JP2013101730A - 電子機器およびその制御方法ならびにコンテンツ記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複製が許可されているコンテンツを、持ち出し可能な記録媒体から記録装置側の記録部に複製する電子機器およびその制御方法ならびにコンテンツ記録方法を提供する。
【解決手段】実施形態の電子機器は、再生部と、記録部と、検出部と、制御部と、を具備する。再生部は、装着された移動可能な記録媒体からコンテンツを再生する。記録部は、前記再生部が再生するコンテンツを複製記録する。検出部は、前記再生部が再生するコンテンツが再生・複製制御子を含むことを検出する。制御部は、前記検出部が再生・複製制御子を検出したコンテンツの複製を禁止する。
【選択図】図1

Description

この発明は、コンテンツ(動画や静止画の映像や音声(オーディオ))を記録する電子機器およびその制御方法ならびにコンテンツ記録方法に関する。
デジタル信号として記録されたコンテンツ(映像・音声)は、複製(コピー)時の劣化が少ないため、著作権保護等の観点から、複製が制限される場合がある。
特開2001−229612号公報
光ディスク等の持ち出し可能な記録媒体への複製については、デジタル信号として記録されたコンテンツに対し、BS(Broadcasting Satellite,すなわち放送衛星を用いる)デジタル放送と地上デジタル放送の場合、一部のコピーフリーの例外を除いて、9回の複製と1回の移動(ダビング10)が、CS(Communication Satellite,すなわち通信衛星を用いて中継される)放送の場合、移動のみ(コピーワンス)が認められている。なお、一部のコンテンツについては、光ディスク等の記録媒体が保持する場合であっても、HDD(Hard Disk Drive)等の記録装置側の記録部への複製が許容されている。
この発明の目的は、複製(コピー/ムーブ)が許可されているコンテンツを、持ち出し可能な記録媒体から記録装置側の記録部に複製する電子機器およびその制御方法ならびにコンテンツ記録方法を提供することである。
実施形態によれば、電子機器は、再生部と、記録部と、検出部と、制御部と、を具備する。再生部は、装着された移動可能な記録媒体からコンテンツを再生する。記録部は、前記再生部が再生するコンテンツを複製記録する。検出部は、前記再生部が再生するコンテンツが再生・複製制御子を含むことを検出する。制御部は、前記検出部が再生・複製制御子を検出したコンテンツの複製を禁止する。
実施形態を適用する記録装置(電子機器)の一例を示す。 実施形態において用いるウォーターマーク(再生・複製制御子)の一例を示す。 実施形態においてコンテンツの複製とウォーターマークとの関係の一例を示す。 実施形態においてコンテンツの複製とウォーターマークとの関係の一例を示す。 ウォーターマーク(再生・複製制御子)を検出する方法の一例を示す。
以下、図面を参照して、本発明の実施の一形態について説明する。
図1は、本発明を適用する記録再生装置(映像記録装置あるいは単に電子機器と称する場合もある)の要素を概略的に示す。なお、それぞれの要素は、ハードウエアで実現するものであってもよいし、CPU(マイクロコンピュータ)等を用いてソフトウエアで実現するものであってもよい。
図1に示す電子機器(記録再生装置)1は、主として、MPU(Main Processing Unit,主制御ブロック)11、メインメモリ(SDRAM)20、ディスクドライブユニット30、HDD(Hard Disk Drive,ハードディスクドライブ)ユニット40、エンコーダユニット50、デコーダユニット60、データ入力部70及びデータ出力部80を含む。
MPU(またはCPU(Central Processing Unit))11は、記録・再生処理部(管理情報処理部)12、エンコードパラメータ検出・処理部13、GUI(Graphical User Interface)表示制御部14、暗号処理(ハッシュ関数処理)部15、高速コピー処理部16及びレート変換コピー制御部17、等を含む。なお、MPU11は、記録ならびに再生単位のデータを取り扱うもので、詳述しないが、バッファ回路、変調・復調回路、エラー訂正部などを含む。また、MPU11は、EEPROM18及びワークメモリ(Work RAM)19と接続する。MPU11はまた、SDRAM(メインメモリ)20を介してディスクドライブユニット30及びHDD40と接続する。なお、MPU11には、タイマユニット(Timer,電源管理装置)90を介して、商用電源が供給される。
