JP2013098835A - アレーアンテナ装置及びレーダ装置 - Google Patents

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山口  聡
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Abstract

【課題】複数の素子アンテナの間隔を波長λよりも大きくする場合でも、積パターンのグレーティングローブレベルを十分に抑圧することができるようにする。
【解決手段】基準点Aから等しい角度間隔φ1で放射状に延びている半直線L1a,L1b,L1c,…と、基準点Aを中心とする1以上の同心円Cとの交点に送信素子アンテナ1a,1b,1c,…が配置され、基準点Aを中心として、半直線L1a,L1b,L1c,…が角度間隔φ1の4分の1の角度だけ回転されている位置にある半直線L2a,L2b,L2c,…と、基準点Aを中心とする1以上の同心円Cとの交点に受信素子アンテナ2a,2b,2c,…が配置されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、送信アレーアンテナ及び受信アレーアンテナを構成している素子アンテナが波長よりも大きな間隔で2次元的に配置されているアレーアンテナ装置と、そのアレーアンテナ装置を実装しているレーダ装置とに関するものである。
近年、レーダ装置では、製造コストの低減や、狭ビーム化による目標探知性能の向上を図るため、複数の素子アンテナ又はサブアレーアンテナを波長λの数倍規模の間隔で2次元的に配置し、複数の素子アンテナ又はサブアレーアンテナのパターンを合成するようにしている。
これにより、従来よりも少ない素子アンテナ又はサブアレーアンテナの数で、等価的に大きな開口の平面アレーアンテナ(アレーアンテナ装置)を実現する手法が盛んに検討されている。
しかし、少数の送信素子アンテナ及び受信素子アンテナが波長λより大きな間隔で配置されて構成されている平面アレーアンテナでは、送信アレーパターン及び受信アレーパターンに対して、高レベルのグレーティングローブが密な間隔で多数発生することが知られている。
即ち、複数の素子アンテナが平面上に配置されて構成されるアレーアンテナにおいて、波長λよりも大きな間隔で素子アンテナが配置される場合、2次元的な角度を表す変数をθ,φとすると、−π/2<θ<π/2、かつ、−π/2<φ<π/2で表される可視領域内にグレーティングローブが発生することが知られている。
ここで、送信アレーアンテナと受信アレーアンテナを備えているレーダ装置では、送信アレーパターンと受信アレーパターンの積パターンによって、レーダ装置の方向探知性能を評価することができる。
例えば、送信アレーパターンのグレーティングローブの発生角度(θgt,φgt)と、受信アレーパターンのグレーティングローブの発生角度(θgr,φgr)とが近い位置にある場合、上記の積パターンにも高レベルのグレーティングローブが発生する。
この場合、探知目標からのレーダ反射波の到来方向が積パターンのメインローブ方向であるのか、グレーティングローブ方向であるのかの区別が曖昧になり、レーダ反射波の到来方向を誤検出してしまう問題が生じる。
このように、可視領域内に発生する高レベルのグレーティングローブは、レーダ装置の性能を劣化させてしまうことになる。
グレーティングローブを可視領域内に発生させないようにするためには、複数の素子アンテナの間隔を波長λより十分小さくすればよいが、素子アンテナの物理寸法が波長λよりも大きい場合や、低コスト化を図るために、素子アンテナを間引いて配置数を減らす必要がある場合などでは、複数の素子アンテナの間隔を波長λよりも大きくせざるを得ない。
複数の素子アンテナの間隔を波長λよりも大きくする場合であっても、上記の積パターンのグレーティングローブレベルを抑圧する手法として、送信アレーパターンに生じるグレーティングローブの発生角度と、受信アレーパターンに生じるグレーティングローブの発生角度とを違える手法が一般的に知られている。
この手法は、送信アレーパターンに生じるグレーティングローブに隣接するヌル点の間に、受信アレーパターンに生じるグレーティングローブに隣接するヌル点が存在しないように、送信素子アンテナの配置間隔と受信素子アンテナの配置間隔を決定するものである。
また、送信アレーパターン(または、受信アレーパターン)のヌル点又はその近傍に、受信アレーパターン(または、送信アレーパターン)のグレーティングローブが発生するように、送信素子アンテナ及び受信素子アンテナの配置間隔を決定することにより、積パターンのグレーティングローブレベルを抑圧する手法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2003−110335号公報(段落番号[0015])
従来のアレーアンテナ装置は以上のように構成されているので、複数の素子アンテナの間隔を波長λよりも大きくする場合、積パターンのグレーティングローブレベルを抑圧する必要があるが、送信アレーパターンに生じるグレーティングローブの発生角度と、受信アレーパターンに生じるグレーティングローブの発生角度とを違える手法や、送信アレーパターンのヌル点又はその近傍に、受信アレーパターンのグレーティングローブが発生するように、送信素子アンテナ及び受信素子アンテナの配置間隔を決定する手法では、全てのグレーティングローブを十分に抑圧することができない課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、複数の素子アンテナの間隔を波長λよりも大きくする場合でも、積パターンのグレーティングローブレベルを十分に抑圧することができるアレーアンテナ装置を得ることを目的とする。
