JP2013127275A - 直線作動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型化を維持した上で移動部の上方空間を有効利用し且つ汎用性を向上させることができる直線作動機を提供する。
【解決手段】搬送板4の一面に凹部4a,4aを形成し、該凹部4a,4aをナット31及び案内ブロック23に嵌合させて、搬送板4に垂直な方向において直線作動機の薄型化を図ることができる。またボールねじ機構3及び案内部2の規格に対応するように取付板1を設計し、直線作動機の組立において外部調達によるボールねじ機構3及び案内部2を利用し、汎用性を向上させることができる。また搬送板4をボールねじ機構3の上方に配置して移動させるので、ボールねじ機構3の上方空間を有効に利用することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、モータ又はシリンダ等の動力を用いて、物体を搬送する搬送板を直進させる直線作動機に関する。
扉の開閉及びテーブルの昇降など直線的な動作を実現するために、以前より直線作動機が使用されている。例えば特許文献1には、底壁及び側壁を有する断面L形のベースと、底壁上に設けてあり、案内子が嵌合したガイドレールと、前記案内子に連結したスライドテーブル(搬送板)とを備える直線作動機が開示してある。底壁を間にして側壁と対向するように、ガイドレールと平行なロッドレスシリンダユニット(移動部)がベースの外側に位置している。
ロッドレスシリンダユニットは、ガイドレールに対向する位置にスリットを形成したシリンダバレルと、該シリンダバレル内を移動するピストンとを備える。ピストンにはヨークが設けてあり、該ヨークはスリットから突出している。ヨークの突出端部にはマウントが設けてあり、該マウントとスライドテーブルから突出した脚とが連結し、ピストンの移動によってスライドテーブルが直線移動するようにしてある。ロッドレスシリンダユニットはベースの外側に位置しているので、ベースによって底上げされない。そのためスライドテーブルよりも上側にロッドレスシリンダユニットが突出することを防止し、直線作動機の薄型化を図ることができる。
特許第3685372号公報
前記スライドテーブルはロッドレスシリンダユニットの隣に位置しており、ロッドレスシリンダユニットの上方に延出していない。そのためロッドレスシリンダユニットの上方空間を有効に利用できていない。仮にスライドテーブルをベースから更に離隔させた位置に配し、ロッドレスシリンダユニットの上方まで延出させた場合、直線作動機は全体的に厚くなる。更にベースは、ガイドレールを取り付け且つロッドレスシリンダユニットが底上げされないように専用に設計されており、汎用性が低い。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、薄型化を維持した上で移動部の上方空間を有効利用し且つ汎用性を向上させることができる直線作動機を提供することを目的とする。
本発明に係る直線作動機は、直線移動する移動部と、該移動部によって移動し、物体を搬送する搬送部と、該搬送部を前記移動部の移動方向に案内する案内部とを備える直線作動機において、前記移動部及び案内部を取り付ける取付部を備え、前記移動部及び案内部は前記取付部にて並設されており、前記搬送部は前記移動部及び案内部に対向しており、前記搬送部における前記移動部及び案内部との対向箇所に前記移動部及び案内部が嵌合する凹部を形成してあることを特徴とする。
本発明においては、搬送部の一面に凹部を形成し、該凹部を移動部及び案内部に嵌合させて、搬送部に垂直な方向において直線作動機の薄型化を図る。また移動部及び案内部の規格に対応するように取付部を設計し、直線作動機の組立において外部調達による移動部及び案内部を利用する。また搬送部を移動部の上方に配置して移動させる。
本発明に係る直線作動機は、前記取付部は板状をなし、前記取付部の両面は共に前記移動部及び案内部を取り付けることができるようにしてあり、前記取付部の一面における前記移動部及び案内部それぞれの取付箇所と前記取付部の他面における前記移動部及び案内部それぞれの取付箇所とが互いの背後に位置することを特徴とする。
本発明においては、取付部の一面及び他面のいずれに対しても移動部及び案内部を取り付けることができるように取付部を設計する。前記一面における前記移動部及び案内部それぞれの取付箇所と前記他面における前記移動部及び案内部それぞれの取付箇所とが互いの背後に位置しており、例えば平置きにした取付部を、搬送部の移動方向を回転軸方向として裏返した場合、移動部及び案内部の取付位置が入れ替わる。
