JP2013079738A - 加温流体の製造方法 - Google Patents
加温流体の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013079738A JP2013079738A JP2011218796A JP2011218796A JP2013079738A JP 2013079738 A JP2013079738 A JP 2013079738A JP 2011218796 A JP2011218796 A JP 2011218796A JP 2011218796 A JP2011218796 A JP 2011218796A JP 2013079738 A JP2013079738 A JP 2013079738A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid
- flame retardant
- carbonaceous material
- oxidation
- heated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/10—Process efficiency
Landscapes
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Extraction Or Liquid Replacement (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
Abstract
【解決手段】炭素質物を流体中に存在させてなる被加熱体にマイクロ波を照射して加温流体を製造する方法であって、該炭素質物が、耐酸化性炭素質物、又は、難燃化剤と炭素源物質との混合物を熱処理して得られた難燃化剤処理炭素質物であることを特徴とする加温流体の製造方法、該加温流体を用いた殺菌方法、抽出方法、発電方法、及び、リン、ホウ素又は金属原子を含有する難燃化剤と炭素源物質との混合物を熱処理して得られた難燃化剤処理炭素質物であって耐酸化性炭素質物であることを特徴とするマイクロ波照射材料。
【選択図】なし
Description
また、マイクロ波を対象物に照射して、対象物分子の回転や振動を引き起こす手段も知られている。
流体の加熱方法は、例えば、加温流体を用いて菌を殺菌する分野;加熱された通常の流体、超臨界流体、亜臨界水等の加温流体を用いて有用物質又は無用物質を抽出する分野;流体を用いてタービンを回して発電する分野;流体の圧力を用いる分野等、極めて広い分野で重要である。
更に、リン酸塩を用いて製造された耐酸化性黒鉛(特許文献6、7)、炭化ホウ素を用いて製造された耐酸化性黒鉛(特許文献8、9)等も知られている。
しかしながら、マイクロ波加熱を使用した加温流体の製造方法に、炭素質物を組み合わせて使用することは殆ど知られていなかった。
しかしながら、本発明における炭素質物を空気中に存在させてマイクロ波を照射した場合は、該炭素質物は燃焼せず、長時間に亘って空気といった流体を加温し続けることができる。
しかしながら、本発明における炭素質物を水中に存在させてマイクロ波を照射した場合は、該炭素質物は燃焼せずに発熱し、長時間に亘って水といった流体を加温し続けることができる。
(1)耐酸化性炭素質物、又は、
(2)難燃化剤と炭素源物質との混合物を熱処理して得られた難燃化剤処理炭素質物である。
炭素質物は、空気中で加熱したとき、500℃以下の温度から酸化反応が始まる。本発明おいて、「耐酸化性炭素質物」とは、空気中で加熱したとき、500℃で酸化反応が起こらない、「主成分が無定形炭素又は黒鉛」でできた物体をいい、無定形炭素又は黒鉛を耐酸化性物質で被覆した物体も含まれる。
「主成分が」とは、炭素以外の元素を含んでいてもよいことを示すが、骨格は炭素であることを示す。また、「無定形炭素又は黒鉛」とは、無定形炭素と黒鉛の中間的な結晶化度のものや、結晶化度の異なるものの混合物も指す。
黒鉛が、炭化ケイ素、窒化ケイ素、酸化チタン、(ポリ)リン酸塩、炭化ホウ素等の耐酸化性物質で被覆されている耐酸化性黒鉛が特に好ましい。
クラックを防止する等のために、酸化ホウ素、酸化ケイ素、酸化アルミニウム等で被覆されていてもよいが、ガラス系物質が被覆されている(ガラスシールされている)ものは、発熱し難い傾向にある。
耐酸化性炭素繊維における被覆物質としては上記の物質が挙げられる。
「耐酸化性炭素繊維」として知られているものが好適に使用でき、市販の耐酸化性炭素繊維も好適に使用できる。
本発明においては、流体中に存在させる際の耐酸化性炭素繊維の単繊維の直径は小さい程好ましいが、30μm以下が好ましく、10μm以下がより好ましく、7μm以下が特に好ましい。
単繊維の直径が大き過ぎると、発熱量が少なくなる場合があり、また、流体への熱の移動が効率良くいかない場合がある。
マイクロ波を吸収した短繊維は、急速に発熱し、かつ流体との接触面積も当然のことながら大きいので、流体への熱伝播が迅速に行われる。
本発明において「難燃化剤」とは、対象物に付与して該対象物の燃性を低下させる物質をいう。燃性を低下の程度は問わず、燃性を低下させる程度は低くてもよいが、「難燃化剤」として知られているものが好ましい。
