JP2013086553A - 車載報知装置 - Google Patents

車載報知装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013086553A
JP2013086553A JP2011226076A JP2011226076A JP2013086553A JP 2013086553 A JP2013086553 A JP 2013086553A JP 2011226076 A JP2011226076 A JP 2011226076A JP 2011226076 A JP2011226076 A JP 2011226076A JP 2013086553 A JP2013086553 A JP 2013086553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
turning
steering
steering angle
operation lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011226076A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiichiro Hanzawa
喜一郎 半澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2011226076A priority Critical patent/JP2013086553A/ja
Publication of JP2013086553A publication Critical patent/JP2013086553A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

【課題】ステアリングの切り角が小さい場合における方向指示レバーの戻し忘れを報知できるようにする。
【解決手段】方向指示スイッチから方向指示ランプの点滅を指示する信号が出力されていると判定された後、操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定し(S106)、方向指示スイッチから方向指示ランプの点滅を指示する信号が継続して出力されているか否かを判定し(S104)、車両の旋回が完了したと判定され、かつ、方向指示ランプの点滅を指示する信号が継続して出力されていると判定された場合、操作レバーの戻し忘れの注意喚起を行う(S108)。
【選択図】図2

Description

本発明は、操作レバーへの操作に応じて方向指示スイッチがオン位置で固定された後、ステアリングが中立位置に戻ると方向指示スイッチが自動的にオフ位置に戻る機能を備えた車両に搭載され、操作レバーの操作に対する注意喚起を行う車載報知装置に関するものである。
従来、道路地図データと車両の現在位置に基づいて、走行中の道路の走行方向前方に存在する合流地点に、予め定められた支援開始距離まで接近したと判定された場合に、車両に搭載された方向指示器を合流地点での進路変更方向を示す駆動状態にするとともに、車両が合流地点から一定距離走行したと判定した場合に、車両に搭載された方向指示器を停止状態にする装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−232821号公報
ところで、車両には、運転者が方向指示レバーを操作すると方向指示スイッチがオン位置で固定され、運転者が方向指示レバーから手を離しても方向指示ランプが点滅状態を維持するようになっており、ステアリングを回転させて右左折またはレーン変更等した後、運転者がステアリングを中立位置に戻すと、方向指示スイッチが自動的にオフ位置に戻り、方向指示ランプが消灯する機能(オートキャンセル機能)が備えられている。
しかし、このような機能を備えた車両において、ステアリングの切り角が小さい場合、オートキャンセル機能が作動せず、方向指示レバーを手動で戻さなければならない場合がある。したがって、オートキャンセル機能が作動してないことに運転者が気付いてない場合、方向指示ランプを点滅させたまま直進走行するといった状況が発生する。
なお、上記特許文献1に記載された装置は、車両が合流地点から一定距離走行したと判定した場合に、車両に搭載された方向指示器を停止状態にする機能を有しているが、上記したようなステアリングの切り角が小さい場合における方向指示レバーの戻し忘れを報知することはできない。
