JP2013127491A - レンズアレイおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】光学性能を確保することができるとともに、簡便かつ低コストなモジュール化を実現することができるレンズアレイおよびその製造方法を提供すること。
【解決手段】第1のウエルド制御用凹部22および第2のウエルド制御用凹部23の三次元形状によって、レンズアレイ本体18の成形の際に、両凹部22、23の間に相当する溶融樹脂材料の中央側の流路を形成し、この中央側の流路を流れる溶融樹脂材料を、第1のレンズ面11の形成位置において分岐させた後に第1のレンズ面11の形成位置から外れた位置において外側の流路から第1のレンズ面11の形成位置に流れ込もうとする溶融樹脂材料と合流させること。
【選択図】図1
【解決手段】第1のウエルド制御用凹部22および第2のウエルド制御用凹部23の三次元形状によって、レンズアレイ本体18の成形の際に、両凹部22、23の間に相当する溶融樹脂材料の中央側の流路を形成し、この中央側の流路を流れる溶融樹脂材料を、第1のレンズ面11の形成位置において分岐させた後に第1のレンズ面11の形成位置から外れた位置において外側の流路から第1のレンズ面11の形成位置に流れ込もうとする溶融樹脂材料と合流させること。
【選択図】図1
Description
本発明は、レンズアレイおよびその製造方法に係り、特に金型を用いた成形に好適な樹脂材料からなるレンズアレイおよびその製造方法に関する。
近年、データ通信の高速化・大容量化にともなって、マルチチャンネルの光通信を実現させる小型の光学部品として、複数のレンズを所定の整列方向に整列させたレンズアレイの需要が益々高まりつつある。
この種のレンズアレイは、一般に、レンズアレイ本体における1つの面に、複数の第1のレンズ面を整列形成するとともに、レンズアレイ本体における他の面に、第1のレンズ面と同数の第2のレンズ面を整列形成することによって構成される。また、レンズアレイ本体には、必要に応じて、各第1のレンズ面のそれぞれと各第2のレンズ面のそれぞれとを結ぶ光路を形成するための全反射面等の光学面が形成される。
この種のレンズアレイでは、光伝送体としての複数の光ファイバを、複数の第1のレンズ面に対向するように配置するとともに、複数の発光素子が整列形成された光電変換装置(例えば、VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)を、複数の第2のレンズ面に対向するように配置するとともに、各発光素子から出射された光を、各第2のレンズ面および各第1のレンズ面を順次経て各光ファイバの端面に光学的に結合させることにより、マルチチャンネルの光通信(送信)が可能となる。
また、このようなレンズアレイは、光信号の送信だけでなく、受信にも利用することができる。受信に利用する場合には、複数の受光素子が整列形成された光電変換装置(例えば、フォトディテクタ)を各第2のレンズ面に対向配置し、各光ファイバによって送信された光信号を、各第1のレンズ面および各第2のレンズ面を順次経た後に各受光素子によって受光(受信)するように構成すればよい。
さらに、このようなレンズアレイは、発光素子および受光素子の双方を備えた光電変換装置を対向配置した状態で、一部のレンズ面を送信用に、他の一部のレンズ面を受信用に利用して双方向通信を実現することもできる。
ところで、このようなレンズアレイは、量産性および低コスト化の観点から、金型を用いた樹脂成形によって製造することが望ましい。
図9〜図11は、このような樹脂材料からなる従来のレンズアレイ1の一例を示したものである。
図9〜図11に示すように、レンズアレイ(すなわち、レンズアレイ本体)1は、略直方体形状に形成されており、このレンズアレイ1は、前面3、上面4、背面5、底面6、左側面7および右側面8を有している。
図9に示すように、前面3は、最前面3aと、この最前面3aよりも僅かに後方に凹入された第1のザグリ平面3bと、この第1のザグリ平面3bよりも後方に凹入された第2のザグリ平面3cとによって構成され、全体的な平面形状がレンズアレイ1の横幅方向(図9における横方向)に長尺な略長方形状を呈している。より具体的には、図9に示すように、第2のザグリ平面3cは、前面3の中央に形成されているとともに、その平面形状が横幅方向に長尺な略長方形状を呈している。また、図9に示すように、第1のザグリ平面3bは、その平面形状が第2のザグリ平面3cを四方から包囲するような枠状を呈している。さらに、図9に示すように、最前面3aは、その平面形状が第1のザグリ平面3bを四方から包囲するような枠状を呈している。
また、図9に示すように、第2のザグリ平面3cには、平面円形状の互いに同径の複数の第2のレンズ面12が、横幅方向に沿って整列形成されている。これら複数の第2のレンズ面12には、図示しない光電変換装置における複数の光電変換素子(すなわち、発光素子または受光素子)が対向配置されるようになっている。
さらに、図9に示すように、第1のザグリ平面3bには、第2のザグリ平面3cを挟んで左右一対の嵌合穴部10が形成されており、これらの嵌合穴部10は、光電変換素装置をレンズアレイ1に取り付ける際の光電変換素装置の位置決めに用いられるようになっている。すなわち、光電変換素装置をレンズアレイ1に取り付ける際には、光電変換素装置側の所定の当接部位、例えば、光電変換素子が実装された半導体基板を最前面3aに当接させるようにして、各光電変換素子を各第2のレンズ面12に対向配置させる。そして、光電変換素装置における各嵌合穴部10に対応する位置に設けられた一対の嵌合ピンを、各嵌合穴部10に嵌合させることによって、光電変換素装置の位置決めを行うようになっている。
一方、図10に示すように、上面4は、最上面4aと、この最上面4aよりも僅かに下方に凹入された第1のザグリ平面4bと、この第1のザグリ平面4bよりも下方に凹入された第2のザグリ平面4cとによって構成され、全体的な平面形状が横幅方向(図10における横方向)に長尺な略長方形状を呈している。より具体的には、図10に示すように、第2のザグリ平面4cは、上面4の中央後寄りに形成されているとともに、その平面形状が横幅方向に長尺な略長方形状を呈している。また、図10に示すように、第1のザグリ平面4bは、その平面形状が第2のザグリ平面4cを四方から包囲するような枠状を呈している。さらに、図10に示すように、最上面4aは、その平面形状が第1のザグリ平面4bを四方から包囲するような枠状を呈している。
