JP2013070957A - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】大当りが稀な状態で判定された場合に特典を遊技者に与えること。
【解決手段】時短フラグのオフ状態で第2の特別図柄始動口用の保留データエリアのカウンタの値に応じて大当りと判定された場合および時短フラグのオン状態で第1の特別図柄始動口用の保留データエリアのカウンタの値に応じて大当りと判定された場合のそれぞれには時短継続回数が通常に比べて長く初期設定される特典が遊技者に与えられる。
【選択図】図21
【解決手段】時短フラグのオフ状態で第2の特別図柄始動口用の保留データエリアのカウンタの値に応じて大当りと判定された場合および時短フラグのオン状態で第1の特別図柄始動口用の保留データエリアのカウンタの値に応じて大当りと判定された場合のそれぞれには時短継続回数が通常に比べて長く初期設定される特典が遊技者に与えられる。
【選択図】図21
Description
本発明は遊技球が特別図柄始動口に入球した場合に特別入球口を開放状態とする大当りであるか否かが判定される構成のパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機には第1の特別図柄始動口および第2の特別図柄始動口を備えたものがある。第1の特別図柄始動口は遊技球が入球可能なものであり、遊技球が第1の特別図柄始動口に入球した場合には遊技データが検出され、遊技データの検出結果がメモリの第1の領域に記録される。第2の特別図柄始動口は遊技球が入球可能な状態および入球不能な状態相互間または遊技球が入球容易な状態および入球困難な状態相互間で切換えられるものである。この第2の特別図柄始動口はサポートモードのオン状態で遊技球が普通図柄始動口に入球した場合にサポートモードのオフ状態で遊技球が普通図柄始動口に入球した場合に比べて数多くの遊技球が入球することが可能となるように状態が制御されるものであり、遊技球が第2の特別図柄始動口に入球した場合には遊技データが検出され、遊技データの検出結果がメモリの第2の領域に記録される。このメモリの第2の領域に遊技データが記録されている場合にはメモリの第2の領域から1つの遊技データが検出され、メモリの第2の領域に遊技データが記録されておらずにメモリの第1の領域に遊技データが記録されている場合にはメモリの第1の領域から1つの遊技データが検出され、メモリの第1の領域または第2の領域から遊技データが検出された場合に遊技データの検出結果に応じて大当りであるか否かが判定される。このパチンコ遊技機の場合にはサポートモードモードのオフ状態では第2の特別図柄始動口に遊技球が入球することが困難であり、メモリの第2の領域の遊技データに応じて大当りと判定される確率が低い。逆にサポートモードのオン状態では第2の特別図柄始動口に遊技球が高頻度で入球することでメモリの第2の領域から遊技データが完全になくなる確率が低く、メモリの第1の領域の遊技データに応じて大当りと判定される確率が低い。
従来のパチンコ遊技機は大当りと判定された場合にサポートモードを予め決められた確率でオン状態に設定するだけのものであり、サポートモードモードのオフ状態でメモリの第2の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合およびサポートモードのオン状態でメモリの第1の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合のそれぞれであっても遊技者に特典が付与されることがない。
本発明のパチンコ遊技機は次の[1]第1の特別図柄始動口〜[12]サポートモード解除手段を備えたものである。
[1]第1の特別図柄始動口は遊技盤に設けられたものであり、遊技球が入球可能なものである。図2の符号16は遊技盤に相当し、図2の上特別図柄始動口25は第1の特別図柄始動口に相当する。
[2]普通図柄始動口は遊技盤に設けられたものであり、遊技球が入球可能なものである。図2の符号23は普通図柄始動口に相当する。
[3]第2の特別図柄始動口は遊技盤に設けられたものである。この第2の特別図柄始動口は遊技球が入球可能な状態および入球不能な状態相互間または遊技球が入球容易な状態および入球困難な状態相互間で切換えられるものであり、サポートモードのオン状態で遊技球が普通図柄始動口に入球した場合にはサポートモードのオフ状態で遊技球が普通図柄始動口に入球した場合に比べて数多くの遊技球が入球することが可能となるように状態が制御される。図2の下特別図柄始動口27は第2の特別図柄始動口に相当し、時短フラグのオン状態はサポートモードのオン状態に相当し、時短フラグのオフ状態はサポートモードのオフ状態に相当する。
[4]遊技データ検出手段は遊技球が第1の特別図柄始動口に入球した場合および第2の特別図柄始動口に入球した場合のそれぞれに遊技データを検出するものである。図5のステップS13および図7のステップS23は遊技データ検出手段に相当し、カウンタMC1の値は遊技データに相当する。
[5]メモリは遊技データの検出結果が記録される第1の領域および第2の領域を有するものである。図3のメイン制御回路50のRAM53はメモリに相当し、図6の保留データエリアER11〜ER14の4つは第1の領域に相当し、図6の保留データエリアER21〜ER24の4つは第2の領域に相当する。
[6]遊技データ記録手段は遊技球が第1の特別図柄始動口に入球したことで遊技データが検出された場合に遊技データの検出結果をメモリの第1の領域に記録するものであり、遊技球が第2の特別図柄始動口に入球したことで遊技データが検出された場合には遊技データの検出結果をメモリの第2の領域に記録する。図5のステップS15および図7のステップS25は遊技データ記録手段に相当する。
[7]大当り判定手段はメモリの第2の領域に遊技データが記録されている場合にはメモリの第2の領域から最も古い1つの遊技データを検出し、メモリの第2の領域に遊技データが記録されておらずにメモリの第1の領域に遊技データが記録されている場合にはメモリの第1の領域から最も古い1つの遊技データを検出するものであり、メモリの第1の領域または第2の領域から1つの遊技データを検出した場合には遊技データの検出結果に応じて大当りであるか否かを判定する。図15のステップS132とステップS135とステップS137は大当り判定手段に相当する。
[8]表示器は遊技盤に設けられたものであり、大当りであるか否かの判定結果を遊技者に報知する図柄遊技の映像が表示されるものである。図2の装飾図柄表示器43は表示器に相当し、装飾図柄遊技の映像は図柄遊技の映像に相当する。
[9]特別入球口は遊技盤に設けられたものである。この特別入球口は遊技球が入球可能な開放状態および入球不能な閉鎖状態相互間で切換えられるものであり、大当りと判定された場合に開放状態にされる。図2の特別入賞口34は特別入球口に相当する。
[10]遊技データ消去手段は大当りであるか否かが判定された場合にメモリの第1の領域または第2の領域内から大当りであるか否かを判定することに使用された最も古い1つの遊技データを消去するものであり、図18のステップS181および図19のステップS201は遊技データ消去手段に相当する。
[11]サポートモード設定手段は大当りと判定された場合に予め決められた確率でサポートモードをオン状態に設定するものであり、サポートモードをオン状態に設定する場合には継続回数の値を初期設定する。このサポートモード設定手段はサポートモードのオフ状態でメモリの第2の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合にはサポートモードのオフ状態でメモリの第1の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合およびサポートモードのオン状態でメモリの第2の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合のそれぞれに比べて継続回数の値を大きな値に初期設定するものであり、サポートモードのオン状態でメモリの第1の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合にもサポートモードのオフ状態でメモリの第1の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合およびサポートモードのオン状態でメモリの第2の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合のそれぞれに比べて継続回数の値を大きな値に初期設定する。図21のステップS245とステップS246とステップS247はサポートモード設定手段に相当し、カウンタMN5の値は継続回数の値に相当する。
[12]サポートモード解除手段はサポートモードのオン状態で大当りであるか否かが判定される毎に継続回数の値を一定値だけ更新するものであり、継続回数の値の更新結果が予め決められた限度に到達した場合にサポートモードをオフ状態に設定する。図17のステップS172およびステップS174はサポートモード解除手段に相当する。
[1]第1の特別図柄始動口は遊技盤に設けられたものであり、遊技球が入球可能なものである。図2の符号16は遊技盤に相当し、図2の上特別図柄始動口25は第1の特別図柄始動口に相当する。
[2]普通図柄始動口は遊技盤に設けられたものであり、遊技球が入球可能なものである。図2の符号23は普通図柄始動口に相当する。
[3]第2の特別図柄始動口は遊技盤に設けられたものである。この第2の特別図柄始動口は遊技球が入球可能な状態および入球不能な状態相互間または遊技球が入球容易な状態および入球困難な状態相互間で切換えられるものであり、サポートモードのオン状態で遊技球が普通図柄始動口に入球した場合にはサポートモードのオフ状態で遊技球が普通図柄始動口に入球した場合に比べて数多くの遊技球が入球することが可能となるように状態が制御される。図2の下特別図柄始動口27は第2の特別図柄始動口に相当し、時短フラグのオン状態はサポートモードのオン状態に相当し、時短フラグのオフ状態はサポートモードのオフ状態に相当する。
[4]遊技データ検出手段は遊技球が第1の特別図柄始動口に入球した場合および第2の特別図柄始動口に入球した場合のそれぞれに遊技データを検出するものである。図5のステップS13および図7のステップS23は遊技データ検出手段に相当し、カウンタMC1の値は遊技データに相当する。
[5]メモリは遊技データの検出結果が記録される第1の領域および第2の領域を有するものである。図3のメイン制御回路50のRAM53はメモリに相当し、図6の保留データエリアER11〜ER14の4つは第1の領域に相当し、図6の保留データエリアER21〜ER24の4つは第2の領域に相当する。
[6]遊技データ記録手段は遊技球が第1の特別図柄始動口に入球したことで遊技データが検出された場合に遊技データの検出結果をメモリの第1の領域に記録するものであり、遊技球が第2の特別図柄始動口に入球したことで遊技データが検出された場合には遊技データの検出結果をメモリの第2の領域に記録する。図5のステップS15および図7のステップS25は遊技データ記録手段に相当する。
[7]大当り判定手段はメモリの第2の領域に遊技データが記録されている場合にはメモリの第2の領域から最も古い1つの遊技データを検出し、メモリの第2の領域に遊技データが記録されておらずにメモリの第1の領域に遊技データが記録されている場合にはメモリの第1の領域から最も古い1つの遊技データを検出するものであり、メモリの第1の領域または第2の領域から1つの遊技データを検出した場合には遊技データの検出結果に応じて大当りであるか否かを判定する。図15のステップS132とステップS135とステップS137は大当り判定手段に相当する。
[8]表示器は遊技盤に設けられたものであり、大当りであるか否かの判定結果を遊技者に報知する図柄遊技の映像が表示されるものである。図2の装飾図柄表示器43は表示器に相当し、装飾図柄遊技の映像は図柄遊技の映像に相当する。
[9]特別入球口は遊技盤に設けられたものである。この特別入球口は遊技球が入球可能な開放状態および入球不能な閉鎖状態相互間で切換えられるものであり、大当りと判定された場合に開放状態にされる。図2の特別入賞口34は特別入球口に相当する。
[10]遊技データ消去手段は大当りであるか否かが判定された場合にメモリの第1の領域または第2の領域内から大当りであるか否かを判定することに使用された最も古い1つの遊技データを消去するものであり、図18のステップS181および図19のステップS201は遊技データ消去手段に相当する。
[11]サポートモード設定手段は大当りと判定された場合に予め決められた確率でサポートモードをオン状態に設定するものであり、サポートモードをオン状態に設定する場合には継続回数の値を初期設定する。このサポートモード設定手段はサポートモードのオフ状態でメモリの第2の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合にはサポートモードのオフ状態でメモリの第1の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合およびサポートモードのオン状態でメモリの第2の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合のそれぞれに比べて継続回数の値を大きな値に初期設定するものであり、サポートモードのオン状態でメモリの第1の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合にもサポートモードのオフ状態でメモリの第1の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合およびサポートモードのオン状態でメモリの第2の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合のそれぞれに比べて継続回数の値を大きな値に初期設定する。図21のステップS245とステップS246とステップS247はサポートモード設定手段に相当し、カウンタMN5の値は継続回数の値に相当する。
