JP2013080482A - 動画像検索サービス提供方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

【課題】検索キーワードに関連した動画像検索結果をクラスター単位で括って提供することにより、検索結果を容易に理解することができる動画像検索サービス提供方法およびその装置を提供する。
【解決手段】クライアント端末機から検索キーワードを獲得する段階と、前記検索キーワードとマッチングされる動画像クラスターに対する情報を表示する動画像クラスターリストを前記検索キーワードに対する検索結果として提供する段階とを含み、前記動画像クラスターは、同一性のある複数の動画像を含み、前記動画像クラスターリストは、前記動画像クラスターに対する情報をクラスター別に区分して表示するクラスター単位表示領域を含む、動画像検索サービス提供方法が提供される。
【選択図】図２

Description

本発明は、動画像検索サービス提供方法およびその装置に関する。

インターネット技術の発展、およびデジタルカメラを含む動画像撮影装備の大衆化に起因し、ＵＣＣ(user created contents)はもはや不慣れな用語ではない。持続的なストレージ価格の下落および持続的な広帯域通信網の普及は、より多くの人々が静止イメージの形ではなく動画像の形で情報を共有させる。しかも、ユーチューブ(youtube)などのサービスの登場は動画像がより容易に共有できる環境を提供する。

ところが、インターネット上で共有される動画像の数の幾何級数的な増加にも拘らず、動画像検索のための技術の発展速度は相対的に遅い。一般に、動画像検索結果は、ユーザが入力したキーワードに関連した（例えば、動画像の題目にそのキーワードを含む）動画像を羅列する形で提供する。

この場合、検索結果の上位順位で同一の動画像が反復されてリストされる結果が頻繁に発生しうる。このように同一の動画像が制限された検索結果提供画面の大部分を占める場合、追加的に検索された動画像を確認するために検索結果の他のページに対する閲覧を要請するのは、ユーザにとっては煩わしいことである。

したがって、制限された検索結果提供画面上でより効率的な検索結果提供のための方法の開発が要求される。

本発明の一側面は、同一性のある動画像を含む動画像クラスターを用いることにより、動画像検索結果提供の効率性を改善するための動画像検索サービス提供方法およびその装置を提供する。

本発明の一側面によれば、クライアント端末機から検索キーワードを獲得する段階と、前記検索キーワードとマッチングされる動画像クラスターに対する情報を表示する動画像クラスターリストを前記検索キーワードに対する検索結果として提供する段階とを含み、前記動画像クラスターは同一性のあるものと判断される複数の動画像を含み、前記動画像クラスターリストは前記動画像クラスターに対する情報を前記動画像クラスターリストに含まれる他の動画像クラスターに対する情報と区分して表示するクラスター単位表示領域を含む、動画像検索サービス提供方法が提供される。

検索結果として提供される動画像クラスターリストにおいて、一つのクラスターに対する情報を表示する各領域はクラスター単位表示領域と呼称できる。

動画像クラスターリストが複数のクラスター単位表示領域を含む場合、前記複数のクラスター単位表示領域はそれぞれに相応する動画像クラスター内に含まれた動画像の個数を基準として整列できる。

動画像クラスターリストが複数のクラスター単位表示領域を含む場合、前記複数のクラスター単位表示領域はその相応する動画像クラスターそれぞれに対するクラスター代表時刻を基準として整列され、前記クラスター代表時刻は各クラスターに含まれた動画像の生成時刻情報に基づいて生成できる。

動画像クラスターが動画像クラスター内で整列される基準として使用できる動画像代表時刻は、各動画像クラスターに含まれた動画像の生成時刻のうち最も先立つ時刻であり得る。

動画像クラスターリストにおいて、各動画像クラスター別に情報を提供するクラスター単位表示領域は、前記クラスター単位表示領域に相応する動画像クラスターに属する動画像の位置情報を参照するリンクを表示することができる。

クラスター単位表示領域で前記動画像クラスターに属する複数の動画像に関するリンクが表示される場合、前記リンクは、そのそれぞれに相応する動画像が前記動画像クラスター内における時間配列順序に従って整列されて表示できる。

動画像クラスター内における動画像の時間配列順序は、各動画像のクラスター内の相対的開始時刻情報および終了時刻情報に基づいて決定できる。

クラスター単位表示領域に表示されるリンクは、そのリンクが参照する動画像のいずれか一時点における静止画像を前記リンクの表示イメージとして用いることができる。また、表示イメージとして使用される静止画像が動画像クラスター内で持つ時間配列順序に従って、その表示イメージに相応するリンクが整列できる。静止画像が動画像クラスター内で持つ時間配列順序は、動画像クラスターの全体再生時間区間でその静止画像が獲得された時刻情報を用いて決定できる。

動画像クラスターリストの提供を受けた前記クライアント端末機上で実現されるグラフィックユーザインターフェース（ＧＵＩ）のポインターが前記リンクに位置する場合、前記リンクに関連した前記動画像に対する付加情報を提供することができる。

クラスター単位表示領域は、クラスター単位表示領域に表示されるリンクによって参照される動画像が、前記クラスター単位表示領域に相応する前記動画像クラスターの全体再生時間区間において占める区間に対する開始時刻情報および／または終了時刻情報を表示することができる。

クラスター単位表示領域は、そのクラスター単位表示領域に表示されるリンクによって参照される動画像が、前記動画像の属する動画像クラスター内の他の動画像と重なり合う区間を共有する場合、そのリンクを、他の動画像と重なり合う区間を共有しない動画像を参照するリンクとは区別されるように表示することができる。

クラスター単位表示領域は、検索キーワードに似合う動画像クラスターに属する動画像の中から選定された代表動画像に対する情報を表示することができる。表示される代表動画像の情報は、代表動画像の静止画像および／または代表動画像を参照するリンクのうち少なくとも一つを含むことができる。代表動画像を参照するリンクは、代表動画像を閲覧することが可能なＷｅｂページのアドレスを参照するリンク、およびその代表動画像ファイル自体を参照するリンクを含むことができる。

動画像クラスターの代表動画像は、その動画像クラスターに属する動画像の長さ情報に基づいて選定できる。最も長さの長い動画像は、代表動画像の有力な候補になれる。代表動画像は、ある動画像が幾ら多い他の動画像と同一性を持つかに基づいて選定できる。相対的に多い数の動画像と同一性のある（すなわち、同一の区間を共有する）動画像は代表動画像の有力な候補になれる。一方、代表動画像が備えるべき要求条件が考慮できる。ある動画像が代表動画像として選定されるために、その動画像は最小画質条件、最小長さ条件などを満足させることが要求され得る。

