JP2013118915A - 尿道カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】体内に留置された状態での違和感を低減することができるとともに、排尿機能を好適に確保できる尿道カテーテルを提供する。
【解決手段】尿道カテーテル10は、導尿口12が設けられた先端部14と、蓄尿容器に連通可能な基部18と、先端部14と基部18とを連結する中間チューブ16と、先端部14の外面に配置されたバルーン22とを備える。尿道カテーテル10の使用において、導尿口12が膀胱内に留置され、中間チューブ16が尿道に留置される。少なくとも尿道カテーテル10が生体に留置された状態では、中間チューブ16の占有断面積が前記先端部の占有断面積よりも小となる。中間チューブ16における尿路として機能する第1ルーメンには、柔軟性を有する液体透過性部材29が第1ルーメン24bの延在方向に沿って配設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体に挿入及び留置されることにより、膀胱内の尿を蓄尿容器へと導入するために用いられる尿道カテーテルに関する。
排尿が困難な患者や手術直後の患者等に対しては、尿道カテーテルを排尿口から尿道に挿入し、その先端部を膀胱内に留置することにより、膀胱内の尿を体外の蓄尿バッグ等に排出する処置が行われることがある。尿道カテーテルを患者の体内に留置しておくことにより、患者がトイレに移動する負担をなくすことができる。尿道カテーテルに関する先行技術としては、例えば、下記特許文献1、2に開示されたものがある。
特開平8−276005号公報 特開平8−299431号公報
ところが、尿道カテーテルは、排尿口から尿道を経て、膀胱までの間に挿入された状態で体内に留置されるため、患者が異物感や違和感を生じることがある。従って、このような異物感や違和感を低減するように改良された尿道カテーテルが望まれる。またこのような改良に際して、尿道カテーテルの排尿機能が阻害されることがないよう配慮することも重要である。
そこで、本発明は、体内に留置された状態での違和感を低減することができるとともに、排尿機能を好適に確保できる尿道カテーテルを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、膀胱内の尿を流入させる導尿口が設けられた先端部と、蓄尿容器に連通可能な基部と、尿路として機能するメインルーメンの一部を形成する第1ルーメンと、拡張用流路として機能するサブルーメンの一部を形成する第2ルーメンとを有し、前記先端部と前記基部とを連結する中間チューブと、前記先端部の外面に配置され、前記サブルーメンを介して供給される拡張用流体によって拡張可能なバルーンとを備え、前記導尿口が膀胱内に留置され、前記中間チューブが尿道に留置される尿道カテーテルであって、少なくとも当該尿道カテーテルが生体に留置された状態では、前記中間チューブの占有断面積が前記先端部の占有断面積よりも小となり、前記第1ルーメンには、柔軟性を有する液体透過性部材が当該第1ルーメンの延在方向に沿って配設されていることを特徴とする。
この尿道カテーテルによれば、少なくとも尿道カテーテルが生体に留置された状態において、膀胱やその近傍の前立腺等に留置される先端部に対し、大部分が尿道に留置される中間チューブの方がその占有断面積が小となるように構成されている。従って、膀胱や前立腺よりも感覚が鋭い尿道には、より占有断面積の小さい中間チューブが留置されることから、使用者の受ける違和感を低減することができる。占有断面積とは、前記中間チューブ或いは尿路を有する前記先端部を徒手的に圧迫した状態における軸方向に直交する断面の前記中間チューブ又は前記先端部の外面により画成される領域の面積を言う。また、上記の構成を有する尿道カテーテルは、中間チューブが潰れた場合でも、中間チューブの第1ルーメン内に配設された液体透過性部材を介して尿が確実に排出されるため、排尿機能が好適に確保される。
上記の尿道カテーテルにおいて、前記中間チューブの外径は、前記先端部の外径よりも小さいとよい。
上記の構成によれば、尿道に留置される中間チューブが細径に構成されることで、使用者の違和感を一層効果的に低減することができる。
上記の尿道カテーテルにおいて、前記中間チューブの横断面形状は扁平形状であるとよい。
上記の構成によれば、中間チューブの横断面形状が扁平形状に形成されていることから、尿道カテーテルが体内に留置された際に、中間チューブが尿道の内壁による圧迫を受けて適切に収縮し、潰れ易い。従って、患者が違和感や異物感を受けることを一層有効に低減することができる。
上記の尿道カテーテルにおいて、前記中間チューブは、前記先端部よりも薄肉に形成されているとよい。