[12]サポートモード解除手段はサポートモードのオン状態で大当りであるか否かが判定される毎に継続回数の値を一定値だけ更新するものであり、継続回数の値の更新結果が予め決められた限度に到達した場合にサポートモードをオフ状態に設定する。図17のステップS172およびステップS174はサポートモード解除手段に相当する。
サポートモードのオフ状態でメモリの第2の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合にはサポートモードのオフ状態でメモリの第1の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合およびサポートモードのオン状態でメモリの第2の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合のそれぞれに比べて継続回数の値が大きな値に初期設定され、サポートモードのオン状態でメモリの第1の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合にもサポートモードのオフ状態でメモリの第1の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合およびサポートモードのオン状態でメモリの第2の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合のそれぞれに比べて継続回数の値が大きな値に初期設定される。この継続回数の値はサポートモードのオン状態で大当りであるか否かが判定される毎に一定値だけ更新されるものであり、サポートモードは継続回数の値の更新結果が限度に到達することでオフ状態に設定される。即ち、サポートモードのオフ状態でメモリの第2の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合およびサポートモードのオン状態でメモリの第1の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合のそれぞれにはサポートモードのオン状態が長く継続する特典が遊技者に与えられる。
パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前面および後面のそれぞれが開口する四角筒状をなすものであり、外枠1には外枠1の前方に位置して内枠2が装着されている。この内枠2には横長な長方形状の上皿板3が装着されており、上皿板3には上皿4が固定されている。この上皿4は賞品として払出される遊技球を受けるものであり、上面が開口する容器状をなしている。内枠2には上皿板3の下方に位置して横長な長方形状の下皿板5が装着されており、下皿板5には下皿6が固定されている。この下皿6は上皿4内から溢れた遊技球を受けるものであり、上面が開口する容器状をなしている。
下皿板5の右端部には、図1に示すように、ハンドル台7が固定されており、ハンドル台7には発射ハンドル8が装着されている。この発射ハンドル8は遊技者が前方から手指で操作するものであり、前後方向へ指向する軸を中心に回転可能にされている。内枠2には上皿4の後方に位置して発射ソレノイドが固定されており、発射ソレノイドの出力軸には打球槌9が連結されている。この発射ソレノイドは打球槌9の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル8が予め決められた発射停止位置から時計回り方向へ回転操作された状態では発射ソレノイドに駆動電源が与えられ、打球槌9が駆動することで上皿4内の遊技球を上皿4内から弾き出す。
内枠2には、図1に示すように、上皿板3の上方に位置して前枠10が装着されている。この前枠10は内枠2の前方に配置されたものであり、前枠10には透明な円形状のガラス窓11が固定されている。この前枠10の左上隅部および右上隅部のそれぞれにはスピーカカバー12が固定されている。これら両スピーカカバー12のそれぞれは網状をなすものであり、前枠10には両スピーカカバー12のそれぞれの後方に位置してスピーカ13が配置されている。これら両スピーカ13のそれぞれは効果音を再生するものであり、両スピーカ13のそれぞれが再生した効果音は前方のスピーカカバー12を通して放出される。
前枠10には、図1に示すように、両スピーカカバー12のそれぞれの下方に位置して複数のランプカバー14が固定されており、前枠10には複数のランプカバー14のそれぞれの後方に位置して複数の電飾LED15(図3参照)が固定されている。これら複数のランプカバー14のそれぞれは有色透明なものであり、後方の電飾LED15が点灯することで照明される。
内枠2には、図2に示すように、垂直な板状の遊技盤16が固定されている。この遊技盤16は前枠10の後方に配置されたものであり、前枠10のガラス窓11は遊技盤16を前方から視覚的に認識可能に覆っている。この遊技盤16には外レール17と内レール18と球止めゴム19が固定されている。これら外レール17〜球止めゴム19のそれぞれは遊技盤16の前方に配置されたものであり、外レール17および内レール18のそれぞれは円弧状の金属板から構成され、球止めゴム19は外レール17および内レール18相互間の隙間を塞ぐゴムから構成されている。
遊技盤16には、図2に示すように、発射通路20および遊技領域21が形成されている。発射通路20は外レール17および内レール18相互間に位置する円弧状の隙間を称するものであり、遊技領域21は外レール17と内レール18と球止めゴム19で囲まれた領域のうち発射通路20を除く残りの円形状の領域を称するものであり、打球槌9が弾いた遊技球は発射通路20を通して遊技領域21内に放出される。この遊技領域21内には複数の障害釘22が固定されており、発射通路20から遊技領域21内に放出された遊技球は障害釘22に当りながら遊技領域21内を落下する。
遊技盤16には、図2に示すように、遊技領域21内に位置して普通図柄始動口23が固定されている。この普通図柄始動口23は遊技領域21内を転動する遊技球が通過することが可能なものであり、上面および下面のそれぞれが開口するコ字枠状をなしている。この普通図柄始動口23内には普通図柄始動口センサ24(図3参照)が固定されている。この普通図柄始動口センサ24は検出領域内に金属物が進入した場合に発振状態が変化する近接スイッチからなるものであり、遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合には普通図柄始動口センサ24の発振状態が変化することで普通図柄始動口センサ24から普通図柄始動信号が出力される。
遊技盤16には遊技領域21内に位置して上特別図柄始動口25が固定されている。この上特別図柄始動口25は遊技領域21内を転動する遊技球が入賞することが可能なものであり、上面が開口するポケット状をなしている。この上特別図柄始動口25内には近接スイッチからなる上特別図柄始動口センサ26(図3参照)が固定されており、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合には上特別図柄始動口センサ26から特別図柄始動信号が出力される。
遊技盤16には、図2に示すように、遊技領域21内に位置して下特別図柄始動口27が固定されている。この下特別図柄始動口27は上面が開口するポケット状をなすものであり、上特別図柄始動口25の下方に配置されている。この下特別図柄始動口27には2枚の羽根板28が装着されている。これら両羽根板28のそれぞれは垂直な閉鎖状態(実線参照)および水平な開放状態(二点鎖線参照)相互間で前後方向へ指向する軸29を中心に回転可能にされたものであり、両羽根板28のそれぞれの閉鎖状態では上特別図柄始動口25が両羽根板28相互間の隙間を下特別図柄始動口27内に遊技球が入賞することが不能に閉鎖し、両羽根板28のそれぞれの開放状態では遊技球が両羽根板28のそれぞれに乗って下特別図柄始動口27内に入賞することが許容される。
下特別図柄始動口27内には下特別図柄始動口センサ30(図3参照)が固定されている。この下特別図柄始動口センサ30は近接スイッチからなるものであり、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞した場合には下特別図柄始動口センサ30から特別図柄始動信号が出力される。この下特別図柄始動口27の両羽根板28のそれぞれは共通の特別図柄始動口ソレノイド31(図3参照)の出力軸に連結されている。この特別図柄始動口ソレノイド31は電気的なオフ状態で両羽根板28のそれぞれを閉鎖状態に操作するものであり、両羽根板28のそれぞれは特別図柄始動口ソレノイド31の電気的なオン状態では開放状態に操作される。即ち、下特別図柄始動口27は両羽根板28のそれぞれの閉鎖状態で遊技球が入賞不能となるものであり、両羽根板28のそれぞれの開放状態で遊技球が入賞可能となる。
遊技盤16には、図2に示すように、遊技領域21内に位置して表示台枠32が固定されており、表示台枠32には普通図柄表示器33が固定されている。この普通図柄表示器33はLED表示器からなるものであり、遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合には当りであるか否かが判定され、当りであると判定された場合には普通図柄表示器33に普通図柄として当り図柄(○)および外れ図柄(×)のいずれかが表示され、普通図柄表示器33に当り図柄(○)が表示された場合には下特別図柄始動口27を開放状態とする当り遊技が行われる。
遊技盤16には、図2に示すように、遊技領域21内に位置して特別入賞口34が固定されている。この特別入賞口34は遊技球が前面から入賞することが可能な箱状をなすものであり、特別入賞口34内には特別入賞口センサ35(図3参照)が固定されている。この特別入賞口センサ35は近接スイッチからなるものであり、遊技球が特別入賞口34内に入賞した場合には特別入賞口センサ35が遊技球を検出することで特別入賞信号を出力する。
特別入賞口34には、図2に示すように、扉36が左右方向へ指向する軸37を中心に回転可能に装着されている。この扉36は特別入賞口ソレノイド38(図3参照)の出力軸に連結されており、特別入賞口ソレノイド38の電気的なオフ状態では扉36が垂直な閉鎖状態となることで特別入賞口34の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖する。この扉36は特別入賞口ソレノイド38の電気的なオン状態で前方へ水平に倒れた開放状態に回動するものであり、扉36の開放状態では遊技球が扉36に乗って特別入賞口34内に入賞可能になる。
表示台枠32には、図2に示すように、上特別図柄表示器39が固定されている。この上特別図柄表示器39はLED表示器からなるものであり、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合には上特別図柄表示器39に特別図柄として外れ図柄(0)と大当り図柄1(1)と大当り図柄2(2)のいずれかが表示され、上特別図柄表示器39に大当り図柄1が表示された場合および大当り図柄2が表示された場合のそれぞれには特別入賞口34を開放状態とする大当り遊技が行われる。
表示台枠32には、図2に示すように、下特別図柄表示器40が固定されている。この下特別図柄表示器40はLED表示器からなるものであり、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞した場合には下特別図柄表示器40に特別図柄として外れ図柄と大当り図柄1と大当り図柄2のいずれかが表示され、下特別図柄表示器40に大当り図柄1が表示された場合および大当り図柄2が表示された場合のそれぞれには大当り遊技が行われる。
遊技盤16の後方には、図2に示すように、賞球払出し装置41が固定されている。この賞球払出し装置41はパルスモータからなる払出モータ42(図3参照)を有するものであり、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合と下特別図柄始動口27内に入賞した場合と特別入賞口34内に入賞した場合のそれぞれには払出モータ42の回転軸が回転操作されることで上皿4内に単位個数の遊技球が賞品として払出される。
表示台枠32には、図2に示すように、装飾図柄表示器43が固定されている。この装飾図柄表示器43は上特別図柄表示器39および下特別図柄表示器40のそれぞれに比べて大きな表示領域を有するカラー液晶表示器からなるものであり、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合および下特別図柄始動口27内に入賞した場合のそれぞれには装飾図柄表示器43に装飾図柄遊技の映像が表示され、大当り遊技が開始された場合には装飾図柄表示器43に大当り遊技演出の映像が表示される。
