JP2013127538A - プロジェクター、及びプロジェクションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】投影画像を良好に視認させることができるプロジェクターを提供する。
【解決手段】プロジェクター2Lは、光源装置と、光源装置から出射された光束を変調して画像を形成する光変調装置26と、画像を投射する投射光学装置210とを備える。光変調装置26は、形成した画像を直線偏光で出射する。また、プロジェクター2Lは、光変調装置26から出射された直線偏光の光路中に設けられた第1液晶パネル23を備える。第1液晶パネル23は、光路に沿う方向から見て、液晶分子のチルト方向が光変調装置26から出射された直線偏光の偏光方向に対して45度をなすように配設されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、プロジェクター、及びプロジェクションシステムに関する。
従来、第1,第2プロジェクターと、第1,第2プロジェクターから投射された画像が投影されるスクリーンと、観察者に装着される偏光眼鏡とを備えたプロジェクションシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクションシステム(投射型立体画像表示装置)では、第1プロジェクター(投射型画像表示装置)は、左目用画像を形成し、当該左目用画像を第1直線偏光でスクリーンに投射する。一方、第2プロジェクター(投射型画像表示装置)は、右目用画像を形成し、当該右目用画像を第1直線偏光に対して偏光方向が直交した第2直線偏光でスクリーンに投射する。
そして、観察者は、偏光眼鏡を通してスクリーン上の投影画像を観察することで、第1直線偏光で投射された左目用画像を左目で視認し、第2直線偏光で投射された右目用画像を右目で視認する。したがって、観察者は、視差により投影画像を立体視することとなる。
特開平7−36004号公報
ところで、上述したようなプロジェクションシステムにおいて、偏光眼鏡を通して観察者に投影画像を良好に立体視させるには、第1,第2プロジェクターから高い偏光度の光を投射させることを必要とする。
しかしながら、実際には、投射レンズ等の光学素子の歪みや、光学素子の入射角度依存性等により、場所により不要な位相差が与えられることで偏光が乱れてしまい、プロジェクターから投射される光の偏光度が低くなっている。
例えば、第1プロジェクターから投射された光の偏光度が低い場合、すなわち、第1直線偏光の他、一部の光に第1直線偏光とは異なる偏光状態の光が含まれていた場合には、第1プロジェクターから投射された左目用画像のうち、一部の光が偏光眼鏡を通して観察者の右目にて視認されてしまう。第2プロジェクターから投射された光の偏光度が低い場合も同様に、第2プロジェクターから投射された右目用画像のうち、一部の光が偏光眼鏡を通して観察者の左目にて視認されてしまう。
すなわち、所謂クロストークが生じてしまい、観察者に投影画像を良好に視認させることができない、という問題がある。
本発明の目的は、投影画像を良好に視認させることができるプロジェクター、及びプロジェクションシステムを提供することにある。
本発明のプロジェクターは、光源装置と、前記光源装置から出射された光束を変調して画像を形成する光変調装置と、前記画像を投射する投射光学装置とを備えたプロジェクターであって、前記光変調装置は、形成した画像を直線偏光で出射し、当該プロジェクターは、前記光変調装置から出射された直線偏光の光路中に設けられた第1液晶パネルを備え、前記第1液晶パネルは、前記光路に沿う方向から見て、液晶分子のチルト方向が前記光変調装置から出射された直線偏光の偏光方向に対して45度をなすように設定されていることを特徴とする。
ところで、偏光度に最も悪い影響を与えるのは、プロジェクターから投射される直線偏光の光路に沿う方向から見て、当該直線偏光の偏光方向に対して45°をなす方向の位相差(以下、45°方向の位相差)が与えられた場合である。
本発明では、プロジェクターは、光変調装置から出射された直線偏光の光路中に上述した第1液晶パネルを備える。
このことにより、第1液晶パネルの光透過領域のうち、偏光状態が乱れた変化領域に対応する液晶セルに所定の電圧を印加することで、当該変化領域に対応する光に45°方向の位相差を打ち消す位相差を与えることができる。
このため、投射レンズ等の光学素子の歪みや、光学素子の入射角度依存性等により、場所により乱れた偏光状態を元に戻し、プロジェクターから投射される光の偏光度を高めることができる。
したがって、プロジェクションシステムを構成する第1,第2プロジェクターに本発明のプロジェクターを用いれば、クロストークが生じることを抑制でき、観察者に投影画像を良好に視認させることができる。
本発明のプロジェクターでは、前記光変調装置から出射された直線偏光の光路中に設けられた第2液晶パネルを備え、前記第2液晶パネルは、前記光路に沿う方向から見て、液晶分子のチルト方向が前記光変調装置から出射された直線偏光の偏光方向、前記偏光方向に直交する方向、前記第1液晶パネルのチルト方向、及び前記第1液晶パネルのチルト方向に直交する方向に合致しないように設定されていることが好ましい。
ところで、第1液晶パネルのみを用いた場合には、上述したように、45°方向の位相差を打ち消すことができるが、その他の方向(上記光路に沿う方向から見て、直線偏光の偏光方向に対して45°以外の角度をなす方向)の位相差を打ち消すことは難しい。
本発明では、プロジェクターは、光変調装置から出射された直線偏光の光路中に、第1液晶パネルの他、上述した第2液晶パネルを備える。
このことにより、第1,第2液晶パネルを組み合わせることで、45°以外の方向の位相差をも打ち消すことが可能となる。
したがって、プロジェクターから投射される光の偏光度をさらに高めることができる。
本発明のプロジェクターでは、前記第1液晶パネルは、液晶分子の長軸が当該プロジェクターの投射方向に倣うように設定されていることが好ましい。
ところで、液晶分子は、屈折率楕円体であるため、例えば、電圧を印加していない時においても、不要な位相差を与えてしまう恐れがある。すなわち、第1液晶パネル自体が偏光を乱す要因となってしまう恐れがある。
本発明では、第1液晶パネルは、上述したように設定されているので、光透過領域のうち、電圧が印加されていない(偏光状態が乱れた変化領域以外の領域に対応する)液晶セル内において、液晶分子の長軸に略沿って光を透過させることができる。
したがって、偏光状態が乱れていない光については、偏光状態を変化させることなく、そのまま第1液晶パネルを透過させることができ、第1液晶パネルが不要な位相差を与えることを抑制できる。
本発明のプロジェクターでは、投影画像を撮像する撮像装置と、前記第1液晶パネルを制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記撮像装置にて撮像された撮像画像を取得する撮像画像取得部と、前記撮像画像に基づいて、当該プロジェクターから投射された投影画像中の偏光状態が乱れた変化領域を判定する領域判定部と、前記領域判定部にて判定された前記変化領域に基づいて、前記第1液晶パネルの動作を制御するパネル制御部とを備えることが好ましい。
