JP2013121474A - 留め具 - Google Patents

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Atsushi Kamiie
淳志 上家
Masayuki Yamada
雅之 山田
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Abstract

【課題】係止片の先端が着用者の肌に食い込み難くすると共に、係止片の折れ曲がりのおそれを低減することが可能な留め具を提供する。
【解決手段】左右の肩ストラップを引き寄せて保持する留め具であって、左右方向Xの外側へ向かうにつれて離間または拡張するようにV字状に開口され、肩ストラップを挿通する一対のV字開口部32が形成された留め具本体11を備え、留め具本体は、V字開口部の外側の縁33,34を形成する上下一対の外側フレーム41,51と、V字開口部の内側の縁37,38を形成すると共に、肩ストラップ21を係止可能な係止片61と、有し、係止片は、左右方向の外側で外側フレーム41,51と接続された基端部62,63と、当該基端部と反対側の端部であり、上下の外側フレーム41,51間で、左右方向の内側に向けられている先端部64とを備える構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、衣服の肩ストラップを互いに引き寄せて保持する留め具に関する。
従来、例えばブラジャー等のカップ付き衣類では、カップ部に連結され着用者の肩に掛け渡される肩ストラップが設けられている。下記特許文献1には、肩ストラップを互いに引き寄せて保持する留め具が開示されている。図15は、従来の留め具1を示す平面図である。従来の留め具1は、左右方向Xに延在する連結棒2と、この連結棒2の両端部に設けられた一対の第1基部3及び第2基部4と、第1基部3から第2基部4に向かって突出する上下一対の第1係止片5と、第2基部4から第1基部3に向かって突出する上下一対の第2係止片6と、を備えている。この構成の留め具1では、連結棒2と第1係止片5との間の隙間7、及び連結棒2と第2係止片6との間の隙間8に肩ストラップが挿通されると共に、第1係止片5及び第2係止片6に肩ストラップがそれぞれ係止されて使用される。
登録実用新案第3153429号公報
一般的に、留め具は、着用者の肌に直接触れた状態で使用される。特許文献1に記載された従来の留め具1は、係止片5,6の先端が外側に露出しているため、肌に食い込むおそれがあった。また、係止片5,6が外側に露出していると、他の物体に引っかかり、係止片5,6が折れ曲がり劣化しやすくなる。係止片5,6の折れ曲がりの程度が大きくなると、留め具として、肩ストラップを係止する機能が発揮できない。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、係止片の先端部を着用者の肌に食い込み難くすると共に、係止片の折れ曲がりのおそれを低減することが可能な留め具を提供することを目的とする。
本発明は、衣類の左右一対の肩ストラップを互いに引き寄せて保持する留め具であって、左右方向の外側へ向かうにつれて離間または拡幅するようにV字状に開口され、肩ストラップを挿通する左右一対のV字開口部が形成された留め具本体を備え、留め具本体は、V字開口部の外側の縁を形成する上下一対の外側フレームと、V字開口部の内側の縁を形成すると共に、肩ストラップを係止可能な係止片と、有し、係止片は、左右方向の外側で上下一対の外側フレームと接続された基端部と、当該基端部と反対側の端部であり、上下一対の外側フレーム間で、左右方向の内側に向けられている先端部とを備えている、留め具を提供する。
この構成の留め具では、肩ストラップを係止可能な係止片の先端が、左右方向の内側(中央側)に向かって内向きに形成されていると共に、上下方向において外側フレーム間に配置されているため、係止片の先端が肌に直接当たる可能性を低減することができる。
ここで、基端部は、上側に配置された外側フレームと接続された上側基端部と、下側に配置された外側フレームと接続された下側基端部と、を有し、係止片は、上側基端部と先端部とを接続する第1の棒状部と、下側基端部と先端部とを接続する第2の棒状部と、を備えV字状に形成されている構成でもよい。
この構成では、V字状の係止片が2点の基端部によって外側フレームに支持されているため、1点支持の場合と比較して係止片の変形を抑制することができ、留め具の劣化を抑えることができる。