本発明の一実施例によって提供される動画像検索サービス提供方法はコンピュータによって実行できる。その方法をコンピュータで実行させるためのプログラムはコンピュータ可読の記録媒体に記録できる。

本発明の他の観点によれば、同一性のあるものと判断される複数の動画像を含む動画像クラスターに対する情報を格納するデータベースと、クライアント端末機から獲得された検索キーワードに応答して、前記データベースを検索することにより、前記検索キーワードにマッチングされる動画像クラスターに対する情報を表示する動画像クラスターリストを前記検索キーワードに対する検索結果として提供する動画像検索部とを含み、前記動画像クラスターリストは前記動画像クラスターに対する情報をクラスター別に区分して表示するクラスター単位表示領域を含む、動画像検索サービス提供装置が提供される。

動画像検索サービス提供装置は、２つの動画像を比較して動画像間の同一性を検出する動画像比較部と、前記動画像比較部によって同一性が検索された２つの動画像に対して同一のクラスター識別子を付与することにより、動画像クラスターを生成するクラスター生成部をさらに含むことができる。

前述した以外の他の側面、特徴、利点が以下の図面、特許請求の範囲および発明の詳細な説明から明確になるであろう。

本発明の一実施例に係る動画像検索サービス提供装置とクライアント端末機との連結を例示する示図である。 本発明の一実施例に係る動画像検索サービス提供装置の構成図である。 本発明の一実施例に係る動画像検索サービス提供方法の流れ図である。 本発明の一実施例に係る動画像検索サービスの実現のために使用される動画像クラスターの構成を例示する図である。 本発明の一実施例に係る動画像検索サービスの実現のために使用される動画像リストの構成を例示する図である。 本発明の一実施例によってクライアント端末機上に表示される動画像検索結果を例示する図である。 本発明の一実施例に係る動画像クラスター内の動画像を共通の時間軸上で整列した結果を例示する図である。 本発明の一実施例によってクライアント端末機上に表示される動画像検索結果を例示する図である。

以下、本発明に係る動画像検索サービス提供方法およびその装置の実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。ところが、これは本発明を特定の実施形態に対して限定しようとするものではなく、本発明の思想および技術範囲に含まれる全ての変換、均等物または代替物を含むものと理解されるべきである。本発明を説明するにおいて、関連した公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を乱すおそれがあると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、添付図面を参照して説明するにおいて、同一または対応の構成要素は同一の図面番号を付与し、これに対する重複説明は省略する。

図１は本発明の一実施例に係る動画像検索サービス提供装置とクライアント端末機との連結を例示する図である。

図１を参照すると、動画像検索サービス提供装置１０は、インターネットなどのネットワークを介してクライアント端末機２０と連結できる。動画像検索サービス提供装置１０は、クライアント端末機２０から要請された検索キーワードを獲得し、獲得された検索キーワードにマッチングされる動画像クラスターに対する情報を検索結果として提供することができる。

動画像クラスターは、同一性を有する動画像のグループを意味する。動画像クラスターは、同一性のある動画像（予め定義された基準に従って同一のものと判断できる情報を共有する動画像）に対して同一のクラスター識別子を付与することにより生成できる。２つの動画像間の同一性は、その２つの動画像が重なり合う部分を持つことを意味することができる。

ところが、一つの動画像クラスターに含まれたある２つの動画像が必ずしも同一の区間を共有（同一性を確保）しなければならないのではない。ある動画像が一つの動画像クラスターに含まれるために、その動画像が動画像クラスター内の少なくとも一つの動画像と同一の区間を共有することが要求される。すなわち、第１動画像がある動画像クラスター内の第２動画像と同一性を持つものと判断される場合、第１動画像はその動画像クラスターに含まれ得る。この場合、第１動画像がその動画像クラスター内の第３動画像と同一性を持つことは要求されない。

次に、動画像の同一性判断方法およびクラスター生成方法について、他の図面を参照して詳細に説明する。

動画像検索サービス提供装置１０によって提供される検索結果において、検索キーワードと関連性のある動画像クラスターに対する情報は、各クラスター別に区分されて表示できる。すなわち、一つの動画像クラスターに対する情報を提供する領域と、他の動画像クラスターに対する情報を提供する領域とが互いに区分できる。このような領域は、その領域に相応する動画像クラスターに関する条件を用いて整列できる。検索結果内で各動画像クラスターに対する情報表示が整列される基準は下記に詳細に説明されるであろう。

クライアント端末機２０は、動画像検索サービス提供装置１０によって提供される動画像検索サービスのユーザが用いる端末機である。例えばＰＤＡ、ＰＣ、移動電話などの機器がクライアント端末機として利用できる。動画像検索サービス提供装置１０に検索キーワードを伝達し、且つその応答として受信される検索結果を表示することが可能な機器は、クライアント端末機として使用できる。

図２は本発明の一実施例に係る動画像検索サービス提供装置の構成図である。図２を参照すると、サービス提供装置１０は、動画像比較部１１、動画像クラスター生成部１２、動画像検索部１３、およびデータベース１５を含むことができる。

動画像検索サービス提供装置の各構成要素は、一般なコンピュータハードウェアを用いて実現でき、各構成要素がハードウェア的に区別される別個の物理的な構造を持つ必要はない。汎用コンピュータハードウェアは、その機能に相応して図２に例示された各構成要素の一つとして呼ばれることもある。

動画像比較部１１は、動画像を比較して互いに同一性があるか否かを決定することができる。比較対象となる動画像はその比較過程に先立ってインターネット上から収集でき、収集された動画像はデータベース１５に格納できる。

本発明の目的は動画像に関する同一性判別自体に限定されず、本発明の一実施例に係る動画像比較部１１は動画像間の同一性を判別することが可能ないずれの従来の技術でも使用可能である。動画像比較部１１は、２つの動画像の同一性が認められるための画像情報の共有を判断するための基準として、動画像のフィンガープリントデータを抽出して比較することができる。

２つの動画像間の同一性は、２つの動画像が完全無欠に同一の二進データを共有する場合に限定されない。２つの動画像が所定の基準によって同一のものと判断できる画像情報を共有する場合には、画質と再生時間の差異にも拘らず、２つの動画像間の同一性が認められ得る。すなわち、本発明で言及される画像情報の同一性および動画像間の同一性は実質的な同一性の意味として拡大されて理解されなければならない。

