JP2013099121A - 補助動力装置 - Google Patents

補助動力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013099121A
JP2013099121A JP2011239885A JP2011239885A JP2013099121A JP 2013099121 A JP2013099121 A JP 2013099121A JP 2011239885 A JP2011239885 A JP 2011239885A JP 2011239885 A JP2011239885 A JP 2011239885A JP 2013099121 A JP2013099121 A JP 2013099121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pole
pair
mover
electromagnets
auxiliary power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011239885A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5851800B2 (ja
Inventor
Kazunori Terazono
和徳 寺薗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2011239885A priority Critical patent/JP5851800B2/ja
Publication of JP2013099121A publication Critical patent/JP2013099121A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5851800B2 publication Critical patent/JP5851800B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Abstract

【課題】磁力の作用を利用し、一対の電磁石間で移動子を往復ピストン運動させ、往復ピストン運動を補助動力として効率よく出力できる、簡易な補助動力装置を提供する。
【解決手段】往復作動部110、回転部130、間欠スイッチ部140と、電源部150を備え、往復作動部は、支持ベース101上に一対の電磁石111U,111Dを配置すると共に、一対の電磁石間に往復動する移動子(磁石)112を配置し、移動子は、電磁石111Uに相対する側をN極および電磁石111Dに相対する側をS極とし、各電磁石は、移動子のN極に相対する側をS極および移動子のS極に相対する側をN極とし、回転部130は、軸受131間にクランク軸132を回転自在に支持すると共に、クランク軸の自由端および移動子の従動軸122間を連結部材134により連結し、間欠スイッチ部140は、クランク軸132の回転に連動して電源部150から各コイル118に流れる電流の遮断と供給を間欠的に繰り返し、移動子を往復動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、一対の電磁石と同電磁石間の隙間に配置した磁石又は磁性体からなる移動子との間に生じる磁力の作用を利用して、同移動子を往復ピストン運動させ、回転力に変換して動力を取り出せるようにした、補助動力装置に関するものである。
従来より、動力装置として電動モーターが知られている。電動モーターは、回転する回転子(ロータ)と、回転子と相互作用して回転モーメントを発生させる固定子(ステータ)を備え、回転子に巻かれたコイルに電流が流れると、固定子に配置された磁石との相互作用により電磁力が発生して、電磁力により回転子を回転させ、回転力を動力として出力させる仕組みになっている。電動モーターに関しては、例えば特開平5−176509号公報や実開平6−36373号公報に開示のものが知られている。
一方、かかる電動モーターを電動アシスト自転車の駆動装置に利用する例が、例えば特開2007−327569号公報に開示されている。
特開平5−176509号公報 実開平6−36373号公報 特開2007−327569号公報