また、V字開口部の幅は、左右方向の外側の部分より、左右方向の内側の部分の方が細くなっている構成でもよい。この構成では、V字開口部の幅が、左右方向の内側で細くなっているため、肩ストラップの位置ずれを減少させることができる。
留め具は、V字開口部の外側または内側の縁の少なくとも一方の一部に、対向する縁側へ膨出する膨出部が形成されている構成でもよい。この構成の留め具では、肩ストラップが膨出部と、この膨出部に対向する縁との間に挟み込むように保持することができるので、着用状態における肩ストラップの変位を膨出部によって規制することが可能となる。
また、膨出部は、左右方向の内側から外側へ、膨出部の頂部に向かうにつれて、V字開口部の幅が徐々に狭まるように形成されている構成でもよい。この構成では、V字開口部の入り口周辺(V字の底部側)で幅が広いため、V字開口部への肩ストラップの挿入が容易となる。
また、膨出部は、V字開口部の左右方向の外側から内側へ、膨出部の頂部に向かうにつれて、V字開口部の幅が徐々に狭まるように形成されている構成でもよい。これにより、肩ストラップをV字開口部から左右方向の内側(例えば中央開口部側)へ向かって抜き出す際に、スムーズに肩ストラップを抜き出すことができる。
また、係止片には、肩ストラップの移動を拘束可能なフック部が形成されている構成でもよい。この構成では、係止片にフック部が形成されているため、肩ストラップの移動を減少させることができる。
また、V字開口部の左右方向の外側の端部が、上下方向において内側へ向くように開口されることで、フック部が形成されている構成でもよい。この構成では、左右方向の外側の端部にフック部が形成されているので、肩ストラップの装着を容易とすると共に、肩ストラップの移動を減少させることができる。
また、左右方向の外側で上下方向に延在し、上下一対の外側フレームの端部同士を連結する外側フレーム連結部を備える構成でもよい。この構成では、上下の外側フレームの端部同士を連結することで、留め具本体の変形を抑制することができ、係止片の基端部を安定的に支持することができる。また、係止片の変形も抑制することができる。また、外側フレームの端部が、外側に突出する形状とならないので、着用者の肌に接触したときの力を和らげることができ、肌に食い込み難くすることができる。
本発明の留め具によれば、係止片の先端部が着用者の肌に食い込み難くすると共に、係止片の折れ曲がりのおそれを低減することが可能な留め具を提供することができる。
本発明の実施形態に係る留め具の着用状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る留め具を示す平面図である。 肩ストラップを挿通した状態の第1実施形態の留め具を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る留め具を示す平面図である。 肩ストラップを挿通した状態の第2実施形態の留め具を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る留め具を示す平面図である。 本発明の第4実施形態に係る留め具を示す平面図である。 本発明の第5実施形態に係る留め具を示す平面図である。 本発明の第6実施形態に係る留め具を示す平面図である。 本発明の第7実施形態に係る留め具を示す平面図である。 本発明の第8実施形態に係る留め具を示す平面図である。 本発明の第9実施形態に係る留め具を示す平面図である。 本発明の第10実施形態に係る留め具を示す平面図である。 本発明の第11実施形態に係る留め具を示す平面図である。 従来の留め具を示す平面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、「上」、「下」等の方向を示す語は、図面に示される状態に基づいており、便宜的なものである。
まず、本発明の第1実施形態に係る留め具10について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る留め具10の着用状態を示す図である。この留め具10は、例えば、ブラジャー等のカップ付き衣類20に設けられた左右一対の肩ストラップ21を互いに引き寄せて保持するための留め具として用いられるものである。なお、カップ付き衣類としては、ブラジャーの他にブラスリップ、ブラキャミソール、ボディスーツ等のファンデーション衣類の他、水着やレオタード等の種々のカップ付き衣類が挙げられる。
図2は、本発明の第1実施形態に係る留め具10を示す平面図である。留め具10は、例えば、厚さ1mmの板状の金属又は樹脂から形成されている。留め具10は、左右対称の形状を有するため、本実施形態では、基本的に左右方向の片側のみについて説明する。なお、本発明の留め具10は、左右対称に形成されていないものでもよい。