動画像比較部は、２つの動画像が共有する同一の区間（重なり合う区間）に対する情報を獲得することができる。ある動画像内で他の動画像と共有される同一の部分が占める部分に対する時間情報、すなわち、その動画像内における同一区間の開始点および終了点に対する時間情報が獲得され得る。このような情報はデータベース１５に格納できる。

動画像クラスター生成部１２は、前記動画像比較部１１によって同一性があるものと確認された動画像に対してクラスタリング(clustering)作業を行うことができる。前述したように、本発明において、動画像クラスターは互いに同一性のある動画像をグループとして理解することができる。動画像クラスターは同一性のある動画像に対して同一のクラスター識別子を付与することにより生成できる。

動画像クラスター生成部１２によって付与されたクラスター識別子、およびそのクラスター識別子が付与された動画像に関する情報は、データベース１５に動画像クラスターデータ１７として格納できる。

上述した動画像比較部１１および動画像クラスター生成部１２の機能は、本発明の特許出願に先立って本出願人によって２００８年６月４日に出願され、「ＭＥＴＨＯＤ ＯＦ ＰＲＯＣＥＳＳＩＮＧ ＭＯＶＩＮＧ ＰＩＣＴＵＲＥ ＡＮＤ ＡＰＰＡＲＡＴＵＳ ＴＨＥＲＥＯＦ」と命名されたＰＣＴ特許出願ＰＣＴ／ＫＲ２００８／００３１４２およびそのＰＣＴ特許出願で優先権の利益が主張された３つの韓国特許出願（２００７年６月４日に出願された１０−２００７−００５４６０１、２００７年６月２１日に出願された１０−２００７−００６０９７８および２００８年６月２日に出願された１０−２００８−００５１６８８）を参照して理解できる。以上言及された４つの特許出願の明細書に記載された事項は、本出願の明細書の一部として含まれたものと見なされ得る。

動画像検索部１３は、クライアント端末機２０から獲得された検索キーワードにマッチングされる動画像クラスター（または動画像）を検出し、その検出された動画像クラスター（または動画像）に関する情報を検索結果として提供することができる。

検索キーワードとマッチングされる動画像クラスターは、その検索キーワードとマッチングされる動画像を含む動画像クラスターを意味することができる。すなわち、動画像クラスターに含まれる一つの動画像がその検索キーワードとマッチングされる場合、その動画像クラスターもその検索キーワードとマッチングされ得る。動画像と検索キーワード間のマッチング有無は、動画像に対する索引情報（付加情報）と検索キーワード間の比較によって決定され得る。動画像の題目、著作権者、動画像が位置するＵＲＬ、および動画像が収集されるＷｅｂページから動画像と共に収集できるテキスト情報（例えば、動画像が挿入されたＷｅｂページに含まれた他のテキスト情報）が動画像に関する索引情報に含まれ得る。このような動画像の索引情報は、従来の技術に係るインターネット検索エンジンのために用いられるＷｅｂロボットなどのソフトウェアを用いることにより獲得できる。

本発明の一実施例に係る動画像検索サービスによれば、動画像クラスターに含まれた各動画像に関する索引情報は、その動画像クラスターに関する索引情報として見なされ得る。よって、検索キーワードとマッチングされる索引情報を有する一つの動画像が存在する場合、その索引情報を有しないが、同一の動画像クラスターに含まれる他の動画像に対するアクセスがユーザに提供され得る。これは検索結果の拡張という肯定的な効果に帰結できる。

一方、本発明の一実施例に係る動画像検索結果は、検索キーワードとマッチングされる動画像クラスターに対する情報を表示する動画像クラスターリストとして提供できる。このような動画像クラスターリストにおいて、ある動画像クラスターに対する情報をより高い位置に提供することができるかに関する基準が要求される。

検索結果において情報が露出される動画像クラスターの順位を決定するために、動画像クラスターに含まれる動画像の個数が考慮できる。一例として、検索キーワードとマッチングされる動画像クラスターに関して、ある動画像クラスターがより多い数の動画像を含めば含むほど、検索結果においてより上位の位置を占めることができる。

また、動画像クラスターに含まれた動画像の生成時刻情報が、動画像クラスターの検索結果内の順位を決定するように使用できる。動画像の生成時刻とは、実際動画像が撮影された時刻またはその動画像がオンライン空間に掲示された時刻を意味することができる。このような動画像の生成時刻に対する情報は、動画像自体に含まれた形態で獲得されることも可能であり、動画像が位置したＷｅｂ文書から獲得されることも可能である。

複数の動画像を含む動画像クラスターの場合、ある動画像の生成時刻をその動画像クラスターの順位決定において考慮するかを決定する必要がある。一例として、動画像クラスターに属する動画像のうち、最も早い生成時刻を有する動画像の生成時刻をその動画像クラスターの代表時刻（または起源時刻）として見なすことが好ましい。ある動画像から複写された動画像は、その原本動画像より遅い生成時刻を持つものと期待される。よって、一つの動画像クラスターに含まれた動画像の生成時刻のうち最も早いものがその動画像クラスターの起源時刻として見なされ得る。

このような動画像クラスター整列基準に対する変更要請がクライアント端末機２０などを介して要請される場合、動画像検索部１３は、その要請を反映して再整列された検索結果を提供することができる。

一方、本発明の一実施例に係る検索結果として提供される動画像クラスター情報は、その動画像クラスターに属する動画像に対するリンクを含むことができる。個別動画像に対するリンクは、検索結果より、各動画像クラスターに対する情報が提供される領域（クラスター単位表示領域）で提供できる。本発明の一実施例において、クラスター単位表示領域は、その領域の内部に一つの動画像クラスターに関する情報が表示され、このような意味で単位クラスター領域またはシングルクラスター領域と呼称されることもある。

このような動画像に対するリンクは、その動画像の位置情報（ＵＲＬ情報）を参照することにより、検索結果の提供を受けたユーザがその結果として提供された動画像クラスターに属する動画像を閲覧することが可能なアクセス手段を提供する。

動画像に対するリンクは、動画像の題目をアンカーテキスト(anchor text)とすることができる。また、その動画像の静止画像がそのリンクの表示イメージとして利用できる。このようなアンカーテキストおよび表示イメージはＨＴＭＬタグなどを用いて提供できる。

検索結果において、一つの動画像クラスターに属する複数の動画像に対するリンクを表示する場合、そのリンクの配列順位もやはり決定される必要がある。例えば、クラスター単位表示領域におけるリンクの配列順位は、そのリンクに関連した動画像の相対的時間配列順序に従うことができる。

