JP2013121486A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収体における吸収性が低下することなく、かつ、体液が速やかに吸収体に移行可能な使い捨て着用物品を提供する。
【解決手段】おむつ1は、透液性の内面シート20と、不透液性の外面シート30と、これら内外面シート20,30の間に位置する吸液性の吸収体40と、吸収体40および外面シート30の間に位置する漏れ防止シート50とを有する。内面シート20の肌対向面には、横方向Xへ離間する一対の封じ込めシート60が形成されている。吸収体40は、吸液性の芯材41と、芯材41を覆うティッシュペーパ等の被覆シート42とを有する。吸収体40には、底面44から吸収面43へ向かう複数の凹部45が設けられる。吸収面43には凹部45は設けられず、ほぼ平坦にされる。内面シート20の表面25には、第1〜第4圧搾凹部71〜74と、複数の畝部26および溝部27が形成される。
【選択図】図4

Description

この発明は、使い捨て着用物品に関し、より詳しくは、比較的に芯材の単位面積当たりの質量が小さい吸収体を有する使い捨ておむつ、使い捨てのトイレット・トレーニングパンツ、使い捨て失禁パンツ、使い捨ての生理用パンツ等の使い捨て着用物品に関する。
従来、単位面積当たりの質量が小さくされた芯材を有する吸収体を備える着用物品は公知である。例えば、特許文献1には、パルプ等の芯材によって構成された吸収体を有し、芯材の質量が小さくされた使い捨ておむつが開示されている。芯材の単位面積あたりの質量を小さくすることによって、吸収体の薄型化を図り、十分な柔軟性を備えることができる。このような質量の小さい芯材は、吸収性能が低下するが、芯材の厚さ方向へ貫通する穴を形成することによって、吸収体の吸収面積を大きくし、吸収体における吸収性を向上させることができる。
特開2002−35036号公報(JP2002−35036A)
上記のような特許文献1に記載された吸収体をおむつに用いた場合には、吸収体の吸収面に透液性の内面シートが積層される。吸収体において穴が形成された部分では、内面シートと吸収体とが接触しないから、尿などの体液が吸収体に移行しにくく、内面シートにとどまりやすい。内面シートに留まった尿が着用者の肌を濡らすことによって、不快感やかぶれを誘発する可能性がある。
この発明では、吸収体が薄く、柔軟性を備えるとともに、吸収性が低下することなく、しかも、体液が速やかに吸収体に移行可能な使い捨て着用物品を提供することを課題とする。
この発明は、縦方向および横方向を有し、肌対向面およびその反対側である非肌対向面と、前後ウエスト域と、これら前後ウエスト域の間に位置するクロッチ域と、前記肌対向面に位置する内面シートと、前記非肌対向面に位置する外面シートと、前記内外面シートの間に位置するとともに少なくとも前記クロッチ域に位置する吸収体とを含む使い捨て着用物品の改良にかかわる。
この発明は、前記使い捨て着用物品において、前記吸収体は、前記内面シートに対向する平坦な吸収面と、前記吸収面に向かう複数の凹部が形成された底面とを有し、前記凹部は少なくとも前記クロッチ域に位置することを特徴とする。
この発明の特にそのひとつ以上の実施態様によれば、吸収体は、内面シートに対向する吸収面と、外面シートに対向する底面とを有し、底面において、底面から吸収面に向かう凹部を形成し、吸収面において、凹部が形成されず平坦にされる。吸収体の底面凹部を形成することによって、吸収面積を大きくすることができるから、芯材の単位面積当たりの質量を小さくしたとしても、十分な吸収能力を維持することができる。また、平坦な吸収面に内面シートが積層されるから、これらが互いに接触可能であり、内面シートから吸収体へと体液が速やかに移行することができる。
使い捨て着用物品の一実施形態である使い捨ておむつの前後ウエスト域を連結した図。 展開したおむつの肌対向面から見た一部破断平面図。 おむつの分解斜視図。 図2のIV−IV線拡大断面図。 図2のVで囲った部分の拡大図。 内面シートの拡大斜視図。
図1を参照すれば、おむつ1は、縦方向Yおよび横方向Xを有し、前ウエスト域11および後ウエスト域12、これら前後ウエスト域11,12間に位置するクロッチ域13と、横方向Xへ延びる前後端縁14,15と、縦方向Yへ延びる両側縁16とを有する。おむつ1は、後ウエスト域12に取り付けられたフック要素81と、前ウエスト域に取り付けられたループ要素82とを分離可能に連結することによって、前後ウエスト域11,12およびクロッチ域13を着用者に密着させることができる。
図2および図3を参照すれば、おむつ1は、横方向Xにおける寸法を二等分する仮想縦中心線2−2を有し、仮想縦中心線2−3において、ほぼ対称にされている。
おむつ1は、肌対向面に位置する透液性の内面シート20と、その反対側である非肌対向面に位置する不透液性の外面シート30と、これら内外面シート20,30の間に位置する吸液性の吸収体40と、吸収体40および外面シート30の間に位置する漏れ防止シート50とを有する。内面シート20の肌対向面には、横方向Xへ離間する一対の封じ込めシート60が形成されている。これらシートは図示しないホットメルト接着剤等の接着手段によって互いに接合される。
外面シート30としては、質量約10〜30g/mの疎水性のスパンボンド・メルトブローン・スパンボンド(以下、SMSとする)繊維不織、スパンボンド繊維不織布、プラスチックシート、または、それら繊維不織布とプラスチックシートのラミネートを用いることができる。外面シート30の非肌対向面であって、前ウエスト域11には、ファスニングシステムを構成するループ要素82が取り付けられる。
外面シート30には、漏れ防止シート50が接着される。漏れ防止シート50は、不透液性かつ通気性のプラスチックフィルムを用いることができる。漏れ防止シート50は、吸収体40よりもその面積が大きくされ、吸収体40で吸収された尿等がおむつ1外に漏れるのを防止する。外面シート30には、ファスニングシステムを構成するフック要素81が、タブシート83を介して後ウエスト域12に取り付けられる。タブシート83は、封じ込めシート60と外面シート30との間で固定されるとともに、両側縁16から横方向Xへ延出し、延出した部分にフック要素81が取り付けられる。