本発明は上記問題に鑑みたもので、ステアリングの切り角が小さい場合における方向指示レバーの戻し忘れを報知できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、操作レバーへの操作に応じて、方向指示ランプの点滅を指示する信号を出力する方向指示スイッチがオン位置で固定された後、ステアリングへの操作に応じて当該ステアリングが中立位置に戻ると方向指示スイッチが自動的にオフ位置に戻る機能を備えた車両に搭載され、操作レバーの操作に対する注意喚起を行う車載報知装置であって、方向指示スイッチから方向指示ランプの点滅を指示する信号が出力されているか否かを判定する方向指示スイッチ状態判定手段と、車両の旋回を判定するための情報を取得する情報取得手段と、方向指示スイッチ状態判定手段により方向指示スイッチから方向指示ランプの点滅を指示する信号が出力されていると判定された後、車両の旋回を判定するための情報を用いて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定する状況判定手段と、方向指示スイッチから方向指示ランプの点滅を指示する信号が継続して出力されているか否かを判定する継続判定手段と、状況判定手段により操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したと判定され、かつ、継続判定手段により方向指示スイッチから方向指示ランプの点滅を指示する信号が継続して出力されていると判定された場合、操作レバーの戻し忘れの注意を喚起する注意喚起手段と、を備えたことを特徴としている。
このような構成によれば、方向指示スイッチから方向指示ランプの点滅を指示する信号が出力されているか否かを判定し、車両の旋回を判定するための情報を取得し、方向指示スイッチから方向指示ランプの点滅を指示する信号が出力されていると判定された後、車両の旋回を判定するための情報を用いて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定し、方向指示スイッチから方向指示ランプの点滅を指示する信号が継続して出力されているか否かを判定し、操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したと判定され、かつ、継続判定手段により方向指示スイッチから方向指示ランプの点滅を指示する信号が継続して出力されていると判定された場合、操作レバーの戻し忘れの注意喚起が行われるので、ステアリングの切り角が小さい場合における方向指示レバーの戻し忘れを報知することができる。
また、請求項2に記載の発明は、車両の旋回を判定するための情報は、ステアリングの操舵角を表す操舵角信号と車両の走行距離を表す走行距離情報であり、状況判定手段は、操舵角信号に基づいてステアリングの操舵角が中立位置から変化した後、ステアリングの操舵角が中立位置に戻った地点からの走行距離を計測し、当該走行距離が予め定められた距離閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定することを特徴としている。
このような構成によれば、操舵角信号に基づいてステアリングの操舵角が中立位置から変化した後、ステアリングの操舵角が中立位置に戻った地点からの走行距離を計測し、当該走行距離が予め定められた距離閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定するので、比較的簡素な構成でステアリングの切り角が小さい場合における方向指示レバーの戻し忘れを報知することができる。また、単に、ステアリングの操舵角が中立位置に戻ったか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定する場合、誤判定してしまう可能性が高いが、ステアリングの操舵角が中立位置に戻った地点からの走行距離が予め定められた距離閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定するので、より正確に車両の旋回が完了したか否かを判定することができる。
また、請求項3に記載の発明は、車両の旋回を判定するための情報は、ステアリングの操舵角を表す操舵角信号であり、状況判定手段は、操舵角信号に基づいてステアリングの操舵角が中立位置から変化した後、ステアリングの操舵角が中立位置に戻った時点からの経過時間を計測し、当該経過時間が予め定められた時間閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定することを特徴としている。
このような構成によれば、操舵角信号に基づいてステアリングの操舵角が中立位置から変化した後、ステアリングの操舵角が中立位置に戻った時点からの経過時間を計測し、当該経過時間が予め定められた時間閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定するので、比較的簡素な構成でステアリングの切り角が小さい場合における方向指示レバーの戻し忘れを報知することができる。また、単に、ステアリングの操舵角が中立位置に戻ったか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定する場合、誤判定してしまう可能性が高いが、ステアリングの操舵角が中立位置に戻った時点からの経過時間を計測し、当該経過時間が予め定められた時間閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定するので、より正確に車両の旋回が完了したか否かを判定することができる。
また、請求項4に記載の発明は、車両の旋回を判定するための情報は、現在位置を特定するための位置情報と車両の走行距離を表す走行距離情報であり、状況判定手段は、位置情報の履歴から車両の移動軌跡の曲率を特定し、当該車両の移動軌跡の曲率から車両が直進するようになった地点を特定し、当該車両が直進するようになった地点からの走行距離を計測し、当該走行距離が予め定められた距離閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定することを特徴としている。
