JP2013120312A - 集光レンズ - Google Patents

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JP2013120312A
JP2013120312A JP2011268530A JP2011268530A JP2013120312A JP 2013120312 A JP2013120312 A JP 2013120312A JP 2011268530 A JP2011268530 A JP 2011268530A JP 2011268530 A JP2011268530 A JP 2011268530A JP 2013120312 A JP2013120312 A JP 2013120312A
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curvature
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Masayuki Imaoka
雅之 今岡
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Abstract

【課題】接合レンズを用いず、少ない枚数で色収差を補正した集光レンズを提供する。
【解決手段】可視領域をまたぐ広い波長帯に対応し、一方の共役側が無限又は略無限、他方が有限距離であり、無限共役側から順に、正の第1レンズL1、負の第2レンズL2、少なくとも1面が非球面の正の第3レンズL3が配置されており、第1,第2レンズ間に空気層があり、0<f/f12<0.3,0.5<f/|r1|<1.0,0.2<f/|r2|<0.8,0.85<|r3|/|r2|≦1.0,55<vd1,vd2<35,40<vd3,0.66<0.0018×vd1+P1(f,f12:焦点距離(全系、第1第2レンズの合成)、r1,r2,r3:第1レンズ無限共役側、有限共役側、第2レンズ無限共役側の曲率半径、vd1,vd2,vd3:第1、第2、第3レンズのアッベ数、P1:第1レンズの部分分散比(Ng−NF)/(NF−NC))を満たす。
【選択図】図1

Description

本発明は集光レンズに関するものであり、例えば、光源からの光を集光しコリメートするコリメートレンズ系、コリメート光を集光し結像させる対物レンズ系等の集光レンズに関するものである。
従来より様々なタイプの集光レンズが提案されている。例えば、半導体レーザー等の波長変動のある光源を用いる光ディスク装置の光学系として、特許文献1ではコリメートレンズが提案されており、特許文献2では対物レンズが提案されている。いずれも少ないレンズ枚数で収差を良好に補正することを目的としており、非球面単レンズと接合レンズとで構成されている。
特開平5−34642号公報 特開平3−155515号公報
特許文献1,2に記載の集光レンズには、いずれも接合レンズが用いられている。レンズの接合には樹脂接合材が用いられるため、耐光性、とりわけ紫外線に対する耐光性が低いという問題がある。また、接合面の曲率が大きいので、接合間隔を空気にするとコマ収差の悪化や透過率の低下につながるだけでなく、高NA(Numerical Aperture)化すると光線が通らなくなるおそれもある。特許文献1,2に記載の集光レンズの場合、使用波長が限られているので、色収差に関してはあまり問題にならない設計になっている。つまり、特許文献1,2に記載の集光レンズでは、接合レンズを用いずに少ないレンズ枚数で集光し、色収差も補正することは困難である。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、樹脂接合材による接合レンズを用いずに、少ないレンズ枚数で色収差、球面収差、及びコマ収差を補正しつつ集光することのできる高性能・コンパクトな集光レンズを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明の集光レンズは、可視領域にまたがる広い波長帯に対応し、一方の共役側が無限又は略無限、他方の共役側が有限距離である光学系であって、無限共役側から順に、正パワーの第1レンズと、負パワーの第2レンズと、少なくとも1面が非球面の正パワーの第3レンズと、が配置されており、前記第1レンズと前記第2レンズとの間に空気層が設けられており、以下の条件式(1)〜(8)を満たすことを特徴とする。
0<f/f12<0.3 …(1)
0.5<f/|r1|<1.0 …(2)