本発明に係る直線作動機は、前記移動部に動力を供給する駆動部と前記移動部とを連結する連結部を備え、前記連結部は前記取付部及び搬送部の間に位置しており、前記駆動部及び移動部を前記連結部を介して並設してあることを特徴とする。
本発明においては、連結部を取付部及び搬送部の間に配置し、駆動源及び移動部を横並びに連結して、搬送部に垂直な方向において直線作動機の薄型化を図る。
本発明に係る直線作動機は、前記連結部は板状をなし、前記連結部の両面は共に前記駆動部及び移動部を取り付けることができるようにしてあり、前記連結部の一面における前記駆動部及び移動部それぞれの取付箇所と前記連結部の他面における前記駆動部及び移動部それぞれの取付箇所とが互いの背後に位置することを特徴とする。
本発明においては、連結部の一面及び他面のいずれに対しても駆動源及び移動部を取り付けることができるように連結部を設計する。前記一面における駆動源及び移動部それぞれの取付箇所と前記他面における駆動源及び移動部それぞれの取付箇所とが互いの背後に位置しており、例えば取付部に対して直角な連結部を、搬送部に垂直な方向を回転軸方向として裏返した場合、駆動源及び移動部の取付位置が入れ替わる。
本発明に係る直線作動機は、前記駆動部はモータを有し、前記モータの回転を減速して伝達する減速機を備え、前記移動部はボールねじ機構を有し、前記案内部はレール及び該レール上を移動する案内ブロックを有しており、前記モータ、ボールねじ機構及びレールは平行に配置してあり、前記減速機を介して前記モータ及びボールねじ機構のねじを接続してあり、前記案内ブロック及びボールねじ機構のナットが前記凹部に嵌合していることを特徴とする。
本発明においては、モータの回転を減速機を介してボールねじ機構に伝達し、凹部に嵌合したナット及び案内ブロックを移動させて、搬送部の移動を実現する。モータを駆動源に使用し、搬送速度の加減速を可能にする。減速機を使用し、ボールねじ機構のねじの回転トルクを大きくする。
本発明に係る直線作動機は、前記移動部に動力を供給する駆動部と前記移動部とを連結する連結部を備え、前記駆動部を前記連結部を介して前記移動部に縦列に連結してあることを特徴とする。
本発明においては、連結部を介して駆動源と移動部とを縦列に連結し、搬送部に垂直な方向において直線作動機の薄型化を図る。
本発明に係る直線作動機は、前記駆動部はモータを有し、前記移動部はボールねじ機構を有し、前記案内部はレール及び該レール上を移動する案内ブロックを有しており、前記ボールねじ機構及びレールは平行に配置してあり、前記モータを前記ボールねじ機構のねじに縦列接続してあり、前記案内ブロック及びボールねじ機構のナットが前記凹部に嵌合していることを特徴とする。
本発明においては、モータの回転をボールねじ機構に伝達し、凹部に嵌合したナット及び案内ブロックを移動させて、搬送部の移動を実現する。モータを駆動源に使用し、搬送速度の加減速を可能にする。
本発明に係る直線作動機にあっては、搬送部の一面に凹部を形成し、該凹部を移動部及び案内部に嵌合させて、搬送部に垂直な方向において直線作動機の薄型化を図ることができる。また移動部及び案内部の規格に対応するように取付部を設計し、直線作動機の組立において規格に対応した移動部及び案内部を利用し、汎用性を向上させることができる。例えば直線作動機の性能及び製造費用等を勘案して、移動部及び案内部を自社製作するか又は外部調達するか必要に応じて選択することができる。また搬送部を移動部の上方に配置して移動させるので、移動部の上方空間を有効に利用することができる。
実施の形態1に係る直線作動機を略示する平面図である。 枠体を取り外した直線作動機を略示する正面図である。 移動部及び案内部を略示する正面図である。 連結板の両面及び上面を示す図である。 取付板の両面を示す平面図である。 ボールねじ機構、案内部及び駆動部の並び順を逆にした直線作動機を略示する平面図である。 図1に示す直線作動機及び図6に示す直線作動機を平置きにした状態を示す模式図である。 実施の形態2に係る直線作動機を略示する平面図である。 直線作動機を平置きにした状態を示す模式的平面図である。 実施の形態3に係る直線作動機を略示する正面図である。 直線作動機を縦置きにした状態を示す模式的側面図である。 実施の形態4に係る直線作動機を略示する正面図である。 直線作動機を縦置きにした状態を示す模式的側面図である。
(実施の形態1)
