JP2008041141A - 映像記録装置 - Google Patents

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一之 湯澤
Ryoichi Wakabayashi
良一 若林
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Abstract

【課題】従来のムーブ機能では、コピーワンスコンテンツを低画質に圧縮してムーブした場合には、再度高画質のコピーワンスコンテンツを視聴することができなかった。
【解決手段】本発明の記録再生装置では、コピーワンスコンテンツを含むコンテンツを保持する保持部(0101)と、保持されているコピーワンスコンテンツを書換可能メディア(0104)に複製するための複製部(0102)と、前記複製の際に、複製元となるコピーワンスコンテンツを再生可能に復帰できる状態で再生不可状態とする管理部(0103)と、からなり、ムーブ元のコピーワンスコンテンツを記録再生装置(0100)内に保持したままとすることができ、書換可能メディア(0104)から再ムーブを受けることで、再度、高画質のコピーワンスコンテンツを視聴することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コピーワンス機能を備えた映像記録装置の技術に関する。
現在、様々なデジタルコンテンツが普及し、これらの著作権管理が重要な課題となっている。デジタルコンテンツは、従来のアナログコンテンツと比較して、映像データの質をほとんど劣化させずに容易に複製が可能である。そこで、近年のデジタルコンテンツには、著作権管理機能としてコピーワンス機能が付加されているものがある。これらの機能を有するコンテンツをコピーワンスコンテンツという。コピーワンスコンテンツでは、複製する回数が1回のみに限定されているため、デジタル放送等のコピーワンスコンテンツを録画した場合、原則としてその録画装置から他の記録媒体に複製することが制限される。しかし、コピーワンスコンテンツであっても、CPRM(Content Protection for Recordable Media)に対応したDVD−R/RW、DVD−RAM等には複製することができる。この際、記録元のコピーワンスコンテンツは記録元の装置から削除される。これらの一連の機能では、あたかもコピーワンスコンテンツが記録元の装置から記録先の装置へ移動したものと考えることができるため、この機能を一般にムーブ機能という。
ムーブ機能を利用したコンテンツ管理方法として、特許文献1に記載の管理方法が挙げられる。特許文献1に記載された技術では、コンテンツにコンテンツIDを付与し、コンテンツとコンテンツID及びコンテンツに対して著作権者からユーザに与えるコピー権利数を、コピー権利数と同じ数の仮想コンテンツファイルMとしてユーザに配信し、ユーザがコンテンツを媒体から媒体にコピーする場合に、そのコンテンツIDとコピー先媒体に記録されているコンテンツのIDを照合して一致しない場合にはそのコンテンツをコンテンツID及びコピー権利数と共に移動し、コンテンツIDが一致する場合にはそのコンテンツを移動することなくコピー先媒体のコンテンツのコピー権利数を増加することのみにより、仮想コンテンツファイルを移動して移動元の媒体の仮想コンテンツファイルを消去することとしている。
特開2002−358242
しかしながら、上述のコンテンツ管理方法では、コピー権利数が1であるコピーワンスコンテンツでは、移動元のコンテンツファイルを消去してしまう必要があり、当該コンテンツを復帰させることができない。このため、高画質又は高音質のコピーワンスコンテンツが低画質又は低音質に圧縮されて移動してしまうと、再度高画質又は高音質のコンテンツに戻すことができないという問題が生じていた。このため、家庭内でハードディスクドライブ(HDD)内蔵録画再生装置などの記録容量が大きい記録再生装置で録画したコンテンツなどを、DVD±RW等の光ディスク,PDAや携帯電話、携帯型ゲーム機、メモリ音楽プレイヤー等の記録容量が小さい再生装置に圧縮して移動してしまうと、再度記録容量が大きい記録再生装置等にて高画質又は高音質のコンテンツを視聴することができなかった。
上記課題を解決するために、本発明では、コピーワンスコンテンツを含むコンテンツを保持する保持部と、保持されているコピーワンスコンテンツを書換可能メディアに複製するための複製部と、前記複製の際に、複製元となるコピーワンスコンテンツを再生可能に復帰できる状態で再生不可状態とする管理部と、からなる記録再生装置を提供する。また、前記管理部は、前記複製部にて複製されたコンテンツを再生不可状態とするための複製管理手段と、複製管理手段が前記再生不可状態とする処理をする際に、そのコンテンツの複製元のコンテンツを再生可能に復帰する復帰手段と、を有する記録再生装置を提供する。また、前記管理部は、前記複製部での複製失敗を検出する複製失敗検出手段を有するとともに、前記複製管理手段と、復帰手段に対して前記検出があった場合に再生不可処理、復帰処理を実行させる再トライ制御手段を有する記録再生装置を提供する。また、前記管理部は、前記復帰処理を実行するか実行しないか判断するために、複製元であるコピーワンスコンテンツと、複製したコンテンツとの同一性又は改変性を、コンテンツ識別符号、コンテンツ属性、コンテンツ記録編集属性、のいずれか一以上に基づいて判断する判断手段を有する記録再生装置を提供する。
