JP2013123952A - 排気後処理装置の支持構造 - Google Patents

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孝司 岡村
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Abstract

【課題】支持構造の小型化、軽量化、及び簡素化を実現しながら排気後処理装置の組み付け性を向上し、ひいては車両の生産性及び燃費を向上することができる排気後処理装置の支持構造を提供する。
【解決手段】排気後処理装置2の支持構造1は、車両のフレーム6の側部に複数並設され、下端が閉じられるとともに上下方向に延びた溝部を有するフレーム側ブラケット8と、排気後処理装置の本体に複数並設され、各フレーム側ブラケットの溝部にそれぞれ上方から挿入可能に上下方向に延びた挿入部を有する装置側ブラケット10と、挿入部を溝部に挿入した状態で上方から装置側ブラケットを押さえ付けることで装置側ブラケットをフレーム側ブラケットに対し位置決め固定する押付部材12とからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気後処理装置の支持構造に関する。
例えばディーゼルエンジンを搭載した車両には、排ガス規制をクリアするためにディーゼルエンジンからの排ガスを浄化する排気後処理装置が搭載されている。この排気後処理装置は、酸化触媒や排ガス中のPM(particulate matter)を捕集するDPF(Diesel particulate filter)、排ガス中の窒素酸化物を窒素と水に還元する還元触媒等がケーシング内に収容されており、サイレンサーの機能も有する場合が多い。
そして、特許文献1には、このような排気後処理装置の各ケーシングをブラケットにボルト締結し、このブラケットをラバーマウントを介しハンガにボルト締結し、このハンガをフレームにボルト締結した排気後処理装置の支持構造が開示されている。
特開2010−196523号公報
近年の排ガス規制の厳格化に伴い、上記排気後処理装置は寸法が大きく且つ重量が重くなる傾向にある。排気後処理装置が重厚長大化すると、排気後処理装置を車両に搭載するための支持構造及び支持構造を構成するブラケットも重厚長大化し、形状及び構造が複雑になり、部材点数も増大し、車両の生産性低下及び燃費悪化を招くおそれがある。
また、上記支持構造の形状及び構造が複雑になると、支持構造を構成するブラケットの寸法公差及び組み付け誤差の影響が必然的に大きくなるため、排気後処理装置を高精度に組み付けることができず、排気後処理装置の組み付け性の悪化を招くおそれもある。
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、支持構造の小型化、軽量化、及び簡素化を実現しながら排気後処理装置の組み付け性を向上し、ひいては車両の生産性及び燃費を向上することができる排気後処理装置の支持構造を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の排気後処理装置の支持構造は、車両のフレームの側部に複数並設され、下端が閉じられるとともに上下方向に延びた溝部を有するフレーム側ブラケットと、排気後処理装置の本体に複数並設され、各フレーム側ブラケットの溝部にそれぞれ上方から挿入可能に上下方向に延びた挿入部を有する装置側ブラケットと、挿入部を溝部に挿入した状態で上方から装置側ブラケットを押さえ付けることで装置側ブラケットをフレーム側ブラケットに対し位置決め固定する押付部材とからなることを特徴としている(請求項1)。
好ましくは、装置側ブラケットは、その挿入部の上端に上端傾斜部を有し、押付部材は、その下端に下端傾斜部を有し、挿入部を溝部に挿入した状態で上方から装置側ブラケットを押付部材で押さえ付けることにより、上端傾斜部及び下端傾斜部の協働による楔作用によって、装置側ブラケットがフレーム側ブラケットに対し芯出しされた正規位置に導かれて固定される(請求項2)。
好ましくは、装置側ブラケットは、その挿入部の下端に下部芯出し部を有し、フレーム側ブラケットには、その溝部の下端に下部誘導部を有する内底部が形成され、挿入部を溝部に挿入した状態で上方から装置側ブラケットを押付部材で押さえ付けることにより、下部芯出し部が下部誘導部に誘導され、装置側ブラケットの下部が正規位置に導かれて固定される(請求項3)。
好ましくは、装置側ブラケットには、挿入部の上端両側に上部芯出し部を有する鍔部が形成され、フレーム側ブラケットには、鍔部を上方から収容可能に溝部を拡張して形成されるとともに内側に上部誘導部を有する鍔収容部が形成され、挿入部を溝部に挿入するとともに鍔部を鍔収容部に収容した状態で上方から装置側ブラケットを押付部材で押さえ付けることにより、上部芯出し部が上部誘導部に誘導され、装置側ブラケットの上部が正規位置に導かれて固定される(請求項4)。