留め具10は、中央(左右方向Xの内側)に設けられた中央開口部31と、中央開口部31から左右方向Xの外側へ向かうにつれて端部側が上下方向Yに離間するように開口されたV字開口部32と、が形成された留め具本体11を備えている。
留め具本体11は、上下方向Yの外側に配置された上下一対の外側フレーム41,51と、上下方向Yにおいて、外側フレーム41,51間に配置され肩ストラップ21を係止する左右一対の係止片61と、上下一対の外側フレーム41,51の左右方向Xの端部を連結する左右一対の連結フレーム71(外側フレーム連結部)と、を備える。
外側フレーム41,51は、V字開口部32の上下方向Yの外側の縁33,34を形成している。外側フレーム41,51は、左右方向Xの中央において、中央開口部31の上下方向Yの外側の縁35,36を形成している。
上側の外側フレーム41は、左右一対のV字開口部32の上側の縁33及び中央開口部31の上側の縁35を形成している。外側フレーム41は、中央開口部31側から斜め上方へ延在している。外側フレーム41の左右方向Xの外側の端部42は、中央開口部31よりも上方に配置されている。
下側の外側フレーム51は、左右一対のV字開口部32の下側の縁34及び中央開口部31の下側の縁36を形成している。外側フレーム51は、中央開口部31側から斜め下方へ延在している。外側フレーム51の左右方向Xの外側の端部52は、中央開口部31よりも下方に配置されている。
係止片61は、V字開口部32の内側の縁37,38を形成すると共に、肩ストラップ21を係止するものである。係止片61は、左右方向Xの外側で上下一対の外側フレーム41,51と接続された基端部62,63と、基端部62,63と反対側の端部であり、上下一対の外側フレーム41,51間で、中央開口部31に向けられている先端部64と、を備えている。
係止片61の上側の基端部62(以下、上側基端部62という。)は、上側に配置された外側フレーム41と接続されている。係止片61の下側の基端部63(以下、下側基端部63という。)は、下側に配置された外側フレーム51と接続されている。
係止片61は、上側基端部62と先端部64とを接続する第1棒状部65と、下側基端部63と先端部64とを接続する第2棒状部66とを備え、V字状に形成されている。係止片61の上側基端部62は、外側フレーム41の端部42に連結され、係止片61の下側基端部63は、外側フレーム51の端部52に連結されている。
連結フレーム71は、左右方向Xの外側で上下方向Yに延在し、外側フレーム41,51の端部42,52を連結している。連結フレーム71は、上下方向Yの中央部において、中央開口部31側へくぼむように湾曲している。例えば、留め具10では、V字状の係止片61及び連結フレーム71により囲まれた開口部がハート型を成すように形成されている。係止片61及び連結フレーム71により囲まれた開口部は、その他の形状でもよく、複数の開口部が形成されているものでもよい。
また、留め具10のV字開口部32の中央開口部31側の幅W1は、左右方向Xの外側の幅W2よりも細く形成されいる。留め具10では、中央開口部31側の幅W1が細くなっているため、V字開口部32に挿通され係止片61に係止された肩ストラップ21が外れ難くなっている。
次に、留め具10の作用について説明する。図3は、肩ストラップ21をV字開口部32に挿通した状態の第1実施例の留め具10を示す図である。図3(a)は、着用状態において、着用者の後方から見た状態を示すものであり、図3(b)は、着用者の肌側から見た状態を示すものである。図3では、片側の肩ストラップ21しか図示されていないが、装着状態において、左右両側の係止片61に肩ストラップ21が装着される。
留め具10を肩ストラップ21に装着する場合には、まず、肩ストラップ21を湾曲させ、この湾曲した部分を中央開口部31側から挿入し、係止片61の先端部64に係止する。次に、肩ストラップ21を左右方向Xの外側へ移動させて、V字開口部32に肩ストラップ21を進入させて、図3に示すような装着状態にする。
例えば図3(a)に示した面を留め具10の正面、図3(b)に示した面を留め具10の背面とする。このとき、装着状態において、肩ストラップ21は、外側フレーム41の背面側を通り、外側フレーム41と第1棒状部65と間の隙間(V字開口部32)を通過して、係止片61の正面側を通り、第2棒状部66と外側フレーム51との間の隙間(V字開口部32)を通過して、外側フレーム51の背面側を通るように配置されている。
