JP2013097868A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
一対の発光部の間に位置するカバーが明るく見えるようして薄型化した照明器具を提供する。
【解決手段】
照明器具は、板状の器体1と、器体の板面に沿って延在し、かつ互いに離間して配設された一対の扁平な発光部2と、一対の発光部の間において器体に配設され、発光部を付勢して発光させる点灯装置3と、一対の発光部の間において器体に配設されて点灯装置を外側から包囲するとともに扁平な発光部より前方へ突出して発光部から放射される発光により外面が照明されて全体が明るく見えるように構成された遮光性カバー4とを具備している。
【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、扁平な光源部を備えた照明器具に関する。
発光ダイオード(以下、LEDという。)の高出力化および高効率化ならびに省電力指向の進展に伴い、照明器具の発光素子にLEDの採用が盛んに行われている。また、この種の照明器具として多様な構成が提案されている。その中の一態様として、以下の構成がある。
すなわち、長方形の板状の器体の長手方向に沿ってそれぞれ内部に多数のLED素子を内蔵した一対の発光部を平行に離間して配設し、この一対の発光部の間にLED素子を付勢する点灯装置を配設するとともに、点灯装置の前方に遮光性のカバーを配置している。上記一対の発光部は、LEDモジュール、側板、仕切板および透光パネルを立方体状に囲むことによって構成される。そうして、LEDモジュールからの発光が空間を経由してLEDモジュールに対向する透光パネルを発光させることによって照明が行われる。
上記LEDモジュールは、これを器体の板面に沿って配設された基板に多数のLED素子が分散して実装されていることによって構成される。上記側板は基体の長手方向の両側から起立する。上記仕切板は、点灯装置の両側に器体の長手方向に沿って配置される。上記透光パネルは、側板および仕切板の前端間に掛け渡される。
したがって、上述態様の照明器具は、器体の端面方向から見ると、中央のカバーが底辺、器体が上辺、一対の側板が側辺および一対の発光部の透光パネルが斜辺で構成される逆山形状をなした変形六角形となる。
特開2011−023138号公報
ところが、上述の態様をなした照明器具においては、器具前面の中央に位置する遮光性のカバーが暗く見えてしまい、人に違和感を与える。また、発光部が遮光性のカバーに連続しているために、器体から前方へ比較的大きく離れているので、折角LEDモジュールが薄型であるにもかかわらず、発光部が厚手になっている。このため、照明器具全体を薄型化することが困難である。
本発明の実施形態は、一対の発光部の間に位置する遮光性カバーが明るく見えるようして薄型化した照明器具を提供することを目的とする。
本発明の実施形態によれば、照明器具は、器体、一対の扁平な発光部、点灯装置および遮光性カバーを具備している。器体は板状である。一対の扁平な発光部は、器体の板面に沿って延在し、かつ互いに離間して配設されている。点灯装置は、発光部を付勢して発光させる。遮光性カバーは、一対の発光部の間に配設されて内部に点灯装置を収容し、かつ発光部からの発光によって外面が照明されて全体が明るく見えるように発光部より前方へ突出している。
本発明の実施形態によれば、点灯時には一対の発光部の間に位置するカバーが明るく見えるので、人に違和感を与えないとともに、一対の扁平な発光部が器体の板面に沿って配設されているので、全体が薄型化された照明器具を提供することができる。
本発明の照明器具の一実施形態としての天井直形照明器具を示す斜視図である。 同じく図の上側に位置する発光部の透光性カバー部材を説明上透明化して示す平面図である。 同じく分解斜視図である。 図2のIV−IV´線に沿う拡大断面図である。 図4におけるV部分の拡大断面図である。 同じく一方の端板および発光部のエンドキャップを取り外した状態の拡大端面図である。 同じく一方の端板、発光部の透光カバー部材およびエンドキャップの関係を示す分解斜視図である。 同じく光源部の例を示し、(a)は平面図であり、(b)はレジスト層を省略して主として配線パターン層を示す平面図である。
本発明の照明器具の一実施形態としての天井直形照明器具について図1〜8を参照して説明する。なお、説明を容易にし、かつ理解しやすくするために、内部配線については図示を省略している。
本実施形態において、照明器具は、器体1、発光部2、点灯装置3、遮光性カバー4および端板5を具備している。また、一般の照明器具におけるのと同様なその他の構成を具備することができる。
