JP2013088307A - シート体の縁部検出センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】生地などのシート体の縁部を正確に検出することができる。
【解決手段】当接部材20と、当接部材20に面当接しているシート体Wへ向けて検出光を投光する投光部2と、投光部2が投光した検出光を受光する受光部3と、受光部3の受光量を基にシート体Wを検出する検出部35とを備え、投光部2は、シート体Wとその縁部Waから外れた外領域とにわたって検出光を投光できるように並設された複数の投光口2aを有し、受光部3は投光口2aに個別に対応する受光口3aを有し、検出部35は受光口3aに個別に対応する判断部を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート体の縁部検出センサに関する。
半袖のアンダーシャツやTシャツ等を製作する自動縫製ラインでは、例えば、生地を2つに折りたたみ、生地の縁部を合わせて、ミシンにて縁縫い等を行うときがある。生地を折りたたんで、折りたたんだ縁部同士をズレなく正確に合わせるためには、生地を折りたたむ前に縁部の位置を正確に検出する必要がある。このように、生地を折りたたむ際など、生地の縁部の位置を正確に検出することは重要なことである。生地の縁部を検出する技術ではないが、検出対象物を検出する技術として、特許文献1に示すものがある。
特許文献1のファイバーセンサは、複数のファイバーセンサの投光側に同一光源を用いて、検出対象物を検出している。
特開平03−115889号公報
特許文献1では、複数のファイバーセンサを用いて検出対象物を検出するものであるが、検出物がどのようなものであるか特定されておらず、生地などのシート体を検出することについて詳細に述べられていない。そのため、このような技術を用いたとしても、生地などのシート体の縁部を正確に検出することが難しいのが実情であり、新たに、シート体の縁部を検出するための技術の確立が必要であった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、生地などのシート体の縁部を正確に検出することができるシート体の縁部検出センサを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、次の手段を講じた。即ち、本発明に係るシート体の縁部検出センサは、シート体の一方面と面当接する当接部材と、前記当接部材に当接しているシート体へ向けて検出光を投光する投光部と、前記投光部が投光した検出光を受光可能なように設けられた受光部と、前記受光部の受光量を基に前記シート体の有無を検出する検出部とを備え、前記投光部は、前記当接部材に当接しているシート体と当該シート体の縁部から外れた外領域とにわたって検出光を投光できるように並設された複数の投光口を有し、前記受光部は前記投光部の投光口に個別に対応する受光口を有し、前記検出部は前記受光部の受光口に個別に対応する判断部を有していることを特徴とする。
前記投光部及び受光部は、直径φが2mm以下の光ファイバで形成される導光部材を有したものとするのが好適である。
前記投光口及び受光口は、2mm以下の配置ピッチで並設されていることが好適である。
前記投光部及び受光部は互いに隣接して設けられていると共に、前記当接部材から離れた対向位置で当該当接部材へ向けて配置されており、前記当接部材には、前記投光部が投光した検出光を透過させる窓部と、前記窓部を閉鎖して前記検出光を前記受光部へ向けて反射させるシャッター部材とが設けられたものとすることができる。
前記当接部材から離れた対向位置に当該当接部材と相対的に近接離反可能となる支持部材が備えられており、これら当接部材と支持部材とによって前記シート体を扁平に把持した状態で前記投光部と受光部とによる検出光の投受光が可能となっているものとすることができる。
前記支持部材には、前記シート体と当接する面に前記投光部及び受光部が設けられていると共に、当該支持部材に対して前記当接部材を近接離反動作させるニップ機構が設けられているものとするのがよい。