具体的には、塩素含有化合物;ペンタブロモジフェニルエーテル、オクタブロモジフェニルエーテル、テトラブロモビスフェノールA等の臭素含有化合物;後述するリンを含有する難燃化剤;後述するホウ素を含有する難燃化剤;後述する金属原子を含有する難燃化剤等が好ましい。
その中でも、オルトリン酸塩、リン酸一水素塩、リン酸二水素塩、ポリリン酸塩、トリフェニルホスフェート、ハロゲン含有リン酸エステル等が好ましく、中でも、難燃性、取得価格、環境安全性等の点から、オルトリン酸塩、リン酸一水素塩、リン酸二水素塩、ポリリン酸塩等が特に好ましい。
また、難燃化剤と炭素源物質との混合物を調製する際に、難燃化剤が水に溶解した方が均一に混合でき、また均一に炭素源に吸収担持させることができるので、水に対する溶解性に優れたものが好ましい。
中でも好ましいものは、ホウ酸、四ホウ酸若しくは八ホウ酸、又は、それらの塩である。その中でも、四ホウ酸の塩がより好ましく、ホウ砂(四ホウ酸ナトリウムの水和物)が、難燃性、取得価格(経済性)、水に対する溶解性、他の難燃剤を併用したときに水に対する溶解性が十分に上がる等から特に好ましい。
水溶液の状態で得られるもの、結晶水を含むものも含まれる。
具体的には、木粉、大豆粕、籾殻、笹等の植物由来物質;ブドウ糖、ショ糖、セルロース等の糖類;木炭、竹炭、砂糖炭、セルロース炭、石油コークス、ピッチコークス、瀝青炭、活性炭等の無定形炭素;天然黒鉛、人造黒鉛等の黒鉛等が挙げられる。
熱処理は公知の方法で行われる。すなわち、活性炭賦活処理の場合と同様に行うことが好ましいが、酸化雰囲気で焼成することが特に好ましい。
「炭素質物の内部に含有される」とは、難燃化剤又は「難燃化剤の加熱によって生じた誘導体」が、分子レベルで含有されていても、集合体として含有されていてもよい。
「皮膜が形成されている」とは、炭素質物の周り全てが皮膜で覆われている必要はなく、炭素質物の周りの一部が被覆されている状態も含まれる。
しかしながら、耐酸化性炭素質繊維状黒体等の「(1)耐酸化性炭素質物」や、「(2)難燃化剤と炭素源物質との混合物を熱処理して得られた難燃化剤処理炭素質物」に、例えば空気中でマイクロ波を照射した場合でも、燃焼せず、マイクロ波を吸収して赤熱し、長時間に亘って又は繰り返し、例えば空気といった流体を加温し続けることができる。
常圧で100℃以上になれば、急激に沸騰して高温の蒸気を創出する。
一方、流体が空気等の気体である場合は、無定形耐酸化性炭素質物が、継続した発熱性及び蓄熱性の観点から好ましい。
本発明において、「耐酸化性」とは、空気中で加熱したとき、500℃で酸化反応が起こらないことをいう。
体積平均粒径が大き過ぎると、流体との接触面積が小さくなり、流体への熱の移動が効率良くいかない場合がある。
一方、小さ過ぎると、流体への分散性が悪くなったり、取り扱いが面倒になったりする場合がある。
また、特に流体が水の場合は、短繊維である耐酸化性炭素繊維が有効である。
一方、比重の観点からは、余り比重の軽いものでは、火の粉として流体である気体中に飛散することがあるため、ある程度の比重があることが好ましい。
本発明において「流体」とは、液体、気体、超臨界流体又は亜臨界水をいう。
「液体」は特に限定はなく、水;二酸化炭素;アンモニア;有機溶媒等が挙げられる。また、「気体」は特に限定はなく、水蒸気;空気;二酸化炭素;アンモニア;ヘリウム、アルゴン、窒素等の不活性気体等が挙げられる。
超臨界流体又は亜臨界水としては特に限定はなく、水、二酸化炭素;メタン、エタン、プロパン等のアルカン類;エチレン、プロピレン等のアルケン類;メタノール、エタノール等のアルコール類;アセトン等のケトン類等が挙げられる。
「(1)耐酸化性炭素質物」が耐酸化性炭素繊維の場合には、単繊維を束ねたヤーン(単糸)の形で流体中に存在させることも好ましい。耐酸化性炭素繊維は、特に水中において著しい発熱効果が見られる。
特に好ましい流体中での存在状態は、耐酸化性炭素繊維のみでファブリック化した炭素繊維織物袋状内部に、上記の適度な長さの炭素短繊維を分散させた状態である。
しかしながら、本発明の特定の処理(1)又は(2)がなされた上記炭素質物では、マイクロ波を吸収して発熱して赤熱体となり、効率良く短時間で流体を加熱できる。
また、上記(2)の場合は、流体100質量部に対して、炭素質物10質量部〜80質量部が好ましく、炭素質物20質量部〜70質量部がより好ましく、炭素質物40質量部〜60質量部が特に好ましい。
一方、炭素質物の存在量が多過ぎる場合には、短時間で水が沸騰し突沸して危険である。しかし、加温する初期の水量を容積比として、1/3以下に設定する流量調整を行うことで制御可能である。
流体が水の場合、本発明における炭素質物の見かけ比重は、1より小さいことが好ましい。
マイクロ波が照射された前記の炭素質物の発熱温度は、その炭素質物の炭素量によっても左右されるが、発熱温度は760〜1000℃に達するので、サーマルショクに十分に耐える素材が必要である。
上記の「加温流体の製造方法」を用いて超臨界流体又は亜臨界水を製造することも好ましい。「超臨界流体」とは、流体の相図において、臨界点以上の領域にあって、液体と気体の区別がつかない状態の流体をいう。
例えば、飲食品、燃料、医農薬関係の有用物質又は無用物質の抽出、分解又は合成用に用いられる。
また、環境汚染物質等を酸化分解させて処理する酸化用に用いられる。
特に、耐酸化性炭素繊維を水中に存在させてマイクロ波を照射した場合は、水が全体に一気に昇温するばかりでなく、1000℃近く高温となっている発熱部位に水が連続的に接触するために、沸騰水で、細菌、真菌、ウイルス等が瞬時に滅菌可能である。