同一の区間（同一の画像情報を有する重なり合い区間）を共有する２つの動画像の相対的な配列は、各動画像の開始点を基準として表現された同一区間の開始点情報を比較することにより、同一の区間を共有する２つの動画像の相対的配列を決定することができる。この過程は図７を参照して理解できる。

例えば、１０秒の同一の区間を共有し、それぞれの長さが４０秒および２５秒の第１動画像（Ｖ３）および第２動画像（Ｖ１）に対して、第１動画像ではその開始点から３０秒の後に同一の区間が始まり、第２動画像ではその開始点で同一の区間が始まる。したがって、第１動画像（Ｖ３）は第２動画像（Ｖ１）より３０秒先行する動画像となる。すなわち、時間配列順序において第１動画像（Ｖ３）が第２動画像（Ｖ２）に比べて３０秒先立つ。

このように同一の区間を共有する２つの動画像の比較を繰り返すことにより、一つの動画像クラスターに属する動画像の時間配列順序が決定できる。すなわち、一つの共通した時間軸上でその動画像クラスターに属する全ての動画像の開始点が配置でき、その開始点の配列順序によって動画像の相対的時間配列順序が決定できる。動画像クラスター内の動画像の配列情報は、データベース１５に動画像クラスターデータ１７として格納できる。

但し、本発明は、このような時間的配列順序自体を目的とするものではないので、このような方法に特に限定されず、動画像間の時間的配列順序を決定することが可能な従来のいずれの方法でも本発明の実現のために利用できる。

再び図２を参照すると、動画像検索部１３によって、検索結果の一部として、クラスター単位表示領域で提供されるリンクは、そのリンクが参照する動画像が動画像クラスターの全体再生時間区間において占める時間区間に対する情報と共に表示できる。動画像クラスターの全体再生時間区間とは、その動画像クラスターに含まれた全体動画像がそれぞれの同一区間を基準として相対的に配列される場合に構成される再生時間区間を意味する。すなわち、動画像クラスターにおいて最も先立つ動画像の開始点が動画像クラスターの再生時間区間の開始点となり、最後の動画像の終了点が再生時間区間の終了点となる。ある動画像が動画像クラスターの再生時間区間の開始点から３０秒の後に始まって１分の長さを持つならば、その動画像が占める区間に対する開始時刻情報は「３０秒」となり、終了時刻情報は「１分３０秒」となる。このような情報を提供することにより、リンクに関連した動画像が全体動画像クラスターの再生時間区間においてどの部分に該当するかを知らせることができる。

クライアント端末機２０上でこのように提供されたリンクをユーザがクリック（選択）する場合、ユーザが動画像を閲覧することが可能なアドレスに対してアクセスできる。このようなアクセスによって、ユーザは自分が選択したリンクに関連した動画像を閲覧することができる。前述したように、動画像の静止画像がリンクの表示イメージとして利用できる。このようにイメージとして表示されるリンクを介してユーザの動画像閲覧が誘導できる。

ユーザが提供リンクをクリックする前に、そのリンクに関連した（そのリンクが参照するアドレスで閲覧できる）動画像に対する付加情報を提供することも可能である。一例として、クライアント端末機上で実現されるグラフィックユーザインターフェース（ＧＵＩ）のポインター（例えば、マウスなどによって制御されるポインター）が動画像リンク上に位置する場合、そのリンクに関連した動画像に対する付加情報が表示され得る。提供される付加情報は、動画像の再生時間、画質、説明、タグ、動画像が閲覧できるＷｅｂページの題目、および動画像掲示者に対する情報などを含むことができる。このような付加情報を介して、ユーザはクリックによる動画像閲覧の試みを決定するための基礎資料の提供を受けることができる。

このような付加情報の表示は、クライアント端末機２０上に動画像検索結果を表示するブラウザプログラムウィンドウ上で別途のレイヤーが構成されたような時刻的効果を介して提供されることもでき、別途のポップアップ機能を用いて提供されることもできる。次に、このような付加情報の提供について図６を参照して詳細に説明する。

前述したように、検索結果として提供されるリンクによって参照される動画像がその動画像の属する動画像クラスター内の他の動画像と重なり合う区間（同一の区間）を共有する場合、そのリンクは、他の動画像と重なり合う区間を共有しない動画像を参照するリンクとは区別されるように表示できる。このようにさらに多くのＷｅｂ文書に含まれる動画像に関するリンクを差別化することにより、より効率よく検索結果を提供することができる。

データベース１５は、動画像データ１６および動画像クラスターデータ１７を格納することができる。動画像データ１６とは、動画像自体およびその動画像に対する各種付加データ（付加情報）を含む意味で解釈できる。動画像クラスターデータ１７は、動画像などに付与されたクラスター識別子に応じて該当クラスター識別子に属する動画像のリストを含む情報である。クラスターデータ１７は動画像クラスター内の動画像の時間配列順序などの情報を含むことができる。動画像データ１６および動画像クラスターデータ１７の具体的な例については図４および図５を参照して後述する。

図３は本発明の一実施例に係る動画像検索サービス提供方法の流れ図である。動画像を比較する段階（Ｓ１００）は、動画像比較部１１がオンライン上の２つの動画像を比較することにより、その動画像間の同一性を決定する段階である。２つの動画像の同一性はその２つの動画像が実質的に同一の（実質的同一は完全同一または類似を含む。）画像情報を共有することを意味する。

オンライン上の２つの動画像は、その比較プロセスに先立ってデータベース１５に収集されて格納できる。２つの動画像の同一性を検出するために多様な動画像比較技術（例えば、動画像フィンガープリント抽出技術など）が使用できるのは、図２を参照して説明されたとおりである。

比較対象である動画像の収集過程で共に獲得される情報（例えば、動画像の題目、動画像の位置情報、動画像が位置するＷｅｂページに含まれた他のテキスト情報など）は、動画像の付加情報としてデータベース１５に格納できる。

動画像クラスターを生成する段階（Ｓ１１０）では、動画像クラスター生成部１２が、同一性を持つものと決定される２つの動画像に対して同一のクラスター識別子を付与することにより、動画像クラスターを生成する。また、互いに異なる２つの動画像クラスターに属する動画像相互間に同一性が確認された場合、その２つの動画像クラスターの識別子を同一に変更することにより、動画像クラスター間の併合が可能となる。生成された動画像クラスターに対する情報もデータベース１５に格納できる。

