JP2013078201A - 目標電力設定システム、目標電力設定方法及びプログラム - Google Patents

目標電力設定システム、目標電力設定方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】過去に電力の使用実績がない入居者に対しても、他の入居者と公平に使用電力の削減目標を設定する。
【解決手段】管理装置14は、電力データベース11に記憶された使用電力の値と、テナントデータベース13に記憶された複数のテナント各々の業務実態に関する情報と、運用データベース12に記憶されたテナントとエリアとの対応関係とに基づいて、業務実態に関する複数の異なる条件各々の電力消費モデルを生成してモデルデータベース19に記憶する。管理装置14は、モデルデータベース19に記憶された電力消費モデルの中から、新規のテナントの条件に最も合う電力消費モデルを選択する。管理装置14は、選択した電力消費モデルに基づいて、新規のテナントにおける使用電力の推移を推定する。管理装置14は、推定した使用電力の推移に基づいて、新規のテナントの目標電力の値を設定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、目標電力設定システム、目標電力設定方法及びプログラムに関する。
近年の地球温暖化や、世界規模で進行する経済産業の発展にともない、CO2の排出量の削減、或いはエネルギー消費量の削減を目的とする取り組みが重要視されている。このような背景から、使用電力を抑制するための様々なシステムや方法が開示されている(例えば、特許文献1乃至3参照)。
特許文献1に開示された省エネルギー啓蒙システムは、複数の組織体各々における電気負荷によって消費される使用電力量、予測電力量及び目標電力量とを比較表示することにより、組織体の構成員に対して省エネルギー化の啓蒙を行う。
特許文献2に開示された環境制御システムは、システム全体で許容されている総電力量を、複数の対象空間各々における環境の変更の要望率の度合に応じて按分する。より具体的には、環境の変更を要望する度合が高い対象空間には相対的に多くの電力量が按分され、環境の変更を要望する度合が低い対象空間には相対的に少ない電力量が按分される。これにより、全体としては電力量の消費を抑えて快適性を保ちつつ省エネルギー化を図ることができる。
特許文献3に開示された目標電力制御システムは、予想供給電力と目標供給電力との差分を、例えば複数のグループに均等に配分して、各グループそれぞれの目標電力を、配分された差分だけ低減する。
最近では、事業者に対して、昨年度の電力使用量に対して一定比率で電力を削減するように求める法律が制定されるようになってきている。例えば、電気事業法第27条によれば、電力会社と契約する大口需要家(例えば500kW以上)に対して、契約単位毎に、昨年度の特定の期間、時間帯における使用最大電力の値(1時間単位)の15%を削減した値を使用電力の最大値、すなわち目標電力の値とすることが義務付けられている。この法律によれば、昨年度の特定の期間、時間帯における使用最大電力の値が分からない場合や契約電力に増減があった場合には、所要の補正措置が講じられる。
この法律は、複数のテナントが入居する建物(ビルディング)にも適用される。ただし、この種の建物については、各テナントではなくビルティングの管理者が電力会社と契約し、管理者、すなわちビルディング全体が契約単位となることが多い。このような場合、使用電力の削減を義務付けられる者は、ビルディングの管理者となるが、実際に電力を使用するのは建物に入居するテナントである。したがって、ビルディングの管理者は、各テナントに対して使用電力を目標値内に収めるように要請したり或いは義務づけることにより、ビルディング全体での使用電力の削減を行うことになる。
特開2007−280003号公報 特開2009−204188号公報 特許第4032903号公報
ところで、テナントが昨年の同じ時期にすでに入居していて、昨年の使用電力の計測データが記憶されている場合には、その昨年の計測データに基づいて、使用電力の削減目標を設定することができる。一方で、入居したばかりで、電力の使用実績がなく、昨年の使用電力が計測されていないテナントに対しては、この方法で、使用電力の削減目標を設定するのが困難になる。
しかしながら、入居してから長いテナントに対して使用電力の削減目標を提示し、入居したばかりのテナントに対しては使用電力の削減目標を提示しないのでは、各テナントの扱いに不公平が生じてしまう。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、過去に電力の使用実績がない入居者に対しても、他の入居者と公平に、使用電力の削減目標を設定することができる目標電力設定システム、目標電力設定方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明に係る目標電力設定システムは、建物に入居する複数の入居者各々の使用電力の目標値を設定する目標電力設定システムである。第1の記憶部は、複数の入居者各々の業務実態に関する情報を記憶する。計測部は、建物で使用される使用電力の値を建物の複数のエリア各々について計測する。第2の記憶部は、計測部で計測された使用電力の値をエリアに対応づけて記憶する。第3の記憶部は、複数の入居者と複数のエリアとの対応関係を記憶する。