装飾図柄遊技の映像は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを変動状態および変動停止状態で順に表示するものであり、装飾図柄遊技の映像の表示中には両スピーカ13のそれぞれから効果音が出力され、複数の電飾LED15のそれぞれが発光する。これら左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの変動表示は図柄要素をその種類を変化させながら表示するものであり、3列の図柄要素のそれぞれの変化は(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(1)・・・の循環的な一定順序に設定されている。これら左列の図柄要素〜右列の図柄要素の全てが変動停止した状態の組合せには大当りの組合せおよび外れの組合せが設定されている。大当りの組合せは3列の図柄要素が相互に同一な組合せであり、外れの組合せは3列の図柄要素が相互に同一でない組合せである。
装飾図柄表示器43の表示領域内には、図2に示すように、保留領域44が設定されている。この保留領域44は保留絵柄45が表示される領域であり、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合および下特別図柄始動口27内に入賞した場合のそれぞれには保留回数が更新され、保留領域44内に保留回数の更新結果に応じた数の保留絵柄45が表示されることで遊技者に保留回数の更新結果が報知される。
図3のメイン制御回路50は当り遊技および特別図柄遊技のそれぞれの遊技内容を制御するものであり、CPU51とROM52とRAM53を有している。このメイン制御回路50のROM52には制御プログラムおよび制御データのそれぞれが予め記録されており、CPU51はRAM53をワークエリアとしてROM52の制御プログラムおよびROM52の制御データのそれぞれに基づいて処理動作を実行する。
図3のセンサ回路54は普通図柄始動口センサ24から出力される普通図柄始動信号と上特別図柄始動口センサ26から出力される特別図柄始動信号と下特別図柄始動口センサ30から出力される特別図柄始動信号と特別入賞口センサ35から出力される特別入賞信号のそれぞれをメイン制御回路50に送信するものであり、メイン制御回路50はセンサ回路54を介して普通図柄始動信号を検出した場合には制御コマンドを設定し、特別図柄始動信号を検出した場合には制御コマンドおよび賞球コマンドを設定し、特別入賞信号を検出した場合には賞球コマンドを設定する。
図3のソレノイド回路55は特別図柄始動口ソレノイド31を電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路50はソレノイド回路55を駆動制御することで下特別図柄始動口27を開閉操作する。LED回路56は普通図柄表示器33の複数のLEDのそれぞれを電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路50はLED回路56を駆動制御することで普通図柄表示器33の表示内容を制御する。ソレノイド回路57は特別入賞口ソレノイド38を電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路50はソレノイド回路57を駆動制御することで特別入賞口34を開閉操作する。LED回路58は上特別図柄表示器39の複数のLEDのそれぞれを電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路50はLED回路58を駆動制御することで上特別図柄表示器39の表示内容を制御する。LED回路59は下特別図柄表示器40の複数のLEDのそれぞれを電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路50はLED回路59を駆動制御することで下特別図柄表示器40の表示内容を制御する。
図3の払出制御回路60はCPUとROMとRAMを有するものである。この払出制御回路60のROMには制御プログラムおよび制御データのそれぞれが予め記録されており、CPUはRAMをワークエリアとしてROMの制御プログラムおよびROMの制御データのそれぞれに基づいて処理動作を実行する。この払出制御回路60はメイン制御回路50から賞球コマンドが送信されるものであり、賞球コマンドを受信した場合には駆動信号を設定する。モータ回路61は払出制御回路60から駆動信号が与えられるものであり、駆動信号が与えられた場合には払出モータ42を駆動することで上皿4内に単位個数の遊技球を払出す。
図3の演出制御回路70はメイン制御回路50から制御コマンドの設定結果が送信されるものであり、CPU71とROM72とRAM73を有している。この演出制御回路70のROM72には制御プログラムおよび制御データのそれぞれが予め記録されており、CPU71は制御コマンドの設定結果を受信した場合にはRAM73をワークエリアとしてROM72の制御プログラムおよびROM72の制御データのそれぞれに基づいて演出制御コマンドを設定する。
図3の表示制御回路80は演出制御回路70から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この表示制御回路80は演出制御コマンドの設定結果を受信した場合に装飾図柄表示器43に演出制御コマンドの受信結果に応じた装飾図柄遊技の映像を表示するものであり、VDPとVROMとVRAMを有している。VROMは保留絵柄45を表示するための画像データと図柄要素を表示するための画像データと大当り遊技演出の映像を表示するためのビデオデータが予め記録されたものであり、VDPはVROMから検出した画像データおよびビデオデータのそれぞれをVRAMに展開し、装飾図柄表示器43にR・G・Bの各信号を出力することで映像をカラーで表示する。
図3の音制御回路90は演出制御回路70から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この音制御回路90は演出制御コマンドの設定結果を受信することで演出制御コマンドの受信結果に応じた音信号を設定するものであり、両スピーカ13のそれぞれを音信号の設定結果に応じて駆動することで両スピーカ13のそれぞれから演出制御コマンドの受信結果に応じた効果音を出力する。
図3の電飾制御回路100は演出制御回路70から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この電飾制御回路100は演出制御コマンドの設定結果を受信することで演出制御コマンドの受信結果に応じた電飾信号を設定するものであり、複数の電飾LED15のそれぞれを電飾信号の設定結果に応じて駆動することで演出制御コマンドに応じたパターンで点滅させる。
*メイン制御回路50の処理内容
[1]タイマ割込み処理
図4はメイン制御回路50のCPU51が実行するタイマ割込み処理である。このタイマ割込み処理はタイマ割込みの発生する4msec毎に起動するものであり、CPU51はタイマ割込み処理が起動した場合にはステップS1のカウンタ更新処理とステップS2の特図始動入賞処理1とステップS3の特図始動入賞処理2とステップS4の普通図始動入賞処理とステップS5の普通図柄プロセス処理とステップS6の特別図柄プロセス処理のそれぞれへ順に移行する。
[1−1]カウンタ更新処理
図4のステップS1のカウンタ更新処理はRAM53のカウンタMC1の値およびカウンタMC2の値のそれぞれを一定値(1)だけ更新するものである。カウンタMC1の値は大当りであるか否かを判定するためのものであり、電源が投入された場合に下限値(0)に初期設定され、ステップS1で下限値(0)から上限値(200)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。カウンタMC2の値は当りであるか否かを判定するためのものであり、電源が投入された場合に下限値(0)に初期設定され、ステップS1で下限値(0)から上限値(32)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。
[1−2]特図始動入賞処理1
図5はステップS2の特図始動入賞処理1であり、CPU51はステップS11で上特別図柄始動口センサ26からの特別図柄始動信号があるか否かを判断する。ここで特別図柄始動信号がないと判断した場合には特図始動入賞処理1を終え、特別図柄始動信号があると判断した場合にはステップS12でRAM53のカウンタMN1の値が上限値(4)未満であるか否かを判断する。ここでカウンタMN1の値が上限値(4)であると判断した場合には特図始動入賞処理1を終え、カウンタMN1の値が上限値(4)未満であると判断した場合にはステップS13でRAM53からカウンタMC1の値の更新結果を検出する。このカウンタMN1の値は遊技球が上特別図柄始動口25に入賞した場合の保留回数を計測するものであり、電源が投入された場合に(0)に初期設定される。
*メイン制御回路50の処理内容
[1]タイマ割込み処理
図4はメイン制御回路50のCPU51が実行するタイマ割込み処理である。このタイマ割込み処理はタイマ割込みの発生する4msec毎に起動するものであり、CPU51はタイマ割込み処理が起動した場合にはステップS1のカウンタ更新処理とステップS2の特図始動入賞処理1とステップS3の特図始動入賞処理2とステップS4の普通図始動入賞処理とステップS5の普通図柄プロセス処理とステップS6の特別図柄プロセス処理のそれぞれへ順に移行する。
[1−1]カウンタ更新処理
図4のステップS1のカウンタ更新処理はRAM53のカウンタMC1の値およびカウンタMC2の値のそれぞれを一定値(1)だけ更新するものである。カウンタMC1の値は大当りであるか否かを判定するためのものであり、電源が投入された場合に下限値(0)に初期設定され、ステップS1で下限値(0)から上限値(200)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。カウンタMC2の値は当りであるか否かを判定するためのものであり、電源が投入された場合に下限値(0)に初期設定され、ステップS1で下限値(0)から上限値(32)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。
[1−2]特図始動入賞処理1
図5はステップS2の特図始動入賞処理1であり、CPU51はステップS11で上特別図柄始動口センサ26からの特別図柄始動信号があるか否かを判断する。ここで特別図柄始動信号がないと判断した場合には特図始動入賞処理1を終え、特別図柄始動信号があると判断した場合にはステップS12でRAM53のカウンタMN1の値が上限値(4)未満であるか否かを判断する。ここでカウンタMN1の値が上限値(4)であると判断した場合には特図始動入賞処理1を終え、カウンタMN1の値が上限値(4)未満であると判断した場合にはステップS13でRAM53からカウンタMC1の値の更新結果を検出する。このカウンタMN1の値は遊技球が上特別図柄始動口25に入賞した場合の保留回数を計測するものであり、電源が投入された場合に(0)に初期設定される。
CPU51はステップS13でカウンタMC1の値の更新結果を検出すると、ステップS14でカウンタMN1の値に一定値(1)を加算し、ステップS15でカウンタMC1の値の検出結果をRAM53の保留データエリアに記録する。図6は保留データエリアであり、保留データエリアには保留データエリアER11とER12とER13とER14とER21とER22とER23とER24とER31とER32とER33とER34の12が設定されている。このうち保留データエリアER11にはカウンタMN1の値として(1)が割付けられ、保留データエリアER12にはカウンタMN1の値として(2)が割付けられ、保留データエリアER13にはカウンタMN1の値として(3)が割付けられ、保留データエリアER14にはカウンタMN1の値として(4)が割付けられており、ステップS15ではカウンタMC1の値の検出結果が保留データエリアER11〜ER14の4つのうちカウンタMN1の値の加算結果に応じた1つに記録される。
CPU51はステップS15でカウンタMC1の値の検出結果を1つの保留データエリアに記録すると、ステップS16でRAM53のカウンタMN1の値およびRAM53のカウンタMN2の値を相互に加算し、カウンタMN1の値およびカウンタMN2の値相互間の加算結果をRAM53のカウンタMN3の値に設定する。カウンタMN2の値は遊技球が下特別図柄始動口27に入賞した場合の保留回数を計測するものであり、電源が投入された場合に(0)に初期設定される。カウンタMN3の値は遊技球が上特別図柄始動口25に入賞した場合および下特別図柄始動口27に入賞した場合の合計の保留回数を計測するものであり、電源が投入された場合に(0)に初期設定される。
CPUはステップS16でカウンタMN3の値を設定すると、ステップS17でカウンタMN3の値の設定結果に応じて保留コマンドを設定する。この保留コマンドは遊技球が上特別図柄始動口25に入賞した場合および下特別図柄始動口27に入賞した場合の合計の保留回数を演出制御回路60に通知するものであり、CPU51はステップS17で保留コマンドを設定した場合にはステップS18で保留コマンドの設定結果を演出制御回路70に送信する。
[1−3]特図始動入賞処理2
図7はステップS3の特図始動入賞処理2であり、CPU51はステップS21で下特別図柄始動口センサ30からの特別図柄始動信号があるか否かを判断する。ここで特別図柄始動信号がないと判断した場合には特図始動入賞処理2を終え、特別図柄始動信号があると判断した場合にはステップS22でカウンタMN2の値が上限値(4)未満であるか否かを判断する。ここでカウンタMN2の値が上限値(4)であると判断した場合には特図始動入賞処理2を終え、カウンタMN2の値が上限値(4)未満であると判断した場合にはステップS23でRAM53からカウンタMC1の値の更新結果を検出する。
[1−3]特図始動入賞処理2