SDRAM20は、少なくとも1つの(所定の記憶容量の)メモリ素子を含み、MPU11による制御の下で、以下に説明するデータ(コンテンツ)の転送、コンテンツの任意の映像(静止画または動画)に対応するサムネイル画像(縮小画像)の生成等、を行う。
ディスクドライブユニット30は、取り出し(移動)可能な記録媒体、例えば光ディスクに情報を書き込みあるいは消去し、もしくは光ディスクから情報を読み出すもので、例えば直径が約12cm、厚さが1.2mmであって一層記録時に、概ね25Gb(ギガバイト)の情報を記録可能なブルーレイディスク(BD)規格のディスク(以下、BDディスクと称する)に対して、上述の書き込み(消去)及び読み出しを行うブルーレイディスクドライブユニット(BDドライブ)31及び、例えば直径が約12cm、厚さが1.2mmであって一層記録時に、概ね4.7Gb(ギガバイト)の情報を記録可能なDVD規格のDVD−RAM/RW/R等の任意のディスクに、上述の書き込み(消去)及び読み出しを行うDVDディスクドライブユニット(DVD−RAM/−RW/−Rドライブ)32、を含む。なお、ドライブ31とドライブ32は、一体化されたものであっても良い。また、DVDドライブ32は、CD(Compact Disc)規格に準拠する光ディスクについても、記録(消去)及び再生が可能である。
また、今日、記録媒体として、半導体メモリ(SD(Secure Digital)カード)等のSSD(Solid State Drive)を用いることも可能であり、リーダ/ライタ(Reader/Writer)33がSDRAM20に接続されている。
なお、HDD40、光ディスク、半導体メモリ(SDカード)等は、それぞれ、デジタル信号化された様々なファイルを、上述の情報として保持する。ファイルとしては、オーディオ(Audio)/ビデオ(Video)コンテンツ、あるいは文字などのテキストデータや写真データ等の種々のデータ、例えばビデオ(Video、動画)については、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)−1、−2、−4(H.264/AVC)、オーディオ(Audio、音声/音楽)については、例えばMP3(MPEG Audio layer-3)、AC3(Audio Code number 3)、リニアPCM(Pulse Coded Module)、静止画については、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)、等が、広く知られている。
HDDユニット40は、例えば1Tb(テラバイト)程度、またはそれ以上の記録容量を有し、入力されるデジタルデータ(コンテンツ)を保持する。
エンコーダユニット(Video/Audio Encoder)50は、データ入力部70に入力されるアナログデータを所定の形式にエンコードする。なお、エンコーダユニット50は、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394に準拠したデジタルデータを、入力インタフェース51を経由して、直接受け取ることができる。
デコーダユニット(Video/Audio Decoder)60は、SDRAM20が保持するデジタルデータを、データ出力部80と接続する映像表示装置(ディスプレイ)及び音声(オーディオ)再生装置が再生可能なアナログデータにデコードする。なお、インタフェース61を経由して、デジタル信号をそのまま、外部に出力することも可能である。この場合、デジタル信号は、例えばIEEE1394、あるいはHDMI(High-definition Digital Media Interface)に準拠することが好ましい。デコーダユニット60は、ウォーターマークを検出するウォーターマーク検出部60aを含み、映像または音声信号のデコードを行い、デコードした映像または音声信号に対してウォーターマーク検出を行い、検出した場合は、SDRAM(メインメモリ)20を経由してMPU11に通知し、記録・再生制御部にて記録・再生制御を行う。
データ入力部70は、アナログの映像信号及び音声(オーディオ)信号を受けつける入力端(Analog in)71、アナログで入力される映像信号をデジタル信号に変換する映像A/Dコンバータ(Video ADC)72、アナログで入力される映像信号をデジタル信号に変換する音声A/Dコンバータ(Audio ADC)73、及び任意のチャンネルの放送を受信するチューナ(TVチューナ)77、を少なくとも含む。なお、今日、チューナ77は、デジタル放送のみが受信可能(デジタル放送にのみ対応)であるが、アナログ放送が存在する地域もしくは国における使用を考慮してアナログチューナが用意されている場合は、チューナの入力も、映像及び音声(オーディオ)への分離部の後段において、それぞれ、対応するA/Dコンバータに入力される。