モデル生成部は、第1の記憶部に記憶された複数の入居者各々の業務実態に関する情報と、第2の記憶部に記憶された使用電力の値と、第3の記憶部に記憶された対応関係とに基づいて、業務実態に関する複数の異なる条件各々の電力消費モデルを生成する。第4の記憶部は、モデル生成部で生成された電力消費モデルに関する情報を複数の異なる条件にそれぞれ対応付けて記憶する。選択部は、第4の記憶部に記憶された電力消費モデルの中から、新規の入居者の条件に最も合う電力消費モデルを選択する。推定部は、選択部で選択された電力消費モデルに基づいて、新規の入居者における使用電力の推移を推定する。目標設定部は、推定部で推定された使用電力の推移に基づいて、新規の入居者の目標電力の値を設定する。動作実行部は、目標設定部で設定された目標電力の値に従って、新規の入居者に供給される電力を削減するための特定の動作を行う。
この発明によれば、計測された各入居者の使用電力の値と、入居者の業務実態に関する情報と、複数の入居者と複数のエリアとの対応関係とに基づいて、電力消費モデルを生成する。さらに、生成された電力消費モデルの中から、新規の入居者の条件に最も合う電力消費モデルが選択され、選択された電力消費モデルに基づいて、新規の入居者の目標値が設定される。これにより、新規の入居者には、過去の入居者の使用電力状況に基づく電力消費モデルに応じた目標電力が設定される。このため、過去に電力の使用実績がない入居者に対しても、他の入居者と公平に、使用電力の削減目標を設定することができる。
この発明の実施の形態1に係る目標電力設定システムの概略的な構成を示すブロック図である。 図1の電力データベースのデータフォーマットの一例を示す図である。 図1の運用データベースのデータフォーマットの一例を示す図である。 図1のテナントデータベースのデータフォーマットの一例を示す図である。 図1のモデルデータベースのデータフォーマットの一例を示す図である。 図1の管理装置の概略的な構成を示すブロック図である。 図1の管理装置で行われる電力消費モデルの生成動作のフローチャートである。 図1の管理装置で行われる目標電力の設定動作のフローチャートである。 新規のテナントが追加されたテナントデータベースのデータフォーマットの一例を示す図である。 図1の管理装置で行われる電力消費モデルの修正動作のフローチャートである。 使用電力の推移と、電力消費モデルの乗算データとの差分の一例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る目標電力設定システムの概略的な構成を示すブロック図である。 図12の管理装置の概略的な構成を示すブロック図である。 図12の管理者端末に表示される画像の一例を示す図である。 モデルデータベースのデータフォーマットの他の例を示す図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
実施の形態1.
まず、この発明の実施の形態1について説明する。
図1には、この実施の形態1に係る目標電力設定システム100の概略的な構成が示されている。図1に示すように、目標電力設定システム100は、建物としてのビルディング1に入居する複数のテナント各々の使用電力の目標値を設定するシステムである。
まず、ビルディング1について説明する。ビルディング1は、複数の居住空間(エリア)に分けられている。この実施の形態1では、4つのエリアA1、A2、A3、A4が設けられているものとする。エリアA1乃至A4は、後述するように、電力計測収集装置10によって使用電力が計測される単位であり、デマンドコントローラ15によって個別に使用電力の制御が可能な単位となっている。
このビルディング1は、管理者によって管理され、複数のテナントが入居するテナントビルである。現在は、3つのテナントT1、T2、T3が入居しているものとする。また、テナントT1は、エリアA1に入居しており、テナントT2は、エリアA2に入居しており、テナントT3は、エリアA4に入居しているものとする。
ビルディング1には、分電盤2が設置されている。分電盤2は、外部から供給される電力をビルディング1内の複数の電気設備4に分配供給している。複数の電気設備4は、各エリアA1乃至A4のいずれかに設置されている。各電気設備4には、例えば、空調設備や照明設備やその他の電気機器が含まれる。
目標電力設定システム100は、複数のエリアA1乃至A4に振り分けて複数のテナントT1乃至T3が入居するビルディング1で、使用電力の目標値(目標電力)をテナント毎に設定するシステムである。
目標電力設定システム100は、電力計測収集装置10と、電力データベース11と、運用データベース12と、テナントデータベース13と、モデルデータベース19と、管理装置14と、デマンドコントローラ15と、を備える。
電力計測収集装置10は、分電盤2内に設けられている。電力計測収集装置10は、各電気設備4に供給される電力、すなわちビルディング1での使用電力の値を複数のエリアA1乃至A4各々について計測し、収集して管理装置14に出力する。電力計測収集装置10において、電力を計測する間隔、すなわちサンプリング間隔は、適切な間隔、例えば5分に1回などの間隔に設定されている。
電力データベース11、運用データベース12、テナントデータベース13及びモデルデータベース19は、例えば、コンピュータ上に構築されている。
