JP2013126379A - 植物病害防除用照明器具 - Google Patents

植物病害防除用照明器具 Download PDF

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正紀 石渡
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真 山田
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Abstract

【課題】植物の生育に伴う病害防除効果の不均一性や植物の葉焼けを抑えることができる植物病害防除用照明器具を提供する。
【解決手段】光源11と植物との間に、光源11の光の一部を植物側に透過する透過孔12bを複数有するとともに残余の光を反射する反射面12aを有する反射板12を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、植物病害防除用照明器具に関するものである。
従来、植物への日照不足や病害防除を目的として、植物の上部に配置されて植物の上部から光を照射する照明器具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、農業に用いられる植物は苗の状態から成長して背丈が高くなり、植物よりも上部のビニールハウスの梁や照明器具などの構造部材との距離が時間とともに近づくという状態にある。植物の上空部に配置されるものが植物育成用の補光照明器具や植物病害防除用の照明器具の場合、植物が成長すると光照射の初期状態と比べて、場所ごとの光強度の強さや均一性に差が生じ、植物に対して好ましい状態に保つことが難しい虞がある。
そこで、植物の植わっている畝と畝の間に畝長手方向に対して直管ランプが直交する向きに配置する方法が実施されている。このような構成とすることで、直管ランプの配光がランプの長手方向と直交する方向に広く広がり、ランプの長手方向にはほとんど広がらないため、植物が直管ランプ近傍まで成長しても、光強度を多少なりとも抑えることができる。
特開2005−328702号公報
しかしながら、上記のように光源を配置しても植物病害防除用照明装置のように葉焼けを生じさせるような光波長(紫外線:特にUV−B)を含む場合は、器具近傍まで植物が成長すると葉焼けを生じる。また、照明装置近傍まで植物が成長すると、光強度が疎らとなって病害防除効果が不均一となる虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、植物の生育に伴う病害防除効果の不均一性や植物の葉焼けを抑えることができる植物病害防除用照明器具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の植物病害防除用照明器具は、UV−Bの光を照射する光源により花を付ける植物に光を照射する植物病害防除用照明器具であって、前記光源と前記植物との間に、前記光源の光の一部を前記植物側に透過する透過孔を複数有するとともに残余の光を反射する反射面を有する反射板を備えたことを特徴とする。
また上記構成において、反射板は、少なくとも2つの植物間に光を反射する反射面同士が対向するように複数配置されることが好ましい。
また上記構成において、光源は前記反射板の下部に備えられ、前記透過孔は、前記反射板の下部側から上部側に向かって徐々に密度が高くなるように形成されることが好ましい。
また上記構成において、光源は前記反射板の下部に備えられ、前記透過孔は、前記反射板の下部側から上部側に向かって徐々に開口面積が大きくなるように形成されることが好ましい。
また上記構成において、反射板は、その反射面が少なくともアルミニウムで構成されたことが好ましい。
本発明によれば、植物の生育に伴う病害防除効果の不均一性や植物の葉焼けを抑えることができる植物病害防除用照明器具を提供することができる。
実施形態の植物病害防除用照明器具の概略構成図。 同上の植物病害防除用照明器具の使用例について説明するための説明図。 同上の植物病害防除用照明器具の使用例について説明するための説明図。 別例の植物病害防除用照明器具の概略構成図。 別例の植物病害防除用照明器具の概略構成図。 別例の植物病害防除用照明器具の使用例について説明するための説明図。 別例の植物病害防除用照明器具の使用例について説明するための説明図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態の植物病害防除用照明器具(以下、単に照明器具)10は、栽培ベンチBの載置面B1に並列載置される植物P間に載置され、光源11と、反射板12とを備えている。
光源11は、図1に示すようにその外形が略円柱状を成し、略四角柱状のベース台13の長手方向両側にそれぞれ1つずつ立設される支持部14に支持されている。光源11は、少なくとも280〜320nmの範囲の紫外線(UV−B)を照射可能なものである。光源11の一例として、直管形蛍光灯、電球形蛍光灯、丸環蛍光灯、無電極蛍光灯、メタルハライドランプや高圧ナトリウム灯などの高輝度放電灯(HIDランプ)、紫外線を放射する発光ダイオード(LED)や有機エレクトロルミネッセンス(OLED)等が挙げられる。
反射板12は、前記光源11から照射される光を反射するものであり、光源11と植物Pとの間となるように、前記ベース台13に取着されている。反射板12は、前記光源11から照射される光が直接植物Pに照射されないよう、光源11から上方に向かって植物Pに対して壁になるように、断面が円弧形状又は直線形状をなすように構成される。このため、下部に載置される光源11から照射された光は、反射板12の反射面12aに何度も多重反射を繰り返して上方へと照射されることとなる。また、反射板12の反射面12a(光源11側と対向する面)は、紫外線をよく反射するアルミニウムで構成される。なお、アルミニウムに限らず、ステンレスや亜鉛のような紫外線をよく反射する金属を用いてもよい。また、鉄等でもよい。また、反射面12aのみでなく、反射板12全体をアルミニウムで構成してもよい。
また、反射板12には、その厚み方向に貫通する透過孔12bが形成される。このため、光源11から照射された光や、反射面12aで反射した光は、その一部が前記透過孔12bから透過して植物Pに照射されることとなる。また、透過孔12bは、反射板12の下部側から上部側にかけて徐々にその個数が密になるように形成される。