このように、位置情報の履歴から車両の移動軌跡の曲率を特定し、当該車両の移動軌跡の曲率から車両が旋回を完了した地点を特定し、当該車両が直進するようになった地点からの走行距離を計測し、当該走行距離が予め定められた距離閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定することもできる。また、単に、車両が直進するようになったか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定する場合、誤判定してしまう可能性が高いが、車両が直進するようになった地点からの走行距離が予め定められた距離閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定するので、より正確に車両の旋回が完了したか否かを判定することができる。
また、請求項5に記載の発明は、車両の旋回を判定するための情報は、現在位置を特定するための位置情報であり、状況判定手段は、位置情報の履歴から車両の移動軌跡の曲率を特定し、当該車両の移動軌跡の曲率から車両が旋回を完了した地点を特定し、当該車両が旋回を完了した地点からの経過時間を計測し、当該経過時間が予め定められた時間閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定することを特徴としている。
このように、位置情報の履歴から車両の移動軌跡の曲率を特定し、当該車両の移動軌跡の曲率から車両が旋回を完了した地点を特定し、当該車両が旋回を完了した地点からの経過時間を計測し、当該経過時間が予め定められた時間閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定することもできる。また、単に、車両が直進するようになったか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定する場合、誤判定してしまう可能性が高いが、車両が直進するようになった地点からの経過時間が予め定められた時間閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定するので、より正確に車両の旋回が完了したか否かを判定することができる。
本発明の第1実施形態に係る車載報知装置の全体構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る車載報知装置の制御部のフローチャートである。 車両の旋回が完了したか否かについての判定について説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る車載報知装置の全体構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る車載報知装置の制御部のフローチャートである。 車両の旋回が完了したか否かについての判定について説明するための図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る車載報知装置の全体構成を図1に示す。本車載報知装置は、メータECU30に接続されたボデーECU10として構成されている。ボデーECU10およびメータECU30は、車両に搭載されている。
ボデーECU10は、車両LANインタフェース11、制御部12、方向指示スイッチ13および方向指示ランプ制御部14を備えている。
車両LANインタフェース11は、予め定められた通信規格(例えば、CAN)に従って通信バス40を介して接続されたメータECU30等と通信を行うためのものである。
制御部12は、CPU、RAM、ROM、EEPROM、I/O等を備えたコンピュータとして構成されており、CPUはROMに記憶されたプログラムに従って各種処理を実施する。
また、制御部12には、ステアリングの操舵角を表す操舵角信号および車両の車速に応じた車速信号(走行距離情報)が入力されるようになっている。操舵角信号は、ステアリングコラムの裏側に設けられた操舵角センサより出力され、車速信号は車両に設けられた車速センサより出力される。
方向指示ランプ制御部14には、車両の右側前方、左側前方、右側後方、左側後方等に設けられた方向指示ランプ20cが接続されている。
本実施形態における車両には、ステアリングコラムからステアリングの右側に延びるように操作レバーが設けられている。この操作レバーの操作に応じて、方向指示スイッチ13から方向指示ランプ制御部14へ点滅を指示するための信号が出力される。具体的には、操作レバーの先端が中立位置よりも下側に押し下げられると、方向指示スイッチ13から「右側ランプ点滅」を表す信号が出力され、操作レバー21aの先端が中立位置よりも上側に押し上げられると、方向指示スイッチ13から「左側ランプ点滅」を表す信号が出力され、操作レバー21aの先端が中立位置に操作されると、方向指示スイッチ13から「中立位置」を表す信号が出力されるようになっている。