また、図10に示すように、第2のザグリ平面4cには、平面円形状の互いに同径の複数の第1のレンズ面11が、横幅方向に沿って整列形成されている。これら複数の第1のレンズ面11の形成ピッチは、第2のレンズ面12の形成ピッチと同一とされている。各第1のレンズ面11には、図示しない複数の光ファイバの端面が対向配置されるようになっている。
さらに、図10に示すように、第1のザグリ平面4bには、第2のザグリ平面4cを挟んで左右一対の嵌合凸部14が凸設されており、これらの嵌合凸部14は、複数の光ファイバをレンズアレイ1に取り付ける際の各光ファイバの位置決めに用いられるようになっている。すなわち、各光ファイバをレンズアレイ1に取り付ける際には、光ファイバ側の所定の当接部位、例えば、各光ファイバを収容する多芯一括型のコネクタを最上面4aおよび/または第1のザグリ平面4bに当接させるようにして、各光ファイバの端面を各第1のレンズ面11に対向配置させる。このとき、各嵌合凸部14を、光ファイバ側(例えば、コネクタ)に形成された一対の嵌合穴部に嵌合させることによって、各光ファイバの位置決めを行うようになっている。
さらにまた、図11に示すように、背面5には、凹部15が凹入形成されており、この凹部15の底面は、前面3および上面4に対して45°の傾斜角を有する全反射面16に形成されている。この全反射面16は、各第2のレンズ面12のそれぞれと各第1のレンズ面11のそれぞれとを結ぶ光路を形成するようになっている。すなわち、例えば、複数の発光素子を備えた光電変換素装置を第2のレンズ面に対向配置した場合には、各発光素子から出射された各発光素子ごとの光(例えば、レーザ光)は、各第2のレンズ面にそれぞれ入射してレンズアレイ1の内部の光路上を進行した後に全反射面16に入射する。そして、全反射面16は、これらの入射した各発光素子ごとの光を、各第1のレンズ面11側に向けて全反射させる。そして、全反射面16によって全反射された各発光素子ごとの光は、レンズアレイ1の内部の光路上を進行した後に、各第1のレンズ面11にそれぞれ到達する。そして、各第1のレンズ面11に到達した各発光素子ごとの光は、各第1のレンズ面11から各光ファイバの端面に向けて出射される。
このようにして、光電変換素装置における各光電変換素子と各光ファイバの端面とをレンズアレイ1を介して光学的に結合することができる。
このようなレンズアレイに関する従来技術としては、これまでにも、例えば、非特許文献1に示すような種々の提案がなされている。
特願2008−240601号
ところで、図9および図10に示すように、レンズアレイ1の左側面には、ゲート部17が凸設されている。
このゲート部17は、レンズアレイ1の他の部位が金型のキャビティ内において成形されるのに対して、金型のゲート内において成形されるようになっている。
そして、従来から、このようなゲート部17を原因として、レンズアレイ1を光電変換素装置と組み合わせてモジュール化する場合に以下のような問題点が指摘されていた。
すなわち、従来から、レンズアレイ1に光電変換素装置を取り付けて光モジュールを構成する際には、レンズアレイ1における左右の両側面7、8を、光電変換素装置側の筐体に接着剤を介して接着する必要があった。なお、図9には、筐体の側壁部におけるレンズアレイ1の両側面7、8を接着すべき接着面19が破線で示されているが、この接着面19は、通常は図9のような平坦な平面であった。そして、このような接着面19にレンズアレイ1の両側面7、8を接着する際には、左側面7とこれに対応する接着面19との間の間隙が、右側面8とこれに対応する接着面19との間の間隙よりもレンズアレイ1の横幅方向に部分的に大きくなっていた。これは、左側面7にゲート部17が形成されていることによるものであった。そして、このことによって、左側面7側には、右側面8側に比べて接着剤を横幅方向に大きく形成する必要があった。この結果、接着剤によってレンズアレイ1に作用する応力が左側面7側と右側面8側とで互いに異なることになり、ひいては、レンズアレイ1の変形およびこれにともなう光学性能の劣化の原因となっていた。
このような接着の際の問題を回避する方法としては、例えば、左側面7に対応する接着面19に、この接着面19の一部をゲート部17の形状に合わせて削落する切り抜き加工を行う方法や、ゲート部17を事後的に除去する方法等が考えられる。
しかしながら、これらの方法を採用する場合には、成形後の加工の手間やコストを要することになり、レンズアレイ1を樹脂成形によって簡便かつ低コストで製造するメリットを半減させてしまう結果となる。
そこで、前述した接着の際の問題を回避するためのより有効な方法の一つとして、例えば、図12および図13に示すように、レンズアレイ1における底面6にゲート部17を形成する方法がある。このような方法によれば、左側面7および右側面8の双方を平坦面に形成することができるので、レンズアレイ1をモジュール化する際には、筐体における接着面19との間の間隔を、左側面7側と右側面8側とで互いに等しくすることができ、接着剤によってレンズアレイ1に作用する応力を均一にすることができる。
しかるに、このようにゲート部17をレンズアレイ1の底面6に形成する場合には、別に新たな問題が生じてしまう。
すなわち、図12および図13の構成のレンズアレイ1を、金型を用いた樹脂材料の射出成形によって製造する場合には、溶融状態の樹脂材料(以下、溶融樹脂材料と称する)を、スプールおよびランナを経てゲートからキャビティ内に注入して充填させることになる。このとき、キャビティ内に注入された溶融樹脂材料は、キャビティの形状にしたがって複数に分流するようにしてキャビティ内を流動した後に、最終的に、ゲートから最も遠い位置に存在する第1のレンズ面11の中央において合流(会合)することになる。図14は、このようなレンズアレイ1の成形時における溶融樹脂材料の流動状態を、レンズアレイ1の設計上の形状(金型形状)とともに示したものである。図14に示すように、ゲートからキャビティ内に注入された溶融樹脂材料の一部は、前述した凹部15に相当する金型形状15’に蹴られるようにして左右に分岐される。そして、分岐された後の各溶融樹脂材料は、左右の両外側から回り込むようにして第1のレンズ面11の形成位置となる中央側に向かってそれぞれ進行し、中央において正面衝突するようにして合流することになる。
この結果、第1のレンズ面11には、ウエルドと称される成形不良が発生してしまい、レンズアレイ1の光学性能を著しく劣化させてしまうといった新たな問題が生じることになる。