外面シート30の内面には、両側縁33に沿って、レッグ弾性体51が固定される。レッグ弾性体51は、封じ込めシート60と外面シート30との間に伸長状態で収縮可能に固定される。レッグ弾性体51としては、複数本のストリング状またはストランド状の弾性体を用いることができる。レッグ弾性体51の収縮作用によって、おむつ1の両側縁がガスケット機能を有する。
漏れ防止シート50の内面には、吸収体40が接着される。吸収体40は、少なくともクロッチ域13に位置し、この実施形態では、クロッチ域13から前後ウエスト域11,12へと延出される。吸収体40は、吸液性の芯材41と、芯材41を覆うティッシュペーパ等の被覆シート42とを有する。芯材41としてフラッフパルプ、高吸収性ポリマー粒子、またはこれらの混合物を用いることができる。芯材41は、クロッチ域13における横方向Xの寸法が、前後ウエスト域11,12のそれよりも小さくされる。芯材41は、少なくとも単位面積当たりの質量が、約150〜250g/mのフラッフパルプを含み、この実施形態では、さらに単位面積当たりの質量が、約150〜250g/mの高吸収ポリマー粒子を含み、従来の使い捨ておむつに比較して芯材の質量が小さくされる。芯材41の質量が多くなると、剛性が高くなり、おむつ1全体の柔軟性が損なわれるが、その質量を小さくすることによって、吸収体40の柔軟性を維持することができ、おむつ1全体としてしなやかな感触にすることができる。
図4を参照すれば、吸収体40は、内面シート20側に位置する吸収面43と、その反対側であって外面シート30側に位置する底面44とを有する。吸収体40には、底面44から吸収面43へ向かう複数の凹部45が設けられる。吸収面43には凹部45は設けられず、ほぼ平坦にされる。凹部45は、吸収体40を底面44から吸収面43へ向かって加圧・加熱することによって形成することができる。凹部45を設けることによって、底面44において芯材41が尿等を吸収することができる面積を大きくすることができる。吸収体40の芯材の質量が比較的小さくされるから、その分、尿等の体液の吸収量が低下する可能性があるが、凹部45を設けることによって、体液を吸収可能な面積を大きくし、その面積を有効に使用することができるので、芯材の質量が小さい吸収体であっても、十分な吸収能力を維持することができる。
吸収体40は、芯材41の単位面積当たりの質量が小さくされるから、特に、クロッチ域13においては、着用者の脚の動き等によって芯材41が移動しやすく、局部的に芯材41が集まって密になったり、その周辺で疎になったりしやすい。しかし、吸収体40に凹部45を設けることによって、芯材41が移動するのを防止することができる。凹部45では、芯材41が加圧されるから、凹部45が設けられない他の領域に比べて芯材41の密度が高くなる。したがって、凹部45が位置する部分では、剛性が高くなり、他の領域との間で剛性差が生じる。また、凹部45では、その厚さが薄くなるから、吸収体40が凹部45に沿って縦方向Yおよび横方向Xへ屈曲し、着用者に密着することができる。また、凹部45が形成されない前後ウエスト域11,12においては、凹部45が形成された領域に比べて剛性が低くなり、しなやかな風合いを実現することができる。おむつ1を母親等の介助者がおむつ1を持って乳幼児等に着用させようとする場合には、介助者は、クロッチ域13ではなく前後ウエスト域11,12を持つことが多いから、より一層、おむつ1の柔らかさや肌触りの良さを実感することができる。
全凹部45の面積率は、クロッチ域13の面積の約2〜10%である。凹部45は、横方向Xにおける寸法が約3mm、縦方向Yにおける寸法が約1mmとされ横方向Xに延びる。横方向Xに隣接する凹部45は、その離間寸法が約15mm、縦方向Yへ隣接する凹部45は、その離間寸法が約15mmとされる。縦方向Yへ隣接する凹部45は、互いに重ならないように配置され、複数の凹部45によっていわゆる千鳥模様を描くように配置される。おむつ1は、凹部45に沿って折れ曲がり易くなるが、凹部45が横方向Xに延びることによって、おむつ1は、特にクロッチ域13において前後端縁14,15を互いに近づけるように湾曲し易くなる。したがって、おむつ1を着用者の股下に密着し易くすることができる。また、凹部45が横方向Xに延びることによって、縦方向Yに延びる仮想線に沿っては折れ曲がり難くなる。したがって、おむつ1の着用中に着用者の大腿部によっておむつ1の両側縁16が横方向X内側へ押し付けられた場合であっても、吸収体40が折れ曲がるのを防止することができる。
再び図3を参照すれば、吸収体40の吸収面43には、内面シート20が接合される。内面シート20は、肌対向面に位置する表面25と、その反対側の裏面24とを有し、裏面24が吸収体40の吸収面43に対向するように積層される。内面シート20としては、例えば、質量約15〜35g/m好ましくは約25〜30g/mのスルーエアー繊維不織布を用いることができる。
図4〜6を参照すれば、内面シート20は、その表面25に、複数の畝部26および溝部27を有する中央領域28と、中央領域28の横方向X外側に位置し、畝部26および溝部27が形成されていない平坦な両側部29とを有する。畝部26および溝部27は、縦方向Yへ延びるとともに、横方向Xへ交互に配置される。畝部26と溝部27のピッチは、約2〜7mmとされる。
内面シート20の畝部26および溝部27は、以下の方法によって製造することができる。内面シート20として繊維不織布を用いることができ、繊維不織はステープルを集積させたカードウェブによって形成される。このようなカードウェブを走行ベルトに載置して機械方向へ搬送するとともに、カードウェブに対してこれを横切るように交差方向へ一定間隔で設けられた複数のノズルから加熱されたジェットエア、ジェットウォータ、ジェットスチームなどの流体を噴射する。流体が噴射されたカードウェブでは、ステープルが部分的に交差方向へ移動し、流体が噴射された部分で溝部27を形成し、その両側で畝部26を形成する。なお、流体は、中央領域28に対応する部分で噴射され、両側領域29に対応する部分では噴射されない。このようにして製造された内面シート20は、畝部26において、溝部27よりもステープルの密度が高くされる。
