JP2013072895A - 液晶調光装置及び液晶調光素子の駆動装置 - Google Patents

液晶調光装置及び液晶調光素子の駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 商用電源からの交流電圧が透明電極に直接印加される場合と比較して、高分子分散型液晶の動作状態に対する不動作状態の割合を低減し、高い透明度を得ることができる調光素子を提供するものである。
【解決手段】 一対の絶縁性基板1上にそれぞれ配設される一対の対向する透明電極2、及び、前記一対の絶縁性基板1間に挟持され、高分子マトリクス中に液晶を分散させてなる高分子分散型液晶の液晶層3を備える液晶調光素子10と、電源200から供給される電圧を、閾値電圧Vthよりも高い波高値を有してゼロクロス点で極性が交互に反転する交流電圧に変換し、当該交流電圧を一対の透明電極2に印加する波形変換部20と、を備え、交流電圧の半周期に対する当該半周期における閾値電圧Vth以上の時間帯の割合が、商用電源201の電圧の半周期に対する当該半周期における閾値電圧Vth以上の時間帯の割合よりも大きいものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高分子分散型液晶を液晶層とする液晶調光素子を備える液晶調光装置及び液晶調光素子を透明状態又は不透明状態に駆動する液晶調光素子の駆動装置に関する。
液晶調光素子10は、図7(a)に示すように、透明性及び電気絶縁性を有する一対の対向する基板(以下、絶縁性基板1と称す)間で、高分子分散型液晶に代表される液晶材料を挟持して液晶層3を構成する。また、液晶調光素子10は、絶縁性基板1上の一対の透明電極2への電圧の印加状態(電源ON)で液晶層3が透明状態になり、電圧の無印加状態(電源OFF)で液晶層3が白濁状態(不透明状態)になり、電源(スイッチ)のON/OFFで液晶層における透過と散乱とが瞬時に切り替えられる。
液晶調光素子10の駆動に用いる電圧は、通常、商用電源201であるAC(alternating current:交流)電源から直接印加される交流電圧や、低電圧で駆動する液晶調光素子10であれば、変圧器などにより商用電源201の交流電圧を降圧した交流電圧が使用される。
この液晶調光素子10は、図7(b)に示すように、電源のON状態において、商用電源201の電圧波形である正弦波の交流電圧により駆動しているため、液晶調光素子10に所望(一般的には、10%程度)の透明度(ヘイズ値)が得られる閾値電圧(スレッショルド電圧:Vth)以上の成分(動作時間帯tの電圧領域)の他に閾値電圧Vth未満の成分(不動作時間帯tの電圧領域)を含む。このため、従来の液晶調光素子10は、電源のON状態においても、液晶層3の液晶の動作状態(透明状態)と不動作状態(白濁状態)とが混在しており、透明感が損なわれ、本来の特性(高い透明度)を得ることができないという問題点がある。
また、液晶調光素子10は、駆動周波数が商用電源周波数の50Hz又は60Hzの固定値であり、図7(c)に示すように、一対の透明電極2の各抵抗Rと液晶層3の静電容量Cとで接続された等価回路で表わされる。このため、透明電極2への印加電圧は、図7(d)に示すように、商用電源201側の位置(A点)から商用電源201から最も離れた末端側の位置(B点)にかけて電圧降下を起こし、実質的には、末端側の位置(B点)で印加電圧が低くなる。すなわち、液晶調光素子10は、末端側の位置(B点)においても、閾値電圧以上になるような十分な電圧を透明電極2に印加する必要があり、消費電力が増大するという問題点がある。
なお、従来の液晶調光素子10では、消費電力を低減するために、図7(e)に示すように、透明電極2の両端(商用電源201側、末端側)から電圧を印加する方法も採られているが、透明電極2への接続端子を末端側に配設して、この接続端子と商用電源201とを接続するための作業工程数が増加することや引廻し配線数が増加することにより、液晶調光素子10の設置上の制限が発生するなどの問題点もある。