図7はステップS3の特図始動入賞処理2であり、CPU51はステップS21で下特別図柄始動口センサ30からの特別図柄始動信号があるか否かを判断する。ここで特別図柄始動信号がないと判断した場合には特図始動入賞処理2を終え、特別図柄始動信号があると判断した場合にはステップS22でカウンタMN2の値が上限値(4)未満であるか否かを判断する。ここでカウンタMN2の値が上限値(4)であると判断した場合には特図始動入賞処理2を終え、カウンタMN2の値が上限値(4)未満であると判断した場合にはステップS23でRAM53からカウンタMC1の値の更新結果を検出する。
CPU51はステップS23でカウンタMC1の値の更新結果を検出すると、ステップS24でカウンタMN2の値に一定値(1)を加算し、ステップS25でカウンタMC1の値の検出結果をRAM53の保留データエリアに記録する。このRAM53の保留データエリアのうち保留データエリアER21にはカウンタMN2の値として(1)が割付けられ、保留データエリアER22にはカウンタMN2の値として(2)が割付けられ、保留データエリアER23にはカウンタMN2の値として(3)が割付けられ、保留データエリアER24にはカウンタMN2の値として(4)が割付けられており、ステップS25ではカウンタMC1の値の検出結果が保留データエリアER21〜ER24の4つのうちカウンタMN2の値の加算結果に応じた1つに記録される。
CPU51はステップS25でカウンタMC1の値の検出結果を1つの保留データエリアに記録すると、ステップS26でカウンタMN1の値およびカウンタMN2の値を相互に加算し、カウンタMN1の値およびカウンタMN2の値相互間の加算結果をカウンタMN3の値に設定する。そして、ステップS27でカウンタMN3の値の設定結果に応じて保留コマンドを設定し、ステップS28で保留コマンドの設定結果を演出制御回路70に送信する。
[1−4]普通図始動入賞処理
図8はステップS4の普通図始動入賞処理であり、CPU51はステップS31で普通図柄始動口センサ24からの普通図柄始動信号があるか否かを判断する。ここで普通図柄始動信号がないと判断した場合には普通図始動入賞処理を終え、普通図柄始動信号があると判断した場合にはステップS32でRAM53のカウンタMN4の値が上限値(4)未満であるか否かを判断する。ここでカウンタMN4の値が上限値(4)であると判断した場合には普通図始動入賞処理を終え、カウンタMN4の値が上限値(4)未満であると判断した場合にはステップS33でRAM53からカウンタMC2の値の更新結果を検出する。このカウンタMN4の値は遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合の保留回数を計測するものであり、電源が投入された場合に(0)に初期設定される。
[1−4]普通図始動入賞処理
図8はステップS4の普通図始動入賞処理であり、CPU51はステップS31で普通図柄始動口センサ24からの普通図柄始動信号があるか否かを判断する。ここで普通図柄始動信号がないと判断した場合には普通図始動入賞処理を終え、普通図柄始動信号があると判断した場合にはステップS32でRAM53のカウンタMN4の値が上限値(4)未満であるか否かを判断する。ここでカウンタMN4の値が上限値(4)であると判断した場合には普通図始動入賞処理を終え、カウンタMN4の値が上限値(4)未満であると判断した場合にはステップS33でRAM53からカウンタMC2の値の更新結果を検出する。このカウンタMN4の値は遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合の保留回数を計測するものであり、電源が投入された場合に(0)に初期設定される。
CPU51はステップS33でカウンタMC2の値の更新結果を検出すると、ステップS34でカウンタMN4の値に一定値(1)を加算し、ステップS35でカウンタMC2の値の検出結果をRAM53の保留データエリアに記録する。このRAM53の保留データエリアのうち保留データエリアER31にはカウンタMN4の値として(1)が割付けられ、保留データエリアER32にはカウンタMN4の値として(2)が割付けられ、保留データエリアER33にはカウンタMN4の値として(3)が割付けられ、保留データエリアER44にはカウンタMN4の値として(4)が割付けられており、ステップS35ではカウンタMC2の値の検出結果が保留データエリアER31〜ER34の4つのうちカウンタMN4の値の加算結果に応じた1つに記録される。
[1−5]普通図柄プロセス処理
図9はステップS5の普通図柄プロセス処理である。この普通図柄プロセス処理はステップS41の当り判定処理とステップS42の普通図柄表示処理とステップS43の当り遊技処理のうちRAM53の普通図柄プロセスフラグの値の設定結果に応じた1つを行うものであり、普通図柄プロセスフラグの値は電源が投入された場合に(0)に初期設定される。
[1−5−1]当り判定処理
図10はステップS41の当り判定処理である。この当り判定処理は普通図柄プロセスフラグの値が(0)に設定されている場合に行われるものであり、CPU51はステップS51で保留データエリアER31にカウンタMC2の値が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリアER31にカウンタMC2の値が記録されていないと判断した場合には当り判定処理を終え、保留データエリアER31にカウンタMC2の値が記録されていると判断した場合にはステップS52で保留データエリアER31からカウンタMC2の値を検出する。
[1−5]普通図柄プロセス処理
図9はステップS5の普通図柄プロセス処理である。この普通図柄プロセス処理はステップS41の当り判定処理とステップS42の普通図柄表示処理とステップS43の当り遊技処理のうちRAM53の普通図柄プロセスフラグの値の設定結果に応じた1つを行うものであり、普通図柄プロセスフラグの値は電源が投入された場合に(0)に初期設定される。
[1−5−1]当り判定処理
図10はステップS41の当り判定処理である。この当り判定処理は普通図柄プロセスフラグの値が(0)に設定されている場合に行われるものであり、CPU51はステップS51で保留データエリアER31にカウンタMC2の値が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリアER31にカウンタMC2の値が記録されていないと判断した場合には当り判定処理を終え、保留データエリアER31にカウンタMC2の値が記録されていると判断した場合にはステップS52で保留データエリアER31からカウンタMC2の値を検出する。
CPU51はステップS52でカウンタMC2の値を検出すると、ステップS53でカウンタMC2の値の検出結果を当り値(0)〜(31)の32のそれぞれと比較する。これら当り値(0)〜(31)のそれぞれはROM52に予め記録されたものであり、CPU51はカウンタMC2の値の検出結果が32の当り値のいずれかであると判断した場合にはステップS54でRAM53の当りフラグをオン状態に設定する。この当りフラグは電源が投入された場合にオフ状態に初期設定されるものであり、CPU51はステップS54で当りフラグをオン状態に設定した場合にはステップS55で普通図柄を当り図柄に設定し、ステップS58へ移行する。
CPU51はステップS53でカウンタMC2の値の検出結果が32の当り値のいずれでもないと判断すると、ステップS56で当りフラグをオフ状態に設定する。そして、ステップS57で普通図柄を外れ図柄に設定し、ステップS58へ移行する。即ち、当りは遊技球が普通図柄始動口23を通過した場合に(32/33)の一定確率で判定される。
CPU51はステップS58へ移行すると、RAM53の時短フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。この時短フラグは電源が投入された場合にオフ状態に初期設定されるものであり、CPU51はステップS58で時短フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS59でRAM53のタイマMT2の値に普通図柄遊技時間1を設定し、ステップS58で時短フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS60でタイマMT2の値に普通図柄遊技時間2を設定する。これら普通図柄遊技時間1および普通図柄遊技時間2のそれぞれはROM52に予め記録されたものであり、普通図柄遊技時間1は(8.0×1000msec)に設定され、普通図柄遊技時間2は普通図柄遊技時間1に比べて短い(2.0×1000msec)に設定されている。
CPU51はステップS59またはステップS60でタイマMT2の値を設定すると、ステップS61のカウンタ消去処理1へ移行する。このカウンタ消去処理1を終えた場合にはステップS62へ移行し、普通図柄プロセスフラグの値に(1)を設定する。
図11はステップS61のカウンタ消去処理1であり、CPU51はステップS71で保留データエリアER31からカウンタMC2の値を消去し、ステップS72でカウンタMN4の値が(2)であるか否かを判断する。ここでカウンタMN4の値が(2)でないと判断した場合にはステップS74へ移行し、カウンタMN4の値が(2)であると判断した場合にはステップS73へ移行する。ここで保留データエリアER32のカウンタMC2の値を保留データエリアER31にシフトし、ステップS81でカウンタMN4の値から一定値(1)を減算する。
CPU51はステップS74へ移行すると、カウンタMN4の値が(3)であるか否かを判断する。ここでカウンタMN4の値が(3)でないと判断した場合にはステップS77へ移行し、カウンタMN4の値が(3)であると判断した場合にはステップS75へ移行する。ここで保留データエリアER32のカウンタMC2の値を保留データエリアER31にシフトし、ステップS76で保留データエリアER33のカウンタMC2の値を保留データエリアER32にシフトし、ステップS81でカウンタMN4の値から一定値(1)を減算する。
CPU51はステップS77へ移行すると、カウンタMN4の値が(4)であるか否かを判断する。ここでカウンタMN4の値が(4)でないと判断した場合にはステップS81でカウンタMN4の値から一定値(1)を減算し、カウンタMN4の値が(4)であると判断した場合にはステップS78で保留データエリアER32のカウンタMC2の値を保留データエリアER31にシフトする。そして、ステップS79で保留データエリアER33のカウンタMC2の値を保留データエリアER32にシフトし、ステップS80で保留データエリアER34のカウンタMC2の値を保留データエリアER33にシフトし、ステップS81でカウンタMN4の値から一定値(1)を減算する。
[1−5−2]普通図柄表示処理
図12はステップS42の普通図柄表示処理である。この普通図柄表示処理は普通図柄プロセスフラグの値が(1)に設定されている場合に行われるものであり、CPU51はステップS91でタイマMT2の値から一定値(4)を減算し、ステップS92でタイマMT2の値の減算結果が限度値(0)に到達したか否かを判断する。ここでタイマMT2の値の減算結果が限度値に到達していないと判断した場合には普通図柄表示処理を終え、タイマMT2の値の減算結果が限度値に到達していると判断した場合にはステップS93で普通図柄表示器33に普通図柄の設定結果を表示する。即ち、当りと判定された場合には普通図柄表示器33に当り図柄が表示され、外れと判定された場合には普通図柄表示器33に外れ図柄が表示される。
[1−5−2]普通図柄表示処理
図12はステップS42の普通図柄表示処理である。この普通図柄表示処理は普通図柄プロセスフラグの値が(1)に設定されている場合に行われるものであり、CPU51はステップS91でタイマMT2の値から一定値(4)を減算し、ステップS92でタイマMT2の値の減算結果が限度値(0)に到達したか否かを判断する。ここでタイマMT2の値の減算結果が限度値に到達していないと判断した場合には普通図柄表示処理を終え、タイマMT2の値の減算結果が限度値に到達していると判断した場合にはステップS93で普通図柄表示器33に普通図柄の設定結果を表示する。即ち、当りと判定された場合には普通図柄表示器33に当り図柄が表示され、外れと判定された場合には普通図柄表示器33に外れ図柄が表示される。
CPU51はステップS93で普通図柄の設定結果を表示すると、ステップS94で当りフラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで当りフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS95で普通図柄プロセスフラグの値に(0)を設定し、当りフラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS96で当りフラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS96で当りフラグをオフ状態に設定すると、ステップS97で時短フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。ここで時短フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS98でタイマMT2の値に当り遊技時間1(0.4×1000msec)を設定し、時短フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS99でタイマMT2の値に当り遊技時間2(4.0×1000msec)を設定する。これら当り遊技時間1および当り遊技時間2のそれぞれはROM52に予め記録されたものであり、当り遊技時間2は当り遊技時間1に比べて長く設定されている。