図5および図6を参照すれば、表面25には、複数の圧搾凹部70が形成される。圧搾凹部70は、第1〜第4圧搾凹部71〜74によって構成され、第1圧搾凹部71は、直線上の第1仮想帯75および第2仮想帯76の交点に位置する。第1および第2仮想帯75,76をそれぞれ画定する両側縁の離間寸法、すなわち、幅寸法は、第1圧搾凹部71が円形であるときのその開口の直径とほぼ同一とされる。第2圧搾凹部72は、少なくともその中心が、第1および第2仮想帯75,76の中心とは一致せず、その一部が第1および第2仮想帯75,76と重なる。したがって、第1圧搾凹部71と第2圧搾凹部72とは、その中心が互いに一直線上に重ならない。第3圧搾凹部73は、第1および第2仮想帯75,76とは重ならず、かつ、第1圧搾凹部71の中心から第3圧搾凹部73の中心までの寸法は、第1圧搾凹部71の中心から第2圧搾凹部72の中心までの寸法よりも小さくされ、具体的には、約1.8mmとされる。第4圧搾凹部74は、その中心が第1および第2仮想帯75,76のいずれか一方と一致する。第1および第2仮想帯75,76は、仮想縦中心線2−2に交差するとともに、仮想縦中心線2−2において対称にされる。
第1および第2仮想帯75,76上において、第1圧搾凹部71は、互いに約15mm離間され、これらの間に位置する第2圧搾凹部72は、互いに約1mm離間される。第2圧搾凹部72は、第1および第2仮想帯75,76に対称に設けられる。この実施形態において、第1圧搾凹部71間に位置する第4圧搾凹部74は、1つであり、第1圧搾凹部71と第4圧搾凹部74との間には、一対の第2圧搾凹部72が設けられる。仮に、第1圧搾凹部71および第2圧搾凹部72の中心が、第1および第2仮想帯75,76上に直線的に並んだ場合には、内面シート20がこれらに沿って直線的に凹み、直線的な凹みが着用者の肌に接触することによって、着用者の肌に刺激を与える。しかし、この実施形態のように、第2圧搾凹部72の中心が第1および第2仮想帯75,76とは一致しないことによって、第1圧搾凹部71間においては、内面シート20が第1および第2仮想帯75,76に沿って直線的に凹むことがない。言い換えれば、第1および第2仮想帯75,76から部分的に外れて蛇行するように凹むので、着用者の肌に刺激を与え難い。また、見た目に柔らかい印象を与えることもできる。また、内面シート20全体としては、第1および第2仮想帯75,76の近傍に沿って折れ曲がり、これら第1および第2仮想帯75,76が交差しているので、内面シート20が比較的柔軟に折れ曲がり着用者の肌に密着しやすい。さらに、第3圧搾凹部73は、第1圧搾凹部71の近傍において、複数設けられることによって、第1および第2仮想帯75,76の交点を視覚的に際立たせることなく、柔らかい印象を与えることができる。第3圧搾凹部73は、第2、第4圧搾凹部72,74よりもその直径を小さくすることが望ましい。
第1圧搾凹部71の離間寸法は、隣接する第1仮想帯75の離間寸法、および、隣接する第2仮想帯76の離間寸法である。これら離間寸法を、比較的大きくすることによって、内面シート20の厚さ寸法を妄りに小さくすることなく、嵩高のやわらかな感触を維持する内面シート20とすることができる。
圧搾凹部70は、畝部26および溝部27のいずれにおいても重なるように配置される。圧搾凹部70のいずれかが畝部26に一致する場合には、畝部26の一部をその厚さ方向へ圧縮し、他の部分よりもその厚さ寸法が小さくされる。同様に圧搾凹部が溝部27に一致する場合には、溝部26の一部をその厚さ方向へ圧縮し、他の部分よりもその厚さ寸法が小さくされる。ただし、畝部26に比べて、溝部26の圧縮量は小さいものになる。
内面シート20の平坦面である底面24と、吸収体40の平坦面である吸収面43とが対向するから、吸収面43のほぼ全面において、内面シート20の底面24が接触する。仮に、吸収面43に凹部が形成された場合には、吸収面43と底面24との接触面積が小さくなり、その分、内面シート20から吸収体40へと体液が移行しにくくなるが、この実施形態では、これを防止することができ、内面シート20に体液が溜まるのを予防することができる。
縦方向Yに隣接する第1圧搾凹部71の離間寸法は、縦方向Yに隣接する凹部45の離間寸法よりも大きくされる。吸収体40に凹部45を設けることによって、これを設けない場合に比べてその剛性が高くなるが、内面シート20の第1圧搾凹部71の離間寸法を大きくすることによって、凹部45が形成されたクロッチ域13の全体において、妄りにその剛性が大きくなるのを予防することができる。
内面シート20の畝部26は、溝部27に比べてステープルの密度が高くされる。内面シート20には畝部26および溝部27に重なる圧搾凹部70が形成され、圧搾凹部70の形成部分でさらに密度が高くなる。したがって、特に畝部26の圧搾凹部70へと体液が集まりやすく、圧搾凹部70近傍から、吸収体40へと体液が移行する。吸収体40には、その底面44に凹部45を有し、凹部45が位置する部分では、芯材41の密度が高くなっている。したがって、内面シート20の圧搾凹部70から、吸収体40の凹部45へ向かって体液が移行し易く、より一層内面シート20に体液が留まるのを予防することができる。この実施形態では、内面シート20として畝部26および溝部27が形成された繊維不織布を単層で用いているが、例えば畝部26および溝部27が形成されない繊維不織布をその裏面側に積層させて用いることもできる。
再び図3を参照すれば、内面シート20は、中央領域28が吸収体40に重なり、両側領域29が吸収体40の横方向X外側に位置する。両側領域29に、封じ込めシート60が、取り付けられる。封じ込めシート60としては、質量約10〜30g/mのSMS繊維不織布を用いることができる。封じ込めシート60の前後端縁61,62は、内面シート20の前後端縁21,22と一致してこれらが互いに接着される。前後端縁21,22は、内面シート20の平坦な両側領域29に接着されるから、これらを強固に接着することができる。封じ込めシート60の近位縁部63は、外面シート30の両側縁33に重なり、これらが互いに接合される。封じ込めシート60の遠位縁部64は、横方向Xへ離間して配置され、これら遠位縁部64は、内面シート20に重なるが、これとは接合されず、内面シート20から離間可能にされる。遠位縁部64には、図示しないスリーブ部が形成され、このスリーブ部内に縦方向Yへ延びる弾性体65が伸長状態で収縮可能に取り付けられる。このように弾性体65を取り付けることによって、遠位縁部64が内面シート20から起立するように離間して着用者の肌に密着し、尿等がおむつ1の外側に漏れるのを防止する。
