形態においても、粘弾性要素210は拘束部220と同サイズである。しかし、粘弾性要素210は、1つ以上の実施形態において、拘束部220よりより大きくても小さくてもよい。各種の実施形態によれば、セパレータ230は代替的に、粘弾性要素210ではなく拘束部220に接着または結合されていてよい。図4に示す実施形態において、アーム134は粘弾性要素210に接着または結合されているのに対し、拘束部220は、セパレータ230に覆われていない粘弾性要素210の領域で粘弾性要素210に接着または結合されている。従って、アーム134は、セパレータ230の領域において、拘束部220に直接または粘弾性要素210を介して接着も結合もされていない。図4に示す実施形態において、セパレータ230の長さは、拘束部220の長さの約80%に等しく、従って拘束部220とアーム134の間に、図2Aに関して上で説明したのとほぼ同じ接着が可能になる。その結果、粘弾性要素210を介して拘束部220の領域全体にわたりアーム134を接着するのではなく、セパレータ230が粘弾性要素210と協働することにより拘束部220の領域全体より小さい部分をアーム134に接着させて、上述の拘束部220とアーム134の相対的変形を大きくすることが可能になる。この結果、粘弾性要素210に対してより大きい歪みエネルギーが生じ、1つ以上の実施形態においてより多くの振動エネルギーを消散させることができ、制振性能が全体的に向上する。図4に示す実施形態において、拘束部220の近傍または下側にあるアーム134の部分に孔または開口部が存在しない点に注意されたい。
図5は、一実施形態による、制振率を高める制振材を含むロータリアクチュエータのアームの一部を示す透視図である。図5に示す実施形態において、図2Aに関して記述したように、粘弾性材料の層は粘弾性要素210A、210Bを含んでいる。図5に示す実施形態において、第3の粘弾性要素210Cもまた、アーム134および拘束部220に横方向に結合されている。1つ以上の実施形態によれば、複数の粘弾性要素を用いて拘束部220とアーム134を結合することができる。一実施形態において、粘弾性要素210A、210B、210C等の各々の幅は拘束部220の長さの約10%である。1つ以上の実施形態によれば、追加的な粘弾性要素(例:210C)が、粘弾性要素210A、210Bの間に領域のようにアーム134に対する拘束部220の相対的なずれ量が大きい領域に配置されている。他の実施形態において、調和周波数等の他の要因を用いて追加的な粘弾性要素(例:210C)を配置、またはアーム134に対する拘束部220の相対的なずれ量が大きい複数の領域を決定できる点に注意されたい。図2A、2B、4に関して上で述べた実施形態と同様に、アーム134を拘束部220の領域全体にわたり接着させるのではなく、粘弾性要素210A、210B、および210Cによりアーム134を拘束部220の領域全体より小さい部分に接着させて、上述の拘束部220とアーム134の相対的変形を大きくすることが可能になる。この結果、粘弾性要素210A、210B、および210Cに対してより大きい歪みエネルギーが生じ、1つ以上の実施形態においてより多くの振動エネルギーを消散させることができ、制振性能が全体的に向上する。図5に示す実施形態において、拘束部220の近傍または下側にあるアーム134の部分に孔または開口部が存在しない点に注意されたい。
図6は、一実施形態による、制振率を高める制振材を含むロータリアクチュエータのアームの一部を示す透視図である。図6の実施形態において、拘束部220、粘弾性要素210、およびアーム134の外形はほぼ同じである。しかし、1つ以上の実施形態において、粘弾性要素210は拘束部220より大きくても小さくてもよい。この場合もまた粘弾性要素210とアーム134の間にセパレータ230が配置されている。図5の実施形態において、セパレータ230は1つ以上の開口部610と共に構成されている。各種の実施形態においてセパレータ230は同様に、アーム134または粘弾性要素210のいずれかと接着または結合されていてよい。図5の実施形態において、アーム134の粘弾性要素210との接着または結合は、開口部610が位置するセパレータ230の領域で生じる。