データ出力部80は、デコーダ60が出力する映像信号をアナログの映像信号に変換する映像用D/Aコンバータ(Video DAC)81及びデコーダ60が出力する音声(オーディオ)信号をアナログの音声信号に変換する音声用D/Aコンバータ(Audio DAC)82を、少なくとも含む。なお、接続するディスプレイ(映像表示装置)が、入力されるデジタルデータからそのまま映像として表示可能である場合、ディスプレイへの出力は、上述のデコーダユニット60からのIEEE1394あるいはHDMIを用いるデジタル信号を、そのまま用いることができる。
なお、リモートコントローラ(リモコン端末)による操作入力(ユーザ指示)に対応し、外部に接続される映像表示装置(ディスプレイ)に、GUI表示制御部14により生成され、再生または表示中のコンテンツと一体的に、あるいは濃度が好適に設定されて、一定の透過率が与えられて(コンテンツの一部が)透過状態で、GUI表示が表示される。従って、ユーザは、記録、再生、複製、移動、消去及び編集等においては、映像表示装置に表示されるGUIに従い、リモコン端末を操作することにより、記録再生装置1の動作を制御できる。
上述した記録再生装置1においては、インタフェース51または入力部70を経由して入力される映像信号及び音声(オーディオ)信号は、すなわちコンテンツまたは番組は、エンコーダユニット50を介して、所定の形式のデジタルデータとしてエンコードされ、SDRAM20に、一時的に保持される。すなわち、MPU11は、記録・再生処理部(管理情報処理部)12、エンコードパラメータ検出・処理部13、暗号処理(ハッシュ関数処理)部15、ワークメモリ19、SDRAM20等を動作させ、記録すべきデータ(コンテンツ)をHDD40あるいはディスクドライブユニット30に供給し、ハードディスクあるいは光ディスクに記録する。
SDRAM20が保持するデジタルデータは、GUI(Graphical User Interface)表示に従うユーザ入力に基づいて、MPU11の制御によりHDD40に記録される(コンテンツの特性、及び複製の制限に支配されるが、ディスクドライブユニット30が収容する光ディスクに直接記録できる場合もある)。
ユーザから、既に記録されているコンテンツ(番組)の再生が指示された場合、GUI表示に従う(あるいはリモコン端末からの)ユーザの選択に従い、HDD40またはディスクドライブユニット30が収容している光ディスクが保持するコンテンツのうちの選択されたコンテンツが読み出され、デコーダユニット60によりデコードされる。デコードされたコンテンツすなわち映像出力及び音声(オーディオ)出力は、予め接続されている映像表示装置(ディスプレイ)及び音声再生装置(スピーカ)に出力される。なお、音声(オーディオ)出力は、例えばイヤホン(ヘッドホン)等による再生を考慮して、オーディオ出力端(Audio Out)84に出力されてもよい。また、映像出力も、プロジェクタ装置等による表示のため、映像出力端(Video Out)83に出力されてもよい。
一方、MPU11は、ハードディスク記録されたデータを光ディスクに、あるいは光ディスクに記録されたデータをハードディスクに、所定の複製(コピー/ムーブ)の制限の範囲内で記録あるいはコピー(複製)もしくは移動(ムーブ)できる。また、記録・再生処理部(管理情報処理部)12は、コンテンツのウォーターマーク有無に基づいた再生制御および光ディスクからHDD40のハードディスクへのコンテンツ複製時の複製可否(許可)判定を行う。
なお、MPU11は、オブジェクト(コンテンツ/またはコンテンツの一部)の部分的な(一部の)削除、異なるオブジェクト同士の接続等の編集処理を行うこともできる。このため、特にオブジェクト同士の接続においては、上述の「ウォーターマーク」の有無を検出し、その結果に応じて、複製の可否(許可)を判定することが好ましい。
また、HDD40のハードディスクに記録されたコンテンツ(データ)は、通常、高速コピー処理部16を介して[高速ダビング]または[高速移動(ムーブ)]可能な形式で一時的に保持され、レート変換を必要としない場合には、時間軸上で1:1である場合に比較して、2から32倍程度の記録速度で、ダビングまたは移動(ムーブ)できる。なお、レート変換(記録密度を変更)してダビングまたはムーブする場合、レート変換コピー制御部17によりレート変換される。