〔器体1〕
図1、3、4、5および6を参照して基体1の構成を説明する。器体1は、板状をなしており、器体1、発光部2、点灯装置3、遮光カバー4および端板5を配設する基体を構成している。そのため、器体1は、シャーシ、ベース、反射板、ケースまたは器具本体などと呼称されることがあるが、呼称によって本発明の器体1が限定的に解釈されるものではない。本実施形態において、器体1は、天井面に取り付けられ、図3に示すようにその基本形が長方形の板状をなしている。しかし、本発明において、基本形は、多様であることが許容され、例えば正方形などであってもよい。
また、器体1は、適当な材料を用いて形成することができる。所望により、器体1に発光部2の放熱部材としての機能を付与することができる。例えば、図示の実施形態においては、溶融亜鉛めっき鋼板などの熱伝導性を有する金属板からなる。そして、前述の発光部2、点灯装置3および遮光性カバー4に対する所定の機能を発揮するために、後述する各構成を備えることができる。すなわち、天井当接部11、器具取付孔12、一対の基板当接部13、13、電源導入孔14、カバー取付孔15、側縁部16および発光部固定手段17などを備えている。
天井当接部11は、図示実施形態において、器体1の幅方向の中央部において長手方向のほぼ全長にわたって形成され、天井に取り付けられたときに天井面に当接する部位である。
器具取付孔12は、器体1を天井に取り付けるために用いられ、所望によりこれを天井当接部11に適数個形成することができる。例えば、天井面から垂下する吊下げボルトの先端を器具取付孔12に挿通し器体1を挟んでナットをねじ込んだり、ビスを器体1側から挿入して天井にねじ込んだりして、器体1を天井に取り付けることができる。
一対の基板当接部13、13は、発光部2の基板21を導熱的に器体1に取り付ける場合に用いる部位である。そして、天井当接部11の両側において、器体1の長手方向に沿って器体1の前面側へプレス成形などによって突出させて形成された一対の凸条からなる。
電源導入孔14は、図2に示すように、天井当接部11に形成され、天井側から電源ケーブルを器体1の背面側から前面側へ引き込むための開口手段である。なお、図示を省略しているが、電源導入孔14の周縁に絶縁ブッシュを装着することができる。
カバー取付孔15は、図4〜6に示すように、遮光性カバー2を器体1の前面の中央部分に取り付けて配設する手段である。そして、器体1の長手方向に沿って左右から互いに対向する各2個の切起こし孔からなる。なお、遮光カバー取付孔15は、器体1の前面に沿って横向きに開口している。
側縁部16は、器体1の一対の基板当接部13のそれぞれ外側に形成され、後述する発光部2の透光性カバー部材21の外側に位置する一側に形成された係合部21dをその裏面側に係止して発光部2の外側の一側を器体1に固定する。
発光部固定手段17は、図4〜6に示すように、発光部2の透光性カバー部材21の長手方向の内側に位置する他側の適数箇所を基板当接部13との間で挟んで器体1の所定位置に固定する手段である。
図示の実施形態において、発光部固定手段17は、図4および5に示すように、固定体17aおよび固着手段17bを備えて構成されている。固定体17aは、取付部17a1、立上り部および押さえ部を段違い状に屈曲して一体的に形成している。すなわち、取付部17a1は、器体1の前面に当接されるとともに固着手段17bとの協働によって固定体17を器体1の前面に取り付ける。立上り部は、取付部の一端から垂直に立ち上がり、その高さが発光部2の係合部21cの高さに合わせてある。押さえ部は、発光部2の透光性カバー部材21の長手方向の他側を下から押さえ付ける。固着手段17bは、好ましくは発光部2を器体1の所定位置に配置した後に固定体17aを器体1に取り付ける手段であり、例えばビスからなる。なお、この態様において、上記取付部17a1には、固着手段17bのビスを挿通するために、透孔を開けておく。また、器体1の天井当接部11の取付部を取り付ける位置にはねじ孔を形成してある。そうして、発光部固定手段17は、図2および3に示すように、その3個が発光部2を長手方向の両端部近傍および中央部において器体1に固定している。
〔発光部2〕
図1〜8を参照して発光部2の構成を説明する。発光部2は、全体として扁平であり、照明光を照明空間に向かって発する。すなわち、発光する部位が扁平面を呈し、その扁平面が器体1の板面に沿って延在している。また、一対の発光部2が互いに離間して器体1に配設されている。上記扁平面は、その厚さが幅および長さより小さいために全体として薄くなっている。そして、扁平面からの発光が主として照明に寄与する。