第2の記憶部としての電力データベース11には、電力計測収集装置10によってエリア毎に計測され、収集された使用電力の計測データが、管理装置14を介して書き込まれる。電力データベース11には、管理装置14から転送された計測データが、各エリアA1乃至A4に対応付けて記憶され、蓄積される。なお、エリアA3には、テナントが入居していないため、電力は使用されていないので、電力データベース11には、使用電力の計測データも蓄積されてはいない。
図2には、電力データベース11のデータフォーマットの一例が示されている。図2に示すように、電力データベース11では、エリア名と、日付と、1日の電力データの推移が対応付けて記憶される。より具体的には、電力データベース11では、エリアA1乃至A4について、1日の電力データの推移が、時刻順に、記憶されるようになっている。
電力データベース11は、エリア名と日付と時間帯とをキーとして入力すれば、そのエリアの特定の日の特定の時間帯の使用電力の値を読み出すことができるように構成されている。これにより、例えば、管理装置14は、電力データベース11から、昨年度の同じ時期及び時間帯の使用電力の値を読み出すことも可能である。
図1に戻り、第3の記憶部としての運用データベース12には、ビルディング1の運用状態に関する情報、例えば、どのエリアにどのような電気設備4が設置され、どのようなテナントがビルディング1に入居しているかというような情報が記憶されている。
図3には、運用データベース12のデータフォーマットの一例が示されている。図3に示すように、運用データベース12では、各エリアA1乃至A4と、そのエリアに設置された電気設備4(図3では、それぞれの電気設備4をB1乃至B8としている)と、そのエリアに入居するテナント名と、運用データ履歴とが対応付けて記憶されている。
言い換えると、運用データベース12には、複数のテナントT1乃至T3と複数のエリアA1乃至A4との対応関係に関する情報が記憶されている。これにより、管理装置14は、運用データベース12に対して、例えば、エリアをキーとして入力すれば、そのエリアに対応するテナント名を読み出すことができる。
また、運用データ履歴には、各エリアで設定された目標値、後述するデマンドコントローラ15のデマンド値などが日付等に対応付けて記憶される。なお、エリアA3には、テナントが入居していないので、運用データベース12では、エリアA3にはテナント名が対応付けられてはおらず、運用データ履歴も記憶されてはいない。
図1に戻り、第1の記憶部としてのテナントデータベース13には、入居する複数のテナントT1乃至T3各々に関する情報が記憶される。より具体的には、テナントデータベース13には、複数のテナントT1乃至T3各々の業務実態を示す情報が記憶される。
図4には、テナントデータベース13のデータフォーマットの一例が示されている。図4に示すように、テナントデータベース13には、テナント名、エリア、業種、在席人数、営業時間帯、有効床面積(テナントが借りる借用面積)がそれぞれ対応付けて記憶されている。管理装置14は、このテナントデータベース13に対して、テナント名をキーとして入力すれば、そのテナントの業種、在席人数、営業時間帯、有効床面積を読み出すことができる。
なお、各テナントの業務実態を示す情報のうち、在席人数については、一般的に、在席人数が多ければ多いほど必要とされる電力が大きくなり、在席人数が少なければ少ないほど必要とされる電力が小さくなることから、在席人数は、テナントにおける使用電力との相関性が極めて高い業務実態に関する指標値であるとみなすことができる。
図1に戻り、第4の記憶部としてのモデルデータベース19には、後述するように、管理装置14によって生成された電力消費モデルに関する情報が複数の異なる条件にそれぞれ対応付けて記憶されている。この実施の形態では、複数の異なる条件を、テナントの「業種」であるものとする。すなわち、この電力消費モデルは、業種毎に作成され、モデルデータベース19に格納される。
図5には、モデルデータベース19のデータフォーマットが示されている。図5に示すように、モデルデータベース19には、テナントの業種と、その業種での電力消費モデルのモデルデータが対応付けて記憶されている。モデルデータは、各業種における使用電力の1日の推移に相当するものである。この電力消費モデルは、単位面積当たりでの使用電力を示したものとなっている。
図1に戻り、管理装置14は、コンピュータである。管理装置14は、プロセッサやメモリ(いずれも不図示)を備えている。このプロセッサが、メモリに格納されたプログラムを実行することにより、管理装置14の機能が実現される。なお、このプロセッサは、マルチタスクのプログラムを実行可能なプロセッサである。
管理装置14には、電力データベース11と、運用データベース12と、テナントデータベース13と、モデルデータベース19とが接続されている。管理装置14は、各データベース11乃至13、19への情報の書き込み及び読み出しが可能となっている。
図6には、管理装置14の概略的な構成が示されている。図6に示すように、管理装置14は、電力格納部20と、モデル生成部21と、選択部22と、推定部23と、目標設定部24と、モデル修正部25と、を備える。
電力格納部20は、電力計測収集装置10から出力されたエリア毎の使用電力を、定期的に(電力計測収集装置10のサンプリング間隔で)取得して、電力データベース11に格納する。