図3は、図1に示した記録再生装置1において、ディスクドライブユニット30にセットされた光ディスク、例えばBDドライブ31にセットされたBDディスクから同BDディスクが保持するコンテンツをHDD40(ハードディスク)に複製(コピー)する際の動作の一例を示す。
コンテンツは、例えばユーザがビデオカメラ等により撮影した映像等のハードディスクと光ディスクとの間の移動及び複製に制限の無いもの、例えば放送局あるいは配信事業者が供給する9回の複製と1回の移動が認められている(ダビング10)または移動のみ(コピーワンス)が認められているもの、映画がコンサート映像等に代表され、コンテンツが予め書き込まれた(プレス等においてデータが記録された)状態で販売され、複製が禁止されているもの、に大まかに分類できる。
このため、例えばBDディスクからHDDへのコンテンツの複製(コピー/ダビング)がユーザから指示された場合、コンテンツがHDDへの複製を許容するか否かを、コンテンツが含む「ウォーターマーク(図2参照)」を検出することにより判別し、「ウォーターマーク」を含むコンテンツについては、複製を中止(キャンセル)することが必要である。
図2は、「ウォーターマーク」の一例を示す。なお、「ウォーターマーク」は、「電子透かし」/「電子すかし」/「コピーガード」/「再生・複製制御子」等、異なる呼称により表現される場合があるが、以下に説明するように、オーディオ(音声)信号/ビデオ(映像)信号を再生した際に同時に再生され、かつ再生(オーディオ/ビデオのいずれか、または双方の)信号に影響を与えない、あるいは再生した場合に視聴者(人間)が変化に気づかない成分であれば同義である。
図2に示すように、コンテンツのある時間(任意の時間)において、周波数とそのスペクトラムレベル(コンテンツが含む周波数成分の分布)との関係を捉えた場合、コンテンツ成分すなわちオーディオ(音声)信号/ビデオ(映像)信号のスペクトラムと独立に、「ウォーターマーク」が再生(検出)できる場合がある。「ウォーターマーク」は、例えばAAC(Advanced Audio Coding)に従う、著作権保護、もしくは適切ではない複製を回避するための、例えばCCI(Copy Control Information)データであることが好ましい。なお、CCIデータは、ある必要な情報をオーディオ信号あるいはビデオ信号にエンコードしてビットストリーム化した後、そのビットストリームを再生した場合において、ユーザ(視聴者)が、原信号と比べてオーディオ信号あるいはビデオ信号の変化を認識できない程度にある必要な情報データをオーディオ信号あるいはビデオ信号にエンコードして、ビットストリームに埋め込む技術である。
すなわち、「ウォーターマーク」は、例えば音声(オーディオ)信号に含まれる場合には、ユーザ(人間)の可聴域とは異なる周波数帯、または再生した際にオーディオ(音響成分あるいは音声成分)として再生されることのない成分であり、例えばウォーターマーク検出部60a(図1参照)により再構築した場合に「ウォーターマーク(再生・複製制御信号)」と判別できる。なお、「ウォーターマーク」が、例えば映像(ビデオ)信号に含まれる場合、再生した際に映像(ビデオ)として再生されることのない成分であり、例えばウォーターマーク検出部60a(図1参照)により再構築した場合に「ウォーターマーク(再生・複製制御信号)」と判別できる。
図3において、ユーザからコンテンツの複製(コピー/ダビング)が指示され、例えばダビングモードあるいはコピーモードが起動する(開始)。
(起動したダビングモードあるいはコピーモードにおいて、)対象のコンテンツが選択される[01]。
選択されたコンテンツの再生が開始される[02]。
再生が継続され、任意時間(コンテンツの途中)で「ウォーターマーク」を検出した場合[03−YES]、コンテンツの再生を停止し[04]、ダビングモードを中断する[05]。なお、ダビングモードを中断した場合、GUI表示制御部14により、例えば『このコンテンツは、ダビングできません』等のメッセージを、接続する映像表示装置(ディスプレイ)に表示するGUIを出力してもよい。
一方、対象のコンテンツの再生が継続され、任意時間(コンテンツの途中)で「ウォーターマーク」を検出しない場合[03−NO]、コンテンツが最後まで再生されたことを検出し[06、06−YES]、一旦コンテンツの再生を停止し[07]、ダビング処理を行う[08]。
すなわち、図3に示す方法においては、ダビング(複製/コピー)の対象となるコンテンツの時間軸上において、ダビング開始の前に、コンテンツの全て(いずれか任意の場所)に「ウォーターマーク」が存在することを検出した場合、ダビングを開始しないことにより、ウォーターマークを含むコンテンツを不所望にダビング(複製/コピー)することが抑止される。