図示の実施形態において、発光部2は、透光性カバー部材21、エンドキャップ22および光源部23を備えて構成されている。
(透光性カバー部材21)
透光性カバー部材21は、発光部2の扁平な外面を構成し、その断面構造を図5に拡大して示すように、発光部2の外装部材を構成していて、透光性を有しているとともに、光源部23を内包している。そして、防塵、防汚、外観向上または光学特性向上などの機能の一部または全部を所望により選択的に付与することができる。したがって、本実施形態において、透光性とは、光学的に光拡散性であるのが好ましいが、所望により透明性であってもよい。また、光拡散性の場合、光拡散の程度は、内部の光源部23が透視可能な程度に比較的低い光拡散性を有していてもよいし、透視困難な程度に高い光拡散性を有していてもよい。
また、透光性カバー部材21は、その内部に配置される後述の光源部23の構造または照明器具の組立性に対応した構造を備えることができる。本発明において、透光性カバー部材21の材質は、特段限定されない。例えば、プラスチックス、ガラスおよびセラミックスなどを用いて形成することができる。
図示の実施形態において、透光性カバー部材21は、図4〜6に示すような断面形状を採用していて、透光性プラスチックス、例えば透明なアクリルやポリカーボネートなどを基材として用いるとともに、適量の光拡散性微粒子を基材中に分散させて適度の光拡散性が付与されている。そして、押し出し成形法により形成され、具体的な断面形状の例として発光面部21a、基板支持部21b、係合部21c、21dおよび凹溝部21eを備えていて、両端に開口部21fが形成されている。
発光面部21aは、扁平な発光部2を特徴付けている部位であり、全体としてほぼ平坦な発光面を形成している。そして、内包する光源部23との間に適度の空間と光源部23より大きな発光面積を与えている。このため、発光面部21aの内部には扁平な空洞部が形成されている。
基板支持部21bは、光源部23の基板23aを発光面部21aに対して所定の位置に支持する手段である。そして、基板23aの長手方向の両側を表裏両面から挟持する一対の長溝により構成されている。なお、長溝は、透光性カバー部材21の長手方向に沿って形成され、基板23aの前面側の支持縁21b1、背面側の支持縁21b2、背面側の支持縁21b2の先端の当接縁2b3により構成されている。対向する一対の当接縁21b3、21b3の間に開放部21b4が形成されている。
ている。また、基板支持部21bは、発光面部21aに連続して一体に成形されている。
係合部21c、21dは、透光性カバー部材21の長手方向の両側を器体1に係合して係止するための手段である。係合部21cは、器体1の発光部固定手段17と天井当接部11の間に挟持されることにより、透光性カバー部材21の長手方向の器体1の中央側に位置する一側を器体1に係止する。係合部21dは、器体1の側縁部16の裏面に係合することにより、透光性カバー部材21の外側に位置する他側を器体1の側縁部16に係止する。
凹溝部21eは、少なくとも透光性カバー部材21の長手方向の両端の両側に形成されていて、後述するエンドキャップ22を透光性カバー部材21の長手方向の両端に安定的に装着するのを支援する手段である。
(エンドキャップ22)
エンドキャップ22は、図7の斜視図に示すように、透光性カバー部材21の長手方向の両端の開口部21fを閉塞する手段である。また、所望により透光性材料を用いて形成することにより、光源部23からの発光の一部をエンドキャップ22から外部へ透過するように構成することができる。
図示の実施形態においては、透光性材料として透光性シリコーンゴムを用いて構成されている。そして、開口部21f内に圧入される閉塞部22aおよび一対の凹溝部21e、21e内に圧入される一対の脚部22bを備えていて、摩擦係合によって透光性カバー部材21に装着されている。
(光源部23)
光源部23は、扁平な発光部2から発光して被照明空間を照明するための光束を発生する手段であり、その発光の原理が特段限定されるものではない。しかし、薄型化が容易なことからLEDおよび有機ELなどの固体光源を用いて構成されているのが好ましい。
図示の実施形態において、光源部23は、図2〜6および8に示すように、基板231、発光素子232および蛍光体層233を備えて一体化された光源モジュールを構成している。また、光源モジュールは、その適数個、例えば3個を適宜配列、例えば直列接続して光源部23を構成することができる。