モデル生成部21は、電力データベース11に記憶された使用電力の値と、テナントデータベース13に記憶された複数のテナント各々の業務実態(業種)に関する情報と、運用データベース12に記憶された対応関係に関する情報とに基づいて、複数の異なる条件(業種)各々の電力消費モデルを生成する。
選択部22は、モデルデータベース19に記憶された電力消費モデルの中から、テナントデータベース13に記憶された新規のテナントの条件(業種)に最も合う電力消費モデルを選択する。ここで、新規のテナントとは、一般に、ビルティング1に新規に入居したテナントを指すが、ビルティング1内で入居するエリアが変更されたテナントなども含む。このようなテナントには、例えば、ビルディング1の違うフロアに転居したテナントや間仕切りが変更されたテナントなどがある。この実施の形態では、説明を簡単にするため、契約形態に何等かの変更があったテナントをすべて新規のテナントとして扱う。
推定部23は、選択部22で選択された電力消費モデルに基づいて、新規のテナントにおける使用電力の推移を推定する。
目標設定部24は、推定部23で推定された使用電力の推移に基づいて、新規のテナントの目標電力の値を設定する。目標設定部24は、設定した目標電力の値をデマンドコントローラ15に出力するとともに、運用データベース12の運用データ履歴に、目標電力の値を書き込む。
モデル修正部25は、モデルデータベース19に記憶された電力消費モデルから推定される使用電力の推移と、電力計測収集装置10により計測され電力データベース11に記憶された使用電力の値の推移との差分に基づいて、モデルデータベース19に記憶された電力消費モデルを修正する。
図1に戻り、デマンドコントローラ15は、各電気設備4を制御可能である。デマンドコントローラ15は、各電気設備4に供給される電力をその目標電力内に制限するいわゆるデマンド制御を行うことができる。デマンド制御とは、使用電力のピーク値が目標電力を超えないように、各電気設備4を制御することをいう。
デマンドコントローラ15には、目標設定部24から、各テナントT1乃至T3の目標電力の値が出力されている。デマンドコントローラ15は、各テナントT1乃至T3の目標電力の値を入力し、入力された各テナントT1乃至T3の使用電力が目標電力を超えないように、各電気設備4を制御する。
言い換えるならば、デマンドコントローラ15は、目標設定部24で設定された目標電力の値に従って、新規のテナントに供給される電力を削減するための特定の動作を行う動作実行部であるとみなすことができる。
さらに、目標電力設定システム100では、管理者端末18が設けられている。管理者端末18は、ネットワーク16を介して、管理装置14と接続されている。管理者端末18は、ビルディング1の管理者によって管理されるコンピュータである。管理者端末18には、キーボードやポインティングデバイス等の入力装置や、画像を表示する表示装置など(いずれも不図示)が設けられている。この実施の形態1では、管理者端末18の入力装置を介して、テナントの情報が入力される。
テナントの情報には、例えば、業種、常時稼働する電気機器の台数、予想される在室人数等がある。ビルディング1の管理者は、新規のテナントが入居する際に、これらのテナントの情報について事前調査(必要に応じてそのテナントにアンケート調査をとる)を行い、その調査結果を、管理者端末18に入力する。これにより、例えば、入居するテナントの業種、稼働する電気機器の台数、予想される在室人数が管理者端末18に入力される。入力されたテナントの情報は、ネットワーク16を介して、管理装置14に送られる。管理装置14は、受信した情報をテナントデータベース13に登録する。
次に、この実施の形態1に係る目標電力設定システム100の動作について説明する。ここでは、管理装置14の動作を中心に説明する。
管理装置14の動作は以下の5つに大別することができる。
(1)使用電力の計測動作
(2)データベースの設定動作
(3)電力消費モデルの生成動作
(4)目標電力の設定動作
(5)電力消費モデルの修正動作
以下では、この5つの動作について説明する。各動作は、マルチタスクのプログラムが実行されることにより実現されるものであり、互いに同期している必要はない。
(使用電力の計測動作)
まず、使用電力の計測動作について説明する。管理装置14において、電力格納部20は、定期的に、エリア毎の使用電力の計測値を電力計測収集装置10を用いて計測し(計測工程)、その計測値をエリアに対応付けて電力データベース11(図2参照)に記憶している(第2の記憶工程)。
(データベース設定動作)
続いて、データベース設定動作について説明する。テナントデータベース13には、複数のテナント各々の業務実態に関する情報(図3参照)を記憶する(第1の記憶工程)。また、運用データベース12には、複数のテナントT1乃至T3と複数のエリアA1乃至A4との対応関係(図4参照)が登録される(第3の記憶工程)。
(電力消費モデルの生成動作)
続いて、電力消費モデルの生成動作について説明する。図7には、管理装置14(モデル生成部21)で実行される電力消費モデルの生成動作のフローチャートが示されている。
図7に示すように、まず、管理装置14は、電力消費モデルの更新時間が経過するまで待つ(ステップS1:No)。この間隔は、任意に設定することができるが、例えば、24時間とすることができる。