方向指示ランプ制御部14は、方向指示スイッチ13より入力される信号に従って、車両に搭載された方向指示ランプ20cの点滅制御およびメータECU30を介してメータ内に設けられた右左折を表すインジケータ3aの点滅制御を行う。例えば、方向指示スイッチ13より「右側ランプ点滅」を表す信号が入力されると、車両の右側前方、右側後方に設けられた方向指示ランプ20cおよびメータ内に設けられた右折を表すインジケータ3aの点滅制御を開始し、方向指示スイッチ13より「右側ランプ点滅」を表す信号が入力されなくなると、各方向指示ランプ20cおよびインジケータ3aの点滅制御を終了する。また、方向指示スイッチ13より「左側ランプ点滅」を表す信号が入力されると、車両の左側前方、左側後方に設けられた方向指示ランプ20cおよびメータ内に設けられた左折を表すインジケータ3aの点滅制御を開始し、方向指示スイッチ13より「左側ランプ点滅」を表す信号が入力されなくなると、各方向指示ランプ20cおよびインジケータ3aの点滅制御を終了する。
また、方向指示ランプ制御部14は、操作レバーへの操作に応じて方向指示スイッチ13がオンすると、方向指示ランプ20cの点滅を開始させ、操作レバーへの操作に応じて方向指示スイッチ13がオフすると、方向指示ランプの点滅を終了させる。また、本実施形態における車両は、操作レバーへの操作が予め定められた位置を超えると、方向指示スイッチがオン位置で固定され、ステアリングへの操作に応じて当該ステアリングが中立位置に戻ると方向指示スイッチが自動的にオフ位置に戻るオートキャンセル機能を備えている。このオートキャンセル機能により、例えば、操作レバーを操作して、方向指示ランプが点滅した状態で、ステアリングを回転させて右左折またはレーン変更等した後、ステアリングを中立位置に戻すだけで、操作レバーを元の位置に戻す操作を行うことなく、方向指示ランプの点滅を停止させることができるようになっている。
メータECU30は、車両LANインタフェース31および制御部32を備えている。制御部32には、方向指示ランプ20cの点滅状態を表すインジケータ30aおよびスピーカ30bが接続されている。なお、インジケータ30aはメータ内に配置されている。
車両LANインタフェース31は、予め定められた通信規格(例えば、CAN)に従って通信バス40を介して接続されたボデーECU10等と通信を行うためのものである。
制御部32は、CPU、RAM、ROM、EEPROM,I/O等を備えたコンピュータとして構成されており、CPUはROMに記憶されたプログラムに従って各種処理を実施する。
制御部32は、通信バス40を介して方向指示機制御装置20より入力される信号に応じてメータ内に配置されたインジケータ30aの点滅制御を行う。
スピーカ40は、通信バス40を介してボデーECU10より入力される音声信号に応じた音声を出力する。
本実施形態におけるボデーECU10は、ステアリングの切り角が小さいためにオートキャンセル機能が作動せず、そのことに運転者が気付いてない場合、方向指示ランプを点滅させたまま直進走行するといった状況をなくすため、ステアリングの操舵角を表す操舵角信号に基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したと判定され、かつ、方向指示器のセットが継続していると判定された場合、操作レバーの戻し忘れを運転者に報知する処理を実施する。
図2に、ボデーECU10のフローチャートを示す。ボデーECU10およびメータECU30は、車両のイグニッションスイッチがオン状態になると動作状態となり、制御部12は図2に示す処理を周期的に実施する。
まず、方向指示器がセットされたか否かを判定する(S100)。具体的には、ボデーECU10からメータECU30を介してインジケータ30aへ「右側ランプ点滅」を表す信号または「左側ランプ点滅」を表す信号が出力されているか否かに基づいて方向指示器がセットされたか否かを判定する。
ここで、ボデーECU10からメータECU30を介してインジケータ30aへ「右側ランプ点滅」を表す信号または「左側ランプ点滅」を表す信号が出力されてない場合、S100の判定はNOとなり、S100の判定を繰り返し実施する。なお、ここでは、操作レバーへの操作が予め定められた位置を超えて方向指示スイッチがオン位置で固定されているものとする。
また、運転者が右左折あるいは車線変更等をするため、操作レバーを操作してボデーECU10からメータECU30を介してインジケータ30aへ「右側ランプ点滅」を表す信号または「左側ランプ点滅」を表す信号が出力されると、S100の判定はYESとなり、次に、操舵角信号と車速信号を取得する(S102)。操舵角信号は、操舵角センサより取得することができ、車速信号は車速センサより取得することができる。
次に、方向指示器のセットが継続しているか否かを判定する(S104)。具体的には、ボデーECU10からメータECU30を介してインジケータ30aへ「右側ランプ点滅」を表す信号または「左側ランプ点滅」を表す信号が出力されているか否かに基づいて方向指示器のセットが継続しているか否かを判定する。
ここでは、方向指示器のセットが継続しており、S104の判定はYESとなったものとする。