また、上記課題を解決するために、本発明では、コピーワンスコンテンツを含むコンテンツを保持する保持ステップと、保持されているコピーワンスコンテンツを書換可能メディアに複製するための複製ステップと、前記複製の際に、複製元となるコピーワンスコンテンツを再生可能に復帰できる状態で再生不可状態とする再生不可ステップと、からなるコピーワンスコンテンツの複製方法を提供する。また、前記複製ステップにて複製されたコンテンツを再生不可状態とするための複製コンテンツ再生不可ステップと、 複製コンテンツ再生不可ステップにて前記再生不可状態とする処理をする際に、そのコンテンツの複製元のコンテンツを再生可能に復帰する復帰ステップと、をさらに有するコピーワンスコンテンツの複製方法を提供する。前記複製ステップでの複製失敗を検出する複製失敗検出ステップを有し、前記複製失敗検出ステップにて検出があった場合に再生不可処理、復帰処理を実行させる再トライ制御ステップを有するコピーワンスコンテンツの複製方法を提供する。また、前記復帰ステップにおいて、前記復帰処理を実行するか実行しないか判断するために、複製元であるコピーワンスコンテンツと、複製したコンテンツとの同一性又は改変性を、コンテンツ属性、コンテンツ記録編集属性、コンテンツ識別符号、のいずれか一以上に基づいて判断する判断ステップを有するコピーワンスコンテンツの複製方法を提供する。
以上のような構成をとる本発明の記録再生装置及びコピーワンスコンテンツの複製方法では、複製元のコンテンツを削除せずに再生可能に復帰できる状態で再生不可状態とするため、コピーワンスコンテンツを低画質に圧縮してムーブしてしまった後でも、コピーワンス機能を損なうことなく、再度高画質のコンテンツを閲覧することができるという優れた効果を奏する。
また、複製元のコンテンツを削除しないため、ムーブに失敗してしまった場合であっても、再度ムーブをやり直すことができるという利点も有する。
本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施しうる。なお、以下の実施形態と請求項の関係は次のとおりである。実施形態1は主として請求項1,5などについて説明する。実施形態2は主として請求項2,3,6,7などについて説明する。実施形態3は主として請求項4,8などについて説明する。
≪実施形態共通のハードウェア構成≫図13に実施形態1乃至3に共通するハードウェア構成を示す。実施形態1乃至3における記録再生装置の構成要素である各部は、ハードウェア、ソフトウェア、ハードウェアとソフトウェアの両方のいずれかによって構成される。図13に示す記録再生装置(1300)は、CPU(1301)、揮発性メモリ(1302)、不揮発性メモリ(1303)、光ディスクドライブ(1304)、チューナ(1305)、インタフェース(1306)、これらを接続するシステムバス(1307)、及び周辺装置(図示せず)などで構成されるハードウェアと、それらハードウェア上で実行可能なソフトウェアがある。ソフトウェアとしては、メモリ上に展開されたプログラムを順次実行することで、メモリ上のデータや、インタフェースを介して入力されるデータの加工、保存、出力などにより各部の機能が実現される。さらに具体的には、後述する保持部は、不揮発性メモリ(1303)に該当し、コンテンツ等を保持することができる。また、管理部はCPU(1301)、揮発性メモリ(1302)、不揮発性メモリ(1303)などが該当し、CPUにて不揮発性メモリに格納された管理プログラムを揮発性メモリのワーク領域に展開し、同じく不揮発性メモリに格納されている管理情報等に応じた処理を行う。また、複製部は光ディスクドライブ(1304)などが該当し、不揮発性メモリに格納されているコンテンツを書換可能ディスク等に書き込むことができる。また、これら以外にも、デジタル放送を受信するためのチューナ(1305)や、インタフェース(1306)等を有していても良い。なお、図13は記録再生装置のハードウェア構成の一例を示しているに過ぎず、これらの構成に限定されるものではない。
≪実施形態1≫(実施形態1の概念)本実施形態に記載の記録再生装置は、複製元となるコピーワンスコンテンツを再生可能に復帰できる状態で再生不可状態とすることを特徴とする。
(実施形態1の構成)実施形態1について説明する。図1に本実施形態における記録再生装置の機能ブロック図を示す。図1に示す記録再生装置(0100)では、保持部(0101)、複製部(0102)、管理部(0103)を有することを特徴とする。
(実施形態1の構成の説明)本実施形態にかかる「記録再生装置」(0100)は、保持部(0101)、複製部(0102)、管理部(0103)を有し、コピーワンスコンテンツを含むコンテンツを記録、再生する機能を有する。コンテンツは、動画像コンテンツ、静止画像コンテンツ、音楽コンテンツ等、いずれの種類のコンテンツであるかは問わない。具体的には、記録再生装置としては、HDD内蔵記録再生装置、HD−DVDドライブ又はDVD±RWドライブ又はDVD−RAMドライブ又はブルーレイドライブ内蔵記録再生装置、テレビチューナ付きパーソナルコンピュータ等が一例として挙げられる。
「保持部」(0101)は、コピーワンスコンテンツを含むコンテンツを保持するように構成されている。保持部は、具体的にはHDD,HD−DVDディスク、DVD±RWディスク、DVD−RAMディスク、ブルーレイディスク(登録商標)等が一例として挙げられる。また、大容量化したNANDフラッシュメモリ等も該当する。なお、保持部がディスクにて構成される場合には、当該ディスクは常に記録再生装置に挿入された状態ではなくても良い。保持部では、コピーワンスコンテンツのみならず、コピーワンスコンテンツ以外の通常のコンテンツも保持されていても良い。