0.2<f/|r2|<0.8 …(3)
0.85<|r3|/|r2|≦1.0 …(4)
55<vd1 …(5)
vd2<35 …(6)
40<vd3 …(7)
0.66<0.0018×vd1+P1 …(8)
ただし、
f:全系の焦点距離、
f12:第1レンズと第2レンズとの合成焦点距離、
r1:第1レンズの無限共役側の面の曲率半径、
r2:第1レンズの有限共役側の面の曲率半径、
r3:第2レンズの無限共役側の面の曲率半径、
vd1:第1レンズのレンズ材料のアッベ数、
vd2:第2レンズのレンズ材料のアッベ数、
vd3:第3レンズのレンズ材料のアッベ数、
P1:第1レンズのPの値、
P=(Ng−NF)/(NF−NC)
Ng:g線に関する屈折率、
NF:F線に関する屈折率、
NC:C線に関する屈折率、
である。
第2の発明の集光レンズは、上記第1の発明において、NAが0.8以上であることを特徴とする。
第3の発明の集光レンズは、上記第1又は第2の発明において、以下の条件式(9)を満たすことを特徴とする。
0.4<|r5|/f<0.8 …(9)
ただし、
r5:第3レンズの無限共役側の面の曲率半径、
である。
第4の発明の集光レンズは、上記第1〜第3のいずれか1つの発明において、以下の条件式(10)を満たすことを特徴とする。
T12/f<0.03 …(10)
ただし、
T12:第1レンズと第2レンズとの光軸上での空気間隔、
である。
第5の発明の集光レンズは、上記第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記第1レンズと前記第2レンズとが向かい合う面の有効径外に物体を挟むことによって、前記空気層が設けられていることを特徴とする。
第6の発明の集光レンズは、上記第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記第1レンズと前記第2レンズとが向かい合う面は、光軸上では空気間隔を有し、有効径外でレンズ面同士が接していることを特徴とする。
本発明によれば、球面収差やコマ収差の補正と集光作用の多くを第3レンズに負担させ、色収差の補正を第1,第2レンズに負担させる構成になっているため、高NAで高性能・コンパクトな集光レンズを実現することができる。
第1の実施の形態(実施例1)の光路図。 第2の実施の形態(実施例2)の光路図。 第3の実施の形態(実施例3)の光路図。 実施例1の収差図。 実施例2の収差図。 実施例3の収差図。
以下、本発明に係る集光レンズ等を説明する。本発明に係る集光レンズは、可視領域にまたがる広い波長帯に対応し、一方の共役側が無限又は略無限、他方の共役側が有限距離である光学系である。そして、無限共役側から順に、正パワーの第1レンズと、負パワーの第2レンズと、少なくとも1面が非球面の正パワーの第3レンズと、が配置されており(パワー:焦点距離の逆数で定義される量)、前記第1レンズと前記第2レンズとの間に空気層が設けられており、以下の条件式(1)〜(8)を満たすことを特徴としている。
0<f/f12<0.3 …(1)
0.5<f/|r1|<1.0 …(2)
0.2<f/|r2|<0.8 …(3)
0.85<|r3|/|r2|≦1.0 …(4)
55<vd1 …(5)
vd2<35 …(6)
40<vd3 …(7)
0.66<0.0018×vd1+P1 …(8)
ただし、
f:全系の焦点距離、
f12:第1レンズと第2レンズとの合成焦点距離、
r1:第1レンズの無限共役側の面の曲率半径、
r2:第1レンズの有限共役側の面の曲率半径、
r3:第2レンズの無限共役側の面の曲率半径、
vd1:第1レンズのレンズ材料のアッベ数、
vd2:第2レンズのレンズ材料のアッベ数、
vd3:第3レンズのレンズ材料のアッベ数、
P1:第1レンズのPの値、
P=(Ng−NF)/(NF−NC)
Ng:g線に関する屈折率、
NF:F線に関する屈折率、
NC:C線に関する屈折率、
である。
球面収差補正やコマ収差補正と集光作用の多くを非球面レンズ(第3レンズ)に負担させ、色収差補正を残る正レンズ(第1レンズ)と負レンズ(第2レンズ)に負担させることで、高NAで高性能・コンパクトな集光レンズを実現することができる。一般的にいえば、正レンズと負レンズは樹脂による接合としてもよいが、樹脂接合材は紫外線やレーザー光のような強い光に対する耐光性が低いため使用しないほうが望ましい。本発明に係る集光レンズのように、第1レンズと第2レンズとの間を空気にすれば耐光性は問題無い。同様の理由から、非球面レンズも樹脂ではなくガラスで構成されたものが望ましい。