次に、車両の旋回が完了したか否かを判定する(S106)。図3に、方向指示器をオンさせて、車両が旋回して方向指示スイッチ13が中立位置に戻る場合の操舵角の変化する様子を示す。なお、車両を直進させるためのステアリング位置で、ステアリング操舵角が0(度)となるようになっている。操作レバーを操作して方向指示スイッチ13がオン位置に固定された後、右左折のために運転者が車両のステアリングを回転させると、車両が旋回し始め、ステアリング操舵角の大きさが徐々に大きくなる。その後、ステアリングを元の位置に戻すため反対方向に回転させると、ステアリング操舵角の大きさが減少に転じ、ステアリング操舵角がゼロとなり、ステアリングがニュートラル状態となる。
本実施形態では、このように、ステアリング操舵角の大きさが徐々に大きくなった後、ステアリング操舵角の大きさが減少に転じ、ステアリング操舵角がゼロになってから、車速信号に基づいて車両が一定距離走行したと判定すると、車両の旋回が完了したものと判定する。S108にてYESと判定されるまで、S102〜S106の処理が繰り返される。
ステアリングの切り角が十分に大きい場合には、S108にてYESと判定される前にオートキャンセル機能が作動し、S104の判定はNOとなり、S100へ戻る。したがって、操作レバーの戻し忘れを注意するための注意喚起音は出力されない。
しかし、ステアリングの切り角が小さく、オートキャンセル機能が作動していない場合、S108の判定はYESとなり、注意喚起のためのブザーを吹鳴させる(S108)。具体的には、予め規定された操作レバーの戻し忘れを注意するための注意喚起音をスピーカ30bから発生させるようにメータECU30へ指示する。これにより、スピーカ30bから予め定められたパターンの注意喚起音が出力され、運転者は方向指示ランプ20cが点滅状態であることに気付くことができる。
上記した構成によれば、方向指示スイッチから方向指示ランプの点滅を指示する信号が出力されているか否かを判定し、車両の旋回を判定するための情報を取得し、方向指示スイッチから方向指示ランプの点滅を指示する信号が出力されていると判定された後、車両の旋回を判定するための情報を用いて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定し、方向指示スイッチから方向指示ランプの点滅を指示する信号が継続して出力されているか否かを判定し、操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したと判定され、かつ、方向指示スイッチから方向指示ランプの点滅を指示する信号が継続して出力されていると判定された場合、操作レバーの戻し忘れの注意喚起が行われるので、ステアリングの切り角が小さい場合における方向指示レバーの戻し忘れを報知することができる。
また、操舵角信号に基づいてステアリングの操舵角が中立位置から変化した後、ステアリングの操舵角が中立位置に戻った地点からの走行距離を計測し、当該走行距離が予め定められた距離閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定するようになっており、ステアリングの操舵角および走行距離は一般車両に搭載されている既存のものを利用して特定することができるので、比較的簡素な構成でステアリングの切り角が小さい場合における方向指示レバーの戻し忘れを報知することができる。また、単に、ステアリングの操舵角が中立位置に戻ったか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定する場合、誤判定してしまう可能性が高いが、ステアリングの操舵角が中立位置に戻った地点からの走行距離が予め定められた距離閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定するので、より正確に車両の旋回が完了したか否かを判定することができる。
(第2実施形態)
本実施形態に係る車載報知装置の全体構成を図4に示す。図1に示した構成では、ボデーECU10に、操作角信号および車速信号が入力されるようになっていたが、本実施形態では、GPS信号および車速信号が入力されるようになっている点が異なる。なお、上記第1実施形態と同一部分については同一符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分を中心に説明する。
上記第1実施形態では、ステアリングの操舵角を表す操舵角信号を用いて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したと判定され、かつ、方向指示器のセットが継続していると判定された場合、操作レバーの戻し忘れを報知させたが、本実施形態では、現在位置を特定するための位置情報の履歴を用いて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したと判定され、かつ、方向指示器のセットが継続していると判定された場合、操作レバーの戻し忘れを報知する。
本実施形態に係るボデーECU10の制御部12のフローチャートを図5に示す。なお、図5に示すフローチャートは、図2に示したフローチャートのS102とS106が異なる。