また、液晶調光素子10の消費電力を低減するために、透明電極2に用いる酸化インジウムスズ(tin−doped indium oxide:ITO)などの透明導電膜の厚みを増やすことにより、透明電極2の抵抗値を下げて電圧降下を抑制する方法もあるが、液晶調光素子10のコストが増加するうえに、液晶調光素子10の透過率の減少や黄色味が増すなどの外観的な弊害も生じるという問題点がある。
これに対し、従来の調光液晶表示装置の駆動方法は、少なくとも一方が透明である電極基板により高分子分散液晶層を挟んだ構造を持ち、光の散乱と透過との切換を電気的に制御する調光液晶素子に対して、高分子分散液晶層が透明になる透過率を与える振幅を有し、かつ0.01秒〜1000秒の時間幅を有するパルス電圧を、0.01秒〜1000秒の時間間隔を空け、前記パルス電圧の極性を反転させながら、パルス電圧の印加開始時の間隔が0.1秒以上になるように周期的に繰り返して印加する(例えば、特許文献1参照)。
特開平06−186529号公報
しかしながら、従来の調光液晶表示装置の駆動方法は、調光液晶表示装置の消費電力を低減することができるものの、電圧波形は、パルス波形と電圧がゼロの区間とを含み、高分子分散型液晶の動作状態(透明状態)と不動作状態(白濁状態)とが混在しており、透明感が損なわれ、高い透明度を得ることができないという課題がある。
本発明は、電源のON状態において、商用電源からの交流電圧が透明電極に直接印加される場合と比較して、高分子分散型液晶の動作状態に対する不動作状態の割合を低減し、高い透明度を得ることができる調光素子を提供するものである。
本発明に係る調光素子においては、透明性を有する一対の対向する絶縁性基板、当該一対の絶縁性基板上にそれぞれ配設される一対の対向する透明電極、及び、一対の絶縁性基板間に挟持され、高分子マトリクス中に液晶を分散させてなる高分子分散型液晶層を備える液晶調光素子と、電源から供給される電圧を、液晶調光素子に所望の透明度を与える閾値電圧よりも高い波高値を有してゼロクロス点で極性が交互に反転する交流電圧に変換し、当該交流電圧を一対の透明電極に印加する波形変換部と、を備え、交流電圧の半周期に対する当該半周期における閾値電圧以上の時間帯の割合が、商用電源の電圧の半周期に対する当該半周期における閾値電圧以上の時間帯の割合よりも大きいものである。
本発明に係る調光素子においては、電源のON状態において、商用電源からの交流電圧が透明電極に直接印加される場合と比較して、高分子分散型液晶の動作状態に対する不動作状態の割合を低減し、高い透明度を得ることができる。
(a)は第1の実施形態に係る液晶調光装置の一例を示す概略構成図であり、(b)は図1(a)に示す液晶調光素子の透明電極に印加される交流電圧の波形の一例を示す波形図であり、(c)は図1(a)に示す液晶調光素子の透明電極に印加される交流電圧の波形の他の例を示す波形図であり、(d)は図1(a)に示す液晶調光素子における電圧降下を説明するための説明図である。 (a)は図1(a)に示す液晶調光素子の透明電極に印加される正弦波交流電圧の一例を示す波形図であり、(b)は図1(a)に示す液晶調光素子の透明電極に印加される台形波交流電圧の一例を示す波形図であり、(c)は図1(a)に示す液晶調光素子の透明電極に印加される矩形波交流電圧の一例を示す波形図である。 図1(a)に示す波形変換部の一例を示す回路図である。 (a)は50Hzの矩形波交流電圧又は正弦波交流電圧を透明電極に印加した場合における液晶調光素子の光学特性を示す特性図であり、(b)は図4(a)に示す特性図の20V以上の領域を拡大した特性図である。 (a)は60Hzの矩形波交流電圧又は正弦波交流電圧を透明電極に印加した場合における液晶調光素子の光学特性を示す特性図であり、(b)は図5(a)に示す特性図の25V以上の領域を拡大した特性図である。 (a)は正弦波交流電圧と矩形波交流電圧との効果の差異を説明するための説明図であり、(b)は矩形波交流電圧における液晶調光素子の周波数依存性を説明するための特性図である。 (a)は従来の液晶調光素子の一例を示す概略構成図であり、(b)は図7(a)に示す液晶調光素子の透明電極に印加される交流電圧の波形の一例を示す波形図であり、(c)は図7(a)に示す液晶調光素子の等価回路であり、(d)は図7(a)に示す液晶調光素子における電圧降下を説明するための説明図であり、(e)は従来の液晶調光素子の他の例を示す概略構成図である。