条件式(1)を満たせば、球面収差,コマ収差及び色収差の補正をバランス良く行うことができる。条件式(1)の下限を越えると(つまり、第1,第2レンズの合成焦点距離が負になると)、第3レンズの正パワーを非常に強くする必要が生じてしまうため、球面収差の悪化を招くことになる。条件式(1)の上限を越えると、第1レンズと第2レンズとのパワーバランスが崩れてしまい、色収差の悪化を招くことになる。
条件式(2)を満たすことは、色収差を補正しつつ球面収差及びコマ収差を低減することにつながる。条件式(2)の上限を越えると、マージナル光線の第1レンズのレンズ面への入射角が大きくなり、球面収差やコマ収差の悪化を招くことになる。また、第1レンズのコバ厚を確保するために心厚が厚くなり、重量が重くなる。条件式(2)の下限を越えると、色収差の悪化を招くことになる。
条件式(3)を満たすことは、色収差を補正しつつ球面収差及びコマ収差を低減することにつながる。条件式(3)の下限を越えると、色収差の悪化を招くことになる。条件式(3)の上限を越えると、入射角・射出角が大きくなり、球面収差やコマ収差の悪化を招くことになる。また、第1レンズのコバ厚を確保するために心厚が厚くなり、重量が重くなる。
条件式(4)を満たすことは、色収差を補正しつつ球面収差及びコマ収差を低減することにつながる。条件式(4)の上限を越えると、第1レンズのレンズ面からの射出角が大きくなり、球面収差やコマ収差の悪化を招くことになる。条件式(4)の下限を越えると、第2レンズのレンズ面への入射角が大きくなり、同様に球面収差やコマ収差の悪化を招くことになる。
条件式(5)を満たせば、広い波長帯に渡って良好に1次の色収差を補正することができる。条件式(5)の条件範囲を外れると、1次の色収差の悪化を招くことになる。
条件式(6)を満たせば、広い波長帯に渡って良好に1次の色収差を補正することができる。条件式(6)の条件範囲を外れると、1次の色収差の悪化を招くことになる。
条件式(7)を満たせば、広い波長帯に渡って良好に1次の色収差を補正することができる。条件式(7)の条件範囲を外れると、1次の色収差の悪化を招くことになる。
条件式(8)を満たせば、広い波長帯に渡って良好に2次の色収差を補正することができる。条件式(8)の条件範囲を外れると、2次の色収差の悪化を招くことになる。
上述したように本発明に係る集光レンズの特徴的構成によれば、球面収差やコマ収差の補正と集光作用の多くを第3レンズに負担させ、色収差の補正を第1,第2レンズに負担させる構成によって、高NAで高性能・コンパクトな集光レンズを実現することが可能となる。こういった効果をバランス良く得るとともに、更に高い光学性能,小型化等を達成するための条件等を以下に説明する。
NAが0.8以上であることが望ましい。NAが0.8以上であれば、より多くの光を集光することができる。NAが高い場合に強い曲率の面を用いると、周辺で全反射して光が通らなくなる等の問題が生じるが、前記条件式(1)〜(8)を満たすことによりそれを回避することができる。
以下の条件式(9)を満たすことが望ましい。
0.4<|r5|/f<0.8 …(9)
ただし、
r5:第3レンズの無限共役側の面の曲率半径、
である。
条件式(9)を満たせば、0.8を上回るような高NAであっても光線を無理なく屈折させ集光・結像させることができるため、球面収差やコマ収差を良好に補正することができる。条件式(9)の上限を越えると、必然的に第3レンズの有限共役側の凸の曲率が大きくなるため、球面収差やコマ収差が悪化するだけでなく、高NAの光束を集光することが困難になる(つまり、全反射する)。条件式(9)下限を越えると、第3レンズの無限共役側の凸の曲率が大きくなりすぎるため、球面収差やコマ収差が悪化するだけでなく、同様に高NAの光束を透過させることが困難になる。
以下の条件式(10)を満たすことが望ましい。
T12/f<0.03 …(10)
ただし、
T12:第1レンズと第2レンズとの光軸上での空気間隔、
である。
条件式(10)を満たせば、接合レンズと同等の効果を得ることができ、良好に色収差を補正することができる。条件式(10)の上限を越えると、色収差の悪化を招くことになる。
以下の条件式(10a)を満たすことが望ましく、条件式(10b)を満たすことが更に望ましい。
T12/f<0.02 …(10a)
T12/f<0.01 …(10b)
これらの条件式(10a),(10b)は、前記条件式(10)が規定している条件範囲のなかでも、前記観点等に基づいた更に好ましい条件範囲を規定している。したがって、好ましくは条件式(10a)、更に好ましくは条件式(10b)を満たすことにより、上記効果をより一層大きくすることができる。