更新時間が経過すると(ステップS1;Yes)、モデル生成部21は、電力データベース11から、使用電力の計測データを読み出す(ステップS2)。ここで、モデル生成部21は、電力消費モデルを精度良く算出するのに十分な量のデータ(例えば数日に渡る計測データ)を読み出す。
続いて、モデル生成部21は、運用データベース12から、複数のテナントT1乃至T3と複数のエリアA1乃至A4との対応関係を読み出す(ステップS3)。さらに、モデル生成部21は、電力データベース11から読み出した使用電力の計測データと、運用データベース12から読み出したテナントT1乃至T3とエリアA1乃至A4との対応関係とに基づいて、各テナントT1乃至T3の1日の使用電力の電力データの推移を取得する(ステップS4)。
さらに、ここで、モデル生成部21は、各テナントT1乃至T3の1日の使用電力の推移が複数得られる場合には、その平均を算出する。
各テナントT1乃至T3の1日の使用電力の推移の算出方法はこれには限られない。例えば、各テナントT1乃至T3の1日の使用電力の推移が複数得られる場合には、統計処理を用いて1つのデータを求めるようにすればよい。
続いて、モデル生成部21は、各テナントT1乃至T3の有効床面積、在室人数をテナントデータベース13から読み出す(ステップS5)。続いて、モデル生成部21は、各テナントT1乃至T3の1日の使用電力の計測データを、有効床面積(借用面積)、在室人数で除算する(ステップS6)。続いて、モデル生成部21は、除算して得られる各テナントの電力消費モデルを業種毎に集計することにより(平均をとることにより)、業種毎の電力消費モデルを生成する(ステップS7)。このステップS7がモデル生成工程に対応する。なお、1つの業種につきテナントが1つしかなければ、集計は行われない。
続いて、モデル生成部21は、生成された業種毎の電力消費モデルを、モデルデータベース19に格納する(ステップS8)。このステップS8が第4の記憶工程に対応する。図5に示すモデルデータベース19は、すなわちこのようにして作成される。
(目標電力の設定動作)
続いて、目標電力の設定動作について説明する。図8には、管理装置14(選択部22、推定部23及び目標設定部24)によって実行される目標電力の設定処理が示されている。
図8に示すように、管理装置14は、新規のテナントがテナントデータベース13に登録されるまで待つ(ステップS11;No)。ここで、図9に示すように、新規のテナントT4が、管理者端末18を介してテナントデータベース13に入力されたとする。新規のテナントT4がテナントデータベース13に登録されると(ステップS11;Yes)、管理装置14(選択部22)は、テナントデータベース13から、新規のテナントT4の業種を読み出す(ステップS12)。図9に示す例では、テナントT4の業種として「オフィス」が読み出される。
続いて、管理装置14(選択部22)は、モデルデータベース19に記憶された電力消費モデルの中から、新規のテナントT4の条件に合う電力消費モデルを選択する(ステップS13)。より具体的には、管理装置14(選択部22)は、新規のテナントT4の業種に対応する電力消費モデルをモデルデータベース19から読み出す。例えば、図9に示すように、新規のテナントT4については、「オフィス」が読み出される。このステップS13が、選択工程に対応する。
続いて、管理装置14(推定部23)は、新規テナントの有効床面積及び在席人数をテナントデータベース13から読み出す(ステップS14)。続いて、管理装置14(推定部23)は、選択部22で選択された電力消費モデルに基づいて、新規テナントの1日の使用電力の推移を推定する(ステップS15)。このステップS15が推定工程に対応する。
より具体的には、管理装置14(推定部23)は、選択した電力消費モデルに、読み出した有効床面積と在席人数とを乗算することにより、新規テナントの1日の使用電力の推移の推定データを生成する。例えば、図9に示す例では、新規のテナントT4の有効床面積が50平方メートルであり、在席人数が6人であるため、電力消費モデルに50×6が乗算されることにより、テナントT4の1日の使用電力の推移の推定データが算出される。
続いて、管理装置14(目標設定部24)は、推定された電力消費モデルに基づいて、各テナントの目標電力を設定する(ステップS16)。例えば、推定された1日の使用電力の推移における現時点の使用電力の値(M4(kW)とする)から15%削減した値が、目標電力(R4(kW)とする)として設定される。このステップS16が、目標設定工程に対応する。
なお、管理装置14(目標設定部24)は、この時点で、他のテナントT1、T2、T3についての目標電力R1、R2、R3(kW)も算出する。これらの目標電力R1、R2、R3(kW)は、電力データベース11から読み出された昨年の同時期、同時間帯での使用電力M1、M2、M3(kW)から求められた値であるとすることができる。
続いて、管理装置14(目標設定部24)は、設定された目標電力R1、R2、R3、R4(kW)をデマンドコントローラ15に出力する(ステップS17)。デマンドコントローラ15は、入力したテナント毎の目標電力を超えないように、各電気設備4をデマンド制御する(動作実行工程)。
この後、管理装置14は、再び新規テナントの登録待ち(ステップS11;No)に戻る。
なお、新規のテナント以外のテナントについても、本処理を実行することにより、それぞれ目標値を設定することが可能である。このようにすれば、新規のテナントも、すでに入居しているテナントも、同じ電力消費モデルに基づいて、公平に目標電力を設定することができる。