本発明によれば、生地などのシート体の縁部を正確に検出することができる。
縁部検出センサを備えた把持装置を示した側面図であって(a)はシート体を把持する前の状態であり(b)はシート体の把持状態である。 縁部検出センサを備えた把持装置を斜め下方から見上げる状態で示した斜視図である。 縁部検出センサを示した斜視図である。 支持部材の押圧面を示した正面図である。 (a)は当接部材の窓部を開放させたときに当接部材と支持部材とでシート体を把持した状態を示す側断面図であり(b)は当接部材の窓部を閉鎖させたときに当接部材と支持部材とでシート体を把持した状態を示す側断面図である。 高反射性のシート体を検出する場合の説明図(図5(a)のA矢視に相当)である。 非反射性乃至低反射性のシート体を検出する場合の説明図(図5(b)のB矢視に相当)である。 (a)は高反射性のシート体を検出するうえで受光量に閾値を設定する場合の関係図であり(b)は非反射性乃至低反射性のシート体を検出するうえで受光量に閾値を設定する場合の関係図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1乃至図8は、本発明に係る縁部検出センサ1の第1実施形態を示している。このうち図2はこの縁部検出センサ1を用いて構成した把持装置5を示した斜視図であり、図1は、この把持装置5によってシート体Wを把持する状況を説明した側面図である。また図3は、縁部検出センサ1が具備する投光部2及び受光部3の取付状況を示した斜視図である。
図2及び図3に示すように、把持装置5は、シート体Wの四隅などを把持して持ち上げ、移載や積層などをするのに適した装置として構成されている。そして、この把持装置5がシート体Wを把持する部分で、シート体Wの縁部Waを高精度に検出することができるように、縁部検出センサ1が用いられている。
なお、シート体Wは生地などとする。生地の材質は何ら限定されるものではなく、天然素材でも化繊素材でもよいし、場合によっては不織布やフェルトなどでもよい。また、生地の形態は編地としても織地としてもよい。その他、シート体Wは樹脂シート、紙などとしてもよい。当然に、シート体Wの形状は何ら限定されるものではない。本実施形態では、衣類などを仕立てるうえで必要とされる長方形状をしたパーツ生地を、シート体Wとして例示する。
まず、把持装置5の全体構成を説明する。
この把持装置5は、長方形状の板状に形成された上部基枠11の下部に、四隅に分かれて移動機構10が設けられており、これら各移動機構10にニップ機構14が吊り下げ状に設けられ、これら各ニップ機構14に縁部検出センサ1が組み込まれるようになっている。
以下では、説明の便宜上、シート体Wの長辺方向(図1の左右方向)を左右方向とおき、シート体Wの短辺方向を前後方向とおくものとする。なお、図2に、前後・左右方向を付記しておく。そして、シート体Wの左右両側の縁部Waを、把持及び検出の対象とする場合について説明する。
移動機構10は、軸方向を左右方向へ向けて上部基枠11の下面に架設したガイドバー12に沿って、ニップ機構14(後述するニップ駆動部22)を左右方向に移動可能に保持させたものである。
そのため、左右に離れて設けられた移動機構10を同時に作動させることにより、これら両移動機構10で保持するニップ機構14同士を相互に近接離反させることができる。なお、シート体Wの左右方向長さが小さい場合などであれば、左右一方の移動機構10の
みを作動させて、片側のニップ機構14を左右移動させるようにしてもよい。
この移動機構10には、例えば、エアシリンダやソレノイドなどを駆動源とする高速駆動機構を用いたり、ステッピングモータやサーボモータ等の高精度制御が可能なモータ、或いはその他の一般モータを駆動源とする電動機構を用いたりすることができる。
ニップ機構14は、左右方向に離れて対向配置された当接部材20及び支持部材21と、これら当接部材20及び支持部材21を相対的に近接離反させるニップ駆動部22とを有している。