(本発明の第1の実施形態)
本実施形態に係る液晶調光装置100は、図1(a)に示すように、透明性を有する一対の対向する絶縁性基板1、当該一対の絶縁性基板1上にそれぞれ配設される一対の対向する透明電極2、及び、一対の絶縁性基板1間に挟持され、高分子マトリクス中に液晶を分散させてなる高分子分散型の液晶層3を少なくとも備える液晶調光素子10と、後述する波形変換部20と、を備える。
なお、液晶調光素子10は、一対の絶縁性基板1が互いに対向しない領域において露出する透明電極2に電気的に接続され、波形変換部20に電気的に接続するための図示しない接続端子を備える。この接続端子は、金属(例えば、金、銀、銅、アルミニウム、鉄)、炭素、これらを高分子中に分散させた複合体、導電性高分子(例えば、ポリチオフェン系、ポリアニリン系)等で形成された端子である。
絶縁性基板1は、材料として、無機シート(例えば、ガラス、シリコン)又は高分子フィルム(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレート)等であり、本実施形態においては、可撓性を有するポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate:PET)フィルムを用いている。
透明電極2は、少なくとも入射光を透過する面均一な導電性を有し、金属(例えば、金、銀、アルミニウム)、金属酸化物(例えば、酸化インジウム、酸化スズ、酸化インジウムスズ)、スパッタ法により成膜された金属(例えば、銀)膜とゾルゲル法により形成されたゾルゲル膜とが交互に配設された多層膜、又は導電性有機高分子(例えば、ポリチオフェン系、ポリアニリン系)等で形成された導電性薄膜であり、本実施形態においては、ITOの透明導電膜を用いている。
液晶層3は、コレステリック液晶及び透明樹脂からなる自己保持型液晶複合体であり、高分子マトリックス(透明樹脂)中にコレステリック液晶が分散した状態となっている。なお、液晶層3は、コレステリック液晶である必要はなく、ネマチック液晶などであってもよい。
また、コレステリック液晶としては、ネマチック液晶若しくはスメクチック液晶(例えば、シッフ塩基系、アゾ系、アゾキシ系、安息香酸エステル系、ビフェニル系、ターフェニル系、シクロヘキシルカルボン酸エステル系、フェニルシクロヘキサン系、ビフェニルシクロヘキサン系、ピリミジン系、ジオキサン系、シクロヘキシルシクロヘキサンエステル系、シクロヘキシルエタン系、シクロヘキサン系、トラン系、アルケニル系、スチルベン系、縮合多環系)、又はこれらの混合物に、光学活性材料(例えば、ステロイド系コレステロール誘導体、シッフ塩基系、アゾ系、エステル系、ビフェニル系)を添加したもの等がある。
また、高分子マトリックスは、コレステリック液晶を保持し、液晶調光素子10の変形による液晶の流動を抑制する機能を有するものであり、液晶材料に溶解せず、液晶と相溶しない液体を溶剤とする高分子材料を用いることが好ましい。
また、高分子マトリックスとしては、紫外線硬化型材料、水溶性高分子材料(例えば、ゼラチン、ポリビニルアルコール、セルロース誘導体、ポリアクリル酸系ポリマー、エチレンイミン、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリルアミド、ポリスチレンスルホン酸塩、ポリアミジン、イソプレン系スルホン酸ポリマー)、又は水性エマルジョン化できる材料(例えば、フッ素樹脂、シリコン樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂)等がある。