前記第1レンズと前記第2レンズとが向かい合う面の有効径外に物体を挟むことによって、前記空気層が設けられていることが望ましい。例えば、第1レンズと第2レンズとの間の有効径外に薄いリング状の物体を挟んだり、第1レンズと第2レンズとの間の有効径外の複数箇所、例えば3箇所に薄いシート状の物体を挟んだりすることにより、第1,第2レンズ間隔を保つようにすれば、第1,第2レンズを接合したのと同様の色収差補正が可能となる。
また、第1,第2レンズ間に物体を挟むことにより空気層を設ければ、第1,第2レンズを組み込んだ後でもスライドさせることによって、相互に偏心調整することが可能である。挟み込む物体の厚みを変えることで間隔調整も可能となり、主に収差の補正が可能である。このような少ない枚数の光学系では、調整箇所が1つでも多い方が光学性能を確保する上で有利である。例えば、各レンズの芯厚の誤差により球面収差やコマ収差が生じた場合でも、第1,第2レンズの間隔調整でその収差を補正できる場合がある。
前記第1レンズと前記第2レンズとが向かい合う面は、光軸上では空気間隔を有し、有効径外でレンズ面同士が接していることが望ましい。第1,第2レンズの向かい合う面が光軸上では空気間隔を有し、有効径外ではレンズ面同士が接するようにすれば、第1,第2レンズを接合したのと同様の色収差補正が可能となる。
レンズ面同士を有効径外で接触させることにより空気層を設ければ、第1,第2レンズを組み込んだ後でも曲面で接触させながらスライドさせることによって、相互に偏心調整することが可能である。このような少ない枚数の光学系では、調整箇所が1つでも多い方が光学性能を確保する上で有利である。例えば、各レンズの偏心誤差により片ボケや軸上コマ収差が生じた場合でも、第1,第2レンズの偏心調整でその収差を補正できる場合がある。
ここで、第1〜第3の実施の形態を挙げて、集光レンズLNの具体的な光学構成を更に詳しく説明する。図1〜図3は、第1〜第3の実施の形態を構成する集光レンズLNにそれぞれ対応する光路図であり、そのレンズ配置,光路等を光学断面で示している。第1〜第3の実施の形態の集光レンズLNは、可視領域にまたがる広い波長帯に対応し、一方の共役側が無限又は略無限、他方の共役側が有限距離である光学系であって、無限共役側から順に、正パワーの第1レンズL1と、負パワーの第2レンズL2と、両面非球面の正パワーの第3レンズL3と、が配置されている。集光レンズLNの無限共役側には絞りSTが配置されており、集光レンズLNの有限共役側(集光面IM側)には平行平板PTが配置されている。いずれの実施の形態も第3レンズL3は両面非球面レンズであり、例えば後述する実施例1〜3では、正パワーの強い方の面は高次(16次)の非球面になっており、平面に近い方の面は低次(6次,8次)の非球面になっている。
また、第1レンズL1と第2レンズL2との間には空気層ARが設けられている。第1の実施の形態では、第1,第2レンズL1,L2の向かい合う面の曲率半径が同じになっているので、その向かい合う面の有効径外に物体を挟むことによって、空気層ARが設けられている。第2,第3の実施の形態では、第1レンズL1の有限共役側の面の曲率半径の絶対値が、第2レンズL2の無限共役側の面の曲率半径の絶対値よりも大きくなっているので、第1,第2レンズL1,L2間において、光軸AX上では空気間隔ARを有し、有効径外でレンズ面同士が接している。
以下、本発明を実施した集光レンズの構成等を、実施例のコンストラクションデータ等を挙げて更に具体的に説明する。ここで挙げる実施例1〜3(EX1〜3)は、前述した第1〜第3の実施の形態にそれぞれ対応する数値実施例であり、第1〜第3の実施の形態を表す光路図(図1〜図3)は、対応する実施例1〜3のレンズ構成,光路等をそれぞれ示している。
各実施例のコンストラクションデータでは、面データとして、左側の欄から順に、面番号i,曲率半径r(mm),軸上面間隔d(mm),d線(波長587.6nm)に関する屈折率Nd,d線に関するアッベ数Vd,部分分散比P=(Ng−NF)/(NF−NC),0.0018×Vd+Pを示す。また表1に、各実施例の条件式対応値とその関連データ、さらにレンズ全長TL(平行平板PTは空気換算している。単位:mm)及びNAを示す。