また、この発明は、上記のアレーアンテナ装置を実装しているレーダ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るアレーアンテナ装置は、複数の送信素子アンテナが平面上に2次元的に配置されて構成されている送信アレーアンテナと、複数の受信素子アンテナが平面上に2次元的に配置されて構成されている受信アレーアンテナとを備え、その平面上の任意の基準点から等しい角度間隔で放射状に延びている複数の第1の半直線と、その基準点を中心とする1以上の同心円との交点に送信素子アンテナが配置され、その基準点を中心として、複数の第1の半直線が上記角度間隔の4分の1の角度だけ回転されている位置にある複数の第2の半直線と、その基準点を中心とする1以上の同心円との交点に受信素子アンテナが配置されているようにしたものである。
この発明によれば、平面上の任意の基準点から等しい角度間隔で放射状に延びている複数の第1の半直線と、その基準点を中心とする1以上の同心円との交点に送信素子アンテナが配置され、その基準点を中心として、複数の第1の半直線が上記角度間隔の4分の1の角度だけ回転されている位置にある複数の第2の半直線と、その基準点を中心とする1以上の同心円との交点に受信素子アンテナが配置されているように構成したので、複数の素子アンテナの間隔を波長よりも大きくする場合でも、積パターンのグレーティングローブレベルを十分に抑圧することができる効果がある。
この発明の実施の形態1によるアレーアンテナ装置における素子アンテナの配置例を示すアンテナ配置図である。 ビーム走査角度が(u0,v0)=(0, 0)であるとき、メインローブの最も近くに生じるグレーティングローブをu−v空間上に模式的に示す説明図である。 図2における送信アレーパターンのグレーティングローブに対して、受信アレーパターンのグレーティングローブを追記している説明図である。 図1に示す送信素子アンテナ1a,1b,1cに対して、cosθで表される指向性が与えられた場合のアレーパターンを示す説明図である。 図1に示す受信素子アンテナ2a,2b,2cに対して、cosθで表される指向性が与えられた場合のアレーパターンを示す説明図である。 図4の送信アレーパターンと図5の受信アレーパターンとの積パターンを示す説明図である。 M=5、N=1、R1=3.0λである場合の5個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,1d,1eと、5個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,2d,2eの配置例を示すアンテナ配置図である。 図7のように配置されている送信素子アンテナ1a,1b,1c,1d,1eによる送信アレーパターンを示す説明図である。 図7のように配置されている受信素子アンテナ2a,2b,2c,2d,2eによる受信アレーパターンを示す説明図である。 図7の送信アレーパターンと図9の受信アレーパターンとの積パターンを示す説明図である。 M=3、N=2、R1=1.5λ、R2=3.0λである場合の6個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,1d,1e,1fと、6個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,2d,2e,2fの配置例を示すアンテナ配置図である。 図11のように配置されている送信素子アンテナ1a,1b,1c,1d,1e,1fによる送信アレーパターンを示す説明図である。 図11のように配置されている受信素子アンテナ2a,2b,2c,2d,2e,2fによる受信アレーパターンを示す説明図である。 図12の送信アレーパターンと図13の受信アレーパターンとの積パターンを示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるアレーアンテナ装置における素子アンテナの配置例を示すアンテナ配置図である。 図15の位置関係にある送信素子アンテナ及び受信素子アンテナによるアレーパターンの積パターンを示す説明図である。 この発明の実施の形態3によるアレーアンテナ装置における素子アンテナの配置例を示すアンテナ配置図である。 図17の位置関係にある送信素子アンテナ及び受信素子アンテナによるアレーパターンの積パターンを示す説明図である。 この発明の実施の形態4によるアレーアンテナ装置における素子アンテナの配置例を示すアンテナ配置図である。 図19の位置関係にある送信素子アンテナ及び受信素子アンテナによるアレーパターンの積パターンを示す説明図である。 この発明の実施の形態5によるアレーアンテナ装置における素子アンテナの配置例を示すアンテナ配置図である。 図21の位置関係にある送信素子アンテナ及び受信素子アンテナによるアレーパターンの積パターンを示す説明図である。
実施の形態1.