本発明では、プロジェクターは、撮像装置と、上述した撮像画像取得部、領域判定部、及びパネル制御部を有する制御装置とを備える。
このことにより、投射レンズ等の光学素子の歪みや、光学素子の入射角度依存性等により、偏光状態が乱れた場所(変化領域)を容易に特定できる。また、第1液晶パネルにおける当該変化領域に対応する液晶セルに電圧を印加することで、当該変化領域に対応する光の偏光状態を元に戻し、プロジェクターから投射される光の偏光度を容易に高めることができる。
また、撮像装置及び制御装置を搭載した構成とすることで、長期間の使用により偏光状態の乱れる場所が変化した場合であっても、撮像装置及び制御装置を用いることで、変化領域を特定し、プロジェクターから投射される光の偏光度を高めることができる。
本発明のプロジェクションシステムは、第1画像を投射する第1プロジェクターと、第2画像を投射する第2プロジェクターと、前記第1画像及び前記第2画像が投影されるスクリーンと、前記スクリーン上の投影画像のうち、前記第1画像を透過させる第1画像透過部、及び前記第2画像を透過させる第2画像透過部を有する画像選択装置とを備え、前記第1プロジェクター及び前記第2プロジェクターは、上述したプロジェクターで構成されていることを特徴とする。
本発明のプロジェクションシステムは、上述したプロジェクター(第1,第2プロジェクター)を備えるので、上述したプロジェクターと同様の作用及び効果を享受できる。
第1実施形態におけるプロジェクションシステムの使用形態を示す斜視図。 第1実施形態における左目用プロジェクターの内部構成を模式的に示す平面図。 図2の一部を拡大した図であり、各色光の偏光状態を示す図。 第1実施形態における右目用プロジェクターにおける光学ユニットの構成の一部を模式的に示す平面図。 第1実施形態における制御装置の構成を示すブロック図。 第1実施形態におけるチルト方向の表記の仕方を示す図。 第1実施形態における第1補正パネルのチルト方向を説明するための図。 第1実施形態における第1補正パネルのチルト方向を説明するための図。 第1実施形態における第1補正パネルのチルト方向を説明するための図。 第1実施形態における第1補正パネルのチルト方向を説明するための図。 第1実施形態における事前準備を説明するフローチャート。 第1実施形態における第1,第2補正パネルに印加する電圧の設定方法を説明するフローチャート。 第1実施形態における第1,第2補正パネルに印加する電圧の設定方法を説明するフローチャート。 第1実施形態における第1,第2補正パネルに印加する電圧の設定方法を説明するフローチャート。 第2実施形態における第1補正パネルのチルト方向を説明するための図。 第2実施形態における第1補正パネルのチルト方向を説明するための図。 第2実施形態における第1補正パネルのチルト方向を説明するための図。 第2実施形態における第1補正パネルのチルト方向を説明するための図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
〔プロジェクションシステムの構成〕
図1は、プロジェクションシステム1の使用形態を示す斜視図である。
プロジェクションシステム1は、反射型のスクリーンSc(図1)の投射面上に投影画像を表示するとともに、観察者に投影画像を立体視させる。
このプロジェクションシステム1は、図1に示すように、第1プロジェクターとしての左目用プロジェクター2Lと、第2プロジェクターとしての右目用プロジェクター2Rと、スクリーンScと、画像選択装置としての偏光眼鏡3とを備える。
本実施形態では、左,右目用プロジェクター2L,2Rは、図1に示すように、水平方向に並設されている。具体的には、スクリーンScに対向する側から見て、左側に左目用プロジェクター2Lが配設され、右側に右目用プロジェクター2Rが配設されている。
〔プロジェクターの構成〕
図2は、左目用プロジェクター2Lの内部構成を模式的に示す平面図である。
なお、図2において、紙面に直交する方向は、図1の上下方向(鉛直方向)に相当するものである。
左,右目用プロジェクター2L,2Rは、同様の構成を有している。このため、以下では、左目用プロジェクター2Lを主に説明し、右目用プロジェクター2Rについては、左目用プロジェクター2Lと同様の機能を有する構成に同一の符号を付し、説明を簡略化する。
左目用プロジェクター2Lは、左目用画像を形成してスクリーンScに投射する。
この左目用プロジェクター2Lは、図2に示すように、光学ユニット21と、制御装置22と、第1,第2液晶パネル23,24(以下、第1,第2補正パネル23,24)と、撮像装置としてのカメラ25(図5参照)とを備える。
〔光学ユニットの構成〕
光学ユニット21は、図2に示すように、光源ランプ211A及びリフレクター211Bを有する光源装置211と、レンズアレイ212A,212B、偏光変換素子212C、及び重畳レンズ212Dを有する照明光学装置212と、ダイクロイックミラー213A,213B、及び反射ミラー213Cを有する色分離光学装置213と、入射側レンズ214A、リレーレンズ214C、及び反射ミラー214B,214Dを有するリレー光学装置214と、3つの液晶パネル215(以下、表示パネル215)と、3つの入射側偏光板216Aと、3つの出射側偏光板216Bと、2つの1/2波長板217と、色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム218と、波長選択性偏光回転素子219と、投射光学装置としての投射レンズ210とを備える。
そして、光学ユニット21では、上述した構成により、光源装置211から出射され照明光学装置212を介した光束は、色分離光学装置213にてR,G,Bの3つの色光に分離される。また、分離された各色光は、各表示パネル215にてそれぞれ変調される。変調された各色光(各画像)は、プリズム218にて合成され、波長選択性偏光回転素子219を介した後、投射レンズ210にてスクリーンScに投射される。
図3は、図2の一部を拡大した図であり、各色光の偏光状態を示す図である。
本実施形態では、3つの入射側偏光板216Aに入射した各色光R,G,Bは、以下に示すように、偏光方向を変えながら進行する。
なお、以下では、図3中、紙面に直交する偏光方向を有する直線偏光を第1直線偏光Sと記載し、第1直線偏光Sの偏光方向に直交し、図3中、紙面に平行となる偏光方向を有する直線偏光を第2直線偏光Pとして記載する。
先ず、光源装置211から出射された光束の略全ては、偏光変換素子212Cにて第1直線偏光Sに変換される。そして、偏光変換素子212Cから出射された光束は、色分離光学装置213にて各色光R,G,Bに分離され、図3に示すように、第1直線偏光Sとして各入射側偏光板216Aにそれぞれ入射することとなる。
3つの入射側偏光板216Aは、偏光変換素子212Cで揃えられた光束の偏光方向と略同一方向の透過軸を有する。すなわち、3つの入射側偏光板216Aに入射した各色光R,G,B(第1直線偏光S)のうち第1直線偏光S成分の光は、図3に示すように、偏光方向が変更されることなく、各入射側偏光板216Aから第1直線偏光Sとして出射される。