したがって、従来のレンズアレイ1には、光学性能の確保と簡便かつ低コストなモジュール化とを両立させることができないといった問題が生じていた。
そこで、本発明は、このような問題点に鑑みなされたものであり、光学性能を確保することができるとともに、簡便かつ低コストなモジュール化を実現することができるレンズアレイおよびその製造方法を提供することを目的とするものである。
前述した目的を達成するため、本発明の請求項1に係るレンズアレイの特徴は、金型を用いて成形された樹脂材料からなるレンズアレイであって、レンズアレイ本体における第1の面に、所定の整列方向に整列するように形成された複数の第1のレンズ面と、前記第1の面に前記整列方向に直交する一方の側において隣位する前記レンズアレイ本体における第2の面に、前記整列方向に沿って整列するように形成された複数の第2のレンズ面と、前記第1の面に前記第1のレンズ面の整列方向に直交する他方の側において隣位するとともに前記第2の面に対向する前記レンズアレイ本体における第3の面に凹入形成され、前記複数の第1のレンズ面のうちの前記整列方向における一方側から数えて所定数の第1のレンズ面のそれぞれとこれらに対応する所定数の前記第2のレンズ面のそれぞれとを結ぶ光路を形成する第1の全反射面と、前記第3の面に、前記第1の全反射面に対して前記整列方向に所定の間隔を設けるようにして凹入形成され、前記複数の第1のレンズ面のうちの前記整列方向における他方側から数えて所定数の第1のレンズ面のそれぞれとこれらに対応する所定数の前記第2のレンズ面のそれぞれとを結ぶ光路を形成する第2の全反射面と、前記第3の面に、前記第1の全反射面を底面に含むようにして凹入形成され、前記レンズアレイ本体の成形の際にウエルドの形成位置を前記複数の第1のレンズ面から外れた位置に制御可能な三次元形状を有する第1のウエルド制御用凹部と、前記第3の面に、前記第2の全反射面を底面に含むとともに、前記第1のウエルド制御用凹部に対して前記整列方向に所定の間隔を設けるようにして凹入形成され、前記レンズアレイ本体の成形の際に前記第1のウエルド制御用凹部の三次元形状とともに前記ウエルドの形成位置を前記複数の第1のレンズ面から外れた位置に制御可能な三次元形状を有する第2のウエルド制御用凹部と、前記第1の面に対向する前記レンズアレイ本体における第4の面に形成されたゲート部とを備え、前記ゲート部は、その前記整列方向における中心位置を通り前記第1の面に直交する仮想直線が前記第1のウエルド制御用凹部と前記第2のウエルド制御用凹部との間を通るように形成され、前記第1のウエルド制御用凹部および前記第2のウエルド制御用凹部の三次元形状は、前記レンズアレイ本体の成形の際に、これら両凹部の内面のそれぞれと前記第2の面との間に相当する前記金型内の第1の空間を経由して前記金型のゲートから前記金型内における前記第1のレンズ面の形成位置側に向かう溶融樹脂材料の流れを抑制し、かつ、前記第3の面における前記両凹部に挟まれた部位と前記第2の面との間に相当する前記金型内の第2の空間を経由して前記ゲートから前記第1のレンズ面の形成位置に至る溶融樹脂材料の中央側の流路を形成することにより、この中央側の流路を流れる溶融樹脂材料を、前記第1のレンズ面の形成位置に到達させた上でこの第1のレンズ面の形成位置において前記整列方向における両外側に分岐させ、分岐させた後の溶融樹脂材料を、前記中央側の流路に対する前記整列方向の外側の流路から前記第1のレンズ面の形成位置に流れ込もうとする溶融樹脂材料と前記第1のレンズ面の形成位置から外れた位置において合流させる点にある。
そして、この請求項1に係る発明によれば、第1のウエルド制御用凹部および第2のウエルド制御用凹部の三次元形状によって、レンズアレイ本体の成形の際に溶融樹脂材料の中央側の流路を形成し、この中央側の流路を流れる溶融樹脂材料を、第1のレンズ面の形成位置において分岐させた後に第1のレンズ面の形成位置から外れた位置において外側の流路から第1のレンズ面の形成位置に流れ込もうとする溶融樹脂材料と合流させることができるので、ウエルドの形成位置を複数の第1のレンズ面から外れた位置に制御することができる。これにより、ゲート部が第4の面に形成された簡便なモジュール化に適した構成でありながら、第1のレンズ面上へのウエルドの形成を回避して光学性能を確保することができる。
また、請求項2に係るレンズアレイの特徴は、請求項1において、前記第1のウエルド制御用凹部と前記第2のウエルド制御用凹部とは、互いに非鏡面対称に形成されている点にある。
そして、この請求項2に係る発明によれば、更に、第1のウエルド制御用凹部と第2のウエルド制御用凹部とを非鏡面対称に形成することによって、より確実に、ウエルドの形成位置を複数の第1のレンズ面から外れた位置に制御することができる。
さらに、請求項3に係るレンズアレイの特徴は、請求項1または2において、前記第3の面における前記第1のウエルド制御用凹部および前記第2のウエルド制御用凹部の少なくとも一方に対する前記整列方向の外側位置に凹入形成され、前記レンズアレイ本体の成形の際に前記第1のウエルド制御用凹部および前記第2のウエルド制御用凹部の三次元形状とともに前記ウエルドの形成位置を前記複数の第1のレンズ面から外れた位置に制御可能な三次元形状を有する少なくとも1つの第3のウエルド制御用凹部を備え、前記第3のウエルド制御用凹部の三次元形状は、前記レンズアレイ本体の成形の際に、この凹部の内面と前記第2の面との間に相当する前記金型内の第3の空間を経由して前記ゲートから前記第1のレンズ面の形成位置側に向かう溶融樹脂材料の流れを抑制する点にある。
そして、このような構成によれば、更に、第3のウエルド制御用凹部の三次元形状によって、この凹部に対応する流路から第1のレンズ面の形成位置に流れ込もうとする溶融樹脂材料と中央側の流路を流れる溶融樹脂材料との合流点を確実に第1のレンズ面の形成位置から離間させることができるので、さらに確実に、ウエルドの形成位置を複数の第1のレンズ面から外れた位置に制御することができる。
さらにまた、請求項4に係るレンズアレイの製造方法の特徴は、請求項1または2に記載のレンズアレイを製造するために、樹脂材料の流動解析によって前記第1のウエルド制御用凹部および前記第2のウエルド制御用凹部のそれぞれの三次元形状を決定し、決定された三次元形状を有する前記各ウエルド制御用凹部を備えた前記レンズアレイを製造する点にある。