図2A、2B、4、および5に関して上で述べた実施形態と同様に、粘弾性要素210を介して拘束部220の領域全体にわたりアーム134を接着するのではなく、セパレータ230の開口部610により拘束部220の領域全体より小さい部分のアーム134と接着させて、上述の拘束部220とアーム134の相対的変形を大きくすることが可能になる。これにより粘弾性要素210に対してより大きい歪みエネルギーが生じ、1つ以上の実施形態においてより多くの振動エネルギーを消散させることができ、制振性能が全体的に向上する。図6に示す実施形態において、拘束部220の近傍または下側にあるアーム134の部分に孔または開口部が存在しない点に注意されたい。
図7は、一実施形態による、制振率を高める制振材を含むロータリアクチュエータのアームの一部を示す透視図である。図7の実施形態において、拘束部220、粘弾性要素210、およびアーム134の外形はほぼ同じである。しかし、1つ以上の実施形態において、粘弾性要素210は拘束部220より大きくても小さくてもよい。図7に示す実施形態において、粘弾性要素210は、複数の平面レベル(例:第1の平面レベル720および第2の平面レベル730)で構成された一つの面(例:図7の表面710)により設定されている。その結果、第1の平面レベル720と同一平面にある粘弾性要素210の部分が、第2の平面レベル730と同一平面にある粘弾性要素210の部分に相対的に、粘弾性要素210から突出している。図7に示す実施形態において、第1の平面レベル720と同一平面にある粘弾性要素210の部分が、アーム134に接着または結合されている。1つ以上の実施形態によれば、第1の平面レベル720と同一平面にある粘弾性要素210の部分が、点、正方形、ひし形、三角形等の、但しこれらに限定されないパターン化された外観を示す場合がある点に注意されたい。また、1つ以上の実施形態によれば、粘弾性要素210の両面が複数の平面レベルで構成されることによりアーム134および拘束部220の両方もまた、拘束部220の領域全体より小さい粘弾性要素210の領域全体の一部に接触し、且つ接着されていてもよい。図7の実施形態において、粘弾性要素210の平坦面は拘束部220に結合または接着されているのに対し、粘弾性要素210の凹凸面(例:表面710)は第1の平面レベル720と同一平面にある粘弾性要素210の領域においてアーム134にて接着または結合されている。代替的に、粘弾性要素210の平坦面はアーム134に結合されていてよいのに対し、粘弾性要素210の凹凸面は、1つ以上の実施形態において、第1の平面中でレベル720と同一平面にある粘弾性要素210の領域において拘束部220に結合されている。図2A、2B、4、5、6に関して上で述べた実施形態と同様に、粘弾性要素210を介して拘束部220の領域全体にわたりアーム134を結合するのではなく、図7に示す粘弾性要素210により、粘弾性要素210を介して拘束部220の領域全体より小さい拘束部220の領域全体の一部をアーム134に接着させて、上述の拘束部220とアーム134の相対的変形を大きくすることが可能になる。この結果、粘弾性要素210に対してより大きい歪みエネルギーが生じ、1つ以上の実施形態においてより多くの振動エネルギーを消散させることができ、制振性能が全体的に向上する。図7に示す実施形態において、拘束部220の近傍または下側にあるアーム134の部分に孔または開口部が存在しない点に注意されたい。
図8は、一実施形態による、制振率を高める制振材を含むロータリアクチュエータのアームの一部を示す透視図である。図8に示す実施形態において、複数の非接着性球体(例:図8の810)が粘弾性要素210を含む材料内に混合されている。1つ以上の実施形態において、非接着性球体810は、粘弾性要素210の厚さと実質的に等しい直径を有している。その結果、非接着性球体810の表面の少なくとも一部が粘弾性元素210の表面で露出している。図8に示す例において、非接着性球体810は、アーム134または拘束部220のいずれとも接着しない。従って、アーム134と拘束部220は、非接着性球体810の表面が露出している粘弾性要素210の領域では粘弾性要素210を介して接着されない。