また、光源部23は、その基板231の長手方向の両側縁部231aを発光部2の透光性カバー部材21の対向する一対の基板支持部21bのそれぞれの長溝内内にスライドして挿入することにより、透光性カバー部材21の内部の所定位置に収納される。
基板231は、絶縁材である例えばガラスエポキシ樹脂(FR−4)などの材料で細長の長方形状に形成されている。表面側には銅箔で形成された配線パターン層231aが施されている(図7(b)参照)。また、配線パターン層231aの上には、適宜レジスト層231bが施されるようになっている。この基板231は、器体1の前面側に透光性カバー部材21を介して複数枚、具体的にはその3枚が長手方向に直線状に並べられて配設されている。したがって、基板231の裏面側は、器体1における基板当接部13に面接触して熱的に結合されるようになっている。
なお、基板231には、セラミックスまたはプラスチックスの他に、発光素子232の放熱性を高めるために、アルミニウムなどの熱伝導性が良好で放熱性に優れたべース板の一面に絶縁層が積層された金属製のべース基板を適用することができ、格別その材料が限定されるものではない。
配線パターン層231aは、詳しくは、図7(b)に示すように、例えば略四角形状に形成されて各発光素子232に対応したブロック状のパターンが基板231の長手方向に沿って連続するように並べられて形成されている。全体としては細長の長方形状に形成されていて、これが2列にわたって並列接続して設けられている。
また、配線パターン層231aは、各発光素子232を電気的に接続する導電層であり、また各発光素子232から発生する熱を拡散し放熱する放熱層としての機能を併せて有している。
また、基板231の表層には、発光素子232の実装領域や部品の実装部分を除いて、殆ど全面に反射率の高い白色のレジスト層231bが積層されている。これにより発光素子232が放射した光のうちで横方向へ向かった光は、反射率の高い白色のレジスト層231bの表面で反射され前面側へ放射される。
複数の発光素子232は、LEDのベアチップからなる。LEDのベアチップには、例えば後述する蛍光層233との協働により白色系の光を発生させるために、青色の光を発するものが用いられている。このLEDのベアチップは、シリコーン樹脂系の絶縁性接着剤を用いて配線パターン層231a上に接着され、ボンディングワイヤによって配線パターン層231aに電気的に接続されている。
蛍光体層233は、透光性合成樹脂、例えば透明シリコーン樹脂を主剤としていて、YAG:Ceなどの蛍光体を適量含有している。蛍光体層233は、個々の発光素子232をそれぞれ被覆するように高さ寸法の小さい略円筒状をなしている。蛍光体は、発光素子232が発する光で励起されて、発光素子232が発する光の色とは異なる色の光を放射する。発光素子232が青色光を発する本実施形態では、白色光を出射できるようにするために、蛍光体には青色の光とは補色の関係にある黄色系の光を放射する黄色蛍光体が使用されている。
なお、蛍光体層233の形状は、個々の発光素子232を被覆できれば、特段限定されるものではなく、山形の形状や複数の発光素子232を連続的に覆うライン状の形態を適用することができる。また、発光素子としては、表面実装型のLEDパッケージを用いるようにしてもよく、実装の態様は、特段限定されない。
さらに、本実施形態では、配線パターン層231aは、放熱層として機能するものであるが、配線パターン層231aと放熱層とは、別個に形成するようにしてもよい。この場合、放熱層上に発光素子232が接着されて配置されるが、放熱層は電気的には接続されないで、発光素子232の実装パッドとして主として放熱作用を促進する役割を担うこととなる。
(発光部2の器体1への配設手順)
次に、発光部2を器体1の所定位置に配設ずる手順について説明する。すなわち、発光部2を器体1に取付けるには、器体1の側縁部21dに発光部2の透光性カバー部材21の係合部21dを器体1の側縁部16の背面に引掛けて、この係合部21dを中心として発光部2を回動させて、透光性カバー部材21の係合部21cを器体1の前面に当接させる。次に、発光部固定手段17の固定体17aの押さえ部で係合部21cを押さえてから取付部の透孔および器体1のねじ孔に固着手段17bのビスをねじ込んで固定体17を器体1に固定する。これにより発光部2を器体1の所定位置に配設することができる。
なお、発光部2が上述の態様によって器体1に配設される結果、発光部2の背面側すなわち基板231の背面側が透光性カバー部材21の開放部21b4を介して器体1の基板当接部13に面接触して熱的に結合される。換言すれば、透光性カバー部材21は、開放部21b4を有しているので、前面側へ突出する基板当接部13がこの開放部21b4に圧接するように配設されるため、基板当接部13と基板231とが熱的に結合される。また、この熱的結合は、透光性カバー部材21の器体1への取り付けと同時に行われる。