CPU51はステップS98またはステップS99でタイマMT2の値を設定すると、ステップS100で下特別図柄始動口27を開放状態とすることで当り遊技を開始し、ステップS101で普通図柄プロセスフラグの値に(2)を設定する。
[1−5−3]当り遊技処理
図13はステップS43の当り遊技処理である。この当り遊技処理は普通図柄プロセスフラグの値が(2)に設定されている場合に行われるものであり、CPU51はステップS111でタイマMT2の値から一定値(4)を減算し、ステップS112でタイマMT2の値の減算結果が限度値(0)に到達したか否かを判断する。ここでタイマMT2の値の減算結果が限度値に到達していないと判断した場合には当り遊技処理を終え、タイマMT2の値の減算結果が限度値に到達していると判断した場合にはステップS113へ移行する。ここで下特別図柄始動口27を閉鎖状態とし、ステップS114で普通図柄プロセスフラグの値に(0)を設定する。
[1−6]特別図柄プロセス処理
図14はステップS6の特別図柄プロセス処理である。この特別図柄プロセス処理はステップS121の大当り判定処理とステップS122の特別図柄表示処理とステップS1233の大当り遊技処理のうちRAM53の特別図柄プロセスフラグの値の設定結果に応じた1つを行うものであり、特別図柄プロセスフラグの値は電源が投入された場合に(0)に初期設定される。
[1−6−1]大当り判定処理
図15はステップS121の大当り判定処理である。この大当り判定処理は特別図柄プロセスフラグの値が(0)に設定されている場合に行われるものであり、CPU51はステップS131で保留データエリアER21にカウンタMC1の値が記録されているか否かを判断する。この保留データエリアER21は遊技球が下特別図柄始動口27に入賞した場合にカウンタMC1の値の検出結果が記録される領域であり、CPU51はステップS131で保留データエリアER21にカウンタMC1の値が記録されていると判断した場合にはステップS132へ移行する。ここで保留データエリアER21からカウンタMC1の値を検出し、ステップS133でRAM53の優先処理フラグをオン状態に設定する。この優先処理フラグは電源が投入された場合にオフ状態に初期設定されるものであり、CPU51はステップS133で優先処理フラグをオン状態に設定した場合にはステップS137へ移行する。
[1−5−3]当り遊技処理
図13はステップS43の当り遊技処理である。この当り遊技処理は普通図柄プロセスフラグの値が(2)に設定されている場合に行われるものであり、CPU51はステップS111でタイマMT2の値から一定値(4)を減算し、ステップS112でタイマMT2の値の減算結果が限度値(0)に到達したか否かを判断する。ここでタイマMT2の値の減算結果が限度値に到達していないと判断した場合には当り遊技処理を終え、タイマMT2の値の減算結果が限度値に到達していると判断した場合にはステップS113へ移行する。ここで下特別図柄始動口27を閉鎖状態とし、ステップS114で普通図柄プロセスフラグの値に(0)を設定する。
[1−6]特別図柄プロセス処理
図14はステップS6の特別図柄プロセス処理である。この特別図柄プロセス処理はステップS121の大当り判定処理とステップS122の特別図柄表示処理とステップS1233の大当り遊技処理のうちRAM53の特別図柄プロセスフラグの値の設定結果に応じた1つを行うものであり、特別図柄プロセスフラグの値は電源が投入された場合に(0)に初期設定される。
[1−6−1]大当り判定処理
図15はステップS121の大当り判定処理である。この大当り判定処理は特別図柄プロセスフラグの値が(0)に設定されている場合に行われるものであり、CPU51はステップS131で保留データエリアER21にカウンタMC1の値が記録されているか否かを判断する。この保留データエリアER21は遊技球が下特別図柄始動口27に入賞した場合にカウンタMC1の値の検出結果が記録される領域であり、CPU51はステップS131で保留データエリアER21にカウンタMC1の値が記録されていると判断した場合にはステップS132へ移行する。ここで保留データエリアER21からカウンタMC1の値を検出し、ステップS133でRAM53の優先処理フラグをオン状態に設定する。この優先処理フラグは電源が投入された場合にオフ状態に初期設定されるものであり、CPU51はステップS133で優先処理フラグをオン状態に設定した場合にはステップS137へ移行する。
CPU51はステップS131で保留データエリアER21にカウンタMC1の値が記録されていないと判断すると、ステップS134で保留データエリアER11にカウンタMC1の値が記録されているか否かを判断する。この保留データエリアER11は遊技球が上特別図柄始動口25に入賞した場合にカウンタMC1の値の検出結果が記録される領域であり、CPU51はステップS134で保留データエリアER11にカウンタMC1の値が記録されていないと判断した場合には大当り判定処理を終える。
CPU51はステップS134で保留データエリアER11にカウンタMC1の値が記録されていると判断すると、ステップS135で保留データエリアER11からカウンタMC1の値を検出する。そして、ステップS136で優先処理フラグをオフ状態に設定し、ステップS137へ移行する。即ち、保留データエリアER11および保留データエリアER21のそれぞれにカウンタMC1の値が記録されている場合には保留データエリアER21のカウンタMC1の値を利用して大当り判定処理が行われ、保留データエリアER11にカウンタMC1の値が記録されておらずに保留データエリアER21にカウンタMC1の値が記録されている場合には保留データエリアER21のカウンタMC1の値を利用して大当り判定処理が行われ、保留データエリアER21にカウンタMC1の値が記録されておらずに保留データエリアER11にカウンタMC1の値が記録されている場合には保留データエリアER11のカウンタMC1の値を利用して大当り判定処理が行われる。
CPU51はステップS137へ移行すると、カウンタMC1の値の検出結果が大当り値(77)であるか否かを判断する。この大当り値はROM52に予め記録されたものであり、CPU51はステップS137でカウンタMC1の値の検出結果が大当り値であると判断した場合にはステップS138で大当りフラグをオン状態に設定する。この大当りフラグは電源が投入された場合にオフ状態に初期設定されるものであり、CPU51はステップS138で大当りフラグをオン状態に設定した場合にはステップS139の大当り図柄設定処理へ移行する。このステップS139の大当り図柄設定処理は大当り図柄を大当り図柄1および大当り図柄2のいずれかに設定するものであり、CPU51はステップS139の大当り図柄設定処理を終えた場合にはステップS142へ移行する。
CPU51はステップS137でカウンタMC1の値の検出結果が大当り値でないと判断すると、ステップS140で大当りフラグをオフ状態に設定する。そして、ステップS141で特別図柄を外れ図柄に設定し、ステップS142へ移行する。
CPU51はステップS142へ移行すると、図柄コマンドを設定する。この図柄コマンドは特別図柄の設定結果を演出制御回路70に通知するものであり、特別図柄の設定結果が外れ図柄である場合に図柄コマンド0が設定され、特別図柄の設定結果が大当り図柄1である場合に図柄コマンド1が設定され、特別図柄の設定結果が大当り図柄2である場合に図柄コマンド2が設定される。
CPU51はステップS142で図柄コマンドを設定すると、ステップS143で図柄コマンドの設定結果を演出制御回路70に送信し、ステップS144で演出制御回路70に変動開始コマンドを送信する。そして、ステップS145でRAM53のタイマMT1の値に変動表示時間(10×1000msec)を設定し、ステップS146の時短モード解除処理へ移行する。この時短モード解除処理を終えた場合にはステップS147で優先処理フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。ここで優先処理フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS148のカウンタ処理2を経てステップS150で特別図柄プロセスフラグの値に(1)を設定し、優先処理フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS149のカウンタ処理3を経てステップS150で特別図柄プロセスフラグの値に(1)を設定する。
図16はステップS139の大当り図柄設定処理であり、CPU51はステップS161で時短フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。ここで時短フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS162へ移行し、優先処理フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。ここで優先処理フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS163で特別図柄を大当り図柄1に設定し、優先処理フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS164で特別図柄を大当り図柄2に設定する。即ち、時短フラグのオフ状態では遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞したことで大当りと判定された場合に大当り図柄1が設定され、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞したことで大当りと判定された場合に大当り図柄2が設定される。
CPU51はステップS161で時短フラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS165で優先処理フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで優先処理フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS166で特別図柄を大当り図柄1に設定し、優先処理フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS167で特別図柄を大当り図柄2に設定する。即ち、時短フラグのオン状態では遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞したことで大当りと判定された場合に大当り図柄2が設定され、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞したことで大当りと判定された場合に大当り図柄1が設定される。
図17はステップS146の時短モード解除処理であり、CPU51はステップS171でカウンタMN5の値が時短解除値(0)に比べて大きいか否かを判断する。ここでカウンタMN5の値が時短解除値以下であると判断した場合には時短モード解除処理を終え、カウンタMN5の値が時短解除値に比べて大きいと判断した場合にはステップS172でカウンタMN5の値から一定値(1)を減算する。
CPU51はステップS172でカウンタMN5の値を減算すると、ステップS173でカウンタMN5の値の減算結果が時短解除値に到達しているか否かを判断する。ここでカウンタMN5の値が時短解除値に到達していないと判断した場合には時短モード解除処理を終え、カウンタMN5の値が時短解除値に到達していると判断した場合にはステップS174で時短フラグをオフ状態に設定する。即ち、時短フラグは時短フラグのオン状態で大当りと判定されることなくカウンタMN5の値の初期設定結果に応じた回数の大当り判定処理が行われた場合にオフ状態に設定される。
図18はステップS148のカウンタ消去処理2であり、CPU51はステップS181で保留データエリアER11からカウンタMC1の値を消去し、ステップS182でカウンタMN1の値が(2)であるか否かを判断する。ここでカウンタMN1の値が(2)でないと判断した場合にはステップS184へ移行し、カウンタMN1の値が(2)であると判断した場合にはステップS183へ移行する。ここで保留データエリアER12のカウンタMC1の値を保留データエリアER11にシフトし、ステップS191へ移行する。
CPU51はステップS184へ移行すると、カウンタMN1の値が(3)であるか否かを判断する。ここでカウンタMN1の値が(3)でないと判断した場合にはステップS187へ移行し、カウンタMN1の値が(3)であると判断した場合にはステップS185へ移行する。ここで保留データエリアER12のカウンタMC1の値を保留データエリアER11にシフトし、ステップS186で保留データエリアER13のカウンタMC1の値を保留データエリアER12にシフトし、ステップS191へ移行する。
CPU51はステップS187へ移行すると、カウンタMN1の値が(4)であるか否かを判断する。ここでカウンタMN1の値が(4)でないと判断した場合にはステップS191へ移行し、カウンタMN1の値が(4)であると判断した場合にはステップS188で保留データエリアER12のカウンタMC1の値を保留データエリアER11にシフトする。そして、ステップS189で保留データエリアER13のカウンタMC1の値を保留データエリアER12にシフトし、ステップS190で保留データエリアER14のカウンタMC1の値を保留データエリアER13にシフトし、ステップS191へ移行する。
