JP2013111923A5 - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents
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Description
本発明は、記録ヘッドからインクを吐出して画像を記録するインクジェット記録装置、およびインクジェット記録方法に関するものである。
本発明の目的は、記録ヘッドがインクの吐出を速やか開始できるように、記録ヘッドの温度を適確に制御することができるインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法を提供することにある。
本発明のインクジェット記録装置は、インクを吐出するための記録部と、前記記録部の第1の部位における温度を検出する第1の検出手段と、前記記録部の前記第1の部位と異なる第2の部位における温度を検出する第2の検出手段と、前記記録部からインクを吐出する前に、(i)前記第1の検出手段によって検出された温度が第1の閾値より低い場合に前記記録部の前記第1の部位の加熱を実行し、且つ、前記第1の閾値より高い場合に前記記録部の前記第1の部位の加熱を停止し、(ii)前記第2の検出手段によって検出された温度が第2の閾値より低い場合に前記記録部の前記第2の部位の加熱を実行し、且つ、前記第2の閾値より高い場合に前記記録部の前記第2の部位の加熱を停止する加熱制御手段と、前記第1の検出手段によって、前記記録部の前記第1の部位における温度として前記第1の閾値よりも高い温度が初めて検出された際に第1の情報を記憶し、且つ、前記第2の検出手段によって、前記記録部の前記第2の部位における温度として前記第2の閾値よりも高い温度が初めて検出された際に第2の情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段が前記第1、第2の情報の両方を記憶した場合に前記記録部からのインクの吐出を開始するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
Claims (20)
- インクを吐出するための記録部と、
前記記録部の第1の部位における温度を検出する第1の検出手段と、
前記記録部の前記第1の部位と異なる第2の部位における温度を検出する第2の検出手段と、
前記記録部からインクを吐出する前に、(i)前記第1の検出手段によって検出された温度が第1の閾値より低い場合に前記記録部の前記第1の部位の加熱を実行し、且つ、前記第1の閾値より高い場合に前記記録部の前記第1の部位の加熱を停止し、(ii)前記第2の検出手段によって検出された温度が第2の閾値より低い場合に前記記録部の前記第2の部位の加熱を実行し、且つ、前記第2の閾値より高い場合に前記記録部の前記第2の部位の加熱を停止する加熱制御手段と、
前記第1の検出手段によって、前記記録部の前記第1の部位における温度として前記第1の閾値よりも高い温度が初めて検出された際に第1の情報を記憶し、且つ、前記第2の検出手段によって、前記記録部の前記第2の部位における温度として前記第2の閾値よりも高い温度が初めて検出された際に第2の情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が前記第1、第2の情報の両方を記憶した場合に前記記録部からのインクの吐出を開始するように制御する制御手段と、を有することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記第1、第2の検出手段は、それぞれ前記記録部の前記第1、第2の部位における温度を所定の時間間隔にて複数回のタイミングで検出することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記制御手段は、(i)前記複数回のタイミングのうちの第1のタイミングにおいて前記記憶手段が前記第1、第2の情報のうちの少なくとも一方を記憶していない場合、前記記録部からのインクの吐出を開始せず、且つ、(ii)前記複数回のタイミングのうちの前記第1のタイミングの次の第2のタイミングにおいて前記記憶手段が前記第1、第2の情報の両方を記憶した場合、前記記録部からのインクの吐出を開始することを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
- 前記第1の検出手段は、前記記録部の前記第1の部位の近傍に設けられた第1のセンサを用いて前記記録部の前記第1の部位の温度を検出し、前記第2の検出手段は、前記記録部の前記第2の部位の近傍に設けられた第2のセンサを用いて前記記録部の前記第2の部位の温度を検出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録部は、インクを吐出するための熱エネルギーを生成する複数の記録素子を有する第1の記録ヘッドと、インクを吐出するための熱エネルギーを生成する複数の記録素子を有し、前記第1の記録ヘッドと異なる第2の記録ヘッドと、を少なくとも有し、
前記記録部の前記第1の部位は、前記第1の記録ヘッドの一部に対応し、前記記録部の前記第2の部位は、前記第2の記録ヘッドの一部に対応することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記第1、第2の記録ヘッドは、互いに異なる色のインクを吐出することを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
- 前記加熱制御手段は、前記第1、第2の記録ヘッド内の複数の記録素子にインクが吐出されない程度にパルスを印加することにより、前記第1、第2の記録ヘッドの加熱を実行することを特徴とする請求項5または6に記載のインクジェット記録装置。
- 前記加熱制御手段は、前記第1の記録ヘッドに設けられた前記記録素子と異なる加熱素子を用いて前記第1の記録ヘッドの加熱を実行し、且つ、前記第2の記録ヘッドに設けられた前記記録素子と異なる加熱素子を用いて前記第2の記録ヘッドの加熱を実行することを特徴とする請求項5または6に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録部は、インクを吐出するための熱エネルギーを生成する複数の記録素子が所定方向に配列された記録素子列を有し、