以下本発明を実施の形態1に係る直線作動機を示す図面に基づいて詳述する。図1は、直線作動機を略示する平面図、図2は、枠体を取り外した直線作動機を略示する正面図、図3は、移動部及び案内部を略示する正面図である。図4は、連結板の両面及び上面を示す図であり、図4Aは正面視において軸穴を左側に位置させた場合の平面図、図4Bは軸穴を左側に位置させた場合の正面図、図4Cは正面視において軸穴を右側に位置させた場合の平面図、図4Dは軸穴を右側に位置させた場合の正面図である。図5は、取付板1の両面を示す平面図であり、図5Aは、取付板1の一面を示し、図5Bは、図5Aにて示した取付板1を長手方向を回転軸方向として回転させて裏返した場合における他面を示す。図6はボールねじ機構、案内部及び駆動部の並び順を逆にした直線作動機を略示する平面図である。
図1に示すように、直線作動機は、後述するボールねじ機構3及び案内部2を取り付ける矩形の取付板1を備える。図5に示すように、取付板1にはボルトを挿入する複数の貫通孔1a,1a,・・・,1aが設けてあり、取付板1の一面における貫通孔1a,1a,・・・,1aの位置と(図5A参照)、前記取付板1を長手方向を回転軸方向として回転させて裏返した場合における他面の各貫通孔1a,1a,・・・,1aの位置(図5B参照)とは逆になる。換言すれば貫通孔1a,1a,・・・,1aの位置は表裏で対応している。貫通孔1a,1a,・・・,1aは、ボールねじ機構3及び案内部2の取付箇所に対応している。取付板1の一面におけるボールねじ機構3の取付箇所10a及び案内部2の取付箇所10bは、他面におけるボールねじ機構3の取付箇所11a及び案内部2の取付箇所11bの背後に位置するので、取付板1を裏返すことによってその位置を入れ替えることができる。以下取付板1の一面に、ボールねじ機構3及び案内部2を取り付けた場合について説明する。
図1に示すように、取付板1には後述する搬送板4を案内する案内部2が取り付けてある。案内部2は取付板1の長手方向に延びる棒状の案内台20を備えており、案内台20は前記貫通孔1aを挿通したボルトによって取付板1に固定してある。案内台20上には長手方向に延びる案内レール21(レール)が設けてある。案内レール21の両側面にボール溝22が形成してある。案内レール21には、案内レール21の上面及び両ボール溝22を覆う案内ブロック23が設けてあり、ボール溝22と案内ブロック23との間には複数のボール(図示せず)が転動可能に設けてある。案内ブロック23は案内レール21上を移動する。
案内部2の隣において、案内部2に略平行なボールねじ機構3(移動部)が取付板1に取り付けてある。図1に示すように、ボールねじ機構3は三つの軸受32,33,33を備えており、軸受32,33,33は取付板1の長手方向両端部に固定してある。一の軸受32は取付板1の端縁部分に位置し、他の二つの軸受33,33は取付板1の端縁部分から長手方向に適長離隔した位置にて軸方向に並設してある。軸受には、ボールねじ30が回転可能に嵌合している。図3に示すように、ボールねじ30には、図示しないボールを介してブロック状のナット31が嵌合しており、該ナット31と取付板1との間には隙間が設けてある。
図3に示すように、ボールねじ機構3及び案内部2に物体を搬送する搬送板4が設けてある。搬送板4は、取付板1の短手方向に延びる矩形状をなす。搬送板4の一面に二つの凹部4a,4aが形成してあり、凹部4a,4aは搬送板4の長手方向に並設されている。各凹部4a,4aに案内ブロック23及びナット31を嵌合させてねじ止めし、搬送板4が案内ブロック23及びナット31に固定してある。
図1に示すように、ボールねじ機構3の隣にボールねじ機構3に動力を供給する駆動部5が設けてある。駆動部5はボールねじ機構3を間にして案内部2と反対側に位置し、また取付板1の外側に位置する。駆動部5はボールねじ機構3と略平行である。駆動部5はサーボモータ50(モータ)を備えており、該サーボモータ50の出力軸51にはカップリング52を介して中間軸53が連結してある。中間軸53は軸受55によって支持されており、軸受55は支持板54によって支持されている。支持板54は中間軸53を挿入する軸穴62を備え、該軸穴62から中間軸53は突出している。
図1に示すように、前記他の二つの軸受33,33は、ボールねじ機構3及び駆動部5を連結する連結板6に支持されている。図4Bに示すように、連結板6は横長矩形状をなし、その一端側における両面それぞれに、前記軸受33、33を収容する凹部60,60が形成されている。図1及び図4Bに示すように、各凹部60,60は互いの背後に位置しており、両凹部60,60の底面には両凹部60,60を連通させる貫通孔61が形成してある。長手方向において、凹部60の両側にボルトを挿入するボルト孔65,65が設けてある。図4Aに示すように、連結板6の一端側は、凹部60及びボルト穴を形成すべく他端側よりも厚く設計されており、連結板6に垂直な方向に突出している。