CPU51はステップS191へ移行すると、カウンタMN1の値から一定値(1)を減算する。そして、ステップS192でカウンタMN3の値から一定値(1)を減算し、ステップS193でカウンタMN3の値の減算結果に応じて保留コマンドを設定する。この保留コマンドはカウンタMN3の値の減算結果を演出制御回路70に通知するものであり、CPU51はステップS193で保留コマンドを設定した場合にはステップS194で保留コマンドの設定結果を演出制御回路70に送信する。
図19はステップS149のカウンタ消去処理3であり、CPU51はステップS201で保留データエリアER21からカウンタMC1の値を消去し、ステップS202でカウンタMN2の値が(2)であるか否かを判断する。ここでカウンタMN2の値が(2)でないと判断した場合にはステップS204へ移行し、カウンタMN2の値が(2)であると判断した場合にはステップS203へ移行する。ここで保留データエリアER22のカウンタMC1の値を保留データエリアER21にシフトし、ステップS211へ移行する。
CPU51はステップS204へ移行すると、カウンタMN2の値が(3)であるか否かを判断する。ここでカウンタMN2の値が(3)でないと判断した場合にはステップS207へ移行し、カウンタMN2の値が(3)であると判断した場合にはステップS205へ移行する。ここで保留データエリアER22のカウンタMC2の値を保留データエリアER21にシフトし、ステップS206で保留データエリアER23のカウンタMC1の値を保留データエリアER22にシフトし、ステップS211へ移行する。
CPU51はステップS207へ移行すると、カウンタMN2の値が(4)であるか否かを判断する。ここでカウンタMN2の値が(4)でないと判断した場合にはステップS211へ移行し、カウンタMN2の値が(4)であると判断した場合にはステップS208で保留データエリアER22のカウンタMC1の値を保留データエリアER21にシフトする。そして、ステップS209で保留データエリアER23のカウンタMC1の値を保留データエリアER22にシフトし、ステップS210で保留データエリアER24のカウンタMC1の値を保留データエリアER23にシフトし、ステップS211へ移行する。
CPU51はステップS211へ移行すると、カウンタMN2の値から一定値(1)を減算する。そして、ステップS212でカウンタMN3の値から一定値(1)を減算し、ステップS213でカウンタMN3の値の減算結果に応じて保留コマンドを設定し、ステップS214で保留コマンドの設定結果を演出制御回路70に送信する。
[1−6−2]特別図柄表示処理
図20はステップS122の特別図柄表示処理である。この特別図柄表示処理は特別図柄プロセスフラグの値が(1)に設定されている場合に行われるものであり、CPU51はステップS221でタイマMT1の値から一定値(4)を減算し、ステップS222でタイマMT1の値の減算結果が限度値(0)に到達したか否かを判断する。ここでタイマMT1の値の減算結果が限度値に到達していないと判断した場合には特別図柄表示処理を終え、タイマMT1の値の減算結果が限度値に到達していると判断した場合にはステップS223へ移行する。
[1−6−2]特別図柄表示処理
図20はステップS122の特別図柄表示処理である。この特別図柄表示処理は特別図柄プロセスフラグの値が(1)に設定されている場合に行われるものであり、CPU51はステップS221でタイマMT1の値から一定値(4)を減算し、ステップS222でタイマMT1の値の減算結果が限度値(0)に到達したか否かを判断する。ここでタイマMT1の値の減算結果が限度値に到達していないと判断した場合には特別図柄表示処理を終え、タイマMT1の値の減算結果が限度値に到達していると判断した場合にはステップS223へ移行する。
CPU51はステップS223へ移行すると、優先処理フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。ここで優先処理フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS224で上特別図柄表示器39に特別図柄の設定結果を表示し、ステップS227で演出制御回路70に変動停止コマンドを送信する。即ち、遊技球が上特別図柄始動口25に入賞したことで大当りと判定された場合には上特別図柄表示器39に大当り図柄1または大当り図柄2が表示され、遊技球が上特別図柄始動口25に入賞したことで外れと判定された場合には上特別図柄表示器39に外れ図柄が表示される。
CPU51はステップS223で優先処理フラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS225で下特別図柄表示器40に特別図柄の設定結果を表示する。そして、ステップS226で優先処理フラグをオフ状態に設定し、ステップS227で演出制御回路70に変動停止コマンドを送信する。即ち、遊技球が下特別図柄始動口27に入賞したことで大当りと判定された場合には下特別図柄表示器40に大当り図柄1または大当り図柄2が表示され、遊技球が下特別図柄始動口27に入賞したことで外れと判定された場合には下特別図柄表示器40に外れ図柄が表示される。
CPU51はステップS227で変動停止コマンドを送信すると、ステップS228で大当りフラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで大当りフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS229で特別図柄の設定結果を消去し、ステップS230で特別図柄プロセスフラグの値に(0)を設定する。
CPU51はステップS228で大当りフラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS231で大当りフラグをオフ状態に設定する。そして、ステップS232で時短フラグをオフ状態に設定することで時短モードをオフ状態に設定し、ステップS233で特別図柄プロセスフラグの値に(2)を設定する。
[1−6−3]大当り遊技処理
図21はステップS123の大当り遊技処理である。この大当り遊技処理は特別図柄プロセスフラグの値が(2)に設定されている場合に行われるものであり、CPU51はステップS241の大当りラウンド処理で特別入賞口34を開閉する。この特別入賞口34は特別入賞口34の開放状態で遊技球の特別入賞口34に対する入賞個数が限度値(10)に到達または特別入賞口34の開放時間が限度値(30×1000msec)に到達した場合に閉鎖状態とされるものであり、特別入賞口34が開放状態にされてから閉鎖状態とされるまでを大当りラウンドと称する。この大当りラウンドは一定回数(15回)だけ繰返されるものであり、CPU51は1回目の大当りラウンドを開始するときに演出制御回路70に大当り遊技開始コマンドを送信する。
[1−6−3]大当り遊技処理
図21はステップS123の大当り遊技処理である。この大当り遊技処理は特別図柄プロセスフラグの値が(2)に設定されている場合に行われるものであり、CPU51はステップS241の大当りラウンド処理で特別入賞口34を開閉する。この特別入賞口34は特別入賞口34の開放状態で遊技球の特別入賞口34に対する入賞個数が限度値(10)に到達または特別入賞口34の開放時間が限度値(30×1000msec)に到達した場合に閉鎖状態とされるものであり、特別入賞口34が開放状態にされてから閉鎖状態とされるまでを大当りラウンドと称する。この大当りラウンドは一定回数(15回)だけ繰返されるものであり、CPU51は1回目の大当りラウンドを開始するときに演出制御回路70に大当り遊技開始コマンドを送信する。
CPU51はステップS241の大当りラウンドを終えると、ステップS242で最終回の大当りラウンドが終了したか否かを判断する。ここで最終回の大当りラウンドが終了していないと判断した場合には大当り遊技処理を終え、最終回の大当りラウンドが終了したと判断した場合にはステップS243で特別図柄の設定結果を検出する。
CPU51はステップS243で特別図柄の設定結果を検出すると、ステップS244で特別図柄の検出結果が大当り図柄1であるか否かを判断する。ここで特別図柄の検出結果が大当り図柄1であると判断した場合にはステップS245でカウンタMN5の値に時短継続回数1(50)を設定し、特別図柄の検出結果が大当り図柄2であると判断した場合にはステップS246でカウンタMN5の値に時短継続回数2(100)を設定する。これら時短継続回数1および時短継続回数2のそれぞれはROM52に予め記録されたものであり、CPU51はステップS245またはステップS246でカウンタMN5の値を設定した場合にはステップS247で時短フラグをオン状態に設定することで時短モードをオン状態に設定する。
CPU51はステップS247で時短フラグをオン状態に設定すると、ステップS248で特別図柄の設定結果を消去する。そして、ステップS249で演出制御回路70に大当り遊技停止コマンドを送信し、ステップS250で特別図柄プロセスフラグの値に(0)を設定する。
図22の(a)は時短フラグのオフ状態での保留データエリアの一般的な記録状態である。この時短フラグのオフ状態では遊技球が普通図柄始動口23内を通過することで当りであると(32/33)の確率で判定され、当りであると判定された場合には当り遊技で下特別図柄始動口27が極短時間だけ開放状態となる。従って、遊技球が下特別図柄始動口27に入賞し難く、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで保留データエリアER11〜ER14にカウンタMC1の値が記録される。この時短フラグのオフ状態で保留データエリアER11のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合には大当り図柄1が設定され、大当り図柄1が設定された場合には大当り遊技が終了する場合に時短フラグがオン状態に設定されると共にカウンタMN5の値に時短継続回数1(50)が設定される。
図22の(a)は大当りと判定されたことで時短フラグがオン状態に設定された大当り遊技の直後の保留データエリアの一般的な記録状態でもある。この時短フラグのオン状態では保留データエリアER11のカウンタMC1の値に応じて大当りであるか否かが判定され、大当りと判定された場合には大当り図柄2が設定されることでカウンタMN5の値に時短継続回数2(100)が設定される。
図22の(b)は時短フラグのオフ状態で遊技球が下特別図柄始動口27に偶然に入賞した場合の保留データエリアの記録状態である。この時短フラグのオフ状態で遊技球が偶然に下特別図柄始動口27内に入賞したことで保留データエリアER21のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合には大当り図柄2が設定され、大当り図柄2が設定された場合には大当り遊技が終了する場合に時短フラグがオン状態に設定されると共にカウンタMN5の値に時短継続回数2(100)が設定される。
図22の(c)は時短フラグのオン状態での保留データエリアの一般的な記録状態である。この時短フラグのオン状態では遊技球が普通図柄始動口23内を通過することで当りであると(32/33)の確率で判定され、当りであると判定された場合には当り遊技で下特別図柄始動口27が長時間だけ開放状態となる。従って、遊技球が上特別図柄始動口25および下特別図柄始動口27のそれぞれに入賞するので、保留データエリアER11〜ER14および保留データエリアER21〜ER24のそれぞれにカウンタMC1の値が記録される。この保留データエリアER21にカウンタMC1の値が記録されている場合には保留データエリアER21のカウンタMC1の値に応じて大当りであるか否かが判定され、保留データエリアER21のカウンタMC1の値に応じて大当りであると判定された場合には大当り図柄1が設定されると共にカウンタMN5の値に時短継続回数1(50)が設定される。
図22の(c)はカウンタMN5の値が(0)に減算されたことで時短フラグがオン状態からオフ状態に設定された直後の保留データエリアの一般的な記録状態でもある。この時短フラグのオフ状態では保留データエリアER11〜ER14および保留データエリアER21〜ER24のそれぞれにカウンタMC1の値が記録されており、保留データエリアER21のカウンタMC1の値に応じて大当りであるか否かが判定され、保留データエリアER21のカウンタMC1の値に応じて大当りであると判定された場合には大当り図柄2が設定されることで時短継続回数2が設定される。
図22の(d)は時短フラグのオン状態で遊技球の下特別図柄始動口27に対する入賞が途絶えた場合の保留データエリアの一般的な記録状態である。この時短フラグのオン状態で遊技球の下特別図柄始動口27に対する入賞が途絶えた場合には保留データエリアER11のカウンタMC1の値に応じて大当りであるか否かが判定され、保留データエリアER11のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合には大当り図柄2が設定されることで時短継続回数2が設定される。
*演出制御回路70の処理内容
[2]メイン処理