更に、短時間に加温可能であるために、長時間加熱する必要がなく、ビタミン類等の有用な物質の破壊を低下させることも可能である。
以下、単に「部」と記載したときは、「質量部」を意味するものとする。
難燃化剤として、リン酸一水素アンモニウム30部を水70部に溶解させ、炭素源物質として、体積平均粒径が約3〜6mmの木粉300部に加え、良く撹拌して湿潤状態にした。これを容器中で平らに薄く広げ、乾燥後、時々かき混ぜながら、1000℃の火焔を8分間照射した。
得られた難燃化剤処理炭素質物は、0.3mm〜4mmの粒子状であり、耐酸化性の無定形炭素であった。これを「炭素質物A」とする。
難燃化剤として、リン酸一水素アンモニウム30部を水70部に溶解させ、炭素源物質として綿繊維200部に浸透させ湿潤状態として、余剰液を絞り乾燥させた。乾燥後、1200℃で3分間加熱した。
得られた難燃化剤処理炭素質物は、繊維の形態を保持した耐酸化性の無定形炭素であった。これを「炭素質物B」とする。
難燃化剤として、リン酸一水素アンモニウム35部を水65部に溶解させ、炭素源物質として、体積平均粒径約3〜6mmの木粉200部に加え、良く撹拌して湿潤状態にした。これを容器中で平らに薄く広げ、乾燥後、ガス炉で800℃、15分熱処理して炭化させた。
次いで、アルゴン雰囲気の黒鉛炉で、2000℃で30分加熱して黒鉛化した。
得られた難燃化剤処理炭素質物は、体積平均粒径が約100μmの耐酸化性黒鉛であった。これを「炭素質物C」とする。
難燃化剤として、リン酸一水素アンモニウム10部及びホウ砂5部を水85部に加熱溶解させ、炭素源物質として、体積平均粒径が約2〜7mmの瀝青炭を含む活性炭300部に加え、良く撹拌して湿潤状態にした。これを容器中で平らに薄く広げ、乾燥後、ガス炉で800℃、15分加熱した。
得られた難燃化剤処理炭素質物は、体積平均粒径約2〜7mmの、多孔性の耐酸化性無定形炭素質物である。これを「炭素質物D」とする。
ホウ砂5部、リン酸一水素アンモニウム10部及び水85部を加熱して沸騰させ溶解させた。得られた液を「難燃化液A」と言う。難燃化液Aをテッシュペーパーに含浸させ、余剰液を絞り自然乾燥させ、空気中、1000℃で炭化させた。
得られた難燃化剤処理炭素質物は、繊維状の形態を保持した耐酸化性無定形炭素である。これを「炭素質物E」とする。
木綿の綿(わた)を、上記難燃化液Aに浸し、余剰液を絞り、自然乾燥させた。この乾燥物を、都市ガスの火焔で炭化した。
得られた難燃化剤処理炭素質物は耐酸化性無定形炭素である。これを「炭素質物F」とする。
市販のPAN系の炭素繊維である、FORMOSA PLASTICS CORPORATION社製の型番「TC−35 12k」を約3〜4cmに切断した。
得られた耐酸化性炭素質物は、黒鉛質であり、耐酸化性炭素繊維である。これを「炭素質物G」とする。
PAC(JISで規定するポリ塩化アルミニウム水溶液)93.5部に、炭酸ナトリウム6.5部を溶融させて高粘性ゲルを得た。そこに、市販の天然黒鉛を混合しペースト状にし、不活性気体雰囲気の黒鉛炉で、2000℃で30分加熱した。
得られた難燃化剤処理炭素質物は、耐酸化性天然黒鉛である。これを「炭素質物H」とする。
実施例1
上記製造例1で得られた炭素質物A50gを石膏ボード板に載せ、2450MHzのマイクロ波を照射する電子レンジに入れ、750Wに設定し、空気中でマイクロ波照射を開始した。開始直後から点状の白色光彩が発光し、約5秒後、炭素質物Aの一部が赤熱し、赤熱部分の範囲が徐々に全体に及んだ。
照射開始から15秒後にマイクロ波照射を終了した直後の赤熱部分の表面温度は780℃であった。
上記製造例2〜8で得られた炭素質物B〜Hそれぞれ50gを実施例1と同様の方法でマイクロ波を照射した。何れも照射直後は点状に発光し、その後、炭素質物全体が赤熱した。
照射開始から15秒後にマイクロ波照射を終了した直後の赤熱部分の表面温度は、耐酸化性無定形炭素である炭素質物B、E、Fでは約780℃であった。
炭素質物Dでは約1000℃であった。
また、黒鉛化した耐酸化性黒鉛である炭素質物C、G、Hでは、880〜900℃であった。
実施例1、2において、マイクロ波照射の出力を1000wとした以外は、実施例1、2と同様にした。
その結果、出力に比例した赤熱温度の上昇が観察された。すなわち、炭素質物A、B、E、Fでは、830〜870℃となり、炭素質物Dでは1050〜1100℃となり、炭素質物C、G、Hでは、約950℃となった。
難燃化剤で処理していない炭素質物として、製造例4で炭素源物質として使用した無定形炭素である活性炭を、炭素質物Aの代わりに用いた以外は実施例1と同様にマイクロ波を照射した。
その結果、活性炭は発熱状態にはならず、空気中の酸素と反応して燃焼し、灰化して消失してしまった。
難燃化剤で処理していない炭素質物として、人造黒鉛を炭素質物Aの代わりに用いた以外は実施例1と同様にマイクロ波を照射した。
その結果、人造黒鉛は、2分を経過しても発熱状態にはならず、実験を終了した。
実施例4
上記製造例1ないし8で得られた炭素質物A〜Hそれぞれ3gを、ガラス容器中の水100mLの中に入れ、2450MHzのマイクロ波を出力900Wで照射し、1気圧において沸騰までの時間を測定した。結果を表1に記載する。