連結板6の他端側には、駆動部5の中間軸53を挿入する軸穴62が開設してある。該軸穴62は長手方向に延びた楕円形をなす。軸穴62の周囲には、長手方向に延びた四つの長孔63、63、63、63が設けてあり、該長孔63、63、63、63は、軸穴62中心を交点として斜めに交差する二つの対角線上にそれぞれ位置する。図4B及びDに示すように、連結板6は、短手方向を回転軸方向として回転させて裏返した場合、凹部60と軸穴62との位置が入れ替わる。
図1に示すように、連結板6の一端側が、突出した部分をボールねじ30の端部に対向させて取付板1に取り付けてある。取付板1の貫通孔1a及び連結板6のボルト孔65にボルトを挿入して連結板6を取付板1に固定してある。連結板6の各凹部60,60に軸受33,33が嵌合しており、ボールねじ30の端部が軸受33,33に支持されている。連結板6の他端側は取付板1の外側に延出しており、他端側の軸穴62に駆動部5の中間軸53が挿入してある。図2に示すように、各長孔63にはボルト64が挿入され、連結板6と駆動部5の支持板54とがボルト64で連結してある。なお駆動部5を連結板6に連結する場合に、後述する減速機7のベルト73に適当な張力を与えるべく、中間軸53の位置を軸穴62にて調整し、ボルト64の位置を長孔63にて調整してある。図1に示すように、連結板6の側面と取付板1の端縁とは平面視L形の枠体8を介してボルト80で連結されている。
駆動部5の中間軸53とボールねじ30とは減速機7を介して接続されている。図2に示すように、減速機7は小径プーリ71と、大径プーリ72と、大径プーリ72及び小径プーリ71に掛架されたベルト73とを備える。小径プーリ71は中間軸53の端部に嵌合している。大径プーリ72はボールねじ30の端部に嵌合している。上述したように、ベルト73には適当な張力が与えられている。
搬送板4を移動させる場合、サーボモータ50を回転させる。サーボモータ50の回転は減速機7によって減速され、回転トルクを大きくしてボールねじ30に伝達される。ボールねじ30は回転し、ナット31がボールねじ30に沿って移動し、搬送板4が移動する。このとき案内ブロック23も案内レール21上を移動し、搬送板4を案内する。
前述したように、取付板1を裏返した場合、ボールねじ機構3の取付箇所及び案内部2の取付箇所が入れ替わる。連結板6を裏返した場合、凹部60と軸穴62との位置が入れ替わる。そのため、図6に示すように、取付板1及び連結板6を裏返して、ボールねじ機構3及び案内部2を取付板1に取付け、駆動部5とボールねじ機構3とを連結した場合、ボールねじ機構3、案内部2及び駆動部5の並び順が逆になる。
図7は図1に示す直線作動機及び図6に示す直線作動機を平置きにした状態を示す模式図である。図7Aは図1に示す直線作動機を部屋の角部分に設置した状態を示す模式的平面図、図7Bは図6に示す直線作動機を部屋の角部分に設置した状態を示す模式的平面図、図7Cは直線作動機の模式的側面図である。
図7Aに示すように、図1に示す直線作動機を使用することで、平面視逆L形の部屋の角に直線作動機を設置することができる。図7Bに示すように、図6に示す直線作動機を使用することで、平面視L形の部屋の角に直線作動機を設置することができる。図7Cに示すように、いずれの直線作動機においても、上下の厚さは同じである。
実施の形態1に係る直線作動機にあっては、搬送板4の一面に凹部4a,4aを形成し、該凹部4a,4aをナット31及び案内ブロック23に嵌合させて、搬送板4に垂直な方向において直線作動機の薄型化を図ることができる。またボールねじ機構3及び案内部2の規格に対応するように取付板1を設計し、直線作動機の組立において規格に対応したボールねじ機構3及び案内部2を利用し、汎用性を向上させることができる。例えば直線作動機の性能及び製造費用等を勘案して、移動部及び案内部を自社製作するか又は外部調達するか必要に応じて選択することができる。また搬送板4をボールねじ機構3の上方に配置して移動させるので、ボールねじ機構3の上方空間を有効に利用することができる。
また取付板1の両面はボールねじ機構3及び案内部2を取り付けることができ、取付板1の一面における前記ボールねじ機構3及び案内部2それぞれの取付箇所と取付板1の他面におけるボールねじ機構3及び案内部2それぞれの取付箇所とが互いの背後に位置している。そのため平置きにした取付板1を裏返した場合、ボールねじ機構3及び案内部2の取付位置を入れ替えることができる。