しかしながら、上記いずれの例も、固定子に対する回転子の回転運動を動力として出力するものであるが、装置全体が大きく嵩張り、また、電力消費量が大きくて大容量のバッテリーを必要とし、効率的に力を取り出せないという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、一対の電磁石と同電磁石間に配置した磁石又は磁性体からなる移動子との間に生じる磁力の作用を利用し、間欠的に電流を流しながら、移動子を往復ピストン運動させ、同ピストン運動を動力として効率よく出力できる、補助動力装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、装置の小型化を図りつつ、動力の出力増大を容易に図ることができる補助動力装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る補助動力装置は、支持ベースに設置された往復作動部、回転部、間欠スイッチ部と、電源部を備えてなり、
往復作動部は、支持ベース上に、一定間隔を隔てて上下または左右に一対の電磁石を配置すると共に、前記一対の電磁石間に相互の隙間を往復動する磁石または磁性体からなる移動子を配置し、
移動子は、一方の電磁石に相対する側をN極および他方の電磁石に相対する側をS極とすると共に、各電磁石は、移動子のN極に相対する側をS極および移動子のS極に相対する側をN極とし、
回転部は、支持ベース上の一対の軸受間にクランク軸を回転自在に支持すると共に、クランク軸の自由端および移動子の従動軸を連結部材により互いに連結し、
間欠スイッチ部は、クランク軸の回転に従い往復動する移動子の動きに連動して電源部から各コイルに流れる電流の遮断と供給を間欠的に繰り返す、ことを主要な特徴とする。
本発明に係る補助動力装置は、間欠スイッチ部が、移動子の往復動区間において、移動子が一対の電磁石間に進入するタイミングで電流を供給開始することを第2の特徴とする。
本発明に係る補助動力装置は、間欠スイッチ部が、移動子の往復動区間において、移動子が一対の電磁石間の中央付近を通過するタイミングで電流の供給を遮断することを第3の特徴とする。
本発明に係る補助動力装置は、間欠スイッチ部が、クランク軸の回転軸に支持された回転子と、回転子の回転面の180度対称位置に設けられた一対の電極板と、回転子の回転途中で各電極板に接触可能な一対の接触ブラシを備えていることを第4の特徴とする。
本発明に係る補助動力装置は、ベース上に支持部を介して下プレートが配置され、下プレートの上に一定の隙間を保持して上プレートが配置され、上プレートの上面に一方の電磁石が載置され、下プレートの下面に他方の電磁石が吊下げられていることを第5の特徴とする。
本発明に係る補助動力装置は、下プレートおよび上プレートの間に一対のガイド部材が配置され、各ガイド部材の内面に往復動方向に延びるスライド溝が設けられ、両スライド溝に一対の電磁石間の隙間に配置された移動子を保持する保持プレートが往復動方向にスライド自在に支持されていることを第6の特徴とする。
本発明に係る補助動力装置は、クランク軸の回転軸に始動レバーが取り付けられていることを第7の特徴とする。
本発明に係る補助動力装置は、ベースとして、往復作動部、回転部、間欠スイッチ部および電源部が自転車のフレームに一体に取り付けられ、自転車のペダルが始動レバーに回転自在に連結されていることを第8の特徴とする。
本発明に係る補助動力装置は、自転車のペダルを踏み込むタイミングに合わせて、電源部からコイルへ電流が供給されるように間欠スイッチ部が作動することを第8の特徴とする。
以上説明したように、本発明の補助動力装置によれば、回転するクランク軸と連動して作動する間欠スイッチ部の働きによって、一対の電磁石と同電磁石間に配置された磁石又は磁性体からなる移動子との間に生じる磁力を利用して、移動子を持続的に往復ピストン運動させるようにしており、かかる往復ピストン運動を補助動力として効率よく取り出し、自転車の補助動力その他に利用できるという優れた効果を奏する。
また、本発明の補助動力装置は、移動子を持続的に往復ピストン運動させる動力として、始動レバーによる最初のクランク軸の始動とその後のコイルへの僅かな電流の供給だけで足り、また、その後も間欠スイッチ部による電流の供給と遮断の間欠的な繰り返しにより、移動子を持続的に往復ピストン運動させるようにしており、電力消費量が極めて少なく、省エネルギー効果の高い補助動力装置を実現できる。
さらに、装置の小型化を図りつつ、動力の出力増大を容易に図ることができるという優れた効果を奏する。
以上から、同補助動力装置を自転車に設置することによって、従来の電動アシスト自転車と比べて、大容量のバッテリーが不要であり、軽量で安価なアシスト自転車を実現できるという優れた効果を奏する。