好ましくは、隣り合うフレーム側ブラケット同士はフレーム側連結部材にて連結される(請求項5)。
好ましくは、隣り合う装置側ブラケット同士は装置側連結部材にて連結される(請求項6)。
本発明によれば、装置側ブラケットの挿入部をフレーム側ブラケットの溝部に挿入した状態において上方から装置側ブラケットを押付部材で押さえ付けるだけで、装置側ブラケットを各誘導部による各芯出し部の誘導により高精度に位置決め固定することができる。従って、支持構造を構成する部材の寸法公差及び組み付け誤差を容易に許容しつつ排気後処理装置を高精度に組み付けることができる。
また、排気後処理装置の支持を3部材という少ない部材によって行うことができるため、支持構造の小型化、軽量化、及び簡素化を実現しながら排気後処理装置の組み付け性を向上し、ひいては車両の生産性及び燃費を向上することができる(請求項1〜4)。
また、本発明によれば、隣り合うフレーム側ブラケット同士、又は隣り合う装置側ブラケット同士がそれぞれフレーム側又は装置側連結部材にて連結されることにより、排気後処理装置の支持構造の剛性を大幅に高めることができる(請求項5,6)。
本発明の一実施形態に係る排気後処理装置の支持構造を示す斜視図である。 図1のフレーム側ブラケットをフレームに取り付けた状態を示す斜視図である。 図1のフレーム側ブラケットのみを図2とは別角度から拡大して示した斜視図である。 図1の装置側ブラケットを排気後処理装置に取り付けた状態を示す斜視図である。 図1の装置側ブラケットのみを図4とは別角度から拡大して示した斜視図である。 図1の押付部材にボルトが取り付けられた状態を示す斜視図である。 図1の押付部材のみを図6とは別角度から示した斜視図である。 図1の1組のフレーム側ブラケット、装置側ブラケット及び押付部材から構成された支持体を透視して示した正面図である。 図5の下部芯出し部を拡大して示した斜視図である。 図9の下部基準部を透視して示した斜視図である。 図8の支持体の下部基準部をA−A方向から見た断面図である。 図8の支持体の下部基準部をB−B方向から見た断面図である。 図8の支持体の上部基準部をその背面から透視して示した斜視図である。 図8の支持体の上部基準部をその正面から透視して示した斜視図である。 図8の支持体の上部基準部をC−C方向から見た断面図である。 図8の支持体の上部基準部を透視して示した側面図である。
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る排気後処理装置の支持構造1を示す斜視図である。当該排気後処理装置2は、ディーゼルエンジンを搭載したトラック、バス等の大型車両に搭載されている。排気後処理装置2は、何れも図示しないが、サイレンサー、排ガス中のPM(particulate matter)を捕集するDPF(Diesel particulate filter)、排ガス中の窒素酸化物を窒素と水に還元する還元触媒等がケーシング4内に収容されている。
また、排気後処理装置2を車両のフレーム6に支持するための支持構造1はフレーム側ブラケット8、装置側ブラケット10、及び押付部材12から構成されている。
図2はフレーム側ブラケット8をフレーム6に取り付けた状態を示す斜視図であり、図3はフレーム側ブラケット8のみを図2とは別角度から拡大して示した斜視図である。フレーム側ブラケット8は、車両のフレーム6の側部6aに同形状をなすものが2つ並設され、各フレーム側ブラケット8は長板形状をなす2つのフレーム側連結部材14で連結されている。
フレーム側ブラケット8は、下端が閉じられるとともに上下方向に延びた溝部16を有するC型チャンネル材形状をなし、溝部16の下端には下部誘導部18を有する内底部20が形成されている。一方、溝部16の上端には溝部16の両側を拡張した鍔収容部22が形成され、鍔収容部22には、装置側ブラケット10をフレーム側ブラケット8に取り付ける際に後述する装置側ブラケット10の鍔部38を上方から収容可能となっている。また、鍔収容部22の内面には上部誘導部24が形成され、鍔収容部22の両側上端にはそれぞれボルト穴26が穿孔されている。
図4は装置側ブラケット10を排気後処理装置2に取り付けた状態を示す斜視図であり、図5は装置側ブラケット10のみを図4とは別角度から拡大して示した斜視図である。装置側ブラケット10は同形状をなすものが2つ設けられ、各装置側ブラケット10はU型チャンネル材形状をなす2つの装置側連結部材28で連結され、各装置側連結部材28を介してケーシング4に並設されている。