図4は、コンテンツの複製(ダビング/コピー)の禁止を、図3に示す例と異なる手順で実現する一例を示す。なお、コンテンツの複製(コピー/ダビング)がユーザから指示された場合、例えば光ディスクからHDDへのコンテンツの複製を許容するか否かを、コンテンツが含む「ウォーターマーク(図2参照)」を検出することにより判別し、「ウォーターマーク」を含むコンテンツについては、複製を開始しないことは、図3の例と同様である。
図4において、ユーザからコンテンツの複製(コピー/ダビング)が指示され、例えばダビングモードあるいはコピーモードが起動する(開始)。なお、図4に示す例は、例えばBDディスクが複数のコンテンツを保持する場合に有益である。
ディスク内に収容された任意のコンテンツの再生が開始される[11]。
再生が継続され、任意時間(コンテンツの途中)で「ウォーターマーク」を検出した場合[12−YES]、コンテンツの再生を停止する[13]。
次に、再生を停止したコンテンツについて、「ウォーターマーク」を検出した(ダビング/コピーが禁止されている)コンテンツであることを示す『フラグ』を設定し[14]、ディスクが保持する全てのコンテンツについて、[11]〜[14]を繰り返えす[15]。
以下、ユーザからのダビング指示(ダビングの開始)及びダビング対象コンテンツの選択(指示)を受けつけ[16]、ユーザが選択(指示)したコンテンツについて、その選択されたコンテンツに『フラグ』が存在しないことが検出された場合[17−NO]、対象の(選択された)コンテンツのダビングが許可され、ダビング(複製/コピー)が実行される[18]。
一方、ユーザが選択(指示)したコンテンツに(上述の)「ウォーターマーク」を検出したことを示す『フラグ』がある(『フラグ』が付されたコンテンツである)場合[17−YES]、ダビング処理を中断する[18]。なお、ダビングを中断した場合、GUI表示制御部14により、例えば『このコンテンツは、ダビングできません』等のメッセージを、接続する映像表示装置(ディスプレイ)に表示するGUIを出力してもよい。
すなわち、図4に示す方法においては、任意の(または複数の)ダビング(複製/コピー)の対象となるコンテンツについて、コンテンツに「ウォーターマーク」が存在することを予め検出することにより、ユーザのダビング指示があった場合に、コンテンツの再生を必要とすることなくウォーターマークを含むコンテンツの不所望のダビング(複製/コピー)を実行しないようにすることができる。また、ダビング処理(動作)が実質的に開始されないため、HDD側にコンテンツの一部もしくは大部分が複製(コピー)されることが防止できる。
なお、設定された『フラグ』は、ディスクドライブユニット31が保持する光ディスク(BDディスク)が取り出される(あるいは交換される)までの間、例えばHDD40内の所定の記録領域もしくは不揮発性メモリ等に、保持される。
図5に、ウォーターマーク(再生・複製制御子)を検出する別の一例を示す。
図1に示したウォーターマーク検出部60a(デコーダ60)においては、ダビングを開始する前に、コンテンツを再生して「ウォーターマーク」を検出するが、コンテンツの再生、特に等速再生には、コンテンツの時間長と等しい時間(検出時間)が必要となる。
このため、ウォーターマークがオーディオ(音声/音響)信号に含まれるような場合にウォーターマーク検出部60aが「ウォーターマーク」の検出に用いる再生信号に、ストリームバッファ(Stream buffer、SDRAM20)が保持するストリームデータ(Stream data)を復号器(Demux)21により復号してビデオ(映像(V))とオーディオ(音声/音響(A))に分離したオーディオ(音声/音響)信号のみのデコード処理でウォーターマークを検出することにより、ビデオ信号を再生するために要求される時間に比較して短い時間で、「ウォーターマーク」を検出することができる。
すなわち、オーディオ信号は、データ量がビデオ信号よりも少ないこと及び再生速度/処理レートを高めることにより、ビデオ信号の再生に比較して再生を先行できること、等により、より早く「ウォーターマーク」を検出できる。なお、オーディオデータに対してオーディオデコーダによりウォーターマーク検出処理を行う場合、ビデオデータに対しては処理を行わない。また、オーディオデータについても、出音(アナログ再生)はせず、その分、高速にデコード処理を行うことができる。また、図5のようにHDD等へのダビング処理(ストリームデータの記録)とウォーターマーク検出処理を並行動作で行う場合、ウォーターマークを検出した時点で実行中のダビング処理を中断する。従って、ダビング処理と並行動作で、かつオーディオ部分を抽出してウォーターマーク検出を行うため、ダビング前の通常再生によりウォーターマーク有無チェックを行う方法よりもダビング完了までに要する時間を短縮することが可能である。