S102に対応するS202では、GPS信号と車速信号を取得する。具体的には、GPS信号と車速信号を取得するとともに、GPS信号に基づいて車両の現在位置(緯度経度)を特定し、更に、車両の現在位置の履歴をRRPROMに記憶させる。
また、S106に対応するS206では、GPS信号を用いて車両の旋回が完了したか否かを判定する。図6に、方向指示器をオンさせて、車両が旋回して方向指示スイッチ13が中立位置に戻る場合の移動履歴を示す。操作レバーを操作して方向指示スイッチ13がオン位置に固定された後、右左折のために運転者が車両のステアリングを回転させると、車両が旋回し始め、車両の走行軌跡上を経由する曲線の曲率は徐々に大きくなる。その後、ステアリングを元の位置に戻すため反対方向に回転させると、車両の走行軌跡上を経由する曲線の曲率は徐々に小さくなり、車両の走行軌跡を結んだ線は直線状となり、ステアリングがニュートラル状態となる。このように、車両の走行軌跡上を経由する線が直線状となった地点を特定する。
本実施形態では、このように車両の走行軌跡上を経由する曲線の曲率が徐々に大きくなった後、車両の走行軌跡上を経由する曲線の曲率が徐々に小さくなり、車両の走行軌跡上を結んだ線が直線状となった地点、すなわち、車両が直進するようになった地点から、車速信号に基づいて車両が一定距離走行したと判定すると、車両の旋回が完了したものと判定する。S108にてYESと判定されるまで、S102〜S106の処理が繰り返される。
すなわち、位置情報の履歴から車両の移動軌跡の曲率を特定し、当該車両の移動軌跡の曲率から車両が旋回を完了した地点を特定し、当該車両が直進するようになった地点からの走行距離を計測し、当該走行距離が予め定められた距離閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定する。なお、単に、車両が直進するようになったか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定する場合、誤判定してしまう可能性が高いが、車両が直進するようになった地点からの走行距離が予め定められた距離閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定するので、より正確に車両の旋回が完了したか否かを判定することができる。
(その他の実施形態)
上記第1実施形態では、操舵角信号に基づいてステアリングの操舵角が中立位置から変化した後、ステアリングの操舵角が中立位置に戻った地点からの走行距離を計測し、当該走行距離が予め定められた距離閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定したが、例えば、車両の旋回を判定するための情報として操舵角信号を取得し、操舵角信号に基づいてステアリングの操舵角が中立位置から変化した後、ステアリングの操舵角が中立位置に戻った地点からの経過時間を計測し、当該経過時間が予め定められた時間閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定するようにしてもよい。
また、上記第2実施形態では、位置情報の履歴から車両の移動軌跡の曲率を特定し、当該車両の移動軌跡の曲率から車両が旋回を完了した地点を特定し、当該車両が旋回を完了した地点からの走行距離を計測し、当該走行距離が予め定められた距離閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定したが、例えば、車両の旋回を判定するための情報として位置情報を取得し、位置情報の履歴から車両の移動軌跡の曲率を特定し、当該車両の移動軌跡の曲率から車両が旋回を完了した地点を特定し、当該車両が旋回を完了した地点からの経過時間を計測し、当該経過時間が予め定められた時間閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定するようにしてもよい。
また、車両が旋回する際に、車両を減速させるためのブレーキ操作が行われる点に着目し、例えば、操作レバーの操作に応じて方向指示ランプが点滅している状態で、ブレーキ操作が行われた後、ブレーキ操作が終了した時点からの経過時間を計測し、経過時間が予め定められた時間閾値を超過したか否かに基づいて操作レバーが操作された方向への車両の旋回が完了したか否かを判定するようにしてもよい。
また、上記第1、第2実施形態では、注意喚起のためのブザーを吹鳴させて方向指示ランプ20cが点滅状態であることを報知したが、例えば、「方向指示ランプが点滅したままです。」といった音声メッセージをスピーカ30bより出力させるようにしてもよい。また、注意喚起を行だけでなく、方位指示ランプ20cの点滅を停止させるように方位指示ランプ制御部22に指示するようにしてもよい。
なお、上記実施形態における構成と特許請求の範囲の構成との対応関係について説明すると、S100が方向指示スイッチ状態判定手段に相当し、S102、S202が情報取得手段に相当し、S106、S206が状況判定手段に相当し、S104が継続判定手段に相当し、S108が注意喚起手段に相当する。
10 ボデーECU
11 車両LANインタフェース
13 方向指示スイッチ