面番号に*が付された面は非球面であり、その面形状は面頂点を原点とするローカルな直交座標系(x,y,z)を用いた以下の式(AS)で定義される。非球面データとして、非球面係数等を示す。なお、各実施例の非球面データにおいて表記の無い項の係数は0であり、すべてのデータに関してE−n=×10-nである。
z=(c・h2)/{1+√(1−ε・c2・h2)}+Σ(Aj・hj) …(AS)
ただし、
h:z軸(光軸AX)に対して垂直な方向の高さ(h2=x2+y2)、
z:高さhの位置での光軸AX方向のサグ量(面頂点基準)、
c:面頂点での曲率(曲率半径rの逆数)、
ε:2次曲面パラメータ、
Aj:j次の非球面係数、
である。
図3〜図6は、実施例1〜実施例3(EX1〜EX3)にそれぞれ対応する収差図であり、(A)は球面収差(mm)、(B)は非点収差(mm)、(C)は歪曲収差(%)、(D)は倍率色収差(mm)を示している(H:入射高さ(mm),Y’:像高(mm))。(A)の球面収差図において、実線はe線(波長546.1nm)に対する球面収差、破線はg線(波長435.8nm)に対する球面収差、一点鎖線はC線(波長656.3nm)に対する球面収差、をそれぞれ表している。(B)の非点収差図において、太線で示すmer−e,mer−g,mer−Cはメリディオナル像面、細線で示すsag−e,sag−g,sag−Cはサジタル像面であり、実線はe線(波長546.1nm)、破線はg線(波長435.8nm)、一点鎖線はC線(波長656.3nm)に対する非点収差をそれぞれ表している。(C)の歪曲収差図において実線はe線に対する歪曲(%)を表しており、(D)の倍率色収差図において破線はg線(波長435.8nm)、一点鎖線はC線(波長656.3nm)に対する倍率色収差をそれぞれ表している。なお、いずれの実施例も波長400〜850nmの広い波長帯域で高い光学性能を確保した設計となっている。
実施例1
単位:mm
面データ
i r d Nd Vd P 0.0018Vd+P
1 (絞り) ∞
0.000
2 5.027
4.366 1.43875 94.93 0.5343 0.7051
3 -5.873
0.010
4 -5.873
0.672 1.84666 23.88 0.6217 0.6647
5 -29.231
0.200
6* 2.108
2.253 1.58313 59.46 0.5404 0.6475
7* -74.543
0.500
8 ∞
1.000 1.51633 64.14 0.5352 0.6507
9 ∞
0.200
10 (集光面) ∞
非球面データ
第6面
ε = 7.2460E-01
A4 = 3.6311E-03
A6 =-5.4173E-03
A8 = 2.9799E-03
A10=-5.7024E-04
A12=-6.6967E-05
A14= 3.6868E-05
A16=-3.6513E-06
非球面データ
第7面
ε = 1.0000E+00
A4 = 6.1812E-03
A6 =-1.2540E-03
A8 = 0.0000E+00
A10= 0.0000E+00
A12= 0.0000E+00
A14= 0.0000E+00
A16= 0.0000E+00
実施例2
単位:mm
面データ
i r d Nd Vd P 0.0018Vd+P
1 (絞り) ∞
0.000
2 5.068
3.729 1.59522 67.74 0.5442 0.6661
3 -9.685
0.030
4 -9.216
0.300 1.84666 23.88 0.6217 0.6647
5 13.504
0.200
6* 2.267
2.468 1.58313 59.46 0.5404 0.6475
7* -7.555
0.450
8 ∞
1.000 1.51633 64.14 0.5352 0.6507
9 ∞
0.200
10 (集光面) ∞
非球面データ
第6面
ε = 8.6570E-01
A4 = 1.4462E-03
A6 =-2.3513E-03
A8 = 1.1976E-03
A10=-1.0188E-04
A12=-1.0473E-04
A14= 3.4069E-05
A16=-3.2793E-06
非球面データ
第7面
ε = 1.0000E+00
A4 = 6.5043E-02
A6 =-2.0497E-02
A8 = 2.1122E-03
A10= 0.0000E+00
A12= 0.0000E+00
A14= 0.0000E+00
A16= 0.0000E+00
実施例3
単位:mm
面データ
i r d Nd Vd P 0.0018Vd+P
1 (絞り) ∞
0.000
2 4.784