「複製部」(0102)は、保持部(0101)にて保持されているコピーワンスコンテンツを書換可能メディア(0104)に複製する機能を有する。複製部は、具体的には、HD−DVDドライブ、DVD±RWドライブ、DVD−RAMドライブ、ブルーレイドライブ等の光ディスクメディアにコンテンツを複製可能な機器や、MOドライブなどの光磁気ディスクにコンテンツを複製可能な機器が一例として挙げられるほか、有線又は無線にて外部記録媒体に複製可能な機器が含まれる。例えば、D端子やHDMI端子、DVI端子で接続された他の記録再生装置や、USB接続された外付けHDD、半導体メモリ、赤外線通信、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)通信機能にて外部へコンテンツを移転可能な機器等が一例として該当する。また、「書換可能メディア」とは、書き換えが可能なメディアである。具体的には、HD−DVDディスク、DVD±RWディスク、DVD−RAMディスク、ブルーレイディスク(登録商標)等の光ディスクメディアや、MOディスクなどの光磁気ディスクのほか、有線又は無線にて接続される機器内部に含まれるハードディスクやフラッシュメモリ等が該当する。
なお、複製部(0102)は、書換不可メディアに対しても、コピーワンスコンテンツを複製することとしても良いが、この場合には、後述するように、書換不可メディアに記録されたコピーワンスコンテンツを再び記録再生装置に戻すことは出来ない。
また、複製部が書換可能メディアに複製をする際には、コンテンツに関連する情報をコンテンツとともに書換可能メディアに記録することとしても良い。コンテンツに関する情報とは、コンテンツ識別ID、コンテンツのタイトル、コンテンツがテレビ番組の場合には放送日時、チャンネル、出演者など、又はコンテンツのビットレート、容量、複製日時、複製元の機器に付与されたMACアドレス、などが一例として挙げられる。
さらに、複製部は、保持部に保持されているコンテンツを圧縮して低画質又は低音質に変換して複製することとしても良いし、コンテンツがテレビ番組である場合には、CM部分が削除された編集済みのコンテンツを複製することとしても良い。また、コンテンツの前半部分のみ、後半部分のみ、など、コンテンツの一部のみを複製することとしても良い。コンテンツの一部のみを複製する場合には、保持部に保持されている複製元のコンテンツにおいて、一部のみを再生不可状態とする。
「管理部」(0103)は、前記複製部(0102)による複製の際に、複製元となるコピーワンスコンテンツを再生可能に復帰できる状態で再生不可状態とする機能を有する。本実施形態における複製部(0102)では、コピーワンスコンテンツの複製を行うが、保持部に保持されている複製元のコピーワンスコンテンツの消去は行わない。しかし、このままではコピーワンスコンテンツはムーブではなくコピーされただけに過ぎず、著作権管理上好ましくない。このため、管理部は、コピーワンスコンテンツがムーブしたものと同様の効果を与えるため、保持部に保持されているコピーワンスコンテンツを再生不可状態とする。さらに管理部は、コピーワンスコンテンツを完全に再生不可とするのではなく、再生可能に復帰できる状態で再生不可状態とする。なお、コピーワンスコンテンツを再生不可状態として常に保持部に保持することとすると、保持部の容量を逼迫してしまう可能性がある。このため、管理部では、複製部にてコピーワンスコンテンツの複製が行われた際に、当該コピーワンスコンテンツを保持部に残すか否かをユーザに判断させることとしても良い。例えば、複製部にて複製が完了した後に「複製元のコンテンツを消去しますか?YES/NO」などといったダイアログを表示し、ユーザが複製元のコンテンツを消去する項目を選択した場合には、管理部にて複製元のコピーワンスコンテンツを保持部から消去することとしても良い。また、保持部の残量が少ない場合などに対処するために、複製元のコンテンツを消去するように予め設定できる機能を付加しても良い。
(実施形態1の具体例)図2を用いて本実施形態における記録再生装置の具体例を説明する。図2(A)は、保持部にHD(HighDefinition)画質のコピーワンスコンテンツA(0201)が保持されている場合を例示する。保持部にて保持されているコピーワンスコンテンツAは、複製部にてXP画質に圧縮されて、コピーワンスコンテンツA’(0202)としてDVD−RWメディアなどの書換可能メディアXに複製される。管理部では、複製部にてコピーワンスコンテンツA’が複製された後、又は前、あるいは複製とともに保持部に保持されているコピーワンスコンテンツA(0203)を再生不可状態とする。例えば、保持部に保持されているコンテンツが、管理部にて図3に示すようなテーブルとして管理されている場合には、コピーワンスコンテンツAに再生不可フラグとして「1」を関連付けることにより、コピーワンスコンテンツAを再生不可とすることができる。図3では、再生不可フラグ欄(0301)が「1」となっているコンテンツは再生不可であり、当該再生不可フラグが「1」となっている間はコピーワンスコンテンツAを本記録再生装置にて再生できないこととする。このため、コピーワンスコンテンツAは、コピーワンスコンテンツA’として実質的に書換可能メディアにムーブしたのと同じ状態とすることができる。なお、再生不可フラグが「0」の場合には、再生可であることを示している。
また、保持部からHD画質のコピーワンスコンテンツA(0203)を消去してしまうわけではないので、再生不可フラグを「0」とすることで、コピーワンスコンテンツA(0203)を再度HD画質にて視聴することもできる。例えば、書換可能メディアXを再度記録再生装置にて読み込んだときに、複製元であるコピーワンスコンテンツA(0203)と、複製したコピーワンスコンテンツA’(0202)との同一性又は改変性を、コンテンツ識別符号、コンテンツ属性、コンテンツ記録編集属性、のいずれか一以上に基づいて判断し、両者の同一性が確認できた場合には、記録再生装置にて書換可能メディアXに記録されたXP画質のコピーワンスコンテンツA’を再生するのではなく、保持部に保持されているHD画質のコピーワンスコンテンツAを再生することとしても良い。この場合に、実質的にはコピーワンスコンテンツAとA’が再生可能状態で共存することとなってしまうため、コピーワンスコンテンツAを再生している間は、書換可能メディアXを記録再生装置から取り出せないようにしたり、コピーワンスコンテンツAを再生中に書換可能メディアXを取り出すと、コピーワンスコンテンツAの再生を中断して再び再生不可フラグを「1」とするなどの処置が必要である。なお、両者の同一性の判断については、実施形態3にて詳細に説明する。