上記のようなおむつ1によれば、吸収体40の底面44に凹部45を形成することによって、芯材41の単位面積当たりの質量が小さい吸収体であっても、その吸収性を低下させることがない。また、凹部45が形成されない平坦な吸収面43と、内面シート20とが対向されるので、これらの対向面積が小さくされることがなく、内面シート20から吸収体40へと速やかに体液が移行し、内面シート20に体液が留まるのを防止することができる。
以上に記載したこの発明に関する開示は、少なくとも下記事項に要約することができる。
この発明は、以下の使い捨て着用物品1の改良にかかわる。使い捨て着用物品1は、縦方向Yおよび横方向Xを有し、肌対向面およびその反対側である非肌対向面と、前後ウエスト域11,12と、これら前後ウエスト域11,12の間に位置するクロッチ域13と、前記肌対向面に位置する内面シート20と、前記非肌対向面に位置する外面シート30と、前記内外面シート20,30の間に位置するとともに少なくとも前記クロッチ域13に位置する吸収体40とを含む。
この発明は、上記使い捨て着用物品1において、以下の点を特徴とする。
前記吸収体40は、前記内面シート20に対向する平坦な吸収面43と、前記吸収面43に向かう複数の凹部45が形成された底面44とを有する。前記凹部45は少なくとも前記クロッチ域13に位置する。
上記の発明は、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。
(1)前記内面シート20には、互いに交差する第1および第2仮想帯75,76と、前記第1および第2仮想帯75,76の交点に位置する複数の第1圧搾凹部71と、前記第1および第2仮想帯75,76のいずれか一方にその一部が重なる第2圧搾凹部72とが形成される。
(2)前記第1および第2仮想帯75,76をそれぞれ画定する両側縁の離間寸法は、前記第1圧搾凹部71が円形であるときのその開口の直径と同一とされる。
(3)前記内面シート20には、前記第1および第2仮想帯75,76とは重ならない第3圧搾凹部73が形成され、前記第1圧搾凹部71の中心から前記第3圧搾凹部73の中心までの寸法が、前記第1圧搾凹部71の中心から前記第2圧搾凹部72の中心までの寸法よりも小さい。
(4)前記第1圧搾凹部71の前記縦方向Yにおける離間寸法は、前記凹部45の前記縦方向Yにおける離間寸法よりも大きくされる。
(5)前記内面シート20は、前記肌対向面に位置する表面25と、前記吸収体40に対向する平坦な裏面24とを有し、前記表面25には、複数の畝部26および前記畝部26の間に位置する溝部27が形成される。
(6)前記畝部26および前記溝部27は、前記縦方向Yへ延びるとともに、前記横方向Xへ交互に並ぶ。
(7)前記内面シート20は、前記畝部26および前記溝部27が形成された中央領域28と、前記中央領域28の前記横方向X両側に位置し前記畝部26および前記溝部27が形成されない両側領域29とを含む。
(8)前記吸収体40の前記凹部45の面積率は、前記クロッチ域13における前記吸収体40の面積の2〜10%である。
(9)前記吸収体40は、吸液性の芯材41を含み、前記凹部45では、他の領域に比べて前記芯材41の密度が大きくされる。
(10)前記芯材41は、単位面積当たりの質量が150〜250g/mのフラッフパルプ含む。
使い捨て着用物品の一例である使い捨ておむつ1を構成する各構成部材には、この明細書に記載されている材料のほかに、この種の分野において通常用いられている、各種の公知の材料を制限なく用いることができる。また、この発明の明細書において、用語「第1」「第2」「第3」および「第4」は、同様の要素、位置等を単に区別するために用いられている。
1 使い捨て着用物品(おむつ)
11 前ウエスト域
12 後ウエスト域
13 クロッチ域
20 内面シート
24 裏面
25 表面
26 畝部
27 溝部
28 中央領域
29 両側領域
30 外面シート
40 吸収体
41 芯材
43 吸収面
44 底面
45 凹部
71 第1圧搾凹部
72 第2圧搾凹部
73 第3圧搾凹部
75 第1仮想帯
76 第2仮想帯
X 横方向
Y 縦方向
この発明は、使い捨て着用物品に関し、より詳しくは、比較的に芯材の単位面積当たりの質量が小さい吸収体を有する使い捨ておむつに関する。
従来、芯材の単位面積当たりの質量が小さくされた吸収体を備える着用物品は公知である。そのような着用物品として、例えば、特許文献1には、パルプ等の芯材によって構成された吸収体を有し、芯材の質量が小さくされた使い捨ておむつが開示されている。芯材の単位面積あたりの質量を小さくすることによって、吸収体の薄型化を図り、十分な柔軟性を備えることができる。このような質量の小さい芯材は、吸収性能が低下するが、芯材の厚さ方向へ貫通する穴を形成することによって、吸収体の吸収面積を大きくし、吸収体における吸収性を向上させることができる。
特開2002−35036号公報(JP2002−35036A)
上記のような特許文献1に記載された吸収体をおむつに用いた場合には、吸収体の吸収面に透液性の内面シートが積層される。吸収体において穴が形成された部分では、内面シートと吸収体とが接触しないから、尿などの体液が吸収体に移行しにくく、内面シートに広く拡散すること等によって内面シートにとどまりやすい。内面シートにとどまった尿などの体液が着用者の肌を濡らすことによって、不快感やかぶれを誘発する可能性がある。
この発明では、吸収体が薄く、柔軟性を備えるとともに、吸収性が低下することなく、しかも、体液が速やかに吸収体に移行可能な使い捨ておむつの提供を課題とする。
この発明は、縦方向および横方向を有し、肌対向面およびその反対側の面である着衣対向面と、前後ウエスト域と、これら前後ウエスト域の間に位置するクロッチ域と、前記肌対向面に位置する内面シートと、前記非肌対向面に位置する外面シートと、前記内外面シートの間に位置するとともに少なくとも前記クロッチ域に位置する吸収体とを含む使い捨ておむつにかかわる。
