JP2013097115A - 液晶表示装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用に支障をきたすことなく、効果的に液晶表示装置の消費電力を低減することのできる液晶表示装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】本発明の液晶表示装置は、バックライトと、液晶パネルと、複数の動作モードのうちのいずれか1つを選択する選択手段と、選択された動作モードに対応する輝度ムラの低減度合いに応じて、一様な画像を表示した場合に画面上の明るい領域の輝度が暗い領域の輝度に近づくように、入力された画像信号を補正する画像処理手段と、バックライトの発光輝度を制御するバックライト制御手段と、を有し、複数の動作モードは、第1の動作モードと、輝度ムラの低減度合い及びバックライトの発光輝度が第1の動作モードの値よりも低い第2の動作モードと、輝度ムラの低減度合い及びバックライトの発光輝度が第2の動作モードの値よりも低い第3の動作モードと、を含む。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の液晶表示装置は、バックライトと、液晶パネルと、複数の動作モードのうちのいずれか1つを選択する選択手段と、選択された動作モードに対応する輝度ムラの低減度合いに応じて、一様な画像を表示した場合に画面上の明るい領域の輝度が暗い領域の輝度に近づくように、入力された画像信号を補正する画像処理手段と、バックライトの発光輝度を制御するバックライト制御手段と、を有し、複数の動作モードは、第1の動作モードと、輝度ムラの低減度合い及びバックライトの発光輝度が第1の動作モードの値よりも低い第2の動作モードと、輝度ムラの低減度合い及びバックライトの発光輝度が第2の動作モードの値よりも低い第3の動作モードと、を含む。
【選択図】図1
Description
本発明は、液晶表示装置及びその制御方法に関する。
液晶素子を用いた透過型表示装置(液晶表示装置)は、近年様々な機器に利用されている。しかし、液晶表示装置には、液晶パネルに用いられる複数の画素(液晶素子)の特性のバラつきや、バックライトに用いられる複数の光源(発光素子)の特性のバラつき等、様々な要因により、表示画面内で輝度ムラが生じるという問題がある。そのため、液晶表示装置では、上記輝度ムラを何らかの方法で補正することが、一般的に行われている。
上記輝度ムラを補正する方法として、例えば、バックライトが有する複数の発光素子のうち、任意の発光素子の発光輝度を基準として、他の発光素子の発光輝度を基準の発光輝度と等しくなるように増減させる方法がある。
このような方法では、基準の発光輝度により、バックライト全体の発光輝度が変わる。例えば基準の発光輝度を高くすれば、バックライト全体の発光輝度が高くなる。逆に、基準の発光輝度を低くすれば、バックライト全体の発光輝度が低くなる。消費電力の低減を重視する場合には、基準の発光輝度を低くすればよい。
このような方法では、基準の発光輝度により、バックライト全体の発光輝度が変わる。例えば基準の発光輝度を高くすれば、バックライト全体の発光輝度が高くなる。逆に、基準の発光輝度を低くすれば、バックライト全体の発光輝度が低くなる。消費電力の低減を重視する場合には、基準の発光輝度を低くすればよい。
また、上記輝度ムラを補正する方法として、一様な画像を表示した場合に画面上の明るい領域の輝度が暗い領域の輝度に近づくように、画像信号を補正する方法がある。画面上の輝度は、液晶素子の透過率(駆動レベル)を低くすることにより低くすることができる。以後、このような輝度ムラの補正を、画像処理ムラ補正と記載する。
画像処理ムラ補正では、一様な画像を表示した場合の画面全体の輝度が、一様な画像を表示した場合の最も暗い領域の輝度に合わせられる。そのため、画像処理ムラ補正後の輝度を所定の輝度とするには、画像処理ムラ補正をしない場合よりも、バックライトの発光輝度を高く設定する必要がある。このようなバックライトの発光輝度の増加は、消費電力の増加を招く。
消費電力を低減するための従来技術は、例えば、特許文献1,2に開示されている。
具体的には、特許文献1には、画像処理ムラ補正の実行・非実行を切り替えることにより、消費電力を低減する方法が開示されている。
特許文献2には、画像処理により画面の周辺部分の輝度を低下させることで、消費電力を低減する方法が開示されている。
具体的には、特許文献1には、画像処理ムラ補正の実行・非実行を切り替えることにより、消費電力を低減する方法が開示されている。
特許文献2には、画像処理により画面の周辺部分の輝度を低下させることで、消費電力を低減する方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、輝度ムラを少しでも低減したい場合に、ユーザが所望する低減度合いよりもはるかに大きい低減度合いで輝度ムラが低減されてしまう。そのため、画像処理ムラ補正後の輝度を所定の輝度とする構成に特許文献1に開示の技術を適用したとしても、効果的に消費電力を低減することができない。
また、特許文献2に開示の技術では、周辺部分の輝度を必要とする用途において、使用
に支障をきたしてしまう。
また、特許文献2に開示の技術では、周辺部分の輝度を必要とする用途において、使用
に支障をきたしてしまう。
本発明は、使用に支障をきたすことなく、効果的に液晶表示装置の消費電力を低減することのできる液晶表示装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明の液晶表示装置は、
バックライトと、
液晶パネルと、
画面上の輝度ムラの低減度合いが互いに異なる複数の動作モードのうちのいずれか1つを選択する選択手段と、
前記選択手段で選択された動作モードに対応する輝度ムラの低減度合いに応じて、一様な画像を表示した場合に画面上の明るい領域の輝度が暗い領域の輝度に近づくように、入力された画像信号を補正する画像処理手段と、
前記画像処理手段で画面上の明るい領域の輝度が低くされたことによる前記画面上の輝度の低下を補うように、前記バックライトの発光輝度を制御するバックライト制御手段と、
を有し、
前記複数の動作モードは、
第1の動作モードと、
前記輝度ムラの低減度合い及び前記バックライトの発光輝度が前記第1の動作モードの値よりも低い第2の動作モードと、
前記輝度ムラの低減度合い及び前記バックライトの発光輝度が前記第2の動作モードの値よりも低い第3の動作モードと、
を含む
ことを特徴とする。
バックライトと、
液晶パネルと、
画面上の輝度ムラの低減度合いが互いに異なる複数の動作モードのうちのいずれか1つを選択する選択手段と、
前記選択手段で選択された動作モードに対応する輝度ムラの低減度合いに応じて、一様な画像を表示した場合に画面上の明るい領域の輝度が暗い領域の輝度に近づくように、入力された画像信号を補正する画像処理手段と、
前記画像処理手段で画面上の明るい領域の輝度が低くされたことによる前記画面上の輝度の低下を補うように、前記バックライトの発光輝度を制御するバックライト制御手段と、
を有し、
前記複数の動作モードは、
第1の動作モードと、
前記輝度ムラの低減度合い及び前記バックライトの発光輝度が前記第1の動作モードの値よりも低い第2の動作モードと、
前記輝度ムラの低減度合い及び前記バックライトの発光輝度が前記第2の動作モードの値よりも低い第3の動作モードと、
を含む
ことを特徴とする。
本発明の液晶表示装置の制御方法は、
バックライトと液晶パネルを有する液晶表示装置の制御方法であって、