装置側ブラケット10は、各装置側連結部材28にボルト締結される基板30において挿入部32が立設されている。挿入部32はフレーム側ブラケット8の溝部16に上方から挿入可能に上下方向に延び、挿入部32の上端には略V字形状に凹んだ上端傾斜部34が形成され、一方、挿入部32の下端には下部芯出し部36が形成されている。
上端傾斜部34は、下端傾斜部44(図7参照)に合致可能なV字状に交差する2つの左右傾斜面76,76と、各左右傾斜面76,76の間に位置する中央傾斜面78とから構成される。また、挿入部32の上端両側には挿入部32から左右に拡張された鍔部38がそれぞれ形成され、各鍔部38の図5で見たときの正面、及び鍔部38から挿入部32に連なる側面には上部芯出し部40が形成されている。
図6は押付部材12にボルト42が取り付けられた状態を示す斜視図であり、図7は押付部材12のみを図6とは別角度から示した斜視図である。押付部材12は同形状をなすものが2つ設けられ、押付部材12の下端には、装置側ブラケット10上端傾斜部34の相補形状をなして略V字形状に突出した下端傾斜部44が形成されている。下端傾斜部44は、上端傾斜部34と合致可能な様にV字状に交差する2つの左右傾斜面46,46と、各左右傾斜面46,46の間に位置する中央傾斜面48とから構成される。
また、押付部材12は、下端傾斜部44から左右両側に拡張する羽根部50が形成され、羽根部50には押付部材12をフレーム側ブラケット8に組み付けたときに鍔収容部22のボルト穴26が対応する位置にボルト孔52が穿孔され、当該ボルト孔52にボルト42が挿通される。
図8は1組のフレーム側ブラケット8、装置側ブラケット10及び押付部材12から構成された同形状の2つの支持体54のうちの1つを透視して示した正面図である。
以下、当該支持体54の組み付け手順について説明する。
先ず、各装置側ブラケット10のそれぞれの挿入部32を対応する各フレーム側ブラケット8のそれぞれの溝部16に上方から同時に挿入し、各装置側ブラケット10をそれぞれ各押付部材12によって上方から押さえ付ける。
次に、装置側ブラケット10に対する押付部材12の押し付け状態を保持しながら、鍔収容部22に形成されたボルト穴26にボルト42を挿通し、ボルト42で押付部材12をフレーム側ブラケット8に締結する。装置側ブラケット10に対して押付部材12を押し付けた状態では、押付部材12の下端はフレーム側ブラケット8の上端に非接触となっている。
このように支持体54では、装置側ブラケット10を押付部材12によって上方から押さえ付けるだけで、下部芯出し部36が下部誘導部18に導かれて図8に示す下部基準部56が形成されるとともに、上部芯出し部40が上部誘導部24に導かれて図8に示す上部基準部58が形成される。こうした装置側ブラケット10の上端傾斜部34及び押付部材12の下端傾斜部44の協働による、いわゆる楔作用によって支持体54の芯出しのための下部基準部56及び上部基準部58が形成され、下部基準部56及び上部基準部58に基づく正規位置に装置側ブラケット10がフレーム側ブラケット8に対して導かれた状態で押付部材12及び装置側ブラケット10がフレーム側ブラケット8に固定される。
以下に下部基準部56及び上部基準部58について詳しく説明する。
図9は下部芯出し部36を拡大して示した斜視図である。下部芯出し部36は、装置側ブラケット10の上下方向、換言すると、装置側ブラケット10に対するフレーム側ブラケット8の装着方向に平行な略五角形状をなす垂直面60、V字状の断面を有して基板30から垂直面60に向けて傾斜する左右傾斜面61,61、左右傾斜面61,61と垂直面60とを連続させる面取り面62,62、左右傾斜面61,61間に位置する中央傾斜面63、中央傾斜面63と垂直面60とを連続させる面取り面64から構成され、各左右傾斜面61,61及び中央傾斜面63は基板30まで面取り面62,62,64を介して滑らかに連なっている。
図10は上述した下部芯出し部36がフレーム側ブラケット8の下部誘導部18に合致して下部基準部56を形成した状態を透視して示した斜視図である。下部誘導部18は、下部芯出し部36の相補形状をなして略V字形状に凹んだ形状を有し、垂直面60に対応する位置に配される垂直面68、垂直面68の下に連なるようにして下側に傾斜して面取り面62,62,64に対応する位置にそれぞれ配される面取り面69,69,70、面取り面69,69,70の下に連なるようにして下側に傾斜して左右傾斜面61,61及び中央傾斜面63に対応する位置にそれぞれ配される左右傾斜面71,71及び中央傾斜面72から構成されている。