上記の構成によれば、尿道カテーテルが体内に留置された際に、薄肉に形成された中間チューブが尿道の内壁による圧迫を受けて適切に収縮し、潰れ易い。従って、患者が違和感や異物感を受けることを一層有効に低減することができる。
上記の尿道カテーテルにおいて、前記中間チューブは、前記第1ルーメンを形成する外管を有し、前記外管の内面は、横断面で凹凸状に形成されている。
上記の構成によれば、尿道カテーテルが体内に留置された際に中間チューブが潰れた場合でも、凹凸による溝が流路として機能することから、尿の流れを一層良くすることができ、排尿機能を向上させることができる。
本発明の尿道カテーテルによれば、体内に留置された状態での違和感を低減することができるとともに、排尿機能を好適に確保できる。
本発明の一実施形態に係る尿道カテーテルの概略構成を示す一部省略側面図である。 尿道カテーテルの先端部及びその周辺部位の縦断面図である。 図2におけるIII−III線に沿った横断面図である。 尿道カテーテルの使用方法を説明する図である。 尿道カテーテルが体内に留置されたときの中間チューブの横断面図である。 変形例に係る尿道カテーテルの概略構成を示す一部省略側面図である。
以下、本発明に係る尿道カテーテルについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る尿道カテーテル10の概略構成を示す一部省略側面図である。尿道カテーテル10は、導尿口12が設けられた先端部14を生体の排尿口から尿道へと挿入し、膀胱内に留置された先端部14の導尿口12から流入する尿を、先端部14及び中間チューブ16を経て、体外の基部18に接続した蓄尿バッグ(蓄尿容器)へと排尿する処置に適用可能な器具である。
図1では、図示の便宜上、尿道カテーテル10の途中部分の図示を省略するとともに、尿道カテーテル10の一部を断面で示している。以下の説明において、図1における尿道カテーテル10の右側(基部18側)を「基端(後端)」側、尿道カテーテル10の左側(先端部14側)を「先端」側と呼び、他の各図についても同様とする。
尿道カテーテル10は、導尿口12を有する先端部14と、蓄尿バッグに連通可能な基部18と、先端部14と基部18とを連結する中間チューブ16と、先端部14の外面に配置され拡張用流体によって拡張するバルーン22とを備え、全体として細径且つ長尺なチューブ状に構成されている。尿道カテーテル10には、その軸線方向に延在する2本の内腔として、尿路として機能するメインルーメン24と、拡張用流体を流すための拡張用流路として機能するサブルーメン26とが、先端部14、中間チューブ16及び基部18に渡って並列に形成されている。
図2は、先端部14及びその周辺部位の縦断面図である。図1及び図2に示すように、先端部14は、最先端が半球状に形成された短尺なチューブである。先端部14には、外周面に開口した導尿口12と、基端のテーパ開口部28から先端側に延びて導尿口12に連通するルーメン24aと、ルーメン24aを形成する管壁内に形成された細いルーメン26aとが設けられている。
次に、中間チューブ16の構成について説明するが、ここでは先ず中間チューブ16の基本的な構成を説明し、より詳細な構成については後述する。中間チューブ16は長尺なチューブであり、その先端側が先端部14の外周面に外嵌されて液密に接合される。本実施形態において、中間チューブ16は、先端部14と基部18との間の尿路として機能する第1ルーメン24bを形成する外管30と、外管30内に挿通配置され先端部14と基部18との間の拡張用流路として機能する第2ルーメン26bを形成する内管32とを有する2重管である。
図2において、外管30とバルーン22とは、同一部材により一体的に形成されている。すなわち、外管30からバルーン22までが連続した単一の管状部材31により形成され、管状部材31は、その先端側が先端部14の外周面に対し、例えば、テーパ開口部28近傍の接合部Aと、該接合部Aより先端側の接合部B及び接合部Cとで液密に接合されている。接合部B、C間に設けられる管状部材31の内面と先端部14の外面との間には、サブルーメン26の一部を構成するルーメン26aの開口34が連通している。各接合部A〜Cは液密に接合されていればよく、例えば、接着や熱融着による接合方法が挙げられ、当該尿道カテーテル10の他の箇所での接合方法についても同様である。上述した構成により、バルーン22は、サブルーメン26からの拡張用流体(例えば、造影剤や生理食塩液)による内圧の変化によって折り畳み及び拡張が可能となっている。
尿道カテーテル10において、バルーン22の先端側又は基端側に並べて別のバルーン22(以下、「第2のバルーン」と言う)を設けたダブルバルーン構造としてもよい。この場合、当該第2のバルーンをバルーン22とは独立して拡張及び収縮できるように、第2のバルーンに連通する拡張用ルーメンを尿道カテーテル10に設けるとよい。