画面上の輝度ムラの低減度合いが互いに異なる複数の動作モードのうちのいずれか1つを選択する選択ステップと、
前記選択ステップで選択された動作モードに対応する輝度ムラの低減度合いに応じて、一様な画像を表示した場合に画面上の明るい領域の輝度が暗い領域の輝度に近づくように、入力された画像信号を補正する画像処理ステップと、
前記画像処理ステップで画面上の明るい領域の輝度が低くされたことによる前記画面上の輝度の低下を補うように、前記バックライトの発光輝度を制御するバックライト制御ステップと、
を有し、
前記複数の動作モードは、
第1の動作モードと、
前記輝度ムラの低減度合い及び前記バックライトの発光輝度が前記第1の動作モードの値よりも低い第2の動作モードと、
前記輝度ムラの低減度合い及び前記バックライトの発光輝度が前記第2の動作モードの値よりも低い第3の動作モードと、
を含む
ことを特徴とする。
バックライトと液晶パネルを有する液晶表示装置の制御方法であって、
画面上の輝度ムラの低減度合いが互いに異なる複数の動作モードのうちのいずれか1つを選択する選択ステップと、
前記選択ステップで選択された動作モードに対応する輝度ムラの低減度合いに応じて、一様な画像を表示した場合に画面上の明るい領域の輝度が暗い領域の輝度に近づくように、入力された画像信号を補正する画像処理ステップと、
前記画像処理ステップで画面上の明るい領域の輝度が低くされたことによる前記画面上の輝度の低下を補うように、前記バックライトの発光輝度を制御するバックライト制御ステップと、
を有し、
前記複数の動作モードは、
第1の動作モードと、
前記輝度ムラの低減度合い及び前記バックライトの発光輝度が前記第1の動作モードの値よりも低い第2の動作モードと、
前記輝度ムラの低減度合い及び前記バックライトの発光輝度が前記第2の動作モードの値よりも低い第3の動作モードと、
を含む
ことを特徴とする。
本発明によれば、使用に支障をきたすことなく、効果的に消費電力を低減することができる。
<実施例1>
以下、本発明の実施例1に係る液晶表示装置及びその制御方法について説明する。実施例1に係る液晶表示装置は、動作モードに応じて画像信号を補正することにより、画面上の輝度ムラを補正(低減)する。そして、輝度ムラ補正による画面全体の輝度の変化が生じないようにバックライトの発光輝度を制御する。それにより、液晶表示装置の消費電力を低減する。
図1は、実施例1に係る液晶表示装置100の概略構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施例1に係る液晶表示装置及びその制御方法について説明する。実施例1に係る液晶表示装置は、動作モードに応じて画像信号を補正することにより、画面上の輝度ムラを補正(低減)する。そして、輝度ムラ補正による画面全体の輝度の変化が生じないようにバックライトの発光輝度を制御する。それにより、液晶表示装置の消費電力を低減する。
図1は、実施例1に係る液晶表示装置100の概略構成を示すブロック図である。
外部入力部101は、外部から入力された画像信号を、液晶出力制御部102及びバックライト制御部105での処理に適した信号に変換し、液晶出力制御部102及びバックライト制御部105に出力する。
ユーザ設定選択部109は、液晶表示装置100の設定を示す複数のユーザ設定値から、ユーザ操作に応じたユーザ設定値を選択する。具体的には、ユーザ設定選択部109は、ユーザ操作に応じて、複数の動作モード(動作モードを示すユーザ設定値)のうちのいずれか1つを選択する。そして、ユーザ設定選択部109は、補正データ選択部110に、現在の動作モード(選択した動作モード)を通知する。
本実施例では、ユーザ操作に応じて、「通常モード(第1の動作モード)」、「省エネ読影モード(第2の動作モード)」、及び、「省エネカルテモード(第3の動作モード)」のいずれかが選択される。これらの動作モードは、画面上の輝度ムラの低減度合いが互いに異なる(詳細は後述する)。
本実施例では、ユーザ操作に応じて、「通常モード(第1の動作モード)」、「省エネ読影モード(第2の動作モード)」、及び、「省エネカルテモード(第3の動作モード)」のいずれかが選択される。これらの動作モードは、画面上の輝度ムラの低減度合いが互いに異なる(詳細は後述する)。
補正データ選択部110は、ユーザ設定選択部109から現在の動作モードを示す動作モード情報を取得し、液晶出力制御部102、及び、バックライト制御部105に対して、使用(選択)する補正テーブルを指示する。
液晶出力制御部102は、選択された動作モードに対応する輝度ムラの低減度合いに応じて、一様な画像を表示した場合に画面上の明るい領域の輝度が暗い領域の輝度に近づくように、入力された画像信号を補正する。そして、液晶出力制御部102は、補正された画像信号を液晶パネル104の駆動信号に変換し、液晶パネル104に出力する。
具体的には、液晶出力制御部102は、補正データ選択部110からの指示に応じて、液晶補正データ記憶部103に格納されている複数の補正データ(補正テーブル)のうち1つを選択する。そして、液晶出力制御部102は、外部入力部101から入力される画像信号に、選択した補正テーブルを用いて画像処理を施す。それにより、画面上の輝度ムラや、他の液晶表示装置との間の輝度のズレなどが補正される。
具体的には、液晶出力制御部102は、補正データ選択部110からの指示に応じて、液晶補正データ記憶部103に格納されている複数の補正データ(補正テーブル)のうち1つを選択する。そして、液晶出力制御部102は、外部入力部101から入力される画像信号に、選択した補正テーブルを用いて画像処理を施す。それにより、画面上の輝度ムラや、他の液晶表示装置との間の輝度のズレなどが補正される。
液晶補正データ記憶部103には、液晶出力制御部102での画像処理で用いられる補正テーブルが予め格納されている。
本実施例では、補正テーブルとして、「液晶補正テーブル(通常時)」、「液晶補正テーブル(読影時)」、及び、「液晶補正テーブル(カルテ時)」が記憶されている。
「液晶補正テーブル(通常時)」を用いることにより、画面上の輝度ムラが最も低減さ
れる。
「液晶補正テーブル(読影時)」を用いることにより、読影に差し支えない程度に画面上の輝度ムラが低減される。具体的には、一様な画像を表示した場合の画面内の輝度の均一性(以後、単に「輝度均一性」と記載する)の値が、医療用ディスプレイのガイドラインJESRA X−0093で規定されている値(70%)以上となるように、画面上の輝度ムラが低減される。上記輝度均一性の算出方法は後述する。
「液晶補正テーブル(カルテ時)」を用いることにより、文字を判読可能な程度に画面上の輝度ムラが低減される。
本実施例では、補正テーブルとして、「液晶補正テーブル(通常時)」、「液晶補正テーブル(読影時)」、及び、「液晶補正テーブル(カルテ時)」が記憶されている。
「液晶補正テーブル(通常時)」を用いることにより、画面上の輝度ムラが最も低減さ
れる。
「液晶補正テーブル(読影時)」を用いることにより、読影に差し支えない程度に画面上の輝度ムラが低減される。具体的には、一様な画像を表示した場合の画面内の輝度の均一性(以後、単に「輝度均一性」と記載する)の値が、医療用ディスプレイのガイドラインJESRA X−0093で規定されている値(70%)以上となるように、画面上の輝度ムラが低減される。上記輝度均一性の算出方法は後述する。
「液晶補正テーブル(カルテ時)」を用いることにより、文字を判読可能な程度に画面上の輝度ムラが低減される。
