JP2013114792A - 安全弁及び前記安全弁が取り付けられている溶融塩電解液電池およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】昇温して使用される溶融塩電解液電池用の安全弁として、熱劣化が抑制されて、シール性の劣化を招くことがない安全弁を提供することができ、サイクル特性が良好な溶融塩電解液電池を提供する。
【解決手段】溶融塩電解液電池の容器に設けられる安全弁であって、容器に形成された貫通孔に挿通されて容器に取り付けられるアルミニウム製のボルトと、ボルトの一端に螺合されている袋ナットとを備えており、ボルトには、軸方向に貫通する通気孔が設けられており、袋ナットには、閉鎖端部が設けられており、閉鎖端部には、軸方向に貫通する排気孔が設けられており、さらに、袋ナットの内部に、ボルトに設けられた通気孔を閉塞する栓体、および栓体と閉鎖端部との間で圧縮されて栓体を前記ボルトの先端へ押圧する圧縮弾性部材が配置されている安全弁。
【選択図】図1
【解決手段】溶融塩電解液電池の容器に設けられる安全弁であって、容器に形成された貫通孔に挿通されて容器に取り付けられるアルミニウム製のボルトと、ボルトの一端に螺合されている袋ナットとを備えており、ボルトには、軸方向に貫通する通気孔が設けられており、袋ナットには、閉鎖端部が設けられており、閉鎖端部には、軸方向に貫通する排気孔が設けられており、さらに、袋ナットの内部に、ボルトに設けられた通気孔を閉塞する栓体、および栓体と閉鎖端部との間で圧縮されて栓体を前記ボルトの先端へ押圧する圧縮弾性部材が配置されている安全弁。
【選択図】図1
Description
本発明は、安全弁及び前記安全弁が取り付けられている溶融塩電解液電池およびその製造方法に関する。
電解液にナトリウムイオン(Na+)伝導性の溶融塩(イオン液体)を用いた溶融塩電解液電池は、従来のナトリウム硫黄電池(NAS)やリチウムイオン電池(Liイオン)よりも優れたエネルギー密度を実現できるため、車載用や低炭素電力供給システム等の新エネルギー用の分野等において注目され、技術開発が盛んに行われている(例えば特許文献1、非特許文献1)。
溶融塩電解液電池には、通常、容器内で気体が発生して内圧が上昇したときに、前記気体を容器外に排出するための安全弁が設けられている。
図3は従来の安全弁の構成の一例を模式的に示す断面図である。図3に示すように、安全弁8は、ボルト81、栓体83、コイルばね(圧縮弾性部材)84、オーリング85で構成されており、電池の上部容器62に形成された貫通孔621を内側から貫通して設けられている。
ボルト81には、容器内で発生した気体が通過する通気孔811が中心軸を貫通して設けられていると共に、先端には袋ナット82が螺合されている。袋ナット82には、ボルト81に形成されたねじ山と螺合して通気孔811を閉鎖する閉鎖端部822が設けられていると共に、栓体83およびコイルばね84を収納するためのねじなし穴823が設けられている。そして、閉鎖端部822には、通気孔811からねじなし穴823に漏れ出た気体を外部に排出する排気孔821が中心軸を貫通して設けられている。
栓体83は通気孔811の開口部を塞ぐことができ、またねじなし穴823に入る大きさで、ボール状に形成されている。コイルばね84は圧縮ばねであり、中心軸方向に圧縮されることによって反発力が発生する。
オーリング85はボルト81に外嵌されており、袋ナット82の締め込みによって上部容器62のテーパ部622に押し付けられることにより、上部容器62とボルト81との間がシールされる。
このような構成の下、通常の動作時には栓体83がコイルばね84により通気孔811を封止して電池内部の機密が保たれているが、内圧がコイルばね84の反発力を超えた場合に、栓体83と通気孔811の間に隙間が生じ、容器内で発生した気体は排気孔821から容器外に放出される。
「SEI WORLD」2011年3月号(VOL.402)、住友電気工業株式会社