本発明の一実施形態を示す補助動力装置の平面図、 図1に示す補助動力装置の側面図、 図1に示す補助動力装置の背面図、 (A)(B)は往路における間欠スイッチ部と移動子の動きの関係を示す図、 (A)(B)は復路における間欠スイッチ部と移動子の動きの関係を示す図、 一対の電磁石と磁石からなる移動子との間に生じる磁力の作用を示す説明図、 図1に示す補助動力装置を自転車に設置した例を示す図である。
本発明を実施するための最良の形態につき、図面を参照して説明する。図1ないし図7は本発明に係る補助動力装置の一実施形態を示している。図中、符号100は本発明に係る補助動力装置である。
補助動力装置100は、図1および図2に示すように、ベース101上に、往復作動部110、回転部130、間欠スイッチ部140が設置され、合せて電源部150を備えた構成とされている。
往復作動部110は、ベース101上の一方側(図1の右側)に、一定間隔を隔てて上下に一対の電磁石111U,111Dが配置されると共に、一対の電磁石111U,111D間に相互の隙間Sの間を水平方向に往復動する移動子112が配置されている。より具体的には、ベース101上に、一対の支持部113,113上に下プレート114が架設され、下プレート114の上方には左右のガイド部材115,115を介して上プレート116が隙間Sを保持して支持されている。上プレート116の上面には電磁石111Uが載置され、下プレート114の下面には電磁石111Dが吊下げられている。
電磁石111U,111Dは、それぞれ鉄芯117の周囲にコイル118が平面視して上から下に反時計回りに巻回されると共に、上下の固定プレート119により、上側の電磁石111Uが上プレート116上面に、下側の電磁石111Dが下プレート114下面にそれぞれ固定されている。
左右のガイド部材115,115の内面には、図3に示すように、往復動方向に延びるスライド溝115A,115Aが設けられ、両スライド溝115A,115Aに移動子112を保持する保持プレート120がスライド自在に支持されている。保持プレート120は、コロやベアリングによりガイド溝115A内を滑動自在とできる。保持プレート120の前端には水平姿勢で往復動方向に延びる従動軸121の一端が取り付けられている。従動軸121は支持部113の外側に位置する軸受122にスライド自在に支持されている。
保持プレート120に挟持された移動子112は、上面側がN極および下面側がS極となる磁石で、図1に示すように、平面視して往復動方向と直交する方向が長手方向となる直方体形状をなしている。移動子112の磁極に対応して、上側の電磁石111Uは、通電下で下面側がS極および上面側がN極となるように設定され、下側の電磁石111Dは、通電下で上面側がN極および下面側がS極となるように設定されている。
移動子112は、コイル118の巻回区間Lを両側で超える範囲、すなわち移動子112全体がコイル118の巻回区間Lを両側で超える範囲まで往復動する。この移動子112の往復動区間Mにおいて、間欠スイッチ部140の作動(電流供給)するタイミングとコイル118の巻回区間Lに進入するタイミングを同調させている。
回転部130は、ベース101上の他方側(図1の左側)に設置された一対の軸受131,131間に、クランク軸132の回転軸133,133が回転自在に支持され、クランク軸132の自由端側のクランクピン132Aと従動軸121の他端が連結部材134により互いに連結された構成とされている。従動軸121の他端と連結部材134は連結ピン134Aを介して屈曲可能に連結されている。間欠スイッチ部140の反対側に位置して、一方の回転軸133に始動レバー135の基端部が同軸的に連結されている。同始動レバー135はクランク軸132を回転始動させる役目をする。
間欠スイッチ部140は、クランク軸132の回転に伴い往復動する移動子112の動きに連動して、各電磁石111U,111Dのコイル118に流れる電流の供給と遮断を一定のタイミングで間欠的に繰り返すもので、他方の回転軸133回りに回転子141が取り付けられ、回転子141の回転面の180度対称位置に一対の電極板142,142が設けられ、回転子141の前後一方に前記電極板142,142に所定の回転タイミングで接触し、通電を可能とする一対の接触ブラシ143,143が配置されている。接触ブラシ143,143はベース101上に支持されている。