図11は図8の支持体54の下部基準部56におけるA−A方向断面図を示し、図12は図8の支持体54の下部基準部56におけるB−B方向断面図を示している。図11に示すように、下部基準部56の図8で見て中央部分では垂直面60が垂直面68に当接するものの、中央傾斜面63は中央傾斜面72に非接触となり、面取り面64も面取り面70に非接触となっている。
一方、図12に示すように、下部基準部56の図8で見て中央部分から若干外れた部分では左右傾斜面61,61がそれぞれ左右傾斜面71,71に当接し、垂直面60が垂直面68に当接するものの、面取り面69,69はそれぞれ面取り面62,62に非接触となっている。
このように、下部基準部56では、中央傾斜面63,63及び面取り面62,62,64,69,69,70を除いた、垂直面60,68、左傾斜面61,71、及び右傾斜面61,71の3組の面々が互いに当接することにより下部基準部56における上下方向及び前後方向の位置が規定され、当該3組の面々の交差する点が下部基準部56の位置決めのための基準点P1となる。なお、面取り面62,62,64,69,69,70はフレーム側ブラケット8及び装置側ブラケット10の寸法公差及び組み付け誤差によって生じる基準点P1のずれを許容する役割を担っている。
図13は支持体54の上部基準部58をその背面から示した斜視図である。上述したように、挿入部32の上端面には略V字形状に凹んだ上端傾斜部34が形成され、上端傾斜部34は下端傾斜部44に合致可能なV字状に交差する2つの左右傾斜面76,76と、各左右傾斜面76,76の間に位置する面取り面78とから構成されている。左右傾斜面76,76は、下端傾斜部44の左右傾斜面46にそれぞれ当接し、上端傾斜部34及び下端傾斜部44の協働による楔作用によって支持体54の芯出しのための下部基準部56及び上部基準部58が形成される。
図14は支持体54をその正面から上部基準部58を透視して示した斜視図である。上部基準部58は、各鍔部38に形成され、装置側ブラケット10における上下方向、換言すると、装置側ブラケット10に対するフレーム側ブラケット8の装着方向に平行な略矩形状をなす垂直面80,80と、各鍔部38の側面から挿入部32の側面に亘って形成される側部傾斜面82,82とから構成されている。
図15は図8の支持体54の上部基準部58におけるC−C方向断面図を示している。上部基準部58では、垂直面80,80が溝部16の中途に形成された段差面84,84にそれぞれ当接し、側部傾斜面82,82は鍔収容部22の内面86,86に当接するものの、垂直面48は面取り面78に非接触となっている。
このように、上部基準部58では、垂直面48及び面取り面78を除いた、垂直面80,80及び段差面84,84、側部傾斜面82,82及び内面86,86の2組の面々が互いに当接することにより、上部基準部58における上下方向及び前後方向の位置が規定され、当該2組の面々の交差する点が上部基準部58の位置決めのための基準点P2となる。なお、基準点P2は基準点P1と垂直な位置関係にあり、垂直面48及び面取り面78はフレーム側ブラケット8及び装置側ブラケット10の寸法公差及び組み付け誤差によって生じる基準点P2のずれを許容する役割を担っている。
図16は支持体54の上部基準部58を透視して示した側面図である。上述したように装置側ブラケット10に対して押付部材12を押し付けた状態では、押付部材12の下端はフレーム側ブラケット8の上端に隙間Gを有して非接触となっているため、ボルト42の締め付けトルクを調整することで、押付部材12の装置側ブラケット8に対する押し付け力、ひいては装置側ブラケット8のフレーム側ブラケット8に対する押し付け力を所定範囲で調整することができる。
また、フレーム側ブラケット8の背面側上部には上方に突出した規制部88が設けられ、押付部材12がフレーム側ブラケット8に規制部88において接触することにより、上端傾斜部34及び下端傾斜部44の協働による楔作用によってボルト42に図16で見て水平方向の力、すなわちボルト42に対する剪断力が直接に作用するのを防ぎ、ボルト42の折損を防止している。
以上のように本実施形態の排気後処理装置2の支持構造1は、装置側ブラケット10の挿入部32をフレーム側ブラケット8の溝部16に挿入した状態において上方から装置側ブラケット10を押付部材12で押さえ付けるだけで、装置側ブラケット10の下部芯出し部36及び上部芯出し部40がフレーム側ブラケット8の下部誘導部18及び上部誘導部24によって誘導され、装置側ブラケット10をフレーム側ブラケット8に対し容易に且つ高精度に位置決め固定することができる。
また、面取り面62,62,64,69,69,70はフレーム側ブラケット8及び装置側ブラケット10の寸法公差及び組み付け誤差によって生じる基準点P1のずれを許容し、更に垂直面48及び面取り面78はフレーム側ブラケット8及び装置側ブラケット10の寸法公差及び組み付け誤差によって生じる基準点P2のずれを許容する役割を担っていることから、支持構造1を構成する各部材の寸法公差及び組み付け誤差を容易に許容しつつ排気後処理装置2を高精度に組み付けることができる。