しかしながら、従来の安全弁には、ボルト81や袋ナット82にポリプロピレン(PP)等の樹脂製品が使用されていた。PP等の樹脂製品は安価で成形性が良く、使い勝手は良いが、耐熱性が充分とは言えない。このため、57〜190℃に昇温して使用される溶融塩電解液電池においては、樹脂の劣化が発生してシール性の低下を招き、電池内部に水が混入して、サイクル特性の劣化を招く恐れがあった。
このため、昇温して使用される溶融塩電解液電池用の安全弁として、熱劣化が抑制されて、シール性の劣化を招くことがない安全弁を提供して、サイクル特性が良好な溶融塩電解液電池を提供することが望まれていた。
本発明者は鋭意検討を行い、以下に記載の発明により上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。以下、各請求項毎に説明する。
請求項1に記載の発明は、
溶融塩電解液電池の容器に設けられる安全弁であって、
前記容器に形成された貫通孔に挿通されて前記容器に取り付けられるアルミニウム製のボルトと、
前記ボルトの一端に螺合されている袋ナットと
を備えており、
前記ボルトには、軸方向に貫通する通気孔が設けられており、
前記袋ナットには、閉鎖端部が設けられており、
前記閉鎖端部には、軸方向に貫通する排気孔が設けられており、
さらに、前記袋ナットの内部に、前記ボルトに設けられた前記通気孔を閉塞する栓体、および前記栓体と前記閉鎖端部との間で圧縮されて前記栓体を前記ボルトの先端へ押圧する圧縮弾性部材が配置されている
ことを特徴とする安全弁である。
溶融塩電解液電池の容器に設けられる安全弁であって、
前記容器に形成された貫通孔に挿通されて前記容器に取り付けられるアルミニウム製のボルトと、
前記ボルトの一端に螺合されている袋ナットと
を備えており、
前記ボルトには、軸方向に貫通する通気孔が設けられており、
前記袋ナットには、閉鎖端部が設けられており、
前記閉鎖端部には、軸方向に貫通する排気孔が設けられており、
さらに、前記袋ナットの内部に、前記ボルトに設けられた前記通気孔を閉塞する栓体、および前記栓体と前記閉鎖端部との間で圧縮されて前記栓体を前記ボルトの先端へ押圧する圧縮弾性部材が配置されている
ことを特徴とする安全弁である。
アルミニウムは、耐熱性に優れるため、昇温して使用される溶融塩電解液電池用の安全弁として用いた場合でも熱劣化が抑制せず、シール性の劣化を招くことがない。
また、アルミニウムは、溶融塩電解液電池の電解質として好ましく用いられるNaFSA(ナトリウムビスフルオロスルフォニルアミド)と、KFSA(カリウムビスフルオロスルフォニルアミド)との混合塩などからなる溶融塩からの分解生成物であるNOxやSOx等の気体に対する耐薬品に優れている。また、軽量である。これらのため、実用上に優れた溶融塩電解液電池用の安全弁を提供することができる。
なお、袋ナットは金属製が好ましく、その内でも、ボルトと同じアルミニウム製の袋ナットが、耐熱性、耐薬品性に優れるため好ましく用いられる。
請求項2に記載の発明は、
前記容器に安全弁取り付け用の貫通孔が設けられており、前記貫通孔に請求項1に記載の安全弁が取り付けられている
ことを特徴とする溶融塩電解液電池である。
前記容器に安全弁取り付け用の貫通孔が設けられており、前記貫通孔に請求項1に記載の安全弁が取り付けられている
ことを特徴とする溶融塩電解液電池である。
請求項2に記載の発明においては、熱劣化によるシール性の低下が抑制された安全弁が取り付けられているため、電池内部に水分が混入することが抑制される。このため、サイクル特性が優れた溶融塩電解液電池を提供することができる。
請求項3に記載の発明は、
請求項2に記載の溶融塩電解液電池の製造方法であって、
前記容器としてアルミニウム製の容器を用い、
前記ボルトと前記容器とをレーザー溶接により接合することにより、前記安全弁を前記容器に装着する
ことを特徴とする溶融塩電解液電池の製造方法である。
請求項2に記載の溶融塩電解液電池の製造方法であって、
前記容器としてアルミニウム製の容器を用い、
前記ボルトと前記容器とをレーザー溶接により接合することにより、前記安全弁を前記容器に装着する
ことを特徴とする溶融塩電解液電池の製造方法である。
接合による封止は、オーリングを用いる従来の封止方法に較べて、シール性、耐熱性が共に優れている。