液晶パネル104は、液晶出力制御部102から出力された駆動信号に従って、液晶パネル104が有する複数の液晶素子を駆動する。具体的には、駆動信号に従って液晶素子の偏光が制御され、該液晶素子の透過率(バックライトからの光が液晶素子を透過する割合)が変化される。
バックライト制御部105は、液晶出力制御部102で画面上の明るい領域の輝度が低くされたことによる画面上の輝度の低下を補うように、バックライト107の発光輝度を制御する。
具体的には、バックライト制御部105は、補正データ選択部110からの指示に応じて、バックライト補正データ記憶部106に格納されている複数の補正データ(補正テーブル)のうち1つを選択する。バックライト制御部105は、選択した補正テーブルを用いてバックライト107の発光輝度を決定する。そして、バックライト制御部105は、決定した発光輝度に応じた制御信号をバックライト107に出力し、バックライト107を該決定した発光輝度で発光させる。
また、バックライト制御部105は、光センサ108で計測されたバックライト107の発光輝度を用いて、バックライト107が上記決定した発光輝度で発光するようにフィードバック制御する。
なお、バックライト107が互いに異なる色の光を発する複数の光源(発光素子)を有する場合(即ち、バックライト107が発する光の色を変更可能な場合)には、バックライト107からの光の色度が所定の色度となるように、フィードバック制御される。
なお、バックライト107が、バックライト107からの光の輝度ムラを低減可能な構成(領域毎に光源を有する構成等)を有する場合には、上記補正テーブルや光センサ108の計測値を用いて、バックライト107の輝度ムラが補正されてもよい。また、上記補正テーブルや光センサ108の計測値を用いて、バックライト107と他のバックライトの間の発光輝度のズレなどが補正されてもよい。
具体的には、バックライト制御部105は、補正データ選択部110からの指示に応じて、バックライト補正データ記憶部106に格納されている複数の補正データ(補正テーブル)のうち1つを選択する。バックライト制御部105は、選択した補正テーブルを用いてバックライト107の発光輝度を決定する。そして、バックライト制御部105は、決定した発光輝度に応じた制御信号をバックライト107に出力し、バックライト107を該決定した発光輝度で発光させる。
また、バックライト制御部105は、光センサ108で計測されたバックライト107の発光輝度を用いて、バックライト107が上記決定した発光輝度で発光するようにフィードバック制御する。
なお、バックライト107が互いに異なる色の光を発する複数の光源(発光素子)を有する場合(即ち、バックライト107が発する光の色を変更可能な場合)には、バックライト107からの光の色度が所定の色度となるように、フィードバック制御される。
なお、バックライト107が、バックライト107からの光の輝度ムラを低減可能な構成(領域毎に光源を有する構成等)を有する場合には、上記補正テーブルや光センサ108の計測値を用いて、バックライト107の輝度ムラが補正されてもよい。また、上記補正テーブルや光センサ108の計測値を用いて、バックライト107と他のバックライトの間の発光輝度のズレなどが補正されてもよい。
バックライト補正データ記憶部106には、バックライト制御部105によるバックライト107の発光輝度の制御で用いられる補正テーブルが格納されている。
本実施例では、補正テーブルとして、「バックライト補正テーブル(通常時)」、「バックライト補正テーブル(読影時)」、及び、「バックライト補正テーブル(カルテ時)」が記憶されている。これらの補正テーブルを用いることにより、液晶出力制御部102で画面上の明るい領域の輝度が低くされたことによる画面上の輝度の低下を補うように、バックライト107の発光輝度が制御する。具体的には、一様な画像を表示した場合の画面上の最大輝度が所定値となるようにバックライト107の発光輝度が制御される。
より具体的には、「液晶補正テーブル(通常時)」が使用されているときに、「バックライト補正テーブル(通常時)」を用いることにより、一様な画像を表示した場合の画面上の最大輝度が所定値となるようにバックライト107の発光輝度が制御される。
「液晶補正テーブル(読影時)」が使用されているときに、「バックライト補正テーブル(読影時)」を用いることにより、一様な画像を表示した場合の画面上の最大輝度が所定値となるようにバックライト107の発光輝度が制御される。
「液晶補正テーブル(カルテ時)」が使用されているときに、「バックライト補正テー
ブル(カルテ時)」を用いることにより、一様な画像を表示した場合の画面上の最大輝度が所定値となるようにバックライト107の輝度が制御される。
本実施例では、補正テーブルとして、「バックライト補正テーブル(通常時)」、「バックライト補正テーブル(読影時)」、及び、「バックライト補正テーブル(カルテ時)」が記憶されている。これらの補正テーブルを用いることにより、液晶出力制御部102で画面上の明るい領域の輝度が低くされたことによる画面上の輝度の低下を補うように、バックライト107の発光輝度が制御する。具体的には、一様な画像を表示した場合の画面上の最大輝度が所定値となるようにバックライト107の発光輝度が制御される。
より具体的には、「液晶補正テーブル(通常時)」が使用されているときに、「バックライト補正テーブル(通常時)」を用いることにより、一様な画像を表示した場合の画面上の最大輝度が所定値となるようにバックライト107の発光輝度が制御される。
「液晶補正テーブル(読影時)」が使用されているときに、「バックライト補正テーブル(読影時)」を用いることにより、一様な画像を表示した場合の画面上の最大輝度が所定値となるようにバックライト107の発光輝度が制御される。
「液晶補正テーブル(カルテ時)」が使用されているときに、「バックライト補正テー
ブル(カルテ時)」を用いることにより、一様な画像を表示した場合の画面上の最大輝度が所定値となるようにバックライト107の輝度が制御される。
バックライト107は、バックライト制御部105からの制御信号に応じた発光輝度で発光する。バックライト107の光源としては、どのような光源が用いられてもよく、例えば、冷陰極管ランプ(CCFL)や発光ダイオード(LED)などが用いられる。
光センサ108は、液晶表示装置100内部に配置され、バックライト107の発光輝度を計測し、計測値をバックライト制御部105に出力する。なお、光センサ108は1つだけ配置されていてもよいし、複数配置されていてもよい。例えば、複数の光センサ108により、バックライト107の各領域の発光輝度が計測されてもよい。
図2は、補正データ選択部110の処理フローの一例を示すフローチャートである。
まず、補正データ選択部110は、ユーザ設定選択部109からの動作モード情報を用いて、ユーザ設定選択部109で選択された動作モードが「通常モード」か否かを判断する(S101)。
動作モードが「通常モード」である場合には(S101:Yes)、補正データ選択部110は、液晶出力制御部102に「液晶補正テーブル(通常時)」を選択する指示を行う(S102)。また、補正データ選択部110は、バックライト制御部105に「バックライト補正テーブル(通常時)」を選択する指示を行う(S103)。
「通常モード」は、画面上の輝度ムラが最も低減される(輝度ムラの低減度合いが最も高い)モードであるが、最も消費電力が大きいモードである。上述したように、輝度ムラは、一様な画像を表示した場合に画面上の明るい領域の輝度が暗い領域の輝度に近づくように画像信号を補正することにより、低減される。そのため、輝度ムラの低減度合いが高いときのほうが、低いときよりも液晶素子の透過率が低くされ、画面上の輝度が低くされる。「通常モード」では、画面上の輝度を所望の輝度とするために、他のモードよりもバックライト107の発光輝度が高くされる。そのため、「通常モード」では、最も消費電力が大きくなる。