実施例4において、炭素質物を入れずに、マイクロ波を照射した以外は実施例4と同様に、1気圧において沸騰までの時間を測定した。結果を表1に記載する。
難燃化剤で処理していない炭素質物として、製造例4で炭素源物質として使用した無定形炭素である活性炭を、炭素質物Aの代わりに用いた以外は実施例4と同様にマイクロ波を照射した。この「難燃化剤で処理していない無定形炭素である活性炭」を、「無処理無定形炭素a」と略記する。
また。1気圧において沸騰までの時間を測定した。結果を表1に記載する。
難燃化剤で処理していない炭素質物として、比較例2で用いた人造黒鉛を、炭素質物Aの代わりに用いた以外は実施例4と同様にマイクロ波を照射した。この「難燃化剤で処理していない人造黒鉛」を、「黒鉛b」と略記する。
また。1気圧において沸騰までの時間を測定した。結果を表1に記載する。
Claims (12)
- 炭素質物を流体中に存在させてなる被加熱体にマイクロ波を照射して加温流体を製造する方法であって、該炭素質物が、耐酸化性炭素質物、又は、難燃化剤と炭素源物質との混合物を熱処理して得られた難燃化剤処理炭素質物であることを特徴とする加温流体の製造方法。
- 上記流体が水又は水蒸気であり、上記加温流体が加温水又は加温水蒸気である請求項1に記載の加温流体の製造方法。
- 上記難燃化剤が、リン、ホウ素又は金属原子を含有する難燃化剤である請求項1又は請求項2に記載の加温流体の製造方法。
- 上記耐酸化性炭素質物が耐酸化性炭素繊維である請求項1ないし請求項3の何れかの請求項に記載に記載の加温流体の製造方法。
- 上記リンを含有する難燃化剤が、オルトリン酸、二リン酸、ポリリン酸、亜リン酸若しくは次亜リン酸、又は、それらの塩若しくはエステルである請求項3に記載の加温流体の製造方法。
- 上記ホウ素を含有する難燃化剤が、ホウ酸、四ホウ酸若しくは八ホウ酸、又は、それらの塩である請求項3に記載の加温流体の製造方法。
- 上記金属原子を含有する難燃化剤が、塩化亜鉛、塩化アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム又は硫酸アルミニウムである請求項3に記載の加温流体の製造方法。
- 上記加温流体が超臨界流体又は亜臨界水である請求項2ないし請求項7の何れかの請求項に記載の加温流体の製造方法。
- 請求項1ないし請求項8の何れかの請求項に記載の加温流体の製造方法で製造された加温流体を用いて菌を処理することを特徴とする殺菌方法。
- 請求項1ないし請求項8の何れかの請求項に記載の加温流体の製造方法で製造された加温流体を用いて有用物質又は無用物質を抽出することを特徴とする抽出方法。
- 請求項1ないし請求項8の何れかの請求項に記載の加温流体の製造方法で製造された加温流体を用いてタービンを回して発電することを特徴とする発電方法。
- リン、ホウ素又は金属原子を含有する難燃化剤と炭素源物質との混合物を熱処理して得られた難燃化剤処理炭素質物であって耐酸化性炭素質物であることを特徴とするマイクロ波照射材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011218796A JP2013079738A (ja) | 2011-10-01 | 2011-10-01 | 加温流体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011218796A JP2013079738A (ja) | 2011-10-01 | 2011-10-01 | 加温流体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013079738A true JP2013079738A (ja) | 2013-05-02 |
Family
ID=48526251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011218796A Pending JP2013079738A (ja) | 2011-10-01 | 2011-10-01 | 加温流体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013079738A (ja) |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07239102A (ja) * | 1994-02-25 | 1995-09-12 | Ryoji Watabe | ボイラ |
JPH10101316A (ja) * | 1996-09-30 | 1998-04-21 | Sekisui Chem Co Ltd | 可撓性グラファイト複合難燃組成物及び難燃シート |
JP2000279321A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-10-10 | Nippon Kamiparupu Shoji Kk | マイクロ波加熱用発熱体 |
JP2002088249A (ja) * | 2000-09-12 | 2002-03-27 | Polymatech Co Ltd | 熱伝導性高分子組成物及び熱伝導性成形体 |
JP2003113583A (ja) * | 2001-10-02 | 2003-04-18 | Seiren Co Ltd | インクジェット記録用布帛 |