そして、このような方法によれば、ウエルドの形成位置を複数の第1のレンズ面から外れた位置に制御するために最適な三次元形状の第1および第2のウエルド制御用凹部を形成することができる。
また、請求項5に係るレンズアレイの製造方法の特徴は、請求項3に記載のレンズアレイを製造するために、樹脂材料の流動解析によって前記第1のウエルド制御用凹部、前記第2のウエルド制御用凹部および前記第3のウエルド制御用凹部のそれぞれの三次元形状を決定し、決定された三次元形状を有する前記各ウエルド制御用凹部を備えた前記レンズアレイを製造する点にある。
そして、このような方法によれば、ウエルドの形成位置を複数の第1のレンズ面から外れた位置に制御するために最適な三次元形状の第1〜第3のウエルド制御用凹部を形成することができる。
本発明によれば、光学性能を確保することができるとともに、簡便かつ低コストなモジュール化を実現することができる。
以下、本発明に係るレンズアレイおよびその製造方法の実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
なお、従来と基本的構成が同一もしくはこれに類する箇所については、同一の符号を用いて説明する。
図1は、本実施形態におけるレンズアレイ(レンズアレイ本体)18を示す背面図であり、図2は、図1の平面図、図3は、図1のA−A断面図、図4は、図1のB−B断面図である。
本実施形態におけるレンズアレイ18は、図9〜図13に示したものと同様に、金型を用いた樹脂材料の射出成形によって製造されるようになっている。なお、樹脂材料としては、ポリエーテルイミド樹脂や環状オレフィン樹脂等を用いることができる。
また、図1〜図4に示すように、本実施形態におけるレンズアレイ18は、図9〜図13に示したものと同様に、第1の面としての上面4、第2の面としての前面3、第3の面としての背面5、第4の面としての底面6および左右の側面7、8を有している。
さらに、図1および図2に示すように、上面4は、従来と同様に、その中央に形成されたレンズアレイ18の横幅方向に沿って長尺な平面略長方形状の第2のザグリ平面4cと、この第2のザグリ平面4cを四方から包囲する枠状の第1のザグリ平面4bと、この第1のザグリ平面4bを四方から包囲する枠状の最上面4aとによって構成されている。そして、図1および図2に示すように、従来と同様に、第2のザグリ平面4cには、複数の第1のレンズ面11が、レンズアレイ18の横幅方向に整列するように形成されている。なお、各第1のレンズ面11は、互いに同径とされているとともに、形成ピッチが一定とされている。
さらにまた、図3および図4に示すように、本実施形態における前面3は、ザグリ面3dと、このザグリ面3dを四方から包囲する最前面3aとによって構成されている。そして、ザグリ面3dには、各第1のレンズ面11にそれぞれ対応する第1のレンズ面11と同数の複数の第2のレンズ面12が、第1のレンズ面11の整列方向すなわちレンズアレイ18の横幅方向に沿って整列するように形成されている。なお、第2のレンズ面12は、互いに同径とされているとともに、形成ピッチが一定とされている。また、互いに対応する第1のレンズ面11と第2のレンズ面12とは、整列方向における形成位置が互いに一致している。
なお、図3および図4からも分かるように、前面3は、上面4に対して第1のレンズ面11の整列方向に直交する一方の側において隣位する面となっている。また、背面5は、上面4に対して第1のレンズ面11の整列方向に直交する他方の側において隣位するとともに前面3に対向する面となっている。さらに、底面6は、上面4に対向する面となっている。
また、図1、図3および図4に示すように、背面5の図1における上半部の領域内であって、この領域におけるレンズアレイ18の横幅方向の中心位置に対して図1における左側の位置には、第1の全反射面19が凹入形成されている。この第1の全反射面19は、平面形状がレンズアレイ18の横幅方向に長尺な長方形状を呈しているとともに、前面3および上面4に対して所定の傾斜角を有する平坦な傾斜面に形成されている。傾斜角は、前面3および上面4のそれぞれに対して45°であってもよい。また、図1および図3に示すように、第1の全反射面19には、複数の第1のレンズ面11のうちの整列方向における一方(図1における左方)側から数えて所定数の第1のレンズ面11が上方において対向配置されているとともに、これら所定数の第1のレンズ面11に対応する所定数の第2のレンズ面12が前方(図3における下方)において対向配置されている。
このように形成された第1の全反射面19は、互いに対応する各第1のレンズ面11のそれぞれと各第2のレンズ面12のそれぞれとを結ぶ光路を形成するようになっている。すなわち、例えば、第1の全反射面19に対応する各第2のレンズ面12に、各第2のレンズ面12における光軸と中心軸がそれぞれ一致するような同軸状の各光をレンズアレイ18の外側から入射させると、入射した各光は、レンズアレイ18の内部の光路上を第1の全反射面19側に向かって進行した後に、第1の全反射面19に臨界角以上の入射角で入射することになる。そして、第1の全反射面19に入射した各光は、第1の全反射面19に対応する各第1のレンズ面11側に全反射されることになる。そして、第1の全反射面19によって全反射された各光は、レンズアレイ18の内部の光路上を進行した後に、各第1のレンズ面11に、各光の中心軸を各第1のレンズ面11における光軸とそれぞれ一致させた状態で同軸状に入射することになる。このようにして、互いに対応する各第1のレンズ面11のそれぞれと各第2のレンズ面12のそれぞれとを結ぶ光路が第1の全反射面19によって形成されるようになっている。このような光路は、第1の全反射面19およびこれに対応するレンズ面11、12を介してレンズアレイ18による光送信を行う場合の光路に相当する。なお、各第1のレンズ面11と同軸状の各光をレンズアレイ18の外側から各第1のレンズ面11に入射させた場合には、光送信の場合とは光の進行方向が逆転した状態の光路が形成されることになる。この場合の光路は、第1の全反射面19およびこれに対応するレンズ面11、12を介してレンズアレイ18による光受信を行う場合の光路に相当する。