さらに、液晶層3をコレステリック液晶と高分子マトリックス(透明樹脂)からなる自己保持型液晶複合体とした場合には、高分子の骨格中にコレステリック液晶がドロップレット状に分散されたPDLC(polymer dispersed liquid crystal)構造を用いることができる。なお、PDLC構造には、コレステリック液晶の連続相中に網目状の樹脂を含むPNLC(polymer network liquid crystal)構造や、ネマチック曲線配向相(nematic curvilinear aligned phase:nCap)構造等がある。
このPDLC構造は、高分子と液晶とを相分離させる既存の方法、例えば、PIPS(Polymerization Induced Phase Separation)法、エマルジョン法、TIPS(Thermally Induced Phase Separation)法、又はSIPS(Solvent Induced Phase Separation)法等によって形成することができる。
波形変換部20は、電源200から供給される電圧を、液晶調光素子10に所望(一般的には、10%程度)の透明度を与える閾値電圧(スレッショルド電圧:Vth)よりも高い波高値を有してゼロクロス点で極性が交互に反転する交流電圧に変換し、当該交流電圧を一対の透明電極2に印加する。
また、波形変換部20は、図1(b)に示すように、透明電極2に印加する交流電圧の半周期(動作時間帯t、不動作時間帯t)に対する当該半周期における閾値電圧Vth以上の時間帯(動作時間帯t)の割合(以下、第1のデューティ比Dと称す)が、商用電源201の電圧の半周期に対する当該半周期における閾値電圧Vth以上の時間帯の割合(以下、第2のデューティ比Dと称す)よりも大きくなるように、電源200から供給される電圧を変換する。
なお、第1のデューティ比Dの下限値は、電源200が商用電源201(商用電源周波数f(50[Hz]又は60[Hz])、電圧の波高値(最大値)V(=√2×V(実効値:100[V]又は200[V]))である場合に、以下のように、算出することができる。
まず、商用電源201の電圧Eの波形は、位相を考慮しなければ、下記式(1)で表される。
(数1)
E=V×Sin(2πft) (1)
そして、閾値電圧Vthになる時間tthは、「t=tth」及び「E=Vth」を式(1)に代入して、tthについて整理すると、下記式(2)で表される。
(数2)
th=1/(2πf)×Sin−(Vth/V) (2)
また、商用電源201の電圧の周期は1/f[秒]であるので、第2のデューティ比Dは、下記式(3)で表される。
(数3)
=(1/(2f)−2tth)/(1/(2f)) (3)
この式(3)に式(2)を代入して整理すると、下記式(4)で表される。
(数4)
=1−2/π×Sin−(Vth/V) (4)
ここで、商用電源201の実効値Vが100[V](波高値Vが100√2[V])であり、閾値電圧Vthが30[V]であれば、式(4)に代入して、第2のデューティ比Dとして、約0.8639を得ることができる。
すなわち、求める第1のデューティ比Dの下限値は、約0.864であり、第1のデューティ比Dを0.864よりも大きくすることにより、商用電源201からの交流電圧が透明電極2に直接印加される場合と比較して、電源のON状態において、液晶層3の動作状態(透明状態)に対する不動作状態(白濁状態)の割合を低減することができる。
なお、第1のデューティ比Dが0.864よりも大きくなる電圧波形としては、図2(a)に示すように、商用電源201の電圧(図2(a)の破線で示す波形)の波高値よりも高い波高値を有する正弦波(図2(a)の実線で示す波形)であってもよいが、透明電極2に印加する交流電圧が高くなるほど、液晶調光素子10の消費電力が増加するために、透明電極2に印加する交流電圧を低くすることが好ましい。特に、透明電極2に印加する交流電圧の波高値を商用電源201からの供給電圧の波高値よりも低くすることで、従来のように、商用電源201からの交流電圧が液晶調光素子10に直接印加される場合と比較して、液晶調光素子10の消費電力を低減することができる。すなわち、第1のデューティ比Dが0.864よりも大きくなる電圧波形としては、商用電源201からの供給電圧の波高値より電圧の波高値を低くすることが好ましい。