当接部材20は、ニップ駆動部22によって駆動される方の部材であって、シート体Wをその左右方向外方(左方の縁部Waについてはその左方側を言い、右方の縁部Waについてはその右方側を言う)から掬い上げるようにする。
この当接部材20は、板素材を上下中間部で屈曲するなどして形成したものであって、屈曲部24よりも下側に、掬い角に合わせてシート体Wの一方面(以下、裏面という)と面当接するようになる押圧面20aが形成されている。また、この当接部材20は、屈曲部24よりも上側に、ニップ駆動部22との連結部23が形成されている。
この当接部材20には、図3に示すように、押圧面20aの中央部を表裏へ開通させた窓部30が設けられており、また当接部材20の外向き面(押圧面20aとは反対側の面)に、窓部30を開放状態と閉鎖状態とに切り換えることができるシャッター部材31が設けられている。
シャッター部材31は、例えば、ステンレス板などの反射率の高い素材で形成されている。
本実施形態では、当接部材20に対し、揺動ピン32を支点としてシャッター部材31を揺動自在に設けることにより、このシャッター部材31の揺動で窓部30を開放又は閉鎖する構造を採用している。しかし、窓部30の両側に配置するガイドレールに沿ってシャッター部材31を摺動自在に設けることにより、このシャッター部材31の摺動で窓部30を開放又は閉鎖する構造を採用してもよい。
この当接部材20と対向して設けられた支持部材21は、ニップ駆動部22に対して固定される方の部材であって、当接部材20が掬い上げたシート体Wの縁部Waを当て止めする。
この支持部材21は、当接部材20の押圧面20aに略対応する大きさを有する板片状に形成されており、当接部材20へ向く側に押圧面21aが形成されている。この押圧面21aは、当接部材20の押圧面20aと略同じ高さで、且つ面平行となるように傾斜して配置されている。
ニップ駆動部22は、支持部材21に対して当接部材20を最も近接させたときに、支持部材21の押圧面21aと当接部材20の押圧面20aとをそれぞれシート体Wと面当接させ、これによってシート体Wを扁平に均して把持できるようにしている。またニップ駆動部22は、支持部材21から当接部材20を離した状態で停止させることができるようになっている。
このニップ駆動部22には、例えば、エアシリンダやソレノイドなどを駆動源とする高速駆動機構を用いたり、ステッピングモータやサーボモータ等の高精度制御が可能なモータ、或いはその他の一般モータを駆動源とする電動機構を用いたりすることができる。
次に、縁部検出センサ1について説明する。
この縁部検出センサ1は、図3に示すように、検出光を投光(照射)する投光部2と、この投光部2が投光した検出光を受光する受光部3と、この受光部3の受光量を基にシート体Wの有無を検出する検出部35(図1及び図2参照)とを有している。
投光部2及び受光部3は、いずれも、ニップ機構14の支持部材21に対して、その押圧面21aから当接部材20の押圧面20aへ向かう状態で設けられている。これにより、この縁部検出センサ1では、当接部材20と支持部材21とでシート体Wを把持したときに、このシート体Wへ向けて投光部2と受光部3との間で検出光の投受光ができるようになっている。
投光部2は、複数の投光口2aと、各投光口2aごとに設けられた複数の導光部材とを
有して成る。導光部材は光ファイバ26Aによって形成してあり、この光ファイバ26Aの先端部を研磨などによってファイバ軸に垂直な鏡面状にすることで、この鏡面部分で投光口2aを形成させてある。従って、導光部材によってその根本側から投光口2aへ向けて検出光を導き、この投光口2aから検出光を投光することができる。
各投光口2aは、図4に示すように、前後方向で一列に並設されている。また、互いに隣り合う投光口2a同士が可及的に近接するように、相互間隔を詰めて配置されている。