まず、補正データ選択部110は、ユーザ設定選択部109からの動作モード情報を用いて、ユーザ設定選択部109で選択された動作モードが「通常モード」か否かを判断する(S101)。
動作モードが「通常モード」である場合には(S101:Yes)、補正データ選択部110は、液晶出力制御部102に「液晶補正テーブル(通常時)」を選択する指示を行う(S102)。また、補正データ選択部110は、バックライト制御部105に「バックライト補正テーブル(通常時)」を選択する指示を行う(S103)。
「通常モード」は、画面上の輝度ムラが最も低減される(輝度ムラの低減度合いが最も高い)モードであるが、最も消費電力が大きいモードである。上述したように、輝度ムラは、一様な画像を表示した場合に画面上の明るい領域の輝度が暗い領域の輝度に近づくように画像信号を補正することにより、低減される。そのため、輝度ムラの低減度合いが高いときのほうが、低いときよりも液晶素子の透過率が低くされ、画面上の輝度が低くされる。「通常モード」では、画面上の輝度を所望の輝度とするために、他のモードよりもバックライト107の発光輝度が高くされる。そのため、「通常モード」では、最も消費電力が大きくなる。
動作モードが「通常モード」でない場合には(S101:No)、補正データ選択部110は、ユーザ設定選択部109で選択された動作モードが「省エネ読影モード」か否かを判断する(S104)。
動作モードが「省エネ読影モード」である場合には(S104:Yes)、補正データ選択部110は、液晶出力制御部102に「液晶補正テーブル(読影時)」を選択する指示を行う(S105)。また、補正データ選択部110は、バックライト制御部105に「バックライト補正テーブル(読影時)」を選択する指示を行う(S106)。
「省エネ読影モード」は、輝度均一性がガイドラインJESRA X−0093で規定されている値(70%)以上となるように、輝度ムラが低減されるモードである。「省エネ読影モード」では、輝度ムラの低減度合いは、「通常モード」のときよりも低い。しかし、「省エネ読影モード」では、液晶出力制御部102での画像処理(輝度ムラの低減)による画面上の輝度の低下量が、「通常モード」のときよりも小さい。そのため、「省エネ読影モード」では、バックライト107の発光輝度が、「通常モード」のときよりも低くされる。その結果、「省エネ読影モード」では、「通常モード」のときよりも、消費電力が低減される。
動作モードが「省エネ読影モード」である場合には(S104:Yes)、補正データ選択部110は、液晶出力制御部102に「液晶補正テーブル(読影時)」を選択する指示を行う(S105)。また、補正データ選択部110は、バックライト制御部105に「バックライト補正テーブル(読影時)」を選択する指示を行う(S106)。
「省エネ読影モード」は、輝度均一性がガイドラインJESRA X−0093で規定されている値(70%)以上となるように、輝度ムラが低減されるモードである。「省エネ読影モード」では、輝度ムラの低減度合いは、「通常モード」のときよりも低い。しかし、「省エネ読影モード」では、液晶出力制御部102での画像処理(輝度ムラの低減)による画面上の輝度の低下量が、「通常モード」のときよりも小さい。そのため、「省エネ読影モード」では、バックライト107の発光輝度が、「通常モード」のときよりも低くされる。その結果、「省エネ読影モード」では、「通常モード」のときよりも、消費電力が低減される。
動作モードが「省エネカルテモード」である場合には(S104:No)、補正データ選択部110は、液晶出力制御部102に「液晶補正テーブル(カルテ時)」を選択する指示を行う(S107)。また、補正データ選択部110は、バックライト制御部105に「バックライト補正テーブル(カルテ時)」を選択する指示を行う(S108)。
「省エネカルテモード」は、文字を判読可能な程度に輝度ムラが低減されるモードであ
る。「省エネカルテモード」では、輝度ムラの低減度合いは、「省エネ読影モード」のときよりも低い(即ち、輝度ムラの低減度合いは3つのモードの中で最も低い)。しかし、「省エネカルテモード」では、液晶出力制御部102での画像処理による画面上の輝度の低下量が、「省エネ読影モード」のときよりも小さい。そのため、「省エネカルテモード」では、バックライト107の発光輝度が、「省エネ読影モード」のときよりも低くされる。その結果、「省エネカルテモード」では、「通常モード」及び「省エネ読影モード」のときよりも、消費電力が低減される。
なお、本実施例では、「省エネカルテモード」は輝度ムラの低減度合いが0のモードであり、「省エネカルテモード」が選択された場合には、液晶出力制御部102では画像処理(輝度ムラの低減)が行われないものとする。
「省エネカルテモード」は、文字を判読可能な程度に輝度ムラが低減されるモードであ
る。「省エネカルテモード」では、輝度ムラの低減度合いは、「省エネ読影モード」のときよりも低い(即ち、輝度ムラの低減度合いは3つのモードの中で最も低い)。しかし、「省エネカルテモード」では、液晶出力制御部102での画像処理による画面上の輝度の低下量が、「省エネ読影モード」のときよりも小さい。そのため、「省エネカルテモード」では、バックライト107の発光輝度が、「省エネ読影モード」のときよりも低くされる。その結果、「省エネカルテモード」では、「通常モード」及び「省エネ読影モード」のときよりも、消費電力が低減される。
なお、本実施例では、「省エネカルテモード」は輝度ムラの低減度合いが0のモードであり、「省エネカルテモード」が選択された場合には、液晶出力制御部102では画像処理(輝度ムラの低減)が行われないものとする。
図3は、本実施例に係る、動作モード、画面上の輝度、及び、バックライト107の消費電力、の関係の一例を示すイメージ図である。
図3は、「通常モード」での輝度均一性を98%、「省エネ読影モード」での輝度均一性を85%、「省エネカルテモード」での輝度均一性を70%とした場合の例である。
また、図3は、各モードにおける要求最大輝度が100cd/m2の場合の例である。
本実施例では、一様な画像を表示した場合の画面上の最大輝度が要求最大輝度となるように、バックライト107の発光輝度(バックライト輝度)が制御される。
なお、輝度均一性の値は、式1を用いて求められる。
輝度均一性
=100−{(Lmax−Lmin)÷(Lmax+Lmin)}×200
・・・(式1)
ここで、Lmaxは一様な画像を表示した場合の画面上の最大輝度、Lminは一様な画像を表示した場合の画面上の最小輝度である。LmaxとLminは、例えば、液晶補正テーブルを用いて各画素の透過率を算出し、各画素の透過率とバックライト107の発光輝度(例えば、光センサ108の計測値)とを用いて各画素の画面上の輝度を算出することにより、算出できる。なお、LmaxとLminは、外部のセンサ等により測定されてもよい。
図3は、「通常モード」での輝度均一性を98%、「省エネ読影モード」での輝度均一性を85%、「省エネカルテモード」での輝度均一性を70%とした場合の例である。
また、図3は、各モードにおける要求最大輝度が100cd/m2の場合の例である。
本実施例では、一様な画像を表示した場合の画面上の最大輝度が要求最大輝度となるように、バックライト107の発光輝度(バックライト輝度)が制御される。