また、排気後処理装置2の支持を3部材という少ない部材によって行うことができるため、支持構造1の小型化、軽量化、及び簡素化を実現しながら排気後処理装置2の組み付け性を向上し、ひいては車両の生産性及び燃費を向上することができる。
本発明は、上述の実施形態に制約されるものではなく種々の変形が可能である。
例えば上記実施形態では、支持構造1を2つの支持体54から構成しているが、3つ以上の支持体54から支持構造1を構成しても良い。
また、上記実施形態では、隣り合うフレーム側ブラケット8同士、隣り合う装置側ブラケット10同士がそれぞれフレーム側連結部材14又は装置側連結部材28にて連結されており、この場合には、排気後処理装置2の支持構造1の剛性を大幅に高めることができる。しかし、これに限らず、フレーム側連結部材14又は装置側連結部材28が存在しなくても良く、装置側ブラケット10を排気後処理装置2の本体であるケーシング4に直接に取り付けるようにしても良い。この場合であっても支持構造1の小型化、軽量化、及び簡素化を実現しながら排気後処理装置2の組み付け性を向上し、ひいては車両の生産性及び燃費を向上することはできる。
1 支持構造
2 排気後処理装置
6 フレーム
6a 側部
8 フレーム側ブラケット
10 装置側ブラケット
12 押付部材
14 フレーム側連結部材
16 溝部
18 下部誘導部
20 内底部
22 鍔収容部
24 上部誘導部
28 装置側連結部材
32 挿入部
34 上端傾斜部
36 下部芯出し部
38 鍔部
40 上部芯出し部
44 下端傾斜部
54 支持体

Claims (6)

  1. 車両のフレームの側部に複数並設され、下端が閉じられるとともに上下方向に延びた溝部を有するフレーム側ブラケットと、
    排気後処理装置の本体に複数並設され、前記各フレーム側ブラケットの前記溝部にそれぞれ上方から挿入可能に上下方向に延びた挿入部を有する装置側ブラケットと、
    前記挿入部を前記溝部に挿入した状態で上方から前記装置側ブラケットを押さえ付けることで前記装置側ブラケットを前記フレーム側ブラケットに対し位置決め固定する押付部材と
    からなることを特徴とする排気後処理装置の支持構造。
  2. 前記装置側ブラケットは、その前記挿入部の上端に上端傾斜部を有し、
    前記押付部材は、その下端に下端傾斜部を有し、
    前記挿入部を前記溝部に挿入した状態で上方から前記装置側ブラケットを前記押付部材で押さえ付けることにより、前記上端傾斜部及び前記下端傾斜部の協働による楔作用によって、前記装置側ブラケットが前記フレーム側ブラケットに対し芯出しされた正規位置に導かれて固定されることを特徴とする請求項1に記載の排気後処理装置の支持構造。
  3. 前記装置側ブラケットは、その前記挿入部の下端に下部芯出し部を有し、
    前記フレーム側ブラケットには、その前記溝部の下端に下部誘導部を有する内底部が形成され、
    前記挿入部を前記溝部に挿入した状態で上方から前記装置側ブラケットを前記押付部材で押さえ付けることにより、前記下部芯出し部が前記下部誘導部に誘導され、前記装置側ブラケットの下部が正規位置に導かれて固定されることを特徴とする請求項2に記載の排気後処理装置の支持構造。
  4. 前記装置側ブラケットには、前記挿入部の上端両側に上部芯出し部を有する鍔部が形成され、
    前記フレーム側ブラケットには、前記鍔部を上方から収容可能に前記溝部を拡張して形成されるとともに内側に上部誘導部を有する鍔収容部が形成され、
    前記挿入部を前記溝部に挿入するとともに前記鍔部を前記鍔収容部に収容した状態で上方から前記装置側ブラケットを前記押付部材で押さえ付けることにより、前記上部芯出し部が前記上部誘導部に誘導され、前記装置側ブラケットの上部が正規位置に導かれて固定されることを特徴とする請求項2又は3に記載の排気後処理装置の支持構造。
  5. 隣り合う前記フレーム側ブラケット同士はフレーム側連結部材にて連結されることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の排気後処理装置の支持構造。
  6. 隣り合う前記装置側ブラケット同士は装置側連結部材にて連結されることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の排気後処理装置の支持構造。
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