この場合もまた結果的に、上述の拘束部220とアーム134の相対的変形が大きくなる。換言すれば、図2A、2B、4、5、6、7に関して上で述べた実施形態と同様に、拘束部220の領域全体にわたりアーム134を接着するのではなく、粘弾性要素210内の非接着性球体810により、拘束部220の領域全体より小さい拘束部220の領域全体の一部にアーム134を接着させることが可能になる。粘弾性要素210にかかる歪みの量が、粘弾性要素210内に配置された非接着性球体810の密度を制御することにより、部分的に制御可能である点に注意されたい。図8に示す実施形態において、拘束部220の近傍または下側にあるアーム134の部分に孔または開口部が存在しない点に注意されたい。各実施形態の上述の説明はアーム134の一方の側に配置されたアーム制振装置だけを示しているが、1つ以上の実施形態において、別のアーム制振装置をアーム134の反対側に配置できる点に注意されたい。
特定の実施形態の上述の記述は、図示および説明のために提示してきた。これらは網羅的でなく、または開示された厳密な形式に限定することも意図しておらず、上述の開示内容に照らして様々な変更および変型が可能である。本明細書に記述する実施形態は、原理および実際の応用を最も分かり易く説明し、それにより当業者が考えた特定の用途に適するように各種の実施形態に各種の変更を加えて最適に利用できるよう、選択および記述したものである。本発明の範囲は、本明細書に添付する請求項およびその等価物により定義されることを意図している。
101 ハードディスクドライブ
110a ヘッドスライダ
110a−1 スライダ
110a−2 磁気記録ヘッド
110b リードサスペンション
110c ロードビーム
110d 舌部
110e ジンバル
120 磁気記録ディスク
122 内径縁
124 外径縁
126 スピンドル
128 ディスククランプ
130 締結孔
131 締結具
134 アクチュエータアーム
136 キャリッジ
138 電機子
140 音声コイル
144 固定子
148 ピボット軸
152 ピボット軸受アセンブリ
156 可撓性ケーブル
160 AEモジュール
164 電気コネクタブロック
168 ディスク筐体基部
172 回転方向
176 トラック
180 搖動弧
184 セクタ
188 トラック部
190 ロード/アンロードランプ構造
190a−1 ブラケット
190a−21 ロード/アンロードランプ
194,196,198 矢印
200 ロータリアクチュエータアセンブリ
210A,210B,210C 粘弾性要素
220 拘束部
230 セパレータ
234 アーム
240,245 矢印
310,320 応答曲線
610 開口部
710 表面
720 第1の平面レベル
730 第2の平面レベル
810 非接着性球体

Claims (25)

  1. ハードディスクドライブ用のアクチュエータアームアセンブリであって、
    アクチュエータアームと、
    前記アクチュエータアームに結合された粘弾性層と、
    前記アクチュエータアームの反対側にある前記粘弾性層の面上で前記粘弾性層に結合された拘束層と、
    を含み、
    前記アクチュエータアーム、前記粘弾性層、および前記拘束層の結合が、前記拘束層と前記アクチュエータアームの間の領域全体の一部である領域にわたり実行される、
    ことを特徴とするアクチュエータアームアセンブリ。
  2. 前記粘弾性層が、
    前記アクチュエータアームの第1の位置で前記アクチュエータアームに横方向に結合された第1の粘弾性要素と、
    前記アクチュエータアームの第2の位置で前記アクチュエータアームに横方向に結合された第2の粘弾性要素と、
    を更に含み、
    前記拘束層が前記第1の粘弾性要素および前記第2の粘弾性要素に結合されている、
    請求項1に記載のアクチュエータアームアセンブリ。
  3. 前記アクチュエータアームに横方向に結合され、且つ前記アクチュエータアームと前記拘束層の相対的なずれを減らす位置で前記第1の粘弾性要素と前記第2の粘弾性要素の間に配置された少なくとも1つの追加的粘弾性要素を更に含む、