3つの出射側偏光板216Bは、入射側偏光板216Aの透過軸に対して照明光軸Ax(図2)を中心として90°回転した透過軸を有する。すなわち、各入射側偏光板216Aから出射され、各表示パネル215を介して各出射側偏光板216Bに入射した各色光R,G,Bのうち第2直線偏光P成分の光は、図3に示すように、各出射側偏光板216Bから第2直線偏光Pとして出射される。
ここで、1/2波長板217は、図3に示すように、赤、青の各色光R,B側において、各出射側偏光板216Bとプリズム218との間に配設されている。
すなわち、図3に示すように、各出射側偏光板216Bから出射された各色光R,G,B(第2直線偏光P)のうち、赤、青の各色光R,Bのみが1/2波長板にて第1直線偏光Sに変換される。
プリズム218は、図3に示すように、平面視で略X字状に交差する一対の誘電体多層膜218A,218Bを有する。一方の誘電体多層膜218Aは赤色光Rを反射させるものであり、他方の誘電体多層膜218Bは青色光Bを反射させるものであり、これらの誘電体多層膜218A,218Bによって赤、青の各色光R,Bは光路が折り曲げられ、緑色光Gの進行方向と揃えられることにより、3つの色光R,G,Bが合成される。
ここで、プリズム218に入射する各色光R,G,Bのうち、緑色光Gは、第2直線偏光Pとしてプリズム218に入射するため、各誘電体多層膜218A,218BにP偏光で入射することとなる。すなわち、緑色光Gは、各誘電体多層膜218A,218Bを効果的に透過し、光の利用効率が向上することとなる。
一方、赤、青の各色光R,Bは、1/2波長板217にて第1直線偏光Sに変換されているため、各誘電体多層膜218A,218BにS偏光で入射することとなる。すなわち、赤、青の各色光R,Bは、誘電体多層膜218A、または誘電体多層膜218Bにて効果的に反射し、光の利用効率が向上することとなる。
波長選択性偏光回転素子219は、プリズム218で合成された3つの色光R,G,Bのうち、緑色光Gに対応する波長域の偏光軸を90度回転させ、当該光束の偏光方向を、図3に示すように、第1直線偏光Sの偏光方向に揃える。このような波長選択性偏光回転素子219は、例えば、特開2010−204333号公報に開示されている。
そして、波長選択性偏光回転素子219で第1直線偏光Sに揃えられた3つの色光R,G,Bは、投射レンズ210によって投射される。
すなわち、左目用プロジェクター2Lにおいて、投射レンズ210は、3つの色光R,G,B(左目用画像)を第1直線偏光Sで投射する。
なお、上述したR,B色光側の各部材215,216A,216B,217、G色光側の各部材215,216A,216B、プリズム218及び波長選択性偏光回転素子219が本発明に係る光変調装置26(図3)に相当するものである。
図4は、右目用プロジェクター2Rにおける光学ユニット21の構成の一部を模式的に示す平面図である。
具体的に、図4は、図3に対応した図であり、右目用プロジェクター2Rにおける各色光R,G,Bの偏光状態を示している。
右目用プロジェクター2Rにおいて、光学ユニット21は、図4に示すように、左目用プロジェクター2Lの光学ユニット21と同様の構成を有している。
そして、右目用プロジェクター2Rでは、波長選択性偏光回転素子219は、プリズム218で合成された3つの色光R,G,Bのうち、赤、青の各色光R,Bに対応する波長域の偏光軸を90度回転させ、当該光束の偏光方向を、図4に示すように、第2直線偏光Pの偏光方向に揃える。
すなわち、右目用プロジェクター2Rにおいて、投射レンズ210は、3つの色光R,G,B(右目用画像)を第2直線偏光Pで投射する。
〔カメラの構成〕
カメラ25は、制御装置22による制御の下、スクリーンScの投射面を撮像し、撮像した画像に応じた信号を制御装置22に出力する。
このカメラ25は、図5に示すように、エリアセンサであるCCD(Charge Coupled Device)、及び光束を集光してCCDに照射する集光レンズ等を有するカメラ本体251と、カメラ本体251の光入射側において、カメラ本体251に着脱自在に構成される補正用偏光板252とを備える。
なお、補正用偏光板252は、カメラ本体251に対して、以下に示すように取り付けられるものである。
すなわち、左目用プロジェクター2Lに用いられる補正用偏光板252は、透過軸が左目用プロジェクター2Lから投射される第1直線偏光Sに直交するように取り付けられる。
また、右目用プロジェクター2Rに用いられる補正用偏光板252は、透過軸が右目用プロジェクター2Rから投射される第2直線偏光Pに直交するように取り付けられる。
〔制御装置の構成〕
図5は、制御装置22の構成を示すブロック図である。
制御装置22は、CPU(Central Processing Unit)等を有し、表示パネル215、及び第1,第2補正パネル23,24の動作を制御する。
この制御装置22は、図5に示すように、信号判別部221と、左目用記憶部222L及び右目用記憶部222Rと、表示制御部223と、タイミングコントローラー224と、偏光制御部225と、記憶部226とを備える。
信号判別部221は、外部から入力した入力信号に含まれる左右画像信号から、左目用画像信号と、右目用画像信号とを判別する。
そして、信号判別部221は、左目用画像信号を左目用画像データとして左目用記憶部222Lに記憶させ、右目用画像信号を右目用画像データとして右目用記憶部222Rに記憶させる。
なお、左,右目用記憶部222L,222Rに記憶される左,右目用画像データは、1フレーム毎のデータの集まりによってそれぞれ構成されている。
表示制御部223は、左,右目用記憶部222L,222Rに記憶された左,右目用画像データのいずれかを読み出し、読み出した画像データに基づく画像を各表示パネル215に形成させる。
例えば、表示制御部223は、外装筐体27(図1)の外部に露出して設けられたディップスイッチ(図示略)のONまたはOFFを認識することで、自身のプロジェクターが左目用画像(第1画像)を投射するプロジェクターであるか、右目用画像(第2画像)を投射するプロジェクターであるかを認識する。
そして、表示制御部223は、左目用画像を投射するプロジェクターであると認識した場合には、左目用記憶部222Lに記憶された左目用画像データを読み出し、読み出した左目用画像データに基づく左目用画像を各表示パネル215に形成させる。
なお、右目用プロジェクター2Rにおいても、表示制御部223は、上記同様の処理を実行する。
タイミングコントローラー224は、外部から入力した入力信号に含まれる同期信号(垂直同期信号、水平同期信号)を読み取って、表示制御部223に処理を実行させる。
なお、右目用プロジェクター2Rにおいても、タイミングコントローラー224は、上記同様の処理を実行する。
すなわち、左,右目用プロジェクター2L,2Rを構成する各タイミングコントローラー224は、当該左,右目用プロジェクター2L,2Rから投射されスクリーンScの投射面上に投影される左,右目用画像の表示タイミングの同期をとっている。
偏光制御部225は、記憶部226に記憶された制御プログラムにしたがって、第1,第2補正パネル23,24の動作を制御する。
この偏光制御部225は、図5に示すように、撮像画像取得部225Aと、投影領域認識部225Bと、領域判定部225Cと、パネル制御部225Dとを備える。