(電力消費モデルの修正動作)
次に、管理装置14における電力消費モデルの修正動作について説明する。図10には、電力消費モデルを修正する際の管理装置14(モデル修正部25)によって実行される手順のフローチャートが示されている。
図10に示すように、まず、管理装置14(モデル修正部25)は、電力消費モデルが生成され、新規テナントが登録されてから、所定時間が経過するまで待つ(ステップS21;No)。ここで、所定時間としては、例えば、1日経過後、1月経過後等、任意の時間を設定することができる。
所定時間が経過すると(ステップS21;Yes)、管理装置14(モデル修正部25)は、使用電力の計測データを電力データベース11から読み出す(ステップS22)。続いて、管理装置14(モデル修正部25)は、新規のテナントの条件に合う電力消費モデルを、モデルデータベース19から読み出す(ステップS23)。続いて、管理装置14(モデル修正部25)は、新規のテナントの有効床面積及び在席人数を、テナントデータベース13から読み出す(ステップS24)。続いて、管理装置14(モデル修正部25)は、この電力消費モデルに有効床面積及び在席人数を乗算する(ステップS25)。
続いて、管理装置14(モデル修正部25)は、使用電力の計測データと、電力消費モデルの乗算データ(すなわち電力消費モデルから推定される使用電力の推移)との差分を算出する(ステップS26)。
続いて、管理装置14(モデル修正部25)は、算出した差分にもとづいて、電力消費モデルを修正する(ステップS27)。例えば、使用電力の推移と、電力消費モデルの乗算データとの差分が図11に示すようなものであった場合には、モデル修正部25は、電力消費モデルの乗算データが、使用電力の推移により近づくように、電力消費モデルを修正する。
続いて、管理装置14(モデル修正部25)は、電力消費モデルをモデルデータベース19に再登録する(ステップS28)。ステップS28を実行した後、管理装置14(モデル修正部25)は、再び所定時間の経過待ち(ステップS21;No)に戻る。
以上詳細に説明したように、計測された各テナントT1乃至T3の使用電力の値と、テナントT1乃至T3の業務実態に関する情報と、複数のテナントT1乃至T3と複数のエリアA1乃至A4との対応関係とに基づいて、電力消費モデルを生成する。さらに、生成された電力消費モデルの中から、新規のテナントT4の条件に最も合う電力消費モデルが選択され、選択された電力消費モデルに基づいて、新規のテナントT4の目標値が設定される。これにより、新規のテナントT4には、条件に合うテナントT1の使用電力状況に基づく電力消費モデルに応じた目標電力が設定される。このため、過去に電力の使用実績がないテナントT4に対しても、他のテナントT1と公平に、使用電力の削減目標を設定することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2について説明する。
図12には、この実施の形態2に係る目標電力設定システム100の概略的な構成が示されている。図12に示すように、この実施の形態2に係る目標電力設定システム100は、デマンドコントローラ15が設けられていない点が、上記実施の形態1と異なっている。
管理者端末18は、ネットワーク16を介して、管理装置14と接続されている。管理者端末18は、上記実施の形態1と同様に、表示装置等を有するコンピュータである。
また、この実施の形態2では、図13に示すように、目標設定部24は、テナントT1乃至T4(新規のテナントT4が追加されている。図9参照)毎に算出された目標電力(R1、R2、R3、R4(kW)とする)を、昨年の使用電力(M1、M2、M3、M4(kW)とする)とともに、管理者端末18に出力している点も、上記実施の形態1と異なっている。
管理者端末18には、目標設定部24から出力された各テナントT1乃至T4の目標電力の値に関する情報が表示される。図14には、管理者端末18に表示される画像の一例が示されている。図14に示すように、この画像には、各テナントT1乃至T4に対して要請すべき目標電力R1、R2、R3、R4(kW)が、昨年の使用電力M1、M2、M3、M4(kW)と比較した状態で表示されている。
この表示を見た管理者は、各テナントT1乃至T4に対して、目標電力R1、R2、R3、R4(kW)内で電力を使用するように要請する。この要請に従って、各テナントT1乃至T4が、エアコンの温度を控えめにしたり、照明を暗めにしたりして、節電を行えば、全体の使用電力の削減を達成することができる。
このように、管理者端末18は、算出されたテナントT1乃至T4の目標電力の値に従って、供給される電力を削減するための特定の動作を行う動作実行部であるとみなすことが可能である。
この実施の形態2では、デマンドコントローラ15によるデマンド制御ではなく、管理者に節電の意識を喚起させて、使用電力の削減を行う。このようにすれば、デマンドコントローラ15を設けることなく、需要者に節電の意識を喚起させるだけで、使用電力の削減を実現することができる。
なお、上記各実施の形態では、電力消費モデルを選択する条件を、テナントの業種としたが、本発明はこれには限られない。例えば、テナントが入居するエリアやフロアを、電力消費モデルを選択する条件としても構わない。また、より業種を細分化した条件を採用することも可能である。例えば、医療を、外科、内科、歯科、獣医科などに細分化することも勿論可能である。