検索キーワードを獲得する段階（Ｓ１３０）は、動画像検索サービス提供装置１０の動画像検索部１３が、入力された検索語をクライアント端末機２０から獲得する段階である。動画像検索サービス提供装置は、従来の検索エンジンから提供するユーザインターフェースを介して検索語の入力を受けることができる。これに対する具体的な説明は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者には自明な事項なので、ここでは省略する。

検索キーワードとマッチングされる動画像クラスターに対する情報を検索結果として提供する段階（Ｓ１４０）は、動画像検索部１３がデータベース１５を参照して生成された検索結果をクライアント端末機２０へ伝送する段階である。

動画像検索部１３は、データベース１５に格納された情報と検索キーワードとを比較することにより、検索キーワードとマッチングされる動画像クラスターを検出することができる。

動画像検索部１３によって提供される検索結果は、検索キーワードとマッチングされる動画像クラスターに対する情報を各クラスター単位で区分して提供する動画像クラスターリストである。

検索結果において、互いに異なる動画像クラスターに属する情報は、クライアント端末機２０の画面上でユーザに区分されて認識されるように配置できる。すなわち、検索結果が提供される画面において、一つの動画像クラスターに対して情報のみを含む仮想の閉曲線は、他の動画像クラスターに対する情報のみを含む閉曲線と交差しないことが可能である。このような動画像クラスター情報の配置は検索結果提供画面において適切な余白を付与することにより実現できる。

動画像クラスターリストにおいてどの動画像クラスターに対する情報が仮想上位に位置するかを決定するために、いろいろの基準が利用できる。図２を参照して前述したように、動画像クラスターに属する動画像の数、動画像クラスターに属する動画像に関連した時刻情報などがその基準として利用できる。また、動画像クラスターの全体再生時間区間の長さなどがその基準として利用できる。

このような基準による動画像クラスターの露出順位は、予め計算されてデータベース１５に格納でき、或いは検索キーワードに対する検索結果の生成が要請された時点で計算されて検索結果に反映できる。

本発明の一実施例に係る検索結果上の動画像クラスター情報は、その動画像クラスターに含まれた動画像の位置情報を参照するリンクを含むことができ、互いに異なる動画像クラスターに属する動画像に関するリンクは、互いに区分されて提供できる。

例えば、クラスター識別子１、２、５が検索キーワードとマッチングされることが検索され、検索結果として提供するための順序がクラスター識別子２、５、１の順序と決定されたならば、クラスター識別子２に属した動画像に対する情報が他の動画像クラスターに属する動画像に対する情報より上位の位置で提供できる。

このように検索結果を動画像クラスター別に区分して提供することにより、重複する動画像（同一の区間を共有する動画像）の検索結果占有部分が過多とならないように制御することができる。

検索結果の提供は、動画像クラスターそれぞれに対してその動画像クラスターに含まれた動画像が閲覧できるＷｅｂページへの移動を可能にする位置情報を参照するリンクを提供することができる。例えば、リンクはそのリンクが参照する動画像のいずれか一つの時点における静止画像をその表示イメージとして用いることができる。

前述したように、同一の動画像クラスターに属する複数の動画像に対するリンクの整列は、そのリンクに関連した動画像の相対的時間配列順序に従うことができる。

一方、動画像の位置情報を参照するリンクを表示する際に、その動画像が他の動画像と同一の区間を共有する程度を反映し、そのリンクの表示属性を差別化して設定することができる。

各動画像クラスター別に提供されるリンクの間で配列情報によって時間的に重なり合う区間が存在する場合、時間的に重なり合う区間を共有するリンクに対しては他のリンクと区分されるように、例えば他の部分とは異なる色で表現し或いは太い字体で表現するなどの効果によって提供するように構成することもできる。これにより、ユーザは、検索結果を確認する場合、区分されるように表示されたデータが多く存在することが分かる。これは多くの人々が探す部分または楽しみのある部分、すなわちハイライト部分であることを意味するので、動画像全体を確認する必要なしで該当部分のみを確認することを可能にする機能上の便宜を提供することができる。

また、前述したように、クラスター単位表示領域に提供されるリンクは、そのリンクが参照する動画像が動画像クラスターの全体再生時間区間で占める時間区間に対する情報と共に表示できる。動画像が占有する時間区間に対する情報は、図５に例示されるクラスター内の相対的開始時刻および／またはクラスター内の相対的終了時刻である。

以上、検索語とマッチングされる動画像クラスターの検出および検索結果における情報露出順位の反映などが動画像検出部１３の機能として説明されたが、動画像検索サービス提供装置１０の効率性のために、前述した各機能が動画像検索サービス提供装置１０の独立構成要素によって行われるように変更できるのは勿論である。

図４は本発明の一実施例に係る動画像検索サービスの実現のために使用される動画像クラスターの構成を例示する図である。図４を参照すると、データベースに格納された動画像クラスターデータ１７は、クラスター識別子、代表動画像リスト、ランク(rank)、動画像リスト、および日付情報を含むことができる。

クラスター識別子(cluster ID)は、図２の動画像比較部１１およびクラスタリング(clustering)生成部１２によって付与されるものであって、同一性のある動画像には同一のクラスター識別子が付与されている。

代表動画像リストは、各クラスター識別子に属する動画像を代表することが可能な動画像のリストである。クラスター識別子１は、３：０／１２０２および５：２２０／６００で表現された２つのデータを含んでいる。ここで、３および５は動画像識別子である。３：０／１２０２は、識別子３を有する動画像が動画像クラスターの再生時間区間における０秒から１２０２秒までの区間を占めることを意味し、５：２２０／６００は、識別子５を有する動画像が２２０秒から６００秒までの区間を占めることを意味する。

動画像の代表動画像は少なくとも一つである。代表動画像を決定する基準としては、動画像の再生時間（長さ）、画質、同一のクラスター内である動画像と同一性を持つ他の動画像の数、題目の長さ、動画像の位置情報、その動画像に対するユーザの閲覧回数（またはその動画像が位置するＷｅｂページから収集された訪問者の数）、および動画像の題目に対して計算されたエントロピーが考慮できる。また、代表動画像が備えるべき要求条件が考慮できる。ある動画像が代表動画像として選定されるために、その動画像は最小画質条件、最小長さ条件などを満足させることが要求されることもある。一つの動画像クラスターに対して互いに異なる基準を従う２つ以上の動画像が代表動画像として選定されることもある。動画像クラスターの代表動画像は、その動画像クラスターに属する動画像の長さ情報に基づいて選定できる。最も長さの長い動画像は、代表動画像の有力な候補になれる。例えば、クラスターに含まれた全体動画像の内容を全て含む長い動画像があるならば、その動画像をそのクラスターの代表動画像として選択することができる。ところが、最も長さの長い動画像であっても、最小画質条件を満足させていない場合、代表動画像として選定せず、最小画質条件を満足させる動画像のうち最も再生時間（長さ）の長い動画像を代表動画像として選定することができる。