撮像画像取得部225Aは、カメラ25の動作を制御し、カメラ25にスクリーンScの投射面を撮像させる。また、撮像画像取得部225Aは、カメラ25から出力される電気信号を入力してコンピューターにて読取可能な信号(デジタル信号)に変換し、カメラ25を構成するCCDの画素毎に画素値(輝度値)に関する情報を含んだ撮像画像データを取得する。
投影領域認識部225Bは、撮像画像データに基づいて、輝度値が所定値以上となる各画素の領域を投影領域(スクリーンScにおける投射面上の投影画像の表示領域)として認識する。
領域判定部225Cは、撮像画像データに基づいて、投影領域内において、偏光状態が乱れた変化領域を判定する。
パネル制御部225Dは、領域判定部225Cにて判定された変化領域に基づいて、第1,第2補正パネル23,24の動作を制御する。
具体的に、パネル制御部225Dは、第1,第2補正パネル23,24において、変化領域に対応する液晶セルや、変化領域以外の領域に対応する液晶セルに印加する電圧を設定し、設定した電圧で第1,第2補正パネル23,24の動作を制御する。
なお、当該電圧の設定方法については、後述する。
記憶部226は、制御プログラム、偏光制御部225にて算出された情報等を記憶する。
〔第1,第2補正パネルの構成〕
第1補正パネル23は、図2ないし図4に示すように、投射レンズ210から投射された直線偏光の光路中に配設されている。
第2補正パネル24は、図2ないし図4に示すように、投射レンズ210から投射された直線偏光の光路中において、第1補正パネル23の光路下流側に配設されている。
なお、具体的な図示は省略したが、第1,第2補正パネル23,24は、ユニット化され、外装筐体27に対して着脱自在に構成されている。
そして、これら第1,第2補正パネル23,24は、表示パネル215と同様に、透過型の液晶パネルで構成され、偏光制御部225による制御の下、液晶セルに封入された液晶分子の配列を変化させることで、入射した光の偏光状態を変更する。
本実施形態では、第1,第2補正パネル23,24は、電圧が印加されていない時には液晶分子の長軸が光入射面(光出射面)に対して略垂直になり、電圧の印加に応じて水平に近付いていくVA(Vertical Alignment)モードの液晶パネルで構成されている。
また、第1,第2補正パネル23,24は、各液晶セルの数が同一に設定されているとともに、各液晶セルの位置も一致するように形成されている。
次に、第1補正パネル23のチルト方向Dと第1,第2直線偏光S,Pとの関係について説明する。
図6は、チルト方向Dの表記の仕方を示したものである。具体的に、図6(A)は第1補正パネル23を光入射側から見た場合のチルト方向Dを示しており、図6(B)〜図6(E)は図6(A)中の第1補正パネル23(電圧が印加されていない状態)を矢印Db,Dc,Dd,Deの方向から見た場合の液晶分子LCの配列状態をそれぞれ模式的に示している。
なお、図6(A)における上下方向は、図1の上下方向(鉛直方向)に相当するものである。また、図6(B)〜図6(E)において、上側は、光入射側に相当するものである。
また、図6(A)〜図6(E)では、第1補正パネル23の位置を理解し易くするために、マークM1〜M3を付している。以下の図8ないし図10も同様である。
第1補正パネル23において、液晶分子LCは、具体的な図示は省略したが、配向膜により、チルト方向Dが規制されている。
例えば、図6に示す例では、チルト方向Dは、光入射側から見て、第1補正パネル23における左下の角部分から右上の角部分に向うように規制されている。
本実施形態において、チルト方向Dは、図6に示すように、液晶分子LCに電圧が印加されていない状態で、始点を液晶分子LCの長軸における光出射側の端部とし、終点を液晶分子LCの長軸における光入射側の端部とした矢印を光入射側から見たものを意味する。
そして、本実施形態では、第1補正パネル23は、第1,第2直線偏光S,Pに対してチルト方向Dが以下に示す関係となるように設定されている。
図7ないし図10は、第1補正パネル23のチルト方向Dを説明するための図である。具体的に、図7は左,右目用プロジェクター2L,2Rを上側から見た図であり、図8(A)は図7における左目用プロジェクター2Lの一部(第1補正パネル23)を拡大した図であり、図8(B)は図7における右目用プロジェクター2Rの一部(第1補正パネル23)を拡大した図である。そして、図9は光入射側から見た場合での左目用プロジェクター2Lにおける第1補正パネル23のチルト方向Dを示し、図10は光入射側から見た場合での右目用プロジェクター2Rにおける第1補正パネル23のチルト方向Dを示している。
なお、以下では、説明の便宜上、左目用プロジェクター2Lにおける第1補正パネル23を第1補正パネル23Lとし、右目用プロジェクター2Rにおける第1補正パネル23を第1補正パネル23Rとする(図7ないし図10参照)。第2補正パネル24も同様に、第2補正パネル24L,24Rとする。
また、図8では、電圧が印加されていない状態での液晶分子LCの配列状態を模式的に示している。
第1補正パネル23Lは、光入射側から見て、チルト方向Dが左目用プロジェクター2Lから投射される第1直線偏光Sの偏光方向に対して45°をなすように設定されている。
ここで、左目用プロジェクター2Lは、図7または図8(A)に示すように、スクリーンScに対向する側から見て、スクリーンScの中心より左側に配設されているため、スクリーンScに対して投射レンズ210の光軸より右側に向って投射される左目用画像(第1直線偏光S)の光の方が、投射レンズ210の光軸より左側に向って投射される左目用画像(第1直線偏光S)の光より多い。
そして、第1補正パネル23Lは、電圧が印加されていない状態で液晶分子LCの長軸が左目用プロジェクター2Lから多くの光が投射される方向である投射方向(図8(A)中の矢印)に倣うように設定されている。なお、具体的な図示は省略したが、第2補正パネル24Lも同様である。
すなわち、上述した(A)チルト方向Dが第1直線偏光Sの偏光方向に対して45°をなす、(B)液晶分子LCの長軸が左目用プロジェクター2Lから多くの光が投射される方向である投射方向に倣うという2つの条件を考慮すると、第1補正パネル23Lは、図9(A)に示すチルト方向D(DL1)、または図9(B)に示すチルト方向D(DL2)となるように設定されている。
第1補正パネル23Rも同様に、(A)チルト方向Dが第2直線偏光P(右目用プロジェクター2Rから投射される光)の偏光方向に対して45°をなす、(B)液晶分子LCの長軸が右目用プロジェクター2Rから多くの光が投射される方向である投射方向に倣う(図8(B))という2つの条件を満たすように設定されている。
すなわち、第1補正パネル23Rは、図10(A)に示すチルト方向D(DR1)、または図10(B)に示すチルト方向D(DR2)となるように設定されている。
なお、具体的な図示は省略したが、第2補正パネル24Rも、上記(B)の条件を満たすように設定されている。
第2補正パネル24については、具体的な図示は省略したが、以下に示すように、設定されている。