なお、矩形波交流電圧の波高値が電源200からの供給電圧より低くなり、第1のデューティ比Dが0.864よりも大きくなる電圧波形としては、例えば、図2(b)及び図2(c)に示すように、台形波や矩形波などが挙げられる。なお、図2(b)及び図2(c)において、破線で示す波形が、電源200からの供給電圧の電圧波形であり、実線で示す波形が、透明電極2に印加する交流電圧の電圧波形である。また、第1のデューティ比Dが0.99以上になると、電源のON状態において、液晶層3の動作状態に対する不動作状態の割合を大幅に低減することができる。
特に、波形変換部20は、図1(c)に示すように、透明電極2に印加する交流電圧の電圧波形を矩形波にすることで、第1のデューティ比Dが1になり、電源のON状態において、閾値電圧Vth未満の電圧領域がなく、液晶調光素子10に高い透明度を得ることができるために好ましい。
なお、以下の説明においては、波形変換部20が、電源200から供給される電圧を、閾値電圧Vthよりも高い波高値を有する矩形波を電圧波形とする交流電圧(以下、矩形波交流電圧と称す)に変換し、当該矩形波交流電圧を一対の透明電極2に印加する場合について説明する。
また、電源200は、一次電池(乾電池など)や二次電池(蓄電池)などの直流電源又は交流電源(商用電源201など)であり、本実施形態においては、電圧100V(実効値)及び商用電源周波数60Hzの商用電源201を用いている。
このため、本実施形態に係る波形変換部20は、インバータであり、例えば、図3に示すように、商用電源201からの交流電力を直流電力に変換する整流回路(コンバータ回路)21及び整流回路21からの直流電圧を平滑化する電解コンデンサなどの平滑用コンデンサ(平滑回路)22から構成されるコンバータ部と、PNP型トランジスタ(Q1、Q2)及びNPN型トランジスタ(Q3、Q4)のインバータ回路23から構成されるインバータ部を制御して、矩形波交流電圧に変換するタイミング発生回路(制御回路)24と、を備える。
なお、インバータ回路23は、PNP型トランジスタQ1とNPN型トランジスタQ4とを一対とし、PNP型トランジスタQ2とNPN型トランジスタQ3とを一対としており、タイミング発生回路24が、一定周期で交互にON/OFFを繰り返すと、流れる電流方向が交互に反転する交流となる。
また、タイミング発生回路24は、PNP型トランジスタ(Q1、Q2)及びNPN型トランジスタ(Q3、Q4)のON/OFFする時間を変えることにより、周波数を変化させる。また、タイミング発生回路24は、繰り返し周期時間より、短い時間周期でのON/OFFを繰り返して、PNP型トランジスタ(Q1、Q2)及びNPN型トランジスタ(Q3、Q4)のON/OFFする時間の比率を変化させ、(平均)電圧を変えることで、電圧を変化させる。
また、本実施形態に係る波形変換部20は、電圧100V(実効値)及び商用電源周波数60Hzの正弦波を電圧波形とする交流電圧(以下、正弦波交流電圧と称す)を、図1(c)に示すように、例えば、周波数を10Hzとし、閾値電圧Vth(例えば、30V)よりも高い波高値(例えば、60V)を有する矩形波交流電圧に変換する。
このように、液晶調光装置100は、透明電極2に印加する交流電圧の電圧波形を矩形波にすることにより、図1(c)に示すように、閾値電圧Vth以上の電圧になる時間帯(動作時間帯t)のみからなり、閾値電圧Vthより低い電圧になる時間帯(不動作時間帯t)が存在せず、電源のON状態においても、液晶層3の液晶の動作状態と不動作状態とが混在しないため、液晶調光素子10の光学特性(透明度)を向上させることができる。