投光口2aを前後方向で一列に並設する場合は、光ファイバ26Aは、直径が2mm以下のものを用いるのが好ましい。このようにすることで、光ファイバ26Aの先端部(支持部材21へ貫通させる部分)を隙間無く詰めることができ、投光口2aの配置ピッチ[隣接する投光口2a(光ファイバ26A)において配列方向(前後方向)の中心間距離]を2mm以下とすることができる。言うまでもなく、光ファイバ26Aとして、直径の細いものを使うほど、シート体Wの検出精度を高めることが可能となる。投光口2aを前後方向で一列に並設する場合は、光ファイバ26Aの直径が2mmを超えると、検出精度は著しく低下して、実用には不向きとなる。
本実施形態では、直径1mmの光ファイバ26Aを6本用いて、配置ピッチを1.1mmとした。従って、支持部材21に対して光ファイバ26Aの先端部を貫通させるための貫通孔は、隣合う孔同士を長孔状ではなく、ダルマ孔状(孔と孔の間に鋭角な括れ突起を対向させて残した連通孔)とすることができる。その結果、各光ファイバ26Aの位置決めを高精度で行える効果と、各光ファイバ26Aの位置ズレを防止できる効果が得られている。
受光部3についても前記した投光部2と略同じ構成であるが、以下再記する。
すなわち、この受光部3は、複数の受光口3aと、各受光口3aごとに設けられた複数の導光部材とを有して成る。導光部材は光ファイバ26Bによって形成してあり、この光ファイバ26Bの先端部を研磨などによってファイバ軸に垂直な鏡面状にすることで、この鏡面部分で受光口3aを形成させてある。従って、受光口3aで受光した検出光を導光部材によってその根本側へ導くことができる。
各受光口3aは、前後方向で一列に並設されている。また、互いに隣り合う受光口3a同士が可及的に近接するように、相互間隔を詰めて配置されている。
受光口3aを前後方向で一列に並設する場合は、光ファイバ26Bは、直径が2mm以下のを用いるのが好ましい。このようにすることで、光ファイバ26Bの先端部(支持部材21へ貫通させる部分)を隙間無く詰めることができ、受光口3aの配置ピッチ[隣接する受光口3a(光ファイバ26B)において配列方向(前後方向)の中心間距離]を2mm以下とすることができる。言うまでもなく、光ファイバ26Bとして、直径の細いものを使うほど、シート体Wの検出精度を高めることが可能となる。受光口3aを前後方向で一列に並設する場合は、光ファイバ26Bの直径が2mmを超えると、検出精度は著しく低下して、実用には不向きとなる。
本実施形態では、直径1mmの光ファイバ26Bを6本用いて、配置ピッチを1.1mmとした。従って、支持部材21に対して光ファイバ26Bの先端部を貫通させるための貫通孔は、隣合う孔同士を長孔状ではなく、ダルマ孔状(孔と孔の間に鋭角な括れ突起を対向させて残した連通孔)とすることができる。その結果、各光ファイバ26Bの位置決めを高精度で行える効果と、各光ファイバ26Bの位置ズレを防止できる効果が得られている。
なお、投光部2の各投光口2aと受光部3の各受光口3aとは、上下方向に2段に配置されている。図例では、受光口3aが上段側で投光口2aが下段側としているが、上下逆としてもよい。そして、投光口2aから投光された検出光をその直上の受光口3aが受光するように、上下で対を成す関係とされている。
一方、検出部35は、受光部3が受光した受光量に基づいて、シート体Wの縁部の有無を検出するところである。そのために、この検出部35は、複数(投光部2の投光口2a数や受光部3の受光口3a数と同数)の判断部(図示略)を有したものとされている。すなわち、投光部2が有する光ファイバ26A(導光部材)の根本部と、受光部3が有する
光ファイバ26B(導光部材)の根本部とが、互いに1対1対応とされて一つの判断部と接続される。
個々の判断部では、投光部2の各光ファイバ26Aから検出光を投光させたときに、受光部3の各光ファイバ26Bで検出光を受光したか否か、或いは、受光した検出光の受光量が所定の閾値に対して強いか弱いか、につき、判別を行う。
なお、図1(a)に示すように、検出部35において、投光部2の光ファイバ26Aが接続される部分にはLED等の投光素子35aが設けられ、受光部3の光ファイバ26Bが接続される部分には受光素子35bが設けられている。各判断部では、投光素子35aと受光素子35bとの間で投受光する検出光の周波数を、それぞれ異ならせてあり、各判断部が誤検出を起こさないように対処してある。