すなわち、左目用プロジェクター2Lにおける第2補正パネル24は、光入射側から見て、液晶分子のチルト方向が以下の(1)〜(4)に示す4つの方向に合致しないように設定されている。
(1)左目用プロジェクター2Lから投射される第1直線偏光Sの偏光方向。
(2)第1直線偏光Sの偏光方向に直交する方向(第2直線偏光Pの偏光方向)。
(3)第1補正パネル23Lのチルト方向D。
(4)第1補正パネル23Lのチルト方向Dに直交する方向。
また、右目用プロジェクター2Rにおける第2補正パネル24も同様に、光入射側から見て、液晶分子のチルト方向が以下の(5)〜(9)に示す4つの方向に合致しないように設定されている。
(5)右目用プロジェクター2Rから投射される第2直線偏光Pの偏光方向。
(6)第2直線偏光Pの偏光方向に直交する方向(第1直線偏光Sの偏光方向)。
(7)第1補正パネル23Rのチルト方向D。
(8)第1補正パネル23Rのチルト方向Dに直交する方向。
〔偏光眼鏡の構成〕
偏光眼鏡3は、観察者が装着するものであり、図1に示すように、第1画像透過部としての左目用透過部31と、第2画像透過部としての右目用透過部32とを備える。
左目用透過部31は、透過軸が第1直線偏光Sの偏光方向と同一方向となる偏光レンズで構成されている。
右目用透過部32は、透過軸が第2直線偏光Pの偏光方向と同一方向となる偏光レンズで構成されている。
すなわち、左目用プロジェクター2Lから投射された左目用画像(第1直線偏光S)は、左目用透過部31のみを透過し、観察者の左目にて視認される。一方、右目用プロジェクター2Rから投射された右目用画像(第2直線偏光P)は、右目用透過部32のみを透過し、観察者の右目にて視認される。
したがって、観察者は、視差により投影画像を立体視することとなる。
〔第1,第2補正パネルに印加する電圧の設定方法〕
次に、第1,第2補正パネル23,24に印加する電圧の設定方法について説明する。
なお、左,右目用プロジェクター2L,2Rにおいて、第1,第2補正パネル23,24に印加する電圧の設定方法は、同様の方法である。このため、以下では、左目用プロジェクター2Lでの上記電圧の設定方法のみを説明する。
〔事前準備〕
先ず、使用者は、上記電圧の設定前に、以下に示す事前準備を実施する。
図11は、事前準備を説明するフローチャートである。
使用者は、補正用偏光板252をカメラ本体251から取り外す(ステップS101)。
すなわち、ステップS101を実施することで、左目用プロジェクター2Lから投射され、スクリーンScにて反射された第1直線偏光S(左目用画像)は、補正用偏光板252にて遮断されることなく、カメラ本体251にて撮像される状態となる。
ステップS101の後、使用者は、左目用プロジェクター2Lの外装筐体27に設けられた操作パネル(図示略)や、リモートコントローラー(図示略)を操作し、事前準備を実施する旨の情報を入力する。
そして、制御装置22は、上述した情報の入力に応じて、以下の処理を実行する。
すなわち、表示制御部223は、表示パネル215に全白画像を形成させる。そして、表示パネル215に形成された全白画像は、投射レンズ210にて投射され、電圧が印加されていない状態の第1,第2補正パネル23L,24Lを介して、スクリーンScの投射面上に投影される(ステップS102)。
ステップS102の後、撮像画像取得部225Aは、カメラ本体251の動作を制御し、カメラ本体251に全白画像(投影画像)を撮像させる(ステップS103)。
そして、撮像画像取得部225Aは、カメラ本体251から出力される電気信号を入力して、CCDの画素毎に輝度値に関する情報を含んだ撮像画像データを取得する。また、撮像画像取得部225Aは、取得した撮像画像データを記憶部226に記憶させる。
ステップS103の後、投影領域認識部225Bは、記憶部226に記憶された撮像画像データを読み出し、輝度値が所定値以上となる各画素の領域(投影領域)を認識する(ステップS104)。
そして、投影領域認識部225Bは、認識した投影領域(CCDの画素位置)を記憶部226に記憶させる。
以上の処理が完了した後、使用者は、補正用偏光板252をカメラ本体251に取り付ける(ステップS105)ことで、事前準備を終了する。
〔電圧の設定〕
次に、使用者は、操作パネルやリモートコントローラーを操作し、第1,第2補正パネル23L,24Lに印加する電圧を設定する旨の情報を入力する。
そして、制御装置22は、上述した情報の入力に応じて、以下の処理を実行する。
図12ないし図14は、第1,第2補正パネル23L,24Lに印加する電圧の設定方法を説明するフローチャートである。
先ず、撮像画像取得部225Aは、ステップS103と同様に、カメラ本体251に投影画像を撮像させる(ステップS201)。
なお、上述した事前準備(ステップS105)において、補正用偏光板252をカメラ本体251に取り付けた状態であるため、左目用プロジェクター2Lから投射され、スクリーンScにて反射された第1直線偏光S(全白画像)は、理想的には、補正用偏光板252にて遮断されることとなる。すなわち、カメラ本体251にて撮像される投影画像は、全黒画像となるはずである。
しかしながら、実際には、投射レンズ210等の光学素子の歪みや、光学素子の入射角度依存性等により、場所により不要な位相差が与えられることで偏光が乱れてしまい、一部の光が補正用偏光板252を通過してしまう。すなわち、カメラ本体251にて撮像された投影画像には、輝度値が比較的に高い白浮き領域(偏光状態が乱れた変化領域)が存在することとなる。
そして、ステップS201の後、領域判定部225Cは、以下の処理を実行する。
先ず、領域判定部225Cは、記憶部226に記憶された撮像画像データ(ステップS201にて取得された撮像画像データ)及び投影領域を読み出し、撮像画像データ中の投影領域を把握する。そして、領域判定部225Cは、撮像画像データ中の投影領域に対応する各画素の各輝度値を平均化した平均輝度値を算出する(ステップS202)。
ステップS202の後、領域判定部225Cは、算出した平均輝度値よりも高い輝度値を有する画素(白浮き領域)を抽出する(ステップS203)。
ステップS203の後、領域判定部225Cは、抽出した各白浮き領域に番号j(j=1〜a(白浮き領域の全数をa))を振り、各白浮き領域jの輝度値Ljを記憶部226に記憶させる(ステップS204)。
ステップS204の後、領域判定部225Cは、撮像画像データ中の投影領域のうち、白浮き領域j以外の全領域の各輝度値を平均化した平均輝度値Laveを算出し、当該平均輝度値Laveを記憶部226に記憶させる(ステップS205)。
ステップS205の後、パネル制御部225Dは、第1補正パネル23Lの任意の液晶セルi(i=1〜b(液晶セルの全数をbとしている))に、λ/2の位相差を生じさせる電圧を印加する(ステップS206)。
ステップS206の後、撮像画像取得部225Aは、ステップS201と同様に、カメラ本体251に投影画像を撮像させる(ステップS207)。
ステップS207の後、パネル制御部225Dは、記憶部226に記憶された白浮き領域j(例えば、1番目の白浮き領域)の輝度値Ljと、ステップS207にて取得された撮像画像データ中の上記白浮き領域jの輝度値とを比較し、差があるか否かを判定する(ステップS208)。