このように構成された本実施形態に係る留め具10では、肩ストラップ21を係止する係止片61の先端部64が、中央開口部31に向かって内向きに形成されていると共に、上下方向Yにおいて外側フレーム41,51間に配置されているため、係止片61の先端部64が肌に直接当たる可能性が低減されている。その結果、係止片61の先端部64が着用者の肌に食い込み難くすることができると共に、係止片61の折れ曲がりのおそれを低減することができる。
留め具10は、V字状の係止片61が2点の基端部62,63によって外側フレーム41,51に支持されているため、従来の1点支持の場合と比較して係止片61の変形を抑制することができ、留め具10の劣化を抑えることができる。
留め具10は、V字開口部31の幅が、中央開口部31側で細くなっている(W1<W2)ため、肩ストラップ21がV字開口部31の両側の縁33,34,37,38に挟まれ、肩ストラップ21の位置ずれが抑制される。
留め具10は、連結フレーム71を備える構成であるため、上下の外側フレーム41,51の端部同士を連結することで、留め具本体の変形を抑制することができ、係止片61の基端部62,63を安定的に支持することができる。また、係止片61の変形も抑制することができる。また、外側フレーム41,51の端部42,52が、外側に突出する形状とならないので、着用者の肌に接触したときの力を和らげることができ、着用者の肌に食い込み難くすることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る留め具10Bについて説明する。図4は、本発明の第2実施形態に係る留め具10Bを示す平面図である。第2実施形態の留め具10Bが、第1実施形態の留め具10と違う点は、V字開口部132、係止片161、装飾フレーム153を備えている点である。なお、第2実施形態の留め具10Bの説明において、上記第1実施形態の留め具10と同様の説明は省略する。
留め具10BのV字開口部132は、左右方向Xの外側の方が内側よりも徐々に幅が広くなるように(拡張されて)形成されている。係止片161は、基端部162を介して連結フレーム71に接続されている。装飾フレーム153は、外側フレーム51から下側に張り出すように形成されている。
図5は、肩ストラップ21をV字開口部32に挿通した状態の第2実施形態の留め具10Bを示す図である。図5(a)は、着用状態において、着用者の後方から見た状態を示すものであり、図5(b)は、着用者の肌側から見た状態を示すものである。図5では、片側の肩ストラップ21しか図示されていないが、着用状態において、左右両側の係止片61に肩ストラップ21が装着される。
このような第2実施形態に係る留め具10Bにおいても、外側フレーム41、51の端部42、52が外側に突出しないので、良好な肌当たりを得ることができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る留め具10Cについて説明する。図6は、本発明の第3実施形態に係る留め具10Cを示す平面図である。第3実施形態の留め具10Cが、第1実施形態の留め具10と違う点は、外側フレーム51から張り出すように形成された装飾フレーム53を備える点である。なお、第3実施形態の留め具10Cの説明において、上記第1,2実施形態の留め具10,10Bと同様の説明は省略する。
装飾フレーム53は、外側フレーム51から下方に張り出すように形成され、留め具10Cの外形の一部を成している。具体的には、装飾フレーム53は、上下一対の外側フレーム41,51、及び左右一対の連結フレーム71と共に、蝶を模した形状を形成している。
このような第3実施形態に係る留め具10Cは、装飾フレーム53を備える構成であるため、デザインの自由度が向上されている。例えば、蝶のような形状の留め具10Cを実現することができる。また、装飾フレーム53が、外側フレーム51から張り出すように形成されているため、把手として利用することができ、留め具10Cの取り付け、取り外し動作を容易とすることができる。
なお、装飾フレーム53の形状は、その他の形状でもよい。装飾フレーム53は、外側フレーム41や連結フレーム71から張り出すように形成されているものでもよい。また、その他の形状の装飾部や把手が取り付けられた留め具でもよい。
次に、本発明の第4実施形態に係る留め具10Dについて説明する。図7は、本発明の第4実施形態に係る留め具10Dを示す平面図である。第4実施形態の留め具10Dが、第3実施形態に係る留め具10Cと違う点は、左右一対の係止片61の先端部64間の距離X1が大きくなっている点である。なお、第4実施形態の留め具10Dの説明において、上記実施形態の留め具10,10B,10Cと同様の説明は省略する。