また、図2(B)は、コピーワンスコンテンツA(0204)の一部のみをムーブする場合を示している。例えば、コピーワンスコンテンツAの後半部分(A2)のみをムーブする場合には、A2に該当する部分のみを圧縮して書換可能メディアXに複製し、これに対応する保持部に保持されているコピーワンスコンテンツA2の部分のみを再生不可状態とする。
なお、コピーワンスコンテンツを常に消去せずに長期間にわたり保持部に保持することとすると、保持部の容量が一杯になる可能性がある。このため、保持部の保持されている再生不可状態のコピーワンスコンテンツは、一定期間(例えば、1ヶ月間など)経過後に自動的に消去する事としても良いし、消去するコンテンツをユーザが選択するようにしても良い。また、管理情報のみを保持部に保持しておき、再生不可状態のコピーワンスコンテンツそのものは、HDDや、DVDなどの外部ストレージに保持させておくこととしても良い。
(実施形態1の処理の流れ)本実施形態におけるコピーワンスコンテンツの複製方法を図4を用いて説明する。まず、コピーワンスコンテンツを含むコンテンツを記録媒体等に保持する(保持ステップ:S0401)。次に、保持ステップにて保持されているコピーワンスコンテンツを書換可能メディアに複製する(複製ステップ:S0402)。そして、複製ステップでの前記複製の際に、複製元となるコピーワンスコンテンツを再生可能に復帰できる状態で再生不可状態とする(S0403:再生不可ステップ)。以上の処理の流れにより、複製元のコピーワンスコンテンツを消去することなく、かつ、コピーワンス機能を損なうことなく書換可能メディアへムーブすることができる。なお、複製ステップ(S0402)と、再生不可ステップ(S0403)は順番が逆であっても良い。
(実施形態1の効果)以上のような構成をとる本実施形態の記録再生装置及びコピーワンスコンテンツの複製方法では、複製元のコンテンツを削除せずに再生可能に復帰できる状態で再生不可状態とするため、コピーワンスコンテンツを低画質に圧縮してムーブしてしまった後でも、コピーワンス機能を損なうことなく、再度高画質のコンテンツを閲覧することができるという優れた効果を奏する。
また、複製元のコンテンツを削除しないため、ムーブに失敗してしまった場合であっても、再度ムーブをやり直すことができるという利点も有する。
≪実施形態2≫(実施形態2の概念)本実施形態に記載の記録再生装置では、書換可能メディアに複製されたコンテンツを読み込んだ場合に、当該複製されたコンテンツを再生不可状態とし、保持部に保持されている複製元のコンテンツを再生可能に復帰することを特徴とする。
(実施形態2の構成)実施形態2について説明する。図5に本実施形態における記録再生装置の機能ブロック図を示す。図5に示す記録再生装置(0500)では、保持部(0501)、複製部(0502)、管理部(0503)を有し、さらに、管理部(0503)は、複製管理手段(0504)と、復帰手段(0505)を有することを特徴とする。また、複製失敗検出手段(0506)及び再トライ制御手段(0507)を有していても良い。複製管理手段(0504)、復帰手段(0505)、複製失敗検出手段(0506)、再トライ制御手段(0507)以外の構成は説明済みであるため、説明を省略する。
(実施形態2の構成の説明)「複製管理手段」(0504)とは、管理部が有する手段であり、前記複製部(0502)にて複製されたコンテンツを再生不可状態とするための手段である。「複製部にて複製されたコンテンツ」とは、複製部にて書換可能メディアに複製されたコンテンツである。例えば、HD画質のコピーワンスコンテンツBが保持部(0501)に保持されている場合に、複製部にてXP画質に変換されて書換可能メディア(0508)に複製されたコピーワンスコンテンツB’が、「複製部にて複製されたコンテンツ」に該当する。また、複製部での複製がエラーとなり、不完全な形で書換可能メディアに複製されたコンテンツも「複製部にて複製されたコンテンツ」に該当する。
複製管理手段(0504)では、複製部(0502)にて複製されたコピーワンスコンテンツが記録された書換可能メディア(0508)を読み取ると、当該書換可能メディアに記録されたコピーワンスコンテンツを再生不可状態とする。再生不可状態とは、データの消去、又は他のデータの上書きなどにより、当該書換可能メディアに複製されたコピーワンスコンテンツを再生することができない状態とすることである。なお、複製管理手段では、上記の通り当該複製されたコピーワンスコンテンツを復帰不能に再生不可状態としても良いし、復帰可能に再生不可状態としても良い。また、不完全な形で書換可能メディアに複製されたコンテンツは、記録容量が無駄とならないよう消去することで再生不可状態とすることが望ましい。
「復帰手段」(0505)とは、管理部(0503)が有する手段であり、複製管理手段(0504)が前記再生不可状態とする処理をする際に、そのコンテンツの複製元のコンテンツを再生可能に復帰する手段である。「複製元のコンテンツ」とは、保持部に保持されているコンテンツであり、上記のコピーワンスコンテンツBが該当する。「再生可能に復帰する」とは、保持部に保持されているコピーワンスコンテンツを再生可能状態にすることをいう。図3では、コピーワンスコンテンツBは、再生不可フラグが「1」となっており、再生不可状態であることを示しているため、この値を「0」に書き換えることで再生可とすることができる。「複製管理手段(0504)が前記再生不可状態とする処理をする際」とは、複製管理手段が、複製部にて複製されたコピーワンスコンテンツを再生不可状態とする処理をする前、あるいは後、または処理中をいう。しかし、複製されたコピーワンスコンテンツを復帰不能に再生不可状態とした後に複製元のコンテンツを再生可能に復帰することとすると、仮に、複製元のコンテンツが消去されていたり、何らかの理由で再生可能に復帰することができなかったりした場合には、コピーワンスコンテンツが記録再生装置と書換可能メディアの両方において再生不可状態となってしまう可能性がある。このため、復帰手段にて、保持部にて保持されているコピーワンスコンテンツを再生可能に復帰した後に、複製管理手段(0504)にて書換可能メディアに複製されたコピーワンスコンテンツを再生不可状態とすることが望ましい。