加えて、図5に示すように、器体1から前面側へ突出する基板当接部13は、その両側壁が透光性カバー部材21の基板支持部21bの背面側に位置して対向する一対の当接縁21b3、21b3によって抱持される。このため、透光性カバー部材21は、器体1の基板当接部13によって左右方向の動きが規制されるようになっている。
〔点灯装置3〕
点灯装置3は、発光部2を付勢して発光させる手段であり、一対の発光部2、2の間において器体1に配設される。
本実施形態において、点灯装置3は、図3および6に示すように、箱状のケース内に回路基板およびこの基板に実装された回路部品を収容して構成されており、器体1の天井面当接部11の前面中央部に配設されている。そして、器体1の電源導入孔14内へ天井から導入された図示しない電源ケーブルを経由して交流電源に接続される。また、点灯装置3は、例えば全波整流回路の出力端子間に平滑コンデンサを接続し、この平滑コンデンサにスイッチング電源の入力端を接続するとともに、スイッチング電源の出力を定電流制御するように構成されている。したがって、点灯装置3は、基板231を介して発光素子232に接続されており、その直流出力を発光素子232に供給して発光素子232を付勢して点灯させる。
〔遮光性カバー4〕
遮光性カバー4は、図1〜6に示すように、一対の発光部2、2の間において器体1に配設されて少なくとも点灯装置3を外側から包囲するとともに、その先端が発光部2より前方へ高く突出して発光部から放射される発光により斜面4aの外面が照明されて全体が明るくなって見えやすくなるように構成されている。遮光性カバー4は、点灯装置3の他にも所望に応じて器体1に配設されたその他の部材を包囲することができる。この点については後述する。
また、遮光性カバー4は、器体1に沿って扁平な発光部2より前方へ突出しているので、その斜面4aの外面が発光部2から放射される発光によって照明されて全体が明るく見えやすくなるとともに、遮光角15°程度が得られて器具効率の低下抑制効果が得られる。ここで、遮光性カバー4の外面全体が明るくなって見えやすくなるための手段は、遮光性カバー4が発光部2より前方へ突出していることが効果的に寄与するが、その余の具体的な手段は特段限定されない。例えば、次の条件をともに満足するように構成するのが効果的である。すなわち、
(1)遮光性カバー4の外面が明色、殊に白色系の塗膜を備えていて、光拡散性が付与されているように構成する。
(2)遮光性カバー4の断面形状が略V字であり、図6に示すようにV字の頂部Pおよび隣接する発光部2の扁平な外面の透光性遮光性カバー部材4寄りの一側Aを結ぶ仮想直線L1と、発光部2の扁平な外面から鉛直に延びる仮想直線L2とがなす角度θ1が60°以下で、かつ上記頂部Pおよび発光部2の扁平な外面の他側Bを結ぶ仮想直線L3と、発光部2の扁平な外面から鉛直に延びる仮想直線L4とがなす角度θ2が75°以下となるように構成する。この条件を満足することにより、配光特性が略円形となる発光部2の中心光度の50%以上を得られる明るさを遮光性カバー4の表面で確保することができる。また、上記条件を満足しないと遮光性カバー4の表面が暗くなってしまう。
さらに、遮光性カバー4は、溶融亜鉛めっき鋼板などの金属製の平板材をプレス成形することにより、簡単に形成することができる。また、遮光性カバー4の断面の両側縁部4bに適度の弾性を与えることが可能になるので、遮光性カバー4の長手方向の両側縁部4bの適数箇所、例えば図2および3に示すように、両端近傍の2箇所に係合爪4cを形成することができる。なお、この構成においては、遮光性カバー4をその弾力に抗して狭めるように変形させて器体1のカバー取付孔15に合わせてから変形を解除すれば、遮光性カバー4が元の形状に復帰する際に、係合爪4cが自動的に器体1のカバー取付孔15に係合するので、遮光性カバー4を器体1に対して着脱自在に装着することができる。
さらにまた、遮光性カバー4は、図示の実施形態において、その長手方向に沿って延在する両側縁部のエッジが発光部固定手段17の固定体17aの立上り部に接近した位置で対向している。そのために、例えば経時的な振動などによって発光部固定手段17の固着手段17bが緩むなどして、その所定の機能を発揮しなくなったとしても、発光部2が器体1に対する所定位置から変位したり、脱落に至ったりするような事態を回避することができる。このため、発光部2が点灯中にその基板23と基板当接部13との間の熱結合が損傷を受けて発光部2が所定以上に温度上昇することがなく安全である。