さらに、図1、図3および図4に示すように、背面5の図1における上半部の領域内であって、この領域におけるレンズアレイ18の横幅方向の中心位置に対して図1における右側の位置には、第2の全反射面20が、第1の全反射面19に対して第1のレンズ11の整列方向すなわちレンズアレイ18の横幅方向に間隔を設けるようにして凹入形成されている。この第2の全反射面20も、第1の全反射面19と同様に、平面形状がレンズアレイ18の横幅方向に長尺な長方形状を呈しているとともに、前面3および上面4に対して所定の傾斜角を有する平坦な傾斜面に形成されている。傾斜角は、前面3および上面4のそれぞれに対して45°であってもよい。また、図1および図3に示すように、第2の全反射面20には、複数の第1のレンズ面11のうちの整列方向における他方(図1における右方)側から数えて所定数の第1のレンズ面11が上方において対向配置されているとともに、これら所定数の第1のレンズ面11に対応する所定数の第2のレンズ面12が前方(図3における下方)において対向配置されている。
このように形成された第2の全反射面20は、互いに対応する各第1のレンズ面11のそれぞれと各第2のレンズ面12のそれぞれとを結ぶ光路を形成するようになっている。すなわち、例えば、第2の全反射面20に対応する各第1のレンズ面11に、同軸状の各光をレンズアレイ18の外側から入射させると、入射した各光は、レンズアレイ18の内部(但し、後述する第2のウエルド制御用凹部23がなす空間を含む)の光路上を第2の全反射面20側に向かって進行した後に、第2の全反射面20に臨界角以上の入射角で入射することになる。そして、第2の全反射面20に入射した各光は、第2の全反射面20に対応する各第2のレンズ面12側に全反射されることになる。そして、第2の全反射面20によって全反射された各光は、レンズアレイ18の内部の光路上を進行した後に、各第2のレンズ面12に同軸状に入射することになる。このようにして、互いに対応する各第1のレンズ面11のそれぞれと各第2のレンズ面12のそれぞれとを結ぶ光路が第2の全反射面20によって形成されるようになっている。このような光路は、第2の全反射面20およびこれに対応するレンズ面11、12を介してレンズアレイ18による光受信を行う場合の光路に相当する。なお、各第2のレンズ面12と同軸状の各光をレンズアレイ18の外側から各第2のレンズ面12に入射させた場合には、光受信の場合とは光の進行方向が逆転した状態の光路が形成されることになる。この場合の光路は、第2の全反射面20およびこれに対応するレンズ面11、12を介してレンズアレイ18による光送信を行う場合の光路に相当する。
さらにまた、図1に示すように、底面6には、従来と同様に、金型のゲート内において成形されるゲート部17が下方に向かって突出形成されている。
また、図1〜図4に示すように、レンズアレイ18には、従来と同様に、複数の光ファイバおよび光電変換素装置の位置決め構造が形成されている。すなわち、図1〜図4に示すように、上面4における第1のザグリ平面4bには、各第1のレンズ面11を挟んで左右一対の嵌合凸部14が形成されている。これらの嵌合凸部14は、従来と同様に、複数の光ファイバをレンズアレイ18に取り付ける際の各光ファイバの位置決めに用いられるようになっている。
一方、図3および図4に示すように、前面3における横幅方向の両端部近傍には、一対の嵌合凸部21がそれぞれ形成されている。これらの嵌合凸部21は、図9〜図14に示した嵌合穴部10と同様に、光電変換素装置をレンズアレイ18に取り付ける際の光電変換素装置の位置決めに用いられるようになっている。ただし、本実施形態においては、光電変換素装置側の位置決め構造は、嵌合凸部21を嵌合させる嵌合穴部または嵌合孔となる。なお、光電変換装置に配置する光電変換素子は、第1の全反射面19に対応する各第2のレンズ面12に対しては、光送信用の発光素子を割り当て、第2の全反射面20に対応する各第2のレンズ面12に対しては、光受信用の受光素子を割り当ててもよい。
そして、このような構成に加えて、さらに、図1および図3に示すように、背面5の図1における上半部の領域内であって、この領域におけるレンズアレイ18の横幅方向の中心位置に対して図1における左側の位置には、第1のウエルド制御用凹部22が凹入形成されている。図1に示すように、第1のウエルド制御用凹部22は、底面22aおよびこの底面22aを四方から包囲する上下左右の側面22b〜eからなる内面によって構成され、平面形状が上下に長尺な長方形状を呈している。また、図1および図3に示すように、底面22aには、第1の全反射面19が含まれている。さらに、第1のウエルド制御用凹部22は、その図1における上端部が、第1の全反射面19の上端部よりも上方の上面4の近傍に至る位置に形成されているとともに、その図1における下端部が、第1の全反射面19の下端部よりも下方の位置に形成されている。一方、第1のウエルド制御用凹部22の左端部は、第1の全反射面19の左端部とレンズアレイ18の横幅方向において同位置または僅かに左方に形成され、第1のウエルド制御用凹部22の右端部は、第1の全反射面19の右端部とレンズアレイ18の横幅方向において同位置または僅かに右方に形成されている。さらにまた、底面22aのうちの第1の全反射面19以外の部位は、互いに前後に段差を有するような背面5に平行な平坦面に形成されいる。また、左右の側面22d、eは、レンズアレイ18の左右の側面7、8に平行な平坦面または前方(図1における紙面奥側)に向かうにしたがって互いに接近する方向に僅かに傾斜するような平坦面に形成されている。さらに、上側の側面22bは、後方に向かうにしたがって上方に僅かに傾斜するような傾斜面に形成されている。さらにまた、下側の側面22cは、後方に向かうにしたがって下方に傾斜するような傾斜面に形成されている。なお、図1においては、第1のウエルド制御用凹部22の内面のうち、上方に向かうにしたがって下り傾斜となる面については右斜め方向のハッチングが施され、背面5に平行な面については白抜きとされ、上方に向かうにしたがって上り傾斜となる面については左斜め方向のハッチングが施されている。
このような第1のウエルド制御用凹部22の設計上の三次元形状(換言すれば、金型形状)は、レンズアレイ18の成形の際に、ウエルドの形成位置を複数の第1のレンズ面11から外れた位置に制御するようになっている。
また、図1および図4に示すように、背面5の図1における上半部の領域内であって、この領域におけるレンズアレイ18の横幅方向の中心位置に対して図1における右側の位置には、第2のウエルド制御用凹部23が凹入形成されている。図1に示すように、第2のウエルド制御用凹部23は、レンズアレイ18の横幅方向において互いに連通された内側凹部23A、中間凹部23Bおよび外側凹部23Cによって構成されており、平面形状が略h字形状を呈している。