次に、把持装置5及び縁部検出センサ1の動作について説明する。
まず図1(a)に示すように、シート体Wの左右方向長さに応じて左右の移動機構10を作動させ、シート体Wにおける左右両側の縁部Waを把持できる位置へ左右のニップ機構14を移動させる。
次に、上部基枠11を下降させる。そして左右のニップ機構14を作動させ、図1(b)に示すように、当接部材20を支持部材21へ近接移動させ、当接部材20と支持部材21とでシート体Wの縁部Waを把持させる。このとき、シート体Wの縁部Waは、当接部材20の押圧面20aと支持部材21の押圧面21aとにそれぞれ面当接された状態として両面から押圧されることで扁平化され、その結果、皺や反りなどが伸ばされた状態でしっかりと固定される。
このような把持状態となった段階で、縁部検出センサ1がシート体Wの検出を行う。縁部検出センサ1によるシート体Wの検出は、シート体Wが高反射性の素材(例えば、シート表面が白色である場合など)であるか、或いは、シート体Wが非反射性乃至低反射性の素材(例えば、シート表面が黒色である場合など)であるかによって、以下のような違いがある。
すなわち、高反射性のシート体Wの場合は、図5(a)に示すように、当接部材20に設けられたシャッター部材31を予め開いておき、窓部30を開放させておく。
このようにすることで、図6に示すように、投光部2の全6つの投光口2aで投光された検出光のうち、シート体Wによって覆われた投光口2a(図6中の右側4つの投光口2a)から投光された検出光は、シート体Wで反射して、それぞれ直上の受光口3aで受光される。
しかし、シート体Wの縁部Waから外れた外領域に相当する投光口2a(図6中の左側2つの投光口2a)から投光された検出光は、窓部30を通過してしまい、それらの直上の受光口3aでは受光されない。このような受光部3(6つの受光口3a)による検出光の受光の有無を、反射表として図6中に付記した。
一方、非反射性乃至低反射性のシート体Wの場合は、図5(b)に示すように、当接部材20に設けられたシャッター部材31を予め閉じておき、窓部30を閉鎖させておく。
このようにすることで、図7に示すように、投光部2の全6つの投光口2aで投光された検出光のうち、シート体Wの縁部Waから外れた外領域に相当する投光口2a(図7中の左側2つの投光口2a)から投光された検出光は、窓部30を閉鎖しているシャッター部材31で反射して、それぞれ直上の受光口3aで受光される。
しかし、シート体Wによって覆われた投光口2a(図7中の右側4つの投光口2a)から投光された検出光は、シート体Wで全く又は殆ど反射しないことから、それらの直上の受光口3aでは受光されない。このような受光部3(6つの受光口3a)による検出光の受光の有無を、反射表として図7中に付記した。
このような反射表(図6及び図7参照)の結果に基づき、検出部35は、シート体Wを検出している受光口3aと非検出の受光口3aとの間に、シート体Wの縁部Waが存在すると判断する。
把持装置5は、シート体Wを移載又は積層する位置へ向けて上部基枠11を移動させた後、検出部35による前記の検出結果に基づき、上部基枠11を停止させる位置(ニップ
機構14がシート体Wを解放する位置)のデータを補正し、この補正後のデータに基づいて上部基枠11を停止させる。しかる後、ニップ機構14がシート体Wの把持を解除して、移載又は積層を完了させる。
ところで、検出部35は、受光部3による検出光の受光の有無ではなく、受光した検出光の強弱に基づいて、シート体Wの有無を判断するように構成してもよい。
この場合は、高反射性のシート体Wを検出するときも、また非反射性乃至低反射性のシート体Wを検出するときも、当接部材20に設けられたシャッター部材31は閉じた状態とし、窓部30を閉鎖しておく。なお、この場合に用いるシャッター部材31は高反射性シート体Wよりも反射率が高い素材により形成されているものとする。