このおむつにおいて、この発明が特徴とするところは以下のとおりである。すなわち、前記内面シートは、前記肌対向面を形成する表面と平坦な裏面とを有し、前記表面には前記横方向において交互に並ぶとともに、前記縦方向へ互いに並行して延びる畝部と溝部とが形成される。前記内面シートの前記表面では、前記畝部と前記溝部とに斜めに交差するとともに互いに並行して延びる複数の第1仮想帯と、前記畝部と前記溝部とに斜めに交差するとともに前記第1仮想帯のそれぞれと斜めに交差して互いに並行して延びる複数の第2仮想帯とにおいて複数の圧搾凹部が形成される。前記圧搾凹部は、前記内面シートの厚さ方向において、前記内面シートを前記表面から前記裏面に向かって圧搾することによって形成されていて、前記第1仮想帯と前記第2仮想帯とが交差する部位に形成された第1圧搾凹部と、前記第1仮想帯と前記第2仮想帯とのいずれかにおいて隣り合う前記第1圧搾凹部どうしの間にあって一部分が前記第1仮想帯と前記第2仮想帯とのいずれかに含まれている第2圧搾凹部と、前記隣り合う前記第1圧搾凹部どうしの間にあって全体が前記第1仮想帯と前記第2仮想帯とのいずれかに含まれている第3圧搾凹部とを含んでいる。
この発明に係るおむつの内面シートは、縦方向へ互いに並行して延びる畝部と溝部と、これら両部と斜めに交差して互いに並行して延びる複数の第1仮想帯と、これら両部と斜めに交差するとともに第1仮想帯とも斜めに交差して延びる複数の第2仮想帯とを有する。第1、第2仮想帯では、内面シートを表面から裏面に向かって圧搾することによって形成される圧搾部が畝部と溝部とのそれぞれに位置するように分布している。畝部においての圧搾部は畝部において密度の高い部位であり、溝部においての圧搾部は溝部において密度の高い部位であって、内面シートの表面において縦方向へ拡散して広がる体液は、畝部においても溝部においても密度の高い圧搾部に集まり、縦方向へ広がることがない。
この発明に係る使い捨ておむつの前後ウエスト域を連結した図。 展開したおむつの肌対向面から見た一部破断平面図。 おむつの分解斜視図。 図2のIV−IV線拡大断面図。 図2における部分Vの拡大図。 内面シートの拡大斜視図。
図1を参照すれば、この発明に係るおむつ1は、縦方向Yおよび横方向Xを有し、前ウエスト域11および後ウエスト域12、これら前後ウエスト域11,12間に位置するクロッチ域13と、横方向Xへ延びる前後端縁14,15と、縦方向Yへ延びる両側縁16とを有する。おむつ1は、後ウエスト域12に取り付けられたフック要素81と、前ウエスト域に取り付けられたループ要素82とを分離可能に連結することによって、前後ウエスト域11,12およびクロッチ域13を着用者に密着させることができる。
図2および図3を参照すれば、おむつ1は、横方向Xにおける寸法を二等分する仮想縦中心線2−2を有し、仮想縦中心線2−2に関して、ほぼ対称にされている。
おむつ1は、肌対向面を形成する透液性の内面シート20と、その反対側である非肌対向面すなわち着衣対向面を形成する不透液性の外面シート30と、これら内外面シート20,30の間に位置する吸液性の吸収体40と、吸収体40および外面シート30の間に位置する漏れ防止シート50とを有する。内面シート20の肌対向面には、横方向Xへ離間する一対の封じ込めシート60が形成されている。これらシートは図示しないホットメルト接着剤等の接着手段によって互いに接合される。
外面シート30としては、質量約10〜30g/mの疎水性のスパンボンド・メルトブローン・スパンボンド(以下、SMSとする)繊維不織布、スパンボンド繊維不織布、プラスチックシート、または、それら繊維不織布とプラスチックシートのラミネートを用いることができる。外面シート30の非肌対向面であって、前ウエスト域11には、ファスニングシステムを構成するループ要素82が取り付けられる。
外面シート30には、漏れ防止シート50が接着される。漏れ防止シート50は、不透液性かつ通気性のプラスチックフィルムを用いることができる。漏れ防止シート50は、吸収体40よりもその面積が大きくされ、吸収体40で吸収された尿等がおむつ1外に漏れるのを防止する。外面シート30には、ファスニングシステムを構成するフック要素81が、タブシート83を介して後ウエスト域12に取り付けられる。タブシート83は、封じ込めシート60と外面シート30との間で固定されるとともに、両側縁16から横方向Xへ延出し、延出した部分にフック要素81が取り付けられる。
外面シート30の内面には、両側縁33に沿って、レッグ弾性体51が固定される。レッグ弾性体51は、封じ込めシート60と外面シート30との間に伸長状態で収縮可能に固定される。レッグ弾性体51としては、複数本のストリング状またはストランド状の弾性体を用いることができる。レッグ弾性体51の収縮作用によって、おむつ1の両側縁がガスケット機能を有する。
漏れ防止シート50の内面には、吸収体40が接着される。吸収体40は、少なくともクロッチ域13に位置し、この実施形態では、クロッチ域13から前後ウエスト域11,12へと延出される。吸収体40は、吸液性の芯材41と、芯材41を覆うティッシュペーパ等の被覆シート42とを有する。芯材41としてフラッフパルプ、高吸収性ポリマー粒子、またはこれらの混合物を用いることができる。芯材41は、クロッチ域13における横方向Xの寸法が、前後ウエスト域11,12のそれよりも小さくされる。芯材41は、単位面積当たりの質量が約150〜250g/m であるフラッフパルプを少なくとも含み、この実施形態では、単位面積当たりの質量が約150〜250g/m である高吸収ポリマー粒子をさらに含み、従来の使い捨ておむつに比較して芯材の質量が小さくされる。芯材41の質量が多くなると、剛性が高くなり、おむつ1全体の柔軟性が損なわれるが、その質量を小さくすることによって、吸収体40の柔軟性を維持することができ、おむつ1全体としてしなやかな感触にすることができる。