特に、液晶調光装置100は、透明電極2に印加する交流電圧の周波数が商用電源周波数より低いことにより、図7(c)に示す静電容量C(コンデンサ)に相当する液晶層3のインピーダンスが上昇し、図1(d)に示すように、商用電源周波数の交流電圧を透明電極2に印加する場合と比較して、末端側の位置(B点)の電圧降下が低減され、液晶調光素子10の消費電力を減少させることができる。
つぎに、矩形波交流電圧の波高値の好ましい範囲について、下表1並びに図4及び図5を用いて説明する。
実験では、周波数を50Hz又は60Hzの一定値とし、矩形波交流電圧(50Hzの場合:実施例1、60Hzの場合:実施例2)と、正弦波交流電圧(50Hzの場合:比較例1、60Hzの場合:比較例2)とを、電圧の実効値を0Vから70Vまでの範囲で変化させて透明電極2にそれぞれ印加して、液晶調光素子10の透過率を測定し、ヘイズ値を算出した。
なお、ヘイズ値とは、濁度を表す値であり、ランプにより照射され、液晶調光素子10(液晶層3)中を透過した全透過率Tと、液晶調光素子10(液晶層3)中で散乱された光の透過率Sにより、ヘイズ値H=S/T×100[%]として求められる。
表1及び図4に示すように、印加電圧が0Vから20Vまでは、比較例1が実施例1に対してヘイズ値が低く(透明度が高く)、印加電圧が25Vから70Vまでは、実施例1が比較例1に対してヘイズ値が低く(透明度が高く)なっていることが分かる。
また、表1及び図5に示すように、印加電圧が10Vから25Vまでは、比較例1が実施例1に対してヘイズ値が低く(透明度が高く)、印加電圧が30Vから70Vまでは、実施例1が比較例1に対してヘイズ値が低く(透明度が高く)なっていることが分かる。
このように、印加電圧が10Vから25Vまでにおいて、比較例(正弦波交流電圧)のヘイズ値が実施例(矩形波交流電圧)のヘイズ値に対して低くなる理由としては、図6(a)に示すように、比較例の波高値が実施例の波高値より√2倍だけ大きく、過渡的な電圧領域(10V〜25V)において、その波高値の影響によるものと考えられる。
また、印加電圧が30Vから70Vまでにおいて、比較例(正弦波交流電圧)のヘイズ値が実施例(矩形波交流電圧)のヘイズ値に対して高くなる理由としては、図6(a)に示すように、閾値電圧Vth未満の不動作時間帯tにおける電圧のロスの有無が寄与していると考えられる。なお、閾値電圧Vthは、一般的に、ヘイズ値が10%程度になる電圧であり、本実施形態においては、表1に示すように、ヘイズ値が10%程度になる30Vが閾値電圧Vthである。
また、前述したように、透明電極2に印加する交流電圧の波高値を商用電源201からの供給電圧の波高値よりも低くすることで、従来のように、商用電源201からの交流電圧が液晶調光素子10に直接印加される場合と比較して、液晶調光素子10の消費電力を低減することができる。
したがって、矩形波交流電圧の波高値は、30V以上であり、商用電源201からの供給電圧の波高値より低い範囲にすることが好ましく、30Vであることがより好ましい。
つぎに、矩形波交流電圧の周波数の好ましい範囲について、下表2を用いて説明する。
実験では、電圧の実効値を20V、30V又は50Vの一定値とし、周波数を下げながら、矩形波交流電圧(実施例)及び正弦波交流電圧(比較例)を透明電極2にそれぞれ印加して、液晶調光素子10の表示領域を目視で観測し、表示領域にちらつきが生じた周波数を限界値とした。
表2に示すように、実施例(矩形波交流電圧)では、周波数が1Hzまで下げても表示画面にちらつきが生じなかった。しかしながら、比較例(正弦波交流電圧)では、周波数が低いほど、閾値電圧Vth未満の不動作時間帯tが長くなり、応答特性が影響して閾値電圧Vth未満の電圧のロスが大きくなり、20Hz程度以下では使用できないことが分かる。
すなわち、本実施形態に係る液晶調光装置100は、透明電極2に印加する交流電圧として矩形波交流電圧を用いることで、低周波による駆動が可能になり、液晶調光素子10の消費電力を低減させることができる。
特に、前述したように、矩形波交流電圧の波高値は30V以上であることが好ましいことより、印加電圧を30V以上として考えた場合に、矩形波交流電圧の周波数を18Hzより低くすることで、液晶調光素子10の消費電力を低減させるうえで、正弦波交流電圧(比較例)よりも優位性がある。
