JP2013122343A - 外壁面冷却手段を備えた空気調和装置及び外壁面冷却手段を備えた建物 - Google Patents

外壁面冷却手段を備えた空気調和装置及び外壁面冷却手段を備えた建物 Download PDF

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Abstract

【課題】室内を冷房する室内ユニットのドレンパンからのドレンを建物の外壁面に散水して冷房負荷を低減可能とする外壁面冷却手段を備えた空気調和装置とするものである。
【解決手段】室内11a、12aを冷房する室内ユニット2のドレンパンからのドレンを建物1の外壁面13に散水可能な散水配管33により形成されて前記外壁面13を冷却する外壁面冷却手段と、前記外壁面冷却手段を前記室内ユニット2の冷房運転中であって予め設定した時刻に作動させるとともに予め設定した時刻に不作動とする制御手段を備えることにより、冷房運転により発生しそのまま排水されていたドレンを利用して、前記外壁面13を冷却し、冷房負荷のピークを小さくして消費電力のピークを小さくすることができるようにしたのである。
【選択図】図6

Description

本発明は、外壁面冷却手段を備えた空気調和装置及び外壁面冷却手段を備えた建物に係り、室内を冷房する室内ユニットのドレンパンからのドレンを建物の外壁面に散水可能な散水配管により前記外壁面を冷却する外壁面冷却手段を形成し、前記外壁面冷却手段を前記室内ユニットの冷房運転中であって予め設定した時刻に作動させるとともに予め設定した時刻に不作動とする制御手段を備えた建物の外壁面の冷却に関する技術である。
平成23年3月に発生した福島第一原子力発電所の事故に伴い、国内の原子力発電所では定期検査後の原子力発電の再稼働が規制され、各電力会社の供給電力が最大需要電力に対して余裕がなくなり、ピーク電力のカットが要請されている。
本発明は、前記ピーク電力のカットに対応するために、夏季の冷房運転の必要な建物における冷房負荷のピークを小さくすることにより、消費電力のピークを小さくしようとするものである。
従来、建物の冷房負荷を小さくするために、建物の壁面に雨水、水道水などの膜を形成するようにした壁面冷却システムが知られている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−144375号公報
特許文献1に記載された従来の技術は、建物の壁面を冷却する水として雨水、水道水などを使用しているため、冷房負荷の大きい夏季においては晴天が続き雨降りの日が極端に少なく、水道水による壁面冷却とせざるを得ないこととなり、水道水の費用が嵩むこと及び夏季の水不足により水道水の利用が難しいという課題がある。
本発明は、特許文献1に記載の従来例における建物の壁面の冷却に雨水、水道水などを使用する場合の課題を解決しようとするものであり、室内ユニットのドレンパンからのドレンを建物の外壁面に散水可能な散水配管により外壁面冷却手段を形成して、冷房運転時のドレンにより冷房運転の必要な建物における冷房負荷のピークを小さくして消費電力のピークを小さくすることを目的としている。
本発明の外壁面冷却手段を備えた空気調和装置は、室内空気を冷却及び除湿する室内熱交換器と、前記室内熱交換器で除湿されたドレンを受けるドレンパンとを備え建物の室内を冷房する室内ユニットを有する空気調和装置において、前記ドレンパンからのドレンを前記建物の外壁面に散水可能な散水配管により形成されて前記外壁面を冷却する外壁面冷却手段と、前記外壁面冷却手段を前記室内ユニットの冷房運転中であって予め設定した時刻に作動させるとともに予め設定した時刻に不作動とする制御手段とを備えたものである。
また、本発明の外壁面冷却手段を備えた建物は、室内空気を冷却及び除湿する室内熱交換器と、前記室内熱交換器で除湿されたドレンを受けるドレンパンとを備えた空気調和装置の室内ユニットにより室内の冷房を行う建物において、光触媒の表面層が形成された前記建物の外壁面と、前記ドレンパンからのドレンを前記外壁面に散水可能な散水配管により形成されて前記外壁面を冷却する外壁面冷却手段と、前記外壁面冷却手段を前記室内ユニットの冷房運転中であって予め設定した時刻に作動させるとともに予め設定した時刻に不作動とする制御手段とを備えたものである。