また、上記各実施の形態では、電力消費モデルを、単位面積当たり及び在席人数1人当たりのものとした。しかしながら、本発明はこれには限られない。モデル生成部21は、単位面積当たりの電力消費モデルを生成してもよい。この場合には、推定部23は、電力消費モデルに有効床面積のみを乗算して、1日の使用電力の推移を生成する。
また、モデル生成部21は、在席人数1人当たりの電力消費モデルを生成してもよい。この場合には、推定部23は、電力消費モデルに在席人数のみを乗算して、1日の使用電力の推移を生成する。さらに、モデル生成部21は、電気機器1台当たりの電力消費モデルを用いてもよい。この場合には、推定部23は、電力消費モデルに電気負荷の台数を乗算して、1日の使用電力の推移を生成する。
また、モデル生成部21は、在席人数1人当たり及び電気機器1台当たり、単位面積当たり及び電気機器1台当たりの電力消費モデルを作成してもよい。この場合には、推定部23は、電力消費モデルに在席人数及び電気機器の台数を両方乗算することにより、又は有効床面積及び電気機器の台数を両方乗算することにより、1日の使用電力の推移を生成する。
また、上記各実施の形態では、複数の異なる条件を業種とし、業種1つにつき1つの電力消費モデルを生成したが、本発明は、これには限られない。例えば、モデル生成部21は、季節毎、月毎、又は曜日毎に電力消費モデルを生成するようにしてもよい。図15には、季節別に電力消費モデルを登録可能なモデルデータベース19のデータフォーマットの一例が示されている。
この場合、選択部22は、テナントの業種に一致する電力消費モデルのうち、現時点に対応する季節毎、月毎、又は曜日毎に電力消費モデルを選択すればよい。このようにすれば、季節毎、月毎、又は曜日毎に電力の使用状況が異なる場合にも、適切な目標電力を各テナントに対して設定することができる。
また、各種データベース11、12、13、19及び管理装置14等の設置場所については、ビルディング1内には限定されない。例えば、各種データベース11、12、13、19及び管理装置14等がインターネットを介して電力計測収集装置10やデマンドコントローラ15等に接続されるようにしてもよい。さらに、各種データベース11、12、13、19及び管理装置14等が、クラウドコンピューティングによって実現されるものであってもよい。
なお、上記実施の形態1および2において、実行されるプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをインストールすることにより、上述のスレッドを実行するシステムを構成することとしてもよい。
また、プログラムをインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、ダウンロード等するようにしてもよい。
また、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
この発明は、この発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明の範囲を限定するものではない。すなわち、この発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
この発明は、複数の入居者が入居する建物における使用電力を削減するのに好適である。
1 ビルディング
2 分電盤
4 電気設備
10 電力計測収集装置
11 電力データベース
12 運用データベース
13 テナントデータベース
14 管理装置
15 デマンドコントローラ
16 ネットワーク
18 管理者端末
19 モデルデータベース
20 電力格納部
21 モデル生成部
22 選択部
23 推定部
24 目標設定部
25 モデル修正部
100 目標電力設定システム

Claims (9)

  1. 建物に入居する複数の入居者各々の使用電力の目標値を設定する目標電力設定システムであって、
    前記複数の入居者各々の業務実態に関する情報を記憶する第1の記憶部と、
    前記建物で使用される使用電力の値を前記建物の複数のエリア各々について計測する計測部と、
    前記計測部で計測された使用電力の値をエリアに対応づけて記憶する第2の記憶部と、
    前記複数の入居者と前記複数のエリアとの対応関係を記憶する第3の記憶部と、
    前記第1の記憶部に記憶された前記複数の入居者各々の業務実態に関する情報と、前記第2の記憶部に記憶された使用電力の値と、前記第3の記憶部に記憶された対応関係とに基づいて、業務実態に関する複数の異なる条件各々の電力消費モデルを生成するモデル生成部と、
    前記モデル生成部で生成された電力消費モデルに関する情報を前記複数の異なる条件にそれぞれ対応付けて記憶する第4の記憶部と、
    前記第4の記憶部に記憶された電力消費モデルの中から、新規の入居者の条件に最も合う電力消費モデルを選択する選択部と、
    前記選択部で選択された電力消費モデルに基づいて、新規の入居者における使用電力の推移を推定する推定部と、
    前記推定部で推定された使用電力の推移に基づいて、新規の入居者の目標電力の値を設定する目標設定部と、
    前記目標設定部で設定された目標電力の値に従って、新規の入居者に供給される電力を削減するための特定の動作を行う動作実行部と、