図1に示すように、外管30(管状部材31)の基端側は、基部18の接続部36に外嵌されて液密に接合される。
なお、中間チューブ16を構成する外管30とバルーン22とが単一の管状部材31により一体的に形成される上記の構成に代えて、バルーン22と外管30とが別々の部材により形成される構成を採用してもよい。バルーン22と外管30とを別々の部材により形成した場合、バルーン22の材質や拡張量等を容易に設定変更することが可能となる。
内管32は、その先端側が先端部14のルーメン26aに嵌挿された状態で液密に接合され、その基端側が基部18の接続部36のルーメン26cに嵌挿された状態で液密に接合される。なお、図1及び図2では、内管32内に第2ルーメン26bが形成された構成を示しているが、内管32を無くし、代わりに、外管30に相当する管状体の管壁に、当該管壁から内方に突出し且つ当該管状体の軸線方向に沿って延在する膨出部を設けるとともに、当該膨出部内に、先端部14と基部18との間の拡張用流路として機能する第2ルーメン26bを設けてもよい。
基部18は、尿道カテーテル10に対し、蓄尿バッグ等を接続するためのポートを構成するものであり、所定のルアーテーパー等によって構成される第1ポート38及び第2ポート40を有する。
第1ポート38は、メインルーメン24に対する接続ポートである。また、基部18には、中間チューブ16の第1ルーメン24bに連通するルーメン24cと、中間チューブ16の第2ルーメン26bに連通するルーメン26cとが形成されている。第1ポート38には、図示しない所定の接続チューブ等を介して蓄尿バッグが接続可能である。第1ポート38に畜尿バッグが接続された状態で、蓄尿バッグはメインルーメン24を介して導尿口12に連通する。
第2ポート40は、第1ポート38に対して傾斜して設けられ、サブルーメン26に対する接続ポートである。第2ポート40には、バルーン22の拡張用流体を圧送可能な図示しないインデフレーター等の圧力印加装置が接続可能である。第2ポート40に圧力印加装置が接続された状態で、当該圧力印加装置はサブルーメン26を介してバルーン22の内部に連通する。
図1及び図2に示すように、先端部14に形成されたルーメン24aと、中間チューブ16に形成された第1ルーメン24bと、基部18に形成されたルーメン24cとは液密に接合されており、尿道カテーテル10では、これらのルーメン24a〜24cにより、尿路として機能するメインルーメン24が構成されている。また、先端部14に形成されたルーメン26aと、中間チューブ16に形成された第2ルーメン26bと、基部18に形成されたルーメン26cとは液密に接合されており、尿道カテーテル10では、これらのルーメン26a〜26cにより拡張用流路として機能するサブルーメン26が構成されている。
次に、中間チューブ16の構成について、より詳細に説明する。本実施形態において、中間チューブ16の外管30は、図2に示すように、先端部14に比べて管壁が薄肉に形成されている。このため、尿道カテーテル10が体内に留置された際に容易に潰れて細くなり、尿道カテーテル10が体内に留置された際に患者が受ける違和感や異物感を軽減することができる。
また、尿道カテーテル10は、中間チューブ16の占有断面積が先端部14の占有断面積よりも小となるように、中間チューブ16は、先端部14よりも細径に構成されている。具体的には、中間チューブ16(外管30)は、先端部14に外嵌する先端接続部30aと、先端接続部30aに連なり基端方向に向かって縮径する第1テーパ部30bと、第1テーパ部30bに連なり基端方向に向かって略一定外径の縮径部30cと、縮径部30cに連なり基端方向に向かって拡径する第2テーパ部30dと、第2テーパ部30dに連なり基部18に外嵌する基端接続部30eとを有する。縮径部30cは、先端部14よりも細径である。
図3に示すように、中間チューブ16(具体的には、中間チューブ16の縮径部30c)の横断面輪郭形状は、扁平となっている。このように中間チューブ16の外径を小さくするとともに扁平にすることで、体内に留置された状態での患者に与える違和感を低減することができる。なお、このように中間チューブ16の縮径部30cが扁平形状である場合には、縮径部30cの太さ(外径)とは、扁平形状の長軸長さL(図3参照)を言う。従って、本実施形態において、縮径部30cの扁平形状の長軸長さLは、先端部14の外径よりも小さい。
本実施形態のように中間チューブ16の外径を小さくするとともに扁平にすると、尿道カテーテル10を生体に留置した際に中間チューブ16が押し潰され、中間チューブ16に形成された第1ルーメン24bが閉塞されることが懸念される。そこで、本発明に係る尿道カテーテル10では、図1に示すように、中間チューブ16の第1ルーメン24b内に、当該第1ルーメン24bの延在方向に沿って液体透過性部材29が配設されている。