この実施の形態1では、複数の送信素子アンテナが平面上に2次元的に配置されて構成されている送信アレーアンテナと、複数の受信素子アンテナが平面上に2次元的に配置されて構成されている受信アレーアンテナとを備えているアレーアンテナ装置について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1によるアレーアンテナ装置における素子アンテナの配置例を示すアンテナ配置図である。
図1において、半直線L1a,L1b,L1cは平面上の任意の基準点Aから等しい角度間隔φ1で放射状に延びている第1の半直線である。
半直線L2a,L2b,L2cは基準点Aを中心として、半直線L1a,L1b,L1cが角度間隔φ1の4分の1の角度φ2だけ回転されている位置にある第2の半直線である。
Cは基準点Aを中心とする同心円である。
送信素子アンテナ1a,1b,1cは半直線L1a,L1b,L1cと同心円Cの交点に配置されており、送信アレーアンテナを構成している。
受信素子アンテナ2a,2b,2cは半直線L2a,L2b,L2cと同心円Cの交点に配置されており、受信アレーアンテナを構成している。
図1では、半直線L1a,L1b,L1c及び半直線L2a,L2b,L2cの本数が3本、同心円Cの数を1として、送信素子アンテナ1a,1b,1c及び受信素子アンテナ2a,2b,2cを3個ずつ配置している例を示しているが、半直線L1a,L1b,L1c,…及び半直線L2a,L2b,L2c,…の本数をM本(Mは3以上の整数)、同心円Cの数をN(Nは正の整数)とすることで、M×N個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,…と、M×N個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,…とを配置するようにしてもよい。
以下、アレーアンテナ装置における素子アンテナの配置について具体的に説明する。
M×N個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,…は、φ1=360度/Mの角度間隔で放射状に延びているM本の半直線L1a,L1b,L1c,…と、半径が整数倍で拡大するN個の同心円C(R1,R2=2R1,…,RN=NR1の同心円)との交点に配置される。
一方、M×N個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,…は、基準点Aを中心として、半直線L1a,L1b,L1c…が、φ2=360度/4Mの角度だけ回転されている位置にあるM本の半直線L2a,L2b,L2c,…と、半径が整数倍で拡大するN個の同心円C(R1,R2=2R1,…,RN=NR1の同心円)との交点に配置される。
例えば、3個の送信素子アンテナ1a,1b,1cと、3個の受信素子アンテナ2a,2b,2cとを半径R1が1.5λの同心円C上に配置する場合(M=3、N=1、R1=1.5λの場合)、3個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,と3個の受信素子アンテナ2a,2b,2cの位置関係は図1のようになる。
ここで、図1の送信素子アンテナ1a,1b,1cからなる正三角形配列の送信アレーアンテナのアレーパターンには、下記の式(1)及び式(2)が成立する角度グレーティングローブが発生する。

Figure 2013098835
ただし、m,nは任意の整数であるが、mとnの和は常に偶数である。
また、θ0,φ0はビーム走査角度を表す記号である。
ここで、u=sinθcosφ、v=sinθsinφで表される2つの変数u,vを基底とする2次元平面を考えると、グレーティングローブの発生角度(ugt, vgt)は、下記の式(3)及び式(4)で表される。

Figure 2013098835
図2はビーム走査角度が(u0,v0)=(0, 0)であるとき、メインローブの最も近くに生じるグレーティングローブをu−v空間上に模式的に示す説明図である。
u−v空間において、6本のグレーティングローブは、メインローブを中心とする半径2λ/3R1の円周上に等間隔に発生する。
一方、図1の受信素子アンテナ2a,2b,2cからなる正三角形配列は、送信素子アンテナ1a,1b,1cからなる正三角形配列を、基準点Aを中心として、φ2=360度/4M回転させたものである。
したがって、u−v空間上での受信アレーパターンのグレーティングローブの発生角度は、図2に示している送信アレーパターンのグレーティングローブの発生角度を、メインローブを中心として、角度φ2ずつ回転させたものとなる。
図3は図2における送信アレーパターンのグレーティングローブに対して、受信アレーパターンのグレーティングローブを追記している説明図である。
