JP2013100892A - レバーハンドル付バタフライ弁 - Google Patents

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Atsuo Suehiro
篤夫 末廣
Takahiko Oka
孝彦 岡
Tomoo Nakajima
知生 中島
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Koyo Seiko Co Ltd
Kowa Kogyo Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
Kowa Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】開度をロックしている溝が見やすい位置にあり開度の確認が容易なレバーハンドル付バタフライ弁を得ること。
【解決手段】基板10と支柱11で、開度指示板1をレバーハンドル3の上の位置に保持する。レバーハンドル3とロックレバー5を一緒に握りばね7を圧縮して、ロックレバー5を反時計回りに少し回転させると先端8が反時計回りに回転して下方に動き、溝から外れる。次に握ったままレバーハンドル3を回して望む開度へ動かし、先端8を望む開度の溝に合わせ、レバーハンドル3から手を放すとロックレバー5はばね7の力で時計方向に回って先端8が溝にはまりロック状態になる。開度をロックする溝を有する開度指示板1をレバーハンドル3より上の位置にして、ロックしている溝が常時見えるようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、配管に用いる弁に、弁種ではバタフライ弁に、弁の操作方法では手動に属する。
手動の小口径バタフライ弁は、一般にレバーハンドル付であるが、レバーハンドルのために、弁の開度が分かり難いという問題がある。
バタフライ弁は開閉トルクが小さいので、ハンドルをロックしないと弁体に作用する流体からの力やハンドルに加えられる少しの力で開度が変わってしまう。そのために開度のロック(ハンドルのロック)が必要である。
レバーハンドル付バタフライ弁は全閉、全開、と中間開度の数か所でロックするようになっている。このロックする機構は開度表示を兼ねているが、それがレバーハンドルの下にあるので分かり難いのである。
この問題を図1で説明する。
図1はレバーハンドル付バタフライ弁の開度指示板から上の部分の上面図である。
1はバタフライ弁のボンネットフランジに取付けた開度指示板である。2は開度指示板に設けた開度をロックする溝である。溝2は垂直中心線にあるのが全閉、水平中心線にあるのが全開で、全閉〜全開の間にあるのが中間開度の溝である。溝の数は閉〜開の90度を等分して設け、6、8、9、10等分などから選ばれる。
3はバタフライ弁の弁棒に取付けたレバーハンドルで、この図のレバーハンドルは中間開度にある。
開度のロックはレバーハンドル3に設けたロックレバーを溝2に差し込んで行う。そのロックする溝2はレバーハンドル3の下側にあり上からは見えない。
図1は溝2を、開〜閉の間の角度90度を6等分した位置に設けた例であるが、ロックしている溝2はレバーハンドル3の中心線の下側で全く見えず、その両側の溝が少し見えている。従って真上からでは溝2の何番目でロックしているのか分からない。そのために開度の確認はレバーハンドル3の横からのぞきこまないとできない。また、開度を変えるときは、溝2の中心とレバーハンドル3の中心を合わせる必要があり、見えないために合わせる操作がし難い。
開度をロックしている溝が見やすい位置にあり開度の確認が容易なレバーハンドル付バタフライ弁を得ること。
開度をロックする溝を有する開度指示板をレバーハンドルより上の位置にして、ロックしている溝が常時見えるようにする。
遠くからはレバーハンドルの向きで全開、全閉、中間開度が分かり、近付けばロックしている溝が分かるので、開度を見誤ることがない。また、溝が全て見えるので操作を誤ることがない。操作時には溝とロックレバーの先端が見えているので、両者を合わせるのが容易である。そのために、操作を素早くすることができる。
本発明は、ボンネットがバタフライ弁と同じ構造のボール弁、セグメントボール弁、流量調節弁などに使うことができる。
発明の実施するための最良の形態
図2および図3で説明する。
図2は本発明のレバーハンドル付バタフライ弁のボンネットから上の部分の上面図、図3は図2の側面図である。
1は開度指示板、2は開度指示板1に設けた開度をロックする溝である。3は弁棒に取付けられたレバーハンドル、4はレバーハンドル3の中央に設けた長穴である。
5はロックレバー、6はピンで、ロックレバー5はレバーハンドル3の長穴4に差し込まれピン6でレバーハンドル3に回転可能に取付けられている。7はばねでレバーハンドル3とロックレバー5との間に取付けられ、ロックレバー5を時計回りに回転するように負勢している。
8はロックレバー5の先端で溝2にはまる部分、9はロックレバー5の時計回りの回転を止める回り止めである。
10は弁箱のボンネットフランジFに取付けられた基板、11は開度指示板を支える支柱、12はボルト・ナットである。図のボルトは丸頭角根ボルトである。
組立について説明する。
最初に基板10をボンネットフランジFに取付ける。ボンネットフランジFは弁種、弁メーカーによって位置や寸法が異なるが、ボルト2本か4本で取付ける。