また、接合対象をアルミニウム同士とすることにより、シール性が良好な接合ができ、さらに、異種金属接触による腐食も起こらない。また、接合方法の内でも、レーザー溶接は、正確な溶接を簡便に行うことができる。
請求項3に記載の発明においては、ボルトと容器が共にアルミニウム製であるため、安全弁と容器とを、良好なシール性で簡便に接合することができる。また、レーザー溶接が用いられているため、正確な溶接で安全弁が接合された溶融塩電解液電池を提供することができる。
本発明によれば、昇温して使用される溶融塩電解液電池用の安全弁として、熱劣化が抑制されて、シール性の劣化を招くことがない安全弁を提供することができ、サイクル特性が良好な溶融塩電解液電池を提供することができる。
以下、本発明を実施の形態に基づき説明する。
1.安全弁
はじめに安全弁について説明する。図1は、本発明の安全弁の構成の一例を模式的に示す断面図である。図1において、62は電池の上部容器、621は貫通孔、1は安全弁である。安全弁1には、ボルト11、袋ナット12、栓体13、コイルばね(圧縮弾性部材)14が設けられており、ボルト11と袋ナット82には、それぞれ軸方向に通気孔111および排気孔121が設けられ、また、袋ナット12には、閉鎖端部122とねじなし穴123が設けられている。
はじめに安全弁について説明する。図1は、本発明の安全弁の構成の一例を模式的に示す断面図である。図1において、62は電池の上部容器、621は貫通孔、1は安全弁である。安全弁1には、ボルト11、袋ナット12、栓体13、コイルばね(圧縮弾性部材)14が設けられており、ボルト11と袋ナット82には、それぞれ軸方向に通気孔111および排気孔121が設けられ、また、袋ナット12には、閉鎖端部122とねじなし穴123が設けられている。
ボルト11は、アルミニウム製であり、貫通孔621に挿通されて、上部容器62にレーザー溶接を用いて気密に取付けられている。このため、安全弁1は耐熱性に優れ、さらに正確かつ簡便に上部容器62に接合される。
袋ナット12は、前記のように、金属製が好ましく、その内でも、ボルトと同じアルミニウム製が好ましく用いられる。栓体13には、従来の安全弁と同様、フッ素樹脂やEPDM等の樹脂製のボール状に形成されている栓体が好ましく用いられる。また、コイルばね(圧縮弾性部材)14の弾性率および圧縮率は、袋ナット12をボルト11に螺合したときに栓体13に対して所定の押圧力が加わるよう、開弁圧(容器内部と外気との差圧)等を考慮して適宜決定される。
電池内部で発生したガスにより溶融塩電解液電池の容器内の圧力が開弁圧を超えると、安全弁1が開弁して、通気孔111および排気孔121を通ってガスが排出され、容器内の圧力が適切に維持される。
2.溶融塩電解液電池
次に、溶融塩電解液電池について説明する。図2は、本発明の溶融塩電解液電池の構成の一例を模式的に示す断面図である。溶融塩電解液電池は、上面が開口した直方体の箱状の下部容器61内に、正極2、セパレータ4及び負極3を積層して配置し、下部容器61に上部容器62が冠着して構成されている。
次に、溶融塩電解液電池について説明する。図2は、本発明の溶融塩電解液電池の構成の一例を模式的に示す断面図である。溶融塩電解液電池は、上面が開口した直方体の箱状の下部容器61内に、正極2、セパレータ4及び負極3を積層して配置し、下部容器61に上部容器62が冠着して構成されている。
下部容器61及び上部容器62は、いずれもアルミニウム製であり、また下部容器61の内面は、絶縁性の樹脂(図示せず)で被覆する等の方法により絶縁性の構造となっている。
負極3と下部容器61の間には、波板状の金属からなるばね51が配されており、平板状の押え板52を付勢して前記負極3をセパレータ4及び正極2側へ押圧する。
正極2は、アルミニウム等からなる矩形板状の正極集電体21上に、NaCrO2等の正極活物質とバインダとを含む正極材22を塗布して形成されている。負極3は、アルミニウム等からなる矩形板状の負極集電体31上に錫等の負極活物質を含む負極材32をめっきして形成されている。