図3から明らかなように、送信アレーパターンのグレーティングローブと受信アレーパターンのグレーティングローブが、半径2λ/3R1の円周上に交互に等間隔に発生するため、送信アレーパターンと受信アレーパターンの積パターンのメインローブ近傍に生じるグレーティングローブが効果的に抑圧され、方向探知性能がよいレーダ装置(アレーアンテナ装置から信号を空間に放射させる一方、そのアレーアンテナ装置の受信信号に基づいて目標を探知する装置)を得ることができる。
図4は図1に示す送信素子アンテナ1a,1b,1cに対して、cosθで表される指向性が与えられた場合のアレーパターンを示す説明図である。
メインローブは、図4に示すように、(u,v)=(0,0)の角度に生じており、その周囲に多数のグレーティングローブが発生している。
図5は図1に示す受信素子アンテナ2a,2b,2cに対して、cosθで表される指向性が与えられた場合のアレーパターンを示す説明図である。
図5の場合でも、多数のグレーティングローブが認められるが、それらの発生角度は、図4に表されているグレーティングローブと相違している。
図6は図4の送信アレーパターンと図5の受信アレーパターンとの積パターンを示す説明図である。
送信素子アンテナ1a,1b,1c,…及び受信素子アンテナ2a,2b,2c,…の数に応じて、整数M,Nの値を適切に選択することにより、その素子数に応じた適切な素子配置を決定することができる。
図7はM=5、N=1、R1=3.0λである場合の5個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,1d,1eと、5個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,2d,2eの配置例を示すアンテナ配置図である。
図8は図7のように配置されている送信素子アンテナ1a,1b,1c,1d,1eによる送信アレーパターンを示す説明図である。
図9は図7のように配置されている受信素子アンテナ2a,2b,2c,2d,2eによる受信アレーパターンを示す説明図である。
図8及び図9から明らかなように、多数のグレーティングローブを生じていることが分かる。
図10は図8の送信アレーパターンと図9の受信アレーパターンとの積パターンを示す説明図である。
図10から明らかなように、メインローブ周辺のグレーティングローブが効果的に抑圧されていることが分かる。
図11はM=3、N=2、R1=1.5λ、R2=3.0λである場合の6個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,1d,1e,1fと、6個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,2d,2e,2fの配置例を示すアンテナ配置図である。
図12は図11のように配置されている送信素子アンテナ1a,1b,1c,1d,1e,1fによる送信アレーパターンを示す説明図である。
図13は図11のように配置されている受信素子アンテナ2a,2b,2c,2d,2e,2fによる受信アレーパターンを示す説明図である。
図12及び図13から明らかなように、多数のグレーティングローブを生じていることが分かる。
図14は図12の送信アレーパターンと図13の受信アレーパターンとの積パターンを示す説明図である。
図14から明らかなように、メインローブ周辺のグレーティングローブが効果的に抑圧されていることが分かる。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、平面上の任意の基準点Aから等しい角度間隔φ1で放射状に延びている半直線L1a,L1b,L1c,…と、その基準点Aを中心とする1以上の同心円Cとの交点に送信素子アンテナ1a,1b,1c,…が配置され、その基準点Aを中心として、半直線L1a,L1b,L1c,…が角度間隔φ1の4分の1の角度だけ回転されている位置にある半直線L2a,L2b,L2c,…と、その基準点Aを中心とする1以上の同心円Cとの交点に受信素子アンテナ2a,2b,2c,…が配置されているように構成したので、複数の素子アンテナの間隔を波長λよりも大きくする場合でも、送信アレーパターンと受信アレーパターンとの積パターンのグレーティングローブレベルを十分に抑圧することができる効果を奏する。
この実施の形態1では、図1のアレーアンテナ装置がレーダ装置に搭載されるものを想定しているが、図1のアレーアンテナ装置がレーダ装置に搭載されるものに限るものではなく、図1のアレーアンテナ装置がレーダ装置以外の装置に搭載されていてもよい。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、M×N個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,…と、M×N個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,…とを配置しているアレーアンテナ装置を示したが、半直線L1a,L1b,L1c,…及び半直線L2a,L2b,L2c,…の本数をM本(Mは3以上の整数)、送信素子アンテナ1a,1b,1c,…を配置するための同心円Cの数をNt(Nは正の整数)、受信素子アンテナ2a,2b,2c,…配置するための同心円Cの数をNr(Nは正の整数)とすることで、M×Nt個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,…と、M×Nr個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,…とを配置するようにしてもよい。