    請求項2に記載のアクチュエータアームアセンブリ。
  4. 前記粘弾性層が、第1の平面レベルおよび第2の平面レベルを有するように構成された少なくとも1つの面により構成され、
    前記粘弾性層の前記アクチュエータアームおよび前記拘束層のいずれかとの結合が、前記第1の平面レベルが位置する領域で生じる、
    請求項1に記載のアクチュエータアームアセンブリ。
  5. 前記粘弾性層が、前記アクチュエータアームおよび前記粘弾性層に結合されていない非接着材を前記非接着材が位置する前記粘弾性層内の少なくとも1つの領域内に含む、前記粘弾性層内の少なくとも1つの領域を更に含む、
    請求項1に記載のアクチュエータアームアセンブリ。
  6. 前記アクチュエータアームと前記粘弾性層の間に配置されたセパレータ層を更に含み、
    前記アクチュエータアームと前記粘弾性層が、前記セパレータ層が位置する場所では結合されていない、
    請求項1に記載のアクチュエータアームアセンブリ。
  7. 前記粘弾性層と前記拘束層の間に配置されたセパレータ層を更に含み、
    前記粘弾性層と前記拘束層は前記セパレータ層が位置する場所では結合されていない、
    請求項1に記載のアクチュエータアームアセンブリ。
  8. 少なくとも1つの開口部を含むセパレータ層を更に含み、
    前記粘弾性層の前記アクチュエータアームおよび前記拘束層のいずれかとの結合が、前記少なくとも1つの開口部が位置する場所で生じる、
    請求項1に記載のアクチュエータアームアセンブリ。
  9. ディスクドライブであって、
    前記ディスクドライブに回転可能に搭載された少なくとも1つのデータ保存ディスクと、
    少なくとも1つのアクチュエータアームを含み、前記少なくとも1つのアクチュエータアームが読み出し/書き込みヘッドを有するロータリアクチュエータと
    を含み、
    前記少なくとも1つのアクチュエータアームが、
    前記アクチュエータアームに結合された粘弾性層と、
    前記アクチュエータアームの反対側にある前記粘弾性層の面上で前記粘弾性層に結合されている拘束層と
    を更に含み、
    前記アクチュエータアーム、前記粘弾性層、および前記拘束層の結合が、前記拘束層と前記アクチュエータアームの間の領域全体の一部である領域にわたり実行される、
    ことを特徴とするディスクドライブ。
  10. 前記粘弾性層が、
    前記アクチュエータアームの第1の位置で前記アクチュエータアームに横方向に結合された第1の粘弾性要素と、
    前記アクチュエータアームの第2の位置で前記アクチュエータアームに横方向に結合された第2の粘弾性要素と、
    を更に含み、
    前記拘束層が前記第1の粘弾性要素および前記第2の粘弾性要素に結合されている、
    請求項9のディスクドライブ。
  11. 前記アクチュエータアームに横方向に結合され、且つ前記第1の粘弾性要素と前記第2の粘弾性要素の間に配置されている少なくとも1つの追加的粘弾性要素を更に含む、
    請求項10に記載のディスクドライブ。
  12. 前記少なくとも1つの追加的粘弾性要素が、前記アクチュエータアームと前記拘束層の相対的なずれを減らす位置で前記第1の粘弾性要素と前記第2の粘弾性要素の間に配置されている、
    請求項11に記載のディスクドライブ。
  13. 前記粘弾性層が、第1の平面レベルおよび第2の平面レベルを有するように構成された少なくとも1つの面により構成され、
    前記粘弾性層の前記アクチュエータアームおよび前記拘束層のいずれかとの結合が、前記第1の平面レベルが位置する領域で生じる、
    請求項9に記載のディスクドライブ。
  14. 前記粘弾性層が、前記アクチュエータアームおよび前記粘弾性層に結合されていない非接着材を前記非接着材が位置する前記粘弾性層内の少なくとも1つの領域内に含む、前記粘弾性層内の少なくとも1つの領域を更に含む、
    請求項9に記載のディスクドライブ。
  15. 前記アクチュエータアームと前記粘弾性層の間に配置されたセパレータ層を更に含み、