なお、矩形波交流電圧の周波数の好ましい範囲についての実験は、液晶調光素子10として、絶縁性基板1の平面寸法が40mm×60mmであり、液晶層3の厚みが18μmである測定セルを用いたが、液晶調光素子10として、絶縁性基板1の平面寸法が900mm×2400mmであり、液晶層3の厚みが18μmである測定セルを用い、電圧の実効値を30Vとして同様の実験を行なったところ、下表3の結果が得られた。
表3に示すように、実施例(矩形波交流電圧)では、周波数を20Hzまで下げると表示画面にちらつきが生じ、比較例(正弦波交流電圧)では、周波数を30Hzまで下げると表示画面にちらつきが生じた。このように、表2に示す結果と比較して、表示領域にちらつきが生じた周波数(限界値)が上がるのは、液晶調光素子10を大型化すると、印加された電圧の波形になまりが生じるためと考えられる。
なお、前述したように、矩形波交流電圧の波高値は30V以上であることが好ましいことより、印加電圧を30V以上として考えた場合に、矩形波交流電圧の周波数を30Hzより低くすることで、液晶調光素子10の消費電力を低減させるうえで、正弦波交流電圧(比較例)よりも優位性があり、矩形波交流電圧の周波数を20Hzより高くすることで、表示画面にちらつきがなく、実用化に適している。
つぎに、矩形波交流電圧における光学特性(電圧対透過率(Voltage−Transmittance:V−T)特性)の周波数依存性について、下表4及び図6(b)を用いて説明する。
実験では、周波数を5Hz、10Hz、30Hz、50Hz又は60Hzの一定値とし、矩形波交流電圧を、電圧の実効値を0Vから70Vまでの範囲で変化させて透明電極2にそれぞれ印加して、液晶調光素子10の透過率を測定し、ヘイズ値を算出した。
表4及び図6(b)に示すように、矩形波交流電圧における光学特性は、周波数依存性がないことが分かる。すなわち、本実施形態に係る液晶調光装置100は、光学特性上、5Hzから60Hzまでの周波数の矩形波交流電圧を用いることができる。
したがって、本実施形態に係る液晶調光装置100は、矩形波交流電圧の周波数を自由に設定可能であるため、矩形波交流電圧の低周波化により、液晶層3のインピーダンスを上昇させ、液晶調光素子10の消費電力(電流)を低減することができると共に、液晶調光素子10の電源200側から末端側にかけての電圧降下を抑制することができる。
また、本実施形態に係る液晶調光装置100は、電圧降下の抑制により、印加電圧を50Vからさらに低電圧化することができ、液晶調光素子10の消費電力を低減することができると共に、透明電極2の両端(商用電源201側、末端側)から矩形波交流電圧を印加する必要がなく、配線作業に伴う作業工程数及び配線数の増加を防止することができる。
また、本実施形態に係る液晶調光装置100は、電圧降下の抑制により、高抵抗の透明導電膜(例えば、ITO膜)を透明電極2に用いる(例えば、表面抵抗値を150Ω/□から250Ω/□に変更した高抵抗ITOフィルムを用いる)ことができ、低コスト化を図ることができる。
特に、高抵抗の透明導電膜を透明電極2に用いるということは、透明導電膜の膜厚を薄くすることができ、液晶調光素子10に黄色味が帯びることを抑え(外観的な品質も上げ)、液晶調光素子10の透過率を上げることができ、液晶調光素子10に対して総合的に透明度を向上することができる。
なお、本実施形態においては、液晶調光素子10と波形変換部20とを一体にした液晶調光装置100について説明したが、液晶調光素子10と波形変換部20とを別体にし、液晶調光素子10を透明状態又は不透明状態に駆動する駆動装置として、波形変換部20に相当する液晶駆動部を独立に構成してもよい。
この液晶駆動部は、閾値電圧Vthよりも高い波高値を有してゼロクロス点で極性が交互に反転すると共に第1のデューティ比Dが第2のデューティ比Dよりも小さい交流電圧を、液晶調光素子10の一対の透明電極2に印加する。