「複製失敗検出手段」(0506)は、前記複製部での複製失敗を検出するように構成されている。書換可能ディスクを正常にクローズできない場合や、複製中に書換可能メディアが取り出された場合など、複製部での複製が完了せずに終了した場合には、複製失敗検出手段にて複製が失敗したことを検出する。複製失敗検出手段では、複製の失敗を検出した場合には、当該検出結果を再トライ制御手段へ伝達する。
「再トライ制御手段」(0507)は、前記複製管理手段と、復帰手段に対して前記検出があった場合に再生不可処理、復帰処理を実行させるように構成されている。「再生不可処理」とは、複製管理手段が複製部にて複製されたコピーワンスコンテンツを再生不可状態とする処理である。「復帰処理」とは、復帰手段が、複製管理手段が前記再生不可状態とする処理をする際に、そのコンテンツの複製元のコンテンツを再生可能に復帰する処理である。再生不可処理及び復帰処理は、通常は、書換可能メディアから記録再生装置へコピーワンスコンテンツをムーブする際に行われる処理であるが、複製失敗検出手段にて複製部での複製失敗を検出した場合には、例外的に再生不可処理、復帰処理を行う。このようにすることで、複製部での複製が失敗したにも関わらず、コピーワンスコンテンツが再生不可状態となることを回避することができる。なお、ユーザが記録再生装置に対して複製元のコピーワンスコンテンツを残さずに消去する設定に予めしていた場合であっても、複製が完了するまでの間はコンテンツを消去せずに保持部に保持することが望ましい。保持部にてコンテンツを保持していた場合、複製失敗が検出されると再トライ制御手段により、再生不可処理、復帰処理を実行させることができる。これにより、複製部にて、再度、書換可能メディアへのコピーワンスコンテンツの複製を試みることができる。
(実施形態2の具体例)図6を用いて本実施形態における記録再生装置の具体例を説明する。図6は、保持部にHD画質のコピーワンスコンテンツB(0601)が保持されている場合を例示する。保持部にて保持されているコピーワンスコンテンツBは、複製部にてXP画質に圧縮されて、コピーワンスコンテンツB’(0602)としてDVD−RWメディアなどの書換可能メディアYに複製される。管理部では、複製部にてコピーワンスコンテンツB’が複製された後、又は前、あるいは複製とともに保持部に保持されているコピーワンスコンテンツB(0603)を再生不可状態とする。例えば、保持部に保持されているコンテンツが、管理部にて図3に示すようなテーブルとして管理されている場合には、コピーワンスコンテンツBの再生不可フラグを「1」とすることにより、コピーワンスコンテンツBを再生不可とすることができる。当該再生不可フラグが「1」である間はコピーワンスコンテンツBを本記録再生装置にて再生できないため、コピーワンスコンテンツBは、コピーワンスコンテンツB’として実質的に書換可能メディアにムーブしたのと同じ状態とすることができる。
この状態において、コピーワンスコンテンツB’が記録された書換可能メディアYを記録再生装置から一旦取り出した後に、再度書換可能メディアYを記録再生装置へ読み取らせる。すると、管理部では、復帰手段にて保持部に保持されている複製元であるコピーワンスコンテンツB(0604)を再生可能状態とする。コピーワンスコンテンツが、図3に示すテーブルにて管理されている場合には、コピーワンスコンテンツBの再生不可フラグを「0」とする。また、複製管理手段では、複製部にて複製されたコピーワンスコンテンツB’(0605)を消去、又は、上書きなどにより再生不可状態とする。
このようにすることで、書換可能メディアに記録されているコピーワンスコンテンツB’(0605)が再生不可状態となり、保持部に保持されているコピーワンスコンテンツB(0604)が再生可能状態となるため、コピーワンスコンテンツB又はB’は、書換可能メディアYから記録再生装置へムーブしたのと同様の効果が得られる。また、保持部にはHD画質で録画されたコピーワンスコンテンツBが保持されているため、視聴者は高画質のコンテンツを視聴することができる。そして、書換可能メディアYを記録再生装置から取り出すと、書換可能メディアYにはコピーワンスコンテンツB’が再生可能状態では残らない。このため、記録再生装置では、他の書換可能メディアに、再度高画質のコピーワンスコンテンツBを基にムーブすることもできる。
上記具体例は、書換可能メディアへのコンテンツの複製が完了した場合である。しかし、保持部にて保持されているコピーワンスコンテンツBが、コピーワンスコンテンツB’(0602)として書換可能メディアYに複製される際に複製が失敗した場合には、複製失敗検出手段にて複製失敗が検出されるため、書換可能メディアが取り出されることなく再生不可処理、復帰処理が行われる。