ステップS208において、パネル制御部225Dは、「N」と判定した場合には、電圧を印加する液晶セルiを変更し(ステップS209)、ステップS206の処理に移行する。
そして、パネル制御部225Dは、ステップS208において、「Y」と判定するまで、ステップS206〜S209の処理を繰り返し実施する。
すなわち、ステップS206〜S209の処理は、上記白浮き領域jに対応する第1補正パネル23L中の液晶セルiを特定するものである。
そして、ステップS208において、パネル制御部225Dは、「Y」と判定した場合には、記憶部226に記憶された上記白浮き領域jの輝度値Ljを、Lminとして記憶部226に記憶させる(ステップS210)。
また、パネル制御部225Dは、第1,第2補正パネル23L,24Lにおいて、上記白浮き領域jに対応する各液晶セルiに印加する電圧V1min,V2minを0として記憶部226に記憶させる(ステップS211)。
ステップS211の後、パネル制御部225Dは、第1補正パネル23Lの液晶セルi(上記白浮き領域jに対応する液晶セルとして特定した液晶セルi)に、電圧kを印加する(ステップS212)。
ステップS212の後、撮像画像取得部225Aは、ステップS201と同様に、カメラ本体251に投影画像を撮像させる(ステップS213)。
ステップS213の後、パネル制御部225Dは、ステップS213にて取得された撮像画像データ中の上記白浮き領域jの輝度値がステップS210にて記憶部226に記憶させたLmin未満であるか否かを判定する(ステップS214)。
ステップS214において、パネル制御部225Dは、「N」と判定した場合には、後述するステップS216の処理に移行する。
一方、ステップS214において、パネル制御部225Dは、「Y」と判定した場合には、ステップS213にて取得された撮像画像データ中の上記白浮き領域jの輝度値をLmin、ステップS212において印加した電圧kをV1minとして記憶部226に記憶させる(ステップS215)。
ステップS215の後、パネル制御部225Dは、ステップS212において印加する電圧kを電圧C(λの位相差を生じさせる電圧)まで変更したか否かを判定する(ステップS216)。
ステップS216において、パネル制御部225Dは、「N」と判定した場合には、電圧kを一定の刻みで変更しながら(ステップS217)、ステップS212において印加する電圧kが電圧Cとなるまで、ステップS212〜S217の処理を繰り返し実施する。
そして、ステップS216において、パネル制御部225Dは、「Y」と判定した場合には、ステップS215にて記憶部226に記憶させたLminが記憶部226に記憶された平均輝度値Laveよりも大きいか否かを判定する(ステップS218)。
ステップS218において、パネル制御部225Dは、「N」と判定した場合には、第1,第2補正パネル23L,24Lの各液晶セルi(上記白浮き領域jに対応する液晶セルとして特定した液晶セルi)に印加する電圧V1min,V2minを以下に示すように決定する(ステップS219)。
すなわち、パネル制御部225Dは、第1補正パネル23Lの液晶セルiに印加する電圧V1minをステップS215にて記憶部226に記憶させたV1min、第2補正パネル24Lの液晶セルiに印加する電圧V2minをステップS211にて記憶部226に記憶させた0に決定する。
一方、ステップS218において、パネル制御部225Dは、「Y」と判定した場合には、第1補正パネル23Lの液晶セルi(上記白浮き領域jに対応する液晶セルとして特定した液晶セルi)に、電圧mを印加する(ステップS220)。
また、パネル制御部225Dは、第2補正パネル24Lの液晶セルi(上記白浮き領域jに対応する液晶セルとして特定した液晶セルi)に、電圧nを印加する(ステップS221)。
ステップS221の後、撮像画像取得部225Aは、ステップS201と同様に、カメラ本体251に投影画像を撮像させる(ステップS222)。
ステップS222の後、パネル制御部225Dは、ステップS222にて取得された撮像画像データ中の上記白浮き領域jの輝度値がステップS215にて記憶部226に記憶させたLmin未満であるか否かを判定する(ステップS223)。
ステップS223において、パネル制御部225Dは、「N」と判定した場合には、後述するステップS225の処理に移行する。
一方、ステップS223において、パネル制御部225Dは、「Y」と判定した場合には、ステップS222にて取得された撮像画像データ中の上記白浮き領域jの輝度値をLmin、ステップS220にて印加した電圧mをV1min、ステップS221にて印加した電圧nをV2minとして記憶部226に記憶させる(ステップS224)。
ステップS224の後、パネル制御部225Dは、ステップS221にて印加する電圧nを電圧Cまで変更したか否かを判定する(ステップS225)。
ステップS225において、パネル制御部225Dは、「N」と判定した場合には、電圧nを一定の刻みで変更しながら(ステップS226)、ステップS221にて印加する電圧nが電圧Cとなるまで、ステップS221〜S226の処理を繰り返し実施する。
そして、ステップS225において、パネル制御部225Dは、「Y」と判定した場合には、ステップS220にて印加する電圧mを電圧Cまで変更したか否かを判定する(ステップS227)。
ステップS227において、パネル制御部225Dは、「N」と判定した場合には、電圧mを一定の刻みで変更しながら(ステップS228)、ステップS220にて印加する電圧mが電圧Cとなるまで、ステップS220〜S225,S227,S228の処理を繰り返し実施する。
そして、ステップS227において、パネル制御部225Dは、「Y」と判定した場合には、ステップS219の処理に移行し、第1,第2補正パネル23L,24Lの各液晶セルi(上記白浮き領域jに対応する液晶セルとして特定した液晶セルi)に印加する電圧V1min,V2minを以下に示すように決定する。
すなわち、パネル制御部225Dは、第1,第2補正パネル23L,24Lの各液晶セルiに印加する電圧V1min,V2minをステップS224にて記憶部226に記憶させたV1min,V2minに決定する。
そして、パネル制御部225Dは、ステップS219の後、全ての白浮き領域jに対応する各液晶セルiに印加する各電圧V1min,V2minを決定するまで、ステップS206〜S228の処理を繰り返し実施する。
以上の処理により、第1,第2補正パネル23L,24Lにおいて、各白浮き領域jに対応する各液晶セルiに印加する電圧V1min,V2minが設定される。
なお、各白浮き領域j以外の領域に対応する各液晶セルiに印加する電圧については、0に設定されている。
上述した第1実施形態によれば、以下の効果がある。
本実施形態では、左目用プロジェクター2Lは、投射された第1直線偏光Sの光路中に第1補正パネル23Lを備える。
このことにより、第1補正パネル23Lの光透過領域のうち、偏光状態が乱れた変化領域(白浮き領域j)に対応する液晶セルiに電圧V1minを印加することで、白浮き領域jに対応する光に45°方向の位相差を打ち消す位相差を与えることができる。