本発明の外壁面冷却手段を備えた空気調和装置は、ドレンパンからのドレンを建物の外壁面に散水可能な散水配管により形成されて前記外壁面を冷却する外壁面冷却手段と、前記外壁面冷却手段を室内ユニットの冷房運転中であって予め設定した時刻に作動させるとともに予め設定した時刻に不作動とする制御手段とを備えたから、冷房運転により発生しそのまま排水されていたドレンを利用して、冷房負荷のピークを小さくして消費電力のピークを小さくすることができるのである。
また、本発明の外壁面冷却手段を備えた建物は、外壁面に光触媒の表面層を形成したから、前記光触媒の超親水作用により前記外壁面に水膜を形成することにより、前記外壁面の冷却をさらに良好にできるのである。
本発明の実施の形態1に係る概略説明図である。 本発明の実施の形態1に係る室内ユニットの正面断面図である。 図2のIII―III線断面図である。 本発明の実施の形態1に係る散水配管及び外壁面の説明図である。 本発明の実施の形態1に係る散水を制御するブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る概略説明図である。 本発明の実施の形態2に係るドレンパン周りの説明図である。 本発明の実施の形態2に係る散水を制御するブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る概略説明図である。 本発明の実施の形態3に係るドレンパン周りの説明図である。 本発明の実施の形態3に係る散水を制御するブロック図である。
実施の形態1.
図1〜図5は、本発明の実施の形態1に係る図面であり、図1は全体の概略を示す説明図、図2及び図3は室内ユニットの断面図、図4は散水配管及び外壁面の説明図、図5は散水を制御するブロック図である。
図1において、1は建物で、2階建を示しており、1階部分11と2階部分12とはそれぞれ室内11a、12aと天井裏11b、12bとに区画されている。
前記各天井裏11b、12bには、前記各室内11a、12aを冷房する空気調和装置の室内ユニット2を設置している。
前記室内ユニット2は、図2及び図3に示すように、前記室内11a、12aの室内空気を冷却及び除湿する室内熱交換器21と、前記室内熱交換器21で除湿されたドレンを受けるドレンパン22と、ドレンポンプ23と、ドレン出口24と、送風機25と、吸込ダクト接続口26と、吹出ダクト接続口27と、ケーシング28と、吊金具29とを備え、室外ユニット(図示せず)に接続されて空気調和装置を構成している。
そして、図1において、前記各天井裏11b、12bには、前記各室内ユニット2からのドレンを貯水する貯水タンク3、3が設置されている。
前記各貯水タンク3は、前記室内ユニット2の前記ドレン出口24(図3参照)と貯水用配管31で接続されており、前記ドレンパン22に溜まったドレンを前記ドレンポンプ23により前記貯水用配管31を介して貯水するようにしている。
また、前記貯水タンク3の下方に散水用電磁弁32を介設した散水配管33を接続し、前記散水配管33を建物1の外壁面13に近接して水平方向に延設している。
前記散水配管33は、図4に示すように、水平部分33aに多数の小孔33bを前記外壁面13に向けて開口させ、前記水平部分33aの先端部を閉鎖している。
前記外壁面13には、二酸化チタン(TiO2)からなる光触媒の表面層を形成しており、図4に示すように、前記散水配管33の前記水平部分33aに開口した前記小孔33bから散水されて前記外壁面13に付着した水滴34は前記光触媒の超親水作用により前記外壁面13に水膜34aを形成するようにしている。
また、前記貯水タンク3の下方に排水用電磁弁35を介設した排水管36を接続し、前記排水管36の端部を下水溝(図示せず)に開口している。
なお、前記貯水タンク3の貯水上限位置にバイパス排水管37の一端を開口し、他端を前記排水管36における前記排水用電磁弁35の下流側に接続して、前記貯水タンク3からのドレンのオーバーフローを防止している。
次に、前記散水用電磁弁32を開閉して前記外壁面13への散水を制御する制御手段4の動作を図5により説明する。
図5において、41は前記空気調和装置の前記室内ユニット2に設けられた運転スイッチ、42は時刻を計時する時計、43は前記建物1の前記外壁面13近傍の外気温度を検出する温度センサー、44は前記建物1の前記外壁面13近傍の外気湿度を検出する湿度センサ−であり、これらの冷房運転信号及び計測出力は前記制御手段4に入力されるようにしている。