(実施形態2の処理の流れ)本実施形態におけるコピーワンスコンテンツの複製方法を図7を用いて説明する。まず、コピーワンスコンテンツを含むコンテンツを記録媒体等に保持する(保持ステップ:S0701)。次に、保持ステップにて保持されているコピーワンスコンテンツを書換可能メディアに複製する(複製ステップ:S0702)。次に、複製ステップでの前記複製の際に、複製元となるコピーワンスコンテンツを再生可能に復帰できる状態で再生不可状態とする(S0703:再生不可ステップ)。次に、前記複製ステップにて複製が失敗したか否かを検出する(S0704:複製失敗検出ステップ)。複製失敗検出ステップにて複製失敗を検出した場合には、後述する複製コンテンツ再生不可ステップ(S0706)、復帰ステップ(S0707)が行われ、コピーワンスコンテンツが再生可能状態で保持部に保持された状態となる。このため、書換可能メディアへの複製を再トライすることができる。複製失敗が検出されなかった場合には、複製が完了し、再び書換可能メディアが読み取られるまで待機する。
そして、書換可能メディアが一旦取り出された後などに、記録再生装置で再度当該書換可能メディアを読み取ると(S0705)、前記複製ステップにて複製されたコンテンツを再生不可状態とする(複製コンテンツ再生不可ステップ:S0706)。次に、複製コンテンツ再生不可ステップにて前記再生不可状態とする処理をする際に、そのコンテンツの複製元のコンテンツを再生可能に復帰する(復帰ステップ:S0707)。以上の処理の流れにより、複製元のコピーワンスコンテンツを消去することなく書換可能メディアへムーブし、さらに、書換可能メディアから記録再生装置等へムーブして戻すこと(以下、これを「再ムーブ」とする)もできる。
なお、複製ステップ(S0702)と再生不可ステップ(S0703)の先後関係、及び、複製コンテンツ再生不可ステップ(S0705)と復帰ステップ(S0706)の先後関係は逆であっても良い。また、複製失敗検出ステップ(S0704)は再生不可ステップ(0703)の前であっても良い。
(実施形態2の効果)以上のような構成をとる本実施形態の記録再生装置及びコピーワンスコンテンツの複製方法では、複製元のコンテンツを削除せずに再生可能に復帰できる状態で再生不可状態とするため、コピーワンスコンテンツを低画質に圧縮してムーブしてしまった後でも、コピーワンス機能を損なうことなく、再度高画質のコンテンツを視聴することができるという優れた効果を奏する。さらに、書換可能メディアから記録再生装置へ再ムーブすることも可能であり、再ムーブされた保持部に保持されている高画質のコピーワンスコンテンツを基に、さらに他の書換可能メディアにムーブすることも可能である。
また、複製元のコンテンツを削除しないため、ムーブに失敗してしまった場合であっても、再度ムーブをやり直すことができるという利点も有する。
≪実施形態3≫(実施形態3の概念)本実施形態に記載の記録再生装置では、書換可能メディアから記録再生装置への復帰処理の際に、両者に記録されているコピーワンスコンテンツが実質的に同一のコンテンツであるか否かを判断することを特徴とする。
(実施形態3の構成)実施形態3について説明する。図8に本実施形態における記録再生装置の機能ブロック図を示す。図8に示す記録再生装置(0800)では、保持部(0801)、複製部(0802)、管理部(0803)を有し、管理部(0803)は、複製管理手段(0804)と、復帰手段(0805)と、さらに、判断手段(0806)を有することを特徴とする。判断手段(0806)以外の構成は説明済みであるため、説明を省略する。
(実施形態3の構成の説明)「判断手段」(0806)とは、管理部が有する手段であり、復帰処理を実行するか実行しないか判断するために、複製元であるコピーワンスコンテンツと、複製したコンテンツとの同一性又は改変性を、コンテンツ識別符号、コンテンツ属性、コンテンツ記録編集属性、のいずれか一以上に基づいて判断する手段である。
「復帰処理」とは、保持部(0801)に保持されているコピーワンスコンテンツを再生可能状態へ復帰させる処理をいう。具体的には、図3に示すテーブルにてコピーワンスコンテンツが管理されている場合には、再生不可フラグを「1」から「0」に書き換える処理である。なお、記録再生装置(0800)が、複製管理手段(0804)を有する場合には、複製管理手段は、復帰処理が行われない限り、複製部(0802)にて書換可能メディア(0807)へ複製されたコンテンツを再生不可状態とすることはない。「複製元であるコピーワンスコンテンツと、複製したコンテンツとの同一性」とは、複製元であるコピーワンスコンテンツと、複製したコンテンツとが完全に同一であることをいう。また、「複製元であるコピーワンスコンテンツと、複製したコンテンツとの改変性」とは、複製元であるコピーワンスコンテンツと、複製したコンテンツとが完全に同一ではないが、複製したコンテンツは、複製元のコピーワンスコンテンツを基にして若干の改変が加えられたものであり、複製元であるコピーワンスコンテンツと実質的に同一のコンテンツであることをいう。複製元であるコピーワンスコンテンツと、複製したコンテンツとの同一性又は改変性は、コンテンツ識別符号、コンテンツ属性、コンテンツ記録編集属性のいずれか一以上に基づいて判断する。
「コンテンツ識別符号」とは、コピーワンスコンテンツに付与された数字列、文字列、あるいは両者の組み合わせなどからなる。例えば、保持部に保持されているコピーワンスコンテンツCを複製部(0802)にて書換可能メディア(0807)に複製する際に、複製元であるコピーワンスコンテンツCと、複製されたコピーワンスコンテンツC’とに、一意のダビングIDを付す。このダビングIDは、例えば、記録再生装置固有の識別情報+コンテンツに一意に付される番号や、コンテンツごとに16ビットの範囲内等でランダムに割り当てられた一意の文字列などで表すことができる。
「コンテンツ属性」とは、複製元のコンテンツ及び複製したコンテンツの容量、コンテンツが予め備えているコンテンツ識別情報、コンテンツのファイル名、コンテンツの再生時間、コンテンツに含まれる冒頭からのビット列パターン、コンテンツが放送番組の場合には、その放送日時、番組名、出演者などに関する情報などである。これらは、コンテンツを特定すると、一意に決まる情報である。