JP2003125745A (ja) * | 2001-10-23 | 2003-05-07 | Buhei Kono | マイクロ波を利用した常圧高温蒸気の製造とマイクロ波の応用による殺菌システム並びに青果物の無菌物流システム及び食品加工、調理システムの開発。 |
JP2006024502A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Nippon Steel Corp | マイクロ波発熱体およびその製造方法 |
JP2006035056A (ja) * | 2004-07-23 | 2006-02-09 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | マイクロ波加熱用容器 |
JP2007000822A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Chubu Electric Power Co Inc | 流体有機化合物の処理方法 |
JP2011110495A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 除湿用シート状物 |
-
2011
- 2011-10-01 JP JP2011218796A patent/JP2013079738A/ja active Pending
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07239102A (ja) * | 1994-02-25 | 1995-09-12 | Ryoji Watabe | ボイラ |
JPH10101316A (ja) * | 1996-09-30 | 1998-04-21 | Sekisui Chem Co Ltd | 可撓性グラファイト複合難燃組成物及び難燃シート |
JP2000279321A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-10-10 | Nippon Kamiparupu Shoji Kk | マイクロ波加熱用発熱体 |
JP2002088249A (ja) * | 2000-09-12 | 2002-03-27 | Polymatech Co Ltd | 熱伝導性高分子組成物及び熱伝導性成形体 |
JP2003113583A (ja) * | 2001-10-02 | 2003-04-18 | Seiren Co Ltd | インクジェット記録用布帛 |
JP2003125745A (ja) * | 2001-10-23 | 2003-05-07 | Buhei Kono | マイクロ波を利用した常圧高温蒸気の製造とマイクロ波の応用による殺菌システム並びに青果物の無菌物流システム及び食品加工、調理システムの開発。 |
JP2006024502A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Nippon Steel Corp | マイクロ波発熱体およびその製造方法 |
JP2006035056A (ja) * | 2004-07-23 | 2006-02-09 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | マイクロ波加熱用容器 |
JP2007000822A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Chubu Electric Power Co Inc | 流体有機化合物の処理方法 |
JP2011110495A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 除湿用シート状物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Dong et al. | A large‐area, flexible, and flame‐retardant graphene paper | |
Wang et al. | Spray-drying-assisted layer-by-layer assembly of alginate, 3-aminopropyltriethoxysilane, and magnesium hydroxide flame retardant and its catalytic graphitization in ethylene–vinyl acetate resin | |
Qi et al. | Fructose 1, 6‐Bisphosphate Trisodium Salt as A New Phosphorus Source for the Rapid Microwave Synthesis of Porous Calcium–Phosphate Microspheres and their Application in Drug Delivery | |
KR20100032370A (ko) | 탄소 알루미늄 복합 화합물 및 탄소 알루미늄 복합 화합물 피복 무기 화합물 | |
CN104150479A (zh) | 一种掺杂高比表面积活性炭的制备方法 | |