セパレータ4は、ケイ酸ガラス又は樹脂等の絶縁性の材料で、内部に電解液を保持でき、Na+が通過できるような形状に形成されている。具体的には、例えばガラスクロス又は多孔質に形成された樹脂である。セパレ−タ4には溶融塩からなる電解液が含浸されており正極材22及び負極材32と接している。
溶融塩は、溶融状態で導電性液体となるイオン塩であり、例えば前記NaFSAとKFSAとの混合塩である。
上部容器62の外側には、外部に接続するための正極端子63及び負極端子64が設けられ、それぞれリード65および66により正極集電体21と負極集電体31とに接続されている。また正極端子63及び負極端子64、リード65、66は、上部容器62と絶縁されている。上部容器62には、貫通孔をアルミニウム箔で閉鎖した閉鎖部7が設けられている。
3.安全弁の取り付け方法
次に、安全弁の取り付け方法について説明する。安全弁1は、ボルト11を上部容器62に設けられている貫通孔621に接合することによって取り付けられる。
次に、安全弁の取り付け方法について説明する。安全弁1は、ボルト11を上部容器62に設けられている貫通孔621に接合することによって取り付けられる。
接合には、レーザー溶接が、容易にかつシール性に優れた接合を行うことができるため好ましい。そして、レーザー溶接の内でも、YAGレーザーを用いたレーザー溶接が特に好ましく、正確でかつシール性に優れた接合を簡便に行うことができる。
1.試験電池の構成および構造
(実施例)
以下に記載の構成で、安全弁として、アルミニウム製のボルトおよび袋ナットが用いられている図1に示した構造の安全弁を用いて、図2に示した構造の溶融塩電解液電池を作製し、サイクルテストに供した。
正極 :NaCrO2
(活物質:アセチレンブラック:PVDF=85:10:5)
負極 :金属Na
セパレータ:200μmガラスクロス
電解液 :NaFSA+KFSA(モル比56:44)
(実施例)
以下に記載の構成で、安全弁として、アルミニウム製のボルトおよび袋ナットが用いられている図1に示した構造の安全弁を用いて、図2に示した構造の溶融塩電解液電池を作製し、サイクルテストに供した。
正極 :NaCrO2
(活物質:アセチレンブラック:PVDF=85:10:5)
負極 :金属Na
セパレータ:200μmガラスクロス
電解液 :NaFSA+KFSA(モル比56:44)
(比較例)
安全弁に図3に示したPP製のボルトおよび袋ナットが用いられている従来の安全弁を用い、安全弁と容器との間を接合ではなくオーリングにより封止したこと以外は実施例と同様の構成の溶融塩電解液電池を作製した。
安全弁に図3に示したPP製のボルトおよび袋ナットが用いられている従来の安全弁を用い、安全弁と容器との間を接合ではなくオーリングにより封止したこと以外は実施例と同様の構成の溶融塩電解液電池を作製した。
2.試験条件および試験結果
(実施例及び比較例)
実施例および比較例を以下に記載する試験条件の下に、サイクル試験に供した。
(1)試験条件
試験温度 :90℃
充放電レート:1C
放電深度 :65%
評価方法 :(50サイクル目放電容量/1サイクル目の放電容量)×100(
%)の大きさで評価した。
(実施例及び比較例)
実施例および比較例を以下に記載する試験条件の下に、サイクル試験に供した。
(1)試験条件
試験温度 :90℃
充放電レート:1C
放電深度 :65%
評価方法 :(50サイクル目放電容量/1サイクル目の放電容量)×100(
%)の大きさで評価した。
(2)試験結果
評価の結果、比較例の溶融塩電解液電池においては、50サイクル後には92%に低下しているのに対し、実施例の溶融塩電解液電池においては、50サイクル後においても容量低下が認められず、サイクル性能が良好であることが確認できた。このように、実施例の場合に良好な結果が得られたのは安全弁のシール性が劣化せず、外部からの水分の浸入が防止されたためである。