図4を参照すれば、吸収体40は、内面シート20側に位置する吸収面43と、その反対側であって外面シート30側に位置する底面44とを有する。吸収体40には、底面44から吸収面43へ向かう複数の凹部45が設けられる。吸収面43には凹部45は設けられず、ほぼ平坦にされる。凹部45は、吸収体40を底面44から吸収面43へ向かって加圧・加熱することによって形成することができる。凹部45を設けることによって、底面44において芯材41が尿等を吸収することができる面積を大きくすることができる。吸収体40の芯材の質量が比較的小さくされるから、その分、尿等の体液の吸収量が低下する可能性があるが、凹部45を設けることによって、体液を吸収可能な面積を大きくし、その面積を有効に使用することができるので、芯材の質量が小さい吸収体であっても、十分な吸収能力を維持することができる。
吸収体40は、芯材41の単位面積当たりの質量が小さくされるから、特に、クロッチ域13においては、着用者の脚の動き等によって芯材41が移動しやすく、局部的に芯材41が集まって密になったり、その周辺で疎になったりしやすい。しかし、吸収体40に凹部45を設けることによって、芯材41が移動するのを防止することができる。凹部45では、芯材41が加圧されるから、凹部45が設けられない他の領域に比べて芯材41の密度が高くなる。したがって、凹部45が位置する部分では、剛性が高くなり、他の領域との間で剛性差が生じる。また、凹部45では、その厚さが薄くなるから、吸収体40が凹部45に沿って縦方向Yおよび横方向Xへ屈曲し、着用者に密着することができる。また、凹部45が形成されない前後ウエスト域11,12においては、凹部45が形成された領域に比べて剛性が低くなり、しなやかな風合いを実現することができる。おむつ1を母親等の介助者がおむつ1を持って乳幼児等に着用させようとする場合には、介助者は、クロッチ域13ではなく前後ウエスト域11,12を持つことが多いから、より一層、おむつ1の柔らかさや肌触りの良さを実感することができる。
全凹部45の面積率は、クロッチ域13の面積の約2〜10%である。凹部45は、横方向Xにおける寸法が約3mm、縦方向Yにおける寸法が約1mmとされ横方向Xに延びる。横方向Xに隣接する凹部45は、その離間寸法が約15mm、縦方向Yへ隣接する凹部45は、その離間寸法が約15mmとされる。縦方向Yへ隣接する凹部45は、互いに重ならないように配置され、複数の凹部45によっていわゆる千鳥模様を描くように配置される。おむつ1は、凹部45に沿って折れ曲がり易くなるが、凹部45が横方向Xに延びることによって、おむつ1は、特にクロッチ域13において前後端縁14,15を互いに近づけるように湾曲し易くなる。したがって、おむつ1を着用者の股下に密着し易くすることができる。また、凹部45が横方向Xに延びることによって、縦方向Yに延びる仮想線に沿っては折れ曲がり難くなる。したがって、おむつ1の着用中に着用者の大腿部によっておむつ1の両側縁16が横方向X内側へ押し付けられた場合であっても、吸収体40が折れ曲がるのを防止することができる。
再び図3を参照すれば、吸収体40の吸収面43には、内面シート20が接合される。内面シート20は、肌対向面を形成する表面25と、その反対側の裏面24とを有し、裏面24が吸収体40の吸収面43に対向するように積層される。内面シート20としては、例えば、質量約15〜35g/m好ましくは約25〜30g/mのスルーエアー繊維不織布を用いることができる。
図4〜6を参照すれば、内面シート20は、その表面25に、複数の畝部26および溝部27を有する中央領域28と、中央領域28の横方向X外側に位置し、畝部26および溝部27が形成されていない平坦な両側部29とを有する。畝部26および溝部27は、縦方向Yへ延びるとともに、横方向Xへ交互に配置される。畝部26と溝部27のピッチは、約2〜7mmとされる。
内面シート20の畝部26および溝部27は、以下の方法によって製造することができる。内面シート20として繊維不織布を用いることができ、繊維不織布はステープルを集積させたカードウェブによって形成される。このようなカードウェブを走行ベルトに載置して機械方向へ搬送するとともに、カードウェブに対してこれを横切るように交差方向へ一定間隔で設けられた複数のノズルから加熱されたジェットエア、ジェットウォータ、ジェットスチームなどの流体を噴射する。流体が噴射されたカードウェブでは、ステープルが部分的に交差方向へ移動し、流体が噴射された部分で溝部27を形成し、その両側で畝部26を形成する。なお、流体は、中央領域28に対応する部分で噴射され、両側領域29に対応する部分では噴射されない。このようにして製造された内面シート20は、畝部26において、溝部27よりもステープルの密度が高くされる。
図5および図6を参照すれば、表面25には、複数の圧搾凹部70が形成される。圧搾凹部70は、第1〜第4圧搾凹部71〜74によって構成され、第1圧搾凹部71は、直線状の第1仮想帯75および第2仮想帯76の交点に位置する。第1および第2仮想帯75,76をそれぞれ画定する両側縁の離間寸法、すなわち、幅寸法は、第1圧搾凹部71が円形であるときのその開口の直径とほぼ同一とされる。第2圧搾凹部72は、少なくともその中心が第1および第2仮想帯75,76の中心とは一致せず、その一部が第1および第2仮想帯75,76のいずれかと重なる。第3圧搾凹部73は、その中心が第1および第2仮想帯75,76のいずれか一方と一致する。第4圧搾凹部74は、第1および第2仮想帯75,76とは重ならず、かつ、第1圧搾凹部71の中心から第4圧搾凹部74の中心までの寸法は、第1圧搾凹部71の中心から第2圧搾凹部72の中心までの寸法よりも小さくされ、具体的には、約1.8mmとされる。第1および第2仮想帯75,76は、仮想縦中心線2−2に交差するとともに、仮想縦中心線2−2において対称にされる。