さらにまた、遮光性カバー4は、点灯装置3に加えて器体1の電源導入孔12などの部位や後述する器体1に配設される部材などの不所望な部分を照明器具の外観に現れないように被覆することができる。したがって、遮光性カバー4を具備していることにより、照明器具の外観を整えることができるばかりか、発光部2が扁平なので、照明器具全体を薄型にすることができる。
さらにまた、遮光性カバー4は、図2に示すように、斜面4aの裾部が器体1に対して略直角に折曲されて立下り部を形成し、さらに遮光性カバー4の両端において側縁4bが切欠されている。
〔端板5〕
端板5は、所望により配設され、これを具備することにより、器体1、一対の発光部2、2および遮光性カバー4の両端の体裁を整えることができる。
本実施形態において、端板5は、図3、4および7に示すように、プラスチックス成形によって形成されている。そして、カバー端部閉塞部5a、発光部閉塞部5bおよび器体装着部5cを一体化して備えている。
カバー端部閉塞部5aは、遮光性カバー4の端部を閉塞する手段であり、嵌合部5a1および端面部5a2を有している。嵌合部5a1は、遮光性カバー4の端面内に嵌合して、遮光性カバー4の必要以上の変形を防止する。端面部5a2は、その外形が遮光性カバー4の端面の端面の輪郭からはみ出した外形を備えているとともに、はみ出し寸法が遮光性カバー4の頂部から側縁部4bに接近するにしたがって順次大きくなっている。遮光性カバー4は、プレス成形ノリ形成されるとともに、その弾力性を利用して器体1に着脱するので、器体1への装着状態において外形が変形しやすい。この変形は、遮光性カバー4の頂部より斜面の裾部である側縁部16に接近するほど大きくなる傾向がある。
そうして、遮光性カバー4の変形に伴って遮光性カバー4と端板5との間に形成された隙間が外部から見えると、照明器具の外観の体裁が悪い。これに対して、本実施形態におけるように、端板5が上述のように構成されていると、遮光性カバー4の変形があったとしても、外部から見えにくくなるので、照明器具の外観の体裁が阻害されなくなる。
発光部端部閉塞部5bは、発光部2の端部に装着したエンドキャップ22の図において上部側の部位を閉塞する。
器体装着部5cは、その一対が離間して形成され、かつ器体1の背面側に当接する。器体装着部5dは、一対の器体装着部5c、5cの間において、器体1の前面側に当接する。そうして、器体装着部5cと5dとで器体1を両面から挟むことにより端板5を器体1に装着する。また、器体装着部5eは、器体1の基板当接部13の背面に当接する。器体装着部5fは、基板当接部13および側縁部16の間において、器体1の前面に当接する。そうして、器体装着部5eと器体装着部5fとで器体1を両面から挟むことにより、発光部端部閉塞部5b近傍部分においても端板5を器体1に装着している。
〔その他の構成〕
照明器具のその他の構成として、図示の実施形態においては、端子台6を具備している。端子台6は、図示を省略している電源ケーブル、点灯装置3の入力線、他の負荷への送り配線、調光用信号線などを接続する。端子台6および配線ケーブル類などは、器体1の中央領域に配置され、遮光性カバー4内によって被覆することができる。
1…器体、2…発光部、21…透光性カバー部材、22…エンドキャップ、23光源部、3…点灯装置、4…遮光性カバー、4a…斜面、5…端板、P…頂部

Claims (2)

  1. 板状の器体と;
    器体の板面に沿って延在し、かつ互いに離間して配設された一対の扁平な発光部と;
    一対の発光部の間において器体に配設され、発光部を付勢して発光させる点灯装置と;
    一対の発光部の間において器体に配設されて点灯装置を外側から包囲するとともに扁平な発光部より前方へ突出して発光部から放射される発光により外面が照明されて全体が明るく見えるように構成された遮光性カバーと;
    を具備していることを特徴とする照明器具。
  2. 遮光性カバーの両端を閉塞するカバー端部閉塞部および遮光性カバーの端面形状に類似しているとともに、外形が遮光性カバーの断面からはみ出していて、そのはみ出し寸法が遮光性カバーの頂部から両裾部にいくにしたがって順次大きくなっている端面板部を備えた端板を具備していることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
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