留め具10Dでは、係止片61の先端部64が、中央開口部31より左右方向X外側に離間して配置されている。図7では、中央開口部31の大きさを破線で示している。例えば、係止片16の先端部64間の距離X1は、中央開口部31のX方向の幅X2の3倍程度の大きさである。上下一対の外側フレーム41,51の中央部には、中央開口部31を形成する湾曲部43,55が形成されている。この湾曲部43,55の両端部44,54の左右方向Xの距離が、中央開口部31のX方向の幅X2の大きさに相当する。
このような第4実施形態に係る留め具10Dは、先端部64の中央開口部31側の空間が広く形成され、肩ストラップ21のV字開口部32への挿入が容易となる。また、装着状態の留め具10Dから肩ストラップ21を外し易くなる。
次に、本発明の第5実施形態に係る留め具10Eについて説明する。図8は、本発明の第5実施形態に係る留め具10Eを示す平面図である。第5実施形態の留め具10Eが、第4実施形態に係る留め具10Dと違う点は、V字開口部32の内側の縁37に膨出部91が形成されている点である。なお、上記の実施形態と同様の説明は省略する。
膨出部91は、対向する外側の縁33に向かって張り出すように形成されている。膨出部91は、緩やかな湾曲形状を成している。膨出部91は、中央開口部31側から左右方向Xの外側へ、膨出部91の頂部92に向かうにつれて、V字開口部32の幅が徐々に狭まるように形成されている。頂部92は、膨出部91において、最も張り出している位置(最も外側の縁に近い位置)である。V字開口部31の幅とは、対向する外側の縁33と内側の縁37との間隔である。
また、膨出部91は、左右方向Xの外側から内側(中央開口部31側)へ、膨出部91の頂部92に向かうにつれて、V字開口部32の幅が徐々に狭まるように形成されている。
また、膨出部91の頂部92は、留め具10Eの装着状態において、肩ストラップ21の幅方向の中央よりも内側(着用者の後中心側)を係止可能な位置に形成されていることが好ましい。
このような第5実施形態の留め具10Eでは、着用状態の肩ストラップ21が内側の係止片61と外側フレーム41とに挟まれるので、肩ストラップ21の動きを規制することができ、肩ストラップ21のずれを抑制することができる。
留め具10Eは、中央開口部31側から膨出部91の頂部92に向かってV字開口部32の幅が徐々に狭まる構成であり、V字開口部32の入り口周辺(V字の底部側)で幅が広いため、V字開口部32への肩ストラップ21の挿入が容易である。
留め具10Eは、左右方向Xの外側から膨出部91の頂部92に向かってV字開口部32の幅が徐々に狭まる構成であるため、肩ストラップ21をV字開口部32から中央開口部31へ向かって抜き出す際に、スムーズに肩ストラップ21を抜き出すことができる。
なお、膨出部91は、V字開口部32の内側の縁38(下部側の縁)に設けられているものでもよく、上下両方の縁37,38に設けられているものでもよい(図13参照)。また、一方の縁に複数の膨出部91が設けられている構成でもよい。
次に、本発明の第6実施形態に係る留め具10Fについて説明する。図9は、本発明の第6実施形態に係る留め具10Fを示す平面図である。第6実施形態の留め具10Fが、第4実施形態に係る留め具10Dと違う点は、V字開口部32の内側の縁37に膨出部93が形成されている点である。なお、上記の実施形態と同様の説明は省略する。
膨出部93は、対向する内側の縁37に向かって張り出すように形成されている。膨出部93は、緩やかな湾曲形状を成している。膨出部93は、中央開口部31側から左右方向Xの外側へ、膨出部93の頂部94に向かうにつれて、V字開口部32の幅が徐々に狭まるように形成されている。頂部94は、膨出部93において、最も張り出している位置(最も外側の縁に近い位置)である。V字開口部31の幅とは、対向する外側の縁と内側の縁との間隔である。
また、膨出部93は、左右方向Xの外側から内側(中央開口部31側)へ、膨出部93の頂部94に向かうにつれて、V字開口部32の幅が徐々に狭まるように形成されている。
また、膨出部93の頂部94は、留め具10Fの装着状態において、肩ストラップ21の幅方向の中央よりも内側(着用者の後中心側)を係止可能であることが好適である。
このような第6実施形態の留め具10Fでは、着用状態の肩ストラップ21が内側の係止片61と外側フレーム41とに挟まれるので、肩ストラップ21の動きを規制することができ、肩ストラップ21のずれを抑制することができる。
留め具10Eは、中央開口部31側から膨出部93の頂部94に向かってV字開口部32の幅が徐々に狭まる構成であり、V字開口部32の入り口周辺(V字の底部側)で幅が広いため、V字開口部32への肩ストラップ21の挿入が容易である。