なお、輝度均一性の値は、式1を用いて求められる。
輝度均一性
=100−{(Lmax−Lmin)÷(Lmax+Lmin)}×200
・・・(式1)
ここで、Lmaxは一様な画像を表示した場合の画面上の最大輝度、Lminは一様な画像を表示した場合の画面上の最小輝度である。LmaxとLminは、例えば、液晶補正テーブルを用いて各画素の透過率を算出し、各画素の透過率とバックライト107の発光輝度(例えば、光センサ108の計測値)とを用いて各画素の画面上の輝度を算出することにより、算出できる。なお、LmaxとLminは、外部のセンサ等により測定されてもよい。
以下、各モードにおける液晶表示装置100(具体的にはバックライト107)の消費電力について説明する。
なお、輝度ムラを補正していないときの輝度均一性を70%、輝度ムラを補正していないときの最も明るい画素の透過率を50%、バックライト107を200cd/m2の発
光輝度で発光させたときバックライト107の消費電力を100Wとする。
なお、輝度ムラを補正していないときの輝度均一性を70%、輝度ムラを補正していないときの最も明るい画素の透過率を50%、バックライト107を200cd/m2の発
光輝度で発光させたときバックライト107の消費電力を100Wとする。
まず、「通常モード」時のバックライト107の消費電力について説明する。
輝度ムラを補正していないときの最も明るい画素の透過率が50%であるため、バックライト107を200cd/m2の輝度で発光させることにより、Lmax=100cd
/m2(最大要求輝度)を実現することができる。このとき、輝度均一性は70%である
ため、式1より、Lminは74cd/m2となる。
「通常モード」では、輝度均一性が98%となるように、画像信号が補正される。具体的には、式1より、輝度Lmaxが75.5cd/m2となるように、輝度Lminの画
素以外の画素の階調値が低減される(本実施例では、階調値が低いほど透過率が低くなるものとする)。
そして、輝度Lmaxを100cd/m2とするために、バックライト107の発光輝
度が、265cd/m2(=200cd/m2×(100cd/m2÷75.5cd/m2))とされる。
バックライトの発光輝度と消費電力は比例関係にあるため、「通常モード」では、バッ
クライト107の消費電力は、133W(=100W×265cd/m2÷200cd/
m2)となる。
輝度ムラを補正していないときの最も明るい画素の透過率が50%であるため、バックライト107を200cd/m2の輝度で発光させることにより、Lmax=100cd
/m2(最大要求輝度)を実現することができる。このとき、輝度均一性は70%である
ため、式1より、Lminは74cd/m2となる。
「通常モード」では、輝度均一性が98%となるように、画像信号が補正される。具体的には、式1より、輝度Lmaxが75.5cd/m2となるように、輝度Lminの画
素以外の画素の階調値が低減される(本実施例では、階調値が低いほど透過率が低くなるものとする)。
そして、輝度Lmaxを100cd/m2とするために、バックライト107の発光輝
度が、265cd/m2(=200cd/m2×(100cd/m2÷75.5cd/m2))とされる。
バックライトの発光輝度と消費電力は比例関係にあるため、「通常モード」では、バッ
クライト107の消費電力は、133W(=100W×265cd/m2÷200cd/
m2)となる。
次に、「省エネ読影モード」時のバックライト107の消費電力について説明する。
「省エネ読影モード」では、輝度均一性が85%となるように、画像信号が補正される。具体的には、式1より、輝度Lmaxが86cd/m2となるように、輝度Lminの
画素以外の画素の階調値が低減される。
そして、輝度Lmaxを100cd/m2とするために、バックライト107の発光輝
度が、233cd/m2(=200cd/m2×(100cd/m2÷86cd/m2))とされる。
そのため、「省エネ読影モード」では、バックライト107の消費電力は、116W(=100W×233cd/m2÷200cd/m2)となり、「通常モード」のときよりも消費電力が低減される。
「省エネ読影モード」では、輝度均一性が85%となるように、画像信号が補正される。具体的には、式1より、輝度Lmaxが86cd/m2となるように、輝度Lminの
画素以外の画素の階調値が低減される。
そして、輝度Lmaxを100cd/m2とするために、バックライト107の発光輝
度が、233cd/m2(=200cd/m2×(100cd/m2÷86cd/m2))とされる。
そのため、「省エネ読影モード」では、バックライト107の消費電力は、116W(=100W×233cd/m2÷200cd/m2)となり、「通常モード」のときよりも消費電力が低減される。
次に、「省エネカルテモード」時のバックライト107の消費電力について説明する。
「省エネカルテモード」では、画像信号は補正されず、輝度均一性は70%とされる。そして、輝度Lmaxを100cd/m2とするために、バックライト107の発光輝度
が200cd/m2とされる。
上述したように、バックライト107を200cd/m2の発光輝度で発光させたとき
バックライト107の消費電力は100Wである。そのため、「省エネカルテモード」では、バックライト107の消費電力は100Wとなり、「通常モード」及び「省エネ読影モード」のときよりも消費電力が低減される。
「省エネカルテモード」では、画像信号は補正されず、輝度均一性は70%とされる。そして、輝度Lmaxを100cd/m2とするために、バックライト107の発光輝度
が200cd/m2とされる。
上述したように、バックライト107を200cd/m2の発光輝度で発光させたとき
バックライト107の消費電力は100Wである。そのため、「省エネカルテモード」では、バックライト107の消費電力は100Wとなり、「通常モード」及び「省エネ読影モード」のときよりも消費電力が低減される。
以上述べたように、本実施例によれば、液晶表示装置の動作モードが、輝度ムラの低減度合いが互いに異なる3つの動作モード間で切り替えられる。それにより、従来に比べ、より効果的に消費電力を低減することができる。具体的には、動作モードを輝度ムラを実行するか否かの2つの動作モード間で切り替える従来の構成では、輝度ムラを少しでも低減したい場合に、ユーザが所望する低減度合いよりもはるかに大きい低減度合いで輝度ムラが低減されてしまう。本実施例では、ユーザが所望する輝度ムラの低減度合いを満足する動作モードが複数存在する場合に、それらの動作モードのうち、輝度ムラの低減度合いが最も低い(低減度合いがユーザが所望する低減度合いに最も近い)動作モードを選択することができる。その結果、ユーザが所望する低減度合いよりもはるかに大きい低減度合いで輝度ムラが低減されることを抑制することができ、効果的に消費電力を低減することができる。また、本実施例によれば、従来技術のように画面の周辺部分の輝度を低下させることなく、画面全体の輝度ムラが低減されるため、実使用に支障を来たすことなく、消費電力を低減することができる。
なお、本実施例では、医療用ディスプレイを意図し、動作モードが「通常モード」、「省エネ読影モード」、及び、「省エネカルテモード」の3つの動作モードである場合の例を示したが、液晶表示装置は医療用ディスプレイに限らない。動作モードは「通常モード」、「省エネ読影モード」、及び、「省エネカルテモード」に限らない。
なお、各動作モードの輝度ムラの低減度合いは変更可能であってもよい。例えば、各動作モードの輝度ムラの低減度合いは、その動作モードの使用用途に応じてユーザにより設定されてもよい。第3の動作モードの低減度合いは0でなくてもよい。