前記記録部の前記第1の部位は、前記記録素子列の前記所定方向における一部の記録素子に対応し、前記記録部の前記第2の部位は、前記記録素子列の前記所定方向における他部の記録素子に対応することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記記録素子列内の前記複数の記録素子は、それぞれ同じ色のインクを吐出することを特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録装置。
- 前記一部の記録素子は、前記記録素子列内の前記所定方向における端部に位置し、前記他部の記録素子は、前記記録素子列内の前記所定方向における中央部に位置することを特徴とする請求項9または10に記載のインクジェット記録装置。
- 前記加熱制御手段は、前記一部の記録素子にインクが吐出されない程度にパルスを印加することにより前記一部の記録素子の加熱を実行し、且つ、前記他部の記録素子にインクが吐出されない程度にパルスを印加することにより前記他部の記録素子の加熱を実行することを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記第2の閾値は、前記第1の閾値と同じ値であることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記制御手段は、前記記憶手段が前記第1、第2の情報の両方を記憶した場合、前記第1の検出手段によって検出された温度が前記第1の閾値より低くても前記記録部からのインクの吐出を開始するように制御することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記制御手段は、前記記憶手段が前記第1、第2の情報の両方を記憶した場合に画像の記録に寄与しないインクの予備吐出を開始することを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録部の前記第1、第2の部位と異なる第3の部位における温度を検出する第3の検出手段を更に有し、
前記加熱制御手段は、前記記録部からインクを吐出する前に、前記第3の検出手段によって検出された温度が第3の閾値より低い場合に前記記録部の前記第3の部位の加熱を実行し、且つ、前記第3の閾値より高い場合に前記記録部の前記第3の部位の加熱を停止し、
前記記憶手段は、前記第3の検出手段によって、前記記録部の前記第3の部位における温度として前記第3の閾値よりも高い温度が初めて検出された際に第3の情報を記憶し、
前記制御手段は、前記記憶手段が前記第1、第2、第3の情報のすべてを記憶した場合に前記記録部からのインクの吐出を開始するように制御することを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。 - インクを吐出するための記録部と、
前記記録部の第1の部位における温度を検出する第1の検出手段と、
前記記録部の前記第1の部位と異なる第2の部位における温度を検出する第2の検出手段と、
前記記録部からインクを吐出する前に、(i)前記第1の検出手段によって検出された温度が第1の閾値より低い場合に前記記録部の前記第1の部位の加熱を実行し、且つ、前記第1の閾値より高い場合に前記記録部の前記第1の部位の加熱を停止し、(ii)前記第2の検出手段によって検出された温度が第2の閾値より低い場合に前記記録部の前記第2の部位の加熱を実行し、且つ、前記第2の閾値より高い場合に前記記録部の前記第2の部位の加熱を停止する加熱制御手段と、
前記第1の検出手段によって、前記記録部の前記第1の部位における温度として前記第1の閾値よりも高い温度が検出された際に第1の情報を取得し、且つ、前記第2の検出手段によって、前記記録部の前記第2の部位における温度として前記第2の閾値よりも高い温度が検出された際に第2の情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が前記第1、第2の情報の両方を少なくとも1回取得した場合に前記記録部からのインクの吐出を開始するように制御する制御手段と、を有することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記第1、第2の検出手段は、それぞれ前記記録部の前記第1、第2の部位における温度を所定の時間間隔にて複数回のタイミングで検出することを特徴とする請求項17に記載のインクジェット記録装置。
- 前記制御手段は、(i)前記複数回のタイミングのうちの第1のタイミングまでのタイミングにおいて前記取得手段が前記第1の情報を少なくとも1回取得し、且つ、前記第2の情報を1回も取得していない場合、前記第1のタイミングにおいて前記記録部からのインクの吐出を開始せず、且つ、(ii)前記複数回のタイミングのうちの前記第1のタイミングの次の第2のタイミングにおいて前記取得手段が前記第2の情報を取得した場合、前記第2のタイミングにおいて前記第1の検出手段によって取得された温度が前記第1の閾値よりも低くても、前記第2のタイミングにおいて前記記録部からのインクの吐出を開始することを特徴とする請求項18に記載のインクジェット記録装置。
- インクを吐出するための記録部を用いて記録を行うインクジェット記録方法であって、
前記記録部の第1の部位における温度を検出する第1の検出工程と、
前記記録部の前記第1の部位と異なる第2の部位における温度を検出する第2の検出工程と、
前記記録部からインクを吐出する前に、(i)前記第1の検出工程によって検出された温度が第1の閾値より低い場合に前記記録部の前記第1の部位の加熱を実行し、且つ、前記第1の閾値より高い場合に前記記録部の前記第1の部位の加熱を停止し、(ii)前記第2の検出工程によって検出された温度が第2の閾値より低い場合に前記記録部の前記第2の部位の加熱を実行し、且つ、前記第2の閾値より高い場合に前記記録部の前記第2の部位の加熱を停止する加熱制御工程と、
前記第1の検出工程によって、前記記録部の前記第1の部位における温度として前記第1の閾値よりも高い温度が初めて検出された際に第1の情報を記憶し、且つ、前記第2の検出工程によって、前記記録部の前記第2の部位における温度として前記第2の閾値よりも高い温度が初めて検出された際に第2の情報を記憶する記憶工程と、
前記記憶工程が前記第1、第2の情報の両方を記憶した場合に前記記録部からのインクの吐出を開始するように制御する制御工程と、を有することを特徴とするインクジェット記録方法。
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