次に、レバーハンドル3にロックレバー5をピン6で取付けたものを弁棒Sに取付ける。
次に基板10に支柱11を載せ、支柱11上に開度指示板1を載せてボルト・ナット12で締付ける。
最後にばね7をレバーハンドル3とロックレバー5の間に取付けて組立て完了となる。
操作について説明する。
操作は先ずレバーハンドル3とロックレバー5を一緒に握りばね7を圧縮して、ロックレバー5を反時計回りに少し回転させる。そうすると先端8が反時計回りに回転して下方に動き、溝2から外れる。
次に握ったままレバーハンドル3を回して望む開度へ動かし、先端8を望む開度の溝2に合わせる。
合ったならばレバーハンドル3から手を放す。そうするとロックレバー5はばね7の力で時計方向に回って先端8が溝2にはまりロック状態になる。先端8と溝2の間に隙間がある場合は、回り止め9が開度指示板の下面に当たって回転が止まり、隙間分だけガタツキのあるロック状態になる。
この操作で、全開と全閉の場合は、レバーハンドル3が支柱11に当たって止まり(図2の上部参照)、全開または全閉を通り過ぎないようになっている。
開度指示板1を支える別の例について説明する
上述の基板10と支柱11の機能は、開度指示板1をレバーハンドル3の上の位置に保持することであるがこの機能を満足すれば別の方法でもかまわない。基板10に支柱11の機能を付加して支柱11を使わない、または、基板10は変えずに開度指示板に支柱の機能を付加して支柱11を用いないなどである。
基板10に支柱11の機能を付加した例を図4で説明する。
図4は、基板10の外周部を折り曲げて支柱11の代わりにした例で、その上面図である。外側を囲んでいる2点鎖線は図2の開度指示板1の輪郭を示す。13は新基板で14は弁棒が通る穴、15はボルト・ナット12のボルトが通る穴である。16および17が紙面直角方向に折り曲げで支柱11の代わりをする。18は折り曲げ17の端面で全開のときレバーハンドルがこの面に当たって止まる。従って新基板13は基板10と支柱11が一体になったものとして扱うことができる。
基板10の代わりにボンネットフランジFを使う方法を説明する。
バタフライ弁のボンネットフランジFは開度指示板1を取付けるために、ボルト穴が2個または4個ある。このボルト穴の2個がボルト・ナット12を通す穴として利用できれば、基板10を省略して、支柱11を載せ、その上に開度指示板1を載せてボルト・ナット12で締付けることができる。
回り止め9を設けない方法を説明する。
実施例1は、溝2と先端8の間に隙間がある場合に、先端8が溝2を通り抜けないように回り止め9を設けている。この隙間は開度ロックのガタツキとなるので、隙間がないのが望ましい場合がある。そのためには、先端8が開度をロックする方向に動くときに先端8が溝2に当たって止まり通り抜けなければよい。そうすれば回り止め9が不要になる。
先端8は図3で時計回りに下から左上に動くので水平方向の動きと垂直方向の動きに分けて通り抜け防止の方法について説明する。
先端8の水平方向の動きは、V字形の溝2にV字形の先端8が突っ込んで行き、溝2に当たって止まる。従って、溝2と先端8のV字の角度を大きくすれば突っ込み量が小さくてもすぐ突き当りになる。
また、ピン6を図3の位置より左上の先端8に近い位置にすれば水平方向の動き(突っ込む量)が大きくなる。
これらの方法は、水平方向の動きを大きくできる、レバーハンドル3が短くロックレバー5が短い小口径弁に適している。
先端8が垂直方向にだけ動くとすれば、溝2を先端8は通り抜けてしまう。通り抜けを防止するには、先端8の形状を、上が狭く下が広い台形にし、上の幅は溝2より狭くして溝2に対し隙間を設け、下の幅は広くして通り抜けないようにする。
この方法は垂直方向の動きが主になるレバーハンドル3が長くロックレバーが長い大口径弁に適している。
レバーハンドル付バタフライ弁の開度指示板から上の上面図 本発明のレバーハンドル付バタフライ弁のボンネットから上の部分の上面図 図2の側面図 開度指示板を支える別の例の上面図
1:開度指示板 2:溝 3:レバーハンドル 4:長穴
5:ロックレバー 6:ピン 7:ばね 8:先端 9:回り止め
10:基板 11:支柱 12:ボルト・ナット 13:新基板
14:弁棒用の穴 15:ボルト用の穴 16、17:折り曲げ 18:端面
F:ボンネットフランジ S:弁棒

Claims (1)

  1. 開度をロックする溝を有する開度指示板をレバーハンドルより上の位置に設けて、レバーハンドルで隠れないようにし、レバーハンドルにはロックレバーを設けて、前記の溝にロックレバーの先端がはまって開度をロックするようにしたことを特徴とするレバーハンドル付バタフライ弁またはボール弁。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53149232U (ja) * 1977-04-28 1978-11-24
JPS63119988U (ja) * 1987-01-28 1988-08-03
JP2011021641A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Kitz Corp 弁駆動用手動操作装置

Patent Citations (3)

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