代表動画像は、ある動画像が幾ら多くの他の動画像と同一性があるかに基づいて選定できる。相対的に多い数の動画像と同一性のある（すなわち、同一の区間を共有する）動画像は、代表動画像の有力な候補になれる。このような動画像は、多数のユーザによって掲示（共有）された動画像であって、その動画像クラスターのハイライト部分であろうと期待される。この場合、最小長さ条件を要求条件として適用することにより、あまり短い動画像が代表動画像として選定されることを防ぐことが効率的である。

一方、同一のクラスター内で同一性のある他の動画像の数が最も多い動画像を代表動画像として選定することにより、ユーザにオンライン空間で最も多く共有されているその動画像のハイライト部分に対する効率的なアクセス手段を提供することができる。

また、動画像に対する位置情報を参照することにより、著作権が保障される公式的な流通経路を介して公開される動画像を代表動画像として選定することができる。このような代表動画像の選定は、オンライン空間における著作権保護に肯定的な影響を及ぼすことができる。

本発明の一実施例に係る検索結果のクラスター単位表示領域は、代表動画像に対する情報をリンクの形で表示することができる。但し、動画像クラスター内の他の動画像に対するリンクと代表動画像に対するリンクの表示属性は差別化できる。例えば、代表動画像のリンク（代表動画像の位置情報を参照するリンク）は、同一のクラスター単位表示領域で他の動画像のリンクのそれより大きい表示イメージを持つことができる。また、代表動画像のリンクが表示される領域は、他の動画像のリンクが時刻化される領域とは区分されて別途に提供できる。

ランク(rank)情報は、該当クラスターに含まれた動画像の数を示す。本発明の一実施例に係る動画像検索結果において動画像クラスターに含まれた動画像の数が整列基準として使用できるのは、前述したとおりである。

クラスター識別子１に対する動画像リストを参照すると、５つの動画像に対する５つのデータ（３：０／１２０２、５：２２０／６００、７：５００／７００、９：６００／８００、１１：７００／９００）が表示されている。これらそれぞれは、代表動画像に対するデータと同一の形態（動画像識別子、その動画像が動画像クラスターの再生時間区間において占める部分に対する開始点情報、終了点情報）を有する。

代表時刻は、動画像クラスターの整列などのために利用できる時間情報である。動画像クラスターの代表時刻は、その動画像クラスターに属した動画像の生成時刻情報に基づいて決定できる。動画像クラスターに属する動画像のうち最も遅いまたは最も早い生成時刻を有する動画像の生成時刻をその動画像クラスターの代表時刻として見なすことができる。場合によっては動画像クラスターに属する動画像の生成時刻の平均値を動画像クラスターの代表時刻とすることもできる。

図５は本発明の一実施例に係る動画像検索サービスの実現のために使用される動画像リストの構成を例示する図である。図５を参照すると、動画像データ１６は、動画像識別子、クラスター識別子、長さ、クラスター内の相対的開始時刻、クラスター内の相対的終了時刻、ファイル名、生成時刻、位置（アドレス）情報を含むことができる。

動画像識別子ＩＤは、データベース１５内に格納された動画像それぞれを識別するために付与される識別情報を意味し、クラスター識別子は、その動画像の属するクラスターの識別子を意味する。動画像の長さは該当動画像の再生される時間区間の長さを意味する。クラスター内の相対的開始時刻は、その動画像の属する動画像クラスター内の動画像に対する時間配列順序が決定される場合、その動画像クラスターの開始点（その動画像クラスターで最も先立つ時間配列順序を有する動画像の開始点）からどれほどの時間が経った後、その動画像の開始点が位置するかを示す情報である。よって、クラスター内の相対的終了時刻はクラスター内の相対的開始時刻に動画像の長さを加えて計算できる。

前述したように、同一のクラスター内の動画像はそれらが共有する同一区間の時間情報を用いて同一の時間軸上で配列でき、クラスター内の相対的開始時刻および終了時刻情報はこの時間軸を用いて表現される。このようなクラスター内の動画像の配列は図７を参照してより具体的に説明されるであろう。

動画像の生成時刻は、その動画像が生成された時間を示す情報である。生成時刻は、実際動画像が撮影された時刻またはその動画像がオンライン空間に掲示された時刻であり得る。動画像が撮影された時刻情報は、動画像に含まれたメタ情報を用いて獲得できる。動画像の掲示時刻は、動画像が収集されたＷｅｂサイトからＷｅｂロボットなどによって収集できる。

動画像の位置情報は、その動画像がオンライン空間で閲覧できるアドレス情報を意味する。例えば、動画像はあるＷｅｂ文書に挿入された個体（例えば、<ｅｍｂｅｄ>タグなどを用いて）として存在することができる。動画像の閲覧が可能なＷｅｂ文書のＵＲＬ情報が動画像の位置情報になれる。また、Ｗｅｂ文書に動画像自体が格納されたＵＲＬ情報が獲得できる場合、そのＵＲＬ情報も動画像の位置情報として格納できる。

前述したように、動画像検索結果は一つの動画像クラスターリスト内で動画像クラスター別に区分されて提供され、区分されて提供される各動画像クラスターに対する情報はその動画像クラスターに含まれた動画像の位置情報を参照するリンクを含むことができる。

一つの動画像クラスターに関して複数のリンクが提供される場合、各リンクは動画像がクラスター内の相対的開始時刻および／または終了時刻に基づいて整列できる。このように整列されるリンクは、そのリンクに関連した動画像の静止画像をその表示イメージとすることができる。

図６は本発明の一実施例によってクライアント端末機上に表示される動画像検索結果を例示する図である。

ユーザによって入力された検索キーワードは「Ｌｏｓｔ３」である（６０１）。参考として、「Ｌｏｓｔ」は世界的に広く知られているドラマシリーズの名称である。入力された検索キーワードは動画像検索サービス提供装置１０に伝達され、動画像検索部１３は「Ｌｏｓｔ３」とマッチングされる動画像クラスターに対する情報をクラスター別に区分して提供する。