留め具10Eは、左右方向Xの外側から膨出部93の頂部94に向かってV字開口部32の幅が徐々に狭まる構成であるため、肩ストラップ21をV字開口部32から中央開口部31へ向かって抜き出す際に、スムーズに肩ストラップ21を抜き出すことができる。
膨出部93は、V字開口部32の外側の縁34(下部側の縁)に設けられているものでもよく、上下両方の縁33,34に設けられているものでもよい(図14参照)。
次に、本発明の第7実施形態に係る留め具10Gについて説明する。図10は、本発明の第7実施形態に係る留め具10Gを示す平面図である。第7実施形態の留め具10Gが第4実施形態に係る留め具10Dと違う点は、中央開口部31が形成されていない点である。このように、本発明の留め具の変形例として、左右一対のV字開口部32が連通していない構成のものでもよい。
次に、本発明の第8実施形態に係る留め具10Hについて説明する。図11は、本発明の第8実施形態に係る留め具10Hを示す平面図である。第8実施形態の留め具10Hが第1実施形態に係る留め具10と違う点は、係止片61の中央に開口部が形成されていない点である。このように、本発明の留め具の変形例として、係止片61の中央に開口部が形成されていないものでもよい。
次に、本発明の第9実施形態に係る留め具10Iについて説明する。図12は、本発明の第9実施形態に係る留め具10Iを示す平面図である。第9実施形態の留め具10Iが第1実施形態に係る留め具10と違う点は、連結フレーム71を備えていない点である。このように、本発明の留め具の変形例として、連結フレーム71を備えていないものでもよい。
次に、本発明の第10実施形態に係る留め具10Jについて説明する。図13は、本発明の第10実施形態に係る留め具10Jを示す平面図である。第10実施形態の留め具10Jが第5実施形態に係る留め具10Eと違う点は、膨出部91B(91)の形状が異なる点、及び膨出部91Bが上下両方の縁37,38に形成されている点である。なお、上記の実施形態と同様の説明は省略する。
係止片61の第1棒状部65の上側の縁37には、上部側の膨出部91Bが設けられている。縁37の膨出部91Bは、対向する外側の縁33に向かって張り出している。膨出部91Bは、例えば、第1棒状部65の長手方向の中央より先端部64側に配置されている。膨出部91Bの両側には、縁33側へ張り出していない部分が形成されている。第1棒状部65の長手方向の例えば1/3程度の部分が、膨出部91Bとして縁33側へ張り出している。
係止片61の第2棒状部66の下側の縁38には、下部側の膨出部91Bが設けられている。縁38の膨出部91Bは、対向する外側の縁34に向かって張り出している。膨出部91Bは、例えば、第2棒状部66の長手方向の中央より先端部64側に配置されている。膨出部91Bの両側には、縁34側へ張り出していない部分が形成されている。第2棒状部66の長手方向の例えば1/3程度の部分が、膨出部91Bとして縁34側へ張り出している。
このような第10実施形態の留め具10Jでは、着用状態の肩ストラップ21が内側の係止片61と外側フレーム41とに挟まれ、膨出部91Bによって肩ストラップ21の動きが規制される。その結果、肩ストラップ21のずれを抑制することができる。なお、膨出91Bの位置及び形状は適宜変更してもよい。
次に、本発明の第11実施形態に係る留め具10Kについて説明する。図14は、本発明の第11実施形態に係る留め具10Kを示す平面図である。第11実施形態の留め具10Kが第6実施形態に係る留め具10Fと違う点は、膨出部93B(93)の形状が異なる点、及び膨出部93Bが上下両方の縁33,34に形成されている点である。なお、上記の実施形態と同様の説明は省略する。
上部側の外側フレーム41の縁33には、上部側の膨出部93Bが設けられている。縁33の膨出部93Bは、対向する係止片61の縁37に向かって張り出している。膨出部93Bの両側には、縁37側へ張り出していない部分が形成されている。
下部側の外側フレーム51の縁34には、下部側の膨出部93Bが設けられている。縁34の膨出部93Bは、対向する係止片61の縁38に向かって張り出している。膨出部93Bの両側には、縁38側へ張り出していない部分が形成されている。
このような第11実施形態の留め具10Kでは、着用状態の肩ストラップ21が内側の係止片61と外側フレーム41とに挟まれるように保持され、膨出部93Bによって肩ストラップ21の動きが規制される。その結果、肩ストラップ21のずれを抑制することができる。なお、膨出93Bの位置及び形状は適宜変更してもよい。