ここで、図1に示すように、内側凹部23Aは、第1のウエルド制御用凹部22と横幅がほぼ同一とされている。また、図1および図4に示すように、内側凹部23Aの底面23aには、第2の全反射面20が含まれている。さらに、内側凹部23Aの図1における上端部は、第2の全反射面20の上端部よりも上方の上面4の近傍に至る位置に形成されている。さらにまた、内側凹部23Aの図1における下端部は、第2の全反射面20の下端部よりも下方の位置に形成されているとともに、第1のウエルド制御用凹部22の下端部と上下方向において同一に形成されている。また、内側凹部23Aの左端部は、第2の全反射面20の左端部とレンズアレイ18の横幅方向において同位置または僅かに左方に形成されている。さらに、内側凹部23Aの右端部には、中間凹部23Bが連通されている。さらにまた、図4に示すように、内側凹部23Aの底面23aのうちの第2の全反射面20以外の部位は、背面5に平行な平坦面あるいは傾斜面に形成されいる。また、内側凹部23Aの左右の側面23d、eは、レンズアレイ18の左右の側面7、8に平行な平坦面または前方に向かうにしたがって互いに接近する方向に僅かに傾斜するような平坦面に形成されている。さらに、内側凹部23Aの上側の側面23bは、後方に向かうにしたがって上方に傾斜するような傾斜面に形成されている。さらにまた、内側凹部23Aの下側の側面23cは、後方に向かうにしたがって下方に傾斜するような傾斜面に形成されている。なお、図1において、内側凹部23Aを構成する面のうち、上方に向かうにしたがって下り傾斜となる面については右斜め方向のハッチングが施され、背面5に平行な面については白抜きとされ、上方に向かうにしたがって上り傾斜となる面については左斜め方向のハッチングが施されている。
また、図1および図4に示すように、中間凹部23Bの図1における上端部は、第1のウエルド制御用凹部22の上端部と上下方向において同位置に形成されている。さらに、中間凹部23Bの図1における下端部は、内側凹部23Aの下端部よりも上方に形成されている。さらにまた、中間凹部23Bの底面23aは、背面5に平行な平坦面に形成されている。また、中間凹部23Bの上側の側面23bは、後方に向かうにしたがって上方に僅かに傾斜するような傾斜面に形成されている。さらに、中間凹部23Bの下側の側面23bは、後方に向かうにしたがって下方に傾斜するような傾斜面に形成されている。さらにまた、中間凹部23Bの右端部には、外側凹部23Cが連通されている。また、図1において、中間凹部23Bを構成する面のうち、上方に向かうにしたがって下り傾斜となる面については右斜め方向のハッチングが施され、背面5に平行な面については白抜きとされ、上方に向かうにしたがって上り傾斜となる面については左斜め方向のハッチングが施されている。
さらに、図1に示すように、外側凹部23Cの図1における上端部は、中間凹部23Bの上端部と上下方向において同位置に形成されている。さらにまた、外側凹部23Cの下端部は、第1のウエルド制御用凹部22の下端部と上下方向において同位置に形成されている。また、外側凹部23Cの底面23aは、背面5に平行な前後に段差を有する平坦面に形成され、左右の側面23d、eは、レンズアレイ18の左右の側面7、8に平行な平坦面に形成され、上下の側面23b、cは、上面4に平行な平坦面に形成されている。
このような第2のウエルド制御用凹部23の設計上の三次元形状(換言すれば、金型形状)は、レンズアレイ18の成形の際に、第1のウエルド制御用凹部22の設計上の三次元形状とともにウエルドの形成位置を複数の第1のレンズ面11から外れた位置に制御するようになっている。
ここで、図1、図3および図4からも分かるように、第1のウエルド制御用凹部22と第2のウエルド制御用凹部23とは互いに非鏡面対称な三次元形状に形成されている。
さらに、図1に示すように、ゲート部17は、その第1のレンズ面11の整列方向における中心位置を通り上面4に直交する仮想直線Lが、第1のウエルド制御用凹部22と第2のウエルド制御用凹部23との間、より具体的には、第1のウエルド制御用凹部22の右側面22eと内側凹部23Aの左側面23dとの中間位置を通るように形成されている。
さらにまた、図1に示すように、背面5の図1における上半部の領域内であって、第1のウエルド制御用凹部22に対して第1のレンズ面11の整列方向における外側(図1における左側)の位置には、第3のウエルド制御用凹部24が凹入形成されている。この第3のウエルド制御用凹部24は、底面24aおよび上下左右の側面24b〜eによって構成され、平面形状が上下に長尺な長方形状を呈している。図1に示すように、第3のウエルド制御用凹部24の上端部は、第1のウエルド制御用凹部22の上端部と上下方向において同位置に形成されている。また、第3のウエルド制御用凹部24の下端部は、第1のウエルド制御用凹部22の下端部と上下方向において同位置に形成されている。さらに、底面24aは、背面5に平行な面一の平坦面に形成され、左右の側面24d、eは、レンズアレイ18の左右の側面7、8に平行な平坦面に形成され、上下の側面24b、cは、上面4に平行な平坦面に形成されている。
このような第3のウエルド制御用凹部24の設計上の三次元形状(換言すれば、金型形状)は、レンズアレイ18の成形の際に、第1のウエルド制御用凹部22および第2のウエルド制御用凹部23の設計上の三次元形状とともにウエルドの形成位置を複数の第1のレンズ面11から外れた位置に制御するようになっている。
なお、図1に示すように、本実施形態においては、第1のウエルド制御用凹部22および第2のウエルド制御用凹部23の形状に起因して、第1の全反射面19と第2の全反射面20との間に、第1のレンズ面11の整列方向の間隙部が形成されている。したがって、この間隙部に対応する位置に形成された第1のレンズ面11および第2のレンズ面12は、実質上、光学的に機能しないことになる。ただし、このような間隙部に対応する第1のレンズ面11および第2のレンズ面12を初めから形成しない設計も可能である。