また連結板6の両面は駆動部5及びボールねじ機構3を連結することができるように設計してある。連結板6の一面における駆動部5及びボールねじ機構3それぞれの取付箇所と連結板6の他面における駆動部5及びボールねじ機構3それぞれの取付箇所とは互いの背後に位置している。そのため連結板6を裏返した場合、駆動部5及びボールねじ機構3の取付位置を入れ替えることができる。
また連結板6を取付板1及び搬送板4の間に配置し、駆動部5及びボールねじ機構3を横並びに連結して、搬送部に垂直な方向において直線作動機の薄型化を図る。またサーボモータ50の回転を減速機7を介してボールねじ機構3に伝達し、凹部4a,4aに嵌合したナット31及び案内ブロック23を移動させて、搬送板4の移動を実現する。サーボモータ50を駆動部5に使用することによって、搬送速度の加減速及び位置決めを実現することができる。減速機7を使用しているので、ボールねじ30に作用する回転トルクを大きくすることができ、ボールねじ30が確実に回転する。なおボールねじ機構3に代えて、他の移動部を用いてもよく、例えば台形ねじ機構、油圧式シリンダ又は空圧式シリンダを使用してもよい。油圧式シリンダ又は空圧式シリンダを使用する場合、コンプレッサを駆動部5に代えて使用すればよい。また駆動部5及び減速機7全体を駆動部として捉えてもよい。サーボモータ50に代えて、ステッピングモータを使用してもよい。
(実施の形態2)
以下本発明を実施の形態2に係る直線作動機を示す図面に基づいて詳述する。図8は、直線作動機を略示する平面図、図9は、直線作動機を平置きにした状態を示す模式的平面図である。
図8に示すように、駆動部5はボールねじ30の端部に対向しており、軸受55を支持する凹部67aを有する連結板67を備えている。凹部67aの底面には貫通孔が設けてある。凹部67aには軸受55が嵌合しており、ボールねじ30の端部は凹部67aの貫通孔を通って軸受55に支持され、カップリング52に連結している。サーボモータ50の回転はボールねじ30に伝達する。図9に示すように、実施の形態2に係る直線作動機は三方を壁で囲まれた空間に設置することができ、狭小な空間であっても設置することができる。
実施の形態2に係る直線作動機にあっては、連結板67を介して駆動部5とボールねじ機構3とを縦列に連結し、搬送板4に垂直な方向において直線作動機の薄型化を図る。またサーボモータ50の回転をボールねじ機構3に伝達し、凹部4a,4aに嵌合したナット31及び案内ブロック23を移動させて、搬送板4の移動を実現する。なおボールねじ機構3、案内部2及び駆動部5の並び順を逆にしてもよい。
実施の形態2に係る直線作動機の構成の内、実施の形態1と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
(実施の形態3)
以下本発明を実施の形態3に係る直線作動機を示す図面に基づいて詳述する。図10は、直線作動機を略示する正面図、図11は、直線作動機を縦置きにした状態を示す模式的側面図である。図11Aは一の壁面に搬送部を接近させて縦置きした直線作動機を示す模式的側面図であり、図11Bは一の壁面に対向する他の壁面に搬送部を接近させて縦置きした直線作動機を示す模式的側面図である。
図10に示すように、減速機7側において、取付板1の端縁部に取付板1及び連結板6を支持する基台部9が設けてある。基台部9は、取付板1の端縁部に沿って設けてあり、端縁部を支持する支持部分90と、該支持部分90から連結板6に向けて突出した突出部分91とを有する。支持部分90は端縁部に連結してあり、突出部分91は連結板6に連結してある。図11Aに示すように、直線作動機は右壁に搬送板4を接近させて、基台部9を下側にして縦置きすることができる。またボールねじ機構3、案内部2及び駆動部5の並び順を逆にした場合、図11Bに示すように、実施の形態3に係る直線作動機は左壁に搬送板4を接近させて縦置きすることができ、直線作動機のレイアウトを室内の状況に応じて変更することができる。縦置きにすることで、直線作動機を昇降装置として使用することができる。
実施の形態3に係る直線作動機の構成の内、実施の形態1又は2と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
(実施の形態4)
以下本発明を実施の形態4に係る直線作動機を示す図面に基づいて詳述する。図12は直線作動機を略示する正面図、図13は、直線作動機を縦置きにした状態を示す模式的側面図である。図13Aは左右の壁が接近した室内に縦置きした直線作動機を示す模式的正面図であり、図13Bは左右の壁が接近した室内に縦置きした直線作動機を示す模式的側面図である。