液体透過性部材29は、第1ルーメン24bの略全長に渡って配置されるのがよい。図1では、液体透過性部材29の先端は、先端部14近傍に位置し、液体透過性部材29の基端は、基部18の近傍に位置する。液体透過性部材29が第1ルーメン24b内に配置されることにより、生体内に留置された際に中間チューブ16が潰れた場合でも、液体透過性部材29を介して尿が確実に排出されため、排尿機能が好適に確保される。
液体透過性部材29は、尿道カテーテル10を生体に留置する際における尿道の形状に沿った中間チューブ16の変形を阻害することがない程度の十分な柔軟性を有し、且つ基部18から先端部14へ尿を移動させることができるような液体透過性を有するものであればよい。従って、液体透過性部材29は、図1及び図2に示すように、例えば、中空糸29Aにより構成され、複数本の中空糸29Aが第1ルーメン24b内に並列して収納される。液体透過性部材29は、中空糸29A以外により構成されてもよく、例えば、濡れ性の良い繊維、ガーゼ、多孔質体等であってもよい。中空糸29Aの材質としては、例えば、ポリスルホンが挙げられる。
図3に示すように、本実施形態に係る尿道カテーテル10では、中間チューブ16を構成する外管30の内面が、横断面で全周に渡って凹凸状に形成されている。外管30がこのような凹凸状の内周面を有することにより、後述するように、生体内で中間チューブ16が潰れた場合でも、凹凸による溝が尿の流路として機能するため、尿の流れを促進することができる。以上の構成により、20mL/分〜30mL/分以上の排尿機能を確保することができる。
以上の構成において、先端部14は、例えば、外径が2.0mm〜10.0mm程度、好ましくは2.5mm〜9.0mm程度であり、肉厚が0.7mm〜4.0mm程度、好ましくは0.8mm〜3.0mm程度であり、長さが25mm〜100mm程度、好ましくは30mm〜60mm程度で先端が半球状に閉塞された可撓性を有するチューブである。
中間チューブ16を構成する外管30(特に縮径部30c)は、例えば、外径が1.6mm〜6.0mm程度、好ましくは1.8mm〜4.0mm程度であり、肉厚が0.005mm〜0.5mm程度、好ましくは0.01mm〜0.2mm程度であり、長さが60mm〜350mm程度、好ましくは100mm〜300mm程度の可撓性を有するチューブである。
内管32は、例えば、外径が0.4mm〜1.0mm程度、好ましくは0.5mm〜0.8mm程度であり、肉厚が0.05mm〜0.2mm程度、好ましくは0.08mm〜0.15mm程度であり、長さが80mm〜400mm程度、好ましくは120mm〜350mm程度の可撓性を有するチューブである。
バルーン22の拡張時の大きさは、例えば、外径が7mm〜40mm程度、好ましくは10mm〜30mm程度であり、軸方向長さ(幅)が5mm〜20mm程度、好ましくは7mm〜15mm程度である。
尿道カテーテル10の先端部14、中間チューブ16及びバルーン22の材質としては、例えば、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ビニル系熱可塑性エラストマーが挙げられる。
本実施形態に係る尿道カテーテル10は、基本的には以上のように構成されるものであり、以下、その作用及び効果について説明する。
上記のように、先端部14は十分に厚肉であって所定の剛性を有するが、当該尿道カテーテル10の軸方向長さの大部分を占める中間チューブ16は薄肉であって柔軟である。このような構成を有する尿道カテーテル10は、使用に際し、図4のように生体に配置される。すなわち、導尿口12及びバルーン22が膀胱48内に配置されるとともに、第2ポート40からサブルーメン26(図1参照)へと図示しない圧力印加装置から拡張用流体を圧送することにより、バルーン22が拡張される。これにより、尿道カテーテル10の体内からの抜け止めがなされ、導尿口12が形成された先端部14(又はその一部)が膀胱48内に確実に留置される。なお、図4中の参照符号50は、恥骨であり、参照符号52は、前立腺であり、参照符号54は、外尿道括約筋である。
第1ポート38に蓄尿バッグ20を接続することにより、導尿口12からメインルーメン24を介して該蓄尿バッグ20へと、膀胱48内の尿を排尿させることができる。この場合、尿道カテーテル10では、先端部14から中間チューブ16の基端側までの生体内に留置される部位のうち、尿道46に留置される中間チューブ16(具体的には、縮径部30c)の外径が、膀胱48内に留置される先端部14の外径よりも小さく扁平であり、しかも中間チューブ16が先端部14よりも薄肉に形成されている。従って、尿道カテーテル10が体内に留置された状態では、尿道46に留置された薄肉で柔軟な中間チューブ16を構成する外管30が、尿道46の内壁による圧迫を受けて適切に収縮し、潰れるため、患者が違和感や異物感を受けることを有効に低減することができる。特に、尿道46の屈曲部46a(図4中の破線囲み参照)等では、一般的に尿道カテーテル10による違和感が大きくなる傾向にあるが、当該尿道カテーテル10では、中間チューブ16(外管30)が屈曲部46aの形状に合わせて適切に潰れるため、その違和感を一層低減することができる。