図23のメイン処理は演出制御回路70のCPU71が電源が投入された場合に実行するものであり、CPU71はステップS301の電源投入処理でRAM73を初期設定し、ステップS302のカウンタ更新処理を繰返す。このカウンタ更新処理はRAM73のカウンタSC1とカウンタSC2とカウンタSC3のそれぞれの値を一定値(1)だけ更新するものである。カウンタSC1の値はステップS301で下限値(0)に初期設定されるものであり、ステップS302では下限値(0)から上限値(249)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。カウンタSC2の値はステップS301で下限値(0)に初期設定されるものであり、ステップS302では下限値(0)から上限値(162)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。カウンタSC3の値はステップS301で下限値(0)に初期設定されるものであり、ステップS302では下限値(0)から上限値(72)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。
[3]外部割込み処理
演出制御回路70のCPU71はメイン制御回路50から保留コマンドと図柄コマンドと変動開始コマンドと変動停止コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドのそれぞれが送信されることで外部割込み処理を起動する。このCPU71は外部割込み処理を起動した場合には割込み禁止状態となり、保留コマンド〜大当り遊技停止コマンドのそれぞれを外部割込み処理でRAM73に記録した後に割込み禁止状態を解除する。
[4]タイマ割込み処理
図24は演出制御回路70のCPU71が実行するタイマ割込み処理であり、CPU71はステップS311の保留コマンド処理とステップS312の装飾図柄遊技処理とステップS313の大当り遊技演出処理のそれぞれへ順に移行する。このタイマ割込み処理はタイマ割込みの発生する10msec毎に起動するものであり、メイン処理はタイマ割込み処理が起動する毎に中断され、タイマ割込み処理が終了する毎に再開される。
[4−1]保留コマンド処理
図25はステップS311の保留コマンド処理であり、CPU71はステップS321でRAM73に保留コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM73に保留コマンドが記録されていないと判断した場合には保留コマンド処理を終え、RAM73に保留コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS322でRAM73から保留コマンドを検出する。
*演出制御回路70の処理内容
[2]メイン処理
図23のメイン処理は演出制御回路70のCPU71が電源が投入された場合に実行するものであり、CPU71はステップS301の電源投入処理でRAM73を初期設定し、ステップS302のカウンタ更新処理を繰返す。このカウンタ更新処理はRAM73のカウンタSC1とカウンタSC2とカウンタSC3のそれぞれの値を一定値(1)だけ更新するものである。カウンタSC1の値はステップS301で下限値(0)に初期設定されるものであり、ステップS302では下限値(0)から上限値(249)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。カウンタSC2の値はステップS301で下限値(0)に初期設定されるものであり、ステップS302では下限値(0)から上限値(162)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。カウンタSC3の値はステップS301で下限値(0)に初期設定されるものであり、ステップS302では下限値(0)から上限値(72)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。
[3]外部割込み処理
演出制御回路70のCPU71はメイン制御回路50から保留コマンドと図柄コマンドと変動開始コマンドと変動停止コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドのそれぞれが送信されることで外部割込み処理を起動する。このCPU71は外部割込み処理を起動した場合には割込み禁止状態となり、保留コマンド〜大当り遊技停止コマンドのそれぞれを外部割込み処理でRAM73に記録した後に割込み禁止状態を解除する。
[4]タイマ割込み処理
図24は演出制御回路70のCPU71が実行するタイマ割込み処理であり、CPU71はステップS311の保留コマンド処理とステップS312の装飾図柄遊技処理とステップS313の大当り遊技演出処理のそれぞれへ順に移行する。このタイマ割込み処理はタイマ割込みの発生する10msec毎に起動するものであり、メイン処理はタイマ割込み処理が起動する毎に中断され、タイマ割込み処理が終了する毎に再開される。
[4−1]保留コマンド処理
図25はステップS311の保留コマンド処理であり、CPU71はステップS321でRAM73に保留コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM73に保留コマンドが記録されていないと判断した場合には保留コマンド処理を終え、RAM73に保留コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS322でRAM73から保留コマンドを検出する。
CPU71はステップS322で保留コマンドを検出すると、ステップS323で保留コマンドの検出結果に応じた保留表示コマンドを設定する。この保留表示コマンドは保留コマンドの検出結果に応じた数の保留絵柄45を保留領域44内に表示することを指令するものであり、CPU71はステップS323で保留表示コマンドを設定した場合にはステップS324で表示制御回路80に保留表示コマンドの設定結果を送信し、ステップS325でRAM73から保留コマンドを消去する。この表示制御回路80は保留表示コマンドを受信した場合には装飾図柄表示器43の保留領域44内に保留表示コマンドの受信結果に応じた数の保留絵柄45を表示する。
[4−2]装飾図柄遊技処理
図26はステップS312の装飾図柄遊技処理であり、演出制御回路70のCPU71はステップS331でRAM73に変動開始コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM73に変動開始コマンドが記録されていないと判断した場合にはステップS340へ移行し、RAM73に変動開始コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS332でRAM73から変動開始コマンドを消去する。そして、ステップS333でRAM73から図柄コマンドを検出し、ステップS334で図柄コマンドの検出結果が図柄コマンド0(外れ図柄)であるか否かを判断する。
[4−2]装飾図柄遊技処理
図26はステップS312の装飾図柄遊技処理であり、演出制御回路70のCPU71はステップS331でRAM73に変動開始コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM73に変動開始コマンドが記録されていないと判断した場合にはステップS340へ移行し、RAM73に変動開始コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS332でRAM73から変動開始コマンドを消去する。そして、ステップS333でRAM73から図柄コマンドを検出し、ステップS334で図柄コマンドの検出結果が図柄コマンド0(外れ図柄)であるか否かを判断する。
CPU71はステップS334で図柄コマンドの検出結果が図柄コマンド0であると判断すると、ステップS335の外れ図柄設定処理へ移行する。この外れ図柄設定処理は装飾図柄を外れの組合せに設定するものであり、CPU71はRAM73からカウンタSC1とSC2とSC3のそれぞれの値の更新結果を検出する。そして、(1)〜(8)の8つの図柄要素のうちからカウンタSC1の値の検出結果に応じた1つを選択し、左列の図柄要素を図柄要素の選択結果に設定する。次に(1)〜(8)の8つの図柄要素のうちからカウンタSC2の値の検出結果に応じた1つを選択し、右列の図柄要素を図柄要素の選択結果に設定する。最後に(1)〜(8)の8つの図柄要素のうち左列の図柄要素の設定結果を除いた7つのうちからカウンタSC3の値の検出結果に応じた1つを選択し、中列の図柄要素を図柄要素の選択結果に設定することで装飾図柄を外れの組合せに設定する。
CPU71はステップS334で図柄コマンドの検出結果が図柄コマンド1または図柄コマンド2であると判断すると、ステップS336の大当り図柄設定処理へ移行する。この大当り図柄設定処理は装飾図柄を大当りの組合せに設定するものであり、CPU71はRAM73からカウンタSC1の値の更新結果を検出する。そして、(1)〜(8)の8つの図柄要素のうちからカウンタSC1の値の検出結果に応じた1つを選択し、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを図柄要素の選択結果に設定することで装飾図柄を大当りの組合せに設定する。
CPU71はステップS335またはステップS336で装飾図柄の組合せを設定すると、ステップS337でRAM73から図柄コマンドを消去する。そして、ステップS338で表示制御回路80に左列の図柄要素の設定結果と中列の図柄要素の設定結果と右列の図柄要素の設定結果のそれぞれを送信する。この表示制御回路80は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの送信結果を受信した場合にはVRAMに記録する。
CPU71はステップS338で表示制御回路80に左列の図柄要素の設定結果〜右列の図柄要素の設定結果を送信すると、ステップS339で表示制御回路80に装飾図柄遊技開始コマンドを送信し、ステップS340へ移行する。この表示制御回路80のVDPは装飾図柄遊技開始コマンドを受信した場合に装飾図柄表示器43に装飾図柄遊技の映像を表示開始する。この装飾図柄遊技の映像は図柄要素を左列と中列と右列の横3列に変動状態で表示開始するものであり(図27のa参照)、VDPは図柄要素を横3列に変動状態で表示開始した場合には左列の図柄要素をVRAMの左列の図柄要素の設定結果で変動停止状態とし(図27のb参照)、左列の図柄要素を変動停止状態とした場合には右列の図柄要素をVRAMの右列の図柄要素の設定結果で変動停止状態とする(図27のc参照)。
CPU71はステップS340へ移行すると、RAM73に変動停止コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM73に変動停止コマンドが記録されていないと判断した場合には装飾図柄遊技処理を終え、RAM73に変動停止コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS341へ移行する。ここでRAM73から変動停止コマンドを消去し、ステップS342で表示制御回路80に装飾図柄遊技停止コマンドを送信する。この表示制御回路80のVDPは装飾図柄遊技停止コマンドを受信した場合には中列の図柄要素をVRAMの中列の図柄要素の設定結果で変動停止状態とすることで装飾図柄遊技の映像を表示停止する(図27のd参照)。即ち、大当りと判定された場合には装飾図柄遊技の映像で横3列の図柄要素が大当りの組合せとなり、外れと判定された場合には外れの組合せとなる。
[4−3]大当り遊技演出処理
図24のステップS313の大当り遊技演出処理はRAM73に大当り遊技開始コマンドおよび大当り遊技停止コマンドのそれぞれが記録されているか否かを判断するものであり、CPU71はRAM73に大当り遊技開始コマンドが記録されていると判断した場合にはRAM73から大当り遊技開始コマンドを消去し、表示制御回路80に大当り遊技演出開始コマンドを送信する。このCPU71はRAM73に大当り遊技停止コマンドが記録されていると判断した場合にはRAM73から大当り遊技停止コマンドを消去し、表示制御回路80に大当り遊技演出停止コマンドを送信する。
[4−3]大当り遊技演出処理
図24のステップS313の大当り遊技演出処理はRAM73に大当り遊技開始コマンドおよび大当り遊技停止コマンドのそれぞれが記録されているか否かを判断するものであり、CPU71はRAM73に大当り遊技開始コマンドが記録されていると判断した場合にはRAM73から大当り遊技開始コマンドを消去し、表示制御回路80に大当り遊技演出開始コマンドを送信する。このCPU71はRAM73に大当り遊技停止コマンドが記録されていると判断した場合にはRAM73から大当り遊技停止コマンドを消去し、表示制御回路80に大当り遊技演出停止コマンドを送信する。
表示制御回路80のVDPは大当り遊技演出開始コマンドを受信すると、VROMから大当り遊技演出用のビデオデータを検出する。このビデオデータはVROMに予め記録されたものであり、VDPはビデオデータを検出した場合にはビデオデータの検出結果を再生開始することで装飾図柄表示器43に大当り遊技演出用の映像を表示開始する。このVDPは大当り遊技演出停止コマンドを受信した場合にはビデオデータの検出結果を再生停止し、大当り遊技演出用の映像を表示停止する。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
時短フラグのオフ状態で保留データエリアER11のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合にはカウンタMN5の値に時短継続回数1(50)を初期設定し、保留データエリアER21のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合にはカウンタMN5の値に時短継続回数2(100)を初期設定した。この時短フラグのオフ状態では下特別図柄始動口27に遊技球が入賞することが困難である。従って、保留データエリアER21のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定される確率が低いものの、保留データエリアER21のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合には時短フラグのオン状態が長く継続する特典が遊技者に与えられる。