ここで、上記構成の照明器具10を用いたバラのアーチング栽培方法の一例を説明する。
まず農業用ビニールハウスに栽培ベンチBを複数台並行して配置する。そして、栽培ベンチBの長手方向に2列のプランターを配置して植物P(図3ではバラ)を定植する。ちなみに、定植した直後の各株は苗の状態であるため、草丈はおよそ20cm程度の高さと想定される。また定植後は植物P(苗)が弱っているため、1〜2週間程度は照明器具10によるUV−Bの照射を停止させて株が培地や環境に慣れるのを待つのが望ましい。その後、1〜2週間経過後に照明器具10を駆動させてUV−Bを照射する。その点灯時間は、昼間に照射するのであれば、毎日午前から午後にかけて6時間前後が望ましい。放射照度は、日焼け障害が起きないように、葉上で50μW/cm以下になるように調整する。夜間に照射するのであれば、紫外線による虫の寄りやすさなどを考慮して虫の活動が低下する深夜に数時間点灯するのが望ましい。夜間の場合、植物P自身が暗闇に慣れることで光に対する感受性が高まっているため、放射照度を低めたり、照射時間を短くするなどして、省エネルギーに寄与することができる。
そして、照明器具10を駆動させ始めてから1週間以上が経過した後は、基本的に前述のタイムスケジュールで継続的に収穫まで点灯を繰り返す。ただし、冬季の場合は、一時的に植物Pの新陳代謝が低下してUV−Bによる日焼けに対する許容放射照度が低くなるため、点灯時間を短くするなど、植物Pに照射される総エネルギー量が低下するように制御を行う。なお、これらは、例えば定期的にUV−Bが強く当たっている付近を注意深く人又はカメラなどで観察して、少しでも日焼け症状が確認されてから行ってもよい。そして、一度栽培を開始したら数年はその株を使って収穫を継続する。倒している枝の上部から切り花を収穫した後もまた新たな枝が生えてくる。新たな枝が生えてきた後は、最初に苗を定植した時とは異なり、枝が短いうちから通常通り、照明器具10によるUV−B照射を継続して構わない。
次に、上記構成の照明器具10の一動作例(作用)を説明する。
照明器具10は、電源がオンされると、光源11が図示しない制御部によって駆動される。光源11からUV−Bが照射されて、反射板12の反射面12aで多重反射を繰り返しながら反射板12の上方に光が導光される。このとき、光源11からの光や反射面12aで反射された光が透過孔12bを透過して植物Pに照射される。このとき、反射板12の透過孔12bが反射板12の上部側ほど密に形成されているため、光源11から遠ざかって光強度が落ちても全体として満遍なく植物Pに光が照射される。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)光源11と植物Pとの間に、光源11の光の一部を植物P側に透過する透過孔12bを複数有するとともに残余の光を反射する反射面12aを有する反射板12を備える。このため、植物Pが成長しても反射板12によって光源11に近接することを抑えることができ、光源11からの光を透過孔12bを介して植物Pに照射することができる。このため、植物Pの生育に伴う病害防除効果の不均一性や植物Pの葉焼けを抑えることが可能となる。
(2)反射板12は、少なくとも2つの植物P間に光を反射する反射面12aが対向するように複数配置される。このような構成とすることで、反射板12を挟む植物Pに対して上記(1)の効果を奏することができる。
(3)光源11は、反射板12の下部に載置され、透過孔12bは、反射板12の下部側から上部側に向かって徐々に密度が高くなるように形成される。このため、光源11から遠い位置となる反射板12の上部側においても反射板12の下部側と同様の光強度の光を照射することが可能となる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、反射板12に形成される透過孔12bを全て同一形状としたが、異なる形状で構成してもよい。例えば、図4に示すように、反射板12の下部側から上部側にかけて透過孔12bの大きさ(開口面積)が大きくなるような構成とすることで、植物Pに対して均一に光を照射することが可能となる。
また、例えば、図5に示すように、反射板12の中央部(光源11の長手方向中心部)側ほど透過孔12bを少なく、反射板12の端部(光源11の長手方向端部)側ほど透過孔12bを多く形成してもよい。このような構成とすることで、光源11として蛍光灯のような直管ランプを用いる場合,照明器具10間にある植物P上に照射される放射照度が低くなり,光源11の長手方向で放射照度のムラが生じても、植物Pに照射される光を均一とすることが可能となる。
・上記実施形態では、特に言及していないが、透過孔12bが形成された反射板12の高さを植物Pの花や蕾よりも低く形成することが望ましい。このような構成とすることで、商品価値の高い花や蕾に対して日焼け障害の発生を抑えることができる。また、同様の理由から植物Pの花や蕾と同等以上の高さまで反射板12を形成する場合、花や蕾の高さには透過孔12bを形成しないことが望ましい。
・上記実施形態では、光源11を支持するベース台13に反射板12を一体構成としたが、図6や図7に示すように別体としてもよい。図6では、栽培ベンチBの載置面B1に立てるように平面状の台座12dを設けて反射板12を立設する構成としている。図7では、ビニールハウスやガラス温室の梁Hから鎖K等で吊るす構造としている。
・上記実施形態では、反射板12の反射面12aのみをアルミニウムで構成したが、反射板12全体をアルミニウムで構成してもよい。また、アルミニウムに限らず、ステンレスや亜鉛のような紫外線をよく反射する金属を用いてもよい。また、鉄等でもよい。
・上記実施形態では、並設される植物Pの間に植物病害防除用照明器具10を設ける構成としたが、1つの植物P又は直線状に並べられた複数の植物Pと反射板12が対向するように照明器具10を設ける構成を採用してもよい。この場合であっても反射板12を反射面12a同士が対向するように配置し、前記植物Pに近い方の反射板12に前記透過孔12bを形成し、他方の反射板12には透過孔12bを形成しない構成とする構成が望ましい。このような構成とすることで、植物Pの無い方の反射板から光が漏れることを抑えることができる。
10…植物病害防除用照明器具、11…光源、12…反射板、12a…反射面、12b…透過孔、P…植物。