    前記アクチュエータアームと前記粘弾性層が、前記セパレータ層が位置する場所では結合されていない、
    請求項9に記載のディスクドライブ。
  16. 前記粘弾性層と前記拘束層の間に配置されたセパレータ層を更に含み、
    前記粘弾性層と前記拘束層は前記セパレータ層が位置する場所では結合されていない、
    請求項9に記載のディスクドライブ。
  17. 少なくとも1つの開口部を含むセパレータ層を更に含み、
    前記粘弾性層の前記アクチュエータアームおよび前記拘束層のいずれかとの結合が、前記少なくとも1つの開口部が位置する場所で生じる、
    請求項9に記載のディスクドライブ。
  18. 磁気記録ディスクと、
    ディスク筐体基部を含むディスク筐体と、
    前記磁気記録ディスクを回転させるべく前記ディスク筐体基部に固定されたスピンドルモーターと、
    アクチュエータアームであって、前記アクチュエータアームに結合された粘弾性層と、前記アクチュエータアームの反対側にある前記粘弾性層の面上で前記粘弾性層に結合された拘束層と、を含み、前記アクチュエータアーム、前記粘弾性層、および前記拘束層の結合が、前記拘束層と前記アクチュエータアームの間の領域全体の一部である領域にわたり実行される、アクチュエータアームと、
    前記アクチュエータアームに取付けられたHGAと、
    を含み、
    前記HGAが、ジンバルと、前記ジンバルに結合されたヘッドスライダと、を含み、
    前記ヘッドスライダが、スライダと、前記スライダに結合された磁気記録ヘッドと、を含み、
    前記磁気記録ヘッドが、前記磁気記録ディスクにデータを書き込む書き込み要素と、前記磁気記録ディスクからデータを読み出す読み出し要素と、を含んでいる、
    ことを特徴とするハードディスクドライブ。
  19. 前記粘弾性層が、
    前記アクチュエータアームの第1の位置で前記アクチュエータアームに横方向に結合された第1の粘弾性要素と、
    前記アクチュエータアームの第2の位置で前記アクチュエータアームに横方向に結合された第2の粘弾性要素と、
    を更に含み、
    前記拘束層が前記第1の粘弾性要素および前記第2の粘弾性要素に結合されている、
    請求項18に記載のハードディスクドライブ。
  20. 前記アクチュエータアームに横方向に結合され、且つ前記アクチュエータアームと前記拘束層の相対的なずれを減らす位置で前記第1の粘弾性要素と前記第2の粘弾性要素の間に配置された少なくとも1つの追加的粘弾性要素を更に含む、
    請求項19に記載のハードディスクドライブ。
  21. 前記粘弾性層が、第1の平面レベルおよび第2の平面レベルを有するように構成された少なくとも1つの面により構成され、
    前記粘弾性層の前記アクチュエータアームおよび前記拘束層のいずれかとの結合が、前記第1の平面レベルが位置する領域で生じる、
    請求項18に記載のハードディスクドライブ。
  22. 前記粘弾性層が、前記アクチュエータアームおよび前記粘弾性層に結合されていない非接着材を前記非接着材が位置する前記粘弾性層内の少なくとも1つの領域内に含む、前記粘弾性層内の少なくとも1つの領域を更に含む、
    請求項18に記載のハードディスクドライブ。
  23. 前記アクチュエータアームと前記粘弾性層の間に配置されたセパレータ層を更に含み、
    前記アクチュエータアームと前記粘弾性層が、前記セパレータ層が位置する場所では結合されていない、
    請求項18に記載のハードディスクドライブ。
  24. 前記粘弾性層と前記拘束層の間に配置されたセパレータ層を更に含み、
    前記粘弾性層と前記拘束層は前記セパレータ層が位置する場所では結合されていない、
    請求項18に記載のハードディスクドライブ。
  25. 少なくとも1つの開口部を含むセパレータ層を更に含み、
    前記粘弾性層の前記アクチュエータアームおよび前記拘束層のいずれかとの結合が、前記少なくとも1つの開口部が位置する場所で生じる、
    請求項18に記載のハードディスクドライブ。
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