外壁面冷却手段は、前記ドレンパン22からのドレンを前記散水用電磁弁32の開閉により、前記建物1の前記外壁面13に散水可能な前記散水配管33により形成されており、前記制御手段4は、前記外壁面冷却手段を前記室内ユニット2の前記運転スイッチ41からの冷房運転信号により冷房運転中であって、前記時計42の計時により予め設定した時刻に作動させるとともに予め設定した時刻に不作動とするようにしている。
前記外壁面冷却手段を作動(前記散水電磁弁32を開)開始とする時刻は例えば13時に設定するのであり、不作動(前記散水電磁弁32を閉)とする時刻は例えば15時に設定するのである。
前記外壁面冷却手段の作動(前記散水電磁弁32を開)及び不作動(前記散水電磁弁32を閉)を上記の時間帯に設定することにより、夏季において最も外気温度が高いときの冷房負荷のピークを小さくして消費電力のピークを小さくすることができるようにしているのである。
ここで、前記外壁面冷却手段を作動させる時間を13時から15時としたときに、どれ位の量のドレン水を散水するのかを例示する。
前記建物1のワンフロアが30m四方で900mの大きさとすると、最大冷房負荷は200kw程度であり、潜熱負荷を40%程度として、8時から15時までの7時間の平均冷房負荷を100kw程度とすると、前記貯水タンク3に15時の時点で280L程度のドレン水が流入する。
なお、前記貯水タンク3の貯水容量としては、13時からは前記室内ユニット2によるドレン量よりも散水量の方が多いので、8時から13時までの5時間分が貯水できればよく、上記例では200L程度が貯水できるようにするのである。
そして、ワンフロア分の高さを3mとし、前記建物1の外壁面部分が30%(70%が窓)とすれば、前記建物1において前記外壁面冷却手段により前記外壁面13を冷却する箇所を前記建物1の一面とすれば、前記外壁面冷却手段により冷却する前記外壁面13の面積は27m2となり、1m2当たり、約5L/hのドレン水を13時から15時まで散水することができる。
前記外壁面冷却手段により冷却する前記外壁面13は、ワンフロア毎に前記建物1の一面にのみ散水するのであり、夏季の13時〜15時に直射日光が当たり、冷房負荷が大きい南面や南西面とするのである。
また、前記制御手段4は、前記外壁面冷却手段を作動させる時間(例えば13時〜15時)であっても、外気温度を検出する前記温度センサー43の計測温度が予め設定した温度よりも高いときにのみ、前記外壁面冷却手段を作動させ、予め設定した温度よりも低いときは前記外壁面冷却手段を不作動とするのである。
前記外壁面冷却手段を作動させる設定温度を例えば30℃とし、前記外壁面冷却手段を不作動とする設定温度を例えば28℃として、前記外壁面冷却手段の作動後に外気温度がディファレンシャルの2℃低下したときに前記冷却手段を不作動として、作動・不作動の繰返しを防止している。
さらに、前記制御手段4は、前記外壁面冷却手段を作動させる時間(例えば13時〜15時)及び外気温度(例えば30℃以上)であっても、降雨時には前記外壁面冷却手段を作動させる必要がないため、外気湿度を検出する前記湿度センサー44の計測湿度が予め設定した相対湿度よりも低いときにのみ、前記外壁面冷却手段を作動させ、予め設定した相対湿度よりも高いときは前記外壁面冷却手段を不作動とするのである。
前記外壁面冷却手段を作動させる設定相対湿度を例えば80%とし、前記外壁面冷却手段を不作動とする設定相対湿度を例えば90%として、前記外壁面冷却手段の作動後に外気相対湿度がディファレンシャルの10%上昇したときに前記冷却手段を不作動として、作動・不作動の繰返しを防止している。
なお、前記制御手段4は、前記時計42により、冷房シーズンの毎日22時に一定時間前記排水用電磁弁35を開いて前記貯水タンク3の貯水ドレンを下水溝に排水するようにしている。
以上説明したように、本発明の実施の形態1に係る外壁面冷却手段を備えた空気調和装置は、前記ドレンパン22からのドレンを前記建物1の外壁面13に散水可能な散水配管33により形成されて前記外壁面13を冷却する外壁面冷却手段と、前記外壁面冷却手段を前記室内ユニット2の前記運転スイッチ41の冷房運転信号により冷房運転中であって前記時計42により予め設定した時刻に作動させるとともに予め設定した時刻に不作動とする前記制御手段4とを備え、さらに、前記制御手段4が外気温度を検出する前記温度センサー42を設けて前記外壁面冷却手段を、外気温度が予め設定した設定温度よりも高いとき作動させるとともに予め設定した設定温度よりも低いとき不作動とするように制御するとともに外気湿度を検出する前記湿度センサー44を設けて前記外壁面冷却手段を、外気湿度が予め設定した相対湿度よりも低いとき作動させるとともに予め設定した相対湿度よりも高いとき不作動とするようにしたものである。