第1および第2仮想帯75,76上において、第1圧搾凹部71は、互いに約15mm離間され、これらの間に位置する第2圧搾凹部72は、互いに約1mm離間される。第2圧搾凹部72は、第1および第2仮想帯75,76に対称に設けられる。この実施形態において、第1圧搾凹部71どうしの間に位置する第3圧搾凹部73は1つであり、第1圧搾凹部71と第3圧搾凹部73との間には、一対の第2圧搾凹部72が設けられる。仮に、第1圧搾凹部71および第2圧搾凹部72の中心が、第1および第2仮想帯75,76上に直線的に並んだ場合には、内面シート20がこれらに沿って直線的に凹み、直線的な凹みが着用者の肌に接触することによって、着用者の肌に刺激を与える。しかし、この実施形態のように、第2圧搾凹部72の中心が第1および第2仮想帯75,76とは一致しないことによって、第1圧搾凹部71間においては、内面シート20が第1および第2仮想帯75,76に沿って直線的に凹むことがない。言い換えれば、第1および第2仮想帯75,76から部分的に外れて蛇行するように凹むので、着用者の肌に刺激を与え難い。また、見た目に柔らかい印象を与えることもできる。また、内面シート20全体としては、第1および第2仮想帯75,76の近傍に沿って折れ曲がり、これら第1および第2仮想帯75,76が交差しているので、内面シート20が比較的柔軟に折れ曲がり着用者の肌に密着しやすい。さらに、第4圧搾凹部74は、第1圧搾凹部71の近傍において、複数設けられることによって、第1および第2仮想帯75,76の交点を視覚的に際立たせることなく、柔らかい印象を与えることができる。第4圧搾凹部74は、第2、第3圧搾凹部72,73よりもその直径を小さくすることが望ましい。
第1圧搾凹部71の離間寸法は、隣接する第1仮想帯75の離間寸法、および、隣接する第2仮想帯76の離間寸法である。これら離間寸法を、比較的大きくすることによって、内面シート20の厚さ寸法を妄りに小さくすることなく、嵩高のやわらかな感触を維持する内面シート20とすることができる。
圧搾凹部70は、畝部26および溝部27のいずれにおいても重なるように配置される。圧搾凹部70のいずれかが畝部26に一致する場合には、畝部26の一部をその厚さ方向へ圧縮し、他の部分よりもその厚さ寸法が小さくされる。同様に圧搾凹部が溝部27に一致する場合には、溝部26の一部をその厚さ方向へ圧縮し、他の部分よりもその厚さ寸法が小さくされる。ただし、畝部26に比べて、溝部26の圧縮量は小さいものになる。
内面シート20の平坦面である底面24と、吸収体40の平坦面である吸収面43とが対向するから、吸収面43のほぼ全面において、内面シート20の底面24が接触する。仮に、吸収面43に凹部が形成された場合には、吸収面43と底面24との接触面積が小さくなり、その分、内面シート20から吸収体40へと体液が移行しにくくなるが、この実施形態では、これを防止することができ、内面シート20に体液が溜まるのを予防することができる。
縦方向Yに隣接する第1圧搾凹部71の離間寸法は、縦方向Yに隣接する凹部45の離間寸法よりも大きくされる。吸収体40に凹部45を設けることによって、これを設けない場合に比べてその剛性が高くなるが、内面シート20の第1圧搾凹部71の離間寸法を大きくすることによって、凹部45が形成されたクロッチ域13の全体において、妄りにその剛性が大きくなるのを予防することができる。
内面シート20の畝部26は、溝部27に比べてステープルの密度が高くされる。内面シート20には畝部26および溝部27のそれぞれに重なる圧搾凹部70が形成され、畝部26も溝部27も圧搾凹部70の形成部分でさらに密度が高くなる。したがって、内面シート20において縦方向Yへ拡散して広がる体液は、畝部26においても溝部27においても圧搾部70に集まりやすく、特に畝部26の圧搾凹部70へと体液が集まりやすく、圧搾凹部70近傍から、吸収体40へと体液が移行して、体液が内面シート20において縦方向Yへ広がることを抑えることができる。吸収体40は、その底面44に凹部45を有し、凹部45が位置する部分では、芯材41の密度が高くなっている。したがって、内面シート20の圧搾凹部70から、吸収体40の凹部45へ向かって体液が移行し易く、より一層内面シート20に体液が留まるのを予防することができる。この実施形態では、内面シート20として畝部26および溝部27が形成された繊維不織布を単層で用いているが、例えば畝部26および溝部27が形成されない繊維不織布をその裏面側に積層させて用いることもできる。
再び図3を参照すれば、内面シート20は、中央領域28が吸収体40に重なり、両側領域29が吸収体40の横方向X外側に位置する。両側領域29に、封じ込めシート60が、取り付けられる。封じ込めシート60としては、質量約10〜30g/mのSMS繊維不織布を用いることができる。封じ込めシート60の前後端縁61,62は、内面シート20の前後端縁21,22と一致してこれらが互いに接着される。前後端縁61,62は、内面シート20の平坦な両側領域29に接着されるから、これらを強固に接着することができる。封じ込めシート60の近位縁部63は、外面シート30の両側縁33に重なり、これらが互いに接合される。一対の封じ込めシート60の遠位縁部64どうしは、横方向Xへ離間して配置され、これら遠位縁部64は、内面シート20に重なるが、これとは接合されず、内面シート20から離間可能にされる。遠位縁部64には、図示しないスリーブ部が形成され、このスリーブ部内に縦方向Yへ延びる弾性体65が伸長状態で収縮可能に取り付けられる。このように弾性体65を取り付けることによって、遠位縁部64が内面シート20から起立するように離間して着用者の肌に密着し、尿等がおむつ1の外側に漏れるのを防止する。
上記のようなおむつ1によれば、吸収体40の底面44に凹部45を形成することによって、芯材41の単位面積当たりの質量が小さい吸収体であっても、その吸収性を低下させることがない。また、凹部45が形成されない平坦な吸収面43と、内面シート20とが対向されるので、これらの対向面積が小さくされることがなく、内面シート20から吸収体40へと速やかに体液が移行し、内面シート20に体液が留まるのを防止することができる。
以上に記載したこの発明に関する開示は、少なくとも下記事項に要約することができる。
すなわち、この発明は、改良された以下の使い捨ておむつにかかり、その使い捨ておむつは、縦方向Yおよび横方向Xを有し、肌対向面およびその反対側の面である着衣対向面と、前後ウエスト域と、これら前後ウエスト域の間に位置するクロッチ域と、内面シートと、外面シートと、前記内外面シートの間に位置するとともに少なくとも前記クロッチ域に位置する吸収体とを含む。