上記第10実施形態の膨出部91Bを係止片61側の膨出部93Bと向かい合う位置にさらに設け、膨出部91B、93Bによって上下から肩ストラップ21を挟み込むようにしても良い。但し、この場合には、膨出部91B、93Bの位置を左右方向にずらして設けたり、向かい合う膨出部91B、93Bの大きさを小さくして肩ストラップ21が膨出部91B、93Bの間に挿入し易くするように形成することが好ましい。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記の留め具10,10B,10C,10G,10H,10Iにおいて、膨出部91,91B又は膨出部93,93Bを備える構成としてもよい。
また、上記実施形態の留め具10は、左右方向の外側で上下方向に延在し、上下一対の外側フレーム41,51の端部42,52同士を連結する連結フレームを備える構成としているが、左右方向に延在し、外側フレーム41の端部42同士、及び/又は外側フレーム51の端部52同士を連結するフレームを更に備える構成でもよい。
10,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H,10J,10K…留め具
11…留め具本体
20…カップ付き衣類、
21…肩ストラップ
31…中央開口部(中央部)
32…V字開口部
33,34…V字開口部の外側の縁
37,38…V字開口部の内側の縁
41,51…外側フレーム
42,52…外側フレームの端部
61…係止片
62,63…基端部
64…先端部
65…第1棒状部
66…第2棒状部
67,68…フック部
71…連結フレーム
81,82…V字開口部の外側の端部
91,91B,93,93B…膨出部
92,94…膨出部の頂部

Claims (9)

  1. 衣類の左右一対の肩ストラップを互いに引き寄せて保持する留め具であって、
    左右方向の外側へ向かうにつれて離間または拡幅するようにV字状に開口され、前記肩ストラップを挿通する左右一対のV字開口部が形成された留め具本体を備え、
    前記留め具本体は、前記V字開口部の外側の縁を形成する上下一対の外側フレームと、
    前記V字開口部の内側の縁を形成すると共に、前記肩ストラップを係止可能な係止片と、有し、
    前記係止片は、左右方向の外側で前記外側フレームと接続された基端部と、
    前記基端部と反対側の端部であり、前記上下一対の外側フレーム間で、左右方向の内側に向けられている先端部とを備えている、
    留め具。
  2. 前記基端部は、上側に配置された前記外側フレームと接続された上側基端部と、
    下側に配置された前記外側フレームと接続された下側基端部と、を有し、
    前記係止片は、前記上側基端部と前記先端部とを接続する第1の棒状部と、
    前記下側基端部と前記先端部とを接続する第2の棒状部と、を備えV字状に形成されている、
    請求項1に記載の留め具。
  3. 前記V字開口部の幅は、左右方向の外側の部分より、左右方向の内側の部分の方が細くなっている、
    請求項1または2に記載の留め具。
  4. 前記V字開口部の前記外側または前記内側の縁の少なくとも一方の一部には、対向する縁側へ膨出する膨出部が形成されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の留め具。
  5. 前記膨出部は、左右方向の内側から外側へ、当該膨出部の頂部に向かうにつれて、前記V字開口部の幅が徐々に狭まるように形成されている、
    請求項4に記載の留め具。
  6. 前記膨出部は、前記V字開口部の左右方向の外側から内側へ、当該膨出部の頂部に向かうにつれて、前記V字開口部の幅が徐々に狭まるように形成されている、
    請求項4または5項に記載の留め具。
  7. 前記係止片には、前記肩ストラップの移動を拘束可能なフック部が形成されている、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の留め具。
  8. 前記V字開口部の左右方向の外側の端部が、上下方向において内側へ向くように開口されることで、前記フック部が形成されている、
    請求項7に記載の留め具。
  9. 左右方向の外側で上下方向に延在し、上下一対の外側フレームの端部同士を連結する外側フレーム連結部を備える、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の留め具。
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