この場合、M×Nt個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,…は、φ1=360度/Mの角度間隔で放射状に延びているM本の半直線L1a,L1b,L1c,…と、半径が整数倍で拡大するNt個の同心円C(R1,R2=2R1,…,RNt=Nt1の同心円)との交点に配置される。
一方、M×Nr個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,…は、基準点Aを中心として、半直線L1a,L1b,L1c…が、φ2=360度/4Mの角度だけ回転されている位置にあるM本の半直線L2a,L2b,L2c,…と、半径が整数倍で拡大するNr個の同心円C(R1,R2=2R1,…,RNr=Nr1の同心円)との交点に配置される。
例えば、M=3、Nt=2、Nr=3、R1=1.5λとして、6個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,1d,1e,1fと、9個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2iとを配置する場合、6個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,1d,1e,1fと、9個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2iとの位置関係は図15のようになる。
図16は図15の位置関係にある送信素子アンテナ及び受信素子アンテナによるアレーパターンの積パターンを示す説明図である。
図16から明らかなように、メインローブ周辺のグレーティングローブが効果的に抑圧されていることが分かる。
このように、送信素子アンテナ1a,1b,1c,…と、受信素子アンテナ2a,2b,2c,…との配置数が異なる場合でも、配置数が同数である場合と同様に、複数の素子アンテナの間隔を波長λよりも大きくする場合でも、送信アレーパターンと受信アレーパターンとの積パターンのグレーティングローブレベルを十分に抑圧することができる効果を奏する。
実施の形態3.
上記実施の形態2では、送信素子アンテナ1を配置する最小の同心円Cの半径と、受信素子アンテナ2を配置する最小の同心円Cの半径とが共にR1で等しいもの示したが、最小の同心円Cの半径が異なっていてもよい。
即ち、M×Nt個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,…については、φ1=360度/Mの角度間隔で放射状に延びているM本の半直線L1a,L1b,L1c,…と、半径が整数倍で拡大するNt個の同心円C(Rt1,Rt2=2Rt1,…,RtNt=Ntt1の同心円)との交点に配置するようにする。
一方、M×Nr個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,…については、基準点Aを中心として、半直線L1a,L1b,L1c…が、φ2=360度/4Mの角度だけ回転されている位置にあるM本の半直線L2a,L2b,L2c,…と、半径が整数倍で拡大するNr個の同心円C(Rr1≠Rt1,Rr2=2Rr1,…,RrNr=Nrr1の同心円)との交点に配置するようにする。
例えば、M=3、Nt=2、Nr=2、Rt1=1.5λ、Rr1=1.7λとして、6個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,1d,1e,1fと、6個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,2d,2e,2fとを配置する場合、6個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,1d,1e,1fと、6個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,2d,2e,2fとの位置関係は図17のようになる。
図18は図17の位置関係にある送信素子アンテナ及び受信素子アンテナによるアレーパターンの積パターンを示す説明図である。
図18から明らかなように、メインローブ周辺のグレーティングローブが効果的に抑圧されていることが分かる。
このように、送信素子アンテナ1を配置する最小の同心円Cの半径と、受信素子アンテナ2を配置する最小の同心円Cの半径とが異なる場合、「半径が一致している」という条件を外すことができるため、設計の自由度を高めることができる。
実施の形態4.