評価の結果、比較例の溶融塩電解液電池においては、50サイクル後には92%に低下しているのに対し、実施例の溶融塩電解液電池においては、50サイクル後においても容量低下が認められず、サイクル性能が良好であることが確認できた。このように、実施例の場合に良好な結果が得られたのは安全弁のシール性が劣化せず、外部からの水分の浸入が防止されたためである。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、上記の実施の形態に対して種々の変更を加えることができる。
1、8 安全弁
11、81 ボルト
111、811 通気孔
12、82 袋ナット
121、821 排気孔
122、822 閉鎖端部
123.823 ねじなし穴
13、83 栓体
14、84 コイルばね(圧縮弾性体)
2 正極
21 正極集電体
22 正極材
3 負極
31 負極集電体
32 負極材
4 セパレータ
51 ばね
52 押え板
61 下部容器
62 上部容器
621 貫通孔
622 テーパ部
63 正極端子
64 負極端子
65、66 リード
7 閉鎖部
85 オーリング
11、81 ボルト
111、811 通気孔
12、82 袋ナット
121、821 排気孔
122、822 閉鎖端部
123.823 ねじなし穴
13、83 栓体
14、84 コイルばね(圧縮弾性体)
2 正極
21 正極集電体
22 正極材
3 負極
31 負極集電体
32 負極材
4 セパレータ
51 ばね
52 押え板
61 下部容器
62 上部容器
621 貫通孔
622 テーパ部
63 正極端子
64 負極端子
65、66 リード
7 閉鎖部
85 オーリング
Claims (3)
- 溶融塩電解液電池の容器に設けられる安全弁であって、
前記容器に形成された貫通孔に挿通されて前記容器に取り付けられるアルミニウム製のボルトと、
前記ボルトの一端に螺合されている袋ナットと
を備えており、
前記ボルトには、軸方向に貫通する通気孔が設けられており、
前記袋ナットには、閉鎖端部が設けられており、
前記閉鎖端部には、軸方向に貫通する排気孔が設けられており、
さらに、前記袋ナットの内部に、前記ボルトに設けられた前記通気孔を閉塞する栓体、および前記栓体と前記閉鎖端部との間で圧縮されて前記栓体を前記ボルトの先端へ押圧する圧縮弾性部材が配置されている
ことを特徴とする安全弁。 - 前記容器に安全弁取り付け用の貫通孔が設けられており、前記貫通孔に請求項1に記載の安全弁が取り付けられている
ことを特徴とする溶融塩電解液電池。 - 請求項2に記載の溶融塩電解液電池の製造方法であって、
前記容器としてアルミニウム製の容器を用い、
前記ボルトと前記容器とをレーザー溶接により接合することにより、前記安全弁を前記容器に装着する
ことを特徴とする溶融塩電解液電池の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011257578A JP2013114792A (ja) | 2011-11-25 | 2011-11-25 | 安全弁及び前記安全弁が取り付けられている溶融塩電解液電池およびその製造方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015160134A1 (ko) * | 2014-04-15 | 2015-10-22 | 삼화전기주식회사 | 에너지 저장장치용 안전변 |
CN106090365A (zh) * | 2016-07-29 | 2016-11-09 | 惠州市沃瑞科技有限公司 | 一种快速安装的塑胶件防爆泄压平衡阀 |
CN112615104A (zh) * | 2020-12-18 | 2021-04-06 | 江苏拓米洛环境试验设备有限公司 | 一种电池箱泄压装置 |
US11881591B2 (en) | 2018-06-18 | 2024-01-23 | Lg Energy Solution, Ltd. | Venting device and method for manufacturing the same |
-
2011
- 2011-11-25 JP JP2011257578A patent/JP2013114792A/ja not_active Withdrawn
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