また、本実施形態におけるレンズアレイ18は、例えば、図5に示すような上型27a(可動型)、下型27b(固定型)およびスライド型27c(可動型)からなる金型27を用いた樹脂材料の射出成形法によって一体的に形成することができる。ここで、上型27aは、第2のレンズ面12、嵌合凸部21、前面3およびゲート部17の前面の各形状を成形するための形状転写面を有している。また、下型27bは、第1の全反射面19を含む第1のウエルド制御用凹部22、第2の全反射面20を含む第2のウエルド制御用凹部23、第3のウエルド制御用凹部24、背面5、左右の側面7、8およびゲート部17の左右両側面ならびに背面の各形状を成形するための形状転写面を有している。さらに、スライド型27cは、第1のレンズ面11、嵌合凸部14および上面4の各形状を成形するための形状転写面を有している。前述のように、ゲート部17の形状転写面は、金型27のゲートを構成し、その他の形状転写面は、金型27のキャビティを構成する。なお、図5において、スプールおよびランナについては図示を省略している。また、上型27aは、更に、第2のレンズ面12およびこの周辺の形状を転写するレンズ駒と、このレンズ駒の外側に配置された枠駒とに分割されていてもよい。同様に、スライド型27cは、更に、第1のレンズ面11およびこの周辺の形状を転写するレンズ駒と、このレンズ駒の外側に配置された枠駒とに分割されていてもよい。
次に、図6(a)〜(c)は、このような本実施形態のレンズアレイ18を金型27を用いて樹脂成形する場合における溶融樹脂材料の流動過程を、レンズアレイ18の設計上の形状(金型形状)とともに示したものである。
すなわち、図6(a)に示すように、本実施形態のレンズアレイ18によれば、その成形の際に、第1のウエルド制御用凹部22および第2のウエルド制御用凹部23の金型形状によって、両凹部22、23の内面のそれぞれと前面3との間に相当する金型27内の第1の空間S1を経由して金型27のゲートGから金型27内における第1のレンズ面11の形成位置P側に向かう溶融樹脂材料の第1の流れ(1)が、溶融樹脂材料の量的に抑制される。これは、特に、両凹部22、23における下側の側面22c、23cに相当する金型形状(形状転写面)22c’、23c’に第1の流れ(1)が突き当たって進行を制限されることによるものである。なお、第1の流れ(1)にしたがった溶融樹脂材料は、進行を制限されつつも、凹部22、23を潜るようにして形成位置P側に向かうことになる。
また、このとき、図6(a)に示すように、第3のウエルド制御用凹部24の金型形状によって、この凹部24の内面と前面3との間に相当する金型27内の第3の空間S3を経由してゲートGから第1のレンズ面11の形成位置P側に向かう溶融樹脂材料の第3の流れ(3)が量的に抑制される。これは、特に、第3のウエルド制御用凹部24における下側の側面24cに相当する金型形状24c’に第3の流れ(3)が突き当たって進行を制限されることによるものである。
一方、このとき、図6(a)に示すように、第1のウエルド制御用凹部22および第2のウエルド制御用凹部23の金型形状によって、背面5における両凹部22、23に挟まれた部位と前面3との間に相当する金型27内の第2の空間S2を経由してゲートGから第1のレンズ面11の形成位置Pに至る溶融樹脂材料の中央側の流路が形成される。
ここで、この中央側の流路を流れる溶融樹脂材料の第2の流れ(2)は、第1の流れ(1)や第3の流れ(3)のように量的に抑制されてはおらず、また、ゲートGから第1のレンズ面11の形成位置Pに至る最短の流路長の流れである。したがって、第2の流れ(2)にしたがった溶融樹脂材料は、その大部分が、他の流れにしたがった溶融樹脂材料に先んじて第1のレンズ面11の形成位置Pに到達することになる。
そして、このようにして第1のレンズ面11の形成位置Pに到達した第2の流れ(2)にしたがった溶融樹脂材料は、形成位置Pにおける中央部において第1のレンズ面11の整列方向における両外側すなわち図6(a)における左右に分岐される。
これにより、図6(b)に示すような溶融樹脂材料の第4の流れ(4)および第5の流れ(5)が生じることになる。ここで、図6(b)に示すように、第4の流れ(4)にしたがった溶融樹脂材料は、第5の流れ(5)との分岐位置から左側に進行する過程で、その一部が、第1のレンズ面11の形状転写面のうちの左半部に中央側から順次充填されていく。また、このとき、図6(b)に示すように、第5の流れ(5)にしたがった溶融樹脂材料は、第4の流れ(4)との分岐位置から右側に進行する過程で、その一部が、第1のレンズ面11の形状転写面のうちの右半部に中央側から順次充填されていく。
そして、このようにして第4の流れ(4)および第5の流れ(5)にしたがった溶融樹脂材料が第1のレンズ面11の形成に主として関与する一方で、中央側の流路に対する第1のレンズ面11の整列方向の外側の流路から第1のレンズ面11の形成位置Pに流れ込もうとする溶融樹脂材料の大部分は、第4の流れ(4)および第5の流れ(5)が形成されていることによって、第1のレンズ面11の形成位置Pへの到達が手前で妨げられることになる。なお、外側の流路には、前述のような第1の流れ(1)および第3の流れ(3)をそれぞれ形成する流路、第1のウエルド制御用凹部22と第3のウエルド制御用凹部24との間の流路、第3のウエルド制御用凹部24の左外側の流路および第2のウエルド制御用凹部23の右外側の流路が含まれる。
これにより、図6(c)に示すように、中央の流路に対する外側の流路を流れる溶融樹脂材料(図中の破線矢印参照)は、第4の流れ(4)または第5の流れ(5)にしたがった溶融樹脂材料と、第1のレンズ面11の形成位置Pから外れた位置(手前)で合流することになる。
このような構成によれば、従来のように、第1のレンズ面11の形成位置において複数の溶融樹脂材料の流れが正面衝突に近い状態で会合するようなことはないため、第1のレンズ面11へのウエルドの形成を確実に回避することができる。
なお、第2のレンズ面12については、第1のレンズ面11に比べてゲートからの距離が相対的に短いため、ウエルドの問題は元々少ない。
さらに、本実施形態におけるレンズアレイ18は、第1〜第3のウエルド制御用凹部22、23、24の最適な三次元形状を樹脂材料の流動解析によって決定した上で、決定された三次形状の凹部22、23、24を転写する金型によって成形することができる。ここで、図7は、このような樹脂材料の流動解析方法の一例として、東レエンジニアリング株式会社製の樹脂流動解析ソフト(3D TIMON)(TIMONは同社の登録商標)を用いたポリイミド樹脂の流動解析結果を示したものである。
図7に示すように、本実施形態の第1〜第3のウエルド制御用凹部22、23、24の三次元形状によれば、図中の斑模様に示されるウエルドWの形成位置を、第1のレンズ面11の形成位置から外れた位置に確実に制御できることが分かる。
