JP2013075310A - フォーミングマシン及びスライド駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フォーミングマシンでは、旋回アームが回転すると、その旋回アームの回転軸J1の回りを周回ピン32が環状溝25Mに沿って回転し、周回ピン32の回転が加工ツールの直動に変換される。そして、加工ツールが上死点から下死点に向かう途中で周回ピン32が半径極小点P1を通過するときに、加工ツールがワークに1次加工を行い、加工ツールが下死点を通過するときに、加工ツールがワークに2次加工を行う。
【選択図】図3
Description
請求項1,11の発明では、回転体が回転すると、その回転軸の回りをガイドフォロアーが環状ガイドに沿って回転し、ガイドフォロアーの回転が加工ツールの直動に変換される。そして、加工ツールが上死点から下死点に向かう途中でガイドフォロアーが半径極小点を通過するときと、加工ツールが下死点を通過するときとの少なくとも2度に亘って加工反力がピークとなる。従って、加工反力がピークとなるときにワークの加工を行うようにすれば、加工ツールの1ストローク中の1工程で少なくとも2度の加工を行うことができ、生産性を高めることができる。ここで、半径極小点ではガイドフォロアーと回転軸との距離が極小となるので、従来のフォーミングマシン又はスライド駆動装置と比較して、下死点以外の位置で加工ツールの加圧力を大きくすることが可能になる。これにより、下死点以外の位置でも、モータの容量を増加せずに、或いは、モータの容量増加を抑えて、ワークに加工を行うことが可能となり、加工ツールによる加圧力のオーバースペックを抑えることができる。
請求項2の発明では、回転体が回転すると、その回転軸の回りをガイドフォロアーが環状ガイドに沿って回転し、ガイドフォロアーの回転が加工ツールの直動に変換される。そして、加工ツールが上死点から下死点に向かう途中でガイドフォロアーが半径極小点を通過するときに、1次加工部が加工ツールと協働してワークに1次加工を行い、加工ツールが下死点に到達するときに、2次加工部が加工ツールと協働してワークに2次加工を行うので、加工ツールの1ストローク中の1工程で2度の加工を行うことができ、生産性を高めることができる。ここで、半径極小点ではガイドフォロアーと回転軸との距離が極小となるので、従来のフォーミングマシンと比較して、下死点以外の位置で加工ツールの加圧力を大きくすることが可能になる。これにより、モータの容量を増加せずに、或いは、モータの容量増加を抑えて、ワークに1次加工を行うことが可能となり、加工ツールによる加圧力のオーバースペックを抑えることができる。
請求項5の発明では、環状ガイドの半径極小点における接線が加工ツールの直動方向と平行になっているので、半径極小点における接線が加工ツールの直動方向に対して斜めになっている場合よりも、加圧力が大きな状態で加工ツールが移動する範囲を大きくすることができる。
請求項6の発明によれば、ガイドフォロアーをスムーズに移動させることができるので、回転体から加工ツールに伝達される力のロスを抑えることができる。なお、楕円の形状は、請求項7のように、楕円の長軸に対する短軸の比の値が、0.6以下であって0.3以上であることが好ましい。
請求項8,9の発明によれば、線状ガイド及び環状ガイドが溝で構成され、その溝にガイドフォロアーのローラが嵌合するので、ガイドフォロアーをスムーズに移動させることができる。
請求項10の発明によれば、線状レールにガイドフォロアーが挟持されると共に、ガイドフォロアーが環状ガイドを挟持するので、ガイドフォロアーのがたつきを抑えることができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るフォーミングマシン10の正面図である。図2は、フォーミングマシン10の主要部の側断面図で、同図の左側がフォーミングマシン10の前面である。図3,4は、図2におけるA−A矢視断面図であって、図6〜9は、フォーミングマシン10の一部を図2におけるC−C矢視断面で表した正面図である。図1に示すフォーミングマシン10は、鉛直に起立したベース基板11の前面に心金部50を備え、ベース基板11の側方に設けられたワーク送給装置12から心金部50へ向けて帯板状のワーク90が送給されるようになっている。心金部50の回りには、メインスライド駆動機構20と複数のサブスライド駆動機構40とが放射状に配置されている。
本発明の第2実施形態は、図10〜図12に示されており、主として、本発明の「線状ガイド」「環状ガイド」、「ガイドフォロアー」の構成が第1実施形態と異なっている。図10に示すように、本実施形態に係るフォーミングマシン10Vは、固定ベース21Vの後端壁21Bのうち心金部50から離れた側(図10における上側)の端部に、回転体35を回転可能に備えている。詳細には、後端壁21Bの後面側には、回転駆動源35Mが設けられ、その回転駆動源35Mの回転出力が回転体35に伝達されて、回転体35が回転駆動されるようになっている。
本発明は、実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
21M スライダガイド溝(直動ガイド)
22 スライダ(スライド)
24 連結ロッド
25M,125,125V,125X 環状溝(環状ガイド)
25R 環状レール(環状ガイド)
30,30W 旋回アーム(回転体)
31,31W 長孔(線状ガイド)
32 周回ピン(ガイドフォロアー)
35 回転体
36 線状レール(線状ガイド)
37 ガイドフォロアー
51 第1心金
52 第2心金
55 加工ツール
90 ワーク
Claims (11)
- 回転体の回転を直動ガイドに沿った加工ツールの直動に変換してワークを加工するフォーミングマシンであって、