なお、本実施例では、ユーザ操作に応じて動作モードが選択される例を示したが、動作モードの選択方法はこれに限らない。例えば、液晶表示装置が、液晶表示装置に電力を供給するバッテリーを搭載した装置である場合には、バッテリーの残量に基づいて、動作モードが選択されてもよい。具体的には、バッテリーの残量が少ないほど消費電力の小さい動作モードが選択されてもよい。また、入力された画像信号に付加されているメタデータに基づいて、動作モードが選択されてもよい。具体的には、入力された画像信号に読影用
の画像信号であることを示すメタデータが付加されている場合に「省エネ読影モード」が選択されてもよい。入力された画像信号にカルテの画像信号であることを示すメタデータが付加されている場合に「省エネカルテモード」が選択されてもよい。そして、入力された画像信号にメタデータが付加されていない場合に「通常モード」が選択されてもよい。
なお、各動作モードの輝度ムラの低減度合いは変更可能であってもよい。例えば、各動作モードの輝度ムラの低減度合いは、その動作モードの使用用途に応じてユーザにより設定されてもよい。第3の動作モードの低減度合いは0でなくてもよい。
なお、本実施例では、ユーザ操作に応じて動作モードが選択される例を示したが、動作モードの選択方法はこれに限らない。例えば、液晶表示装置が、液晶表示装置に電力を供給するバッテリーを搭載した装置である場合には、バッテリーの残量に基づいて、動作モードが選択されてもよい。具体的には、バッテリーの残量が少ないほど消費電力の小さい動作モードが選択されてもよい。また、入力された画像信号に付加されているメタデータに基づいて、動作モードが選択されてもよい。具体的には、入力された画像信号に読影用
の画像信号であることを示すメタデータが付加されている場合に「省エネ読影モード」が選択されてもよい。入力された画像信号にカルテの画像信号であることを示すメタデータが付加されている場合に「省エネカルテモード」が選択されてもよい。そして、入力された画像信号にメタデータが付加されていない場合に「通常モード」が選択されてもよい。
<実施例2>
以下、本発明の実施例2に係る液晶表示装置及びその制御方法について説明する。実施例2では、液晶表示装置内の温度変化による画面上の輝度ムラの変化を考慮することにより、実施例1よりも更に消費電力を低減することのできる構成について説明する。
なお、実施例1と同様の構成については説明を割愛する。
以下、本発明の実施例2に係る液晶表示装置及びその制御方法について説明する。実施例2では、液晶表示装置内の温度変化による画面上の輝度ムラの変化を考慮することにより、実施例1よりも更に消費電力を低減することのできる構成について説明する。
なお、実施例1と同様の構成については説明を割愛する。
図4は、実施例2に係る液晶表示装置200の概略構成を示すブロック図である。
温度センサ212は、液晶表示装置200に内蔵され、液晶表示装置200内の温度を測定する。そして、温度センサ212は、測定値を温度補正データ選択部211に出力する。
温度補正データ選択部211は、温度センサ212から入力される温度測定値を基に、液晶出力制御部202、及び、バックライト制御部205に対して、使用(選択)する温度補正データ(温度補正テーブル)を指示する。
温度センサ212は、液晶表示装置200に内蔵され、液晶表示装置200内の温度を測定する。そして、温度センサ212は、測定値を温度補正データ選択部211に出力する。
温度補正データ選択部211は、温度センサ212から入力される温度測定値を基に、液晶出力制御部202、及び、バックライト制御部205に対して、使用(選択)する温度補正データ(温度補正テーブル)を指示する。
液晶出力制御部202は、液晶表示装置200内の温度の低下による輝度ムラの低下を補うように、温度センサ212で測定された温度が低い場合に、高い場合よりも輝度ムラの低減度合いを小さくする。以下、液晶出力制御部202の具体的な機能について説明する。
液晶出力制御部202は、実施例1と同様に、補正データ選択部110からの指示に応じて、液晶補正データ記憶部203に格納されている複数の液晶補正テーブルのうち1つを選択する。
液晶出力制御部202は、温度補正データ選択部211からの指示に応じて、液晶補正データ記憶部203に格納されている複数の温度補正データ(第1補正テーブル)のうち1つを選択する。複数の第1補正テーブルは、複数の温度範囲に対応付けられている。
液晶出力制御部202は、温度補正データ選択部211からの指示に応じて、液晶補正データ記憶部203に格納されている複数の温度補正データ(第1補正テーブル)のうち1つを選択する。複数の第1補正テーブルは、複数の温度範囲に対応付けられている。
液晶出力制御部202は、選択した液晶補正テーブルを、選択した第1補正テーブルを用いて補正する。
一般に、液晶表示装置内の温度が低い場合には、高い場合よりも、輝度ムラ(具体的には液晶素子の特性の個体差による輝度ムラ)が低くなる。換言すれば、液晶表示装置内の温度が低い場合には、高い場合よりも、輝度均一性が高くなる。そのため、液晶補正テーブルが液晶表示装置内の温度が高い場合を想定して作成されている場合において、液晶表示装置内の温度が低いときに、用意された液晶補正テーブルをそのまま用いると、輝度均一性が目標値よりも高くされる。具体的には、液晶表示装置内の温度が低温であり、輝度均一性が75%であったときに、高温での輝度均一性70%を目標値85%にする液晶補正テーブルを用いて、輝度ムラを補正すると、補正後の輝度均一性は90%となり、目標値よりも5%大きくなる。
本実施例では、第1補正テーブルを用いることにより、液晶補正テーブルが、該第1補正テーブルに対応付けられた温度において輝度均一性を目標値へ補正する液晶補正テーブルへ変換される。具体的には、輝度均一性が目標値となるように、温度が高いときよりも温度が低いときのほうが、輝度Lminの画素以外の画素の階調値の低減量が小さくされる。
一般に、液晶表示装置内の温度が低い場合には、高い場合よりも、輝度ムラ(具体的には液晶素子の特性の個体差による輝度ムラ)が低くなる。換言すれば、液晶表示装置内の温度が低い場合には、高い場合よりも、輝度均一性が高くなる。そのため、液晶補正テーブルが液晶表示装置内の温度が高い場合を想定して作成されている場合において、液晶表示装置内の温度が低いときに、用意された液晶補正テーブルをそのまま用いると、輝度均一性が目標値よりも高くされる。具体的には、液晶表示装置内の温度が低温であり、輝度均一性が75%であったときに、高温での輝度均一性70%を目標値85%にする液晶補正テーブルを用いて、輝度ムラを補正すると、補正後の輝度均一性は90%となり、目標値よりも5%大きくなる。
本実施例では、第1補正テーブルを用いることにより、液晶補正テーブルが、該第1補正テーブルに対応付けられた温度において輝度均一性を目標値へ補正する液晶補正テーブルへ変換される。具体的には、輝度均一性が目標値となるように、温度が高いときよりも温度が低いときのほうが、輝度Lminの画素以外の画素の階調値の低減量が小さくされる。
液晶出力制御部202は、外部入力部101から入力される画像信号に、上記補正された液晶補正テーブルを用いて画像処理を施し、該画像処理が施された画像信号を液晶パネ
ル104の駆動信号に変換する。
そして、液晶出力制御部202は、上記駆動信号を液晶パネル104に出力する。
ル104の駆動信号に変換する。
そして、液晶出力制御部202は、上記駆動信号を液晶パネル104に出力する。