14 方向指示ランプ制御部
20c 方向指示ランプ
30 メータECU
30a インジケータ
30b スピーカ
31 車両LANインタフェース
32 制御部

Claims (5)

  1. 操作レバーへの操作に応じて、方向指示ランプの点滅を指示する信号を出力する方向指示スイッチがオン位置で固定された後、ステアリングへの操作に応じて当該ステアリングが中立位置に戻ると前記方向指示スイッチが自動的にオフ位置に戻る機能を備えた車両に搭載され、前記操作レバーの操作に対する注意喚起を行う車載報知装置であって、
    前記方向指示スイッチから前記方向指示ランプの点滅を指示する信号が出力されているか否かを判定する方向指示スイッチ状態判定手段と、
    前記車両の旋回を判定するための情報を取得する情報取得手段と、
    前記方向指示スイッチ状態判定手段により前記方向指示スイッチから前記方向指示ランプの点滅を指示する信号が出力されていると判定された後、前記車両の旋回を判定するための情報を用いて前記操作レバーが操作された方向への前記車両の旋回が完了したか否かを判定する状況判定手段と、
    前記方向指示スイッチから前記方向指示ランプの点滅を指示する信号が継続して出力されているか否かを判定する継続判定手段と、
    前記状況判定手段により前記操作レバーが操作された方向への前記車両の旋回が完了したと判定され、かつ、前記継続判定手段により前記方向指示スイッチから前記方向指示ランプの点滅を指示する信号が継続して出力されていると判定された場合、前記操作レバーの戻し忘れの注意を喚起する注意喚起手段と、を備えたことを特徴とする車載報知装置。
  2. 前記車両の旋回を判定するための情報は、前記ステアリングの操舵角を表す操舵角信号と車両の走行距離を表す走行距離情報であり、
    前記状況判定手段は、前記操舵角信号に基づいて前記ステアリングの操舵角が中立位置から変化した後、前記ステアリングの操舵角が中立位置に戻った地点からの走行距離を計測し、当該走行距離が予め定められた距離閾値を超過したか否かに基づいて前記操作レバーが操作された方向への前記車両の旋回が完了したか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の車載報知装置。
  3. 前記車両の旋回を判定するための情報は、前記ステアリングの操舵角を表す操舵角信号であり、
    前記状況判定手段は、前記操舵角信号に基づいて前記ステアリングの操舵角が中立位置から変化した後、前記ステアリングの操舵角が中立位置に戻った時点からの経過時間を計測し、当該経過時間が予め定められた時間閾値を超過したか否かに基づいて前記操作レバーが操作された方向への前記車両の旋回が完了したか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の車載報知装置。
  4. 前記車両の旋回を判定するための情報は、現在位置を特定するための位置情報と車両の走行距離を表す走行距離情報であり、
    前記状況判定手段は、前記位置情報の履歴から車両の移動軌跡の曲率を特定し、当該車両の移動軌跡の曲率から車両が直進するようになった地点を特定し、当該車両が直進するようになった地点からの走行距離を計測し、当該走行距離が予め定められた距離閾値を超過したか否かに基づいて前記操作レバーが操作された方向への前記車両の旋回が完了したか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の車載報知装置。
  5. 前記車両の旋回を判定するための情報は、現在位置を特定するための位置情報であり、
    前記状況判定手段は、前記位置情報の履歴から車両の移動軌跡の曲率を特定し、当該車両の移動軌跡の曲率から車両が直進するようになった地点を特定し、当該車両が直進するようになった地点からの経過時間を計測し、当該経過時間が予め定められた時間閾値を超過したか否かに基づいて前記操作レバーが操作された方向への前記車両の旋回が完了したか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の車載報知装置。
JP2011226076A 2011-10-13 2011-10-13 車載報知装置 Pending JP2013086553A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011226076A JP2013086553A (ja) 2011-10-13 2011-10-13 車載報知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011226076A JP2013086553A (ja) 2011-10-13 2011-10-13 車載報知装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013086553A true JP2013086553A (ja) 2013-05-13

Family