間欠スイッチ部140は、回転子141の回転途中で、一対の電極板142,142が接触ブラシ143,143に同時に接触すると、その間通電し(作動オン)、電源部150からの電流が各コイル118に供給されるようになっている。また、一対の電極板142,142が接触ブラシ143,143から離間すると、その間通電が不可となり(作動オフ)、電源部150からの各コイル118への電流が遮断されるようになっている。より具体的には、移動子112の往復動区間Mにおいて、移動子112が一対の電磁石111U,111D間、すなわちコイル118の巻回区間Lに進入するタイミングで、各電極板142が接触ブラシ143に接触し、これにより電流供給が開始され、移動子112が一対の電磁石111U,111D間、すなわちコイル118の巻回区間Lの中心付近を通過するタイミングで各電極板142が接触ブラシ143から離間し、これにより電流の供給が遮断されるようになっている。
電源部150は、各コイル118に電流を供給するもので、ケーブル151を介して各コイル118の一端にプラス側が、各コイル118の他端にマイナス側が接続されている。ケーブル151の途中には電源スイッチ152が接続されている。電力消費量が極めて少なく、電気の消耗が少ないことから、電源部150には1.5V程度の乾電池や小型バッテリーを用いることができる。
図4および図5は、上記構成の補助動力装置100において、クランク軸132の回転に連動して作動する間欠スイッチ部140に基づき、上下の電磁石111U,111D間の移動子112が持続的に往復動区間Mを往復ピストン運動する様子を示している。
最初に、手動で図1に示す始動レバー135を図2の反時計回りに回してクランク軸132を始動(回動)させる。往復動区間Mの往路において、図4(A)に示すように、クランク軸132が始動してクランクピン132Aが上死点から反時計回りに90度を越えると、その途中で(このとき移動子112は上下の電磁石111U,111Dの隙間に左から進入する手前、すなわちコイル118の巻回区間Lに進入する手前に位置する)、間欠スイッチ部140の各電極板142が接触ブラシ143に同時に接触して通電可能となり、電源部150からの電流が各コイル118に供給開始される。
電源部150からの電流が各コイル118に流れると、上下の各コイル118に図6に示すように磁力線が生じ、図4(A)に示すように移動子112を各コイル118,118間の隙間Sに引き込む引張力Fが生じる。すなわち、通電により、上側の電磁石111Uにはコイル118下側にS極が、下側の電磁石111Dにはコイル118上側にN極が形成され、移動子112の上側のN極とコイル118下側のS極が、移動子112の下側のS極とコイル118上側のN極がそれぞれ互いに引き合い、移動子112に右方向への引張力Fすなわち往路の前進力が生じる。
次いで、図4(B)に示すように、クランク軸132のクランクピン132Aが下死点に近づくと、その途中で(このとき移動子112は電磁石111U,111D間の中央付近を右に通過する)、間欠スイッチ部140の各電極板142が接触ブラシ143から離間し、電源部150からの電流供給が遮断される。クランク軸132および移動子112には慣性力が働いているから、クランク軸132は下死点から反時計回りに回動して上死点に向かうと共に、移動子112は往路を電磁石111U,111Dの隙間から外へと図4(B)の右方向へ移動する。
次いで、往復動区間Mの復路において、図5(A)に示すように、クランク軸132のクランクピン132Aが下死点を過ぎて90度を越えると、その途中で(このとき移動子112は上下の電磁石111U,111Dの隙間に右から進入する手前、すなわちコイル118の巻回区間Lに進入する手前に位置する)、間欠スイッチ部140の各電極板142が接触ブラシ143に再び接触して、電源部150からの電流が各コイル118に供給される。同時に、各コイル118に流れる電流により、上下の各コイル118に磁力線が生じ、図5(A)に示すように移動子112を各電磁石111U,111D間の隙間に引き込む引張力Fが生じる。すなわち、通電により、再び上側の電磁石111Uにはコイル118下側にS極が、下側の電磁石111Dにはコイル118上側にN極が形成され、移動子112の上側のN極とコイル118下側のS極が、移動子112の下側のS極とコイル118上側のN極がそれぞれ互いに引き合い、移動子112に左方向への引張力Fすなわち復路の前進力が生じる。
次いで、図5(B)に示すように、クランク軸132のクランクピン132Aが上死点に近づくと、その途中で(このとき移動子112は電磁石111U,111D間の中央付近を左に通過する)、各電極板142が接触ブラシ143から再び離間して、電源部150からの電流供給が遮断される。クランク軸132および移動子112には慣性力が働いているから、クランク軸132はクランクピン132Aが上死点に向かいかつ上死点を越えるように反時計回りに回動し、電磁石111U,111Dの隙間から外へと図5(B)の左方向へ移動する。