    を備える目標電力設定システム。
  2. 前記第4の記憶部に記憶された電力消費モデルから推定される使用電力の値の推移と、前記計測部により計測された使用電力の値の推移との差分に基づいて、前記第4の記憶部に記憶された電力消費モデルを修正するモデル修正部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の目標電力設定システム。
  3. 前記複数の異なる条件には、
    前記入居者の業種と、前記入居者が入居するエリアとの少なくとも1つが含まれる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の目標電力設定システム。
  4. 前記モデル生成部は、
    単位面積当たり、在席人数1人当たり又は電気機器1台当たりの電力消費モデルを生成し、
    前記推定部は、
    生成された電力消費モデルに、前記第1の記憶部に記憶された前記各入居者における借用面積、在室人数又は電気機器の台数を乗算することにより、使用電力の推移を推定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の目標電力設定システム。
  5. 前記モデル生成部は、
    季節毎、月毎、又は曜日毎に電力消費モデルを生成し、
    前記選択部は、
    同じ季節、月、又は曜日の電力消費モデルを選択する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の目標電力設定システム。
  6. 前記動作実行部は、
    前記各入居者の使用電力の値が、前記第3の算出部で算出された前記各入居者の目標電力の値に収まるように、前記建物内の電気設備を制御するデマンドコントローラである、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の目標電力設定システム。
  7. 前記動作実行部は、
    前記各入居者の削減量を示す情報を表示する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の目標電力設定システム。
  8. 建物に入居する複数の入居者各々の使用電力の目標値を設定する目標電力設定方法であって、
    前記複数の入居者各々の業務実態に関する情報を記憶する第1の記憶工程と、
    前記建物で使用される使用電力の値を前記建物の複数のエリア各々について計測する計測工程と、
    前記計測工程で計測された使用電力の値をエリアに対応づけて記憶する第2の記憶工程と、
    前記複数の入居者と前記複数のエリアとの対応関係を記憶する第3の記憶工程と、
    前記第1の記憶工程で記憶された前記複数の入居者各々の業務実態に関する情報と、前記第2の記憶工程で記憶された使用電力の値と、前記第3の記憶工程で記憶された対応関係とに基づいて、業務実態に関する複数の異なる条件各々の電力消費モデルを生成するモデル生成工程と、
    前記モデル生成工程で生成された電力消費モデルに関する情報を前記複数の異なる条件にそれぞれ対応付けて記憶する第4の記憶工程と、
    前記第4の記憶工程で記憶された電力消費モデルの中から、新規の入居者の条件に最も合う電力消費モデルを選択する選択工程と、
    前記選択工程で選択された電力消費モデルに基づいて、新規の入居者における使用電力の推移を推定する推定工程と、
    前記推定工程で推定された使用電力の推移に基づいて、新規の入居者の目標電力の値を設定する目標設定工程と、
    前記目標設定工程で設定された目標電力の値に従って、新規の入居者に供給される電力を削減するための特定の動作を行う動作実行工程と、
    を備える目標電力設定方法。
  9. 建物に入居する複数の入居者各々の使用電力の目標値を設定するコンピュータを、
    前記複数の入居者各々の業務実態に関する情報を記憶する第1の記憶部、
    前記建物で使用される使用電力の値を前記建物の複数のエリア各々について計測する計測部で計測された使用電力の値をエリアに対応づけて記憶する第2の記憶部、
    前記複数の入居者と前記複数のエリアとの対応関係を記憶する第3の記憶部、
    前記第1の記憶部に記憶された前記複数の入居者各々の業務実態に関する情報と、前記第2の記憶部に記憶された使用電力の値と、前記第3の記憶部に記憶された対応関係とに基づいて、業務実態に関する複数の異なる条件各々の電力消費モデルを生成するモデル生成部、
    前記モデル生成部で生成された電力消費モデルに関する情報を前記複数の異なる条件にそれぞれ対応付けて記憶する第4の記憶部、
    前記第4の記憶部に記憶された電力消費モデルの中から、新規の入居者の条件に最も合う電力消費モデルを選択する選択部、
    前記選択部で選択された電力消費モデルに基づいて、新規の入居者における使用電力の推移を推定する推定部、
    前記推定部で推定された使用電力の推移に基づいて、新規の入居者の目標電力の値を設定する目標設定部、
    前記目標設定部で設定された目標電力の値に従って、新規の入居者に供給される電力を削減するための特定の動作を行う動作実行部、
    として機能させるプログラム。
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