ID=48530924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011226076A Pending JP2013086553A (ja) 2011-10-13 2011-10-13 車載報知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013086553A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015033978A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 矢崎総業株式会社 ランプユニット制御システム
DE102016211034A1 (de) 2015-06-23 2016-12-29 Yazaki Corporation Informationsbereitstellungsvorrichtung für ein Fahrzeug
JP2017007515A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 矢崎総業株式会社 報知装置
WO2020202367A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 本田技研工業株式会社 情報提供装置、プログラムおよび情報提供方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015033978A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 矢崎総業株式会社 ランプユニット制御システム
DE102016211034A1 (de) 2015-06-23 2016-12-29 Yazaki Corporation Informationsbereitstellungsvorrichtung für ein Fahrzeug
JP2017007515A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 矢崎総業株式会社 報知装置
US9815371B2 (en) 2015-06-23 2017-11-14 Yazaki Corporation Information providing apparatus for vehicle
US10207584B2 (en) 2015-06-23 2019-02-19 Yazaki Corporation Information providing apparatus for vehicle
WO2020202367A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 本田技研工業株式会社 情報提供装置、プログラムおよび情報提供方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7710249B2 (en) Method of controlling a driver assistance system and an associated apparatus
JP5429180B2 (ja) 運転支援装置及び方法
EP2378499B1 (en) Driving assistance device
US20140309855A1 (en) Smart car with automatic signalling
JP6610896B2 (ja) 車両の運転支援装置
JP2007284049A (ja) エコドライブ支援装置、カーナビゲーションシステム及びエコドライブ支援プログラム
CN106184229B (zh) 车辆驾驶预警方法及其系统
JP4973069B2 (ja) 運転支援方法及び運転支援装置
JP2014041556A (ja) 運転支援装置
JP4281801B2 (ja) 車輪状態報知装置
JP2013086553A (ja) 車載報知装置
JP2018101373A (ja) 車両運転支援装置
JP2010209834A (ja) 省燃費運転支援装置、プログラム
JP2021026241A (ja) 車両の注意喚起装置
JP5109749B2 (ja) 車載報知装置
US20180370423A1 (en) System and method for a direction indicator of a motor vehicle
US20160121892A1 (en) Method and device for determining a driving state of an external motor vehicle
WO2009082904A1 (fr) Système de radar de navigation à faible vitesse intelligent
JP2019040441A (ja) 車両運転支援装置
JP2015151870A (ja) 車両制御装置
JP2010179803A (ja) 運転支援装置
JP5365339B2 (ja) 車両用障害物回避支援装置および車両用障害物回避支援方法
JP5303393B2 (ja) 車両用運転支援装置
JP6680246B2 (ja) 表示計、表示装置、および表示方法
JP6238018B2 (ja) 車両用運転支援装置