JP2012222792A - アンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】直径d1が受信波長の概ね1波長以下となる設置領域の外周11上およびその内側の内周12上に複数のアンテナ素子1−1〜1−N,2−1〜2−Mが配置されると共に、ステアリングベクトル演算部5、素子パターン相関行列格納部6および励振振幅・位相分布演算部7により、直径d1が受信波長の概ね1波長以下となる設置領域に配置された上記各アンテナ素子による指向性利得を最大化させる励振振幅・位相分布Iを演算し、上記各アンテナ素子による各受信信号をその励振振幅・位相分布に基づいて励振処理および位相処理するようにした。
【選択図】図1
Description
図1はこの発明の実施の形態1によるアンテナ装置を示す構成図である。
図1において、アレーアンテナ1,2は、外周11上に配置されたN(Nは2以上の任意の自然数)個のアンテナ素子1−1〜1−Nと、内周12上に配置されたM(Mは2以上の任意の自然数)個のアンテナ素子2−1〜2−Mとからなるものである。
図1において、アンテナ素子1−1〜1−N,2−1〜2−Mは、各受信信号を出力し、A/D変換器3−1〜3−N+Mは、各入力される受信信号をアナログ/デジタル変換して出力する。
図2において、Dirはメインビームのビーム方向、すなわち、ビーム方向指令に相当するものである。
したがって、励振振幅・位相分布演算部7において演算された励振振幅・位相分布が、各アンテナ素子1−1〜1−N,2−1〜2−Mによる指向性利得を最大化させることができる。
M. T .Ma, Theory and Application of Antenna Arrays, Wiley-Interscience, 1973, pp.156-163.
この実施の形態2は、自己/相互インピーダンスに基づいて素子間相互結合を補償するものである。
図3はこの発明の実施の形態2によるアンテナ装置を示す構成図である。
図3において、自己/相互インピーダンス行列格納部9は、各アンテナ素子1−1〜1−N,2−1〜2−M間における自己/相互インピーダンスを示す行列を予め保持したものである。
図3において、図1と同様に、直径d1が受信波長以下に設定された外周11上にアンテナ素子1−1〜1−Nが配置されると共に、内周12上にアンテナ素子2−1〜2−Mが配置されている。
特性インピーダンスZ0は、各アンテナ素子1−1〜1−N,2−1〜2−Mに電波を入力する部分における特性によって決定される値なので、予め測定等を行い、自己/相互インピーダンス行列格納部9に格納しておく。
そして、上記式(13)に基づいて、上記式(15)により演算される自己/相互インピーダンス行列Zと、予め格納された特性インピーダンスZ0とから正式な自己/相互インピーダンス行列Zを演算するようにすれば良い。
John D. Kraus, Antennas For All Applications, 3rd ed., McGraw-Hill, 2002, pp.446-453.
図4のように、外周11および内周12がそれぞれ円形に形成され、直径d1が受信波長の概ね1波長以下に設定された外周11上に5つのアンテナ素子を均等に配置すると共に、内周12上に5つのアンテナ素子を均等に配置したものである。
図5において、放射特性13(破線)は、図4において、外周11にのみ5つのアンテナ素子を均等に配置した場合である。また、放射特性14(実線)は、図4に示したとおり、外周11および内周12にそれぞれ5つずつアンテナ素子を均等に配置し、各アンテナ素子に対して上述の素子間相互結合を補償した場合である。
この実施の形態3は、アンテナ素子を様々な形状の外周上および内周上に配置し、各アンテナ素子の設置場所の自由度を、さらに、持たせるようにしたものである。
図6のように、直径d1が受信波長の概ね1波長以下となる設置領域に内接するように三角形に形成された外周15、および三角形に形成された内周16を有し、各頂点にアンテナ素子を配置することで、均等配置したものである。
図7のように、直径d1が受信波長の概ね1波長以下となる設置領域に内接するように四角形に形成された外周17、および四角形に形成された内周18を有し、各頂点にアンテナ素子を配置することで、均等配置したものである。
図8のように、直径d1が受信波長の概ね1波長以下となる設置領域に内接するように五角形に形成された外周19、および五角形に形成された内周20を有し、各頂点にアンテナ素子を配置することで、均等配置したものである。
図6から図8では、n角形に形成された外周および内周の各頂点にアンテナ素子を配置するものを示したが、図9のように、外周21および内周22の各頂点以外の辺上にアンテナ素子を配置するものであっても良い。
図4では、外周11および内周12に配置されるアンテナ素子は、円の中心から引いた同一直線上に配置されるものを示したが、図10のように、内周24に配置されるアンテナ素子を、円の中心から外周23上に配置されたアンテナ素子に引いた直線上からシフトした位置に配置するものであっても良い。
図11のように、外周25の内側に、複数の内周26,27を有し、また、外周25、内周26,27間の間隔を不等間隔に設定し、外周25、および複数の内周26,27のそれぞれに複数のアンテナ素子を配置するものであっても良い。
Claims (5)
- 直径が概ね波長以下となる設置領域の外周上に複数のアンテナ素子が配置されると共に、その外周の内側の内周上に複数のアンテナ素子が配置されたアレーアンテナと、
上記各アンテナ素子のメインビームを形成する方向を指令するビーム方向指令部と、
上記ビーム方向指令部によるビーム方向指令に応じた上記各アンテナ素子の位相分布を演算する位相分布演算部と、
上記各アンテナ素子間における素子パターンの相関を示す行列を予め保持した素子パターン相関行列格納部と、
上記位相分布演算部による位相分布および上記素子パターン相関行列格納部による素子パターン相関行列に基づいて上記各アンテナ素子のメインビームを形成する方向への指向性利得を最大化させる励振振幅・位相分布を演算する励振振幅・位相分布演算部とを備え、
上記各アンテナ素子の各受信信号を上記励振振幅・位相分布演算部による励振振幅・位相分布に基づいて励振処理および位相処理することを特徴とするアンテナ装置。 - 上記各アンテナ素子間における自己/相互インピーダンスを示す行列を予め保持した自己/相互インピーダンス行列格納部を備え、
上記励振振幅・位相分布演算部は、
上記位相分布演算部による位相分布、上記素子パターン相関行列格納部による素子パターン相関行列および上記自己/相互インピーダンス行列格納部による自己/相互インピーダンスに基づいて素子間相互結合を補償した上記各アンテナ素子のメインビームを形成する方向への指向性利得を最大化させる励振振幅・位相分布を演算することを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。 - アレーアンテナは、それぞれ円形に形成された外周上および内周上にそれぞれ複数のアンテナ素子が配置されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のアンテナ装置。
- アレーアンテナは、それぞれn角形(nは3以上の任意の自然数)に形成された外周上および内周上にそれぞれ複数のアンテナ素子が配置されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のアンテナ装置。
- アレーアンテナは、外周の内側に複数の内周を有し、それら複数の内周上にそれぞれ複数のアンテナ素子が配置されたことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
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- 2011-04-14 JP JP2011090196A patent/JP2012222792A/ja active Pending
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