「コンテンツ記録編集属性」とは、コンテンツをどのように編集したのかを示す情報である。例えば、複製元のコンテンツのビットレートを変換してコンテンツを複製した場合の変換したビットレートの値、コンテンツの圧縮率、コピーワンスコンテンツの一部のみを複製する場合の複製の開始位置、複製したコンテンツを編集した場合の編集履歴などに関する情報などである。複製したコンテンツの編集履歴とは、例えば、複製したコンテンツがデジタル放送番組であれば、CMに関する部分にフラグを立てた情報を追加した場合の履歴などである。
判断手段では、これらのうち、いずれか一以上に基づいて複製元であるコピーワンスコンテンツと複製したコンテンツとの同一性又は改変性を判断する。このため、複製元のコピーワンスコンテンツを保持する記録再生装置と、複製したコンテンツを記録する書換可能メディアにおいて、同一の情報を保持している必要がある。例えば、判断手段では、両者が保持している、コンテンツ識別符号である「ダビングID」と、コンテンツ属性である「複製したコンテンツの容量」とが一致した場合には、両コンテンツは実質的に同一であると判断して、前記復帰処理を実行する判断をする。コンテンツの同一性又は改変性を判断するための情報は、コンテンツのヘッダの部分などに格納される。例えば、コピーワンスコンテンツがMPEGストリーム・フォーマットにてフォーマットされたコンテンツである場合には、コンテンツに関する信号情報ES(ElementaryStream)を適当なブロック長に区切り、これにヘッダを付けてPES(PacketizedElementaryStream)と呼ばれるストリーム形式にする。図9に示すように、著作権管理情報などは、このPESヘッダ部(0901)に格納される。このため、上記のコンテンツの同一性又は改変性を判断するための情報についても、当該PESヘッダ部に格納することができる。
(実施形態3の具体例)図10を用いて本実施形態における記録再生装置の具体例を説明する。図10は、保持部にHD画質のコピーワンスコンテンツC(1001)が保持されている場合を例示する。保持部にて保持されているコピーワンスコンテンツCは、複製部にてXP画質に圧縮されて、コピーワンスコンテンツC’(1002)としてDVD−RWメディアなどの書換可能メディアZに複製される。このとき、管理部の判断手段にて複製元であるコピーワンスコンテンツCと複製したコンテンツC’との同一性又は改変性を判断するための情報が書換可能メディアZに記録される。また、管理部においても、書換可能メディアZに記録した情報と同じ情報を記録する。図10では、ダビングIDと、複製したコンテンツの容量である複製コンテンツ容量が管理部及び書換可能メディアZに記録されている様子を示している。管理部では、複製部にてコピーワンスコンテンツC’が複製された後、又は前、あるいは複製とともに保持部に保持されているコピーワンスコンテンツC(1003)を再生不可状態とする。例えば、保持部に保持されているコンテンツが、管理部にて図3に示すようなテーブルとして管理されている場合には、コピーワンスコンテンツCに再生不可フラグを「1」とすることにより、コピーワンスコンテンツCを再生不可とすることができる。当該再生不可フラグが「1」の間はコピーワンスコンテンツCを本記録再生装置にて再生できないこととすることで、コピーワンスコンテンツCは、コピーワンスコンテンツC’として実質的に書換可能メディアZにムーブしたのと同じ状態とすることができる。
この状態において、コピーワンスコンテンツC’(1002)が記録された書換可能メディアZを記録再生装置から一旦取り出した後に、再度書換可能メディアZを記録再生装置へ読み取らせる。すると、管理部では、判断手段にて複製元であるコピーワンスコンテンツC(1004)と複製したコピーワンスコンテンツC’(1005)との同一性又は改変性を判断する。判断手段では、同一性又は改変性を判断するための情報を書換可能メディアZから読み取り、管理部にて管理されている情報と照合する。図10では、複製コンテンツ容量が判断材料の一つとなっている。これらの情報を照合した結果、コピーワンスコンテンツC’(1005)がコピーワンスコンテンツC(1004)のHD画質をXP画質に圧縮して複製したものであると判断手段にて判断されると、管理部では、コピーワンスコンテンツC(1004)の復帰処理を実行する。具体的には、復帰手段にて保持部に保持されている複製元であるコピーワンスコンテンツC(1006)を再生可能状態とする。コピーワンスコンテンツが、図3に示すテーブルにて管理されている場合には、コピーワンスコンテンツCの再生不可フラグ欄を「0」とすることで、コピーワンスコンテンツCを再生可能状態とする。また、複製管理手段では、複製部にて複製されたコピーワンスコンテンツC’(1007)を消去、又は、上書きなどにより再生不可状態とする。なお、例えば、複製したコンテンツC’(1005)が複製先にて容量を変更してしまう編集がされていた場合には、保持部のコンテンツCと複製したコンテンツC’とが実質的に同一のコンテンツであると判断することができず、コンテンツC’を書換可能メディアから記録再生装置へムーブすることができない。
なお、図11に示すように、複製元のコピーワンスコンテンツと複製したコピーワンスコンテンツとが実質的に同一のコンテンツであることと判断された場合に、複製元のコピーワンスコンテンツを再生可能状態とするための処理を実行するか否かの判断を利用者に委ねるユーザインターフェイスを、記録再生装置が備えている表示部や、記録再生装置に接続されている表示部に表示しても良い。
(実施形態3の処理の流れ)本実施形態におけるコピーワンスコンテンツの複製方法を図12を用いて説明する。まず、コピーワンスコンテンツを含むコンテンツを記録媒体等に保持する(保持ステップ:S1201)。次に、保持ステップにて保持されているコピーワンスコンテンツを書換可能メディアに複製する(複製ステップ:S1202)。次に、複製ステップでの前記複製の際に、複製元となるコピーワンスコンテンツを再生可能に復帰できる状態で再生不可状態とする(S1203:再生不可ステップ)。