液晶補正データ記憶部203には、複数の液晶補正テーブルと、複数の温度範囲に対応付けられた複数の第1補正テーブルとが予め格納されている。具体的には、実施例1で述べた3つの液晶補正テーブルと、「高温(40℃以上)」、「常温(40℃未満10℃以上)」、「低温(10℃未満)」に対応付けられた3つの第1補正テーブルが予め格納されている。
バックライト制御部205は、液晶出力制御部202で輝度ムラの低減度合いが小さくされたことによる画面上の輝度の上昇を抑制するように、温度センサ212で測定された温度が低い場合に、高い場合よりもバックライト107の発光輝度を低くする。以下、バックライト制御部205の具体的な機能について説明する。
バックライト制御部205は、実施例1と同様に、補正データ選択部110からの指示に応じて、バックライト補正データ記憶部206に格納されている複数のバックライト補正テーブルのうち1つを選択する。
バックライト制御部205は、温度補正データ選択部211からの指示に応じて、バックライト補正データ記憶部206に格納されている複数の温度補正データ(第2補正テーブル)のうち1つを選択する。
バックライト制御部205は、温度補正データ選択部211からの指示に応じて、バックライト補正データ記憶部206に格納されている複数の温度補正データ(第2補正テーブル)のうち1つを選択する。
バックライト制御部205は、選択したバックライト補正テーブルを、選択した第2補正テーブルを用いて補正する。
上述したように、本実施例では、第1補正テーブルを用いることにより、液晶補正テーブルが、該第1補正テーブルに対応付けられた温度において輝度均一性を目標値へ補正する液晶補正テーブルへ変換される。その結果、温度が高いときよりも温度が低いときのほうが、輝度Lminの画素以外の画素の階調値の低減量が小さくされる。
そのため、バックライト補正テーブルが液晶表示装置内の温度が高い場合を想定して作成されている場合において、液晶表示装置内の温度が低いときに、用意されたバックライト補正テーブルをそのまま用いると、動作モード間で画面上の輝度が変化してしまう。具体的には、輝度ムラの低減度合いが高い動作モードのときのほうが、輝度ムラの低減度合いが低い動作モードのときよりも、画面上の輝度が高くなってしまう。
本実施例では、第2補正テーブルを用いることにより、バックライト補正テーブルが、一様な画像を表示した場合の画面上の最大輝度が所定値となるように補正される。具体的には、温度が高いときよりも温度が低いときのほうが、バックライト107の発光輝度が低くなるように、バックライト補正テーブルが補正される。それにより、消費電力を低減することができる。
上述したように、本実施例では、第1補正テーブルを用いることにより、液晶補正テーブルが、該第1補正テーブルに対応付けられた温度において輝度均一性を目標値へ補正する液晶補正テーブルへ変換される。その結果、温度が高いときよりも温度が低いときのほうが、輝度Lminの画素以外の画素の階調値の低減量が小さくされる。
そのため、バックライト補正テーブルが液晶表示装置内の温度が高い場合を想定して作成されている場合において、液晶表示装置内の温度が低いときに、用意されたバックライト補正テーブルをそのまま用いると、動作モード間で画面上の輝度が変化してしまう。具体的には、輝度ムラの低減度合いが高い動作モードのときのほうが、輝度ムラの低減度合いが低い動作モードのときよりも、画面上の輝度が高くなってしまう。
本実施例では、第2補正テーブルを用いることにより、バックライト補正テーブルが、一様な画像を表示した場合の画面上の最大輝度が所定値となるように補正される。具体的には、温度が高いときよりも温度が低いときのほうが、バックライト107の発光輝度が低くなるように、バックライト補正テーブルが補正される。それにより、消費電力を低減することができる。
バックライト制御部205は、上記補正されたバックライト補正テーブルを用いてバックライト107の発光輝度を決定する。そして、バックライト制御部205は、決定した発光輝度に応じた制御信号をバックライト107に出力し、バックライトを該決定した発光輝度で発光させる。
バックライト補正データ記憶部206には、複数のバックライト補正テーブルと、複数の温度範囲に対応付けられた複数の第2補正テーブルとが予め格納されている。具体的には、実施例1で述べた3つのバックライト補正テーブルと、「高温」、「常温」、「低温」に対応付けられた3つの第2補正テーブルが予め格納されている。
図5は、温度補正データ選択部211の処理フローの一例を示すフローチャートである。
まず、温度補正データ選択部211は、温度センサ212から液晶表示装置200内の温度の測定値を取得する(S201)。
そして、温度補正データ選択部211は、取得した測定値から、液晶表示装置200内の温度が40℃以上か否かを判断する(S202)。
液晶表示装置200内の温度が40℃以上の場合には(S202:Yes)、温度補正データ選択部211は、液晶出力制御部202に「高温」に対応する第1補正テーブルを選択する指示を行う。また、温度補正データ選択部211は、バックライト制御部205に「高温」に対応する第2補正テーブルを選択する指示を行う(S203)。
まず、温度補正データ選択部211は、温度センサ212から液晶表示装置200内の温度の測定値を取得する(S201)。
そして、温度補正データ選択部211は、取得した測定値から、液晶表示装置200内の温度が40℃以上か否かを判断する(S202)。
液晶表示装置200内の温度が40℃以上の場合には(S202:Yes)、温度補正データ選択部211は、液晶出力制御部202に「高温」に対応する第1補正テーブルを選択する指示を行う。また、温度補正データ選択部211は、バックライト制御部205に「高温」に対応する第2補正テーブルを選択する指示を行う(S203)。
液晶表示装置200内の温度が40℃未満の場合には(S202:No)、温度補正データ選択部211は、液晶表示装置200内の温度が10℃以上40℃未満か否かを判断する(S204)。
液晶表示装置200内の温度が10℃以上40℃未満の場合には(S204:Yes)、温度補正データ選択部211は、液晶出力制御部202に「常温」に対応する第1補正テーブルを選択する指示を行う。また、温度補正データ選択部211は、バックライト制御部205に「常温」に対応する第2補正テーブルを選択する指示を行う(S205)。
液晶表示装置200内の温度が10℃未満の場合には(S204:No)、温度補正データ選択部211は、液晶出力制御部202に「低温」に対応する第1補正テーブルを選択する指示を行う。また、温度補正データ選択部211は、バックライト制御部205に「低温」に対応する第2補正テーブルを選択する指示を行う(S206)。
以上の処理により、温度補正テーブルを選択する指示がなされ、液晶出力制御部202とバックライト制御部205において、該指示に応じた温度補正テーブルが選択される。
液晶表示装置200内の温度が10℃以上40℃未満の場合には(S204:Yes)、温度補正データ選択部211は、液晶出力制御部202に「常温」に対応する第1補正テーブルを選択する指示を行う。また、温度補正データ選択部211は、バックライト制御部205に「常温」に対応する第2補正テーブルを選択する指示を行う(S205)。
液晶表示装置200内の温度が10℃未満の場合には(S204:No)、温度補正データ選択部211は、液晶出力制御部202に「低温」に対応する第1補正テーブルを選択する指示を行う。また、温度補正データ選択部211は、バックライト制御部205に「低温」に対応する第2補正テーブルを選択する指示を行う(S206)。