なお、液晶調光素子10の駆動装置は、一次電池や二次電池などの直流電源を内蔵して、液晶駆動部が直流電源からの電圧波形を所定の電圧波形に変換してもよいし、プラグ受け(商用電源201)に接続する差込プラグを備え、液晶駆動部が商用電源201からの電圧波形を所定の電圧波形に変換してもよい。
1 絶縁性基板
2 透明電極
3 液晶層
10 液晶調光素子
20 波形変換部
21 整流回路
22 平滑用コンデンサ
23 インバータ回路
24 タイミング発生回路
100 液晶調光装置
200 電源
201 商用電源

Claims (12)

  1. 透明性を有する一対の対向する絶縁性基板、当該一対の絶縁性基板上にそれぞれ配設される一対の対向する透明電極、及び、前記一対の絶縁性基板間に挟持され、高分子マトリクス中に液晶を分散させてなる高分子分散型液晶の液晶層を備える液晶調光素子と、
    電源から供給される電圧を、前記液晶調光素子に所望の透明度を与える閾値電圧よりも高い波高値を有してゼロクロス点で極性が交互に反転する交流電圧に変換し、当該交流電圧を前記一対の透明電極に印加する波形変換部と、
    を備え、
    前記交流電圧の半周期に対する当該半周期における前記閾値電圧以上の時間帯の割合が、商用電源の電圧の半周期に対する当該半周期における前記閾値電圧以上の時間帯の割合よりも大きいことを特徴とする液晶調光装置。
  2. 前記請求項1に記載の液晶調光装置において、
    前記交流電圧の波高値が、前記商用電源の電圧の波高値より低いことを特徴とする液晶調光装置。
  3. 前記請求項1又は2に記載の液晶調光装置において、
    前記交流電圧の電圧波形が、矩形波であることを特徴とする液晶調光装置。
  4. 前記請求項3に記載の液晶調光装置において、
    前記交流電圧の波高値が、30V以上であることを特徴とする液晶調光装置。
  5. 前記請求項4に記載の液晶調光装置において、
    前記交流電圧の周波数が、商用電源周波数より低いことを特徴とする液晶調光装置。
  6. 前記請求項5に記載の液晶調光装置において、
    前記交流電圧の周波数が、20Hzより高く、30Hzより低いことを特徴とする液晶調光装置。
  7. 透明性を有する一対の対向する絶縁性基板、当該一対の絶縁性基板上にそれぞれ配設される一対の対向する透明電極、及び、前記一対の絶縁性基板間に挟持され、高分子マトリクス中に液晶を分散させてなる高分子分散型液晶の液晶層を備える液晶調光素子を、透明状態又は不透明状態に駆動する液晶調光素子の駆動装置において、
    前記液晶調光素子に所望の透明度を与える閾値電圧よりも高い波高値を有してゼロクロス点で極性が交互に反転する交流電圧を、前記一対の透明電極に印加する液晶駆動部を備え、
    前記交流電圧の半周期に対する当該半周期における前記閾値電圧以上の時間帯の割合が、商用電源の電圧の半周期に対する当該半周期における前記閾値電圧以上の時間帯の割合よりも大きいことを特徴とする液晶調光素子の駆動装置。
  8. 前記請求項7に記載の液晶調光素子の駆動装置において、
    前記交流電圧の波高値が、前記商用電源の電圧の波高値より低いことを特徴とする液晶調光素子の駆動装置。
  9. 前記請求項7又は8に記載の液晶調光素子の駆動装置において、
    前記交流電圧の電圧波形が、矩形波であることを特徴とする液晶調光素子の駆動装置。
  10. 前記請求項9に記載の液晶調光素子の駆動装置において、
    前記交流電圧の波高値が、30V以上であることを特徴とする液晶調光素子の駆動装置。
  11. 前記請求項10に記載の液晶調光素子の駆動装置において、
    前記交流電圧の周波数が、商用電源周波数より低いことを特徴とする液晶調光素子の駆動装置。
  12. 前記請求項11に記載の液晶調光素子の駆動装置において、
    前記交流電圧の周波数が、20Hzより高く、30Hzより低いことを特徴とする液晶調光素子の駆動装置。
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