この際、図1に示したように、中間チューブ16の第1ルーメン24bには、柔軟性を有する液体透過性部材29が第1ルーメン24bの延在方向に沿って配設されており、先端部14から流入した尿は、当該液体透過性部材29に浸透し、基部18側に移動する。従って、図5のように、生体内で中間チューブ16(外管30)が潰れた場合でも、液体透過性部材29を介して尿が確実に排出されるため、排尿機能が好適に確保される。また、外管30の内面は、横断面で凹凸状に形成されているため、生体内で中間チューブ16(外管30)が潰れた場合でも、凹凸による溝が流路として機能することから、尿の流れを一層促進することができ、排尿機能を向上させることができる。
以上のように、尿道カテーテル10は、生体に留置された状態で薄肉に形成された外管30が容易に潰れることにより、患者に与える違和感を低減することができるものであるが、中間チューブ16が先端部14よりも細径に形成されることは本発明において必須の構成でなく、例えば、図6に示す変形例に係る尿道カテーテル10aのように、中間チューブ60は先端部14と略同径に形成されてもよい。図6中、図1〜図5に示される参照符号と同一の参照符号は、同一又は同様な構成を示す。
中間チューブ60の外管62は、先端部14に対して管壁が薄肉に形成されている。このため、尿道カテーテル10aが体内に留置された状態では、尿道に留置された薄肉で柔軟な中間チューブ60を構成する外管62が、尿道の内壁による圧迫を受けて適切に収縮し、潰れる。従って、尿道カテーテル10aによっても、患者が違和感や異物感を受けることを有効に低減することができる。
また、尿道カテーテル10aにおいて、中間チューブ60の第1ルーメン24bには当該第1ルーメン24bの延在方向に沿って液体透過性部材29が配設されていることから、生体内で中間チューブ60(外管62)が潰れた場合でも、液体透過性部材29を介して尿が確実に排出されるため、排尿機能が好適に確保される点は、尿道カテーテル10と同様である。
その他、尿道カテーテル10aにおいて、尿道カテーテル10と共通する部分については、尿道カテーテル10と同様の効果を奏する。
上記において、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。
10、10a…尿道カテーテル 12…導尿口
14…先端部 16、60…中間チューブ
18…基部 20…蓄尿バック
22…バルーン 24…メインルーメン
24b…第1ルーメン 26…サブルーメン
26b…第2ルーメン 30…外管
32…内管

Claims (5)

  1. 膀胱内の尿を流入させる導尿口が設けられた先端部と、
    蓄尿容器に連通可能な基部と、
    尿路として機能するメインルーメンの一部を形成する第1ルーメンと、拡張用流路として機能するサブルーメンの一部を形成する第2ルーメンとを有し、前記先端部と前記基部とを連結する中間チューブと、
    前記先端部の外面に配置され、前記サブルーメンを介して供給される拡張用流体によって拡張可能なバルーンとを備え、
    前記導尿口が膀胱内に留置され、前記中間チューブが尿道に留置される尿道カテーテルであって、
    少なくとも当該尿道カテーテルが生体に留置された状態では、前記中間チューブの占有断面積が前記先端部の占有断面積よりも小となり、
    前記第1ルーメンには、柔軟性を有する液体透過性部材が当該第1ルーメンの延在方向に沿って配設されている
    ことを特徴とする尿道カテーテル。
  2. 請求項1記載の尿道カテーテルにおいて、
    前記中間チューブの外径は、前記先端部の外径よりも小さいことを特徴とする尿道カテーテル。
  3. 請求項2記載の尿道カテーテルにおいて、
    前記中間チューブの横断面形状は扁平形状であることを特徴とする尿道カテーテル。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の尿道カテーテルにおいて、
    前記中間チューブは、前記先端部よりも薄肉に形成されていることを特徴とする尿道カテーテル。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の尿道カテーテルにおいて、
    前記中間チューブは、前記第1ルーメンを形成する外管を有し、
    前記外管の内面は、横断面で凹凸状に形成されていることを特徴とする尿道カテーテル。
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