上記実施の形態2,3では、M×Nt個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,…を半径Rt1の整数倍で拡大する同心円上に配置し、M×Nr個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,…を半径Rr1の整数倍で拡大する同心円上に配置するものを示したが、M×Nt個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,…を半径Rt1の非整数倍で拡大する同心円上に配置し、M×Nr個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,…を半径Rr1の非整数倍で拡大する同心円上に配置するようにしてもよい。
即ち、M×Nt個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,…については、φ1=360度/Mの角度間隔で放射状に延びているM本の半直線L1a,L1b,L1c,…と、半径がRt1,Rt2,…,RtNtであるNt個の同心円Cとの交点に配置するようにする。
一方、M×Nr個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,…については、基準点Aを中心として、半直線L1a,L1b,L1c…が、φ2=360度/4Mの角度だけ回転されている位置にあるM本の半直線L2a,L2b,L2c,…と、半径がRr1,Rr2,…,RrNrの同心円との交点に配置するようにする。
例えば、M=3、Nt=2、Nr=2、Rt1=1.5λ、Rt2=2.25λ、Rr1=1.5λ、Rr2=3.75λとして、6個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,1d,1e,1fと、6個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,2d,2e,2fとを配置する場合、6個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,1d,1e,1fと、6個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,2d,2e,2fとの位置関係は図19のようになる。
図20は図19の位置関係にある送信素子アンテナ及び受信素子アンテナによるアレーパターンの積パターンを示す説明図である。
図20から明らかなように、メインローブ周辺のグレーティングローブが効果的に抑圧されていることが分かる。
このように、半径が非整数倍で拡大している同心円上に送信素子アンテナ1及び受信素子アンテナ2を配置する場合、「同心円の半径が整数倍で拡大している」という条件を外すことができるため、設計の自由度を高めることができる。
実施の形態5.
上記実施の形態1〜4では、送信素子アンテナ1及び受信素子アンテナ2を基準点Aに配置していないものを示したが、送信素子アンテナ1又は受信素子アンテナ2のいずれか一方、または、両方を基準点Aに配置するようにしてもよく、設計の自由度を高めることができる。
例えば、M=3、Nt=1、Nr=2、Rt1=1.5λ、Rr1=1.5λとして、4個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,1d(送信素子アンテナ1aは基準点Aに配置する)と、6個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,2d,2e,2fとを配置する場合、4個の送信素子アンテナ1a,1b,1c,1dと、6個の受信素子アンテナ2a,2b,2c,2d,2e,2fとの位置関係は図21のようになる。
図22は図21の位置関係にある送信素子アンテナ及び受信素子アンテナによるアレーパターンの積パターンを示す説明図である。
図22から明らかなように、メインローブ周辺のグレーティングローブが効果的に抑圧されていることが分かる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1a,1b,1c,1d,1e,1f 送信素子アンテナ、2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2g,2i 受信素子アンテナ。

Claims (5)

  1. 複数の送信素子アンテナが平面上に2次元的に配置されて構成されている送信アレーアンテナと、複数の受信素子アンテナが平面上に2次元的に配置されて構成されている受信アレーアンテナとを備えているアレーアンテナ装置において、
    上記平面上の任意の基準点から等しい角度間隔で放射状に延びている複数の第1の半直線と、上記基準点を中心とする1以上の同心円との交点に上記送信素子アンテナが配置され、
    上記基準点を中心として、上記複数の第1の半直線が上記角度間隔の4分の1の角度だけ回転されている位置にある複数の第2の半直線と、上記基準点を中心とする1以上の同心円との交点に上記受信素子アンテナが配置されている
    ことを特徴とするアレーアンテナ装置。
  2. 送信素子アンテナが配置される1以上の同心円の半径が任意の値の整数倍で順次拡大され、受信素子アンテナが配置される1以上の同心円の半径が任意の値の整数倍で順次拡大されていることを特徴とする請求項1記載のアレーアンテナ装置。
  3. 送信素子アンテナが配置される1以上の同心円の数及び半径と、受信素子アンテナが配置される1以上の同心円の数及び半径とが一致していることを特徴とする請求項1または請求項2記載のアレーアンテナ装置。
  4. 送信素子アンテナ又は受信素子アンテナの少なくとも一方が基準点に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のアレーアンテナ装置。
  5. 請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のアレーアンテナ装置を実装しており、上記アレーアンテナ装置から信号を空間に放射させる一方、上記アレーアンテナ装置の受信信号に基づいて目標を探知するレーダ装置。
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