以上の処理により、温度補正テーブルを選択する指示がなされ、液晶出力制御部202とバックライト制御部205において、該指示に応じた温度補正テーブルが選択される。
なお、本実施例では、液晶表示装置内の温度に応じて、液晶補正テーブル及びバックライト補正テーブルを補正する構成としているが、温度範囲毎の液晶補正テーブル及びバックライト補正テーブルが予め記憶されていてもよい。
以上述べたように、本実施例によれば、液晶表示装置内の温度の低下による輝度ムラの低下を補うように、液晶表示装置内の温度が低い場合に、高い場合よりも輝度ムラの低減度合いが小さくされる。そして、輝度ムラの低減度合いが小さくされたことによる画面上の輝度の上昇を抑制するように、温度センサで測定された温度が低い場合に、高い場合よりもバックライトの発光輝度が低くされる。それにより、実施例1よりも効果的に消費電力を低減することができる。また、輝度ムラの低減度合いが小さくされたことによる画面上の輝度の上昇が抑制されるため、モード間で画面上の輝度を合わせることができる。
100,200 液晶表示装置
102,202 液晶出力制御部
104 液晶パネル
105,205 バックライト制御部
107 バックライト
109 ユーザ設定選択部
110 補正データ選択部
102,202 液晶出力制御部
104 液晶パネル
105,205 バックライト制御部
107 バックライト
109 ユーザ設定選択部
110 補正データ選択部
Claims (7)
- バックライトと、
液晶パネルと、
画面上の輝度ムラの低減度合いが互いに異なる複数の動作モードのうちのいずれか1つを選択する選択手段と、
前記選択手段で選択された動作モードに対応する輝度ムラの低減度合いに応じて、一様な画像を表示した場合に画面上の明るい領域の輝度が暗い領域の輝度に近づくように、入力された画像信号を補正する画像処理手段と、
前記画像処理手段で画面上の明るい領域の輝度が低くされたことによる前記画面上の輝度の低下を補うように、前記バックライトの発光輝度を制御するバックライト制御手段と、
を有し、
前記複数の動作モードは、
第1の動作モードと、
前記輝度ムラの低減度合い及び前記バックライトの発光輝度が前記第1の動作モードの値よりも低い第2の動作モードと、
前記輝度ムラの低減度合い及び前記バックライトの発光輝度が前記第2の動作モードの値よりも低い第3の動作モードと、
を含む
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 前記第3の動作モードは、前記輝度ムラの低減度合いが0の動作モードであり、
前記選択手段で前記第3の動作モードが選択された場合に、前記画像処理手段は、前記入力された画像信号を補正しない
ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。 - 前記液晶表示装置内の温度を測定する温度センサを更に有し、
前記画像処理手段は、前記液晶表示装置内の温度の低下による前記輝度ムラの低下を補うように、前記温度センサで測定された温度が低い場合に、高い場合よりも前記輝度ムラの低減度合いを小さくし、
前記バックライト制御手段は、前記輝度ムラの低減度合いが小さくされたことによる前記画面上の輝度の上昇を抑制するように、前記温度センサで測定された温度が低い場合に、高い場合よりも前記バックライトの発光輝度を低くする
ことを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。 - 前記選択手段は、ユーザ操作に応じて動作モードを選択する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液晶表示装置。 - 前記選択手段は、前記液晶表示装置に電力を供給するバッテリーの残量に基づいて、動作モードを選択する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の液晶表示装置。 - 前記選択手段は、前記入力された画像信号に付加されているメタデータに基づいて、動作モードを選択する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液晶表示装置。 - バックライトと液晶パネルを有する液晶表示装置の制御方法であって、
画面上の輝度ムラの低減度合いが互いに異なる複数の動作モードのうちのいずれか1つを選択する選択ステップと、
前記選択ステップで選択された動作モードに対応する輝度ムラの低減度合いに応じて、一様な画像を表示した場合に画面上の明るい領域の輝度が暗い領域の輝度に近づくように、入力された画像信号を補正する画像処理ステップと、
前記画像処理ステップで画面上の明るい領域の輝度が低くされたことによる前記画面上の輝度の低下を補うように、前記バックライトの発光輝度を制御するバックライト制御ステップと、
を有し、
前記複数の動作モードは、
第1の動作モードと、
前記輝度ムラの低減度合い及び前記バックライトの発光輝度が前記第1の動作モードの値よりも低い第2の動作モードと、
前記輝度ムラの低減度合い及び前記バックライトの発光輝度が前記第2の動作モードの値よりも低い第3の動作モードと、
を含む
ことを特徴とする液晶表示装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011238778A JP2013097115A (ja) | 2011-10-31 | 2011-10-31 | 液晶表示装置及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011238778A JP2013097115A (ja) | 2011-10-31 | 2011-10-31 | 液晶表示装置及びその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013097115A true JP2013097115A (ja) | 2013-05-20 |
Family
ID=48619118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013097115A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104183230A (zh) * | 2014-07-29 | 2014-12-03 | 德亚智能科技无锡有限公司 | 显示屏亮度控制方法 |
JP2018013765A (ja) * | 2016-04-28 | 2018-01-25 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 電子デバイス |
US10388251B2 (en) | 2014-10-03 | 2019-08-20 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image processing device, display device, position determining device, position determining method, and recording medium |
-
2011
- 2011-10-31 JP JP2011238778A patent/JP2013097115A/ja active Pending
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