そして、検出部35には、高反射性シート体Wの有無を判別するための第2閾値と、この第2閾値よりも低く、且つ検出光がシャッター部材31に反射したときの受光量を判別するための第1閾値とを設定する。
図8(a)は、高反射性のシート体W(図8(a)では「白色シート体」と表記)を検出する状況を示しており、第2閾値に満たない受光量を検出したときに、検出部35は高反射性のシート体Wが存在(検出)すると判断する。しかし、第2閾値と同等以上の受光量を検出したときに、検出部35は高反射性のシート体Wが存在しない(非検出)と判断する。
これに対し、図8(b)は、非反射性又は低反射性のシート体W(図8(b)では「黒色シート体」と表記)を検出する状況を示しており、第1閾値に満たない受光量を検出したとき、或いは、全く受光しなかったときに、検出部35は非反射性又は低反射性のシート体Wが存在(検出)すると判断する。当然に、第2閾値と同等以上の受光量を検出したときに、検出部35は非反射性又は低反射性のシート体Wが存在しない(非検出)と判断する。
このように、第1閾値及び第2閾値を設けることによって、反射性の異なるシート体Wの検出状況を使い分けることができる。この検出方法を採用する場合、当接部材20に窓部30やシャッター部材31を設ける必要はなく、当接部材20の押圧面20a自体が高反射性シート体Wよりも反射率の高い面として形成すればよい。
以上詳説したように、本発明に係る縁部検出センサ1によれば、投光部2において複数の投光口2aを詰めて並設しているため、シート体Wの高精度位置検出が可能となっている。
なお、この縁部検出センサ1を、シート体Wを把持するためのニップ機構14に組み込んだ構成とすると、当接部材20と支持部材21とでシート体Wの縁部Waを皺の無い扁平な状態にしたうえで、縁部Waの検出が行えるので、シート体Wの縁部Waの位置検出は一層、高精度で行うことができる。
加えて、当接部材20に対し、窓部30及びシャッター部材31を設けているので、反射性の異なるシート体Wであっても、検出が可能となっている。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、本発明に係る縁部検出センサ1は、投光部2の投光口2aや受光部3の受光口3aを、それぞれ複数設けて、互いに詰めた相互間隔で並設することに特徴を有したものであるが、必ずしも、投光口2a同士、及び受光口3a同士を、互いに隙間無く詰める配置とすることが限定されるものではない。
すなわち、投光口2a同士、受光口3a同士を、千鳥状にずらして配置することで、投光口2aの配置ピッチや受光口3aの配置ピッチを、光ファイバ26Aや26Bの直径より小さく設定させることも可能となる。例えば、光ファイバ26Aや26Bの直径を2mm以下である1.3mmにしている場合、投光口2aや受光口3aの配置ピッチを光ファイバ26Aや26Bの直径よりも小さな0.9mmにすることができる。なお、投光口2aや受光口3aを千鳥状に配置する場合、光ファイバ26の直径を2mm以下とするのが好ましいが、光ファイバ26Aや26Bの直径を2mmを超えてもよい。
また逆に、投光口2a同士、受光口3a同士を一列に並設させる場合にあって、微少な隙間を生じさせることで、投光口2aの配置ピッチや受光口3aの配置ピッチを、光ファ
イバ26Aや26Bの直径より僅かに大きく設定させることも可能となる。
縁部検出センサ1は、シート体Wにおける前後方向の縁部Waを検出するものとしてもよいし、前後左右の縁部Waを検出するものとしてもよい。
投光部2の投光口2aや受光部3の受光口3aの設置数は何ら限定されるものではなく、6つを超えた数とすることも勿論可能である。また支持部材21の押圧面21aに対する配置パターンとしても、前後方向の全領域にわたるように配置することが可能である。
把持装置5(図1及び図2参照)は、シート体Wを二つ折りして対向する縁部Wa同士を一致させる装置として構成することができ、この場合、縁部検出センサ1は、一致させようとする縁部Wa同士を検出するためのものとして適用することができる。