以上述べたように、本実施形態によれば、第1〜第3のウエルド制御用凹部22、23、24により、ウエルドの形成位置を複数の第1のレンズ面11から外れた位置に制御することができるので、ゲート部17が底面6に形成された簡便なモジュール化に適した構成でありながら、第1のレンズ面11上へのウエルドの形成を回避して光学性能を確保することができる。
なお、本発明は前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することができる。
例えば、図8の変形例に示すように、第3のウエルド制御用凹部を備えず、第1のウエルド制御用凹部22および第2のウエルド制御用凹部23のみを備えるようにしてもよい。このような場合であっても、第1および第2のウエルド制御用凹部22、23によってウエルドの形成位置を複数の第1のレンズ面11から外れた位置に制御することにより、図1〜図4に示した構成と同様の効果を奏することができる。
3 前面
4 上面
5 背面
6 底面
11 第1のレンズ面
12 第2のレンズ面
17 ゲート部
19 第1の全反射面
20 第2の全反射面
22 第1のウエルド制御用凹部
23 第2のウエルド制御用凹部
4 上面
5 背面
6 底面
11 第1のレンズ面
12 第2のレンズ面
17 ゲート部
19 第1の全反射面
20 第2の全反射面
22 第1のウエルド制御用凹部
23 第2のウエルド制御用凹部
Claims (5)
- 金型を用いて成形された樹脂材料からなるレンズアレイであって、
レンズアレイ本体における第1の面に、所定の整列方向に整列するように形成された複数の第1のレンズ面と、
前記第1の面に前記整列方向に直交する一方の側において隣位する前記レンズアレイ本体における第2の面に、前記整列方向に沿って整列するように形成された複数の第2のレンズ面と、
前記第1の面に前記第1のレンズ面の整列方向に直交する他方の側において隣位するとともに前記第2の面に対向する前記レンズアレイ本体における第3の面に凹入形成され、前記複数の第1のレンズ面のうちの前記整列方向における一方側から数えて所定数の第1のレンズ面のそれぞれとこれらに対応する所定数の前記第2のレンズ面のそれぞれとを結ぶ光路を形成する第1の全反射面と、
前記第3の面に、前記第1の全反射面に対して前記整列方向に所定の間隔を設けるようにして凹入形成され、前記複数の第1のレンズ面のうちの前記整列方向における他方側から数えて所定数の第1のレンズ面のそれぞれとこれらに対応する所定数の前記第2のレンズ面のそれぞれとを結ぶ光路を形成する第2の全反射面と、
前記第3の面に、前記第1の全反射面を底面に含むようにして凹入形成され、前記レンズアレイ本体の成形の際にウエルドの形成位置を前記複数の第1のレンズ面から外れた位置に制御可能な三次元形状を有する第1のウエルド制御用凹部と、
前記第3の面に、前記第2の全反射面を底面に含むとともに、前記第1のウエルド制御用凹部に対して前記整列方向に所定の間隔を設けるようにして凹入形成され、前記レンズアレイ本体の成形の際に前記第1のウエルド制御用凹部の三次元形状とともに前記ウエルドの形成位置を前記複数の第1のレンズ面から外れた位置に制御可能な三次元形状を有する第2のウエルド制御用凹部と、
前記第1の面に対向する前記レンズアレイ本体における第4の面に形成されたゲート部と
を備え、
前記ゲート部は、その前記整列方向における中心位置を通り前記第1の面に直交する仮想直線が前記第1のウエルド制御用凹部と前記第2のウエルド制御用凹部との間を通るように形成され、
前記第1のウエルド制御用凹部および前記第2のウエルド制御用凹部の三次元形状は、前記レンズアレイ本体の成形の際に、これら両凹部の内面のそれぞれと前記第2の面との間に相当する前記金型内の第1の空間を経由して前記金型のゲートから前記金型内における前記第1のレンズ面の形成位置側に向かう溶融樹脂材料の流れを抑制し、かつ、前記第3の面における前記両凹部に挟まれた部位と前記第2の面との間に相当する前記金型内の第2の空間を経由して前記ゲートから前記第1のレンズ面の形成位置に至る溶融樹脂材料の中央側の流路を形成することにより、この中央側の流路を流れる溶融樹脂材料を、前記第1のレンズ面の形成位置に到達させた上でこの第1のレンズ面の形成位置において前記整列方向における両外側に分岐させ、分岐させた後の溶融樹脂材料を、前記中央側の流路に対する前記整列方向の外側の流路から前記第1のレンズ面の形成位置に流れ込もうとする溶融樹脂材料と前記第1のレンズ面の形成位置から外れた位置において合流させること
を特徴とするレンズアレイ。 - 前記第1のウエルド制御用凹部と前記第2のウエルド制御用凹部とは、互いに非鏡面対称に形成されていること
を特徴とする請求項1に記載のレンズアレイ。 - 前記第3の面における前記第1のウエルド制御用凹部および前記第2のウエルド制御用凹部の少なくとも一方に対する前記整列方向の外側位置に凹入形成され、前記レンズアレイ本体の成形の際に前記第1のウエルド制御用凹部および前記第2のウエルド制御用凹部の三次元形状とともに前記ウエルドの形成位置を前記複数の第1のレンズ面から外れた位置に制御可能な三次元形状を有する少なくとも1つの第3のウエルド制御用凹部を備え、
前記第3のウエルド制御用凹部の三次元形状は、前記レンズアレイ本体の成形の際に、この凹部の内面と前記第2の面との間に相当する前記金型内の第3の空間を経由して前記ゲートから前記第1のレンズ面の形成位置側に向かう溶融樹脂材料の流れを抑制すること
を特徴とする請求項1または2に記載のレンズアレイ。 - 請求項1または2に記載のレンズアレイを製造するために、樹脂材料の流動解析によって前記第1のウエルド制御用凹部および前記第2のウエルド制御用凹部のそれぞれの三次元形状を決定し、決定された三次元形状を有する前記各ウエルド制御用凹部を備えた前記レンズアレイを製造すること
を特徴とするレンズアレイの製造方法。 - 請求項3に記載のレンズアレイを製造するために、樹脂材料の流動解析によって前記第1のウエルド制御用凹部、前記第2のウエルド制御用凹部および前記第3のウエルド制御用凹部のそれぞれの三次元形状を決定し、決定された三次元形状を有する前記各ウエルド制御用凹部を備えた前記レンズアレイを製造すること
を特徴とするレンズアレイの製造方法。
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