このため、投射レンズ210等の光学素子の歪みや、光学素子の入射角度依存性等により、場所により乱れた偏光状態を元に戻し、左目用プロジェクター2Lから投射される光の偏光度を高めることができる。なお、右目用プロジェクター2Rも同様である。
したがって、クロストークが生じることを抑制でき、観察者に投影画像を良好に立体視させることができる。
また、左目用プロジェクター2Lは、投射された第1直線偏光Sの光路中に、第1補正パネル23Lの他、第2補正パネル24Lを備える。
このことにより、第1,第2補正パネル23L,24Lを組み合わせることで、45°以外の方向の位相差をも打ち消すことが可能となる。
したがって、左目用プロジェクター2Lから投射される光の偏光度をさらに高めることができる。なお、右目用プロジェクター2Rも同様である。
さらに、第1補正パネル23Lは、電圧が印加されていない状態で、液晶分子LCの長軸が左目用プロジェクター2Lから多くの光が投射される方向である投射方向に倣うように設定されている。
このことにより、第1補正パネル23Lの光透過領域のうち、電圧が印加されていない(偏光状態が乱れた白浮き領域j以外の領域に対応する)液晶セルi内において、液晶分子LCの長軸に略沿って光を透過させることができる。
したがって、偏光状態が乱れていない光については、偏光状態を変化させることなく、そのまま第1補正パネル23Lを透過させることができ、第1補正パネル23Lが不要な位相差を与えることを抑制できる。なお、右目用プロジェクター2Rも同様である。
また、左目用プロジェクター2Lは、カメラ25と、撮像画像取得部225A、領域判定部225C、及びパネル制御部225Dを有する制御装置22を備える。
このことにより、投射レンズ210等の光学素子の歪みや、光学素子の入射角度依存性等により、偏光状態が乱れた場所(白浮き領域j)を容易に特定できる。また、第1補正パネル23Lにおける白浮き領域jに対応する液晶セルiに電圧V1minを印加することで、白浮き領域jに対応する光の偏光状態を元に戻し、左目用プロジェクター2Lから投射される光の偏光度を容易に高めることができる。
さらに、カメラ25及び制御装置22を搭載した構成とすることで、長期間の使用により偏光状態の乱れる場所が変化した場合であっても、カメラ25及び制御装置22を用いることで、白浮き領域jを特定し、左目用プロジェクター2Lから投射される光の偏光度を高めることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構成及び同一部材には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
本実施形態では、前記第1実施形態に対して、左,右目用プロジェクター2L,2Rの配設位置が異なるとともに、当該配設位置に応じて、第1,第2補正パネル23,24のチルト方向Dも前記第1実施形態とは異なるように設定されている。
図15ないし図18は、第2実施形態における第1補正パネル23のチルト方向Dを説明するための図である。具体的に、図15は左,右目用プロジェクター2L,2Rを側方から見た図であり、図16(A)は図15における第1補正パネル23Lを拡大した図であり、図16(B)は図15における第1補正パネル23Rを拡大した図である。そして、図17は光入射側から見た場合での第1補正パネル23Lのチルト方向Dを示し、図18は光入射側から見た場合での第1補正パネル23Rのチルト方向Dを示している。
また、図16では、電圧が印加されていない状態での液晶分子LCの配列状態を模式的に示している。
左,右目用プロジェクター2L,2Rは、図15に示すように、上下方向(鉛直方向)に並設されている。具体的には、スクリーンScに対向する側から見て、スクリーンScの中心より上側に左目用プロジェクター2Lが配設され、下側に右目用プロジェクター2Rが配設されている。
すなわち、左目用プロジェクター2Lは、スクリーンScに対して投射レンズ210の光軸より下側に向って投射される左目用画像(第1直線偏光S)の光の方が、投射レンズ210の光軸より上側に向って投射される左目用画像(第1直線偏光S)の光より多い。一方、右目用プロジェクター2Rは、スクリーンScに対して投射レンズ210の光軸より上側に向って投射される右目用画像(第2直線偏光P)の光の方が、投射レンズ210の光軸より下側に向って投射される右目用画像(第2直線偏光P)の光より多い。
そして、第2実施形態でも、前記第1実施形態と同様に、第1補正パネル23Lは、(A)チルト方向Dが第1直線偏光Sの偏光方向に対して45°をなす、(B)液晶分子LCの長軸が左目用プロジェクター2Lから多くの光が投射される方向である投射方向に倣う(図16(A))という2つの条件を満たすように設定されている。
すなわち、第1補正パネル23Lは、図17(A)に示すチルト方向D(DL1)、または、図17(B)に示すチルト方向D(DL2)となるように設定されている。
第1補正パネル23Rも同様に、(A)チルト方向Dが第2直線偏光Pの偏光方向に対して45°をなす、(B)液晶分子LCの長軸が右目用プロジェクター2Rから多くの光が投射される方向である投射方向に倣う(図16(B))という2つの条件を満たすように設定されている。
すなわち、第1補正パネル23Rは、図18(A)に示すチルト方向D(DR1)、または、図18(B)に示すチルト方向D(DR2)となるように設定されている。
なお、第2補正パネル24については、前記第1実施形態と同様に、光入射側から見て、液晶分子のチルト方向が上記(1)〜(4)または上記(5)〜(8)の4つの方向に合致しないように設定されている。
上述した第2実施形態のように、左,右目用プロジェクター2L,2Rの配設位置を変更し、さらに、第1補正パネル23L,23Rのチルト方向Dを変更した場合であっても、前記第1実施形態と同様の効果を享受できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記各実施形態では、プロジェクションシステム1は、第1画像及び第2画像をそれぞれ左目用画像及び右目用画像として投影画像を観察者に立体視させる構成としていたが、これに限らない。例えば、プロジェクションシステムとして、第1画像及び第2画像をコンテンツの異なる画像とし、2つの投影画像(第1画像及び第2画像)を異なる観察者にそれぞれ視認させる構成を採用しても構わない。
このように構成した場合には、偏光眼鏡3としては、左目用透過部31のみ(左目用透過部31の数は単体でも複数でも可)を有する偏光眼鏡、及び右目用透過部32のみ(右目用透過部32の数は単体でも複数でも可)を有する偏光眼鏡の2種類を設ければよい。
前記各実施形態では、第1,第2補正パネル23,24の双方を用いた構成としていたが、これに限らず、第2補正パネル24を省略し、第1補正パネル23のみを用いた構成としても構わない。
前記各実施形態では、光変調装置26に透過型の液晶パネル(表示パネル215)を採用していたが、これに限らず、反射型の液晶パネルを採用してもよく、あるいは、マイクロミラーを用いたデバイス等、液晶以外の光変調装置を採用しても構わない。
前記各実施形態では、光変調装置26は、3つ設けられていたが、その数は3つに限らず、1つ、2つ、あるいは、4つ以上であっても構わない。