また、本発明の実施の形態1に係る外壁面冷却手段を備えた建物は、前記建物1の前記外壁面13に光触媒の表面層を形成して、上述した空気調和装置による外壁面冷却手段を備えたものである。
以上の実施の形態1では、前記室内ユニット2に前記ドレンポンプ23を設けたが、前記室内ユニット2の前記ドレン出口24が前記貯水タンク3よりも高い位置で、前記ドレンパン22からのドレンが前記貯水タンク3に自然流下できれば、前記ドレンポンプ23は不要である。
実施の形態2.
次に、図6〜図8は、本発明の実施の形態2に係る図面であり、図6は全体の概略を示す説明図、図7はドレンパン周りの説明図、図8はブロック図である。
この実施の形態2は、実施の形態1における外壁面冷却手段の変形例であり、図6に示すように、図1に示す実施の形態1における前記貯水タンク3を省略している点と、図1に示す実施の形態1における前記散水用電磁弁32及び前記排水用電磁弁35に替えて三方切替電磁弁39とした点と、図7及び図8に示すように、ドレンセンサー45を設けてドレンポンプ23を制御するようにした点とが相違する点である。
以下、実施の形態1と同様な構成については、同一の符号を付して説明を省略ないし簡略にし、実施の形態1と相違する構成について詳細に説明する。
図6において、散水兼排水管38の端部に前記三方切替電磁弁39を設けて、前記三方切替電磁弁39の出口側を散水配管33及び排水管36を接続している。
図7及び図8において、室内ユニット2のドレンパン22にドレンの上限位置を検出する前記ドレンセンサー45を設けて、前記ドレンセンサー45の上限位置信号を制御手段4に入力して、前記制御手段4から前記ドレンポンプ23の所定時間の運転指令と同時に前記三方切替電磁弁39を前記散水兼排水配管38と前記排水管36とが連通するように切替えるのである。
また、運転スイッチ41、時計42、温度センサー43、湿度センサー44は上述の実施の形態1と同様の構成であり、前記制御手段4により上述の実施の形態1における前記散水用電磁弁32及び前記排水用電磁弁35の制御に替えて、前記ドレンポンプ23の駆動制御と、前記三方切替電磁弁39の切替制御を行なうのである。
すなわち、上述の実施の形態1におけると同様条件で前記外壁面冷却手段を作動させるときは、前記ドレンポンプ23を運転すると同時に前記三方切替電磁弁39を前記散水兼排水配管38と前記散水配管33とが連通するように切替えるのである。
また、上述の実施の形態1におけると同様条件で前記外壁面冷却手段を不作動とするときは、前記ドレンポンプ23を停止するのである。
なお、前記制御手段4は、前記時計42により、冷房シーズンの毎日22時に所定時間前記ドレンポンプ23を運転すると同時に前記三方切替電磁弁39を前記散水兼排水配管38と前記排水管36とが連通するように切替えて、前記室内ユニット2の前記ドレンパン22に貯留するドレンを排水するのである。
この実施の形態では、実施の形態1で備えていた前記貯水タンク3を省略したので、前記室内ユニット2の前記ドレンパン22の貯水可能容量を前記貯水タンク3と略同じ容量となるようにワンフロアの前記室内ユニット2の設置台数全体で分担するようにするのである。
例えばワンフロアの前記室内ユニット2の設置台数を10台(図1及び図5では説明のために4台)とすれば、前記ドレンパン22の貯水可能容量を平均20L程度とするのである。
以上の実施の形態2では、前記散水兼排水配管38の端部に前記三方切替電磁弁39を設けたが、前記散水兼排水配管38の端部を分岐させて、前記三方切替電磁弁39に替えて散水用電磁弁と排水用電磁弁を設けてもよい。
そして、前記外壁面冷却手段を作動させるときは前記ドレンポンプ23を運転し、前記散水用電磁弁を開くとともに前記排水用電磁弁を閉じ、前記外壁面冷却手段を不作動とするときは前記ドレンポンプ23を停止し、前記ドレンセンサー45の上限位置出力により一定時間前記ドレンポンプ23を運転し、前記排水用電磁弁を開くとともに前記散水用電磁弁を閉じるのである。
実施の形態3.