この発明は、上記使い捨ておむつにおいて、以下の点を特徴とする。前記内面シートは、前記肌対向面を形成する表面と平坦な裏面とを有し、前記表面には前記横方向において交互に並ぶとともに、前記縦方向へ互いに並行して延びる畝部と溝部とが形成される。前記内面シートの前記表面では、前記畝部と前記溝部とに斜めに交差するとともに互いに並行して延びる複数の第1仮想帯と、前記畝部と前記溝部とに斜めに交差するとともに前記第1仮想帯のそれぞれと斜めに交差して互いに並行して延びる複数の第2仮想帯とにおいて複数の圧搾凹部が形成される。前記圧搾凹部は、前記内面シートの厚さ方向において、前記内面シートを前記表面から前記裏面に向かって圧搾することによって形成されていて、前記第1仮想帯と前記第2仮想帯とが交差する部位に形成された第1圧搾凹部と、前記第1仮想帯と前記第2仮想帯とのいずれかにおいて隣り合う前記第1圧搾凹部どうしの間にあって一部分が前記第1仮想帯と前記第2仮想帯とのいずれかに含まれている第2圧搾凹部と、前記隣り合う前記第1圧搾凹部どうしの間にあって全体が前記第1仮想帯と前記第2仮想帯とのいずれかに含まれている第3圧搾凹部とを含んでいる。
上記の発明は、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。
(1)前記内面シートが第4圧搾凹部を含み、前記第4圧搾凹部が、前記第1仮想帯と前記第2仮想帯との外側にあり、前記第1圧搾凹部の中心から前記第4圧搾凹部の中心までの寸法が、前記第1圧搾凹部の中心から前記第2圧搾凹部の中心までの寸法よりも小さい。
(2)前記圧搾凹部が、前記畝部および前記溝部に形成されている。
(3)前記第1および第2仮想帯をそれぞれ画定する両側縁の離間寸法は、前記第1圧搾凹部が円形であるときのその開口の直径と同一とされる。
(4)前記吸収体は、前記内面シートに対向する平坦な吸収面と、前記吸収面の反対側である底面とを有し、前記底面には前記芯材を厚さ方向に加圧して前記吸収面に向かってくぼむ複数の凹部が形成され、前記内面シートにおける複数の前記圧搾部と前記吸収体における複数の前記凹部とには、前記厚さ方向において重なり合うものが含まれている。
(5)前記吸収体における前記凹部は前記クロッチ域のみに形成されていて、前記横方向における寸法が前記縦方向における寸法よりも大きい。
(6)前記吸収体における前記芯材の密度は、前記凹部における密度が前記凹部の設けられていない他の領域の密度よりも高い。
(7)前記芯材は、単位面積当たりの質量が150〜250g/mのフラッフパルプを含む。
使い捨ておむつ1を構成する各構成部材には、この明細書に記載されている材料のほかに、この種の分野において通常用いられている、各種の公知の材料を制限なく用いることができる。また、この発明の明細書において、用語「第1」「第2」「第3」および「第4」は、要素、位置等を単に互いに区別するために用いられている。
1 使い捨ておむつ
11 前ウエスト域
12 後ウエスト域
13 クロッチ域
20 内面シート
24 裏面
25 表面
26 畝部
27 溝部
28 中央領域
29 両側領域
30 外面シート
40 吸収体
41 芯材
43 吸収面
44 底面
45 凹部
71 第1圧搾凹部
72 第2圧搾凹部
73 第3圧搾凹部
74 第4圧搾凹部
75 第1仮想帯
76 第2仮想帯
X 横方向
Y 縦方向

Claims (11)

  1. 縦方向および横方向を有し、肌対向面およびその反対側である非肌対向面と、前後ウエスト域と、これら前後ウエスト域の間に位置するクロッチ域と、前記肌対向面に位置する内面シートと、前記非肌対向面に位置する外面シートと、前記内外面シートの間に位置するとともに少なくとも前記クロッチ域に位置する吸収体とを含む使い捨て着用物品において、
    前記吸収体は、前記内面シートに対向する平坦な吸収面と、前記吸収面に向かう複数の凹部が形成された底面とを有し、前記凹部は少なくとも前記クロッチ域に位置することを特徴とする前記使い捨て着用物品。
  2. 前記内面シートには、互いに交差する第1および第2仮想帯と、前記第1および第2仮想帯の交点に位置する複数の第1圧搾凹部と、前記第1および第2仮想帯のいずれか一方にその一部が重なる第2圧搾凹部とが形成される請求項1記載の使い捨て着用物品。
  3. 前記第1および第2仮想帯をそれぞれ画定する両側縁の離間寸法は、前記第1圧搾凹部が円形であるときのその開口の直径と同一とされる請求項2記載の使い捨て着用物品。
  4. 前記内面シートには、前記第1および第2仮想帯とは重ならない第3圧搾凹部が形成され、前記第1圧搾凹部の中心から前記第3圧搾凹部の中心までの寸法が、前記第1圧搾凹部の中心から前記第2圧搾凹部の中心までの寸法よりも小さい請求項2または3記載の使い捨て着用物品。
  5. 前記第1圧搾凹部の前記縦方向における離間寸法は、前記凹部の前記縦方向における離間寸法よりも大きくされる請求項2〜4のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
  6. 前記内面シートは、前記肌対向面に位置する表面と、前記吸収体に対向する平坦な裏面とを有し、前記表面には、複数の畝部および前記畝部の間に位置する溝部が形成される請求項1〜5のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
  7. 前記畝部および前記溝部は、前記縦方向へ延びるとともに、前記横方向へ交互に並ぶ請求項6記載の使い捨て着用物品。
  8. 前記内面シートは、前記畝部および前記溝部が形成された中央領域と、前記中央領域の前記横方向両側に位置し前記畝部および前記溝部が形成されない両側領域とを含む請求項6または7に記載の使い捨て着用物品。
  9. 前記吸収体の前記凹部の面積率は、前記クロッチ域における前記吸収体の面積の2〜10%である請求項1〜8のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
  10. 前記吸収体は、吸液性の芯材を含み、前記凹部では、他の領域に比べて前記芯材の密度が大きくされる請求項1〜9のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
  11. 前記芯材は、単位面積当たりの質量が150〜250g/mのフラッフパルプを含む請求項1〜10のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
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