前記回転体に設けられて回転半径方向に延びた線状ガイドと、
前記回転体の回転軸を囲む環状ガイドと、
前記線状ガイドと前記環状ガイドの両方に係合し、前記回転体が回転したときに前記環状ガイドに沿って前記回転軸の回りに回転するガイドフォロアーと、
前記ガイドフォロアーと前記加工ツールとに回動可能に連結した連結ロッドとを備え、
前記環状ガイドは、前記加工ツールが上死点から下死点へ向かう途中で前記ガイドフォロアーと前記回転軸との間の距離が極小となる半径極小点を有して、前記ガイドフォロアーが前記半径極小点に位置したときに前記加工ツールの加圧力が極大値になるように構成され、
前記加工ツールは、前記ガイドフォロアーが前記半径極小点を通過するときと、前記加工ツールが前記下死点を通過するときとの少なくとも2度に亘って前記加圧力がピークとなるように前記ワークを加工することを特徴とするフォーミングマシン。 - 回転体の回転を直動ガイドに沿った加工ツールの直動に変換してワークを加工するフォーミングマシンであって、
前記回転体に設けられて回転半径方向に延びた線状ガイドと、
前記回転体の回転軸を囲む環状ガイドと、
前記線状ガイドと前記環状ガイドの両方に係合し、前記回転体が回転したときに前記環状ガイドに沿って前記回転軸の回りに回転するガイドフォロアーと、
前記ガイドフォロアーと前記加工ツールとに回動可能に連結した連結ロッドとを備え、
前記環状ガイドは、前記加工ツールが上死点から下死点へ向かう途中で前記ガイドフォロアーと前記回転軸との間の距離が極小となる半径極小点を有して、前記ガイドフォロアーが前記半径極小点に位置したときに前記加工ツールの加圧力が極大値になるように構成され、
前記ガイドフォロアーが前記半径極小点を通過するときに前記加工ツールと協働して前記ワークに1次加工を行う1次加工部と、
前記加工ツールが前記下死点を通過するときに、前記加工ツールと協働して前記ワークに2次加工を行う2次加工部とを備えたことを特徴とするフォーミングマシン。 - 前記1次加工部は、前記加工ツールの直動方向の前方に位置する加工領域で待機し、前記加工ツールと協働して前記ワークに1次曲げ加工を行い、前記1次曲げ加工の完了後、前記加工領域から退避する第1心金を備え、
前記2次加工部は、前記加工領域で待機し、前記加工ツールと協働して前記ワークに2次曲げ加工を行う第2心金を備えたことを特徴とする請求項2に記載のフォーミングマシン。 - 前記1次加工部は、前記加工ツールと協働して前記ワークを切断する切断ツールを備え、
前記2次加工部は、前記加工ツールの直動方向の前方に位置する加工領域で待機し、前記加工ツールと協働して前記ワークに曲げ加工を行う心金を備えたことを特徴とする請求項2に記載のフォーミングマシン。 - 前記環状ガイドの前記半径極小点における接線が前記加工ツールの直動方向と平行であることを特徴とする請求項1乃至4のうち何れか1の請求項に記載のフォーミングマシン。
- 前記環状ガイドは、前記加工ツールの直動方向に長軸を有する楕円状であることを特徴とする請求項5に記載のフォーミングマシン。
- 楕円の前記長軸に対する短軸の比の値が、0.6以下であって0.3以上であることを特徴とする請求項6に記載のフォーミングマシン。
- 前記ガイドフォロアーを前記回転体とともに前記回転体の前記回転軸方向で挟む板材を設け、
前記線状ガイドは前記回転体に、前記環状ガイドは前記板材に形成された溝又は孔であって、
前記ガイドフォロアーは、前記溝又は前記孔に嵌合可能なローラを備えたピンであることを特徴とする請求項1乃至7のうち何れか1の請求項に記載のフォーミングマシン。 - 前記回転体を挟んで前記板材に対峙する他方の板材を設け、
前記線状ガイドは、前記回転体に形成された孔であって、
前記環状ガイドは、前記板材と前記他方の板材とに形成された溝又は孔であって、 前記ガイドフォロアーは、前記板材及び前記他方の板材並びに前記回転体に形成された前記溝又は前記孔に嵌合可能なローラを備えていることを特徴とする請求項8に記載のフォーミングマシン。 - 前記回転体と前記回転軸方向で対向した固定板を備えると共に、前記回転体と前記固定板とで前記ガイドフォロアーを挟み、
前記線状ガイドを、前記回転体に形成されて前記ガイドフォロアーの一端部を挟持する1対の線状レールとすると共に、前記環状ガイドを、前記固定板から前記ガイドフォロアー側に突出した環状レールとし、
前記ガイドフォロアーの他端部に、前記環状レールと嵌合可能な挟持体を設けたことを特徴とする請求項1乃至7のうち何れか1の請求項に記載のフォーミングマシン。 - 回転体の回転を直動ガイドに沿ったスライドの直動に変換し、前記スライドに取り付け可能な加工ツールにてワークを加工可能なスライド駆動装置であって、
前記回転体に設けられて回転半径方向に延びた線状ガイドと、
前記回転体の回転軸を囲む環状ガイドと、
前記線状ガイドと前記環状ガイドの両方に係合し、前記回転体が回転したときに前記環状ガイドに沿って前記回転軸の回りに回転するガイドフォロアーと、
前記ガイドフォロアーと前記スライドとに回動可能に連結した連結ロッドとを備え、
前記環状ガイドは、前記スライドが上死点から下死点へ向かう途中で前記ガイドフォロアーと前記回転軸との間の距離が極小となる半径極小点を有して、前記ガイドフォロアーが前記半径極小点に位置したときに前記加工ツールの加圧力が極大値になるように構成され、
前記スライドは、前記ガイドフォロアーが前記半径極小点を通過するときと、前記スライドが前記下死点を通過するときとの少なくとも2度に亘って前記加圧力がピークとなるように駆動されることを特徴とするスライド駆動装置。
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