前記各実施形態では、第1,第2補正パネル23,24は、VAモードの液晶パネルで構成されていたが、これに限らず、その他のモード(例えば、IPS(In-Plane Switching)モード)の液晶パネルで構成しても構わない。
前記各実施形態では、第1,第2補正パネル23,24は、投射レンズ210の光路下流側に設けられていたが、光変調装置26と投射レンズ210との間に設けても構わない。
前記各実施形態では、左目用画像と右目用画像は偏光方向の異なる直線偏光であったが、観察者が投影画像を観察する際に、第1補正パネル23及び第2補正パネル24の出射側に直線偏光を円偏光に変化させるλ/4位相差板を追加するとともに、偏光眼鏡3に円偏光を直線偏光に変換するλ/4位相差板を追加する構成としてもよい。
また、第1補正パネル23及び第2補正パネル24の出射側に直線偏光を円偏光に変化させるλ/4位相差板を装着した状態で、第1,第2補正パネル23,24に印加する電圧を設定する構成としてもよく、その場合は、カメラ25の補正用偏光板252のスクリーンSc側にλ/4位相差板を追加する。
前記第1実施形態では、スクリーンScに対向する側から見て、左目用プロジェクター2Lの投射レンズ210の光軸がスクリーンScの中心より左側に配設され、右目用プロジェクター2Rの投射レンズ210の光軸がスクリーンScの中心より右側に配設されていたが、これに限らず、左,右目用プロジェクター2L,2Rの両方の投射レンズ210の光軸が、スクリーンScの中心より左側に配設されている構成としてもよい。この場合、右目用プロジェクター2Rの第1補正パネル23Rのチルト方向D(DR1)は、図9(A)に示される左目用プロジェクター2Lの第1補正パネル23Lのチルト方向D(DL1)、または、図9(B)に示されるチルト方向D(DL2)と同様となるように設定することが好ましい。
同様に、左,右目用プロジェクター2L,2Rの両方の投射レンズ210の光軸が、スクリーンScの中心より右側に配設されている構成とした場合は、左目用プロジェクター2Lの第1補正パネル23Lのチルト方向D(DL1)は、図10(A)に示される右目用プロジェクター2Rの第1補正パネル23Rのチルト方向D(DR1)、または、図10(B)に示されるチルト方向D(DR2)となるように設定することが好ましい。
前記第2実施形態では、スクリーンScに対向する側から見て、左目用プロジェクター2Lの投射レンズ210の光軸がスクリーンScの中心より上側に配設され、右目用プロジェクター2Rの投射レンズ210の光軸がスクリーンScの中心より下側に配設されていたが、これに限らず、左,右目用プロジェクター2L,2Rの両方の投射レンズ210の光軸が、スクリーンScの中心より上側に配設されている構成としてもよい。この場合、右目用プロジェクター2Rの第1補正パネル23Rのチルト方向D(DR1)は、図17(A)に示される左目用プロジェクター2Lの第1補正パネル23Lのチルト方向D(DL1)、または、図17(B)に示されるチルト方向D(DL2)と同様となるように設定することが好ましい。
同様に、左,右目用プロジェクター2L,2Rの両方の投射レンズ210の光軸が、スクリーンScの中心より下側に配設されている構成とした場合は、左目用プロジェクター2Lの第1補正パネル23Lのチルト方向D(DL1)は、図18(A)に示される右目用プロジェクター2Rの第1補正パネル23Rのチルト方向D(DR1)、または、図18(B)に示されるチルト方向D(DR2)となるように設定することが好ましい。
本発明は、プロジェクターや偏光眼鏡を用いて画像を立体視させるプロジェクションシステムに利用できる。
1・・・プロジェクションシステム、2L・・・左目用プロジェクター(第1プロジェクター)、2R・・・右目用プロジェクター(第2プロジェクター)、3・・・偏光眼鏡(画像選択装置)、22・・・制御装置、23・・・第1補正パネル(第1液晶パネル)、24・・・第2補正パネル(第2液晶パネル)、25・・・カメラ(撮像装置)、26・・・光変調装置、31・・・左目用透過部(第1画像透過部)、32・・・右目用透過部(第2画像透過部)、210・・・投射レンズ(投射光学装置)、211・・・光源装置、225A・・・撮像画像取得部、225C・・・領域判定部、225D・・・パネル制御部、LC・・・液晶分子、R・・・チルト方向、Sc・・・スクリーン。

Claims (5)

  1. 光源装置と、前記光源装置から出射された光束を変調して画像を形成する光変調装置と、前記画像を投射する投射光学装置とを備えたプロジェクターであって、
    前記光変調装置は、
    形成した画像を直線偏光で出射し、
    当該プロジェクターは、
    前記光変調装置から出射された直線偏光の光路中に設けられた第1液晶パネルを備え、
    前記第1液晶パネルは、
    前記光路に沿う方向から見て、液晶分子のチルト方向が前記光変調装置から出射された直線偏光の偏光方向に対して45度をなすように設定されている
    ことを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記光変調装置から出射された直線偏光の光路中に設けられた第2液晶パネルを備え、
    前記第2液晶パネルは、
    前記光路に沿う方向から見て、液晶分子のチルト方向が前記光変調装置から出射された直線偏光の偏光方向、前記偏光方向に直交する方向、前記第1液晶パネルのチルト方向、及び前記第1液晶パネルのチルト方向に直交する方向に合致しないように設定されている
    ことを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第1液晶パネルは、
    液晶分子の長軸が当該プロジェクターの投射方向に倣うように設定されている
    ことを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    投影画像を撮像する撮像装置と、
    前記第1液晶パネルを制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記撮像装置にて撮像された撮像画像を取得する撮像画像取得部と、
    前記撮像画像に基づいて、当該プロジェクターから投射された投影画像中の偏光状態が乱れた変化領域を判定する領域判定部と、
    前記領域判定部にて判定された前記変化領域に基づいて、前記第1液晶パネルの動作を制御するパネル制御部とを備える
    ことを特徴とするプロジェクター。
  5. 第1画像を投射する第1プロジェクターと、
    第2画像を投射する第2プロジェクターと、
    前記第1画像及び前記第2画像が投影されるスクリーンと、
    前記スクリーン上の投影画像のうち、前記第1画像を透過させる第1画像透過部、及び前記第2画像を透過させる第2画像透過部を有する画像選択装置とを備え、
    前記第1プロジェクター及び前記第2プロジェクターは、
    請求項1から請求項4のいずれかに記載のプロジェクターで構成されている
    ことを特徴とするプロジェクションシステム。
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