移動子112は、ガイド部材115,115の各内面のガイド溝115A内にスライド自在に支持された保持プレート120に保持されているから、安定した水平姿勢で円滑に往復動できる。
このようにして、本発明の補助動力装置100によると、クランク軸132の回転に連動して間欠的に電流の供給と遮断を行わせる間欠スイッチ部140の作動のタイミングと、上下の電磁石111U,111D間の隙間Sに進入する移動子112のタイミングとを合わせることにより、移動子112をして上下の電磁石111U,111D間の隙間Sを往復動させる磁力を断続的に移動子112に作用せしめ、これによって移動子112を持続的に往復ピストン運動させることができる。
さらに、本発明の補助動力装置100によると、装置を小型化したまま、動力の出力増大を容易に図ることができる。すなわち、上下の電磁石111U,111Dおよび移動子112は、往復動方向および高さ方向に延在させることなく、図1に示すように往復動方向と直交する方向に延在させる(その結果、電磁石および移動子が左右方向に長い形状となり、コイルの巻回量も増大する)だけで、両方の磁力が増大し、移動子112の往復ピストン運動による動力の出力を増大させることができる。上下の電磁石111U,111Dおよび移動子112は、往復動方向に延在させないので、往復運動距離の範囲が長くなることがなく、装置が大型化しない。
図7は、本発明の補助動力装置100を自転車のフレーム200に設置した例を示している。
図7に示すように、回転軸133の一端に連結された始動レバー135の自由端には運転者の足を乗せる回転自在なペダル201が連結され、回転軸133の他端には始動レバー135と180度反対向きに補助レバー202が連結されている。補助レバー202の自由端には運転者の足を乗せる他方の回転自在なペダル(図示せず)が連結されている。このとき往復作動部110は、フレーム200に沿ってサドル部(図示せず)に向けて起立するように配置してよい。
図4に示す補助動力装置100によると、最初に電源部150の電源スイッチ152を入れ、運転者がペダル201をこいでクランク軸132を回動させると、図4に示すように、運転者がペダル201を強く踏み込むタイミングで、間欠スイッチ部140が作動し、各コイル118に電流が供給されて、一対の電磁石111U,111Dが、運転者のペダル201の踏み込み動作を助けるように移動子112を引っ張り、また、図5に示すように、ペダル201が持ち上がるタイミングで(他方のペダルを強く踏み込むタイミングでもある)、間欠スイッチ部140が再び作動し、各コイル118に電流が供給されて、一対の電磁石111U,111Dが、運転者のペダル201の踏み込み動作を助けるように移動子112を引っ張る。その結果、運転者が左右のペダルを踏み込む動作を常に助けるように、移動子112が持続的に往復ピストン運動する。
このように、移動子112に生じる往復ピストン運動は、従動軸121からクランク軸132の回転運動に変換され、運転者がペダルをこぐ際の補助動力として用いられる。これにより、従来の電動アシスト自転車に比べて、より軽量かつコンパクトで簡易な補助動力装置付きのアシスト自転車を安価に実現することができる。
なお、移動子112の従動軸121と反対側に出力軸を設け、往復ピストン運動を出力軸により外部に出力するようにしてよい。例えばミシン針の縫製作業に応用できる。出力軸を軸受で支えることにより、従動軸側の軸受との間で移動子が水平姿勢に保持され、左右のガイド部材を不要とする。
本発明の補助動力装置は、例えば自転車、カート、芝刈り機、農業用機械、ミシン等の補助動力装置として、広く利用可能である。
100 補助動力装置
101 ベース
110 往復作動部
111U,111D 電磁石
112 移動子
113 支持部
114 下プレート
115 ガイド部材
115A スライド溝
116 上プレート
117 鉄芯
118 コイル
119 固定プレート
120 保持プレート
121 従動軸
122,131 軸受
130 回転部
132 クランク軸
132A クランクピン
133 回転軸
134 連結部材
135 始動レバー
140 間欠スイッチ部
141 回転子
142 電極板
143 接触ブラシ
150 電源部
151 ケーブル
152 電源スイッチ
200 自転車のフレーム
201 自転車のペダル
202 補助レバー
L 移動子の往復動区間
M コイルの巻回区間