時短フラグのオフ状態で保留データエリアER11のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合にはカウンタMN5の値に時短継続回数1(50)を初期設定し、保留データエリアER21のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合にはカウンタMN5の値に時短継続回数2(100)を初期設定した。この時短フラグのオフ状態では下特別図柄始動口27に遊技球が入賞することが困難である。従って、保留データエリアER21のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定される確率が低いものの、保留データエリアER21のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合には時短フラグのオン状態が長く継続する特典が遊技者に与えられる。
時短フラグのオン状態で保留データエリアER21のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合にはカウンタMN5の値に時短継続回数1(50)を初期設定し、保留データエリアER11のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合にはカウンタMN5の値に時短継続回数2(100)を初期設定した。この時短フラグのオン状態では下特別図柄始動口27に遊技球が高頻度で入賞することで保留データエリアER21かカウンタMC1の値がなくなる確率が低い。従って、保留データエリアER11のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定される確率が低いものの、保留データエリアER11のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合には時短フラグのオン状態が長く継続する特典が遊技者に与えられる。
上記実施例1においては、時短フラグのオフ状態で保留データエリアER21のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合には時短フラグのオフ状態で保留データエリアER11のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合および時短フラグのオン状態で保留データエリアER21のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合のそれぞれに比べて大当りラウンドの継続回数を長く設定し、時短フラグのオン状態で保留データエリアER11のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合にも時短フラグのオフ状態で保留データエリアER11のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合および時短フラグのオン状態で保留データエリアER21のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合のそれぞれに比べて大当りラウンドの継続回数を長く設定しても良い。
上記実施例1においては、時短フラグのオフ状態で保留データエリアER21のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合には時短フラグのオフ状態で保留データエリアER11のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合および時短フラグのオン状態で保留データエリアER21のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合のそれぞれに比べて高確率モードのオン状態の継続回数を長く設定し、時短フラグのオン状態で保留データエリアER11のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合にも時短フラグのオフ状態で保留データエリアER11のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合および時短フラグのオン状態で保留データエリアER21のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合のそれぞれに比べて高確率モードのオン状態の継続回数を長く設定しても良い。この高確率モードは保留データエリアER11のカウンタMC1の値および保留データエリアER21のカウンタMC1の値のそれぞれに応じて大当りと共通の高い確率で判定するモードである。
上記実施例1においては、メイン制御回路50が大当りと判定した場合に100%未満の予め決められた確率で時短フラグをオン状態に設定すると判定しても良い。
上記実施例1においては、次の1)〜3)の1以上の構成で下特別図柄始動口27の状態を制御しても良い。
1)時短フラグのオン状態ではオフ状態に比べて当りと高い確率で判定することで下特別図柄始動口27が開放状態となる確率を高める。
2)時短フラグのオン状態ではオフ状態に比べて当り遊技時間を長く設定することで下特別図柄始動口27が開放状態となる時間を長くする。
3)時短フラグのオン状態ではオフ状態に比べて普通図柄遊技時間を短く設定することで下特別図柄始動口27が閉鎖状態から開放状態となるまでの待ち時間を短くする。
上記実施例1においては、次の1)〜3)の1以上の構成で下特別図柄始動口27の状態を制御しても良い。
1)時短フラグのオン状態ではオフ状態に比べて当りと高い確率で判定することで下特別図柄始動口27が開放状態となる確率を高める。
2)時短フラグのオン状態ではオフ状態に比べて当り遊技時間を長く設定することで下特別図柄始動口27が開放状態となる時間を長くする。
3)時短フラグのオン状態ではオフ状態に比べて普通図柄遊技時間を短く設定することで下特別図柄始動口27が閉鎖状態から開放状態となるまでの待ち時間を短くする。
上記実施例1においては、両羽根板28のそれぞれの閉鎖状態で上特別図柄始動口25および両羽根板28相互間を遊技球が左右方向へ通過可能となるように下特別図柄始動口27を配置し、両羽根板28のそれぞれの閉鎖状態で下特別図柄始動口27内に両羽根板28相互間の隙間から遊技球が入賞することを許容しても良い。即ち、下特別図柄始動口27を遊技球が入球容易な状態および入球困難な状態相互間で切換えても良い。
上記実施例1においては、時短フラグのオフ状態で保留データエリアER21のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合にはカウンタMN5の値を(150)に設定し、時短フラグのオン状態で保留データエリアER11のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合にはカウンタMN5の値を(100)に設定し、時短フラグのオフ状態で保留データエリアER11のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合および時短フラグのオン状態で保留データエリアER21のカウンタMC1の値に応じて大当りと判定された場合のそれぞれにはカウンタMN5の値を(50)に設定しても良い。
16は遊技盤、23は普通図柄始動口、25は上特別図柄始動口(第1の特別図柄始動口)、27は下特別図柄始動口(第2の特別図柄始動口)、34は特別入賞口(特別入球口)、43は装飾図柄表示器(表示器)、50はメイン制御回路(遊技データ検出手段,メモリ,遊技データ記録手段,大当り判定手段,遊技データ消去手段,サポートモード設定手段,サポートモード解除手段)である。
Claims (1)
- 遊技盤に設けられ、遊技球が入球可能な第1の特別図柄始動口と、
前記遊技盤に設けられ、遊技球が入球可能な普通図柄始動口と、
前記遊技盤に設けられ、遊技球が入球可能な状態および入球不能な状態相互間または遊技球が入球容易な状態および入球困難な状態相互間で切換えられるものであってサポートモードのオン状態で遊技球が前記普通図柄始動口に入球した場合にはサポートモードのオフ状態で遊技球が前記普通図柄始動口に入球した場合に比べて数多くの遊技球が入球することが可能となるように状態が制御される第2の特別図柄始動口と、
遊技球が前記第1の特別図柄始動口に入球した場合および前記第2の特別図柄始動口に入球した場合のそれぞれに遊技データを検出する遊技データ検出手段と、
遊技データの検出結果が記録される第1の領域および第2の領域を有するメモリと、
遊技球が前記第1の特別図柄始動口に入球したことで遊技データが検出された場合に当該遊技データの検出結果を前記メモリの第1の領域に記録するものであって、遊技球が前記第2の特別図柄始動口に入球したことで遊技データが検出された場合には当該遊技データの検出結果を前記メモリの第2の領域に記録する遊技データ記録手段と、
前記メモリの第2の領域に遊技データが記録されている場合には前記メモリの第2の領域から最も古い1つの遊技データを検出し、前記メモリの第2の領域に遊技データが記録されておらずに前記メモリの第1の領域に遊技データが記録されている場合には前記メモリの第1の領域から最も古い1つの遊技データを検出するものであって、前記メモリの第1の領域または第2の領域から1つの遊技データを検出した場合に当該遊技データの検出結果に応じて大当りであるか否かを判定する大当り判定手段と、
前記遊技盤に設けられ、大当りであるか否かの判定結果を遊技者に報知する図柄遊技の映像が表示される表示器と、
前記遊技盤に設けられ、遊技球が入球可能な開放状態および入球不能な閉鎖状態相互間で切換えられるものであって大当りと判定された場合に開放状態にされる特別入球口と、
大当りであるか否かが判定された場合に前記メモリの第1の領域または第2の領域内から大当りであるか否かを判定することに使用された最も古い1つの遊技データを消去する遊技データ消去手段と、
大当りと判定された場合に予め決められた確率でサポートモードをオン状態に設定するものであって、サポートモードをオン状態に設定する場合には継続回数の値を初期設定するサポートモード設定手段と、
サポートモードのオン状態で大当りであるか否かが判定される毎に継続回数の値を一定値だけ更新するものであって、継続回数の値の更新結果が予め決められた限度に到達した場合にサポートモードをオフ状態に設定するサポートモード解除手段を備え、
前記サポートモード設定手段は、
サポートモードのオフ状態で前記メモリの第2の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合にはサポートモードのオフ状態で前記メモリの第1の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合およびサポートモードのオン状態で前記メモリの第2の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合のそれぞれに比べて継続回数の値を大きな値に初期設定するものであって、サポートモードのオン状態で前記メモリの第1の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合にもサポートモードのオフ状態で前記メモリの第1の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合およびサポートモードのオン状態で前記メモリの第2の領域の遊技データに応じて大当りと判定された場合のそれぞれに比べて継続回数の値を大きな値に初期設定することを特徴とするパチンコ遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011214504A JP2013070957A (ja) | 2011-09-29 | 2011-09-29 | パチンコ遊技機 |
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JP2021041063A (ja) * | 2019-09-13 | 2021-03-18 | サミー株式会社 | 遊技機 |
Citations (3)
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JP2007325784A (ja) * | 2006-06-08 | 2007-12-20 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2010063668A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-03-25 | Abilit Corp | 弾球遊技機 |
JP2010172636A (ja) * | 2009-02-02 | 2010-08-12 | Takao Co Ltd | 弾球遊技機 |
-
2011
- 2011-09-29 JP JP2011214504A patent/JP2013070957A/ja active Pending
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