以上説明したように、実施形態を適用することで、光ディスクが保持するコンテンツが再生・複製制御子(ウォーターマーク)を含む場合、ダビング処理に先行して再生・複製制御子(ウォーターマーク)を検出してダビング処理(データの一部または概ね全体の移動)を禁止することにより、光ディスクから光ディスク外(記録再生装置、及び記録再生装置からさらに別の光ディスク)へのウォーターマークを含むコンテンツが不所望に流出する(複製される)ことを防ぐことができる。
なお、実施形態を適用することで、AACS(Advanced Access Content System)に準拠し、オーディオの可聴範囲外の周波数成分(低周波)を音声に重畳され、再生時にその成分を検出したら、それに応じて再生制御を行うウォーターマークを用いるコピー保護方式(コンテンツ保護)において、映画などのコンテンツをカメラ等により撮影しても、音声として上述のウォーターマークが記録されるため、規定に準拠した再生制御を行うことができる。また、AACSにおいて、現状では、ウォーターマークの検出と再生制御が可能であれば、例外的に許可されるダビング(複製)についても、ウォーターマークを含まないコンテンツに対してのみダビング(複製)を許可するため規定に準拠することができる。
なお、この発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々な変形もしくは変更が可能である。また、各実施の形態は、可能な限り適宜組み合わせて、もしくは一部を削除して実施されてもよく、その場合は、組み合わせもしくは削除に起因したさまざまな効果が得られる。
1…記録再生装置(電子機器)、11…MPU(主制御ブロック)、12…記録・再生処理部(管理情報処理部)、13…エンコードパラメータ検出・処理部、14…GUI(ユーザインタフェース)表示制御部、15…暗号処理(ハッシュ関数処理)部、16…高速コピー処理部、17…レート変換コピー制御部、20…SDRAM(メインメモリ)、30…ディスクドライブユニット(移動可能記録媒体保持部)、31…ブルーレイディスクドライブユニット(BDドライブ)、32…DVDディスクドライブユニット、33…リーダ/ライタ、40…HDD(ハードディスクドライブ、本体側記録部)、50…エンコーダユニット、60…デコーダユニット、60a…ウォーターマーク検出部、70…データ入力部、80…データ出力部、90…タイマユニット(電源管理装置)。

Claims (7)

  1. 装着された移動可能な記録媒体からコンテンツを再生する再生部と、
    前記再生部が再生するコンテンツを複製記録する記録部と、
    前記再生部が再生するコンテンツが再生・複製制御子を含むことを検出する検出部と、
    前記検出部が再生・複製制御子を検出したコンテンツの複製を禁止する制御部と、
    を具備する電子機器。
  2. 前記制御部は、前記検出部による再生・複製制御子の検出を、前記記録部による前記再生部が再生したコンテンツの記録に先行して、コンテンツ全体について実行させる請求項1記載の電子機器。
  3. 前記制御部は、前記検出部による再生・複製制御子の検出がコンテンツ全体について終了するまで、前記記録部による前記再生部が再生したコンテンツの記録を保留する請求項1または2記載の電子機器。
  4. 前記制御部は、前記検出部による再生・複製制御子の検出を、分離した音声信号について映像信号より先行して実行させる請求項2または3記載の電子機器。
  5. 装着された移動可能な記録媒体が保持するコンテンツを再生し、コンテンツ全体に再生・複製制御子が非存在であることを検出し、
    検出結果に基づいて移動可能な記録媒体が保持するコンテンツの記録部への記録を許可する電子機器の制御方法。
  6. コンテンツ全体に再生・複製制御子が非存在であることを記録部への記録に先行して検出する請求項5記載の電子機器の制御方法。
  7. 第一の記録媒体が保持するコンテンツを再生し、コンテンツ全体に再生・複製制御子が非存在であることを検出し、
    検出結果に基づいて第一の記録媒体が保持するコンテンツを第二の記録媒体へ記録するコンテンツ記録方法。
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