次に、図9〜図11は、本発明の実施の形態3に係る図面であり、図9は全体の概略を示す説明図、図10はドレンパン周りの説明図、図11はブロック図である。
この実施の形態3は、実施の形態2における外壁面冷却手段の変形例であり、図9に示すように、図6に示す実施の形態2における前記三方切替電磁弁39を省略している点と、図6に示す実施の形態2における前記散水兼排水管38に替えて図9に示すように、散水配管33及び排水管36をそれぞれドレンパンに接続している点と、図7及び図8に示す実施の形態2における前記ドレンセンサー45を省略して図10に示すように、ドレンパン22の上限位置に排水管36を接続して図11に示すように制御手段4でドレンポンプ23のみを制御するようにした点とが相違する点である。
以下、実施の形態2と同様な構成については、同一の符号を付して説明を省略ないし簡略にし、実施の形態2と相違する構成について詳細に説明する。
図9及び図10において、室内ユニット2の前記ドレンパン22には前記ドレンポンプ23からの前記散水配管33と、前記ドレンパン22のドレン上限位置に前記排水管36とを接続している。
そして、図11に示すように、前記制御手段4は、運転スイッチ41、時計42、温度センサー43、湿度センサー44により前記ドレンポンプ23の駆動制御を行うのである。
なお、この実施の形態では、前記ドレンパン22はドレン上限位置までドレンを貯水するようにしているが、一端を前記ドレンパン22の底部に接続し他端を前記排水管36に接続するとともに手動開閉弁又は電磁弁を介設した水抜管を設けて、冷房シーズンの終了時に水抜きを行うようにしてもよい。
このように構成した実施の形態3は、図11に示すように前記制御手段4により、上述の実施の形態2におけると同様条件で前記外壁面冷却手段を作動させるときは、前記ドレンポンプ23を運転し、上述の実施の形態2におけると同様条件で前記外壁面冷却手段を不作動とするときは、前記ドレンポンプ23を停止するのである。
実施の形態1〜実施の形態3の変形例
以上の実施の形態1〜実施の形態3では、前記制御手段4を前記温度センサー43による外気温度及び前記湿度センサー44による外気相対湿度により、外気温度が低いときや外気相対湿度が高いときは、前記外壁面冷却手段を不作動としたが、外気温度及び外気相対湿度にかかわらず、冷房運転中であって予め設定した時間帯は前記外壁面冷却手段を作動させるようにしてもよいし、外気温度が低いとき及び外気相対湿度が高いときのいずれか一方で前記外壁面冷却手段を作動させるようにしてもよい。
ただし、実施の形態1〜実施の形態3のように、外気温度が低いときや外気相対湿度が高いときは、前記外壁面冷却手段を不作動とすることにより、前記外壁面13に散水したドレンが蒸発せずに前記建物1の近傍の通行人にかかることを防止しながら、冷房負荷のピークを小さくすることできる効果を発揮することができるようにすることが望ましい。
以上の実施の形態1〜実施の形態3では、前記外壁面冷却手段を前記建物1のフロア毎に形成したが、ワンフロアに複数の外壁面冷却手段を設けてもよく、複数フロア纏めて外壁面冷却手段を設けてもよい。
ただし、設備費用及び外壁面冷却手段の制御からは、フロア毎又はワンフロアに複数が望ましい。
また、以上の実施の形態1〜実施の形態3では、前記建物1の前記外壁面13に光触媒の表面層を形成したが、外壁面冷却手段を備えた空気調和装置に係る本発明は、光触媒の表面層を形成していない外壁面の冷却に適用できることはもちろんである。
以上の実施の形態1〜実施の形態3では、空気調和装置の前記室内ユニット2を前記天井裏11b、12bに設置して、ダクト接続により前記室内11a、12aを冷房するようにしたが、吸込口及び吹出口を備えたグリルを天井面に設けた天井埋込型室内ユニットにしてもよい。