検索キーワード「Ｌｏｓｔ３」に対して３，２３４個の動画像が検索された。これらの動画像は３０個の動画像クラスターに分類できる（６０２）。したがって、検索結果は３０個のクラスター単位表示領域を含むことができる。図６では、説明の便宜上、２つの動画像クラスターに対するクラスター単位表示領域（６１０、６２０）が例示された。クライアント端末機の一つの画面上で同時に提供できるクラスター単位表示領域の個数は、動画像検索サービス提供者の設定（例えば、提供されるイメージおよび字体の大きさなど）、および検索結果が提供されるクライアント端末機のハードウェア仕様（例えば、ディスプレイの画素数など）によって異なる。

検索結果の最上端には、検索された動画像の全体個数およびクラスターの数が示されている（６０２）。図６の場合、検索キーワード「Ｌｏｓｔ３」にマッチングされる動画像データは総３，２３４個であり、関連した動画像クラスターは総３０個である。

もし、動画像クラスターを用いず、単純に個別動画像に対するリンク情報が羅列される場合、３，２３４個の動画像全部に対するリンクが、動画像間の同一性有無を問わずに提供されるべきであろう。このような形態の検索結果は、ユーザが検討するにはあまり長いリストを提供する。このような３，２３４個の動画像を３０個のクラスター単位表示領域に区分して提供する場合、ユーザが検討する検索結果のリストの長さは顕著に減らすことが予想される。一例として、第１クラスター表示単位領域６１０は、２００個の動画像に対する情報をクライアント端末機２０の画面の一部のみを用いて提供する。

例示された検索結果画面において、各クラスター単位表示領域６１０、６２０は、それに相応する動画像クラスターの代表時刻を基準として整列されており、最近生成された動画像クラスターに対する情報が上位に位置する（６０３）。

この他にも、クラスター単位表示領域を整列するための多様な基準が活用できる。動画像に対するユーザの利用統計が基準となれる。ある動画像クラスターに属する動画像に対するユーザの閲覧回数が多い場合、或いは閲覧頻度が高い場合、その動画像クラスターに相応するクラスター単位表示領域が検索結果において相対的に上位に位置することができる。また、動画像クラスターそれぞれの全体再生時間区間の長さ（動画像クラスターの全体画像長さ）がクラスター単位表示領域を整列するために利用できる。ドラマまたは映画などのコンテンツを検索するユーザは、相対的に長い全体再生時間区間を有する動画像クラスターに関心を持つであろう。これとは逆に、映画の予告編またはＣＦなどの動画像を検索するユーザは、相対的に短い再生時間区間を持つ動画像クラスターに関心を持つであろう。よって、再生時間の長さを検索結果整列基準として活用することが効率的である。例えば、１０分以下、３０分以上、１時間以上などの整列オプションがユーザに提供できる。

第１クラスター単位表示領域６１０に相応する第１動画像クラスターは、２００個の動画像を含む（６１１）。第１クラスター単位表示領域６１０の代表時刻情報は、２００７年５月１６日付で表示される（６１２）。本発明の一実施例において、動画像クラスターの代表時刻情報は、動画像クラスターに含まれた動画像の生成時刻のうち最も早い時刻を意味することができる。図６において、２００７年５月１６日は、第１クラスター単位表示領域６１０に相応する第１動画像クラスターに属する動画像のうち最も早く生成（アップロード）された日付を意味することができる（２００７年５月１６日は、ドラマロストシズン３エピソード２１が放映された日付）。第１動画像クラスターの題目は、「Lost Season 3 Episode 21」と表示され（６１３）、第１動画像クラスターの再生時間区間の長さは４２分４秒である（６１４）。すなわち、第１動画像クラスターに属する全ての動画像を含む最も長い動画像の長さは４２分４秒になるであろう。

第１クラスター単位表示領域６１０は、それに相応する第１動画像クラスターに属する動画像に対するリンク６１５、６１６を含むことができる。各動画像に対するリンクは、そのリンクに関連した動画像の静止画像を表示イメージとして用いることができる。第１クラスター単位表示領域６１０は、このように静止画像を用いて表現されたリンクを５つ含む。第１動画像クラスターの代表動画像に対するリンク６１０は、他のリンクとは異なる属性として提供できる。第１クラスター単位表示領域６１０において、代表動画像に対するリンク６１５は、第１動画像クラスターに属する他の動画像に対する４つのリンクより大きく表示されている。一方、第１動画像クラスターに対する動画像が必ず一つである必要はなく、互いに異なる基準に従う２つ以上の動画像が代表動画像として選定されることも可能である。この場合、第１クラスター単位表示領域６１０は、２つ以上の代表動画像に対するリンクを含むこともできる。

代表動画像に対するリンク６１５の隣には、第１動画像クラスター内における時間配列順序に従って整列された４つのリンクが表示される。４つの各リンク上にはそのリンクに関連した動画像（そのリンクによってその位置情報が参照される動画像）が動画像クラスター内で占める時間区間に対する情報が表示される。すなわち、４つのリンクのうち一番目のリンク６１６に関連した動画像は、第１動画像クラスターの全体再生時間区間の開始点を基準として５分と１０分間の区間に対応する（６１７）。一方、そのリンクに相応する動画像のクラスター内の相対的開始時刻と終了時刻が表示されることも可能である。

第２クラスター単位表示領域６２０に提供されたリンク６２１をクリックする場合、ユーザはそのリンクが参照する位置情報に相応する動画像を閲覧することができる。ところが、このような動画像閲覧の前に、そのリンクに対する事前情報を提供することによりユーザの便宜を図ることができる。ユーザがマウスなどのポインターをそのリンク６２１上に位置させる場合、そのリンクに関連した動画像に対する付加情報が提供できる。すなわち、リンククリックの際にブラウズできるＷｅｂページおよび動画像に対する情報を予め露出させることはユーザに役立つ。図６では、そのリンク６２１をクリックする場合、ユーザが鑑賞することが可能な動画像の題目、生成日付、その動画像が位置するドメインに対する情報が別途のポップアップとして提供される（６２１）。また、その動画像が位置するＷｅｂページから収集される他の情報（ユーザのコメント、タグなど）もこのようなポップアップによって提供できる。

図７は本発明の一実施例に係る動画像クラスター内の動画像を共通の時間軸上で整列した結果を例示する図である。図７を参照すると、動画像クラスターは、Ｖ１、Ｖ２、Ｖ３、Ｖ４とそれぞれ命名される４つの動画像から構成されている。