3.814 1.59522 67.74 0.5442 0.6661
3 -13.545
0.030
4 -12.540
0.300 1.84666 23.88 0.6217 0.6647
5 5.535
2.746
6* 2.061
2.340 1.74330 49.33 0.5526 0.6414
7* -24.799
0.469
8 ∞
1.000 1.51633 64.14 0.5352 0.6507
9 ∞
0.200
10 (集光面) ∞
非球面データ
第6面
ε = 8.6570E-01
A4 = 1.4462E-03
A6 =-2.3513E-03
A8 = 1.1976E-03
A10=-1.0188E-04
A12=-1.0473E-04
A14= 3.4069E-05
A16=-3.2793E-06
非球面データ
第7面
ε = 1.0000E+00
A4 = 6.5043E-02
A6 =-2.0497E-02
A8 = 2.1122E-03
A10= 0.0000E+00
A12= 0.0000E+00
A14= 0.0000E+00
A16= 0.0000E+00
Figure 2013120312
LN 集光レンズ
ST 絞り
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
IM 集光面
AX 光軸

Claims (6)

  1. 可視領域にまたがる広い波長帯に対応し、一方の共役側が無限又は略無限、他方の共役側が有限距離である光学系であって、
    無限共役側から順に、正パワーの第1レンズと、負パワーの第2レンズと、少なくとも1面が非球面の正パワーの第3レンズと、が配置されており、前記第1レンズと前記第2レンズとの間に空気層が設けられており、以下の条件式(1)〜(8)を満たすことを特徴とする集光レンズ;
    0<f/f12<0.3 …(1)
    0.5<f/|r1|<1.0 …(2)
    0.2<f/|r2|<0.8 …(3)
    0.85<|r3|/|r2|≦1.0 …(4)
    55<vd1 …(5)
    vd2<35 …(6)
    40<vd3 …(7)
    0.66<0.0018×vd1+P1 …(8)
    ただし、
    f:全系の焦点距離、
    f12:第1レンズと第2レンズとの合成焦点距離、
    r1:第1レンズの無限共役側の面の曲率半径、
    r2:第1レンズの有限共役側の面の曲率半径、
    r3:第2レンズの無限共役側の面の曲率半径、
    vd1:第1レンズのレンズ材料のアッベ数、
    vd2:第2レンズのレンズ材料のアッベ数、
    vd3:第3レンズのレンズ材料のアッベ数、
    P1:第1レンズのPの値、
    P=(Ng−NF)/(NF−NC)
    Ng:g線に関する屈折率、
    NF:F線に関する屈折率、
    NC:C線に関する屈折率、
    である。
  2. NAが0.8以上であることを特徴とする請求項1記載の集光レンズ。
  3. 以下の条件式(9)を満たすことを特徴とする請求項1又は2記載の集光レンズ;
    0.4<|r5|/f<0.8 …(9)
    ただし、
    r5:第3レンズの無限共役側の面の曲率半径、
    である。
  4. 以下の条件式(10)を満たすことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の集光レンズ;
    T12/f<0.03 …(10)
    ただし、
    T12:第1レンズと第2レンズとの光軸上での空気間隔、
    である。
  5. 前記第1レンズと前記第2レンズとが向かい合う面の有効径外に物体を挟むことによって、前記空気層が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の集光レンズ。
  6. 前記第1レンズと前記第2レンズとが向かい合う面は、光軸上では空気間隔を有し、有効径外でレンズ面同士が接していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の集光レンズ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105759399A (zh) * 2015-01-05 2016-07-13 亚太光电股份有限公司 成像镜头

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