以上の実施の形態1及び実施の形態2では、前記制御手段4は、前記時計42により、冷房シーズンの毎日22時に、前記貯水タンク3の貯水ドレン(実施の形態1)又は前記室内ユニット2の前記ドレンパン22のドレンを下水溝に排水するようにしているが、排水せずに翌日に持ち越すようにしてもよい。
1 建物
2 室内ユニット
4 制御手段
11a、12a 室内
13 外壁面
21 室内熱交換器
22 ドレンパン
33 散水配管
43 温度センサー
44 湿度センサー

Claims (6)

  1. 室内空気を冷却及び除湿する室内熱交換器と、前記室内熱交換器で除湿されたドレンを受けるドレンパンとを備え建物の室内を冷房する室内ユニットを有する空気調和装置において、
    前記ドレンパンからのドレンを前記建物の外壁面に散水可能な散水配管により形成されて前記外壁面を冷却する外壁面冷却手段と、前記外壁面冷却手段を前記室内ユニットの冷房運転中であって予め設定した時刻に作動させるとともに予め設定した時刻に不作動とする制御手段とを備えていることを特徴とする外壁面冷却手段を備えた空気調和装置。
  2. 前記制御手段は、外気温度を検出する温度センサーを設けて前記外壁面冷却手段を、外気温度が予め設定した設定温度よりも高いとき作動させるとともに予め設定した設定温度よりも低いとき不作動とするようにしていることを特徴とする請求項1に記載の外壁面冷却手段を備えた空気調和装置。
  3. 前記制御手段は、外気湿度を検出する湿度センサーを設けて前記外壁面冷却手段を、外気湿度が予め設定した相対湿度よりも低いとき作動させるとともに予め設定した相対湿度よりも高いとき不作動とするようにしていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の外壁面冷却手段を備えた空気調和装置。
  4. 室内空気を冷却及び除湿する室内熱交換器と、前記室内熱交換器で除湿されたドレンを受けるドレンパンとを備えた空気調和装置の室内ユニットにより室内の冷房を行う建物において、
    光触媒の表面層が形成された前記建物の外壁面と、前記ドレンパンからのドレンを前記外壁面に散水可能な散水配管により形成されて前記外壁面を冷却する外壁面冷却手段と、前記外壁面冷却手段を前記室内ユニットの冷房運転中であって予め設定した時刻に作動させるとともに予め設定した時刻に不作動とする制御手段とを備えたことを特徴とする外壁面冷却手段を備えた建物。
  5. 前記制御手段は、外気温度を検出する温度センサーを設けて前記外壁面冷却手段を、外気温度が予め設定した設定温度よりも高いとき作動させるとともに予め設定した設定温度よりも低いとき不作動とするようにしていることを特徴とする請求項4に記載の外壁面冷却手段を備えた建物。
  6. 前記制御手段は、外気湿度を検出する湿度センサーを設けて前記外壁面制御手段を、外気湿度が予め設定した相対湿度よりも低いとき作動させるとともに予め設定した相対湿度よりも高いとき不作動とするようにしていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の外壁面冷却手段を備えた建物。
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CN113465024A (zh) * 2021-06-15 2021-10-01 青岛海尔空调电子有限公司 组合式空调器室内机

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