Claims (5)

  1. UV−Bの波長を含む光を照射する光源により植物に光を照射する植物病害防除用照明器具であって、
    前記光源と前記植物との間に、前記光源の光の一部を前記植物側に透過する透過孔を複数有するとともに残余の光を反射する反射面を有する反射板を備えたことを特徴とする植物病害防除用照明器具。
  2. 請求項1に記載の植物病害防除用照明器具において、
    前記反射板は、少なくとも2つの植物間に光を反射する反射面同士が対向するように複数配置されることを特徴とする植物病害防除用照明器具。
  3. 請求項1又は2に記載の植物病害防除用照明器具において、
    前記光源は前記反射板の下部に備えられ、前記透過孔は、前記反射板の下部側から上部側に向かって徐々に密度が高くなるように形成されることを特徴とする植物病害防除用照明器具。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の植物病害防除用照明器具において、
    前記光源は前記反射板の下部に備えられ、前記透過孔は、前記反射板の下部側から上部側に向かって徐々に開口面積が大きくなるように形成されることを特徴とする植物病害防除用照明器具。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の植物病害防除用照明器具において、
    前記反射板は、その反射面が少なくともアルミニウムで構成されたことを特徴とする植物病害防除用照明器具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019198409A1 (ja) * 2018-04-11 2019-10-17 東洋鋼鈑株式会社 植物用照明器具及び植物用照明装置

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