なお、本発明に係る縁部検出センサ1は、把持装置5に対して実施することが限定されるものではなく、テーブル上でシート体Wを位置決めするような場合にも、テーブル側、又はテーブル上方に設けた他部材に対して投光部2や受光部3を設けるようにして適用可能である。
上述した実施形態では、投光口2a及び受光口3bを同一平面上(同一向かい側)である押圧面21aに設けているが、投光口2a及び受光口3bのそれぞれを対向側である押圧面20a、21aに設けても良い。言い換えれば、検出光を投光する光ファイバ26Aと、この光ファイバ26Aから投光した検出光を受光する光ファイバ26Bとを向かい合わせに配置してもよい。
上述した実施形態では、シート体Wの反射光(検出光をシート体Wに投光してシート体Wで反射した光)に基づいてシート体Wの縁部Waを検出していたが、反射光ではなく透過光によってシート体Wの縁部Waを検出してもよい。
上述した実施形態では、光ファイバ26Aと光ファイバ26Bとを個別(別体)にしていたが、光ファイバ26A及び光ファイバ26Bが一体型であるもの(例えば、平行型、同軸型、分割型)であってもよい。
1 縁部検出センサ
2 投光部
2a 投光口
3 受光部
3a 受光口
5 把持装置
10 移動機構
11 上部基枠
12 ガイドバー
14 ニップ機構
20 当接部材
20a 押圧面
21 支持部材
21a 押圧面
22 ニップ駆動部
23 連結部
24 屈曲部
26A 光ファイバ
26B 光ファイバ
30 窓部
31 シャッター部材
32 揺動ピン
35 検出部
35a 投光素子
35b 受光素子
W シート体
Wa 縁部

Claims (6)

  1. シート体の一方面と面当接する当接部材と、
    前記当接部材に当接しているシート体へ向けて検出光を投光する投光部と、
    前記投光部が投光した検出光を受光可能なように設けられた受光部と、
    前記受光部の受光量を基に前記シート体の有無を検出する検出部と、を備え、
    前記投光部は前記当接部材に当接しているシート体と当該シート体の縁部から外れた外領域とにわたって検出光を投光できるように並設された複数の投光口を有し、
    前記受光部は前記投光部の投光口に個別に対応する受光口を有し、
    前記検出部は前記受光部の受光口に個別に対応する判断部を有している
    ことを特徴とするシート体の縁部検出センサ。
  2. 前記投光部及び受光部は、直径φが2mm以下の光ファイバで形成される導光部材を有していることを特徴とする請求項1に記載のシート体の縁部検出センサ。
  3. 前記投光口及び受光口は、2mm以下の配置ピッチで並設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート体の縁部検出センサ。
  4. 前記投光部及び受光部は互いに隣接して設けられていると共に、前記当接部材から離れた対向位置で当該当接部材へ向けて配置されており、前記当接部材には、前記投光部が投光した検出光を透過させる窓部と、前記窓部を閉鎖して前記検出光を前記受光部へ向けて反射させるシャッター部材とが設けられいることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のシート体の縁部検出センサ。
  5. 前記当接部材から離れた対向位置に当該当接部材と相対的に近接離反可能となる支持部材が備えられており、これら当接部材と支持部材とによって前記シート体を扁平に把持した状態で前記投光部と受光部とによる検出光の投受光が可能となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のシート体の縁部検出センサ。
  6. 前記支持部材には、前記シート体と当接する面に前記投光部及び受光部が設けられていると共に、当該支持部材に対して前記当接部材を近接離反動作させるニップ機構が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のシート体の縁部検出センサ。
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