この場合、動画像クラスターの全体再生時間区間は、その長さが１００秒であり、時間軸１上の原点（０秒）から１００秒までの区間を占める。

動画像Ｖ３は、この動画像クラスターの全体再生時間区間で０秒から４０秒までを占める。動画像Ｖ３の場合、クラスター内の相対的開始時刻は０秒であり、相対的終了時刻は４０秒である。一方、図７に示した４つの動画像のうちＶ１およびＶ２は、有力な代表動画像候補である。Ｖ１は動画像クラスター内で最も多い動画像と同一の区間を共有する画像である。Ｖ１の場合、該当動画像クラスターの全体再生時間区間のうちハイライトに該当する部分を示す動画像であって、代表動画像になれる。

Ｖ２は、例示された動画像クラスターにおいて最も長い動画像であって、代表動画像として選定できる。ところが、動画像クラスターの全体再生時間区間の長さ（１００秒）と同一の再生時間（長さ）を有する他の動画像があれば、その全長(full Length)動画像が代表動画像として選定されるであろう。

一方、図７の動画像それぞれに対する４つのリンクが検索結果として提供される場合、その４つの動画像リンクの整列は、動画像クラスター内における時間配列順序に従って整列できる。たとえば、時間配列順序が各動画像のクラスター内の相対的開始時刻を基準とする場合であれば、検索結果として提供されるリンクが参照する動画像はＶ３、Ｖ１、Ｖ２、Ｖ４の順序であろう。

また、時間配列順序は、各動画像のクラスター内の相対的開始時刻情報および相対的終了時刻情報を用いて決定できる。この２つの時刻情報の平均値を各動画像に対して計算してみると、Ｖ３は２０、Ｖ１は４２．５、Ｖ４は５０、Ｖ２は６７．５の平均値を持つ。よって、この基準によれば、各動画像リンクに対する整列順序はＶ３、Ｖ２、Ｖ４、Ｖ２になるであろう。

一方、検索結果において表示されるリンクは、そのリンクが参照する動画像の静止画像をその表示イメージとして用いることができる。複数のリンクが検索結果として提供される場合、各表示イメージに相応する静止画像が前記動画像クラスターの全体再生時間区間で整列される順序に従ってその複数のリンクが整列できる。

例えば、Ｖ１のリンクは、その表示イメージとして、動画像クラスターの全体再生時間区間のうち５０秒（時間軸１上）に位置する静止画像を使用し、Ｖ４のリンクは、その表示イメージとして、４０秒に位置する静止画像を使用し、Ｖ２のリンクは、その表示イメージとして、７０秒に位置する静止画像を使用する場合、その３つのリンクの整列順序はＶ４、Ｖ１、Ｖ２になるであろう。このように、検索結果において提供される各リンクは、表示イメージの相対的時間配列に従って整列できる。

図８は本発明の一実施例によってクライアント端末機上に表示される動画像検索結果を例示する図である。図８では、説明の便宜上、一つのクラスター単位表示領域を例示した。

図８のクラスター単位表示領域８１０は図６の第１クラスター単位表示領域６１０の拡張形態として理解できる。クラスター単位表示領域８１０は、第１クラスター単位表示領域６１０と同一の動画像クラスターに対する情報を表示する。クラスター単位表示領域８１０の上部は図６に例示した第１クラスター単位表示領域６１０と同一なので、その詳細な説明は省略する。

図８を参照すると、代表動画像に対するリンクとして、ハイライト動画像に対するリンク８１１および全長動画像に対するリンク８１２が提供される。前述したように、ハイライト動画像は同一のクラスター内である動画像と同一性を持つ他の動画像の数を基準として選定できる。

一方、図８を参照すると、クラスター単位表示領域８１０には動画像クラスターに属する動画像が位置するＷｅｂページから収集された付加情報が表示される（８１３）。図８において、この領域には動画像クラスターにおいて一つの動画像が占める時間区間をアンカーテキストとし、その動画像を参照するリンク８１４とその動画像が位置するＷｅｂページから収集されたユーザのコメント８１５が表示されている。例示したもの以外にも、その動画像に対する説明、タグ、著作権者情報などが動画像クラスターの付加情報として表示できる。

一方、本発明の一実施例に係る動画像検索サービス提供方法は、コンピュータ可読の記録媒体上にデジタルコードとして実現できる。コンピュータ可読の記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取られるデータが格納される全ての種類の記録装置を含む。例えば、ＲＯＭ、ＲＡＭ、ＣＤ−ＲＯＭ、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ格納装置などがあり、また、キャリアウェーブ（例えば、インターネットを介しての伝送）の形で実現されることも含む。

本出願で使用した用語は、特定の実施例を説明するために使用されたもので、本発明を限定するものではない。単数の表現は、文脈上明白に異なる意味を持たない限りは、複数の表現を含む。

本出願において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらの組み合わせが存在することを指定しようとするものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴または数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらの組み合わせの存在または付加可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。

「第１」および「第２」などの用語は多様な構成要素の説明のために使用できるが、前記構成要素は前記用語によって限定されてはならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみで使用される。

以上、本発明についてその実施例を中心に説明した。前述した実施例以外の多くの実施例が本発明の特許請求の範囲内に存在する。本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲において、変形された形で実現できることを理解するであろう。よって、開示された実施例は限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されるべきである。本発明の範囲は前述した説明ではなく特許請求の範囲によって定められるべきである。それと同等の範囲内にある全ての差異点は本発明に含まれるものと解釈されるべきであろう。

本発明の一実施例によれば、同一性のある動画像を含む動画像クラスターを用いることにより、動画像検索結果提供の効率性を改善するための動画像検索サービス提供方法およびその装置を提供することができる。

Claims (1)

1. ２つの動画像を比較して動画像間の同一性を検出する動画像比較部と、
   前記動画像比較部によって同一性が検索された２つの動画像に対して同一のクラスター識別子を付与することにより、動画像クラスターを形成するクラスター生成部と、
   前記クラスター生成部によって形成される動画像クラスターに対する情報を格納するデータベースと、
   クライアント端末機から獲得された検索キーワードにマッチングされる動画像クラスターを前記データベースで検索し、該検索された動画像クラスターに対する情報を表示する動画像クラスターリストを前記検索キーワードに対する検索結果として提供する動画像検索部とを含み、
   前記動画像クラスターリストは、前記検索された動画像クラスターに対する情報を動画像クラスター別に区分して表示するクラスター単位表示領域を含むことを特徴とする、動画像検索サービス提供装置。