そして、書換可能メディアが一旦取り出された後に、記録再生装置等で再度読み取った場合に(S1204)、復帰処理を実行するか実行しないか判断するために、複製元であるコピーワンスコンテンツと、複製したコンテンツとの同一性又は改変性を、コンテンツ属性、コンテンツ記録編集属性、コンテンツ識別符号、のいずれか一以上に基づいて判断する(S1205:判断ステップ)。判断ステップにて、複製元であるコピーワンスコンテンツと複製されたコンテンツとが実質的に同一であると判断された場合には、前記複製ステップにて複製されたコンテンツを再生不可状態とする(複製コンテンツ再生不可ステップ:S1206)。次に、複製コンテンツ再生不可ステップにて前記再生不可状態とする処理をする際に、そのコンテンツの複製元のコンテンツを再生可能に復帰する(復帰ステップ:S1207)。
以上の処理の流れにより、複製元のコピーワンスコンテンツを消去することなく書換可能メディアへムーブし、さらに、複製元のコピーワンスコンテンツと複製したコンテンツとが実質的に同一の場合に限り、書換可能メディアから記録再生装置等へ再ムーブすることもできる。
(実施形態3の効果)以上のような構成をとる本実施形態の記録再生装置及びコピーワンスコンテンツの複製方法では、複製元のコンテンツを削除せずに再生可能に復帰できる状態で再生不可状態とするため、コピーワンスコンテンツを低画質に圧縮してムーブしてしまった後でも、コピーワンス機能を損なうことなく、再度高画質のコンテンツを閲覧することができるという優れた効果を奏する。さらに、複製元のコピーワンスコンテンツと、複製したコピーワンスコンテンツとが実質的に同一の場合に限り記録再生装置へ再ムーブ可能とするため、よりコピーワンス機能が強化された記録再生装置を提供することができる。
また、複製元のコンテンツを削除しないため、ムーブに失敗してしまった場合であっても、再度ムーブをやり直すことができるという利点も有する。
実施形態1の機能ブロック図 コピーワンスコンテンツのムーブを説明する図 管理部にて行なわれているコンテンツ管理を例示する図 実施形態1の処理の流れを表す図 実施形態2の機能ブロック図 コピーワンスコンテンツの再ムーブを説明する図 実施形態2の処理の流れを表す図 実施形態3の機能ブロック図 PESヘッダ部を説明する図 判断手段にて復帰処理を実行すると判断された場合のコピーワンスコンテンツの再ムーブを説明する図 判断手段にて同一性が確認された場合に表示部に出力するダイアログを例示する図 実施形態3の処理の流れを表す図 本発明のハードウェア構成図
符号の説明
0800 記録再生装置
0801 保持部
0802 複製部
0803 管理部
0804 複製管理手段
0805 復帰手段
0806 判断手段
0807 書換可能メディア

Claims (8)

  1. コピーワンスコンテンツを含むコンテンツを保持する保持部と、
    保持されているコピーワンスコンテンツを書換可能メディアに複製するための複製部と、
    前記複製の際に、複製元となるコピーワンスコンテンツを再生可能に復帰できる状態で再生不可状態とする管理部と、
    からなる記録再生装置。
  2. 前記管理部は、
    前記複製部にて複製されたコンテンツを再生不可状態とするための複製管理手段と、
    複製管理手段が前記再生不可状態とする処理をする際に、そのコンテンツの複製元のコンテンツを再生可能に復帰する復帰手段と、
    を有する請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 前記管理部は、
    前記複製部での複製失敗を検出する複製失敗検出手段を有するとともに、
    前記複製管理手段と、復帰手段に対して前記検出があった場合に再生不可処理、復帰処理を実行させる再トライ制御手段を有する請求項2に記載の記録再生装置。
  4. 前記管理部は、前記復帰処理を実行するか実行しないか判断するために、複製元であるコピーワンスコンテンツと、複製したコンテンツとの同一性又は改変性を、コンテンツ識別符号、コンテンツ属性、コンテンツ記録編集属性、のいずれか一以上に基づいて判断する判断手段を有する請求項2又は3に記載の記録再生装置。
  5. コピーワンスコンテンツを含むコンテンツを保持する保持ステップと、
    保持されているコピーワンスコンテンツを書換可能メディアに複製するための複製ステップと、
    前記複製の際に、複製元となるコピーワンスコンテンツを再生可能に復帰できる状態で再生不可状態とする再生不可ステップと、
    からなるコピーワンスコンテンツの複製方法。
  6. 前記複製ステップにて複製されたコンテンツを再生不可状態とするための複製コンテンツ再生不可ステップと、
    複製コンテンツ再生不可ステップにて前記再生不可状態とする処理をする際に、そのコンテンツの複製元のコンテンツを再生可能に復帰する復帰ステップと、
    をさらに有する請求項5に記載のコピーワンスコンテンツの複製方法。
  7. 前記複製ステップでの複製失敗を検出する複製失敗検出ステップを有し、
    前記複製失敗検出ステップにて検出があった場合に再生不可処理、復帰処理を実行させる再トライ制御ステップを有する請求項6に記載のコピーワンスコンテンツの複製方法。
  8. 前記復帰処理において、前記復帰処理を実行するか実行しないか判断するために、複製元であるコピーワンスコンテンツと、複製したコンテンツとの同一性又は改変性を、コンテンツ属性、コンテンツ記録編集属性、コンテンツ識別符号、のいずれか一以上に基づいて判断する判断ステップを有する請求項6又は7に記載のコピーワンスコンテンツの複製方法。
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