Claims (9)

  1. ベースに設置された往復作動部、回転部、間欠スイッチ部と、電源部を備えてなり、
    往復作動部は、ベース上に、一定間隔を隔てて上下または左右に一対の電磁石を配置すると共に、前記一対の電磁石間に相互の隙間を往復動する磁石または磁性体からなる移動子を配置し、
    移動子は、一方の電磁石に相対する側をN極および他方の電磁石に相対する側をS極とすると共に、各電磁石は、移動子のN極に相対する側をS極および移動子のS極に相対する側をN極とし、
    回転部は、ベース上の一対の軸受間にクランク軸を回転自在に支持すると共に、クランク軸の自由端および移動子の従動軸を連結部材により互いに連結し、
    間欠スイッチ部は、クランク軸の回転に従い往復動する移動子の動きに連動して電源部から各コイルに流れる電流の遮断と供給を間欠的に繰り返すことを特徴とする補助動力装置。
  2. 間欠スイッチ部が、移動子の往復動区間において、移動子が一対の電磁石間に進入するタイミングで電流を供給開始することを特徴とする、請求項1記載の補助動力装置。
  3. 間欠スイッチ部が、移動子の往復動区間において、移動子が一対の電磁石間の中央付近を通過するタイミングで電流の供給を遮断することを特徴とする、請求項1または請求項2記載の補助動力装置。
  4. 間欠スイッチ部が、クランク軸の回転軸に支持された回転子と、回転子の回転面の180度対称位置に設けられた一対の電極板と、回転子の回転途中で各電極板に接触可能な一対の接触ブラシを備えていることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の補助動力装置。
  5. ベース上に支持部を介して下プレートが配置され、下プレートの上に一定の隙間を保持して上プレートが配置され、上プレートの上面に一方の電磁石が載置され、下プレートの下面に他方の電磁石が吊下げられていることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の補助動力装置。
  6. 下プレートおよび上プレートの間に一対のガイド部材が配置され、各ガイド部材の内面に往復動方向に延びるスライド溝が設けられ、両スライド溝に一対の電磁石間の隙間に配置された移動子を保持する保持プレートが往復動方向にスライド自在に支持されていることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の補助動力装置。
  7. クランク軸の回転軸に始動レバーが取り付けられていることを特徴とする、請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の補助動力装置。
  8. ベースとして、往復作動部、回転部、間欠スイッチ部および電源部が自転車のフレームに一体に取り付けられ、自転車のペダルが始動レバーに回転自在に連結されていることを特徴とする、請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の補助動力装置。
  9. 自転車のペダルを踏み込むタイミングに合わせて、電源部からコイルへ電流が供給されるように間欠スイッチ部が作動することを特徴とする、請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の補助動力装置。
JP2011239885A 2011-11-01 2011-11-01 補助動力装置 Expired - Fee Related JP5851800B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011239885A JP5851800B2 (ja) 2011-11-01 2011-11-01 補助動力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011239885A JP5851800B2 (ja) 2011-11-01 2011-11-01 補助動力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013099121A true JP2013099121A (ja) 2013-05-20
JP5851800B2 JP5851800B2 (ja) 2016-02-03