図12に示すように、減速機7側において、取付板1の端縁部に取付板1を支持する基台部19が設けてある。基台部19は取付板1の端縁部に沿って設けてある。図13Aに示すように、左右の壁が接近した狭小な空間に基台部19を下側にして設置することができる。図13Bに示すように、駆動部5がボールねじ機構3に縦列に接続してあるので、直線作動機は前後方向に厚くならない。縦置きにすることで、直線作動機を昇降装置として使用することができる。
実施の形態4に係る直線作動機の構成の内、実施の形態1から3と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
以上説明した実施の形態は本発明の例示であり、本発明は特許請求の範囲に記載された事項及び特許請求の範囲の記載に基づいて定められる範囲内において種々変更した形態で実施することができる。
1 取付板(取付部)
2 案内部
21 案内レール(レール)
23 案内ブロック
3 ボールねじ機構(移動部)
30 ボールねじ(ねじ)
31 ナット
4 搬送板(搬送部)
4a 凹部
5 駆動部
50 サーボモータ(モータ)
6 連結板(連結部)
7 減速機

Claims (7)

  1. 直線移動する移動部と、該移動部によって移動し、物体を搬送する搬送部と、該搬送部を前記移動部の移動方向に案内する案内部とを備える直線作動機において、
    前記移動部及び案内部を取り付ける取付部を備え、
    前記移動部及び案内部は前記取付部にて並設されており、
    前記搬送部は前記移動部及び案内部に対向しており、
    前記搬送部における前記移動部及び案内部との対向箇所に前記移動部及び案内部が嵌合する凹部を形成してあること
    を特徴とする直線作動機。
  2. 前記取付部は板状をなし、
    前記取付部の両面は共に前記移動部及び案内部を取り付けることができるようにしてあり、
    前記取付部の一面における前記移動部及び案内部それぞれの取付箇所と前記取付部の他面における前記移動部及び案内部それぞれの取付箇所とが互いの背後に位置すること
    を特徴とする請求項1に記載の直線作動機。
  3. 前記移動部に動力を供給する駆動部と前記移動部とを連結する連結部を備え、
    前記連結部は前記取付部及び搬送部の間に位置しており、
    前記駆動部及び移動部を前記連結部を介して並設してあること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の直線作動機。
  4. 前記連結部は板状をなし、
    前記連結部の両面は共に前記駆動部及び移動部を取り付けることができるようにしてあり、
    前記連結部の一面における前記駆動部及び移動部それぞれの取付箇所と前記連結部の他面における前記駆動部及び移動部それぞれの取付箇所とが互いの背後に位置すること
    を特徴とする請求項3に記載の直線作動機。
  5. 前記駆動部はモータを有し、
    前記モータの回転を減速して伝達する減速機を備え、
    前記移動部はボールねじ機構を有し、
    前記案内部はレール及び該レール上を移動する案内ブロックを有しており、
    前記モータ、ボールねじ機構及びレールは平行に配置してあり、
    前記減速機を介して前記モータ及びボールねじ機構のねじを接続してあり、
    前記案内ブロック及びボールねじ機構のナットが前記凹部に嵌合していること
    を特徴とする請求項3又は4に記載の直線作動機。
  6. 前記移動部に動力を供給する駆動部と前記移動部とを連結する連結部を備え、
    前記駆動部を前記連結部を介して前記移動部に縦列に連結してあること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の直線作動機。
  7. 前記駆動部はモータを有し、
    前記移動部はボールねじ機構を有し、
    前記案内部はレール及び該レール上を移動する案内ブロックを有しており、
    前記ボールねじ機構及びレールは平行に配置してあり、
    前記モータを前記ボールねじ機構のねじに縦列接続してあり、
    前記案内ブロック及びボールねじ機構のナットが前記凹部に嵌合していること
    を特徴とする請求項6に記載の直線作動機。
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