Duan et al. | Size-dependent flame retardancy of black phosphorus nanosheets | |
WO2007119698A1 (ja) | 活性炭及びその製造方法、並びに製造装置 | |
Zeng et al. | Preparation of ultrafine nanoparticles under supergravity field and their flame-retardant properties | |
Ferry et al. | Thermal degradation and flammability of polyamide 11 filled with nanoboehmite | |
Wang et al. | Flame-retardant and form-stable delignified wood-based phase change composites with superior energy storage density and reversible thermochromic properties for visual thermoregulation | |
JP2013079738A (ja) | 加温流体の製造方法 | |
Khose et al. | Novel bio-inspired deep eutectic solvent and graphene functionalized deep eutectic solvent as an efficient flame retardant material for cotton fabric | |
Nakhate et al. | Phosphorus grafted chitosan functionalized graphene oxide-based nanocomposite as a novel flame-retardant material for textile and wood | |
Pang et al. | Preparation of high dilatability expandable graphite and its flame retardancy for LLDPE | |
Yang et al. | Experimental study on preparation of straw activated carbon by microwave heating | |
Chen et al. | Straightforward synthesis of novel chitosan bio-based flame retardants and their application to epoxy resin flame retardancy | |
Dimonie et al. | Some aspects concerning the silicate delamination for obtaining polymeric bio-hybrids based on starch | |
JPWO2009128306A1 (ja) | 難燃性付与用複合材料 | |
KR101514899B1 (ko) | 목재의 마이크로피브릴 개질화 및 금속염과 유리 탄소(遊離炭素)에 의한 자기소화성 내화목재의 제조방법과 그의 조성물 | |
RU2555468C2 (ru) | Способ термической обработки углеродосодержащих волокнистых материалов | |
RU2475571C1 (ru) | Способ получения углеродного волокнистого материала | |
KR102354474B1 (ko) | 폐기물 유화장치 | |
Chalmpes et al. | Fast and direct microwave synthesis of carbon from bovine blood waste: A feedstock material for extractive metallurgy, carbon dots production and graphite synthesis | |
Zhuravskii et al. | High-temperature thermolysis of organic raw materials | |
Chang et al. | Analysis on properties of water-based fire-retardant nano-coatings |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141001 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150619 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150721 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150722 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20151124 |