Family

ID=48620499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011239885A Expired - Fee Related JP5851800B2 (ja) 2011-11-01 2011-11-01 補助動力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5851800B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PL426286A1 (pl) * 2018-07-09 2019-01-02 Politechnika Lubelska Silnik tłokowy elektromagnetyczny
GR20200100661A (el) * 2020-10-30 2022-05-09 Γεωργιος Γρηγοριου Μασιος Κινητηρας-γεννητρια ευθυγραμμης κινησης για παραγωγη δωρεαν ενεργειας

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02250696A (ja) * 1989-03-22 1990-10-08 Mitsuba Electric Mfg Co Ltd 電磁駆動装置
JPH0522894A (ja) * 1990-10-01 1993-01-29 Sasaki Moderu Kosakusho:Kk クリーンエンジン
JPH09289793A (ja) * 1995-12-25 1997-11-04 Muneaki Takara 電動装置
JP3067936U (ja) * 1999-10-05 2000-04-21 忠一 鈴木 リニアモ―タ―に依る直線駆動自転車補助装置。
JP2002143574A (ja) * 2000-11-06 2002-05-21 Hitachi Ltd 電動美容器具
JP2005073416A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd リニアモータ及びリニア圧縮機
JP2005199980A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Shiro Kimura 折り畳み式キャリーバック兼用補助動力付自転車
JP2010265805A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Kaneko Fumiko 磁力増強電磁式駆動装置
WO2011071000A1 (ja) * 2009-12-09 2011-06-16 Abe Shigehito 磁力エンジン
US20110193503A1 (en) * 2010-02-08 2011-08-11 Stephen Miles Magnetically Powered Reciprocating Engine And Electromagnet Control System

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02250696A (ja) * 1989-03-22 1990-10-08 Mitsuba Electric Mfg Co Ltd 電磁駆動装置
JPH0522894A (ja) * 1990-10-01 1993-01-29 Sasaki Moderu Kosakusho:Kk クリーンエンジン
JPH09289793A (ja) * 1995-12-25 1997-11-04 Muneaki Takara 電動装置
JP3067936U (ja) * 1999-10-05 2000-04-21 忠一 鈴木 リニアモ―タ―に依る直線駆動自転車補助装置。
JP2002143574A (ja) * 2000-11-06 2002-05-21 Hitachi Ltd 電動美容器具
JP2005073416A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd リニアモータ及びリニア圧縮機
JP2005199980A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Shiro Kimura 折り畳み式キャリーバック兼用補助動力付自転車
JP2010265805A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Kaneko Fumiko 磁力増強電磁式駆動装置
WO2011071000A1 (ja) * 2009-12-09 2011-06-16 Abe Shigehito 磁力エンジン
US20110193503A1 (en) * 2010-02-08 2011-08-11 Stephen Miles Magnetically Powered Reciprocating Engine And Electromagnet Control System

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PL426286A1 (pl) * 2018-07-09 2019-01-02 Politechnika Lubelska Silnik tłokowy elektromagnetyczny
GR20200100661A (el) * 2020-10-30 2022-05-09 Γεωργιος Γρηγοριου Μασιος Κινητηρας-γεννητρια ευθυγραμμης κινησης για παραγωγη δωρεαν ενεργειας
GR1010357B (el) * 2020-10-30 2022-12-16 Γεωργιος Γρηγοριου Μασιος Κινητηρας-γεννητρια ευθυγραμμης κινησης για παραγωγη δωρεαν ενεργειας

Also Published As

Publication number Publication date
JP5851800B2 (ja) 2016-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102684445B (zh) 电动剪切工具及其驱动器
JP6155470B2 (ja) 発電装置
WO2009081295A3 (en) Magnetic spring system for use in a resonant motor
WO2015078287A1 (zh) 平板音圈电机
JP2016512946A (ja) 分割コイル体を有するコイル板と分割磁石を有する往復動型磁石板を用いた発電兼用電動装置
CN201956868U (zh) 三极永磁往复电机
WO2007053244A3 (en) Moving coil actuator for reciprocating motion with controlled force distribution
TW201330463A (zh) 線性致動器及口腔衛生裝置
JP2005185067A (ja) 振動型リニアアクチュエータ及びこれを備えたヘアカッター
JP5851800B2 (ja) 補助動力装置
JP5204340B1 (ja) レシプロエンジン型リニア振動モータ
CN102545526B (zh) 致动器
CN102545533A (zh) 直线振荡发电机
CN108880185A (zh) 一种线性驱动装置及线性电机
JP2012006583A (ja) 補助動力装置
JPH07107778A (ja) リニア振動アクチユエータ
DE602005013664D1 (de) Elektrisch angetriebenes werkzeug
CN101436811A (zh) 新式永磁机
WO2016199848A1 (ja) 非接触発電機
CN102122908A (zh) 电磁动机及其制造方法
CN201918874U (zh) 一种永磁直线振荡电机
JP2004229345A (ja) リニアモータ
CN201041980Y (zh) 永磁机
JP2004137967A (ja) 回転発生方法と装置
CN101022241A (zh) 磁动机及其制造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150914

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5851800

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees